JP6003435B2 - 媒体入出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体入出装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、現金自動預払機においては、入金用の硬貨を投入するための箱型の硬貨収容部と、当該硬貨収容部を外部に対し開放又は閉鎖するシャッタ部とが設けられており、入金時は当該シャッタ部を開け、顧客により硬貨収容部に投入された硬貨を現金自動預払機内に取り込むようにして入金処理を行うようになされている。
このシャッタ部においては、硬貨収容部を開放する開放位置から閉鎖する閉鎖位置までを往復移動するようスライドするシャッタの可動範囲の全域に亘って無端ベルトでなる駆動部が配置され、当該駆動部に駆動された支持部がシャッタを移動させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−73148公報
このような現金自動預払機は、装置内部の限られた空間に様々な機構部品が組み込まれており、そのような機構部品との干渉を避けるためにシャッタ部を小型化することが望ましい。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、小型化し得る媒体入出装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体入出装置においては、板状でなり、前下がりの傾斜が形成された開口の内側に位置し、当該開口を介し外部から取り込んだ媒体を収容する媒体収容部を外部から閉鎖させる閉鎖位置から当該媒体収容部の少なくとも一部を外部に開放させる開放位置までを面方向にほぼ沿う水平方向に沿って移動する板状部材と、板状部材の側方に設けられ水平方向に沿って延設し歯面が形成されたラックと、当該ラックと板状部材の開放方向端部近傍を接続するシャフトと、当該シャフトに設けられ水平方向及び鉛直方向に沿った面内を回動し所定の長さを有するリンクとにより構成され、板状部材を支持し、当該板状部材と共に水平方向に沿って移動することにより板状部材を開放位置へ向かわせる開放方向及び閉鎖位置へ向かわせる閉鎖方向へ移動させる支持部と、開口の内側において、閉鎖位置から開放位置まで板状部材が移動する際に当該板状部材の開放方向端部が移動する範囲である可動範囲の一部に亘って板状部材の側方にほぼ水平方向に沿って延設し移動せぬよう設けられラックを水平方向に沿って摺動させるラックシャフトと、回転可能に設けられラックの歯面に噛合するギアとにより構成され、支持部を支持し移動させる駆動部とを設け、支持部は、板状部材が閉鎖位置にある閉鎖状態における当該支持部の位置から開放方向へ移動することにより、板状部材を開放方向へ移動させ、板状部材は、開放位置から閉鎖位置に移行する際、ラックシャフト及びラックに沿ってほぼ水平方向に移動し、リンクによって開放方向端部が上昇し、開口に遊嵌するようにした。
これにより、板状部材の閉鎖状態において駆動部が当該板状部材よりも開放方向先端側に占める領域を削減することができる。
本発明によれば、板状部材の閉鎖状態において駆動部が当該板状部材よりも開放方向先端側に占める領域を削減することができる。かくして本発明は、小型化し得る媒体入出装置を実現できる。
現金自動預払機の外観構成を示す斜視図である。 第1及び第2の実施の形態による入出金口シャッタ部が閉鎖状態の現金自動預払機の内部構成を示す右側面図である。 第1の実施の形態による入出金口シャッタ部の構成(1)を示す斜視図である。 第1の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部の構成(1)を示す平面図である。 第1の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部の構成(2)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部の構成(3)を示す正面図である。 第1の実施の形態による入出金口シャッタ部の構成(2)を示す平面図である。 第1の実施の形態による閉鎖状態のスライドガイド及び昇降ガイドの構成を示す右側面図である。 第1の実施の形態による開放状態のスライドガイド及び昇降ガイドの構成を示す右側面図である。 第1の実施の形態による入出金口シャッタ部が開放状態の現金自動預払機の構成を示す右側面図である。 第1及び第2の実施の形態による現金自動預払機のフロントパネル開放状態を示す右側面図である。 第2の実施の形態による入出金口シャッタ部の構成(1)を示す斜視図である。 第2の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部の構成(1)を示す平面図である。 第2の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部の構成(2)を示す右側面図である。 第2の実施の形態による入出金口シャッタ部の構成(2)を示す平面図である。 第2の実施の形態による閉鎖状態のスライドガイド及び昇降ガイドの構成を示す右側面図である。 第2の実施の形態による開放状態のスライドガイド及び昇降ガイドの構成を示す右側面図である。 第2の実施の形態による入出金口シャッタ部が開放状態の現金自動預払機の構成を示す右側面図である。 第3の実施の形態による入出金口シャッタ部が閉鎖状態の現金自動預払機の構成を示す右側面図である。 第3の実施の形態による入出金口シャッタ部の構成(1)を示す斜視図である。 第3の実施の形態による入出金口シャッタ部の構成(2)を示す平面図である。 第3の実施の形態による閉鎖状態のスライドガイドの構成を示す右側面図である。 第3の実施の形態による開放状態のスライドガイドの構成を示す右側面図である。 第3の実施の形態による入出金口シャッタ部が開放状態の現金自動預払機の構成を示す右側面図である。 第3の実施の形態による現金自動預払機のフロントパネル開放状態を示す右側面図である。 他の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部の構成を示す正面図である。 他の実施の形態による入出金口シャッタ部を有する現金自動預払機の構成(1)を示す右側面図である。 他の実施の形態による入出金口シャッタ部を有する現金自動預払機の構成(2)を示す右側面図である。 従来の入出金口シャッタ部が閉鎖状態の現金自動預払機の構成を示す右側面図である。 従来の入出金口シャッタ部が開放状態の現金自動預払機の構成を示す右側面図である。 従来の現金自動預払機のフロントパネル開放状態を示す右側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機の全体構成]
図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、顧客との間で現金に関する取引を行うようになされている。
以下では、現金自動預払機1の前面側となる前側及びその反対の後側、当該前面側に対峙した顧客から見て左及び右となる左側及び右側、並びに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2は、その前面側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部から上面に渡る箇所に、側面視L字形状でなり開閉可能に構成されたフロントパネル20が設けられている。
筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、フロントパネル20を閉塞することにより、内部に保有している紙幣や硬貨等を保護する。一方筐体2は、作業者等が保守作業を行う保守作業時には、必要に応じてフロントパネル20を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得る。
