JP2000236973A - 可動什器のストッパー装置 - Google Patents

可動什器のストッパー装置

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JP2000236973A
JP2000236973A JP11043970A JP4397099A JP2000236973A JP 2000236973 A JP2000236973 A JP 2000236973A JP 11043970 A JP11043970 A JP 11043970A JP 4397099 A JP4397099 A JP 4397099A JP 2000236973 A JP2000236973 A JP 2000236973A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材に大きな力が加わらないような構造
となすとともに、構造を簡単にしてコスト低減化を図
り、しかも接地部材を床面に圧接した状態を確実に維持
することが可能な可動什器のストッパー装置を提供す
る。 【解決手段】 什器本体の下端に複数のキャスター
(4)を備えて移動可能であるとともに、使用中に不意
に移動しないように移動規制を行う可動什器のストッパ
ー装置(5)であって、什器本体の下端部に水平な支軸
(16)にて中間部を回動可能に支持された傾動部材
(13)を有し、傾動部材の一端部に下方へ突出した接
地部材(14)を設け、接地部材が床面(F)から離れ
る方向に傾動部材を弾性付勢し、傾動部材の上位に中央
部を水平な回動軸(18)にて傾動可能に支持した操作
部材(15)を設け、操作部材には係止ピン(19)を
設ける一方、傾動部材の上縁部には接地部材が床面に接
地した状態で係止ピンを受け入れてその状態を維持する
係合段部(20)を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動什器のストッ
パー装置に係わり、更に詳しくはキャスターによって移
動可能となした什器を使用中に不意に移動しないように
規制する可動什器のストッパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、什器本体の下端に複数のキャスタ
ーを備えて移動であるとともに、使用中に不意に移動し
ないように移動規制を行う可動什器のストッパー装置
は、什器本体の下端部で何れかのキャスターの近傍に、
上下スライド可能に接地杆を垂設するとともに、該接地
杆を上方へ弾性付勢し、該接地杆を弾性付勢力に抗して
下方へ押圧し、該接地杆が床面に接してキャスターを浮
かせた状態を維持する保持機構を備えた操作部材を有す
るものは各種提供されている。
【0003】例えば、操作部材と保持機構の例として
は、前記接地杆の上端と傾動可能な操作部材との間に回
転カムを備え、操作部材を足で踏んで押し下げてカムを
回転させながら接地杆を可動させ、カムの下死点で該接
地杆の上動を規制し、ストッパーを解除する場合には前
記操作部材を逆向きに傾動させてカムを回転させ、接地
杆をその弾性付勢力で上動させる構造が提供されてい
る。
【0004】他の構造の例としては、前記接地杆の途中
に係止部材の係合孔を遊挿し、傾動可能な操作部材を足
で踏んで押し下げることによって、前記接地杆を弾性付
勢力に抗して下方へ押圧し、該係止部材の傾斜によって
係合孔の対向縁部が接地杆に圧接し、係止部材を什器本
体の適所にその状態を保持することによって接地杆が床
面に接した状態を維持し、ストッパーを解除する場合に
は前記操作部材を逆向きに傾動させて前記係合部材の傾
斜角度を小さくして接地杆が係合孔に対して自由に移動
可能となし、接地杆をその弾性付勢力で上動させる構造
が提供されている。
【0005】しかし、何れの構造も構造が複雑であると
ともに、精度の高い加工、成形が必要であり、コスト高
となるのである。また、接地杆を床面に圧接した後、キ
ャスターを浮き上がらせる原理は、前記操作部材の回動
軸と足踏み部との間に前記接地杆を下方へ押圧する接触
点があり、該押圧杆が床面に当接した後はこの接触点が
支点となって、操作部材の足踏み部に加わる下方への力
が、他方の回動軸で上方への力に変換され、テコの原理
で什器を持ち上げるのである。従って、重量の重い什器
を持ち上げるには、前記操作部材の足踏み部と回動軸ま
での距離が十分に長く、しかも接地杆との接触部が回動
軸に十分に近くなければならないが、何れにしても操作
部材に大きな曲げ応力が作用することになって強度の高
い材料及び構造にしなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、操作部材に
大きな力が加わらないような構造となすとともに、構造
を簡単にしてコスト低減化を図り、しかも接地部材を床
