JP4652839B2 - テ−ブル等のストッパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば移動可能なテ−ブルのストッパ装置に好適で、ストッパ操作の労力を軽減し、一様な操作で容易かつ速やかに操作できるとともに、ストッパ装置の強度を低減し構成を簡潔化して、これを安価に製作でき、しかもストッパ使用時における天板の水平状態を維持して、天板ないしテ−ブルの安定した使用状態を得られるようにした、テ−ブル等のストッパ装置に関する。
一般に移動可能なテ−ブルや椅子には、脚部にキャスタ−が取り付けられ、その移動位置の保持手段としてストッパ装置が設けられている。
例えば、折り畳みテ−ブルのストッパ装置として、キャスタ−を取り付けた脚柱の端部に、第1および第2操作ペダルを枢軸を中心に上下方向へ回動可能に支持し、かつ前記第1操作ペダルの押圧操作によって第2操作ペダルを上方へ回動可能に設け、第2操作ペダルの直下にストッパを上動可能に付勢し、かつ第2操作ペダルとストッパの頭部とを係合可能に配置し、テ−ブルの移動時は、第1操作ペダルを押圧して第2操作ペダルを上方へ回動させ、その上動変位分ストッパを同動させて、ストッパの下端部を床面から浮上させ、テ−ブルの移動拘束時は、第2操作ペダルを押圧してストッパを押し下げ、該ストッパの下端部を床面に押圧し、近接配置したキャスタ−を床面から浮上させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記ストッパ装置は、テ−ブルの移動拘束時、第2操作ペダルを押圧してストッパの下端部を床面に押圧し、近接配置したキャスタ−を床面から浮上させ、テ−ブル重量の一部をストッパで支持させているため、前記ペダル操作に大きな押圧力を要するとともに、ストッパ装置を堅牢に構成しなければならず、しかもテ−ブルの移動拘束時に天板を水平に設定しているため、テ−ブルの移動時は、天板が若干後ろ下がり状態になって、天板上の載置物の安全性に不安があった。
また、前記ストッパ装置は、操作部材として第1および第2操作ペダルを要し、部品点数が増えて構成が複雑化する上に、これらの操作に異なった姿勢を要する不都合があった
特許第2918476号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えば移動可能なテ−ブルのストッパ装置に好適で、ストッパ操作の労力を軽減し、一様な操作で容易かつ速やかに操作できるとともに、ストッパ装置の強度を低減し構成を簡潔化して、これを安価に製作でき、しかもストッパ使用時における天板の水平状態を維持して、天板ないしテ−ブルの安定した使用状態を得られるようにした、テ−ブル等のストッパ装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、キャスタ−を取り付け可能な脚柱と、該脚柱に取り付け可能な装置本体と、前記脚柱の上面に突出かつ押圧可能に設けた操作手段と、該操作手段に係合可能に設けた制御手段と、該制御手段の上下動に同動可能に取り付け、下端部が床面と接地または離間可能なストッパとを備えた、テ−ブル等のストッパ装置において、前記装置本体に前記操作手段と制御手段とを上下動可能に収容可能なカム室を設け、該カム室に複数のガイド溝とガイドカムとを交互に形成し、前記操作手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯を設け、前記制御手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯と、前記操作手段と前記ガイドカムに係脱可能な複数のドグを突設し、前記操作手段の押圧操作を介して、前記ストッパを交互に上動または下動可能にし、単一の操作手段による一様な操作によってストッパ操作を実現し、操作の容易化と迅速性を図るとともに、ストッパの上動時にストッパ機能を解除し、テ−ブルの移動を実現する一方、ストッパの下動時にストッパを機能させ、テ−ブルの安定した使用状態を得られるようにしている。
