JP4823710B2 - 紙幣入出金口 - Google Patents

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Description

本発明は、現金自動預け払い機等の自動取引装置に搭載される紙幣処理装置の紙幣入出金口に関し、特に、顧客により紙幣の投入を受け付ける紙幣入出金口に関する。
従来の紙幣入出金口は、顧客の操作により投入される紙幣を受入れ易くするためシャッタによる開口量を大きくとるようにしている。
しかしながら、このような紙幣入出金口は二つ折れ等でU字形の折れ癖を有する紙幣でも投入することが可能であり、そのような紙幣が紙幣入出金口へ投入された場合、装置内に取り込む動作や取り込んだ後の紙幣収納庫に収納する動作において動作不良を発生させ易いという問題があった。
特に、二つ折れ等でU字形の折れ癖を有する紙幣が、その山状に湾曲した凸部と凸部とが対向するように紙幣入出金口に投入された場合、紙幣入出金口内で紙幣が横にずれてしまい動作不良を発生させ易いという問題があった。
そこで、紙幣入出金口に投入された紙幣を繰出す前に、紙幣の状態検知装置で投入された紙幣のしわや折れの有無等の特徴から搬送に支障がないか否かを検知し、支障があると判別された紙幣は返却するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−44897号公報(段落「0030」〜段落「0054」、図1)
しかしながら、上述した従来の技術においては、顧客により紙幣入出金口に投入された紙幣を繰出す前に、その紙幣が搬送に支障があることを検知し、顧客に返却するようにしても、その顧客により返却された紙幣のしわや折れ癖等が修正され、再度、同じ紙幣が投入されてしまうことがあり、紙幣の投入と紙幣の返却を繰り返してしまう場合があるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、紙幣の投入を受け付ける開口部を開閉させるシャッタを備えた紙幣入出金口において、湾曲部を形成したシャッタと、前記シャッタの位置を検知する検知手段と、前記シャッタの開閉動作を行うシャッタ開閉機構とを設け、投入される紙幣を受け付けるとき、前記シャッタ開閉機構で閉状態のシャッタを開方向に移動させ、前記検知手段で紙幣の投入を受け付けるに必要な間隔を確保した位置を検知し、その位置でシャッタを停止させて湾曲した開口部を形成させるようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、湾曲した紙幣の凸部と凸部が対向する複数の紙幣の投入を抑制することができ、紙幣の投入と紙幣の返却を繰り返してしまうことがなくなるという効果が得られる。
また、装置内に取り込む動作や取り込んだ後の紙幣収納庫に収納する動作において動作不良を発生させ難くなるとういう効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による紙幣処理装置の実施例を説明する。
図4は実施例における紙幣処理装置の構成を示すブロック図である。
図4において、1は紙幣処理装置であり、紙幣の入金処理、出金処理、補充処理および回収処理を行うものである。ここで、入金処理とは紙幣処理装置1の紙幣受渡し口である紙幣入出金口に投入された紙幣を繰出して計数等し、入出金庫へ収納する処理であり、出金処理とは、入出金庫に収納された紙幣を繰出して計数等し、紙幣入出金口へ集積させる処理である。
また、補充処理とは、後述する補充回収ボックスに装填等された紙幣を繰出して計数等し、入出金庫へ収納する処理であり、回収処理とは入出金庫に収納された紙幣を繰出して計数等し、補充回収ボックスへ収納させる処理である。
なお、図中右側が紙幣処理装置1の前面、左側が紙幣処理装置1の後面を示している。
2は紙幣入出金口であり、顧客により投入される紙幣を受付け、また、顧客へ出金する紙幣を集積し、顧客との間で紙幣の受渡しを行う開口部を有する部位である。投入された紙幣は紙幣入出金口分離集積機構3で1枚ずつ分離して繰り出すことができ、また、出金される紙幣を紙幣入出金口分離集積機構3で集積することができる。
4は入出金庫であり、紙幣を収納する紙幣収納庫である。この入出金庫4は内部に配置されたステージが図示しない昇降機構により上下動し、後述する分離/集積機構により収納される紙幣はこのステージ上に集積される。また、収納された紙幣は入出金庫4の上方に設けられた分離/集積機構で1枚ずつ分離して繰り出すことができる。