面に圧接した状態を確実に維持することが可能な可動什
器のストッパー装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、什器本体の下端に複数のキャスターを備え
て移動可能であるとともに、使用中に不意に移動しない
ように移動規制を行う可動什器のストッパー装置であっ
て、什器本体の下端部に水平な支軸にて中間部を回動可
能に支持された傾動部材を有し、該傾動部材の一端部に
下方へ突出した接地部材を設けるとともに、該接地部材
が上方へ上がる方向に傾動部材を弾性付勢し、前記傾動
部材の上位に中央部を水平な回動軸にて傾動可能に支持
した操作部材を設け、該操作部材には係止ピンを設ける
一方、前記傾動部材の上縁部には前記接地部材が床面に
接地した状態で前記係止ピンを受け入れてその状態を維
持する係合段部を設けてなる可動什器のストッパー装置
を構成した。
【0008】更に具体的には、前記傾動部材に対して前
記接地部材を上下動可能となすとともに、該接地部材を
下方突出方向へ弾性付勢してなるのである。また、前記
什器本体に床面に沿った接地脚を備え、該接地脚の両端
部に設けたキャスター間に前記傾動部材と操作部材を内
蔵するとともに、該傾動部材にその回動軸を中心とした
両端部に円弧状の押ボタン部を形成し、前記接地部材が
床面に接触した状態で一方の押ボタン部が接地脚の上面
から突出し、前記接地部材が床面から離れた状態で他方
の押ボタン部が接地脚の上面から突出するように設定
し、両押ボタン部に異なる配色又は表示を施してなるの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき更に詳細に説明する。図1は、本発明の可動什
器のストッパー装置を適用した折畳み式テーブルを示
し、図2〜図4は本発明の詳細を示している。図中符号
1は天板、2は接地脚、3は支脚杆、4はキャスター、
5はストッパー装置をそれぞれ示している。
【0010】本実施形態に係る折畳み式テーブルは、天
板1の両側部の前後中間部を、両側前後方向に配した一
対の接地脚2,2の後部に立設した支脚杆3,3で支持
し、そして移動可能となすべく前記接地脚2の両端部下
面にキャスター4,4を設けるとともに、両キャスター
4,4の中間位置に、該折畳み式テーブルを使用中に不
意に移動しないように移動規制するストッパー装置5を
設けたものである。
【0011】更に詳しくは、前記天板1を前記支脚杆
3,3に上下回動可能に枢着し、前記接地脚2と支脚杆
3との間に垂直な回転軸芯を有する回転連結手段6を介
在させるとともに、前記天板1と該回転連結手段6とを
天板1の上下回動運動に伴って接地脚2,2の前部が内
向き及び外向きに回転変位するように連動手段7にて連
動させ、更に前記天板1を水平状態と立起状態とに維持
するためのロック手段8を天板1と支脚杆3との連結部
分に設けたものである。
【0012】本発明に係るストッパー装置5は、前記折
畳み式テーブルの床面に沿った接地脚2に設けている。
該接地脚2は、下向き開放した断面略コ字形の金属製長
尺部材からなるビーム部材9を有し、該ビーム部材9の
前後端部内に前記キャスター4,4を内蔵するととも
に、前後中間部に上向き開放した断面略コ字形の金属製
部材からなる補強部材10を内部に固着している。そし
て、前記補強部材10の底面部にストッパー装置5の装
着用開口11を形成し、該装着用開口11内にストッパ
ー装置5を組み込むのである。
【0013】前記ストッパー装置5は、前記補強部材1
0に取付ける取付部材12と、該取付部材12に装着す
る傾動部材13と、該傾動部材13に取付けた接地部材
14と、前記取付部材12に装着する操作部材15とか
ら構成されている。つまり、本発明のストッパー装置5
は、前記取付部材12に傾動部材13の中間部を水平な
支軸16にて回動可能に支持し、該傾動部材13の一端
部に下方へ突出した接地部材14を設けるとともに、該
接地部材14が床面から離れる方向に傾動部材13をキ
ックばね17等の適宜な手段で弾性付勢し、前記傾動部
材13の上位に操作部材15の中央部を水平な回動軸1
8にて傾動可能に支持して設け、該操作部材15には係
止ピン19を設ける一方、前記傾動部材13の上縁部に
は前記接地部材14が床面Fに接地した状態で前記係止
ピン19を受け入れてその状態を維持する係合段部20
を設けて構成している。また、前記接地部材14は、前
記傾動部材13に対して上下動可能となすとともに、下
方突出方向へ圧縮コイルばね21等の適宜な手段で弾性
付勢している。
【0014】更に詳しくは、前記取付部材12は、両側
に一定間隔を隔てて配した垂直な支持板22,22の両
端上部間を連結板23,23で一体連結するとともに、
両支持板22,22の下端縁に外向きにそれぞれ取付板
24,24を一体形成したものであり、本実施形態では
スチール板をプレス、折曲加工した一体物である。そし
