JP4646815B2 - 塗膜転写具 - Google Patents

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Description

本発明は外枠を構成する外ケース内に、基材テープに塗膜を備えた転写テープを繰り出す繰り出しコアと、該塗膜を被転写面に押圧して転写する転写ヘッドと、転写後の基材テープを巻き取る巻取コアを有する自動巻取式の塗膜転写機構を備えた塗膜転写用カートリッジとバネを一部若しくは全てを内部に配置して構成される塗膜転写具に関する。
従来、基材テープに塗膜を備えた転写テープを繰り出す繰り出しコアと、該塗膜を被転写面に押圧して圧転写する転写ヘッドと、転写後の基材テープを巻き取る巻取コアを有する自動巻取式の塗膜転写機構を備えた塗膜転写具が知られている。このような転写具においては、プラスチックからなる転写ヘッドの弾性を利用して、被転写面に転写する際に、被転写面に対して傾いていても、それに追従して沿うように塗膜を所定の箇所に転写することができる(特開平08−175095号公報)。
また、転写ヘッドがケースに傾動可能に取り付けられ、ケースと転写ヘッドとの間に弾性体を介挿し、ケースに対して転写ヘッドが傾斜しない姿勢になるように付勢された塗膜転写具もある。このような塗膜転写具においては、転写ヘッドがケースに対して傾動可能に取り付けられているため、あらゆる斜めの方向から被転写面に接近させても、正しく転写することができる(特開平11−170770号公報)。
特開平08−175095号公報 特開平11−170770号公報
しかしながら、プラスチックからなる転写ヘッドの弾性を利用する従来の塗膜転写具では、転写ヘッド自体のもつ弾性によって撓ませるだけであるので、その撓み量には限界があり、被転写面に対する傾斜について十分対応することができないという課題がある。
さらに、この部分の転写テープは繰り出しコア及び巻取コアに巻回された部分に対し、捻られた状態になり、その結果、転写テープが転写ヘッドから外れて斜行したり、転写テープが折れ、ひどい場合には、転写テープまたは基材が切断してしまい、使用不可能となる。
また、転写ヘッドがケースに対し傾動可能に取り付けられ、ケースと転写ヘッドとの間に弾性体を介挿しているような塗膜転写具では、使用前において転写テープは繰り出しコアから転写ヘッドを介して巻取コアまで一定のテンションをはられて配置されている。しかし、使用時において転写ヘッドを被転写面に押圧させた際には、ケース外に配置されている転写ヘッドが塗膜転写具内に配置されたバネの作用によって塗膜転写具内に入り込むことになり、それによって繰り出しコアから転写ヘッドを介して巻取コアまでの転写テープの走行経路は、使用前のものと比べて短くなってしまう。その結果、使用前に転写テープにかかっていたテンションが下がってしまい、使用する際に転写テープが弛んでしまい被転写面に塗膜を転写させる位置が目標とずれてしまったり、転写ヘッドから外れて斜行してしまうという課題がある。
なおかつ、これらの従来の塗膜転写具では、所望の箇所への転写を終え、転写ヘッドを被転写面から離す際、塗膜を切断するために先端を一旦止める必要があり、不用意に転写ヘッドを被転写面から離してしまうと、塗膜が切断されず、余分な部分に塗膜を転写してしまうことがある。
本発明はこのような問題を解消するものである。
本発明は、外枠を構成する外ケース内に塗膜転写用カートリッジとバネ及び、該塗膜転写用カートリッジと該バネを内部に配置或いは一部を内部に配置して構成される塗膜転写具において、該塗膜転写用カートリッジが該外ケース内部を前後摺動及び回動可能に配置され、バネ抗力により該外ケース前方へ付勢された構造を有し、先端ヘッドにかかる圧力により、バネの弾性力に抗して該塗膜転写用カートリッジが外ケース内を後退する一方、バネの応力変形と共に該塗膜転写用カートリッジが回動するように配置されていることを特徴とする。
本発明の塗膜転写具においては、塗膜転写用カートリッジそのものが、外ケースに対して一体的に回動可能となっているので、塗膜転写用カートリッジが回転しても、転写テープが捻れることが無い。
なおかつ、使用時における被転写面に対する転写ヘッドの押圧に際しても塗膜転写用カートリッジそのものが、外ケース内を後退するため、転写テープの走行経路は変化せず、テンションが保持されるため、転写テープが弛むことがない。