請求項2の発明は、前記操作手段の押圧操作を介して、前記制御手段を間欠回動可能にし、前記ガイドカムとドグとを交互に係脱可能して、ストッパの上動または下動を交互に得られるようにしている。
請求項3の発明は、前記ストッパの床面接地時、前記キャスタ−を床面に着地可能にし、ストッパ操作時における操作手段の操作力を軽減するとともに、ストッパ操作時にストッパ装置に掛かる負荷を軽減し、その支持強度を緩和して、ストッパ装置の安価な製作を実現するとともに、テ−ブル使用時における天板の水平度を維持し、安全な使用状態を得られるようにしている。
請求項4の発明は、前記装置本体に前記キャスタ−を取り付け可能にして、装置本体に複数部品を組み込んでユニット化し、脚柱に対する取り付けを合理化して、装置本体を簡易かつ迅速に取り付けられるようにしている。
請求項1の発明は、装置本体に前記操作手段と制御手段とを上下動可能に収容可能なカム室を設け、該カム室に複数のガイド溝とガイドカムとを交互に形成し、前記操作手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯を設け、前記制御手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯と、前記操作手段と前記ガイドカムに係脱可能な複数のドグを突設し、前記操作手段の押圧操作を介して、前記ストッパを交互に上動または下動可能にしたから、単一の操作手段による一様な操作によってストッパ操作を実現し、操作の容易化と迅速性を図れるとともに、ストッパの上動時にストッパ機能を解除し、テ−ブルの移動を実現する一方、ストッパの下動時にストッパを機能させ、テ−ブルの安定した使用状態を得られる効果がある。
請求項2の発明は、前記操作手段の押圧操作を介して、前記制御手段を間欠回動可能にし、前記ガイドカムとドグとを交互に係脱可能したから、ストッパの上動または下動を交互に実現することができる。
請求項3の発明は、前記ストッパの床面接地時、前記キャスタ−を床面に着地可能にしたから、ストッパ操作時における操作手段の操作力を軽減するとともに、ストッパ操作時にストッパ装置に掛かる負荷を軽減し、その支持強度を緩和して、ストッパ装置の安価な製作を実現することができるとともに、テ−ブル使用時における天板の水平度を維持し、安全な使用状態を得られる効果がある。
請求項4の発明は、前記装置本体に前記キャスタ−を取り付け可能にしたから、装置本体に複数部品を組み込んでユニット化し、脚柱に対する取り付けを合理化して、装置本体を簡易かつ迅速に取り付けることができる。
以下、本発明を平行スタッキング可能な折り畳みテ−ブルに適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図12において1は横長矩形の天板で、その下面の両端部に補強フレ−ム2が取り付けられている。
前記補強フレ−ム2は鋼板を略U字形断面に折曲して形成され、その一対の屈曲片2a,2a間に、ピン3を介して一対のブラケット4が回動可能に支持されている。
前記ブラケット4は、天板1の下方に配置した支持軸5の両端部周面に溶接され、該支持軸5の両端部に連結金具6が溶接されている。一方、天板1の両端部の下方に支柱7が配置され、該支柱7の上端部内側周面に継手金具8が溶接され、該継手金具8に前記連結金具6がビス止め等で連結されている。
前記支柱7は楕円形断面の鋼管で構成され、その長軸側を前後方向に配置していて、該支柱7の前方に横長矩形の幕板9が取り付けられている。
前記幕板9の上下端部にリンク10,11が設けられ、該リンク10,11を介し天板1の折り畳み動作に連動して、折り畳み可能にされている。12は補強フレ−ム2に取り付けた収容棚、13は支柱7の上端部に装着したキャップである。
