JP4652106B2 - 小束紙幣処理機 - Google Patents

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本発明は、小束紙幣を取り扱う小束紙幣処理機に関する。
バラ紙幣を結束する紙幣結束機に関する技術として、機体下部右側に、入金口に入金されたバラ紙幣を搬送しつつ識別し、識別結果に基づいて金種別に一時貯留させるとともに、入金が確定するとバラ紙幣を金種別に収納させるバラ紙幣処理部が設けられ、機体上部に、バラ紙幣処理部から繰り出されたバラ紙幣を所定枚数ずつ集積させて結束テープを巻き回して小束紙幣とする結束処理部が設けられ、さらに、機体下部左側に小束紙幣を出金可能に金種別の束収納部に収納させる束紙幣処理部が設けられたものがある(例えば特許文献1参照)。この紙幣結束機は、金融機関において窓口から離れた別室に置かれ、いわゆる出納機として用いられるものであり、その大きさに比較的制限が少ないものである。
これに対して、窓口に置かれるテラー機は、テラーカウンタの下側に配置されるものであることから、小型化が必要であり、特に高さ方向の大きさに制限がある。このような理由から、テラー機は、機能を絞る必要があり、紙幣については通常バラ紙幣のみを取り扱うようになっている。しかしながら、テラー機においても小束紙幣を出金させる要望があり、別途結束された小束紙幣を収納し出金させる装置が開示されている(例えば特許文献2参照)。
特開2000−177935号公報 特開平1−94494号公報
しかしながら、さらに要望は深まり、テラー機においてもバラ紙幣を結束させる機能を組み込む要望が生じてきている。このような要望に応えるためには、結束部で結束された小束紙幣を簡素な構造でテラー側に搬送する必要があった。勿論、このような要望はテラー機に限らずとも生じる可能性がある。
したがって、本発明は、小束紙幣を簡素な構造で搬送することができる小束紙幣処理機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、小束紙幣を小束搬送部で搬送して小束出金口から機外へ出金させる小束紙幣処理機であって、前記小束出金口には、該小束出金口を開閉させるシャッタが設けられており、前記小束出金口の前方には略水平に配置される案内面部が設けられていて、前記シャッタは、前記小束出金口を閉塞可能であって閉塞状態における上部の回動軸において回動可能かつ昇降可能に支持されるシャッタ本体と、前記回動軸の下降に連動して前記シャッタ本体の下部を前方に移動させて前記小束出金口を開く作動アームとを有し、前記シャッタは、開状態で前記小束出金口から繰り出された小束紙幣を、閉作動で前記案内面部上に載置させるとともに、次の開作動で前記回動軸を下降させ前記シャッタ本体の下部を前記案内面部上で前方に移動させることにより、該開作動に連動して前記シャッタ本体の下部により小束紙幣を前方に押し出して前記案内面部上で移動させることを特徴としている。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記シャッタは、開状態で前記小束搬送部から繰り出された小束紙幣を載置させる前下がりの傾斜面を有することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、小束出金口から繰り出された小束紙幣を、シャッタがその開作動に連動して前方に押し出すため、小束紙幣の小束出金口からの繰り出しの後に、再びシャッタを開くことで、小束紙幣を前方に搬送することができる。このように、小束出金口を開閉させるシャッタで小束紙幣を搬送できるため、簡素な構造で小束紙幣を搬送することができる。
また、シャッタの開作動時に、シャッタ本体の上部の回動軸を下降させると、シャッタ本体に回動可能に連結された作動アームが、これに連動してシャッタ本体の下部を前方に移動させる。このシャッタ本体の下部の前方移動で、小束紙幣を前方に搬送することができる。このように、シャッタ本体と作動アームという確実に簡素な構造で小束紙幣を搬送することができる。
