JP2005096192A - カートリッジ式文房具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カートリッジ式文房具において、不用意にカートリッジが外れることなく、且つカートリッジの容積を大きくとることができるようにする。
【解決手段】 本体12と、本体12に着脱自在のカートリッジ20とを有するカートリッジ式文房具において、カートリッジ20は本体12の開口12aから挿入可能となっており、本体12には係止溝12cが形成され、カートリッジ20には、係止溝12cに挿入される係止突起20cが形成されており、係止溝12cは、開口12a付近から軸方向に伸びる第1溝部12c1と、第1溝部12c1から第1溝部12c1と角度をなすように伸びる第2溝部12c2とから構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、着脱自在のカートリッジを備えたカートリッジ式文房具に関する。
従来、この種のカートリッジ式文房具としては、特許文献1及び図11に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたものは、修正テープ塗布具であって、図11に示すように、その修正テープ塗布具が本体50と、該本体50から着脱可能となり使い捨てで交換可能な部品であるカートリッジ60と、から構成されている。カートリッジ60は、本体50の後端に形成された後端開口50aから本体50内へと挿入されており、本体50の先端に形成された先端開口50bからカートリッジ60の使用に供される使用先端部60aが突出している。また、このカートリッジ60の弾性突起60bが、その後端開口50aの近傍に形成された係止孔50cに係止する。このカートリッジ60を本体50から取り外すには、カートリッジ60の両端に設けられた一対の弾性腕部60cをそれぞれ互いに向かう合う方向に押し付けて、前記弾性突起60bの係止孔50cからの係止を外しつつ、本体50から引っ張ることにより、行うことができる。
特開平10−81099号公報
しかしながら、上記公報に記載された構成のものは、弾性突起60bの係止孔50cへの係止によってカートリッジ60を本体50内に収納しているが、弾性腕部60cの復元力が弱いと不用意にカートリッジ60が本体50から外れるおそれがあるという問題がある。また、カートリッジ60に弾性腕部60cを形成するためには、弾性腕部60cとカートリッジ60の他の部分との間に、必ず、弾性腕部60cが揺動するための隙間を設ける必要があり、結果として、カートリッジ60の実質的な正味容積が制限されるという問題がある。特に、カートリッジ60が収納されるべき本体50の容積が小さいときには、カートリッジ60の正味容積が一層制限されてしまうことになる。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたもので、その目的は、カートリッジ式文房具において、不用意にカートリッジが外れることなく、且つカートリッジの容積を大きくとることができるカートリッジ式文房具を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、本体と、該本体に着脱自在のカートリッジとを有するカートリッジ式文房具において、カートリッジは本体の開口から挿入可能となっており、カートリッジ及び本体のいずれか一方には、係止溝が形成され、カートリッジ及び本体の他方には、係止溝に挿入される係止突起が形成されており、前記係止溝は、開口付近からカートリッジ挿入方向に伸びる第1溝部と、第1溝部から第1溝部と角度をなすように伸びる第2溝部とから構成されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、カートリッジの本体よりも突出する使用先端部には、着脱自在にキャップが被着されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のキャップが、被着状態で、本体に対して回転不能であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載のキャップが、被着状態で、前記係止溝と係止突起とを覆うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載のキャップが、被着状態で、本体の外側へと伸びる