フロントパネル20は、顧客が操作し易いよう前下がり傾斜が形成された板状の上向きパネル面20Hと、当該上向きパネル面20Hの後端部から鉛直よりもやや後方へ傾斜して立設する板状の横向きパネル面20Vとから構成されている。
このフロントパネル20には、上向きパネル面20Hに設けられた硬貨入出金部4、紙幣入出金部5及び表示操作部8と横向きパネル面20Vに設けられた通帳取扱部6及びカード取扱部7とからなる接客部3が設けられ、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされている。
通帳取扱部6は、取引で使用される通帳が挿入され、取引が終了すると通帳が排出される部分である。この通帳取扱部6の奥部には、取引内容等を通帳に記録する通帳処理部(図示せず)が設けられている。
カード取扱部7は、キャッシュカード等の各種カードが挿入されると、各種カードに磁気記録された口座番号等を読み取り、取引が終了すると各種カードを排出する。
表示操作部8は、上向きパネル面20Hの手前側に設けられ、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。
硬貨入出金部4及び紙幣入出金部5は、上向きパネル面20Hの奥側に設けられ、顧客が入金する硬貨及び紙幣がそれぞれ投入されると共に、顧客へ出金する硬貨及び紙幣がそれぞれ排出される部分である。
硬貨入出金部4には、平面視において円形状の硬貨入出金口23が上向きパネル面20Hの面方向に対し直交して上下方向に穿設されている。硬貨入出金口23の下部には、断面略U字形状であり硬貨を収容する硬貨収容部24(図2)が設けられている。なお図2においては、紙幣入出金部5は図示せず省略している。
紙幣入出金部5には、平面視において長方形状の紙幣入出金口11が上向きパネル面20Hの面方向に対し直交して上下方向に穿設されている。また紙幣入出金口11の下部には、断面略コ字形状であり紙幣を収容する紙幣収容部(図示せず)が設けられている。
硬貨入出金部4及び紙幣入出金部5は、それぞれに設けられた入出金口シャッタ部22及び10を駆動することにより開放又は閉塞するようになされている。
この入出金口シャッタ部22及び10は、硬貨入出金部4及び紙幣入出金部5それぞれを閉鎖させる際、上向きパネル面20Hの上表面であるフロントパネル表面20Sと面一になっている。
このように現金自動預払機1は、硬貨入出金部4の硬貨入出金口23を硬貨の形状に合わせて略円形状とする一方、紙幣入出金部5の紙幣入出金口11を紙幣の形状に合わせた長方形状とすることにより、顧客に対し硬貨入出金部4と紙幣入出金部5とを混同させないようになされている。
硬貨入出金部4及び紙幣入出金部5それぞれに設けられた入出金口シャッタ部22及び10は、互いにほぼ同一であるため、以下では硬貨入出金部4の入出金口シャッタ部22について説明する。
[1−2.現金自動預払機の内部構成]
図2に示すように、現金自動預払機1の筐体2内には、例えば、前側下端部に当該現金自動預払機1全体を統括制御する制御部9が配置されている。以下では便宜上、現金自動預払機1の内部構成として硬貨の入金及び出金に関する構成について説明し、紙幣の入金及び出金に関する構成については説明を省略する。
また筐体2内には、上述のように上向きパネル面20Hの硬貨入出金口23の下に、入出金口シャッタ26を有する入出金口シャッタ部22が配置されている。
さらに筐体2内には、入出金口シャッタ部22と制御部9との間に、制御部9の制御のもと硬貨の入金処理及び出金処理等を行う硬貨処理ユニット49が収納されている。
硬貨処理ユニット49は、略箱型の筐体(以下、これをユニット筐体とも呼ぶ)58を有している。ユニット筐体58内には、例えば、上前端部(すなわち、閉鎖状態の入出金口シャッタ26の真下となる位置)に、顧客から入金用の硬貨を受け取り、また顧客に出金用の硬貨を引き渡すための硬貨収容部24が配置されている。
またユニット筐体58内には、硬貨収容部24の下側に硬貨分離部12が配置されると共に、当該硬貨収容部24と硬貨分離部12との間に鑑別部14が配置され、その鑑別部14の後側に複数の硬貨振分部15A乃至15Gが順に配置されている。
さらにユニット筐体58内には、例えば、最も後ろに位置する硬貨振分部15Gを除く残りの複数の硬貨振分部15A乃至15Fの下に、それぞれ硬貨を金種別に一時的に保持する(すなわち、それぞれ特定の1金種の硬貨のみを一時的に保持する)一時保持部16A乃至16Fが配置されている。
さらにユニット筐体58内には、複数の一時保持部16A乃至16Fの下に、それぞれ硬貨を金種別に収納する(すなわち、それぞれ特定の1金種の硬貨のみを収納する)ための硬貨収納庫17A乃至17Fが配置されている。
またユニット筐体58内には、最も後ろに位置する硬貨振分部15Gの下に、補充回収用の硬貨を収納する補充回収庫18が着脱可能に装着されている。
因みに補充回収庫18は、補充回収用の硬貨を収納し得るものの、変形している硬貨、損傷している硬貨、金種を判別し得ない硬貨等のような異常な硬貨も、補充回収用の硬貨とは区別して収納し得るように形成されている。
以下の説明では、変形している硬貨、損傷している硬貨、金種を判別し得ない硬貨等のような異常な硬貨を、適宜、入金用及び出金用の硬貨とは区別してリジェクト硬貨とも呼ぶ。
そしてユニット筐体58内には、硬貨収容部24及び硬貨分離部12間や、当該硬貨分離部12から鑑別部14及び複数の硬貨振分部15A乃至15Gを順次介した硬貨収容部24までの間、複数の硬貨収納庫17A乃至17F及び補充回収庫18と硬貨分離部12との間等に、搬送ベルトやシュータ等によって硬貨を搬送する搬送路19が形成されている。
かかる構成のもと制御部9は、硬貨の入金時、入出金口シャッタ部22により入出金口シャッタ26を開き、顧客に入金用の1又は複数の硬貨を硬貨入出金口23に投入させて、当該投入された硬貨を硬貨収容部24で受け取る。
制御部9は、硬貨収容部24によって入金用の硬貨を受け取ると、入出金口シャッタ部22により入出金口シャッタ26を閉じたうえで、当該硬貨収容部24から入金用の硬貨を搬送路19を介して硬貨分離部12へ搬送する。
また制御部9は、硬貨分離部12により入金用の1又は複数の硬貨を1枚ずつ分離して繰り出し、搬送路19を介して鑑別部14へ搬送して、当該鑑別部14において、その硬貨の金種や状態等を鑑別させる。
その結果制御部9は、鑑別部14から正常であると鑑別されて繰り出された硬貨については、搬送路19及び複数の硬貨振分部15A乃至15Fを順次介して、その金種に応じた一時保持部16A乃至16Fへ搬送して一時的に保持させることにより、当該硬貨の入金を保留する。
また制御部9は、鑑別部14から異常であると鑑別されて繰り出された硬貨については、リジェクト硬貨として搬送路19及び硬貨振分部15A乃至15Gを順次介して硬貨収容部24へ戻すように搬送する。
そして制御部9は、入出金口シャッタ部22により入出金口シャッタ26を開いて、顧客に硬貨入出金口23から硬貨収容部24上のリジェクト硬貨を取り出させるようにして返却する。
このようにして制御部9は、硬貨入出金口23に入金用として投入された硬貨が鑑別部14において全て鑑別されると、正常であると鑑別された硬貨の総額(すなわち、入金の金額)を、表示操作部8を介して顧客に提示する。
その結果制御部9は、入金の金額を確認した顧客により表示操作部8を介して硬貨の入金が指示されると、一時保持部16A乃至16Fから一時的に保持していた硬貨を落下させるようにして、対応する(すなわち、硬貨の金種に応じた)硬貨収納庫17A乃至17Fへ移して収納する。