て、前記取付板24の両支持板22,22を前記補強部
材10の装着用開口11内に下方より挿入し、両取付板
24,24を補強部材10の下面に当接し、各取付板2
4の両端部に形成した取付孔25,25と補強部材10
の対応位置に形成したバーリング孔26,…を利用して
タッピングネジ27,…で固定している。そして、前記
傾動部材13は、中間部に形成した軸孔28に前記支軸
16を挿通し、該支軸16を前記取付部材12の両支持
板22,22に形成した軸孔29,29に抜止め装着し
て上下傾動可能に装着している。また、前記操作部材1
5は、中央部に形成した軸孔30に前記回動軸18を挿
通し、該回動軸18を前記支持板22,22で前記軸孔
29よりも上位に形成した軸孔31,31に抜止め装着
して上下傾動可能に装着している。
【0015】また、前記傾動部材13は、前記支持板2
2,22間に位置する支軸16にキックばね17のコイ
ル部17Aを巻回し、一方の脚部17Bを前記接地部材
14を取付ける側とは反対側の端部に係止するととも
に、他方の脚部17Cを一方の前記連結板23の下面に
当接し、前記接地部材14が床面Fから離れる方向に弾
性付勢している。また、前記接地部材14は、上下に長
い杆体であり、前記傾動部材13の一端部に形成した円
筒部32に上下動可能に取付けるとともに、傾動部材1
3に対して下方へ突出する方向へ圧縮コイルばね21に
て弾性付勢している。具体的には、前記円筒部32の上
端部に直径が小さい縮径縁又は当止縁33を形成し、該
円筒部32内に装着し上端を当止縁33で当止されたブ
ッシュ34に前記接地部材14の小径部14Aをスライ
ド可能に挿入し、該ブッシュ34と接地部材14の下端
部の大径部14Bとの間に前記圧縮コイルばね21を介
装し、更に前記小径部14Aの上端には平ワッシャとE
リングとからなる抜止め具35を装着し、更に接地部材
14の大径部14Bには床面Fに直接接触するゴム製の
キャップ36を装着して構成している。ここで、前記円
筒部32は、本実施形態では二枚のスチール板を接合し
て構成した前記傾動部材13の一部を側方へ湾曲させて
形成しているが、円筒体を傾動部材13に溶接して形成
しても良い。
【0016】前記操作部材15は、合成樹脂製で成形し
たものであり、前記回動軸18を中心とした両端部に円
弧状の押ボタン部37,38を形成し、前記接地部材1
4が床面Fに接触した状態で一方の押ボタン部38が接
地脚2を構成するビーム部材9の上面開口39から突出
し、前記接地部材14が床面から離れた状態で他方の押
ボタン部37が接地脚2の上面から突出するように設定
し、両押ボタン部37,38に異なる配色又は表示を施
し、現在の状態を視覚によって確認できるようにしてい
る。つまり、本実施形態では、前記操作部材15の両押
ボタン部37,38は、側面視において前記回動軸18
を中心とした扇形形状であり、その円弧面に異なる色の
表示シール40,41を貼着している。しかし、表示シ
ール40,41の代わりに又は表示シール40,41と
併用して文字を各押ボタン部37,38に表示しても良
い。また、前記操作部材15は、内部が中空で下方開放
した形状であり、前記傾動部材13の上縁部の一部で、
少なくとも前記係合段部20を設けた部分を内部に受け
入れることが可能であり、当該操作部材15の内部に前
記係止ピン19を横設している。更に、前記傾動部材1
3の係止ピン19を設けた側の端部に前記ビーム部材9
の開口39の下面縁に当止可能な突片42を一体形成し
ている。
【0017】前記傾動部材13の係合段部20は、前記
接地部材14を装着した円筒部32と支軸16との中間
部上縁に形成されており、また該係合段部20よりも先
端側の上縁は摺動縁43となっている。そして、前記操
作部材15の押ボタン部37を下方へ押し下げた際に、
前記係止ピン19が摺動縁43を押圧し、もって傾動部
材13が支軸16を中心に傾動させ、前記接地部材14
が床面Fに接触した後は、圧縮コイルばね21を押し縮
めながら接地部材14を床面Fに圧接するのである。そ
れから、前記操作部材15の押ボタン部37を更に下方
へ押し下げると、前記係止ピン19は摺動縁43を通過
して係合段部20に至り、前記接地部材14が床面Fに
圧接した状態を維持するのである。そして、前記操作部
材15に加えた押し下げ力を除くと、前記接地部材14
はその圧縮コイルばね21の弾性力によって床面Fに圧
接され続けるのである。ここで、前記キックばね17に
よる弾性付勢力及び圧縮コイルばね21の弾性付勢力に
抗して前記傾動部材13を傾動させ、前記係止ピン19
が係合段部20に係合した状態を維持できるように、前
記支軸16の中心、前記回動軸18の中心及び傾動部材
13の位置並びに係合段部20の形状は設定されてい
る。
【0018】本実施形態では、後部のキャスター4は床