この入出金庫4は、本実施例では、それぞれ同一構造の3つの入出金庫4で構成されたものとする。ここで、2つの入出金庫4には万円券を収納し、1つの入出金庫4には千円券を収納するものとする。
5は入出金庫分離集積機構であり、入出金庫4の上方に入出金庫4に収納された紙幣を1枚ずつ分離する分離ローラや分離された紙幣を繰出し、また、紙幣搬送路から搬送された紙幣をステージ上に集積させるためのフィードローラ等で構成されたものである。この入出金庫分離集積機構5はそれぞれの入出金庫4に備えられている。
6は入出金リジェクト庫であり、入金処理および出金処理において後述する鑑別部が偽券等の入金または出金に適さないと鑑別した紙幣(以下、「リジェクト紙幣」という。)等を収納するものである。
7は補充回収ボックスであり、取外し可能に構成され、入出金庫4の紙幣を回収して収納し、また、係員等により外部から装填された紙幣を収納するものである。この補充回収ボックス7は図示しない昇降可能なステージ上に紙幣を集積させる集積機構やステージ上の紙幣を分離する分離機構で構成される補充回収ボックス分離/集積機構8が設けられ、その集積機構により入出金庫4の紙幣を回収して収納し、また、その分離機構により回収等された紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し、入出金庫4へ補充する。
なお、この補充回収ボックス7には万円券、千円券等の金種を混在させて収納させておくものとする。
9は補充回収リジェクト庫であり、補充処理および回収処理においてリジェクト紙幣を収納するものである。
10は紙幣搬送路であり、紙幣を挟持して搬送するベルトおよびローラ等で構成され、正逆双方向に搬送することができるものである。この紙幣搬送路10は紙幣入出金口2と入出金庫4および入出金リジェクト庫6とを結び、また、入出金庫4と補充回収ボックス7および補充回収リジェクト庫9等とを結ぶものである。
この紙幣搬送路10の分岐点には図示しない切替ブレードが配置され、それを切り替えることにより紙幣の搬送先を変えることができ、また、この紙幣搬送路10には適宜な間隔でセンサ等が配置され、紙幣の走行状態を感知することができる。
11は鑑別部であり、紙幣入出金口2と入出金庫4との間の紙幣搬送路10上に配置されるものである。この鑑別部11は光学式センサ等により通過する紙幣の画像データ等を取得し、その画像データ等と図示しない紙幣鑑別データベースに予め登録された画像データ等を照合して紙幣の真偽、金種等の鑑別および計数を行う。
このように紙幣処理装置1は、紙幣入出金口2、入出金庫4、入出金リジェクトボックス6、補充回収ボックス7、補充回収リジェクトボックス9、紙幣搬送路10および鑑別部11等で構成され、上述した入金処理、出金処理、補充処理および回収処理を行うものである。
図1は実施例におけるシャッタ閉状態の紙幣入出金口2の説明図であり、図1(a)は紙幣入出金口2の左側面図、図1(b)は紙幣入出金口2の平面図である。
図1において、30は紙幣プール部であり、略直方体に形成された凹部である。この紙幣プール部30は紙幣入出金口2から投入等された紙幣50を貯留するものである。ここで、紙幣プール部30は、その長辺が紙幣処理装置1の前面(図中右側が紙幣処理装置1の前面、左側が後面)に平行になるように配置され、紙幣50は短手方向を鉛直方向、長手方向を略直方体に形成された紙幣プール部30の長辺に平行になるように投入される。
31はシャッタであり、板状の金属や樹脂等で構成された紙幣入出金口2の蓋となるものである。このシャッタ31は紙幣入出金口2の開口部に設けられ、開閉可能に構成されたものであり、顧客との間で紙幣50の受け渡しを行うときに、このシャッタ31を移動させて紙幣入出金口2を開口させ、それ以外のとき、例えば、入金処理や出金処理等の動作中等のときは紙幣入出金口2を閉口させておくものである。
また、シャッタ31は略矩形状に形成され、その紙幣処理装置1の前面側の一辺が略弓状の湾曲部311(図1(b))が形成されたものである。
なお、本実施例では、湾曲部311は滑らかな円弧状のもので説明するが、これに限られることなく、略弓状を形成するもの(例えば、複数の短い直線で略弓状を形成したもの)であればよいものとする。
また、本実施例では、湾曲部311は凸形状で説明するが凹形状のものとしてもよい。
32はシャッタラックであり、シャッタ31に直線状に固着された歯車である。
33はシャッタピニオンであり、シャッタラック32と噛合し、その回転駆動によりシャッタ31を図1(b)における矢印Aまたは矢印Bが示す方向に摺動させるものである。