このようにして制御部9は、硬貨処理ユニット49において硬貨の入金処理を実行して、顧客の所望する取引としての硬貨の入金を行うことができる。
一方制御部9は、硬貨の出金時、例えば顧客により表示操作部8を介して出金の金額が指定されると、顧客により指定された金額分の硬貨を複数の硬貨収納庫17A乃至17Fから出金用として1枚ずつ繰り出す。
また制御部9は、この際、複数の硬貨収納庫17A乃至17Fから1枚ずつ繰り出した出金用の硬貨を、搬送路19を介して硬貨分離部12へ搬送する。
制御部9は、硬貨分離部12により出金用の1又は複数の硬貨を1枚ずつ分離して繰り出し、搬送路19を介して鑑別部14へ搬送して、当該鑑別部14においてその硬貨の金種や状態等を鑑別させる。
その結果制御部9は、鑑別部14から正常であると鑑別されて繰り出された硬貨については、搬送路19及び複数の硬貨振分部15A乃至15Gを順次介して硬貨収容部24へ搬送する。
ただし、制御部9はこの際、鑑別部14から異常であると鑑別されて繰り出された硬貨については、リジェクト硬貨として搬送路19及び複数の硬貨振分部15A乃至15Gを順次介して補充回収庫18へ搬送して収納する。
これにより制御部9は、出金処理中に発見されたリジェクト硬貨については、その後の出金には用いないようにする。
そして制御部9は、出金用に指定された金額分の硬貨を硬貨収容部24へ搬送し終えると、入出金口シャッタ部22により入出金口シャッタ26を開く。
これにより制御部9は、顧客に硬貨入出金口23から硬貨収容部24上の出金用の硬貨(すなわち、出金用に指定された金額分の硬貨)を取り出させるようにして引き渡した後、入出金口シャッタ部22により入出金口シャッタ26を閉じる。
このようにして制御部9は、硬貨処理ユニット49において硬貨の出金処理を実行して、顧客の所望する取引としての硬貨の出金を行うことができる。
[1−3.入出金口シャッタ部の構成]
図3に示すように、入出金口シャッタ部22は主に、板状の入出金口シャッタ26と、当該入出金口シャッタ26の右側及び左側にそれぞれ設けられ当該入出金口シャッタ26を前後方向に移動させる入出金口シャッタ駆動部28R及び28Lとにより構成されている。
入出金口シャッタ駆動部28Rと入出金口シャッタ駆動部28Lとは、入出金口シャッタ駆動部28Lにモータ57(図4)が設けられていない点を除いてほぼ同様に形成されているため、以下では主に入出金口シャッタ駆動部28Rについて説明し、入出金口シャッタ駆動部28Lについては説明を省略する。
[1−3−1.入出金口シャッタの構成]
入出金口シャッタ26は、平板状である板部26Lと、平面視において硬貨入出金口23の内径よりも僅かに小さい略円形状(角丸正方形状)の外形を有し板部26Lの中央部から上方に向かって突出する凸部26Uとにより構成されている。
入出金口シャッタ26はフロントパネル20の内側(下側)を前後方向にスライドするよう移動することにより、外部に対し硬貨収容部24を開放又は閉鎖させる。
入出金口シャッタ26は、硬貨収容部24を外部に開放させる開放位置から、当該硬貨収容部24を外部から閉鎖させる閉鎖位置に移ると、後端部が上方に持ち上げられて固定される。
これにより入出金口シャッタ26は、フロントパネル表面20S(図1及び図2)の前下がり傾斜に凸部26Uの上表面の傾斜を合わせつつ、当該凸部26Uを硬貨入出金口23に遊嵌させ、フロントパネル表面20Sと面一にさせる。
以下では、入出金口シャッタ26が開放位置にある状態を開放状態とも呼び、閉鎖位置にある状態を閉鎖状態とも呼ぶ。
入出金口シャッタ26のほぼ中央部分には、平面視において長手方向が前後方向に沿う長方形状でなり硬貨を一度に所定枚数(例えば1枚)通過させる幅の開口でなるスリット投入口70が、当該入出金口シャッタ26の面方向に対し直交して上下方向に穿設されている。
これにより現金自動預払機1は、入出金口シャッタ26の閉鎖状態においては、スリット投入口70から硬貨を投入される一方、開放状態においては、硬貨入出金口23から硬貨を投入されると共に硬貨を排出するようになされている。
[1−3−2.入出金口シャッタ駆動部の構成]
図3乃至図7に示すように、入出金口シャッタ駆動部28Rは、ユニット筐体58(図2)に固定されたシャッタフレーム13に各部が接続された構成となっており、主に、支持部27Rと駆動部25Rとにより構成されている。
支持部27Rは主に、シャフト36、リンク37、リンクシャフト38及びラック45により構成され、入出金口シャッタ26を前後方向に移動させるよう当該入出金口シャッタ26と共に前後方向に可動する。
駆動部25Rは主に、モータ57及び各種ギアからなるギアユニット35並びにラックシャフト44により構成され、前後方向に移動せぬようシャッタフレーム13に固定され支持部27Rを前後方向に移動させる。
なお図3において、後述するモータ57、平歯車53及び54、スライドガイド30及び昇降ガイド39は図示せず省略し、図7においてギアユニット35は図示せず省略している。
入出金口シャッタ26の右側面には、前後方向の前端、中央及び後端それぞれに、シャフトに軸支され回転可能なガイドローラ31RF、31RC及び31RRが設けられている。
同様に入出金口シャッタ26の左側面には、前後方向の前端、中央及び後端それぞれに、シャフトに軸支され回転可能なガイドローラ31LF、31LC及び31LRが設けられている
以下ではガイドローラ31RF、31RC及び31RRをまとめてガイドローラ31Rとも呼び、ガイドローラ31LF、31LC及び31LRをまとめてガイドローラ31Lとも呼ぶ。
ガイドローラ31RRには、右方向に延びる円筒形状のシャフト36が接続されている。シャフト36の右端は、当該シャフト36を軸として回転可能なリンク37の一端が取り付けられている。リンク37の他端には、右方向に向かって延びる円筒形状のリンクシャフト38が当該リンク37に対し回転可能に設けられている。
図7に示すように、入出金口シャッタ26の右側には、所定の上下幅を有するスライドガイド溝部29が前端から後端まで穿設されたスライドガイド30が、閉鎖位置CPにおける入出金口シャッタ26の前端から後端のやや後方までに亘って、前後方向に沿って延設している。
図8に示すようにスライドガイド30は、入出金口シャッタ26よりもやや長い前後方向の長さを有し、ガイドローラ31Rが内部に嵌り込むスライドガイド前後溝32が前後方向に沿って形成され、当該スライドガイド前後溝32の後端は後方に向かって開放されている。
スライドガイド前後溝32における前後方向のほぼ中央部分と後端付近にはそれぞれ、上方へ突出する前側突出溝33と、当該前側突出溝33よりもさらに上方へ突出する後側突出溝34とが設けられている。
入出金口シャッタ26の閉鎖状態(図8)においては、ガイドローラ31RFがスライドガイド溝部29の前端に位置し、ガイドローラ31RCが前側突出溝33に入り込み、ガイドローラ31RRが後側突出溝34に入り込むよう位置している。
このため閉鎖状態において入出金口シャッタ26は前下がりの傾斜となり、フロントパネル表面20Sの前下がり傾斜に凸部26Uの傾斜を合わせつつ、当該凸部26Uを硬貨入出金口23に遊嵌している。
図7に示したように、スライドガイド30の外側には、閉鎖位置CPにおける入出金口シャッタ26の後端付近から当該スライドガイド30の後端と同様の位置までに亘って、側面視L字形状の昇降ガイド39が前後方向に沿って延設している。昇降ガイド39には、所定の上下幅を有する昇降ガイド溝部40が前端から後端まで穿設されている。
昇降ガイド溝部40(図8)は、前端の上端から下方向に向かう昇降ガイド上下溝41と、当該昇降ガイド上下溝41の下端から後側下方向に向かう昇降ガイド斜め溝42と、当該昇降ガイド斜め溝42の後端から後方向に向かい後端において開放されている昇降ガイド前後溝43とから構成されている。
