JP4648028B2 - マスク位置合わせ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェハ(以下「ウェハ」と称する)とマスクとを位置合わせするためのマスク位置合わせ装置に関する。
パワーデバイスに使用される整流ダイオードの中で高耐圧を要求されるものの一部は、ガードリング領域のみに選択的に電子線等の荷電粒子を照射してシリコンのライフタイムを下げることにより、高い絶縁耐圧を確保している。
ガードリング領域のみに選択的に電子線を照射するために、従来は、所定の開口パターンを有するマスク(SUS製のマスクが主流であるため、以下「SUSマスク」と称する)を、粘着テープを使用してウェハの上面上に貼り付けていた。具体的には、まず、ウェハ固定治具上にウェハを載置し、粘着テープで固定する。次に、ウェハとSUSマスクとのX,Y,θ方向の位置関係を目視にて確認しつつ、SUSマスクをウェハ上に位置合わせして載置し、粘着テープで固定する。
その後、SUSマスクの上面側からウェハに向けて荷電粒子が照射される。これにより、SUSマスクの開口部のみを介して荷電粒子がウェハに照射され、シリコンのライフタイムが選択的に制御される。
なお、ウェハとマスクとの位置合わせに関する技術が、下記特許文献1〜6に開示されている。
実開昭55−152052号公報 実開昭57−29139号公報 実開平5−62029号公報 特開昭54−10680号公報 特開昭63−296237号公報 特開2001−345253号公報
しかしながら、従来の方法には、以下に列挙するような問題がある。
ウェハとSUSマスクとの位置合わせを手作業で行わなければならないため、その作業が繁雑であるとともに、位置ずれが発生する可能性がある。
ウェハに直接粘着テープを貼り付けることにより、ウェハが汚染されたり、異物が発生する。
粘着テープをウェハに貼り付ける際、あるいは粘着テープをウェハから剥がす際に、ウェハを傷つける可能性がある。
SUSマスクがウェハに接触するために、SUSマスクによってウェハを傷つける可能性がある。
本発明はかかる問題を解決するために成されたものであり、ウェハとマスクとの位置合わせを、ウェハを汚染したり傷つけることなく簡易かつ正確に実行し得る、マスク位置合わせ装置を得ることを目的とする。
本発明に係るマスク位置合わせ装置は、ウェハが載置されるウェハ載置面と、前記ウェハ載置面の外周に沿って形成された外周壁とを有する第1の治具と、マスクが固定される内壁を有する枠体と、前記枠体の底面において、前記枠体の中心を挟んで対向して配設された、対を成すウェハ位置補正機構とを有する第2の治具とを備え、前記ウェハ載置面上に前記ウェハが載置された状態で、前記ウェハの上面側から前記枠体を前記外周壁に当接させることにより、前記ウェハの側面に接触する前記ウェハ位置補正機構によって、前記ウェハの側面が前記ウェハ載置面の中心に向けて押圧されることを特徴とする。
本発明に係るマスク位置合わせ装置によれば、ウェハとマスクとの位置合わせを、ウェハを汚染したり傷つけることなく簡易かつ正確に実行することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相当する要素を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置が備えるウェハ載置治具1の構造を示す上面図である。また、図2は、図1に示したラインII−IIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図であり、図3は、図1に示したラインIII−IIIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。
ウェハ載置治具1は、底板50と外周壁2とを備えている。底板50の上面は、ノッチやオリエンテーションフラットが形成されたシリコンウェハ(以下「ウェハ」と称する)の上面形状に合わせた形状を有している。図1に示した例では、オリエンテーションフラットが形成されたウェハ10(図4参照)を想定しているため、底板50の上面形状は、円形の外周の一部が直線となった形状を成している。底板50の上面は、ウェハ10が載置されるウェハ載置面として規定される。また、製造工程のばらつきに起因するウェハ10の直径寸法のばらつきに対応するため、底板50の直径は、ウェハ10の直径よりも100〜1000μm程度大きく設計されている。従って、ウェハ10をウェハ載置面上に載置しただけでは、ウェハ10は正確には位置決めされない。