請求項に係る発明によれば、シャッタを開状態として、小束搬送部で小束紙幣を繰り出させると、小束紙幣がシャッタの前下がりの傾斜面に載置されて、前方に滑り落ち搬送される。よって、さらに簡素な構造で小束紙幣を搬送することができる。
本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機(小束紙幣処理機)を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の貨幣入出金機11は、図1に示すように、その機体12が略直方体形状をなしており、入金されたバラ紙幣を収納し、収納したバラ紙幣を必要に応じて出金させるバラ紙幣処理部13が下部に設けられる一方、その上側に、必要によりバラ紙幣を所定枚数(100枚)で結束して小束紙幣として出金させる束紙幣処理部14が設けられている。なお、図示は略すが、入金されたバラ硬貨を収納し、収納したバラ硬貨を必要に応じて出金させるバラ硬貨処理部も設けられている。この貨幣入出金機11は、金融機関においてテラーカウンタの下側に配置されるテラー機である。
バラ紙幣処理部13には、その機体12の前面12F側の上部に、バラ紙幣が長手方向を機体左右方向に沿わせた姿勢で積層状態で投入される入金口21が設けられており、この入金口21のさらに上側に機体12内からバラ紙幣が繰り出されるバラ出金口22が設けられ、入金口21の下側に機体12内からリジェクト紙幣が繰り出されるリジェクト口23が設けられている。
また、バラ紙幣処理部13には、入金口21から一枚ずつ分離されて機体12内に取り込まれたバラ紙幣の金種、真偽、正損、表裏方向および搬送異常の有無の識別と計数とを行う入金識別部25が設けられており、その下流側に入金識別部25の識別結果に基づいてバラ紙幣の表裏を取り揃える表裏取揃部26が設けられている。
さらに、バラ紙幣処理部13には、入金識別部25で受入可能と識別され、表裏取揃部26で表裏が取り揃えられたバラ紙幣を入金識別部25の鑑別結果に基づいて分類し、集積状態で一時貯留させる一時貯留部30〜34が設けられており、各一時貯留部30〜34の下方に、上方の一時貯留部30からバラ紙幣を受け入れて収納する収納部37および一時貯留部31〜34のうち上方のものからバラ紙幣を受け入れて収納するとともに収納した紙幣を最下のものから一枚ずつ出金可能な収納部38〜41が一対一で設けられている。なお、入金識別部25で受入可能と識別された紙幣を一時貯留部30〜34に貯留させずにそのまま束紙幣処理部14に搬送して結束させることも可能となっている。
加えて、バラ紙幣処理部13には、上記した収納部38〜41から出金されたバラ紙幣の金種、真偽、正損および搬送異常の有無の識別と計数とを行う出金判別部44と、出金判別部44の判別結果に基づき出金リジェクト紙幣を収納する出金リジェクトボックス45とが設けられている。ここで、バラ紙幣処理部13から出金され、出金判別部44で判別されたバラ紙幣は、バラ出金口22、出金リジェクトボックス45および束紙幣処理部14に選択的に搬送可能とされている。
束紙幣処理部14には、バラ紙幣処理部13から搬送されてきた紙幣を上下方向に集積させる集積部48と、その前側にあって、集積された紙幣を受け取って結束テープを巻き回す、つまり結束テープで結束する結束処理を行って小束紙幣Wとする結束部49と、結束部49で結束された小束紙幣Wを、前進する押圧板53によって、略水平に延在する搬送面54上で滑らせながら機体前方に略水平に押し出す受渡機構部52と、受渡機構部52で受け渡された小束紙幣Wを搬送する小束搬送部50とを有している。この小束搬送部50は、束紙幣処理部14における機体12の前面12F側に設けられた小束出金口51に、その後方の結束部49から受渡機構部52を介して受け取った小束紙幣Wを搬送する。
上記のような構成のバラ紙幣処理部13および束紙幣処理部14においては、入金口21に投入されたバラ紙幣を機体12内に収納するバラ紙幣収納処理時および入金口21に投入されたバラ紙幣のうち指定金種の紙幣を結束して小束紙幣Wとするローカル整理処理時において、入金口21に投入され機体12内に取り込まれたバラ紙幣は、まず入金識別部25で識別されることになる。そして、入金識別部25で真紙幣かつ正紙幣かつ正常搬送の紙幣と識別された紙幣以外のバラ紙幣がリジェクト口23に返却される。