図8に示すように、閉鎖状態においてシャフト36は、昇降ガイド39の昇降ガイド上下溝41の上端部を貫通するよう位置している。
リンクシャフト38(図7)の右端は、閉鎖位置CPにおける入出金口シャッタ26の前端から後端のやや後方までに亘って水平方向に沿って前後に延設するラック45の左側面に固定されている。
ラック45の下側には、下面がシャッタフレーム13に固定された横断面略半円形状のラックシャフト44が、閉鎖状態におけるラック45の前端近傍から後端近傍までに亘って水平方向に沿って前後に延設している。これによりラック45は、ラックシャフト44に対し前後方向に摺動する。
このようにラックシャフト44は、閉鎖状態において後端が入出金口シャッタ26の後端とほぼ同じ位置に抑えられ、それ以上大きく後方へは突出していない。
ラック45は横断面がコ字形状でなり、当該ラック45の上面左側には、左右方向に沿って突設された突起が前端から後端まで前後方向に並んだ歯面50が形成されている。
ラック45の右部分には、上下方向に所定の間隔を空けて板状部材が対向するラックガイド46が形成されている。当該ラックガイド46には、右端がシャッタフレーム13に固定されたシャフト47の左端に回転可能に支持され、ラックガイド46における天板から底板までの間隔よりもやや小さい外径を有するガイドローラ48F及び48Rが前後方向に並んで嵌め込まれている。
これによりガイドローラ48F及び48Rは、ラックシャフト44を軸としてラック45が回転してしまうことを防止している。
ラック45の上部には、閉鎖状態において当該ラック45の後端近傍に、歯面50と噛合するように回転可能な平歯車51が設けられている。平歯車51の前側のやや上側には、当該平歯車51と噛合する平歯車52が、左右方向に延設する円筒形状の歯車シャフト55を軸として回転可能に設けられている。
このように入出金口シャッタ駆動部28Rは、平歯車51によりラック45の上方向への移動を規制すると共に、ガイドローラ48F及び48Rによりラック45の下方向への移動を規制することにより、ラック45を3点支持し、当該ラック45の水平方向への移動を保っている。
歯車シャフト55は、平歯車52の左側において入出金口シャッタ駆動部28Lまで延設しており、入出金口シャッタ駆動部28Rにおけるラック45の前後移動と、入出金口シャッタ駆動部28Lにおけるラック45の前後移動とを同期させる。
一方平歯車52の右側において延びる歯車シャフト55の右端には、ラック45よりも右側において平歯車53が取り付けられている。
平歯車53の前方には、当該平歯車53と噛合するように回転可能な平歯車54が、歯車シャフト56を中心に回転可能に設けられている。平歯車54の右側には、シャッタフレーム13に支持されたモータ57の出力軸が接続されている。
[1−4.動作及び効果]
以上の構成において、閉鎖状態から開放状態へ移行させる場合、入出金口シャッタ部22はモータ57を回転させ、その回転駆動力を平歯車54、平歯車53、歯車シャフト55、平歯車52及び平歯車51を順次伝達させてラック45を後方へ移動させる。
このときリンクシャフト38が後方へ移動すると共に、当該リンクシャフト38とリンク37を介し連結されたシャフト36は、昇降ガイド斜め溝42(図8)に沿って昇降ガイド前後溝43まで下方向へ移動する。
このためシャフト36に接続された入出金口シャッタ26の後端部が下降し、ガイドローラ31RC及び31RRがスライドガイド前後溝32まで下方向へ移動することにより、入出金口シャッタ26の凸部26Uが硬貨入出金口23から下方へ外れ、入出金口シャッタ26がほぼ水平状態となる。
さらにラック45が後方へ移動すると、入出金口シャッタ26は水平状態を維持したまま後方へ移動し、図7、図9及び図10に示す開放位置OPまで移動する。
このときガイドローラ31RRはスライドガイド前後溝32から後方へ外れるが、ガイドローラ31RF及び31RCはスライドガイド前後溝32から外れない位置に配置されている。
このため入出金口シャッタ26は、ガイドローラ31RF及び38RCがスライドガイド前後溝32において上下方向への移動が規制されることにより、開放状態において水平状態を維持するようになされている。
このように入出金口シャッタ部22は、図7に示すように、入出金口シャッタ26の後端側(開放方向先端側)が可動範囲RMの前端から後端までを移動するように閉鎖位置CPから開放位置OPまで移動させることにより、硬貨入出金口23を開放させる。
一方開放状態から閉鎖状態へ移行させる場合、入出金口シャッタ部22は、閉鎖状態から開放状態へ移行させる場合とは逆方向にモータ57を回転させ、その回転駆動力を平歯車54、平歯車53、歯車シャフト55、平歯車52、平歯車51及びラック45を順次伝達させて入出金口シャッタ26を前方へ移動させる。
これにより入出金口シャッタ部22は、図7に示すように、入出金口シャッタ26の後端側(開放方向先端側)が可動範囲RMの後端から前端までを移動するように開放位置OPから閉鎖位置CPまで移動させることにより、硬貨入出金口23を閉鎖させる。
ところで図29に示す従来の現金自動預払機301においては、可動範囲RMの前端から後端に亘って、無端ベルトでなる駆動部325が形成されている。
このため入出金口シャッタ部322においては、閉鎖状態において駆動部325を含む入出金口シャッタ駆動部328が入出金口シャッタ326の後端部よりも大きく後方へ突出している。
入出金口シャッタ部322は、図30に示すように、入出金口シャッタ326を可動範囲RMの後端まで移動させることにより、硬貨収容部24を開放させる。
このような入出金口シャッタ部322においては、保守作業を行うためにフロントパネル20が開放された際、図31に示すように上向きパネル面20Hの奥側に配された駆動部325がフロントパネル20から下方向に突出してしまう。
このため保守作業の際、作業範囲を狭めてしまって作業効率が下がってしまったり、入出金口シャッタ部322に作業者が接触してしまい破損させてしまったりする可能性があった。
これに対し入出金口シャッタ部22においては、閉鎖状態において、入出金口シャッタ26の移動を支持するリンクシャフト38が支持されたラック45が、入出金口シャッタ26の外形と同じ前後方向の範囲にほぼ収まっている。
すなわち駆動部25は、可動方向に沿って可動範囲RMの全域ではなく一部に配されている。
このため閉鎖状態においては、駆動部25は入出金口シャッタ26の後端から後方向に大きく突出しないため、可動範囲RMには駆動部25がほとんど存在しない。
このため可動範囲RM(図7)に構造物が少なくなるため、現金自動預払機1は、入出金口シャッタ部22を小型化することができる。これにより現金自動預払機1は、図11に示すようにフロントパネル20を開放して保守作業が行われる際、作業範囲を広く保つと共に、保守作業時における装置の損傷を防止することができる。
現金自動預払機1においては、筐体2内部の限られた空間に様々な機構部品が組み込まれており、そのような機構部品との干渉を避けるために、入出金口シャッタ部22のように可動する機構部品を小型化する効果は大きいものとなる。
このように現金自動預払機1は、入出金口シャッタ部22を小型化できるために、装置内において種々の機構部品の配置の制約を少なくすることができる。
特に現金自動預払機1においては、顧客の操作性を向上させるために上向きパネル面20Hの手前側に表示操作部8が配置されているため、硬貨入出金部4はその奥側に配置されていると共に、表示操作部8に接触しないように後方へ入出金口シャッタ26がスライドすることにより開放状態となる。
そのように各種機構が配置されている現金自動預払機においては、特にフロントパネル20から駆動部25が突出し易くなる傾向にあるが、現金自動預払機1においては、フロントパネル20から駆動部25を突出しなくすることができる。