耳部を備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の前記耳部が、前記係止溝と前記係止突起とを外側から覆うことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のものにおいて、前記係止溝が形成されたカートリッジ及び本体のいずれか一方には、前記第2溝部の近傍に開口が形成されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のものにおいて、第1溝部と第2溝部との境界部には、その溝幅が係止突起の外径よりも小さくなった幅狭部が形成されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のものにおいて、カートリッジの挿入端と本体の内部との間には、クッション部が設けられ、該クッション部によってカートリッジは、本体脱出方向へと付勢されることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の前記クッション部が、カートリッジの挿入端に一体に形成されたものであることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9記載の前記クッション部が、カートリッジの挿入端と本体の内部との間に介挿されるスプリングであることを特徴とする。
本発明によれば、カートリッジを本体に取り付ける際には、いずれか一方に形成された係止溝にいずれか他方に形成された係止突起を挿入させつつ、カートリッジを本体に対して挿入すると係止突起が第1溝部を移動し、さらに、係止突起が第1溝部の端部に達した後、カートリッジを本体に対してツイストして回転させると、係止突起が第2溝部へと移動する。係止突起が第2溝部に移動すると、カートリッジを本体に対して挿入方向の両方向に動かそうとしても、移動することができず、カートリッジを本体に確実に取り付けることができる。カートリッジを本体から取り外す際には、逆の動作によって行う。このようなツイスト即ち回転操作が必要となるため、カートリッジは本体から容易には外れない。係止溝と係止突起との係止により、カートリッジを本体に固定する構成であり、弾性腕部を利用しないために、弾性腕部が揺動するための隙間を不要とすることができ、カートリッジの正味容積を大きくとることができる。
さらに、請求項2記載の発明のように、キャップを被着した場合に、キャップの着脱の際にカートリッジが不用意に外れることを防ぐことができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、キャップを本体に対して回転不能とすれば、キャップの着脱の際にカートリッジが不用意に外れることを確実に防ぐことができる。
さらに、請求項4記載の発明によれば、キャップが係止溝と係止突起とを覆うため、キャップ被着状態における見栄えを良好にすることができる。
さらに、請求項5記載の発明によれば、耳部をキャップの着脱の際の操作部とすることができ、操作性を良好にすることができる。
さらに、請求項6記載の発明によれば、キャップの耳部が係止溝と係止突起とを覆うため、キャップ被着状態における見栄えを良好にすることができる。
さらに、請求項7記載の発明によれば、係止突起が第2溝部へと移動するときに、その近傍にある開口が縮んで、その代わりに第2溝部を押し広がりながら移動することができる。このため、第1溝部と第2溝部との境界部における溝幅、または第2溝部の溝幅を係止突起に対して小さめに設定することができ、これによって、操作者に操作感を与えることも可能になる。また、第2溝部内に係止突起を嵌合させることができる。
さらに、請求項8記載の発明によれば、第1溝部から第2溝部へと係止突起を移動させる際に、操作感を与えることができ、操作者に確実に第2溝部へと入ったことを知らしめることができる。また、不用意に、係止突起が第2溝部から第1溝部へと脱出することを防ぐことができる。
さらに、請求項9及び11記載の発明によれば、係止突起と係止溝との間に係止状態における寸法差があったとしても、クッション部によって両者が当接するように付勢されるために、ガタツキを防ぐことができる。