34は回転駆動手段であり、正逆双方向に回転可能な駆動モータ等で構成されたものである。この回転駆動手段34により、回転駆動伝達ギアを介してシャッタピニオン33に回転駆動を伝達し、シャッタ31を摺動させる。
シャッタラック32、シャッタピニオン33および回転駆動手段34等で構成されたシャッタ開閉機構により、シャッタ31を図1(b)における矢印A方向に摺動させると紙幣入出金口2は閉口し、図1(b)における矢印B方向に摺動させると紙幣入出金口2は開口する。
35はシャッタカバーであり、シャッタ31を閉状態にしたとき、紙幣入出金口2を閉口させるため、シャッタ31の湾曲部311全体を覆うように紙幣処理装置1の前面側に配置された板状のものである。
36はピッカローラであり、紙幣プール部30の奥部(後面側)に配置され、紙幣プール部30に投入された紙幣50を繰出するためものである。このピッカローラ36の外周面の一部には紙幣50を繰出するために充分な摩擦力を有する摩擦部材が取り付けられ、回転させることにより当接した紙幣50を1枚ずつ繰出すことができる。
37はビルプレスであり、図示しない駆動手段により、紙幣プール部30に投入された紙幣50をピッカローラ36に当接させるものである。
38はフィードローラであり、紙幣プール部30の奥部(後面側)に配置され、繰出された紙幣50を紙幣搬送路へ送り出し、また、紙幣搬送路から搬送された紙幣50を紙幣プール部30へ送り出すものである。このフィードローラ38の外周面は紙幣50を送り出すために充分な摩擦力を有する摩擦部材が取り付けられている。
39は分離ローラであり、フィードローラ38に対向し、圧接するように配置されたものである。この分離ローラ39は図示しないワンウェイクラッチを備え、図中時計方向のみ回転可能に構成されたものである。
フィードローラ38および分離ローラ39により紙幣プール部30の出入口を構成し、フィードローラ38を図中時計方向に回転させてピッカローラ36により繰出された紙幣50を紙幣搬送路へ送り出すものである。また、フィードローラ38を図中反時計方向、分離ローラ39を図中時計方向に回転させて紙幣搬送路から搬送された紙幣50を紙幣プール部30へ送り出すものである。
このようにピッカローラ36、フィードローラ38および分離ローラ39で紙幣入出金口分離集積機構3が構成されている。なお、本実施例では、分離機構および集積機構を備えた分離集積機構で説明するが分離機構と集積機構を分離して構成するようにしてもよい。
40は紙幣投入検知センサであり、紙幣プール部30に配置され、光学式センサ等で構成されたものである。この紙幣投入検知センサ40は顧客の操作により紙幣プール部30に紙幣50が投入されたことを検知するためのものである。
41はハンドセンサであり、紙幣プール部30に配置され、光学式センサ等で構成されたものである。このハンドセンサ41を顧客の操作により紙幣50が紙幣プール部30に投入された後、顧客の手が紙幣プール部30から離れたことを検知するためのものである。
図1(b)において、42はシャッタ全開位置検知センサ、43はシャッタ閉位置検知センサ、44はシャッタ中間位置検知センサであり、シャッタラック32の軌道上に配置され、光学式センサ等で構成されたものである。
シャッタ全開位置検知センサ42は、その光軸上にシャッタラック32が存在しないことを検知することでシャッタ31が紙幣入出金口2を開口させる全開位置に位置することを検知するものである。すなわち、このシャッタ全開位置検知センサ42は、シャッタ開閉機構により図中Bの矢印で示す方向に摺動されたシャッタ31に固着されたシャッタラック32の存在が有から無に変化したことを検知してシャッタ31の全開位置(開状態)を検知する。
シャッタ閉位置検知センサ43は、その光軸上にシャッタラック32が存在することを検知することでシャッタ31が紙幣入出金口2を閉口させる閉位置に位置することを検知するものである。すなわち、このシャッタ閉位置検知センサ43は、シャッタ開閉機構により図中Aの矢印で示す方向に摺動されたシャッタ31に固着されたシャッタラック32の存在が無から有に変化したことを検知してシャッタ31の閉位置(閉状態)を検知する。