ところで、入出金口シャッタ26の開放状態においては入出金口シャッタ駆動部28が可動範囲RMに突出しているため、この状態においてフロントパネル20を開放した場合、当該フロントパネル20から当該入出金口シャッタ駆動部28が下方向に突出することとなるが、保守作業時には通常入出金口シャッタ26を閉鎖状態とするため、実用上は問題となることはない。
以上の構成によれば、硬貨入出金部4は、板状でなり、硬貨入出金口23の内側に位置し、当該硬貨入出金口23を介し外部から取り込んだ硬貨を収容する硬貨収容部24を外部から閉鎖させる閉鎖位置CPから当該硬貨収容部24の少なくとも一部を外部に開放させる開放位置OPまでを面方向にほぼ沿う可動方向に沿って移動する入出金口シャッタ26と、入出金口シャッタ26を支持し、当該入出金口シャッタ26と共に可動方向に沿って移動することにより入出金口シャッタ26を開放位置へ向かわせる開放方向及び閉鎖位置CPへ向かわせる閉鎖方向へ移動させる支持部27と、硬貨入出金口23の内側において閉鎖位置CPから開放位置OPまで入出金口シャッタ26が移動する際に当該入出金口シャッタ26の開放方向端部が移動する範囲である可動範囲RMの一部に亘って可動方向に沿って移動せぬよう配され、支持部27を支持し移動させる駆動部25とを設けるようにした。
これにより硬貨入出金部4は、入出金口シャッタ26の閉鎖状態において駆動部25が当該入出金口シャッタ26よりも開放方向先端側に占める領域を削減することができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態による現金自動預払機101は、第1の実施の形態による現金自動預払機1(図1及び図2)と比較して、硬貨入出金部4に代わる硬貨入出金部104を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
硬貨入出金部104は、第1の実施の形態による硬貨入出金部4(図1)と比較して、入出金口シャッタ部22に代わる入出金口シャッタ部122を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
図12に示す入出金口シャッタ部122は、第1の実施の形態による入出金口シャッタ部22(図3)と比較して、入出金口シャッタ駆動部28に代わる入出金口シャッタ駆動部128を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
[2−1.入出金口シャッタ駆動部の構成]
図13及び図15に示す入出金口シャッタ駆動部128は第1の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部28(図3乃至図7)と比較して、駆動部25及び支持部27に代わる駆動部125及び支持部127を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
入出金口シャッタ駆動部128Rと入出金口シャッタ駆動部128Lとは、入出金口シャッタ駆動部128Lにモータ57(図13)が設けられていない点を除いてほぼ同様に形成されているため、以下では主に入出金口シャッタ駆動部128Rについてのみ説明し、入出金口シャッタ駆動部128Lについては説明を省略する。
駆動部125は第1の実施の形態による駆動部25と比較して、ギアユニット35及びラックシャフト44に代えてギアユニット135、ウォームシャフト61及びガイドシャフト62が設けられている。
支持部127は第1の実施の形態による支持部27と比較して、ラック45、リンクシャフト38、リンク37及びシャフト36に代えてシャッタガイド60及びシャフト136Fが設けられている。
なお図12においては、モータ57、平歯車67、スライドガイド30及び昇降ガイド139は図示せず省略している。
ガイドローラ31RF及び31RRには、右方向に延びる円筒形状のシャフト136F及び136Rがそれぞれ設けられている。シャフト136Fの右端は、シャッタガイド60の左側面に固定されている。
入出金口シャッタ26の右側には、入出金口シャッタ部22のスライドガイド30及び昇降ガイド39(図8及び図9)とほぼ同様に構成されたスライドガイド130及び昇降ガイド139(図16及び図17)が設けられている。
昇降ガイド139の昇降ガイド溝部140は、前端から後方に向かう昇降ガイド前後溝143Fと、当該昇降ガイド前後溝143Fの後端から後側下方向に向かう昇降ガイド斜め溝142と、当該昇降ガイド斜め溝142の後端から後方向に向かい後端において開放されている昇降ガイド前後溝143Rとから構成されている。
シャッタガイド60は、閉鎖位置CPにおける入出金口シャッタ26の前端から後端近傍までに亘って水平方向に沿って前後に延びるネジ歯車でなるウォームシャフト61及び円筒形状のガイドシャフト62に内部を貫通されている。
シャッタガイド60は、内部に組み込まれた斜歯歯車状のウォームホイールがウォームシャフト61に噛合すると共に、前端及び後端がシャッタフレーム113に固定されたガイドシャフト62に対し摺動可能に構成されている。このためシャッタガイド60は、ウォームシャフト61の回転に伴い、ガイドシャフト62に沿って前後方向に移動する。
ウォームシャフト61は前端及び後端近傍がシャッタフレーム113に対し回転可能に取り付けられており、その後端には傘歯車63が設けられ、当該傘歯車63の左側において図示しないシャフトに軸支された傘歯車64と噛合している。
傘歯車64の円周面には歯面64Aが周設され、当該傘歯車64の上部には歯面64Aと噛合する平歯車65が、左右方向に延設する円筒形状の歯車シャフト66を軸として回転可能に設けられている。
歯車シャフト66は、平歯車65の左側において入出金口シャッタ駆動部128Lまで延設しており、入出金口シャッタ駆動部128Rにおける平歯車65の回転力を入出金口シャッタ駆動部128Lに伝えることにより、入出金口シャッタ駆動部128Rと入出金口シャッタ駆動部128Lとの動きを同期させる。
平歯車65の後方上側には、当該平歯車65と噛合するように回転可能な平歯車67が、シャッタフレーム113に支持されたモータ57の出力軸に支持されている。
[2−2.動作及び効果]
以上の構成において、閉鎖状態から開放状態へ移行させる場合、入出金口シャッタ部22はモータ57を回転させ、その回転駆動力を平歯車67、平歯車65、傘歯車64及び傘歯車63を順次伝達させてウォームシャフト61を回転させる。
ウォームシャフト61は、シャッタガイド60の内部に組み込まれたウォームホイールにより回転力を前後方向の移動力に変換し、当該シャッタガイド60をガイドシャフト62に摺動させつつ後方へ移動させる。
これにより、シャッタガイド60に支持されたシャフト136Fと共に入出金口シャッタ26に接続されているシャフト136Rは、昇降ガイド前後溝143Fの前端から後端へ移動した後に、昇降ガイド斜め溝142に沿って昇降ガイド前後溝143Rまで下方向へ移動する。
このためガイドローラ31Rがスライドガイド前後溝32まで下方向へ移動することにより、入出金口シャッタ26の凸部26Uが硬貨入出金口23から下方へ外れ、入出金口シャッタ26がほぼ水平状態となる。
さらにシャッタガイド60が後方へ移動すると、入出金口シャッタ26は水平状態を維持したまま後方へ移動し、図15、図17及び図18に示す開放位置OPまで移動する。
このように入出金口シャッタ26は、図15に示すように、当該入出金口シャッタ26の後端側(開放方向先端側)が可動範囲RMの前端から後端までを移動するように閉鎖位置CPから開放位置OPまで遷移することにより、硬貨入出金口23を開放させる。