外周壁2は、ウェハ載置面の外周に沿って起立して形成されている。外周壁2の上面は、底板50の上面よりも上方に位置する。換言すれば、ウェハ載置治具1には、底板50の上面によって規定される底面と、外周壁の内側面によって規定される側面とを有する凹部3が形成されている。また、外周壁2の上面内には、複数個(図1に示した例では3個)のネジ穴5a〜5cが所定の箇所に形成されている。
ウェハ載置治具1には、凹部4a〜4fが形成されている。凹部4aの内側半分は底板50内に形成されており、外側半分は外周壁2内に形成されている。ここで、「内側」とは底板50の上面の中心点A1に近い側を意味し、「外側」とは中心点A1から遠い側を意味する。他の凹部4b〜4fについても同様に、内側半分は底板50内に形成されており、外側半分は外周壁2内に形成されている。図3を参照して、凹部4a〜4fは凹部3よりも深く形成されており、換言すれば、底面凹部4a〜4fの底面は凹部3の底面よりも下方に位置する。凹部4aと凹部4dとは、中心点A1を挟んで互いに対向する箇所に形成されている。つまり、凹部4aと凹部4dとが対を成している。同様に、凹部4bと凹部4eとが対を成し、凹部4cと凹部4fとが対を成している。
なお、ウェハ載置治具1には、搬送アーム(図示しない)によってウェハ10をウェハ載置面上に搬送した後に搬送アームを引き抜くための、所定形状の溝51が形成されている。
図4は、ウェハ10の構造を示す上面図である。ウェハ10には、複数のチップ11が行列状に並んで形成されている。各チップ11内には、例えば、整流ダイオードを含むパワーデバイスがそれぞれ作り込まれる。背景技術の説明で述べた通り、パワーデバイスに使用される整流ダイオードにおいては、高い絶縁耐圧を確保すべく、ガードリング領域のみに荷電粒子を選択照射する工程が実行される。本実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置は、かかる選択照射工程において、SUSマスク22(図5参照)とウェハ10とを位置合わせするために用いられる。但し、この用途に限定されるものではなく、マスクとウェハとの位置合わせが必要な任意の製造工程に用いることが可能である。
なお、本実施の形態1において「位置合わせ」とは、主に、ウェハ載置面の上面の中心点A1(図1参照)と、ウェハ10の上面の中心点A2(図4参照)とを、平面視上互いに重なり合わせることを意味する。換言すれば、ウェハ載置面上に載置されたウェハ10の位置を補正することにより、図1に示した座標系におけるX方向及びY方向に関する中心点A1,A2の位置ずれを無くすことを意味する。また、SUSマスク22をθ方向に回転させることにより、チップ11とSUSマスク22の開口部25(図5参照)とのθ方向のずれを補正することも、本実施の形態1における「位置合わせ」の概念に含める場合もある。
図5は、本実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置が備えるSUSマスク固定治具20の構造を示す上面図である。また、図6は、図5に示したラインVI−VIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図であり、図7は、図5に示したラインVII−VIIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。
SUSマスク固定治具20は、環状枠21とウェハ位置補正機構26a〜26fとを備えている。環状枠21は、図1に示したウェハ載置治具1の外周壁2に対応した形状を成している。環状枠21の内壁には、円板状のSUSマスク22が固定されている。