シャッタ中間位置検知センサ44は、その光軸上にシャッタラック32の存否の変化を検知することでシャッタ31が全開位置と閉位置の中間である中間位置に位置することを検知するものである。すなわち、このシャッタ中間位置検知センサ44は、シャッタ開閉機構により図中Aの矢印で示す方向(閉方向)に摺動されたシャッタ31に固着されたシャッタラック32の存在が無から有に変化したことを検知し、また、図中Bの矢印で示す方向(開方向)に摺動されたシャッタ31に固着されたシャッタラック32の存在が有から無に変化したことを検知してシャッタ31の中間位置を検知する。
ここで、シャッタ31の全開位置とは、紙幣プール部30に投入または出金処理により集積等された紙幣50を受取るに充分な紙幣入出金口2の開口状態を確保することができるシャッタ31の位置であり(図3)、シャッタ31の閉位置とは、紙幣入出金口2の閉口状態を確保することができるシャッタ31の位置である(図1)。また、シャッタ31の中間位置とは、入金処理等される紙幣50の投入を受け付けることができる紙幣入出金口2の一部を開口させるシャッタ31の位置である(図2)。
図2(b)において、Cはシャッタカバー35とシャッタ31との最短距離を示し、投入される流通した紙幣50の最大枚数の厚さに相当する距離以上が確保されたものである。
また、Dはシャッタカバー35とシャッタ31(湾曲部311の中心)との最長距離を示し、投入が許容されるU字状に湾曲した紙幣50(流通した紙幣)全体の凸部の先端部の厚さに相当する最大の距離以下に形成されたものである。
すなわち、この最長距離Dは、U字状に湾曲したものであっても動作不良を発生させることなく装置内に取り込むことができる紙幣50の凸部の厚さ以下にしたものである。
図5は実施例における紙幣処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。
図5において、21は紙幣入出金口分離/集積部であり、紙幣入出金口2の紙幣入出金口分離集積機構3等を制御し、紙幣の分離繰出し動作および集積動作を行うものである。
22は紙幣入出金口シャッタ開閉部であり、シャッタラック32、シャッタピニオン33および回転駆動手段34等で構成されたシャッタ開閉機構およびシャッタ全開位置検知センサ42、シャッタ閉位置検知センサ43ならびにシャッタ中間位置検知センサ44等によりシャッタ31の開閉動作を行うものである。
23は入出金庫分離/集積部であり、入出金庫のステージ昇降機構、分離機構および集積機構等を制御し、紙幣の分離繰出し動作および集積動作を行うものである。
24は補充回収ボックス分離/集積部であり、補充回収ボックス7のステージ昇降機構、分離機構および集積機構等を制御し、紙幣の分離繰出し動作および集積動作を行うものである。
25は搬送部であり、図示しない駆動手段により紙幣搬送路10等を制御し、紙幣を搬送する動作を行うものである。なお、紙幣搬送路10の分岐点には切替ブレードが設けられ、その切替ブレードを制御することで紙幣の搬送先を切り替えることができる。
28は記憶部であり、半導体メモリ等で構成され情報を記憶し、記憶した情報を読取ることができるものである。この記憶部28には紙幣処理装置1全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)等を記憶し、また、入出金庫4および補充回収ボックス7に収納された紙幣の枚数をそれぞれのカウンタとして記憶する。
29は制御部であり、CPU等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部29は紙幣入出口分離/集積部21、紙幣入出金口シャッタ開閉部22、入出金庫分離/集積部23、補充回収ボックス分離/集積部24、搬送部25、鑑別部11および記憶部28を含めて紙幣処理装置1全体の動作を記憶部28に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
まず、シャッタ31を閉じる動作を説明する。
図6は実施例におけるシャッタ閉処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1a:制御部29の指示により紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を回転駆動することによりシャッタ31を閉方向へ移動させる。
S2a:回転駆動手段34を駆動すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22はシャッタ閉位置検知センサ43でシャッタ31が閉位置に到達することを監視する。
S3a:シャッタ31が閉位置に到達したことを確認すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を停止させる。