一方開放状態から閉鎖状態へ移行させる場合、入出金口シャッタ部122は、閉鎖状態から開放状態へ移行させる場合とは逆方向にモータ57を回転させ、その回転駆動力を平歯車67、平歯車65、傘歯車64、傘歯車63、ウォームシャフト61及びシャッタガイド60を順次伝達させ、入出金口シャッタ26を前方へ移動させる。
これにより入出金口シャッタ部122は、図15に示すように、入出金口シャッタ26の後端側(開放方向先端側)が可動範囲RMの後端から前端までを移動するように開放位置OPから閉鎖位置CPまで移動させることにより、硬貨入出金口23を閉鎖させる。
このように入出金口シャッタ駆動部128は、位置が固定されたガイドシャフト62及びウォームシャフト61を用いて、入出金口シャッタ26の前端付近を支持するシャッタガイド60を、ウォームシャフト61の後端部よりも前側の範囲において摺動させることにより、入出金口シャッタ26を開放させるようにした。
ここで、第1の実施の形態による入出金口シャッタ部22(図7)においては、入出金口シャッタ26と共にラック45が前後移動するため、開放状態においてラック45が可動範囲RMまで大きく突出していた。
これに対し、本実施の形態による入出金口シャッタ部122においては、開放状態において支持部127(すなわちシャッタガイド60)が可動範囲RMまで突出していない。
このため入出金口シャッタ部122は、入出金口シャッタ部22と比較して、開放状態において可動範囲RMに存在する機構を減らすことができ、障害となる構造物をさらに減らすことができる。
また入出金口シャッタ部22は、閉鎖位置CPから開放位置OPへ移動する際に上昇する入出金口シャッタ26の後端部付近をシャフト36により支持するため、閉鎖状態においては、ラック45に支持されたリンクシャフト38よりも入出金口シャッタ26の後端部が高い位置にあり、リンク37が必要であった。
これに対し入出金口シャッタ部122は、開放状態においても閉鎖状態と高さが変化しない、入出金口シャッタ26の前端部付近をシャフト136Fにより支持するため、入出金口シャッタ部22のようなリンク37が必要なく、部品点数を削減することができる。
さらに入出金口シャッタ部22においては、ガイドローラ48F及び48Rにより、ラックシャフト44を軸としたラック45の回転を防止していた。
これに対し入出金口シャッタ部122においては、ウォームシャフト61及びガイドシャフト62を平行に設けるようにしたことにより、シャッタガイド60の回転を防止することができるため、入出金口シャッタ部22のようなガイドローラ48F及び48Rが必要なく、部品点数を削減することができる。
その他第2の実施の形態による入出金口シャッタ部122は、第1の実施の形態による入出金口シャッタ部22とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、硬貨入出金部104は、支持部127としてのシャッタガイド60を、閉鎖状態における駆動部125としてのギアユニット135、ウォームシャフト61及びガイドシャフト62の開放方向(後方向)端部よりも閉鎖方向(前方向)側において移動することにより、入出金口シャッタ26を移動させるようにした。
これにより硬貨入出金部104は、入出金口シャッタ26の開放状態において、支持部127が閉鎖状態の入出金口シャッタ26よりも開放方向先端側に占める領域を、硬貨入出金部4よりも削減することができる。
[3.第3の実施の形態]
第3の実施の形態による現金自動預払機201は、第1の実施の形態による現金自動預払機1(図1及び図2)と比較して、硬貨入出金部4に代わる硬貨入出金部204を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
硬貨入出金部204は、第1の実施の形態による硬貨入出金部4(図1)と比較して、入出金口シャッタ部22に代わる入出金口シャッタ部222(図19)を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
[3−1.入出金口シャッタ部の構成]
図20に示す入出金口シャッタ部222は、第1の実施の形態による入出金口シャッタ部22(図3)と比較して、入出金口シャッタ26及び入出金口シャッタ駆動部28に代わる入出金口シャッタ226及び入出金口シャッタ駆動部228を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
[3−1−1.入出金口シャッタの構成]
図20及び図21に示すように、入出金口シャッタ226は、平面視において硬貨入出金口23の内径よりも大きい外形を有する長方形状である平板であり、入出金口シャッタ26(図3)と比較して、凸部26Uが形成されていない点が異なっている。
[3−1−2.入出金口シャッタ駆動部の構成]
入出金口シャッタ駆動部228は、第1の実施の形態による入出金口シャッタ駆動部28と比較して、支持部27に代わる支持部227を有する点が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
支持部227R(図20及び図21)は、支持部27R(図3)と比較して、リンク37及びリンクシャフト38が省略され、ガイドローラ31RRに接続された円筒形状のシャフト236の右端が、ラック45の左側面に固定されている。
入出金口シャッタ226の右側には、昇降ガイド39(図7乃至図9)が省略され、スライドガイド230が上向きパネル面20Hの傾斜とほぼ同等の傾斜で、前下がりに前後方向に沿って延設されている。
図22及び図23に示すようにスライドガイド230は、ガイドローラ31Rが内部に嵌り込むスライドガイド溝部229が前後方向に沿って形成され、当該スライドガイド溝部229の後端は後方に向かって開放されている。
入出金口シャッタ226の閉鎖状態においては、ガイドローラ31RF、31RC及び31RRがスライドガイド溝部229に入り込んでいる
このため閉鎖状態において入出金口シャッタ226は前下がりの傾斜となり、上向きパネル面20Hの内壁面と僅かな隙間を開けつつ硬貨入出金口23を下方から覆っている。
[3−2.動作及び効果]
以上の構成において、閉鎖状態から開放状態へ移行させる場合、入出金口シャッタ部22はモータ57を回転させ、その回転駆動力を平歯車54、平歯車53、歯車シャフト55(図4)、平歯車52及び平歯車51を順次伝達させてラック45を後方へ移動させる。
このときシャフト236と共にガイドローラ31RRがスライドガイド230のスライドガイド溝部229に沿って後方へ移動することにより、入出金口シャッタ226が後方上部へ向かって移動し、図21、図23及び図24に示す開放位置OPまで移動する。
このとき図23に示すようにガイドローラ31RRはスライドガイド溝部229から後方へ外れるが、ガイドローラ31RF及び31RCはスライドガイド溝部229から外れない位置に配置されている。
このため入出金口シャッタ26は、ガイドローラ31RF及び38RCがスライドガイド溝部229において上下方向への移動が規制されることにより、開放状態においても上向きパネル面20Hに沿った傾斜状態を維持するようになされている。
このように入出金口シャッタ部222は、図21に示すように、入出金口シャッタ226の後端側(開放方向先端側)が可動範囲RMの前端から後端までを移動するように閉鎖位置CPから開放位置OPまで移動させることにより、硬貨入出金口23を開放させる。
一方開放状態から閉鎖状態へ移行させる場合、入出金口シャッタ部222は、閉鎖状態から開放状態へ移行させる場合とは逆方向にモータ57を回転させ、その回転駆動力を平歯車54、平歯車53、平歯車52、歯車シャフト55(図4)、平歯車51及びラック45を順次伝達させて入出金口シャッタ226を前方へ移動させる。