前記支柱7の下端部にアルミニウム製の脚柱14が連結され、該脚柱14の前部側の中間部に位置決め突起15が成形され、支柱7の下端部に係合可能にされている。
前記位置決め突起15の内側にボルト挿通孔16が設けられ、該挿通孔16に挿入したボルト(図示略)を、支柱7の下端部に設けたネジ孔(図示略)にネジ込み可能にしている。
前記脚柱14の前端部に、キャスタ−17の取付ボルト18をねじ込み可能なネジ孔19が設けられ、その後端部に凹溝20が成形されている。前記凹溝20の前後位置に略卵形の通孔21と凹孔22とが離間して成形され、該通孔21と凹孔22の両側にネジ孔23,24が形成され、これらのネジ孔23,24にストッパ装置25が取り付けられている
前記ストッパ装置25は、その装置本体26と、該本体26に取り付け可能なキャスタ−27およびストッパ28と、本体26のカム室29に収容可能な制御手段である制御カム30と、操作手段である操作カム31と、を備えている。
このうち、装置本体26は合成樹脂によって長尺の小判形に成形され、その一端部に軸筒部32が突設され、前記凹孔22に収容可能にされている。前記軸筒部32にネジ孔33が形成され、該ネジ孔33にキャスタ−27の取付ボルト34をねじ込み可能にしている。図中、35は装置本体26の一端部に突設した脚片で、その先端部にビス孔36が形成されている。
前記装置本体26の他端部に筒状ガイド36が一体成形され、該ガイド36内に前記カム室29が形成されている。前記カム室29は円筒状に形成され、その下端部にフランジ37が内側に突設され、該フランジ37に透孔38が形成されている。
前記カム室29の上部は装置本体26に開口され、該カム室29の略上半部周面に複数のガイドカム39が等角度位置に突設され、該カム39の間にガイド溝40が成形されている。
前記ガイドカム39の断面形状は略台形に形成され、その下端部に略鋸歯スペ−ス状の切欠部41が形成され、該切欠部41に制御カム30の後述するドグを係脱可能にしている。
前記ストッパ28は合成樹脂製の円板状に形成され、その下面を床面42に接地可能にされ、その中央に合成樹脂製のストッパシャフト43を突設していて、該シャフト43を前記透孔38に上下動可能に挿入している。
前記ストッパシャフト43の上端部にネジ孔44が形成され、該ネジ孔44にビス45がねじ込まれ、該ビス45の頭部に制御カム30の軸筒部が係合可能に取り付けられている。したがって、制御カム30とストッパシャフト43とは一体に上動可能にされている
前記制御カム30は合成樹脂製の軸筒部46を有し、該軸筒部44の内部に貫通孔47が形成され、該貫通孔47に前記ストッパシャフト43が摺動可能に挿入され、該シャフト43の上端部が前記ビス45の頭部に当接可能にされている。
前記軸筒部46の下部に円板状のカム板48が一体成形され、該カム板48はガイドカム39の内面に挿入可能にされ、その周面に複数の係合歯49が等角度位置に一体成形され、該係合歯49が前記ガイド溝40に摺動可能に嵌合している。
前記係合歯49上に複数のドグ50が一体成形され、その上端部が軸筒部46の上部周面に延設されていて、その上端部にテ−パ状の係合突起51が成形されている。
前記係合突起51の外側部は前記切欠部41に係合可能にされ、該係合突起51の内側部が後述する操作カム31の係合爪と噛合可能にされている。
前記操作カム31は合成樹脂製の軸筒部52を有し、該軸筒部52の内部に凹孔53が形成され、該凹孔53に前記軸筒部46が挿入されている。前記軸筒部52の下部周面に、前記係合歯49と同形の複数の係合歯54が等角度位置に一体成形され、該係合歯54が前記ガイド溝40に摺動可能に嵌合している。
前記カム室29の上側開口部周縁に凹溝20の底部が突出して配置され、該突出部に係合歯54の上端部が係合可能に配置され、通孔21から操作カム31を抜け止めしている
前記操作カム31の下端部周面に鋸歯状の複数の係合爪55が形成され、該係合爪55が前記係合突起51と噛合可能にされ、それらの係合部のテ−パ形状は一方向に形成されていて、操作カム31に対し制御カム30を一方方向に係合かつ回動可能にしている。