入金識別部25で真紙幣かつ正紙幣かつ正常搬送の紙幣と識別されたバラ紙幣は、適宜表裏取揃部26で表裏が取り揃えられた後、バラ紙幣収納処理時においては、一時貯留部31〜34の対応する金種のものに送り込まれることになり、一時貯留部31〜34で一時貯留された後、入金識別部25による識別結果の図示略の表示部への表示に基づいて入金確定操作が図示略の操作部に入力されると、金種別に分けられた状態で収納部38〜41に収納される。他方、入金識別部25で真紙幣かつ正紙幣かつ正常搬送の紙幣と識別されたバラ紙幣は、ローカル整理処理時には、適宜表裏取揃部26で表裏が取り揃えられた後、束紙幣処理部14の集積部48に送られることになる。ここで、集積部48では、送り込まれた紙幣を位置を合わせて所定枚数上下方向に集積させる。
収納部38〜41に収納されたバラ紙幣を出金させるバラ紙幣出金処理時、収納部38〜41に収納されたバラ紙幣を結束して小束紙幣Wとする結束処理時、収納部38〜41に収納されたバラ紙幣の収納量を確定する精査処理時および収納部38〜41のうちの所定のものに収納された混合金種の紙幣を他のものに装填する装填処理時には、収納部38〜41の少なくとも一つから紙幣を繰り出すことになり、繰り出された紙幣は、まず出金判別部44で判別されることになる。そして、出金判別部44で真紙幣かつ正紙幣かつ正常搬送の出金可能紙幣と判別されたバラ紙幣は、バラ紙幣出金処理時には、バラ紙幣出金口22に繰り出されることになり、結束処理時には、集積部48に送られて所定枚数ずつ位置を合わせて集積される。また、精査処理時および装填処理時には、一時貯留部30〜34のうちの対応するものに搬送される。他方、いずれの場合も、出金判別部44で真紙幣かつ正紙幣かつ正常搬送の紙幣と識別された紙幣以外のバラ紙幣は出金リジェクトボックス45に収納される。
そして、本実施形態においては、小束搬送部50が、図3(a)に示すように、小束出金口51の直前位置にあって、これと結束部40(図1参照)とを受渡機構部52を介して結ぶように配設された搬送ベルトコンベア55と、搬送ベルトコンベア55の上側にこれと平行に設けられてこれと同期して回転する押付羽根車56とを有している。
搬送ベルトコンベア55は、受渡機構部52の側に機体左右方向に沿って水平に配設されたローラ58と、小束出金口51の側であってローラ58よりも所定量高い位置に機体左右方向に沿って水平に配設されたローラ59と、これらローラ58,59に掛けられた無端の搬送ベルト61とを有している。ここで、ローラ58,59のうちのいずれか一方が図示略のモータで回転駆動されることで搬送ベルト61および他のローラが回転する。
上記のようにローラ58,59が配設されていることで、搬送ベルトコンベア55は結束部40側よりも小束出金口51側が若干高くなるように傾斜している。この搬送ベルトコンベア55の搬送ベルト61は、一定幅に形成された無端のベルト本体部63と、このベルト本体部63の外周側から所定の等間隔をあけて外側に立ち上がる複数具体的には2つの区分部64とを有している。
ベルト本体部63においてローラ58,59に掛けられた状態で、搬送ベルトコンベア55には、その上部側にローラ58,59を結ぶように略直線状をなす上部搬送領域66が形成されることになる。
両区分部64は、上部搬送領域66にあるとき、その移動方向に対し直交し幅方向に延在する立壁状をなすようにベルト本体部63に形成されている。これら区分部64同士の間隔は、小束紙幣Wの搬送方向長さ(つまり短辺方向長さ)の最大値よりも長い間隔であって最小値の2倍よりも短い間隔をなしており、その結果、結束部49で結束された小束紙幣Wは、上部搬送領域66において隣り合う区分部64間のベルト本体部63の上面で形成される載置面67に1束ずつ分離された状態で載置される。なお、区分部64は小束紙幣Wの厚みよりも低い高さであってしかも適度な剛性を有しており、小束紙幣Wの搬送方向の後面に当接しても撓まずにこれを小束出金口51側に押し出すことが可能となっている。