さらに、使用者の転写作業が終了し、転写ヘッドを被転写面から離す時、外ケース内に配置されている圧縮されていたバネが復元することで、外ケースは被転写面から離れようとするが、前記外ケース内に配置された塗膜転写用カートリッジの転写ヘッドは、被転写面に密着した状態で維持されることで、使用者は意図せずとも先端を一旦止める行為を実施したことになり、その際に塗膜の切断位置が決定され、その後、外ケースを持ち上げることで、内部に配置されている塗膜転写用カートリッジが被転写面から離れるとともに塗膜が切断され、余分な部分に塗膜を転写してしまうことがない。
以下実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。
本発明の実施例である塗膜転写具10を図1に示した。図1において、外ケース1は、塗膜転写用カートリッジ2を内部に配置し、前記塗膜転写用カートリッジ2は回動自在となっている。前記塗膜転写用カートリッジ2は、塗膜転写具部分が、接着具、装飾具、或いは消去具に置き換えられた塗布用カートリッジであってもよい。
前記塗膜転写用カートリッジ2の中央付近に形成している段部2aは、前記外ケース1の内径部に形成している段部1aと当接しており、前記塗膜転写用カートリッジ2が前方への進出を防止している。
前記塗膜転写用カートリッジ2の前方には環状ストッパー3を配設している。前記環状ストッパー3と前記塗膜転写用カートリッジ2に関しては、使用者が誤って外さないように圧入や接着でもよく、また、使用済みの前記塗膜転写用カートリッジを交換可能となるように螺合してもよい。
外ケース1の前方内径部には段部1bが形成されており、前記段部1bと前記環状ストッパー3との間には、バネ4が常に圧縮された状態で配設されており、前記塗膜転写用カートリッジ2を軸方向の前方に付勢している。
前記バネ4のバネ一次荷重は50gfから1000gf、好ましくは100gfから300gfとなるよう配設することが望ましい。ここでいうバネ一次荷重とは、指定長さにおいて圧縮するときの荷重のことであり、指定長さとは前記バネ4が圧縮された状態で配設されている時の長さである。前記バネ4のバネ一次荷重が50gfより小さい場合、転写ヘッドに圧力がかかった瞬間にバネが密着してしまい、転写感覚を向上させることができない。また、バネ一次荷重が1000gfより大きい場合、バネを押し縮めることが困難となり、やはり転写感覚を向上させることができない。
また、前記バネ4は弾性をもつものであればバネに限ったものではなく、ゴム等が選択できる。
塗膜転写用カートリッジ2の回動をよりスムーズにするために、外ケース1内にベアリングや滑部材を配置することも可能である。
前記外ケース1の後方には尾栓5が圧入されている。前記外ケース1と前記尾栓5に関しては、圧入や接着のように固定するだけでなく、使用済みの前記塗膜転写用カートリッジを交換可能となるように螺合してもよい。また、尾栓5を設けず開放してもよい。
次に動作について説明する。この塗膜転写具10の使用方法は従来のものと同じである。バネ一次荷重が100gfから300gfとなるようにバネ4を配設した塗膜転写具10を使用すると、被転写面に塗膜を転写する際、転写ヘッドにかかる圧力により、バネの弾性力に抗して前記塗膜転写用カートリッジ2が前記外ケース1内を後退する一方、バネの応力変形と共に転写ヘッドが被転写面に追従して外ケース1の内壁面に沿うように前記塗膜転写用カートリッジ2が回動する。
前記一連の動作により被転写面に接触している転写ヘッドは、被転写面と平行となり、且つ前記塗膜転写用カートリッジ2と一体となって転写ヘッドが回動するため転写テープの捻じれや弛みがなく、余分な部分に塗膜を転写してしまうことなく所望の箇所へ正確に転写することができ、転写感覚を向上させることができる。
本発明の実施例である塗膜転写具の切断斜視図である。 本発明の実施例である塗膜転写具の分解斜視図である。
符号の説明
1 外ケース
1a 段部
1b 段部
2 塗膜転写用カートリッジ
2a 段部
3 環状ストッパー
4 バネ
5 尾栓
10 塗膜転写具

Claims (2)

  1. 外枠を構成する外ケース内に塗膜転写用カートリッジとバネが全て或いは一部を内部に配置して構成される塗膜転写具において、該塗膜転写用カートリッジが該外ケース内部を前後摺動及び回動可能に配置され、該塗膜転写用カートリッジがバネ抗力により外ケース前方へ付勢される構造を有し、使用時に転写ヘッドにかかる圧力により、バネの弾性力に抗して該塗膜転写用カートリッジが該外ケース内を後退する一方、バネの応力変形と共に回動するように配置されていることを特徴とする塗膜転写具。
  2. 前記バネのバネ一次荷重が、50gfから1000gfであることを特徴とする請求項1に記載の塗膜転写具。
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