さらに、請求項10記載の発明によれば、クッション部をカートリッジに一体に設けることにより、部品点数の増加を防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、それぞれ、本発明に係るカートリッジ式文房具の全体図、図2はそのキャップを本体及びカートリッジから分離した状態の図である。図において、カートリッジ式文房具10は、筆記具を構成する本体12と、該本体12に着脱自在の文房具のカートリッジ20を有している。本体12の一方の端部からは、本体12内部に収納されたボールペンレフィール14(図3参照)の使用(筆記)先端部14aが突出しており、本体12の他方の端部からは、本体12内に挿入されたカートリッジ20の使用先端部20aが突出している。
尚、以下の説明において、カートリッジ20を中心に説明するものとして、先方(前方)をカートリッジ20の使用先端部20aが突出した側とし、後方をボールペンレフィール14の使用先端部14aが突出した側とする。
この例の場合、カートリッジ20は、この例では、マーカー具であるが、これに限るものではなく、修正、粘着、または蛍光テープ塗布具等の任意の交換または補充可能な文房具のカートリッジとすることができる。
本体12は、互いに連結されて1つの軸を構成する第1軸筒12A、第2軸筒12B及びテーパ軸筒12Cとを有する。第1軸筒12Aの外周面には、弾性グリップ13が装着されている。第1軸筒12Aとテーパ軸筒12Cとは一体に構成することも可能であるが、この例では着脱可能に螺着されている。
図5に示すように、本体12の第2軸筒12Bの先端側面部には、先端開口12a近傍に互いに対向する一対の半楕円状の薄肉部12b、12bが形成されており、一方の薄肉部12bには、切欠12dと係止溝12cとが形成されている。係止溝12cは、先端開口12a付近にある切欠12dから後方へと軸方向に伸びる第1溝部12c1と、第1溝部12c1の後端に連結され第1溝部12c1と角度をなす第2溝部12c2と、からなる。第1溝部12c1はカートリッジ20の挿入方向、即ちカートリッジ20のほぼ軸方向に伸びるが、ここで「挿入方向」とは厳密に軸方向と一致していなくてもよく、図示したように、軸方向に対してわずかに角度を持つものも含む。これに対して、第2溝部12c2と第1溝部12c1との間には、わずかな差ではなく、有意な角度差が存在している。この例では、第2溝部12c2は、軸方向にほぼ直交する方向に伸びている。また、第1溝部12c1と第2溝部12c2との境界部は、幅狭部12jとなっているとよい。幅狭部12jは、溝の両側を膨出させることで形成することができる。
さらに、一方の薄肉部12bには、第2溝部12c2と平行に開口12iが形成されている。開口12iは、図示のように閉じた開口に限らず、切欠12d等にまで伸びて開いた開口であってもよい。
他方の薄肉部12bには、切欠12dと、また、必要に応じて本体12に挿入されたカートリッジ20にアクセスするための操作窓12eが形成されている。
図6に示したように、カートリッジ20のケース20bの側面部には、前記係止溝12cに挿入される係止突起20cが形成され、また、前記本体12の一対の切欠12d、12dに挿入されると共に係止突起20cを移動操作させるための一対の脱離ボタン20d、20dが形成され、さらに、脱離ボタン20d、20dに周方向に隣接して係合凹部20e、20eが形成される。脱離ボタン20dの表面には操作を容易にするために凹凸及びその操作方向を示唆する矢印が刻設される。
カートリッジ20には、非使用時にカートリッジ20の使用先端部20aを保護するためのキャップ22が被着される。キャップ22は、図7に示したように、外キャップ22Aと内キャップ22Bとから構成される。外キャップ22Aは、キャップ本体22aと、キャップ本体22aの側面部に形成されて後方へと伸びる一対の耳部22d、22dと、耳部22d、22dの両側にある突起22e、22eと、を有する。キャップ本体22aは内キャップ22Bと共に使用先端部20aを包囲すると共に、カートリッジ20の使用先端部20aの近傍に形成された環状溝に嵌合可能となったものである。外キャップ22Aは、比較的硬いプラスチックの成形品で構成し、内キャップ22Bは、比較的軟質のプラスチック、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン樹脂等の成形品で構成するとよく、これにより、軟質の内キャップ22Bが、カートリッジ20の使用先端部20aの周囲に密着して気密性を確保することができる。