これにより入出金口シャッタ部222は、図21に示すように、入出金口シャッタ226の後端側(開放方向先端側)が可動範囲RMの後端から前端までを移動するように開放位置OPから閉鎖位置CPまで遷移することにより、硬貨入出金口23を閉鎖させる。
このように入出金口シャッタ駆動部228は、入出金口シャッタ駆動部28と比較して、開放状態から閉鎖状態へ移行する際に、入出金口シャッタ226の後端を持ち上げることなく、上向きパネル面20Hの傾斜と平行に前後方向にスライドさせている。
この入出金口シャッタ部222も、入出金口シャッタ部22(図7)と同様に、閉鎖状態において、入出金口シャッタ226の移動を支持するシャフト236が支持されたラック45が、入出金口シャッタ226の外形と同じ前後方向の範囲にほぼ収まっている。
すなわち駆動部225は、可動方向に沿って可動範囲RMの全域ではなく一部に配されている。
このため閉鎖状態においては、駆動部225は入出金口シャッタ226の後端から後方向に大きく突出しないため、可動範囲RMには駆動部225がほとんど存在しない。
このため可動範囲RM(図21)に構造物が少なくなるため、現金自動預払機201は、入出金口シャッタ部222を小型化することができる。これにより現金自動預払機201は、図25に示すようにフロントパネル20を開放して保守作業が行われる際、作業範囲を広く保つと共に、保守作業時における装置の損傷を防止することができる。
その他第3の実施の形態による入出金口シャッタ部222は、第1の実施の形態による入出金口シャッタ部22とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1及び第3の実施の形態においては、ラックシャフト44とガイドローラ48F及び48Rにより、ラックシャフト44を中心とするラック45の回転を防止する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば図26に示すように、前後方向に延設する2本のシャフト68をラック245に挿通させることにより、当該ラック245の回転を防止しても良い。これによりガイドローラ48F及び48Rを省略することができる。
また上述した第1及び第3の実施の形態においては、横断面が略半円形状のラックシャフト44に対しラック45を摺動させる場合について述べた。
本発明はこれに限らず、削れにくい素材により形成された例えば横断面が長方形状のラックシャフトに対し、ラックシャフトの形状に合わせて一部が凹設されたラックを摺動させても良い。この場合、ラックが回転した際にラックシャフトの長方形における左右方向に対向する面に引っ掛かり回転が抑止される。これによりガイドローラ48を省略することができる。
さらに上述した実施の形態においては、フロントパネル20において後方向及び前方向にスライドすることによりそれぞれ開放状態及び閉鎖状態となる入出金口シャッタ部22及び122について述べた。
本発明はこれに限らず、フロントパネル20に対し入出金口シャッタ部22及び122を前後に回転させて取り付け、前方向及び後方向に入出金口シャッタがスライドすることによりそれぞれ開放状態及び閉鎖状態となるようにしても良い。
また図27及び図28に示すように、フロントパネル20に対し入出金口シャッタ部22及び122を前後に回転させると共に取り付け位置を奥側へ移動させることにより、前方向及び後方向に入出金口シャッタがスライドした際それぞれ閉鎖状態及び開放状態となるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、側面視L字形状でなるフロントパネル20のうち上向きパネル面20Hに入出金口シャッタ部22、122及び222を設ける場合について述べた。
本発明はこれに限らず、フロントパネル20のうち、横向きパネル面20Vに入出金口シャッタ部22、122及び222を設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、全体として平面形状に形成された入出金口シャッタについて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば湾曲した曲面形状の板状部材でなる入出金口シャッタ等、種々の形状でなる入出金口シャッタに対し本発明を適用しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、入出金口シャッタ26の後端部近傍をシャフト36により支持する場合について述べた。本発明はこれに限らず、第2の実施の形態による入出金口シャッタ部122のように、入出金口シャッタ26の前端部近傍をシャフトにより支持しても良い。この場合リンク37を省略することができる。第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第3の実施の形態の入出金口シャッタ部222に、第2の実施の形態による入出金口シャッタ部122の入出金口シャッタ駆動部128を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、モータ57の回転駆動力を前後方向に移動する駆動力に変換して入出金口シャッタ26及び226を駆動する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の駆動方法により入出金口シャッタ26及び126を駆動して良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、入出金口シャッタ26の右側及び左側にそれぞれ入出金口シャッタ駆動部28R及び28Lを設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、入出金口シャッタ26の左右の片側のみにシャッタ駆動部を設けても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、歯車や歯車等の間において、歯車同士の歯合により回転力を伝達するようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば円板状の部材の外周に摩擦力の大きいゴム材料等を取り付けておき、かかる円板状の部材同士を当接させることにより回転力を伝達しても良く、要はモータの回転駆動力を他の部材に伝達することができれば良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、入出金口シャッタ26にスリット投入口70を穿設する場合について述べた。本発明はこれに限らず、入出金口シャッタ26にスリット投入口70を穿設しなくても良い。
さらに上述した実施の形態においては、略円形状の硬貨入出金口23に対応する、略円形状の凸部26Uを入出金口シャッタ26に形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば五角形、楕円形等、種々の形状でなる入出金口をフロントパネルに設け、当該入出金口に対応する形状でなる凸部をシャッタに形成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、媒体として硬貨について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばメダル等の硬質な円板状の媒体の入出処理を行う種々の装置に適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、顧客が入金する硬貨が投入されると共に、顧客へ出金する硬貨が排出される硬貨入出金部4、104及び204に本発明を適用する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される紙幣入出金部に本発明を適用しても良く、要は、開口の内側に位置し、媒体を収容する媒体収容部を外部に対し開放又は閉鎖させるシャッタ部に対し本発明を適用して良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、板状部材としての入出金口シャッタ26と、支持部としての支持部27と、駆動部としての駆動部25とによって、媒体入出装置としての入出金口シャッタ部22を構成する場合について述べた。