SUSマスク22には、複数の開口部25が形成されている。開口部25の形成パターンは、図4に示したチップ11の形成パターン(図5に破線で示している)に対応している。各チップ11のうち荷電粒子を照射すべき領域の上方のみに、開口部25が形成されている。開口部25は、SUSマスク22の上面から底面に貫通して形成されている。SUSマスク22のうち開口部25が形成されていない部分は、照射された荷電粒子を遮蔽するのに十分な厚み(0.1〜1.0mm程度)を持っている。
環状枠21には、複数個(図5に示した例では3個)の切り欠き部23a〜23cが、ウェハ載置治具1の外周壁2に設けられたネジ穴5a〜5c(図1参照)に対応する箇所に形成されている。切り欠き部23a〜23cは、環状枠21の上面から底面に貫通して形成されている。従って、ネジ穴5a〜5cに螺合するネジ24a〜24cを、環状枠21の上面側から切り欠き部23a〜23cを通してネジ穴5a〜5c内に挿通することにより、ネジ24a〜24cによって環状枠21と外周壁2とを互いに固定することができる。
また、切り欠き部23a〜23cは、θ方向に所定の長さで延在している。従って、環状枠21と外周壁2とが完全に固定されない程度にネジ24a〜24cを緩めた状態で、環状枠21をθ方向に回転させることができる。
ウェハ位置補正機構26a〜26fは、環状枠21の底面において、図1に示した凹部4a〜4fに対応する箇所に配設されている。ウェハ位置補正機構26aとウェハ位置補正機構26dとは、環状枠21の中心点A3を挟んで互いに対向している。同様に、ウェハ位置補正機構26bとウェハ位置補正機構26eとが中心点A3を挟んで互いに対向しており、ウェハ位置補正機構26cとウェハ位置補正機構26fとが中心点A3を挟んで互いに対向している。つまり、図5に示したSUSマスク固定治具20は、3対のウェハ位置補正機構を備えている。なお、ネジ24a〜24cによってSUSマスク固定治具20とウェハ載置治具1とを互いに固定した状態では、ウェハ載置面の中心点A1と環状枠の中心点A3とは、平面視上互いに重なり合う。
図7には、ウェハ位置補正機構26fの具体的な構造が示されている。他のウェハ位置補正機構26a〜26eの構造も、図7に示した構造と同様である。板バネ30の一端が、ネジ31によって環状枠21の底面に固定されている。板バネ30の他端には、カバー32が固定されている。カバー32には、ローラ33とラッチ機構34とが取り付けられている。ローラ33は、環状枠21を外周壁2に当接させることによりウェハ10の側面に接触するウェハ接触部として機能する。
図8は、ローラ33の構造を示す斜視図である。ローラ33は、幅Wを有する円板状を成している。ローラ33の材質をPTFE又はポリイミド樹脂にすることにより、耐熱性、耐久性、及び耐薬品性を向上することができる。また、ローラ33の材質をPEEK、PFA、FEP、又はPCTFEにすることにより、耐熱性、耐久性、及び耐薬品性を向上できるとともに、射出成型による製造が可能となるため、廉価性を向上できる。また、ローラ33の材質をシリコーン樹脂とすることにより、耐熱性及び耐薬品性を向上できるとともに、ローラ33に接触するウェハ10に与える機械的ストレスを軽減することができる。
図7を参照して、ラッチ機構34によって、ローラ33の回転方向が一方向に制限される。具体的にラッチ機構34は、ローラ33に接触するウェハ10がローラ33に対して上昇する方向(図7において反時計回りの方向)へのローラ34の回転を許容し、一方、ローラ33に接触するウェハ10がローラ33に対して降下する方向(図7において時計回りの方向)へのローラ34の回転を制限する。
図9,10は、図3に対応させて、本実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置の使用方法を説明するための断面図である。
図9を参照して、まず、ウェハ載置治具1のウェハ載置面上に、ウェハ10を載置する。上記の通り、底板50の直径は、ウェハ10の直径よりも100〜1000μm程度大きく設計されている。従って、この段階ではウェハ10は正確には位置決めされておらず、図9に示した例では、右寄りに偏って載置されている。