このようにしてシャッタ閉処理を行う。
次に、紙幣投入時におけるシャッタ31の開閉動作を説明する。
図7は実施例における紙幣投入時のシャッタ開閉処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがって説明する。
なお、本処理を開始するとき、図9(a)に示すようにシャッタ31は閉位置にあるものとする。
S1b:制御部29の指示により紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を回転駆動することによりシャッタ31を開方向へ移動させる。
S2b:回転駆動手段34を駆動すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22はシャッタ中間位置検知センサ44でシャッタ31が中間位置に到達することを監視する。
S3b:シャッタ31が中間位置に到達したことを確認すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を停止させる。
シャッタ31が中間位置に停止するとシャッタ31の湾曲部311とシャッタカバー35により紙幣入出金口2の開口部は、湾曲した部位が分離機構側に位置する蒲鉾形状に形成される。
S4b:回転駆動手段34を停止させると紙幣入出金口シャッタ開閉部22は蒲鉾形状に形成された紙幣入出金口2の開口部から紙幣が投入されたことを紙幣投入検知センサ40およびハンドセンサ41で監視する。ここで、紙幣の投入は、紙幣投入検知センサ40で顧客の操作により紙幣プール部30に紙幣が投入されたことを検知し、さらに、ハンドセンサ41で顧客の手が紙幣プール部30から離れたことを検知することで完了したものとする。
このとき、図9(b)に示すようにふたつ折りに折られU字状にカールした紙幣の凸部がシャッタ31の湾曲部311に合うようにして紙幣プール部30に投入され易くなる。一方、図9(c)に示すようにU字状にカールした紙幣の凸部がシャッタカバー35側になるように紙幣プール部30に投入しようとすると紙幣50の長手方向の端部がシャッタ31の端部に接触し易くなり(図中符号51)、また、紙幣50の凸部(中央部)がシャッタカバー35に接触し易くなる(図中符号52)ことにより投入し難くなる。
S5b:紙幣の投入が完了したことを検知すると制御部29の指示により紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を回転駆動することによりシャッタ31を閉方向へ移動させる。
S6b:回転駆動手段34を駆動すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22はシャッタ閉位置検知センサ43でシャッタ31が閉位置に到達することを監視する。
S7b:シャッタ31が閉位置に到達したことを確認すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を停止させる。
このようにして紙幣投入時のシャッタ開閉処理を行う。
なお、紙幣入出金口2に投入された紙幣50は図10に太線で示す紙幣搬送路10を搬送され入出金庫4に紙幣50の凸部を下に、凹部を上に揃えて集積される。
次に、紙幣プール部30に投入または出金処理により集積された紙幣の紙幣受取り時におけるシャッタ31の開閉動作を説明する。
図8は実施例における紙幣受取り時のシャッタ開閉処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがって説明する。
なお、本処理を開始するとき、図9(a)に示すようにシャッタ31は閉位置にあるものとする。
S1c:制御部29の指示により紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を回転駆動することによりシャッタ31を開方向へ移動させる。
S2c:回転駆動手段34を駆動すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22はシャッタ全開位置検知センサ42でシャッタ31が全開位置に到達することを監視する。
S3c:シャッタ31が全開位置に到達したことを確認すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を停止させる。
シャッタ31が全開位置に停止すると図9(e)に示すようにシャッタ31は筐体内に入り、紙幣入出金口2は矩形状になる。これにより、紙幣プール部30内の紙幣50を受取り易くすることができる。