搬送ベルトコンベア55の上側に設けられた押付羽根車56は、搬送ベルトコンベア55の搬送ベルト61に小束紙幣Wを押し付けるためのもので、機体左右方向に沿って水平に配設された円筒状のボス部75と、このボス部75の外周側から所定の等間隔をあけて半径方向外側に放射状に立ち上がる複数具体的には8つの押付羽根76とを有している。この押付羽根車56は下端部に位置するときに搬送ベルトコンベア55の上部搬送領域66の移動速度と同じ速度で移動するように駆動される。
すべての押付羽根76の突出量は、ボス部75と搬送ベルト61の上部搬送領域66にあるベルト本体部63との隙間の距離と略同じ長さとされている。なお、押付羽根76は、区分部64に比して剛性が低く、上部搬送領域66の載置面67に小束紙幣Wがある場合にはこれに当接することでその厚みによって撓み、その弾性力でこれを載置面67に押し付ける。
そして、小束出金口51には、これを開閉させるシャッタ80が設けられている。このシャッタ80は、図2に示すように、小束出金口51の左右の機体12側に下側ほど前側に位置するように若干傾斜して上下方向に延在するように配設された直線状のガイド溝81と、機体左右方向に延在するとともに両端部が両ガイド溝81に沿ってスライド可能つまり昇降可能に設けられた回動軸82と、小束出金口51を閉塞可能であって閉塞状態における上部に上記した回動軸82が連結され、この回動軸82を中心に回動可能に設けられた板材からなるシャッタ本体84と、回動軸82を昇降駆動する図示略の昇降駆動機構とを有している。
シャッタ本体84は、図2(a)に示すように、回動軸82が上限位置にあるとき全体的に機体前後方向に直交して小束出金口51を閉塞させることになり、この状態において、回動軸82から前下がりに延出する板部85と、この板部85の回動軸82とは反対側から鉛直下方に延出する中間板部86と、中間板部86の板部85とは反対側から後方に折れ曲がる先端板部87とを有しており、中間板部86の面積が最も広くなっている。
また、シャッタ80は、小束出金口51より若干下方の左右の機体12側であって、前記したガイド溝81の下端近傍の軸88を中心としたR形状となる、下側ほど前側に位置するように傾斜する湾曲形状をなして形成されたガイド溝89と、回動軸82・軸88と平行をなしてガイド溝89に沿ってスライド可能に設けられた連結軸90と、シャッタ本体84の中間板部86の左右に回動軸82と平行かつ互いに同軸に設けられた連結軸91と、左右方向における位置が合う連結軸90,91同士を連結させる、軸88に揺動自在に支持された左右の作動アーム92とを有している。図示略の昇降駆動機構で回動軸82を下降させると、これと連動してガイド溝89で連結軸90が案内されながら軸88を中心として回動する作動アーム92で押されてシャッタ本体84の下部の先端板部87が略水平に前方に移動することになり、小束出金口51のシャッタ本体84よりも上側部分が開放される。ガイド溝89、連結軸90,91および作動アーム92は、回動軸82の下降に連動してシャッタ本体84の下部を前方に移動させる作動機構94を構成している。
ここで、図2(b)に示すように、図示略の昇降駆動機構で回動軸82を下限位置まで下降させた状態では、シャッタ本体84が小束出金口51の下縁部を構成することになる。この状態で、シャッタ本体84は、その板部85が若干前上がりに傾斜して、図3(b)に示すように、搬送ベルトコンベア55の上部搬送領域66にあるベルト本体部63の延長上に配置されることになり、また最も広い中間板部86が板部85の前端縁部から前下がりに傾斜することになる。つまり、中間板部86の上面がシャッタ80の前下がりの傾斜面86aとなる。さらに、この状態で、先端板部87が中間板部86の前端縁部から下方に延出する状態となる。
