JP2006223484A - テ−ブル等のストッパ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャスタ−17,27を取り付け可能な脚柱14と前記脚柱14に取り付け可能な装置本体26と前記脚柱14の上面に突出かつ押圧可能に設けた操作手段31と前記操作手段31に係合可能に設けた制御手段30と前記制御手段30の上下動に同動可能に取り付け、下端部が床面42と接地または離間可能なストッパ28を設け、操作手段31の押圧操作を介して、前記ストッパ28を交互に上動または下動可能とする。
【選択図】図3
Description
例えば、折り畳みテ−ブルのストッパ装置として、キャスタ−を取り付けた脚柱の端部に、第1および第2操作ペダルを枢軸を中心に上下方向へ回動可能に支持し、かつ前記第1操作ペダルの押圧操作によって第2操作ペダルを上方へ回動可能に設け、第2操作ペダルの直下にストッパを上動可能に付勢し、かつ第2操作ペダルとストッパの頭部とを係合可能に配置し、テ−ブルの移動時は、第1操作ペダルを押圧して第2操作ペダルを上方へ回動させ、その上動変位分ストッパを同動させて、ストッパの下端部を床面から浮上させ、テ−ブルの移動拘束時は、第2操作ペダルを押圧してストッパを押し下げ、該ストッパの下端部を床面に押圧し、近接配置したキャスタ−を床面から浮上させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、前記ストッパ装置は、操作部材として第1および第2操作ペダルを要し、部品点数が増えて構成が複雑化する上に、これらの操作に異なった姿勢を要する不都合があった
請求項3の発明は、前記ストッパの床面接地時、前記キャスタ−を床面に着地可能にし、ストッパ操作時における操作手段の操作力を軽減するとともに、ストッパ操作時にストッパ装置に掛かる負荷を軽減し、その支持強度を緩和して、ストッパ装置の安価な製作を実現するとともに、テ−ブル使用時における天板の水平度を維持し、安全な使用状態を得られるようにしている。
請求項4の発明は、前記装置本体に前記キャスタ−を取り付け可能にして、装置本体に複数部品を組み込んでユニット化し、脚柱に対する取り付けを合理化して、装置本体を簡易かつ迅速に取り付けられるようにしている。
請求項3の発明は、前記ストッパの床面接地時、前記キャスタ−を床面に着地可能にしたから、ストッパ操作時における操作手段の操作力を軽減するとともに、ストッパ操作時にストッパ装置に掛かる負荷を軽減し、その支持強度を緩和して、ストッパ装置の安価な製作を実現することができるとともに、テ−ブル使用時における天板の水平度を維持し、安全な使用状態を得られる効果がある。
請求項4の発明は、前記装置本体に前記キャスタ−を取り付け可能にしたから、装置本体に複数部品を組み込んでユニット化し、脚柱に対する取り付けを合理化して、装置本体を簡易かつ迅速に取り付けることができる。
前記補強フレ−ム2は鋼板を略U字形断面に折曲して形成され、その一対の屈曲片2a,2a間に、ピン3を介して一対のブラケット4が回動可能に支持されている。
前記幕板9の上下端部にリンク10,11が設けられ、該リンク10,11を介し天板1の折り畳み動作に連動して、折り畳み可能にされている。12は補強フレ−ム2に取り付けた収容棚、13は支柱7の上端部に装着したキャップである。
前記位置決め突起15の内側にボルト挿通孔16が設けられ、該挿通孔16に挿入したボルト(図示略)を、支柱7の下端部に設けたネジ孔(図示略)にネジ込み可能にしている。
このうち、装置本体26は合成樹脂によって長尺の小判形に成形され、その一端部に軸筒部32が突設され、前記凹孔22に収容可能にされている。前記軸筒部32にネジ孔33が形成され、該ネジ孔33にキャスタ−27の取付ボルト34をねじ込み可能にしている。図中、35は装置本体26の一端部に突設した脚片で、その先端部にビス孔36が形成されている。
前記カム室29の上部は装置本体26に開口され、該カム室29の略上半部周面に複数のガイドカム39が等角度位置に突設され、該カム39の間にガイド溝40が成形されている。
前記ガイドカム39の断面形状は略台形に形成され、その下端部に略鋸歯スペ−ス状の切欠部41が形成され、該切欠部41に制御カム30の後述するドグを係脱可能にしている。
前記ストッパシャフト43の上端部にネジ孔44が形成され、該ネジ孔44にビス45がねじ込まれ、該ビス45の頭部に制御カム30の軸筒部が係合可能に取り付けられている。したがって、制御カム30とストッパシャフト43とは一体に上動可能にされている
前記軸筒部46の下部に円板状のカム板48が一体成形され、該カム板48はガイドカム39の内面に挿入可能にされ、その周面に複数の係合歯49が等角度位置に一体成形され、該係合歯49が前記ガイド溝40に摺動可能に嵌合している。
前記係合突起51の外側部は前記切欠部41に係合可能にされ、該係合突起51の内側部が後述する操作カム31の係合爪と噛合可能にされている。
前記カム室29の上側開口部周縁に凹溝20の底部が突出して配置され、該突出部に係合歯54の上端部が係合可能に配置され、通孔21から操作カム31を抜け止めしている
このよう前記構成部品は型成形または樹脂成形によって製作され、機械加工を可及的に抑制したから、安定した品質と寸法精度を得られ、これを安価に製作できる。
このようにするとセットスプリング58の弾性によって、制御カム30が通孔21側へ付勢され、その軸筒部46の上端部が前記ビス45の頭部に当接して移動を規制され、またセットスプリング57の弾性によって、ストッパ28が筒状ガイド36の外側へ付勢される。