面Fに接触し、それよりも前方で前部のキャスター4よ
りも後方位置で接地部材14は床面Fに接触するので、
折畳み式テーブルの荷重は後部のキャスター4と前部の
キャスター4及び接地部材14に分割されて加わる。こ
こで、前記接地部材14の位置が折畳み式テーブルの前
後方向の重心線よりも前方であれば、前記接地部材14
が床面Fに接触した状態での下方弾性付勢力、即ち圧縮
コイルばね21の圧縮弾性力が、後方のキャスター4を
中心とした該接地部材14の位置での折畳み式テーブル
の回転モーメントよりも大きければ、両者の力が釣り合
うまで圧縮コイルばね21が延び、即ち接地部材14が
下方へ突出して前部のキャスター4が浮き上がり、小さ
ければ前部のキャスター4は接地したまま接地部材14
がその弾性付勢力に等しい力で床面Fに圧接されるので
ある。何れの場合も、接地部材14は圧縮コイルばね2
1による弾性付勢力で床面Fに圧接されるので、折畳み
式テーブルは不意に移動することがないのである。図示
した本実施形態では、前記接地部材14を床面Fに圧縮
コイルばね21の弾性付勢力で圧接した使用状態では前
部のキャスター4が床面Fから浮き上がる例を示してい
る(図3(b) 参照)。
【0019】また、前記接地部材14が床面Fに圧接し
た状態を解除して移動可能な状態にするには、前記操作
部材15の反対側の押ボタン部38を下方へ押し下げれ
ば、前記係止ピン19が係合段部20から外れ、前記傾
動部材13はそのキックばね17の弾性付勢力と、初期
には接地部材14の圧縮コイルばね21の弾性付勢力あ
るいは折畳み式テーブルの荷重によって支軸16を中心
として接地部材14を持ち上げる方向へ傾動し、接地部
材14が床面Fから離れた後にはキックばね17の弾性
付勢力によって傾動し、前記ビーム部材9の下面に傾動
部材13又は接地部材14の上端部が当接するまで、あ
るいは前記操作部材15の突片42がビーム部材9の開
口39の下面縁に当接するまで回転し、接地部材14が
床面Fから離れた状態となる(図3(a) 参照)。
【0020】更に本実施形態について説明すれば、前記
操作部材15の押ボタン部37の位置は、その回動軸1
8と接地部材14との間に位置するので、該押ボタン部
37に加えた下方への押し下げ力は、前記接地部材14
が床面Fに接触する前は、回動軸18と、係止ピン19
を介在して支軸16を介して接地脚2に作用し、前部の
キャスター4を床面Fに圧接する方向に作用し、そして
前記接地部材14が床面Fに接触した後は、接地部材1
4と前部のキャスター4に分配されて作用する。この場
合、前記傾動部材13には、圧縮コイルばね21の圧縮
に伴って前端部を持ち上げる反力が生じ、その反力は支
軸16と、係合段部20を介して回動軸18と押ボタン
部37へ作用して持ち上げ力となるが、殆どは前記押ボ
タン部37に作用する押し下げ力と相殺されるので、前
記押ボタン部37を押し続けている状態では、前記キャ
スター4は浮き上がることはなく、前記圧縮コイルばね
21が圧縮されるのである。そして、操作部材15の押
ボタン部37に加える押し下げ力を除いた後に、前部の
キャスター4が床面Fから浮き上がるのである。
【0021】ここで、本実施形態の折畳み式テーブルに
用いた前記キャスター4について図3及び図5に基づい
て簡単に説明する。前記キャスター4の特徴は、上下寸
法が最小となるように工夫した点にある。つまり、前記
キャスター4は、下方開放した偏平な円筒状ケース44
の内部に回転体45を水平回転可能に内蔵するととも
に、該回転体45の回転中心に対して偏心した位置に車
輪46を回転可能に設けたものである。具体的には、前
記キャスター4は、前記円筒状ケース44の内部であっ
て、その上面板47の下面中心に回転軸48を突設する
とともに、該上面板47の周囲にベアリング溝49を形
成し、前記回転体45の中心に形成した軸孔50に前記
回転軸48を回転可能且つ抜止め状態で嵌合するととも
に、該回転軸48の上部外周に形成したベアリング溝5
1と前記ベアリング溝49との間に複数のボール52,
…を介在させて、円筒状ケース44に対して回転体45
を垂直な回転軸48を中心に回転可能となし、更に該回
転体45の偏心位置に前記車輪46の両側に突設した水
平な軸部53,53又は車輪46に貫通した軸ピンを装
着した構造である。そして、前記接地脚2を構成するビ
ーム部材9の前後部に、前記円筒状ケース44を嵌合す
る下方開放した凹部54を形成し、該凹部54にキャス
ター4の円筒状ケース44を嵌合し、接着等の適宜な固
定手段で固定している。
【0022】次に、本実施形態に係る折畳み式テーブル
を、図1、図6〜図9に基づいて簡単に説明する。当該
折畳み式テーブルは、前記天板1の下面両側であって前
後中間部に、前後方向に向けて取付体55,55を固定
し、該取付体55,55を前記支脚杆3の上端部内側面