図10,1,5を参照して、次に、ウェハ載置面上にウェハ10が載置され、環状枠21にSUSマスク22が取り付けられた状態で、ネジ24a〜24cを、環状枠21の上面側から切り欠き部23a〜23cを通してネジ穴5a〜5c内に次第に螺挿させる。これにより、環状枠21がウェハ10の上面側からウェハ載置治具1に向けて徐々に降下する。
図10を参照して、環状枠21の降下が進むと、やがてウェハ位置補正機構26cのローラ33が、ウェハ10の右端角部に接触する。すると、ウェハ位置補正機構26cのローラ33によってウェハ10が左方向に押圧されて、ウェハ10が左方向に変位する。その際、ウェハ位置補正機構26cのローラ33が所定方向(図10において時計回りの方向)へ回転することにより、ローラ33がウェハ10に与える機械的なストレスが抑制されるため、ウェハ10の折れや損傷を防止することができる。しかも、ウェハ位置補正機構26cのローラ33が上記所定方向とは反対の方向(図10において反時計回りの方向)へ回転することがラッチ機構34によって制限されているため、何らかの原因によって振動が加わった場合等であっても、ローラ33とウェハ10との係合が外れてローラ33が跳ね上がるという事態を回避できる。
左方向へのウェハ10の変位が進むと、ウェハ10の左端部が、ウェハ位置補正機構26cに対向するウェハ位置補正機構26fのローラ33に接触する。その結果、ウェハ10は、ウェハ位置補正機構26c,26fの各ローラ33によって両側から押圧されることにより、ウェハ載置面上の所定箇所に位置決めされる。また、ウェハ位置補正機構26c,26fの各板バネ30の弾性復元力によって、ウェハ位置補正機構26c,26fの各ローラ33の間にウェハ10が両側から挟み込まれて固定される。これにより、ウェハ載置面上でのウェハ10の載置位置が固定される。
図9,10ではX軸方向のみに関するウェハ10の位置補正が示されているが、図5に示したように、SUSマスク固定治具20は3対のウェハ位置補正機構26a〜26fを備えているため、X軸方向のみならずY軸方向に関してもウェハ10の位置補正が行われ、その結果、ウェハ載置面の中心点A1(図1参照)とウェハ10の中心点A2(図4参照)とが、平面視上互いに重なり合うこととなる。
なお、理論的には、ウェハ位置補正機構が2対設けられていれば、X軸方向及びY軸方向の双方に関してウェハ10の位置補正を行うことができる。但し、図1に示したように3対(あるいは4対以上)のウェハ位置補正機構4a〜4fを設けることにより、各ウェハ位置補正機構の負荷を分散でき、各ウェハ位置補正機構が有する板バネ30の弾性復元力が低下することを抑制できるため、SUSマスク固定治具20の長寿命化を図ることが可能となる。また、3対(あるいは4対以上)のウェハ位置補正機構によって3方向(あるいは4方向以上)の両側からウェハ10が押圧されるため、各ウェハ位置補正機構が有する板バネ30の反り量や弾性復元力の強さに多少のばらつきがあったとしても、ウェハ10をウェハ載置面上の所定箇所に位置決めすることができる。
再び図10を参照して、次に、X軸方向及びY軸方向に関するウェハ10の位置補正が完了した後、ネジ24a〜24cによって環状枠21と外周壁2とを完全に固定する前の段階で、θ方向のずれを補正する。具体的には、チップ11とSUSマスク22の開口部25(図5参照)とのθ方向のずれ量を目視にて観察しながら、手作業にて環状枠21をθ方向に回転させることにより、チップ11と開口部25とのθ方向のずれを無くす。これにより、ウェハ10とSUSマスク22との位置合わせが完了する。その後、ネジ24a〜24cによって環状枠21と外周壁2とを完全に固定する。
このように本実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置によると、ウェハ載置治具1のウェハ載置面上にウェハ10が載置された状態で、ウェハ10の上面側からSUSマスク固定治具20をウェハ載置治具1に当接させることにより、対を成すウェハ位置補正機構26a〜26fによってウェハ10がウェハ載置面の中心に向けて押圧される。その結果、ウェハ10がウェハ載置面上の所定の箇所に位置決めされる。従って、ウェハ10とSUSマスク22との位置合わせを、ウェハ10を汚染したり傷つけることなく簡易かつ正確に実行することが可能となる。
実施の形態2.