小束出金口51の前方には、略水平に配置される案内面部95が形成されており、この案内面部95の中間位置よりも前側には、機体12に対し着脱可能な小束受け96が取り付けられている。この小束受け96は、案内面部95の前端縁部から前下がりに延出する傾斜案内面部97と、傾斜案内面部97の前側において下方に凹状をなし小束紙幣Wを上下方向に複数集積可能な受部98とを有している。ここで、小束受け96の受部98とは反対側には案内面部95よりも上側に突出するコロ101が左右方向に沿ってその中心軸回りに回動自在に支持されている。なお、上記したシャッタ本体84は、案内面部95の上側において揺動することになり、回動軸82が下限位置にあるときに最も下側となる先端板部87の下端縁部が案内面部95の直上に位置するとともに、コロ101よりも後側に位置する。
以上のような構成の本実施形態の貨幣入出金機11では、収納部38〜41に収納されたバラ紙幣のうち指定金種のバラ紙幣を結束して小束紙幣Wとする結束処理時と、入金口21に投入されたバラ紙幣のうち指定金種のバラ紙幣を結束して小束紙幣Wとするローカル整理処理時とにおいて、図示せぬ制御部が、バラ紙幣処理部13から束紙幣処理部14に送られた紙幣を集積部48で所定枚数集積させた後、結束部49で結束させて小束紙幣Wとする。このようにして結束部49で結束された小束紙幣Wを受渡機構部52から小束搬送部50を介して小束出金口51から繰り出させることになるが、以下において、複数束の小束紙幣Wを繰り出す場合について説明する。
結束部49で結束された1束目の小束紙幣Wが、長手方向を機体左右方向に沿わせた水平姿勢で結束部49から受渡機構部52の押圧板53で押されて、小束搬送部50に送り出されることになるが、制御部は、受渡機構部52から小束搬送部50へ小束紙幣Wを受け渡し可能なタイミングになると、上部搬送領域66を小束出金口51側に移動させるように搬送ベルトコンベア55を駆動するとともに、これと同期して押付羽根車56を下部側の押付羽根76を小束出金口51側に移動させるように駆動し、搬送ベルトコンベア55に受渡機構部52の押圧板53で1束目の小束紙幣Wを送り出させる。このとき、制御部は、搬送ベルトコンベア55の搬送ベルト61の搬送速度と各区分部64の上部搬送領域66へ位置するタイミングとから受渡機構部52を制御して、所定の区分部64に対しその後側に近接させるようにして小束紙幣Wの前部を搬送ベルト61の載置面67に載置させ、さらに押圧板53で押圧しつつ載置面67の移動で1束目の小束紙幣Wを載置面67とともに小束出金口51側に移動させる。また、このとき、上側の押付羽根車56の複数の押付羽根76が上側から1束目の小束紙幣Wに接触して弾性変形し、これらの押付羽根76の弾性力で1束目の小束紙幣Wが載置面67に押し付けられる。
そして、図3(b)に示すように受渡機構部52の押圧板53が最も小束出金口51側に位置するタイミングで、制御部は、図示略の昇降駆動機構によって、図2(b)に示すようにシャッタ80の回動軸82を下限位置まで下降させる。すると、シャッタ本体84の上端部が下降するとともに作動機構94によってシャッタ本体84の下端部が前方に移動し、図3(b)に示すように、その板部85が若干前上がりに傾斜して搬送ベルトコンベア55の上部搬送領域66にあるベルト本体部63の延長上に配置されることになり、また最も広い中間板部86が前下がりに傾斜することになる。
一方、図4(a)に示すように、駆動状態が維持されている搬送ベルトコンベア55の搬送ベルト61の後側の区分部64で押される1束目の小束紙幣Wは、シャッタ本体84の板部85で案内されて、板部85に沿う姿勢で板部85よりも前方に一部突出する状態となり、その後、図4(b)に示すように、その重心位置が板部85よりも中間板部86側に至ると、シャッタ本体84の前下がりの中間板部86の傾斜面86a上に載置される状態となって、傾斜面86aの傾斜によって前端が案内面部95に当接しコロ101で停止させられるまで滑り落ちる。
このように1束目の小束紙幣Wの前端が案内面部95に当接しコロ101で停止させられるタイミングで、制御部は、図示略の昇降駆動機構によって、図2(a)に示すようにシャッタの回動軸82を上限位置まで上昇させる。すると、シャッタ本体84の後端部が上降するとともに作動機構94によってシャッタ本体84の前端部が後方に移動し、最も広い中間板部86が鉛直に沿うことになる。これにより、中間板部86に載置されていた1束目の小束紙幣Wは、図5(a)に示すように、全体が案内面部95上に載置されることになる。