に固着した連結板56の後方延長部56Aに支軸57に
て上下回動可能に連結している。また、前記接地脚2
は、通常使用態様では両側前後方向に略平行となして一
対配した長尺部材であり、前後端部に方向転換可能なキ
ャスター4,4を設け、後部に前記支脚杆3を前記回転
連結手段6を介して前傾状態で支持している。そして、
前記支脚杆3は、本実施形態では四角筒状の杆体であ
り、内部に前記連動手段7を構成する連動杆58を挿通
している。尚、前記連動杆58は、前記天板1の立起、
倒伏動作に伴って上下動するもので、長尺の第1連動杆
58Aとその下端に枢着した短尺の第2連動杆58Bと
で構成している。
【0023】また、前記回転連結手段6は、図1及び図
6に示すように、前記支脚杆3の下端に垂直に固定した
固定筒体59と接地脚2の後部に垂直に固定した回転筒
体60とを定位置で回動可能に連結し且つ前記固定筒体
59に沿って上下動する駆動ピン61を回転筒体60に
形成した傾斜溝62,62にスライド係合したものであ
る。更に詳しくは、前記固定筒体59の直径方向に対向
した面に形成した縦長のガイド孔63,63に、前記駆
動ピン61を貫挿するとともに、該駆動ピン61の両端
部を回転筒体60に形成した前記傾斜溝62,62に挿
通し、該駆動ピン61の中央部を前記支脚杆3の内部か
ら固定筒体59の内部に延びた前記連動杆58の第2連
動杆58Aに固定又は回動可能に取付けている。また、
前記駆動ピン61は適宜抜け止めされているとともに、
前記傾斜溝62とガイド孔63に接する部分にはスライ
ダー及びローラ等を適宜介在させている。ここで、前記
傾斜溝62の傾斜の向きは、前記駆動ピン61が固定筒
体59のガイド孔63に沿って上動した際に、前記接地
脚2の前部が内向きに回転変位し、下動した際に左右の
接地脚2,2が平行になるように回転変位する方向に設
定されており、左右の回転連結手段6では逆の向きにな
っている。ここで、前記固定筒体59と回転筒体60と
は、同軸状に定位置回転可能に連結されている。前記固
定筒体59に対する回転筒体60の回転を容易にするた
め本実施形態ではベアリングによる連結構造を採用して
いる。
【0024】更に、前記傾斜溝62の下端には回転筒体
60の軸方向へ延びた垂直溝64を延設するとともに、
傾斜溝62の上端には回転筒体60の円周方向へ延びた
水平溝65を延設している。前記連動杆58が下動して
駆動ピン61が前記垂直溝64に係合すると、前記接地
脚2を強制的に横方向に回転させようとしても、その外
力の方向と垂直溝64の方向とが直交するので、もはや
回転することがなく、左右の接地脚2,2を平行状態で
安定に維持した使用態様とすることができる。また、前
記連動杆58が上動して駆動ピン61が前記傾斜溝62
の上端近傍に位置すると、前述のように左右の接地脚
2,2は平面視ハ字状に内向きに向いてスタッキング態
様となる。
【0025】一方、前記取付体55は、下方開放した断
面略コ字形の部材であり、上面板66を前記天板1の下
面に固定し、該上面板66の両側縁から垂下した側板6
7,67に軸受孔68,68を形成し、該軸受孔68に
支軸57を抜止め貫挿するとともに、前記連結板56の
後方延長部56Aを枢支している。
【0026】そして、前記連動手段7は、前記支軸57
よりも前方位置であって、前記取付体55の上面板66
から下方へ突出固定した一対の回動アーム69,69の
下端部に前記連動杆58の上端部を枢着し、該連動杆5
8と前記回動アーム69とで前記天板1と前記駆動ピン
61とをリンク連結して構成している。即ち、前記天板
1の前部を持ち上げて上方回動させることによって、回
動アーム69を介して連動杆58が支脚杆3の内部で上
方へ移動し、それに伴って前記駆動ピン61が固定筒体
59のガイド孔63に沿って上動するとともに、回転筒
体60の傾斜溝62内を摺動して、該回転筒体60が回
転し、もって前記接地脚2,2の前部が約30°だけ内
向きに回転するのである。そして、前記天板1を支脚杆
3に略平行になるまで回動させれば、当該折畳み式テー
ブルを前後方向にスタッキングすることができるのであ
る。また、前記天板1の前部を押し下げて、水平になる
まで回動させれば、前述の動作とは逆に、両接地脚2,
2の前部が平行になるまで外向きに回転するのである。
【0027】また、前記ロック手段8は、前記天板1が
水平な通常使用態様(図1参照)と、前部を上方に回動
させて支脚杆3と略平行に折り畳まれたスタッキング態
様(図6参照)とを維持するためのものであり、図1及
び図6に示すように、前記取付体55の側板67の前部
に通孔70,70を形成し、該側板67,67間に操作
ハンドル71を配し、該操作ハンドル71の中央部に直
角に側設した回転軸72を前記通孔70に回転可能に挿
通し、また図示しないが左右の操作ハンドル71,71
の各回転軸72,72をシャフトの両端に固定して連動