そして、操作カム31の係合歯54をカム室29上方のガイド溝40に嵌合し、かつその凹孔53を前記軸筒部46の上端部に挿入して、操作カム31を装置本体26上に立位状態で保持する。
その際、操作カム31の上端部にキャップ56を予め嵌着若しくは接着して置き、そのキャップ56の位置を脚柱14の通孔21に対応して位置付ける。この状況は図4のようである。
そして、各脚片35,59のビス孔36,60をネジ孔23,24に位置合わせしたところで、該ビス孔36,60にビス(図示略)を挿入し、かつこれをネジ孔23,24にねじ込んで、装置本体26を取り付ける。
次に、継手板8を予め溶接した支柱7を用意し、該支柱7の下端部を脚柱14の位置決め突起15に差し込み、一方、脚柱14の下方からボルト(図示略)をボルト挿通孔16に挿入し、前記ボルトを支柱7の下端部に設けたネジ孔(図示略)にねじ込んで、支柱7を取り付ける。この状況は図10のようである。
このような組み立て状態では、制御カム30がセットスプリング58の弾性によって上方へ付勢され、ドグ50の上端部の係合突起51が、ガイドカム39の下端部の切欠部41に係合し、またはガイド溝40に係合し、該係合突起51に操作カム31の係合爪55が噛合している。
この場合、前記操作カム31はガイド溝40に沿って若干移動し得るが、係合歯54の上端部が凹溝20の底部に係合可能に配置されているため、操作カム31が通孔21から抜け出ることはない。
その際、操作カム31は係合突起51に支持されて立位し、その上端部が脚柱14の上面より若干突出した状態に置かれる。この状況は図3のようである。
このようにすると、操作カム31の係合歯54がガイド溝40に沿って下方へ摺動し、下端部の係合爪55が制御カム30のドグ50の係合突起51と係合して、制御カム30を押し下げ、前記係合突起51と切欠部41との係合が解除される。
前記操作カム31は、係合歯54を介しガイド溝40に沿って上動し、該カム31の上端部が脚柱14の上面から突出する。この突出状態は図12のようで、図3のストッパ操作時よりも上方に突出し、この突出状態の相違によってストッパ解除状態を視認できる。
この場合、操作カム31は係合歯54がガイド溝40と終始係合し、その回動が拘束されているから、ストッパ操作の前後において同相の平面形状を維持する。
このため、ストッパシャフト43と一体的なストッパ28が上動し、該ストッパ28が床面42から浮上し、キャスタ−17,27による移動が可能になる。
この後、テ−ブルを適所へ移動し、図11のようなスタッキングが可能になる。
このようにすると、操作カム31の係合歯54がガイド溝40に沿って下方へ摺動し、係合爪55が制御カム30のドグ50の上端部と係合して、制御カム30をガイドカム39の略半分幅分、つまり係合歯49の半ピッチ相当の約30°円周方向へ前述と同方向に押し回し、係合突起51を切欠部41に係合させる。
したがって、キャスタ−17,27による移動が阻止され、テ−ブルを定位置で安全に制止し、テ−ブルの安定したスタッキングないし保管状態を得られる。
この状況は図3のようで、操作カム31の上端部が脚柱14から若干突出している。
このため、セットスプリング58の弾性によって、制御カム30が押し上げられ、これに操作カム31とストッパシャフト43とが同動して、ストッパ28が床面42から浮上し、テ−ブルの移動が可能になる。
こうして、制御カム30をガイドカム39の略半分幅分、前述と同方向へ押し回し、係合突起51を切欠部41に係合させてカム板48を下方へ移動し、セットスプリング57を押し縮める。
この後、レバ−ハンドル63を操作し、天板1を使用位置へ回動すれば、テ−ブルの安定した使用状態を得られる。
また、ストッパ作用時、つまりテ−ブル使用時は、キャスタ−17,27が床面42上に位置しているから、天板1の水平面が維持され、天板1の安定した使用状態を得られる
17 キャスタ−
25 ストッパ装置
26 装置本体
27 キャスタ−
28 ストッパ
29 カム室
30 制御手段(制御カム)
31 操作手段(操作カム)
40 ガイド溝
42 床面
49 係合歯
50 ドグ
54 係合歯
Claims (4)
- キャスタ−を取り付け可能な脚柱と、該脚柱に取り付け可能な装置本体と、前記脚柱の上面に突出かつ押圧可能に設けた操作手段と、該操作手段に係合可能に設けた制御手段と、該制御手段の上下動に同動可能に取り付け、下端部が床面と接地または離間可能なストッパとを備えた、テ−ブル等のストッパ装置において、前記装置本体に前記操作手段と制御手段とを上下動可能に収容可能なカム室を設け、該カム室に複数のガイド溝とガイドカムとを交互に形成し、前記操作手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯を設け、前記制御手段の周面に前記ガイド溝に摺動可能に係合可能な複数の係合歯と、前記操作手段と前記ガイドカムに係脱可能な複数のドグを突設し、前記操作手段の押圧操作を介して、前記ストッパを交互に上動または下動可能にしたことを特徴とするテ−ブル等のストッパ装置。
- 前記操作手段の押圧操作を介して、前記制御手段を間欠回動可能にし、前記ガイドカムとドグとを交互に係脱可能にした請求項1記載のテ−ブル等のストッパ装置。
- 前記ストッパの床面接地時、前記キャスタ−を床面に着地可能にした請求項1記載のテ−ブル等のストッパ装置。
- 前記装置本体に前記キャスタ−を取り付け可能にした請求項1記載のテ−ブル等のストッパ装置。
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