図11は、図7に対応させて、本発明の実施の形態2に係るウェハ位置補正機構26fの具体的な構造を示す断面図である。他のウェハ位置補正機構26a〜26eの構造も、図11に示した構造と同様である。板バネ30の一端が、ネジ31によって環状枠21の底面に固定されている。板バネ30の他端には、カバー40が固定されている。カバー40内には、全ての方向に回転自在な球状の回転体として、球体41が取り付けられている。球体41は、環状枠21を外周壁2に当接させることによりウェハ10の側面に接触するウェハ接触部として機能する。球体41の材質は、上記実施の形態1に係るローラ33と同様に、PTFE、ポリイミド樹脂、PEEK、PFA、FEP、PCTFE、又はシリコーン樹脂である。
本実施の形態2に係るマスク位置合わせ装置によると、ウェハ位置補正機構26a〜26fは、ウェハ10に接触した状態で全ての方向に回転自在な球体41を備える。従って、チップ11と開口部25とのθ方向のずれを無くすために環状枠21をθ方向に回転させる際に、ウェハ10に接触した球体41がθ方向に滑らかに回転するため、ウェハ10に与える機械的ストレスを緩和することができる。
一方、上記実施の形態1に係るウェハ位置補正機構26a〜26fのように、球体41ではなくローラ33を備える場合には、ウェハ10との接触面積が大きくなるため、ウェハ接触部によるウェハ10の固定能力が高まるという効果が得られる。
本発明の実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置が備えるウェハ載置治具の構造を示す上面図である。 図1に示したラインII−IIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。 図1に示したラインIII−IIIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。 ウェハの構造を示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置が備えるSUSマスク固定治具の構造を示す上面図である。 図5に示したラインVI−VIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。 図5に示したラインVII−VIIに沿った位置に関する断面構造を示す断面図である。 ローラの構造を示す斜視図である。 図3に対応させて、本発明の実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置の使用方法を説明するための断面図である。 図3に対応させて、本発明の実施の形態1に係るマスク位置合わせ装置の使用方法を説明するための断面図である。 図7に対応させて、本発明の実施の形態2に係るウェハ位置補正機構の具体的な構造を示す断面図である。
符号の説明
1 ウェハ載置治具、2 外周壁、3,4a〜4f 凹部、5a〜5c ネジ穴、50 底板、10 ウェハ、20 SUSマスク固定治具、21 環状枠、22 SUSマスク、23a〜23c 切り欠き部、24a〜24c ネジ、26a〜26f ウェハ位置補正機構、30 板バネ、33 ローラ、34 ラッチ機構、41 球体。

Claims (10)

  1. ウェハが載置されるウェハ載置面と、前記ウェハ載置面の外周に沿って形成された外周壁とを有する第1の治具と、
    マスクが固定される内壁を有する枠体と、前記枠体の底面において、前記枠体の中心を挟んで対向して配設された、対を成すウェハ位置補正機構とを有する第2の治具と
    を備え、
    前記ウェハ載置面上に前記ウェハが載置された状態で、前記ウェハの上面側から前記枠体を前記外周壁に当接させることにより、前記ウェハの側面に接触する前記ウェハ位置補正機構によって、前記ウェハの側面が前記ウェハ載置面の中心に向けて押圧される、マスク位置合わせ装置。
  2. 前記外周壁の上面には複数のネジ穴が形成されており、
    前記枠体には、前記枠体の上面から底面に貫通し、前記枠体の回転方向に所定の長さで延在する複数の切り欠きが、前記ネジ穴に対応する箇所に形成されており、
    前記ネジ穴に螺合するネジを、前記枠体の上面側から前記切り欠きを通して前記ネジ穴内に挿通することにより、前記外周壁と前記枠体とが互いに固定される、請求項1に記載のマスク位置合わせ装置。
  3. 前記ウェハ位置補正機構は、少なくとも2対配設されている、請求項1又は2に記載のマスク位置合わせ装置。
  4. 前記ウェハ位置補正機構は、
    前記枠体の底面に固定された一端を有する弾性体と、
    前記弾性体の他端に固定され、前記枠体を前記外周壁に当接させることにより前記ウェハの側面に接触するウェハ接触部と
    を有する、請求項1〜3のいずれか一つに記載のマスク位置合わせ装置。
  5. 前記ウェハ接触部は円板状のローラである、請求項4に記載のマスク位置合わせ装置。
  6. 前記ウェハ位置補正機構は、前記ローラに接触する前記ウェハが前記ローラに対して降下する方向への前記ローラの回転を制限するラッチ機構をさらに有する、請求項5に記載のマスク位置合わせ装置。
  7. 前記ウェハ接触部は、全ての方向に回転自在な球体である、請求項4に記載のマスク位置合わせ装置。
  8. 前記ウェハ接触部の材質は、PTFE及びポリイミド樹脂のいずれかである、請求項〜7のいずれか一つに記載のマスク位置合わせ装置。
  9. 前記ウェハ接触部の材質は、PEEK、PFA、FEP、及びPCTFEのいずれかである、請求項〜7のいずれか一つに記載のマスク位置合わせ装置。
  10. 前記ウェハ接触部の材質は、シリコーン樹脂である、請求項〜7のいずれか一つに記載のマスク位置合わせ装置。
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