なお、上記において、図4(a)に示すように、小束紙幣Wがシャッタ本体84の板部85に沿う前上がりの姿勢で板部85よりも前方に一部突出する状態で、搬送ベルトコンベア55および押付羽根車56を停止させて、小束紙幣Wの操作者による取り出しを待つようにし、また、取り出されると、次の小束紙幣Wを同様に突出させるという動作を繰り返すようにしても良い。
次に、制御部は、結束部49で結束された2束目の小束紙幣Wを、上記と同様にして、搬送ベルトコンベア55に受渡機構部52の押圧板53で送り出させる。
そして、受渡機構部52の押圧板53による2束目の小束紙幣Wの最も小束出金口51側までの搬送を行ったタイミングで、制御部は、図2(b)に示すようにシャッタ80の回動軸82を下限位置まで下降させる。すると、シャッタ本体84の上端部が下降するとともに作動機構94によってシャッタ本体84の下端部が前方に略水平に移動する。このとき、図5(b)に示すように、シャッタ本体84の中間板部86と先端板部87との境界縁部が、既に繰り出され案内面部95に載置されていた1束目の小束紙幣Wの後面に当接し、これを前方に押し出す。すると、この1束目の小束紙幣Wは、コロ101に乗り上げて案内面部85をさらに前方に円滑に移動し、前端側が案内面部95に載置され、中央より後側がコロ101に載置された状態で停止する。
再び開状態とされたシャッタ本体84は、上記と同様に、その板部85が若干前上がりに傾斜して搬送ベルトコンベア55の上部搬送領域66にあるベルト本体部63の延長上に配置されることになり、また中間板部86の傾斜面86aが板部85の前端縁部から前下がりに傾斜することになり、この状態のシャッタ本体84の板部85に、搬送ベルトコンベア55から2束目の小束紙幣Wが繰り出される。すると、小束紙幣Wは、シャッタ本体84の板部85で案内されて板部85に沿う姿勢で板部85よりも前方に一部突出する状態となった後、図6(a)に示すように、シャッタ本体84の前下がりの中間板部86の傾斜面86a上に載置される状態となって、傾斜面86aの傾斜によって前端が、シャッタ本体84の中間板部86の下端部よりも上側に突出する1束目の小束紙幣Wの後面に当接し停止させられるまで滑り落ちる。
2束目の小束紙幣Wの前端が1束目の小束紙幣Wの後面に当接し停止させられるタイミングで、制御部は、図2(a)に示すようにシャッタ80の回動軸82を上限位置まで上昇させる。すると、シャッタ本体84の後端部が上降するとともに作動機構94によってシャッタ本体84の前端部が後方に移動し、最も広い中間板部86が鉛直に沿うことになる。これにより、中間板部86に載置されていた2束目の小束紙幣Wは、図6(b)に示すように、1束目の小束紙幣Wを前方に押しながらその後側において全体が案内面部95上に載置されることになる。
次に、制御部は、結束部49で結束された3束目の小束紙幣Wを、上記と同様にして、搬送ベルトコンベア55に受渡機構部52の押圧板53で送り出させる。
そして、受渡機構部52の押圧板53による3束目の小束紙幣Wの最も小束出金口51側までの搬送を行ったタイミングで、制御部は、図2(b)に示すようにシャッタ80の回動軸82を下限位置まで下降させる。すると、シャッタ本体84の上端部が下降するとともに作動機構94によってシャッタ本体84の下端部が前方に移動する。このとき、図7(a)に示すように、シャッタ本体84の中間板部86と先端板部87との境界縁部が、既に繰り出され案内面部95に載置されていた2束目の小束紙幣Wの後面に当接し、これを前方に押し出す。すると、この2束目の小束紙幣Wは、コロ101に乗り上げて案内面部95をさらに前方に円滑に移動するとともに、1束目の小束紙幣Wを前方に押し出す。すると、1束目の小束紙幣Wが傾斜案内面部97に至り、その傾斜によって滑り落ち、受部98に載置される。