耳部22d、22dは、キャップ22がカートリッジ20に被着された被着状態において、本体12の外側へと伸びて、本体12の薄肉部12b、12bを外方から覆う。つまり、一方の耳部22dは、前記係止溝12cと、該係止溝12cに挿入された係止突起20cとを覆い、他方の耳部22dは、前記操作窓12eを覆う。耳部22d、22dの表面には、操作性を良好にするべく、適宜凹凸、マーク、模様等が刻設されていると良い。
突起22e、22eは、キャップ22がカートリッジ20に被着された被着状態において、カートリッジ20の係合凹部20e、20eに挿入される。
次に、筆記具を構成する本体12の内部には、前記ボールペンレフィール14を出没させるための出没機構16が配設される。出没機構16は、図8に示すように、第1軸筒12Aに連結される第3軸筒30と、レフィール14の末端部に連結されるスライドカム32と、第2軸筒12Bの内周面に固定され、スライドカム32を軸方向に移動させるカム本体34と、リターンスプリング36とから構成される。
第3軸筒30には、その外周面の一部に第1軸筒12Aの雌ネジ部12f(図3参照)と螺合するための雄ネジ部30aが形成されており、また、その内周面には、複数のキー溝30bが形成されている。さらには、第3軸筒30の内周面には、段部30cが形成され、さらに段部30cに隣接して開口30dが形成されている。
スライドカム32には、その一端部にレフィール14の末端部が挿入されて一体的に連結される縮径部32aが形成されており、また、その外周面の一部には、前記第3軸筒30のキー溝30bと噛み合う複数のキー32bと、1つのカム突起32cとが形成されている。
カム本体34には、一端部にスリット34aと、スリット34aと重複してスリット34aのない外周面に周方向突起34bと、周方向突起34bに隣接した外周面に複数のキー34cと、キー34cと離間した外周面に環状突起34fとが形成される。また、カム本体34の内周面には、スライドカム32を前後動させるためのカム面34dが形成される。また、カム本体34の内周面のカートリッジ寄りの部分には、アンダーカットの小突起34eが形成される。
リターンスプリング36は、第3軸筒30の先端部とスライドカム32との間に介挿されて、スライドカム32及びそれに連結されたボールペンレフィール14とを後方へと付勢している。但し、リターンスプリング36は、この位置ではなく、テーパ軸筒12Cの内部の段部とボールペンレフィール14に形成されたバネ受け部14bとの間に設けることも可能である。
以上の第3軸筒30、スライドカム32、カム本体34及びリターンスプリング36は、次のように組み立てられる。まず、カム本体34内にスライドカム32の一部を挿入して、カム本体34のカム面34dにスライドカム32のカム突起32cの端部を当接させる。また、第3軸筒30内には、リターンスプリング36を挿入する。そして、この状態で、スライドカム32及びカム本体34の一部を第3軸筒30の中に挿入して、カム本体34の環状突起34fを、第3軸筒30の段部30cと開口30dの端縁との間に挟みこんで、カム本体34を第3軸筒30に対して相対回転可能に係止する。同時に、スライドカム32のキー32bを第3軸筒30のキー溝30bに嵌合させる。スライドカム32は、第3軸筒30内で、第3軸筒30とカム本体34との間に挟まれて、第3軸筒30と一体回転するように取り付けられて、これらの第3軸筒30、スライドカム32、カム本体34及びリターンスプリング36からなる出没機構16は、一体的にユニット化された出没ユニットとなる。
この出没ユニットを、第2軸筒12Bに挿入して、カム本体34の周方向突起34bを、第2軸筒12Bに形成された段部12g(図5(b)、(c))に係止する。このとき、同時に、カム本体34のキー34cが、第2軸筒12Bに形成された多数のキー溝12hのいずれかに嵌合して、カム本体34は第2軸筒12Bと一体回転となる。カム本体34のスリット34aは、組立時に周方向突起34bに、第2軸筒12Bの段部12bを通り越させる際に、カム本体34の一端部を窄めさせるためのものである。この出没ユニットのカム本体34と第3軸筒30とで、第2軸筒12Bの段部12g及びキー溝12hを挟みつけることで、出没ユニットが第2軸筒12Bに取り付けられる。