前記操作カム31の上端部は略卵形の平面形状に形成され、該上端部に平面形状が略卵形の合成樹脂製のキャップ56が嵌着され、これらを前記通孔21に収容している。実施形態では操作カム31とキャップ56とを色違いの合成樹脂で構成し、ストッパ操作の有無を視覚的に確認可能にしている。
図中、57は前記ストッパ28とカム板48との間に介挿したセットスプリングで、その弾性を介してストッパ28を下方へ付勢している。また、58は前記フランジ37とカム板48との間に介挿したセットスプリングで、その弾性を介して制御カム30と操作カム31を上方へ付勢し、係合突起51を切欠部51と該係合爪55とに係合可能にしている。
この他、図中59は装置本体26の他端部に突設した脚片で、その先端部にビス孔60が形成されている。61は装置本体26の下面に突設した一対の補強リブ、62は筒状ガイド36の上部周面に突設した位置決め突起である。63は天板1の折り畳み用レバ−ハンドルで、ハンドル軸64を中心に回動可能に設けられている。
このように構成したテ−ブル等のストッパ装置は、前後にキャスタ−17,27を取り付けた左右一対の脚柱14の後端部に取り付けられ、そのストッパ装置25は大別すると、脚柱14と、装置本体26と、ストッパ28と、制御カム30と、操作カム31とからなり、それらの製作を要する。
この場合、ストッパ装置25は後述のように、ストッパ操作時にキャスタ−の一方を床面42から浮上させる必要がなく、したがって前記キャスタ−周辺のテ−ブル重量を支持する必要がないから、その分支持強度を緩和でき、安価に製作できる。
このうち、脚柱14はアルミニウム材を成形し、その前端部にネジ孔19を形成し、後端部に凹溝20を成形し、該凹溝20の前後位置に略卵形の通孔21と凹孔22とを離間して成形し、通孔21と凹孔22の両側にネジ孔23,24を形成する。
前記装置本体26を合成樹脂で一体成形し、その一端部の軸筒部32にネジ孔33を形成し、他端部の筒状ガイド36内にカム室29を成形し、該カム室29の下端部にフランジ37を内側に突出成形し、その上半部内面に複数のガイドカム39とガイド溝40とを等角度位置に成形し、ガイドカム39の下端部に切欠部41を成形する。
また、前記制御カム30を合成樹脂で一体成形し、その軸筒部46にカム板48を一体成形し、該カム板48の周面に複数の係合歯49を等角度位置に成形するとともに、係合歯49の一つ置きにドグ50を軸方向に突出成形し、その上端部にテ−パ状の係合突起51を成形する。
前記操作カム31を合成樹脂で一体成形し、その軸筒部52の下部周面に複数の係合歯54を等角度位置に成形し、軸筒部52の下端部周面に鋸歯状の複数の係合爪55を成形するとともに、軸筒部52の上端部にキャップ56を嵌着または接着する。
このよう前記構成部品は型成形または樹脂成形によって製作され、機械加工を可及的に抑制したから、安定した品質と寸法精度を得られ、これを安価に製作できる。
前記構成部品を用いてストッパ装置25を組み立てる場合は、ストッパ28と一体的なストッパシャフト43を装置本体26の外側から、透孔38を介してカム室29に挿入し、該シャフト43にカム室29側からセットスプリング57を挿入し、その一端をストッパ28上に収容し、別のセットスプリング58をカム室29に挿入し、その一端をフランジ37上に収容する。
次に、前記カム室29内のストッパシャフト43に制御カム30の貫通孔47を挿入し、かつ前記カム30を押圧して、前記セットスプリング57,58を押し縮め、ストッパシャフト43の上端部のネジ孔44にビス45をネジ込む。
このようにするとセットスプリング58の弾性によって、制御カム30が通孔21側へ付勢され、その軸筒部46の上端部が前記ビス45の頭部に当接して移動を規制され、またセットスプリング57の弾性によって、ストッパ28が筒状ガイド36の外側へ付勢される。