させ、そして操作ハンドル71の回転軸72より後方下
方へ延びた係合アーム71Aの先端部に側設した係合ピ
ン73を、前記連結板56の前縁の円弧部56Bに形成
した下方係合凹部74と上方係合凹部75とに選択的に
係合可能となした構造である。また、前記操作ハンドル
71の回転軸72より前方へ延設したハンドル部71B
には合成樹脂製の引手76を取付けている。更に、前記
操作ハンドル71は、回転軸72に装着したキックばね
77によって、前記係合ピン73が連結板56の円弧部
56Bに常に接近する方向に弾性付勢し、天板1が通常
使用状態において下方係合凹部74に係合ピン73が係
合し、天板1が立起した折畳み状態において上方係合凹
部75に係合ピン73が係合するようになっている。つ
まり、前記操作ハンドル71のハンドル部71Bに取付
けた引手76を持ち上げることにより、前記キックばね
77の弾性付勢力に抗して係合ピン73が連結板56の
円弧部56Bから離れる方向に係合アーム71Aが回転
するように設定している。尚、前記下方係合凹部74
は、天板1が略水平な使用態様となっている状態で、前
記操作ハンドル71の回転軸72を中心とした円弧に沿
った向きに深く切り欠いて形成している。また、前記ロ
ック手段8は、左右両側に設けられており、前記シャフ
トによって両側のロック手段8,8が同調して操作でき
るようになっている。また、前記取付体55及びロック
手段8の引手76を除く部分は、カバー78によって覆
われている。
【0028】また、前記天板1を略水平となした使用態
様において、前記係合ピン73と下方係合凹部74との
係合がガタつきなく確実に行え、不意に天板1が上下回
動しないように、前記支脚杆3の上端に弾性部材からな
る緩衝体79を固定し、前記取付体55の上面板66に
圧接しながら前記係合ピン73を下方係合凹部74に係
合するようにしている。
【0029】前述のように、前記折畳み式テーブルは、
前記天板1が略水平且つ両接地脚2,2が略平行な使用
態様と、前記天板1が立起し且つ両接地脚2,2が平面
視ハ字状のスタッキング態様とにロックすることが可能
なロック手段8を備え、前記天板1が立起状態でロック
手段8による回転規制状態で前記駆動ピン61が傾斜溝
62の上端より下方に位置するように設定し、前記接地
脚2の自由な回動を規制しているが、折畳み式テーブル
の保管や搬送中の梱包において、両接地脚2,2をハ字
状にしたスタッキング状態では、接地脚2が支脚杆3,
3より突出するため梱包容積を最小にすることができな
い。そのため、本実施形態の折畳み式テーブルは、スタ
ッキング態様からロック手段を解除して両接地脚2,2
が略直線状に両支脚杆3,3の間に格納された格納態様
に変更可能としている。
【0030】ここで、スタッキング態様からロック手段
8によるロック状態、つまり前記係合ピン73が上方係
合凹部75に係合した状態を解除でき、またスタッキン
グ態様から不意にロック状態が解除されないようにする
ために、以下のような構造を採用している。つまり、前
記操作ハンドル71のハンドル部71Bの前端には、略
水平な取付板部80を形成し、該取付板部80には取付
開口が形成され、該開口内に引手76に一体形成した嵌
合部81を嵌め殺し的に嵌合できるようになっている。
前記引手76は、図8に詳しく示してあり、前記嵌合部
81の側面には、前記ハンドル部71Bの取付板部80
の開口に嵌入した後、該開口縁に抜止め係合する係合爪
82を突設している。一方、前記連結板56には、前記
係合ピン73が上方係合凹部75に係合したスタッキン
グ態様において、前記回転軸72を中心とした円弧縁8
3又は直線縁が前記上方係合凹部75に連続して形成さ
れている。そして、前記引手76を操作ハンドル71の
ハンドル部71Bの取付板部80に嵌着した状態では、
図6に示すように、引手76を取付体55内に押し込む
と、前記嵌合部81の端部が前記取付体55の上面板6
6に当接するまで操作ハンドル71を傾動させることが
できるが、その状態でも前記係合ピン73が円弧縁83
の途中に位置するので、前記天板1をそれ以上立起させ
ることは不可能であるが、逆に水平になる方向への回動
は可能である。つまり、引手76を最も押し込んだ状態
では、スタッキング態様から使用態様への変更のために
ロック状態を解除できるが、スタッキング態様から格納
態様への変更は不可能となっている。
【0031】即ち、前記引手76は、ユーザーに折畳み
式テーブルを納入した後に、その場で操作ハンドル71
に取付けるようにしており、この引手76を取付けてな
い工場出荷状態では、図7に示すように操作ハンドル7
1のハンドル部71Bは、その取付板部80が取付体5
5の上面板66に当接するまで傾動させることが可能で
あり、この状態で前記係合ピン73が円弧縁83から離
れるので、前記天板1をスタッキング態様から更に回転