そして、出没ユニットのうちの第3軸筒30の雄ネジ部30aが第1軸筒12Aの雌ネジ部12fに螺合することで、第1軸筒12Aと第2軸筒12Bとが連結される。第2軸筒12Bを第1軸筒12Aに対して回転すると、第2軸筒12Bと一体回転するカム本体34と、第1軸筒12Aに螺合された第3軸筒30と一体回転するスライドカム32との間で相対回転が生じ、スライドカム32のカム突起32cがカム本体34のカム面34dに沿って移動して、スライドカム32が軸方向に移動する。そして、第2軸筒12Bの第1軸筒12Aに対する回転方向に応じて、スライドカム32の一体に連結されたレフィール14が、リターンスプリング36のバネ力に抗して、テーパ軸筒12Cの先端から突出するか、または、リターンスプリング36のバネ力の助けを借りて、テーパ軸筒12C内へと退没するか、する。
以上のように構成されるカートリッジ式文房具10において、カートリッジ20を本体12にセットする際には、カートリッジ20を本体12の第2軸筒12Bの先端開口12aに挿入する。カートリッジ20の係止突起20cを第2軸筒12Bの係止溝12cの第1溝部12c1に挿入し、第1溝部12c1の端部まで移動させた後、カートリッジ20を本体12に対してツイストして回転させると、係止突起20cが第2溝部12c2へと移動する。このとき、第1溝部12c1と第2溝部12c2との境界部にある幅狭部12jによって係止突起20cの挿入に抵抗を受けるために、これが操作感となって、確実にカートリッジ20が本体12にセットされたことを操作者に知らしめることができる。この係止突起20cが第2溝部12c2へと移動するときに、その近傍にある開口12iが収縮して、幅狭部12j及び第2溝部12c2を押し広がりながら係止突起を移動させることができる。このため、幅狭部12j及び第2溝部12c2の溝幅を係止突起20cに対して小さめに設定することができ、第2溝部12c2内に係止突起20cを嵌合して、係止突起20cが第2溝部12c2から不用意に脱出しないようにすることができる。
そして、カートリッジ20が本体12にセットされた後、キャップ22をカートリッジ20に被着する。キャップ22の突起22e、22eが本体12の先端開口12aの近傍にある縦壁縁に当接して、キャップ22は本体12に対して回転不能となる。よって、キャップ22はカートリッジ被着状態では、本体12に対して回転することはできず、従って、キャップ22に被着されたカートリッジ20もキャップ22の着脱の際の移動につられて本体12に対して回転することはない。また、キャップ22の耳部22dはカートリッジ被着状態では、係止突起20c、係止溝12c及び脱離ボタン20dを覆っており、それだけでなく、キャップ22は、カートリッジ20の本体12よりも露出している部分をすべて覆っており、これらに直接アクセスすることはできない。従って、キャップ22のカートリッジ被着状態では、カートリッジ20を直接操作することはできず、カートリッジ20をキャップ22に対して回転させることはできない。
次に、カートリッジ20の使用先端部20aを使用するには、キャップ22を引き抜いて、キャップ本体22aと使用先端部20aの近傍の環状溝との係合を外す。キャップ22を引き抜く際には、キャップ22の耳部22d、22dを操作部としてこれらを掴んで引き抜くとよい。耳部22d、22dを移動させても、カートリッジ20が回転する方向とは異なるので、カートリッジ20が不用意に外れることはない。
こうして、カートリッジ20の使用先端部20aが露出されて、使用に供することができる。
カートリッジ20の内容物が消耗して、交換する必要が出た場合には、はじめにキャップ22を取り外す。そして、カートリッジ20を本体12に対して回転させて、係止突起20cを係止溝12cの第2溝部12c2から第1溝部12c1へと移動させた後、挿入方向と正反対方向にカートリッジ20を移動させることで、カートリッジ20が本体12から外れることとなる。
以上のようにこの実施形態においては、カートリッジ20が本体12に取り付けられているときには、係止突起20cが第2溝部12c2に挿入されているために、カートリッジ20を本体12に対して挿入方向の両方向に動かそうとしても、移動することができず、カートリッジ20の本体12への固定状態を確実に維持することができる。また、カートリッジ20に弾性腕部等を形成していないために、不用意に外れることがなく、また、本体12内部の空いている空間をカートリッジ20の正味容積としてを十分に利用することができ、カートリッジ20の正味容積を大きく確保することができる。
また、キャップ22を被着した状態で、キャップ22を取り外しても、その動きに追随してカートリッジ20が移動することがなく、カートリッジ20が本体12から不用意に取り外されることはない。