この後、装置本体26の他端部のネジ孔33にキャスタ−27の取付ボルト34をねじ込み、該キャスタ−27を取り付ける。この場合、脚柱14に装置本体26を組み付け後、キャスタ−27を取り付けることも可能である。
そして、操作カム31の係合歯54をカム室29上方のガイド溝40に嵌合し、かつその凹孔53を前記軸筒部46の上端部に挿入して、操作カム31を装置本体26上に立位状態で保持する。
その際、操作カム31の上端部にキャップ56を予め嵌着若しくは接着して置き、そのキャップ56の位置を脚柱14の通孔21に対応して位置付ける。この状況は図4のようである。
このようなアセンブリ状態のストッパ装置25を、例えばテ−ブル組み立て前の脚柱14に取り付ける場合は、前記ストッパ装置25を脚柱14の後端部の凹溝20直下に位置付け、該凹溝20に装置本体26を収容し、操作カム31の上端部を通孔21に挿入するとともに、軸筒部32を凹孔22に挿入する。
そして、各脚片35,59のビス孔36,60をネジ孔23,24に位置合わせしたところで、該ビス孔36,60にビス(図示略)を挿入し、かつこれをネジ孔23,24にねじ込んで、装置本体26を取り付ける。
前記装置本体26の取り付けと相前後して、脚柱14の前端部のネジ孔19にキャスタ−17の取付ボルト18をねじ込み、該キャスタ−17を取り付ける。
次に、継手板8を予め溶接した支柱7を用意し、該支柱7の下端部を脚柱14の位置決め突起15に差し込み、一方、脚柱14の下方からボルト(図示略)をボルト挿通孔16に挿入し、前記ボルトを支柱7の下端部に設けたネジ孔(図示略)にねじ込んで、支柱7を取り付ける。この状況は図10のようである。
このように脚柱14と支柱7とを略T字形状に組み立てた状態で、天板1等と別個に梱包し、保管および搬送する。
このような組み立て状態では、制御カム30がセットスプリング58の弾性によって上方へ付勢され、ドグ50の上端部の係合突起51が、ガイドカム39の下端部の切欠部41に係合し、またはガイド溝40に係合し、該係合突起51に操作カム31の係合爪55が噛合している。
この場合、前記操作カム31はガイド溝40に沿って若干移動し得るが、係合歯54の上端部が凹溝20の底部に係合可能に配置されているため、操作カム31が通孔21から抜け出ることはない。
そして、前記アセンブリを用いてテ−ブルを組み立てる場合は、概略すると前記アセンブリを左右一対分用意し、これらを一定距離離間して連結軸5で連結し、該連結軸5に固定したブラケット4に天板1を取り付けた補強枠2をピン連結すれば良い。
こうして組み立てたテ−ブルの使用時は図1乃至図3のようで、制御カム30がセットスプリング58の弾性によって上方へ付勢され、ドグ50の上端部がガイドカム39の下端部の切欠部41に係合して、制御カム30の上動を阻止し、係合突起51の内側部が操作カム31の下端部の係合爪55に噛合して、操作カム31を支持している。
したがって、セットスプリング57の弾性によってストッパ28が下方へ付勢され、該ストッパ28が筒状ガイド36の下方へ押し出されて床面42を押圧し、その押圧力と摩擦力によって、キャスタ−17,27による移動を阻止する。このため、テ−ブルが定位置を維持し、安全かつ安定したテ−ブルの使用状態を得られる。
その際、操作カム31は係合突起51に支持されて立位し、その上端部が脚柱14の上面より若干突出した状態に置かれる。この状況は図3のようである。
このようなテ−ブルの使用後、天板1を折り畳んで移動する場合は、操作カム31の前記突出部に例えば足を載せ、これをセットスプリング57,58の弾性に抗して押し下げる。
このようにすると、操作カム31の係合歯54がガイド溝40に沿って下方へ摺動し、下端部の係合爪55が制御カム30のドグ50の係合突起51と係合して、制御カム30を押し下げ、前記係合突起51と切欠部41との係合が解除される。