立起させることが可能となり、前記駆動ピン61は水平
溝65に受け入れ可能な状態まで上動するのである。こ
の状態で前記接地脚2を強制的に内向きに回転させる
と、前記駆動ピン61が前記水平溝65に沿って移動
し、駆動ピン61が水平溝65の終端に位置して接地脚
2が横向きの状態、即ち使用態様における前後方向に配
向した状態から90°回転した状態になる。この格納態
様が折畳み式テーブルを最も容積を小さくして梱包でき
る状態である。この左右の接地脚2,2が直線状になっ
た状態では、前記支脚杆3,3から前後方向に接地脚
2,2が突出しないので、梱包時或いは保管時における
接地脚2の嵩張りの問題が解消するのである。
【0032】次に、前記天板1の下方に設けた折畳み式
の収納棚84について図9に基づいて簡単に説明する。
この収納棚84は、天板1の下面両側に固定した前記取
付体55,55間に設ける。具体的には、前記収納棚8
4は、左右一対の支持アーム85,85の前方直線部8
5A,85A間に複数の支持棒86,…又は支持板(図
示せず)を渡設し、各支持アーム85の後方湾曲部85
Bの端部を前記取付体55の側板67に軸ピン87で回
動可能に取付けるとともに、該軸ピン87よりも前方位
置で一端を枢支ピン88で枢支された保持杆89の他端
を、該他端に側設した係止ピン90を前記前方直線部8
5Aに形成した支持孔91に前後位置変更可能に係着す
ることによって支持アーム85を支持している。ここ
で、前記係止ピン90は、前記枢支ピン88よりも常に
前方位置になるように保持杆89は傾斜させている。
【0033】前記支持孔91は、前後方向に延びた長孔
であり、孔の上縁側には前記係止ピン90を前後両端で
保持できるように山形突起91A,91Bを形成してい
る。前記天板1が水平状態で、前記係止ピン90を後方
の山形突起91Aに係止すれば、支持アーム85は略水
平状態となり(実線参照)、一方前記係止ピン90を前
方の山形突起91Bに係止すれば、支持アーム85は前
上がり状態となる(想像線参照)。また、前記支持アー
ム85の後方湾曲部85Bの端部には、外側に開放した
筒部85Cを形成し、該筒部85Cの中心に回動可能に
挿通した前記軸ピン87と該筒部85Cとの間には、キ
ックばね92のコイル部を介装し、該キックばね92の
一方の弾片の端部を筒部85Cの切欠から導出して支持
アーム85の適所に係止するとともに、他方の弾片の端
部を前記取付体55の側板67に係止し、前記支持アー
ム85を常に前上がり状態になるように弾性付勢してい
る。しかし、この弾性付勢力は、前記係止ピン90が後
方の山形突起91Aを乗り越える程には強くは無いが、
収納棚84の前部を持ち上げる際に、係止ピン90が後
方の山形突起91Aを容易に乗り越えることができるよ
うにしている。また、収納棚84を前上がり状態にした
際には、前記係止ピン90が前方の山形突起91Bに係
止されている係止状態を弾性付勢力によって確実に保持
するのである。尚、前記収納棚84は、略水平状態では
カバンや書類を載置することができ、前上がり状態では
使用態様において折畳み式テーブルの前面側に着座した
使用者の膝に該収納棚84が当たらないようにすること
ができるとともに、スタッキング態様においてスタッキ
ングピッチを小さくすることができるのである。
【0034】最後に、図10に基づいて本実施形態に係
る折畳み式テーブルの他の例を説明する。図10に示し
た折畳み式テーブルは、天板1を略水平な使用態様と立
起したスタッキング態様とに変更できるものであるが、
前記接地脚2,2はそれぞれ支脚杆3,3の下端に固定
したものであり、天板1の回動と接地脚2が連動しない
タイプである。そして、前記天板1の回動立起動作を軽
くするために、前記支脚杆3の内部にガススプリング9
3の一端を枢支するとともに、他端を前記回動アーム6
9に枢支したものである。尚、本実施形態のガススプリ
ング93を前述の天板1と接地脚2が連動するタイプの
折畳み式テーブルに組み込むことも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の可動什器のスト
ッパー装置は、以下に示すような顕著な効果を奏するも
のである。
【0036】請求項1によれば、操作部材に大きな力が
加わらないような構造となすとともに、構造を簡単にし
てコスト低減化を図ることができ、しかも接地部材を床
面に接触した状態を操作部材の係合ピンと傾動部材の係
合段部との係合によって確実に維持することができる。
【0037】請求項2によれば、操作部材を回動操作し
て傾動部材の端部に設けた接地部材を床面に接触した
後、更に操作部材を押圧部材の弾性付勢力に抗して押し
込んで操作部材の係合ピンと傾動部材の係合段部とを係
合することができ、しかも床面に多少の凹凸があっても
確実に接地部材を床面に圧接して、可動什器の不意の移
動を制限できるのである。