また上述した第2の実施の形態においては、板状部材としての入出金口シャッタ26と、支持部としての支持部127と、駆動部としての駆動部125とによって、媒体入出装置としての入出金口シャッタ部122を構成する場合について述べた。
さらに上述した第3の実施の形態においては、板状部材としての入出金口シャッタ226と、支持部としての支持部227と、駆動部としての駆動部225とによって、媒体入出装置としての入出金口シャッタ部222を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる板状部材と、支持部と、駆動部とによって媒体入出装置を構成しても良い。
本発明は、現金自動預払機等に設けられ顧客が入金する紙幣及び硬貨が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣及び硬貨が排出される紙幣入出金部及び硬貨入出金部等に利用できる。
1、101、201、301……現金自動預払機、2……筐体、3……接客部、4、104、204……硬貨入出金部、5……紙幣入出金部、6……通帳取扱部、7……カード取扱部、8……表示操作部、9……制御部、10……入出金口シャッタ部、11……紙幣入出金口、12……硬貨分離部、13、113……シャッタフレーム、14……鑑別部、15……硬貨振分部、16……一時保持部、17……硬貨収納庫、18……補充回収庫、19……搬送路、20……フロントパネル、20H……上向きパネル面、20V……横向きパネル面、20S……フロントパネル表面、22、122、222、322……入出金口シャッタ部、23……硬貨入出金口、24……硬貨収容部、25、125、225、325……駆動部、26、226、326……入出金口シャッタ、26U……凸部、26L……板部、27、127、227……支持部、28、128、228、328……入出金口シャッタ駆動部、29、229……スライドガイド溝部、30、130、230、330……スライドガイド、31、331……ガイドローラ、32……スライドガイド前後溝、33……前側突出溝、34……後側突出溝、35、135……ギアユニット、36、136、236……シャフト、37……リンク、38……リンクシャフト、39、139、339……昇降ガイド、40、140、340……昇降ガイド溝部、41……昇降ガイド上下溝、42、142……昇降ガイド斜め溝、43、143……昇降ガイド前後溝、44……ラックシャフト、45、245……ラック、46……ラックガイド、47……シャフト、48……ガイドローラ、49……硬貨処理ユニット、50……歯面、51、52、53、54……平歯車、55、56……歯車シャフト、57……モータ、58……ユニット筐体、60……シャッタガイド、61……ウォームシャフト、62……ガイドシャフト、63、64……傘歯車、64A……歯面、65……平歯車、66……歯車シャフト、67……平歯車、68……シャフト、70……スリット投入口、RM……可動範囲、OP……開放位置、CP……閉鎖位置。

Claims (4)

  1. 板状でなり、前下がりの傾斜が形成された開口の内側に位置し、当該開口を介し外部から取り込んだ媒体を収容する媒体収容部を外部から閉鎖させる閉鎖位置から当該媒体収容部の少なくとも一部を外部に開放させる開放位置までを面方向にほぼ沿う水平方向に沿って移動する板状部材と、
    上記板状部材の側方に設けられ上記水平方向に沿って延設し歯面が形成されたラックと、当該ラックと上記板状部材の開放方向端部近傍を接続するシャフトと、当該シャフトに設けられ上記水平方向及び鉛直方向に沿った面内を回動し所定の長さを有するリンクとにより構成され、上記板状部材を支持し、当該板状部材が上記閉鎖位置にある閉鎖状態における位置と上記開放位置にある開放状態における位置との間で当該板状部材と共に上記水平方向に沿って移動することにより上記板状部材開放方向及閉鎖方向へ移動させる支持部と、
    上記開口の内側において、上記閉鎖位置から上記開放位置まで上記板状部材が移動する際に当該板状部材の開放方向端部が移動する範囲である可動範囲の一部に亘って上記板状部材の側方にほぼ上記水平方向に沿って延設し移動せぬよう設けられ上記ラックを上記水平方向に沿って摺動させるラックシャフトと、回転可能に設けられ上記ラックの上記歯面に噛合するギアとにより構成され、上記支持部を支持し移動させる駆動部と
    を有し、
    上記板状部材は、上記開放位置から上記閉鎖位置に移行する際、上記ラックシャフト及び上記ラックに沿ってほぼ上記水平方向に移動し、上記リンクによって開放方向端部が上昇し、上記開口に遊嵌する
    媒体入出装置。
  2. 板状でなり、前下がりの傾斜が形成された開口の内側に位置し、当該開口を介し外部から取り込んだ媒体を収容する媒体収容部を外部から閉鎖させる閉鎖位置から当該媒体収容部の少なくとも一部を外部に開放させる開放位置までを面方向にほぼ沿う水平方向に沿って移動する板状部材と、
    上記板状部材の側方に設けられ上記板状部材の閉鎖方向端部近傍を支持するシャッタガイドにより構成され、上記板状部材を支持し、当該板状部材と共に上記水平方向に沿って移動することにより上記板状部材を開放位置へ向かわせる開放方向及び閉鎖位置へ向かわせる閉鎖方向へ移動させる支持部と、
    上記開口の内側において、上記閉鎖位置から上記開放位置まで上記板状部材が移動する際に当該板状部材の開放方向端部が移動する範囲である可動範囲の一部に亘って上記板状部材の側方にほぼ上記水平方向に沿って延設し移動せぬよう設けられ上記シャッタガイドを上記水平方向に沿って貫通して延設されネジ歯車が形成されたウォームシャフトと、回転可能に設けられ上記ウォームシャフトのネジ歯面に噛合することにより当該ウォームシャフトを回転させ、上記シャッタガイドに上記水平方向に沿った駆動力を与えるギアと、上記シャッタガイドを上記水平方向に沿って貫通して延設され上記シャッタガイドを上記水平方向に沿って摺動させるガイドシャフトとにより構成され、上記支持部を支持し移動させる駆動部と
    を有し、
    上記支持部は、上記板状部材が上記閉鎖位置にある閉鎖状態における上記駆動部の開放方向端部よりも閉鎖方向側において移動することにより、上記板状部材を移動させ
    上記板状部材は、上記開放位置から上記閉鎖位置に移行する際、上記ウォームシャフト及び上記シャッタガイドに沿ってほぼ上記水平方向に移動し、開放方向端部が上昇して上記開口に遊嵌する
    媒体入出装置。
  3. 上記板状部材の開放方向端部近傍から上記駆動部に向かってシャフトが突出し、上記板状部材と上記駆動部との間には、ほぼ上記水平方向に沿って延設し閉鎖方向端部が上記開口に向かうよう屈曲して上記シャフトが嵌り込む溝が穿設されたガイドが設けられ、
    上記板状部材は、上記開放位置から上記閉鎖位置に移行する際、上記ウォームシャフト及び上記シャッタガイドに沿ってほぼ上記水平方向に移動し、上記ガイドによって開放方向端部が上昇し上記開口に遊嵌する
    請求項に記載の媒体入出装置。
  4. 前記支持部及び前記駆動部は、上記板状部材の両側方に設けられ、
    上記駆動部は、1本の歯車シャフトに軸支され上記支持部に上記水平方向に沿った駆動力を与える第2のギアを有する
    請求項1又は請求項2に記載の媒体入出装置。
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