その際、操作カム31は係合歯54とガイド溝40との係合によって回動を拘束され、一方、制御カム30は係合爪55と係合突起51との係合によって、ガイドカム39の略半分幅分、つまり係合歯49の半ピッチ分、約30°円周方向へ押し回され、係合突起51がガイド溝40の直下へ移動する。この状況は図9のようで、この状況はドグ50と係合突起51との係合解除音によって知り得る。
そこで、操作カム31の上端部から足を離すと、制御カム30がセットスプリング58の弾性によって押し上げられ、係合歯49ないしドグ50がガイド溝40に沿って上動し、前記ドグ50に係合する操作カム31が押し上げられる。
前記操作カム31は、係合歯54を介しガイド溝40に沿って上動し、該カム31の上端部が脚柱14の上面から突出する。この突出状態は図12のようで、図3のストッパ操作時よりも上方に突出し、この突出状態の相違によってストッパ解除状態を視認できる。
この場合、操作カム31は係合歯54がガイド溝40と終始係合し、その回動が拘束されているから、ストッパ操作の前後において同相の平面形状を維持する。
一方、操作カム31の上動に伴なって、操作カム31の上端部がビス45の頭部と係合し、該ビス45をねじ込んだストッパシャフト43が引き上げられる。
このため、ストッパシャフト43と一体的なストッパ28が上動し、該ストッパ28が床面42から浮上し、キャスタ−17,27による移動が可能になる。
この後、テ−ブルを適所へ移動し、図11のようなスタッキングが可能になる。
そして、テ−ブルを所定位置へ移動後、操作カム31の突出部に例えば足を載せ、これをセットスプリング57,58の弾性に抗して押し下げ、操作カム31と係合下の制御カム30を押し下げる。
このようにすると、操作カム31の係合歯54がガイド溝40に沿って下方へ摺動し、係合爪55が制御カム30のドグ50の上端部と係合して、制御カム30をガイドカム39の略半分幅分、つまり係合歯49の半ピッチ相当の約30°円周方向へ前述と同方向に押し回し、係合突起51を切欠部41に係合させる。
このため、制御カム30のカム板48が下方へ移動してセットスプリング57が押し縮められ、該スプリング57の弾性によって、ストッパ28が筒状ガイド36の下方へ押し出され、ストッパ28を機能させて床面42を押圧する。
したがって、キャスタ−17,27による移動が阻止され、テ−ブルを定位置で安全に制止し、テ−ブルの安定したスタッキングないし保管状態を得られる。
この状況は図3のようで、操作カム31の上端部が脚柱14から若干突出している。
このようなストッパ操作は操作カム31に対し、セットスプリング57,58の弾性に抗する押し下げを要するが、ストッパ作用時はキャスタ−17,27が床面42上に位置し、その一方を浮上させる必要がないから、従来のようにキャスタ−の一方を浮上させるストッパ操作に比べ、その操作力を軽減し得る。
この後、テ−ブルの使用に際して、テ−ブルを移動する場合は、操作カム31の突出部に例えば足を載せ、これをセットスプリング57,58の弾性に抗して押し下げ、操作カム31と係合下の制御カム30を押し下げて、係合突起51と切欠部41との係合を解除する。
そして、係合爪55を係合突起51に係合し、制御カム30をガイドカム39の略半分幅分、つまり係合歯49の半ピッチ相当分、約30°円周方向へ前述と同方向に押し回し、ドグ55をガイド溝40の位置へ移動する。
このため、セットスプリング58の弾性によって、制御カム30が押し上げられ、これに操作カム31とストッパシャフト43とが同動して、ストッパ28が床面42から浮上し、テ−ブルの移動が可能になる。
そこで、テ−ブルを所定位置へ移動し、操作カム31の上端部に例えば足を載せ、これをセットスプリング57,58の弾性に抗して押し下げ、操作カム31と係合下の制御カム30を押し下げ、係合爪55を係合突起51に係合する。
こうして、制御カム30をガイドカム39の略半分幅分、前述と同方向へ押し回し、係合突起51を切欠部41に係合させてカム板48を下方へ移動し、セットスプリング57を押し縮める。