【0038】請求項3によれば、接地部材が床面に圧接
しているのか、あるいは床面から離れているのかを、接
地脚の上面に出現した操作部材の押ボタン部の配色又は
表示で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストッパー装置を採用した折畳み式テ
ーブルの簡略全体断面図である。
【図2】本発明のストッパー装置の要部の分解斜視図で
ある。
【図3】同じく要部の断面図であり、(a) は接地部材が
床面から離れた状態、(b) は接地部材が床面に接触した
状態をそれぞれ示している。
【図4】同じく要部の省略平面図である。
【図5】キャスターの断面図である。
【図6】折畳み式テーブルのスタッキング態様を示す部
分断面図である。
【図7】スタッキング態様からロック状態を解除し、接
地脚を格納態様に変更する前の状態を示す部分断面図で
ある。
【図8】操作ハンドルに取付ける引手を示し、(a) は側
面図、(b) は他の側面図、(c)は斜視図をそれぞれ示し
ている。
【図9】天板の下方に設けた収納棚を示す部分断面図で
ある。
【図10】折畳み式テーブルの他の例を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
F 床面 1 天板 2 接地脚 3 支脚杆 4 キャスター 5 ストッパー装置 6 回転連結手段 7 連動手段 8 ロック手段 9 ビーム部材 10 補強部材 11 装着用開口 12 取付部材 13 傾動部材 14 接地部材 15 操作部材 16 支軸 17 キックばね 18 回動軸 19 係止ピン 20 係合段部 21 圧縮コイルばね 22 支持板 23 連結板 24 取付板 25 取付孔 26 バーリング孔 27 タッピングネジ 28 軸孔 29 軸孔 30 軸孔 31 軸孔 32 円筒部 33 当止縁 34 ブッシュ 35 抜止め具 36 キャップ 37 押ボタン部 38 押ボタン部 39 開口 40 表示シール 41 表示シール 42 突片 43 摺動縁 44 円筒状ケース 45 回転体 46 車輪 47 上面板 48 回転軸 49 ベアリング溝 50 軸孔 51 ベアリング溝 52 ボール 53 軸部 54 凹部 55 取付体 56 連結板 57 支軸 58 連動杆 59 固定筒体 60 回転筒体 61 駆動ピン 62 傾斜溝 63 ガイド孔 64 垂直溝 65 水平溝 66 上面板 67 側板 68 軸受孔 69 回動アーム 70 通孔 71 操作ハンドル 72 回転軸 73 係合ピン 74 下方係合凹部 75 上方係合凹部 76 引手 77 キックばね 78 カバー 79 緩衝体 80 取付板部 81 嵌合部 82 係合爪 83 円弧縁 84 収納棚 85 支持アーム 86 支持棒 87 軸ピン 88 枢支ピン 89 保持杆 90 係止ピン 91 支持孔 92 キックばね 93 ガススプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 什器本体の下端に複数のキャスターを備
    えて移動可能であるとともに、使用中に不意に移動しな
    いように移動規制を行う可動什器のストッパー装置であ
    って、什器本体の下端部に水平な支軸にて中間部を回動
    可能に支持された傾動部材を有し、該傾動部材の一端部
    に下方へ突出した接地部材を設けるとともに、該接地部
    材が床面から離れる方向に傾動部材を弾性付勢し、前記
    傾動部材の上位に中央部を水平な回動軸にて傾動可能に
    支持した操作部材を設け、該操作部材には係止ピンを設
    ける一方、前記傾動部材の上縁部には前記接地部材が床
    面に接地した状態で前記係止ピンを受け入れてその状態
    を維持する係合段部を設けてなることを特徴とする可動
    什器のストッパー装置。
  2. 【請求項2】 前記傾動部材に対して前記接地部材を上
    下動可能となすとともに、該接地部材を下方突出方向へ
    弾性付勢してなる請求項1記載の可動什器のストッパー
    装置。
  3. 【請求項3】 前記什器本体に床面に沿った接地脚を備
    え、該接地脚の両端部に設けたキャスター間に前記傾動
    部材と操作部材を内蔵するとともに、該傾動部材にその
    回動軸を中心とした両端部に円弧状の押ボタン部を形成
    し、前記接地部材が床面に接触した状態で一方の押ボタ
    ン部が接地脚の上面から突出し、前記接地部材が床面か
    ら離れた状態で他方の押ボタン部が接地脚の上面から突
    出するように設定し、両押ボタン部に異なる配色又は表
    示を施してなる請求項1又は2記載の可動什器のストッ
    パー装置。
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