S4c:回転駆動手段34を停止させると紙幣入出金口シャッタ開閉部22は紙幣入出金口2の紙幣が受け取られることを紙幣投入検知センサ40およびハンドセンサ41で監視する。ここで、紙幣の受取りは、紙幣投入検知センサ40で顧客の操作により紙幣プール部30に紙幣が受取られたことを検知し、さらに、ハンドセンサ41で顧客の手が紙幣プール部30から離れたことを検知することで完了したものとする。
S5c:紙幣の受取りが完了したことを検知すると制御部29の指示により紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を回転駆動することによりシャッタ31を閉方向へ移動させる。
S6c:回転駆動手段34を駆動すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22はシャッタ閉位置検知センサ43でシャッタ31が閉位置に到達することを監視する。
S7c:シャッタ31が閉位置に到達したことを確認すると紙幣入出金口シャッタ開閉部22は回転駆動手段34を停止させる。
このようにして紙幣受取り時のシャッタ開閉処理を行う。
以上説明したように、本実施例では、紙幣入出金口のシャッタに弓状に湾曲した湾曲部を設け、紙幣入出金口の開口部を蒲鉾形状にすることにより、湾曲していない直線状の紙幣や同一方向に湾曲した紙幣の投入を受け付けるとともに、湾曲した紙幣の凸部と凸部が対向する複数の紙幣の投入を抑制することができ、紙幣の投入と紙幣の返却を繰り返してしまうことがなくなるという効果が得られる。
また、装置内に取り込む動作や取り込んだ後の紙幣収納庫に収納する動作において動作不良を発生させ難くなるとういう効果が得られる。
実施例におけるシャッタ閉状態の紙幣入出金口の説明図 実施例における紙幣投入時の紙幣入出金口の説明図 実施例における紙幣受取り時の紙幣入出金口の説明図 実施例における紙幣処理装置の構成を示すブロック図 実施例における紙幣処理装置の制御系の構成を示すブロック図 実施例におけるシャッタ閉処理を示すフローチャート 実施例における紙幣投入時のシャッタ開閉処理を示すフローチャート 実施例における紙幣受取り時のシャッタ開閉処理を示すフローチャート 実施例におけるシャッタの状態と投入された紙幣の状態を示す平面図 実施例における入金処理の紙幣搬送路を示す説明図
符号の説明
1 紙幣処理装置
2 紙幣入出金口
3 紙幣入出金口分離集積機構
4 入出金庫
5 入出金庫分離集積機構
6 入出金リジェクト庫
7 補充回収ボックス
8 補充回収ボックス分離集積機構
9 補充回収リジェクトボックス
10 紙幣搬送路
11 鑑別部
21 紙幣入出金口分離/集積部
22 紙幣入出金口シャッタ開閉部
23 入出金庫分離/集積部
24 補充回収ボックス分離/集積部
25 搬送部
28 記憶部
29 制御部
31 シャッタ
32 シャッタラック
33 シャッタピニオン
34 回転駆動手段
35 シャッタカバー
36 ピッカローラ
37 ビルプレス
38 フィードローラ
39 分離ローラ
40 紙幣投入検知センサ
41 ハンドセンサ
42 シャッタ全開位置検知センサ
43 シャッタ閉位置検知センサ
44 シャッタ中間位置検知センサ

Claims (3)

  1. 紙幣の投入を受け付ける開口部を開閉させるシャッタを備えた紙幣入出金口において、
    湾曲部を形成したシャッタと、
    前記シャッタの位置を検知する検知手段と、
    前記シャッタの開閉動作を行うシャッタ開閉機構とを設け、
    投入される紙幣を受け付けるとき、前記シャッタ開閉機構で閉状態のシャッタを開方向に移動させ、前記検知手段で紙幣の投入を受け付けるに必要な間隔を確保した位置を検知し、その位置でシャッタを停止させて湾曲した開口部を形成させるようにしたことを特徴とする紙幣入出金口。
  2. 請求項1の紙幣入出金口において、
    前記開口部の湾曲した部位が、分離機構側に位置するように前記シャッタの湾曲部を形成するようにしたことを特徴とする紙幣入出金口。
  3. 請求項1または請求項2の紙幣入出金口において、
    紙幣が受取られるとき、前記シャッタ開閉機構で閉状態のシャッタを開方向に移動させ、前記検知手段で全開位置を検知し、その位置でシャッタを停止させて矩形状の開口部を形成させるようにしたことを特徴とする紙幣入出金口。
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