前記セットスプリング57の弾性によって、ストッパ28を筒状ガイド36の下方へ押し出し、床面42を押圧してストッパ28を機能させ、キャスタ−17,27による移動を阻止し、テ−ブルを定位置で制止する。
この後、レバ−ハンドル63を操作し、天板1を使用位置へ回動すれば、テ−ブルの安定した使用状態を得られる。
このようなストッパ操作は前述のように、操作カム31に対しセットスプリング57,58の弾性に抗する押し下げを要するが、ストッパ作用時はキャスタ−17,27が床面42上に位置し、その一方を浮上させる必要がないから、従来のようにキャスタ−の一方を浮上させるストッパ操作に比べ、その操作力を軽減し得る。
また、ストッパ作用時、つまりテ−ブル使用時は、キャスタ−17,27が床面42上に位置しているから、天板1の水平面が維持され、天板1の安定した使用状態を得られる
このように本発明のテ−ブル等のストッパ装置は、ストッパ操作の労力を軽減し、一様な操作で容易かつ速やかに操作できるとともに、ストッパ装置の強度を低減し構成を簡潔化して、これを安価に製作でき、しかもストッパ使用時における天板の水平状態を維持して、天板ないしテ−ブルの安定した使用状態を得られるようにしたから、例えば移動可能なテ−ブルのストッパ装置に好適である。
本発明を適用した折り畳みテ−ブルを示す正面図である。 図1の右側面図である。 本発明の要部を拡大して示す断面図で、ストッパ操作時の状況を示している 本発明の要部を分解して示す斜視図である。 本発明に適用した脚柱を示す底面図である。 本発明に適用した装置本体を示す平面図である。
図6のA−A線に沿う断面図である。 本発明に適用したカム室内のガイド溝およびガイドカムと、制御カムとのストッパ操作時における係合状況を示す断面図である。 本発明に適用したカム室内のガイド溝およびガイドカムと、制御カムとのストッパ解除時における係合状況を示す断面図である。 本発明の組み付け状況の要部を分解して示す斜視図である。 本発明を適用した折り畳みテ−ブルのスタッキング状況を示す側面図である。 本発明の要部を拡大して示す断面図で、ストッパ解除時の状況を示している。
符号の説明
14 脚柱
17 キャスタ−
25 ストッパ装置
26 装置本体
27 キャスタ−
28 ストッパ
29 カム室
30 制御手段(制御カム)
31 操作手段(操作カム)
39 ガイドカム
40 ガイド溝
42 床面
49 係合歯
50 ドグ
54 係合歯

Claims (4)

  1. キャスタ−を取り付け可能な脚柱と、該脚柱に取り付け可能な装置本体と、前記脚柱の上面に突出かつ押圧可能に設けた操作手段と、該操作手段に係合可能に設けた制御手段と、該制御手段の上下動に同動可能に取り付け、下端部が床面と接地または離間可能なストッパとを備えた、テ−ブル等のストッパ装置において、前記装置本体に前記操作手段と制御手段とを上下動可能に収容可能なカム室を設け、該カム室に複数のガイド溝とガイドカムとを交互に形成し、前記操作手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯を設け、前記制御手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯と、前記操作手段と前記ガイドカムに係脱可能な複数のドグを突設し、前記操作手段の押圧操作を介して、前記ストッパを交互に上動または下動可能にしたことを特徴とするテ−ブル等のストッパ装置。
  2. 前記操作手段の押圧操作を介して、前記制御手段を間欠回動可能にし、前記ガイドカムとドグとを交互に係脱可能にした請求項1記載のテ−ブル等のストッパ装置。
  3. 前記ストッパの床面接地時、前記キャスタ−を床面に着地可能にした請求項1記載のテ−ブル等のストッパ装置。
  4. 前記装置本体に前記キャスタ−を取り付け可能にした請求項1記載のテ−ブル等のストッパ装置。
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