このような作動を繰り返すことで、図7(b)に示すように、最初の方に繰り出された複数の小束紙幣Wが受部98に集積状態で載置され、後の方に繰り出された小束紙幣Wが傾斜案内面部97および案内面部95に載置されることになる。なお、繰り出す小束紙幣Wが少なければ、受部98と案内面部95とに小束紙幣Wが載置され、傾斜案内面部97には小束紙幣Wが載置されない場合もある。また、さらに繰り出す小束紙幣Wが少なければ、案内面部95に小束紙幣Wが載置され、傾斜案内面部97および受部98には小束紙幣Wが載置されない場合もある。
以上に述べた本実施形態の貨幣入出金機11によれば、小束出金口51から繰り出された小束紙幣Wを、シャッタ80がその開作動に連動して前方に押し出すため、小束紙幣Wの小束出金口51からの繰り出しの後に、再びシャッタ80を開くことで、小束紙幣Wを前方に搬送することができる。このように、小束出金口51を開閉させるシャッタ80で小束紙幣Wを搬送できるため、簡素な構造で小束紙幣Wを搬送することができる。
また、シャッタ80の開作動時に、シャッタ本体84の上部の回動軸82を下降させると、シャッタ本体84に連結された作動アーム92が、これに連動してシャッタ本体84の下部を前方に移動させる。このシャッタ本体84の下部の前方移動で、小束紙幣Wを前方に搬送することができる。このように、シャッタ本体84と作動アーム92という確実に簡素な構造で小束紙幣Wを搬送することができる。
さらに、シャッタ80を開状態として、小束搬送部50で小束紙幣Wを繰り出させると、小束紙幣Wがシャッタ80の前下がりの傾斜面86aに載置されて、前方に滑り落ち搬送される。よって、さらに簡素な構造で小束紙幣Wを搬送することができる。
加えて、シャッタ80の前方の案内面部95にコロ101が設けられているため、シャッタ80で小束紙幣Wを円滑に前方に押し出すことができる。したがって、小束紙幣Wがシャッタ80の前で滞って後の小束紙幣Wを放出できない状態になることを防止できる。
本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機のシャッタの動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機の要部の動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機の要部の動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機の要部の動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機の要部の動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る貨幣入出金機の要部の動作説明図である。
符号の説明
11 貨幣入出金機(小束紙幣処理機)
50 小束搬送部
51 小束出金口
80 シャッタ
82 回動軸
84 シャッタ本体
86a 傾斜面
92 作動アーム
W 小束紙幣

Claims (2)

  1. 小束紙幣を小束搬送部で搬送して小束出金口から機外へ出金させる小束紙幣処理機であって、
    前記小束出金口には、該小束出金口を開閉させるシャッタが設けられており、
    前記小束出金口の前方には略水平に配置される案内面部が設けられていて、
    前記シャッタは、前記小束出金口を閉塞可能であって閉塞状態における上部の回動軸において回動可能かつ昇降可能に支持されるシャッタ本体と、前記回動軸の下降に連動して前記シャッタ本体の下部を前方に移動させて前記小束出金口を開く作動アームとを有し、
    前記シャッタは、開状態で前記小束出金口から繰り出された小束紙幣を、閉作動で前記案内面部上に載置させるとともに、次の開作動で前記回動軸を下降させ前記シャッタ本体の下部を前記案内面部上で前方に移動させることにより、該開作動に連動して前記シャッタ本体の下部により小束紙幣を前方に押し出して前記案内面部上で移動させることを特徴とする小束紙幣処理機。
  2. 前記シャッタは、開状態で前記小束搬送部から繰り出された小束紙幣を載置させる前下がりの傾斜面を有することを特徴とする請求項記載の小束紙幣処理機。
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