カートリッジ20としては、同じ種類のものに限らず、修正、粘着、または蛍光テープ塗布具のような別のカートリッジに交換することができる。
また、ボールペンレフィール14を使用する場合には、第2軸筒12Bを第1軸筒12Aに対して回転させることにより、行う。これにより、前述のように、スライドカム32とカム本体34との間に相対回転が生じて、スライドカム32のカム突起32cがカム本体34のカム面34dに沿って移動して、スライドカム32及びボールペンレフィール14が出没する。
図9は、本発明の他の実施形態を表す。この例では、カートリッジ20と本体12内の内部機構、具体的には、カム本体34の内周段部とカートリッジ20の端部との間にクッション部としてのスプリング40を設けた点で、前述の実施形態と異なっている。このスプリング40はカム本体34の内周段部とカートリッジ20の端部との間に介挿されて、カートリッジ20を先端開口12aの方へと常時押圧しており、カートリッジ20が本体12にセットされた状態において、係止突起20cを係止溝12c、即ち第2溝部12c2内で押し付けて、その係止突起20cが第2溝部12c2内でガタツクことを防止している。尚、カートリッジ20が取り外されたときに、スプリング40は、カム本体34に形成されたアンダーカットの小突起34eに引っ掛かるようになっており、これによってスプリング40の落下が防止される。この実施形態によれば、開口12iを省略することも可能である。
図10は、本発明の他の実施形態を表す。この例では、カートリッジ20の挿入端に、クッション部20fが一体に形成されている点で、図9の例と異なっている。クッション部20fは、カートリッジ20の挿入端部に形成された複数のスリットからなる。このようにしてクッション部20fを本体12内の内部機構に当接させることで、図9のクッション部としてのスプリングを設けたのと同様の作用効果を得ることができ、且つ、クッション部20fがカートリッジ20と一体であるために、部品点数の増加を防ぐことができる。
本発明に係るカートリッジ式文房具の全体図である。 図1のキャップを本体及びカートリッジから分離した状態の全体図である。 図1のカートリッジ式文房具の縦断面図である。 本発明に係るカートリッジ式文房具の分解斜視図である。 (a)は本体の側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)とは逆の方向から見た縦断面図である。 カートリッジの側面図である。 (a)はキャップの側面図、(b)は縦断面図である。 出没機構の分解斜視図(第3軸筒とカム本体は半分を除去した斜視図)である。 本発明の他の実施形態を表す縦断面図である。 本発明のさらに他の実施形態のカートリッジの側面図である。 従来のカートリッジ式文房具の分解斜視図である。
符号の説明
10 カートリッジ式文房具
12 本体
12a 先端開口
12c 係止溝
12c1 第1溝部
12c2 第2溝部
12i 開口
12j 幅狭部
20 カートリッジ
20a 使用先端部
20c 係止突起
20d 脱離ボタン
20f クッション部
22 キャップ
22d 耳部
40 スプリング(クッション部)

Claims (11)

  1. 本体(12)と、該本体(12)に着脱自在のカートリッジ(20)とを有するカートリッジ式文房具において、
    カートリッジ(20)は本体(12)の開口(12a)から挿入可能となっており、
    カートリッジ(20)及び本体(12)のいずれか一方には、係止溝(12c)が形成され、カートリッジ(20)及び本体(12)の他方には、係止溝(12c)に挿入される係止突起(20c)が形成されており、
    前記係止溝(12c)は、開口(12a)付近からカートリッジ挿入方向に伸びる第1溝部(12c1)と、第1溝部(12c1)から第1溝部(12c1)と角度をなすように伸びる第2溝部(12c2)とから構成される、
    ことを特徴とするカートリッジ式文房具。
  2. カートリッジ(20)の本体(12)よりも突出する使用先端部(20a)には、着脱自在にキャップ(22)が被着されることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ式文房具。
  3. 前記キャップ(22)は、被着状態で、本体(12)に対して回転不能であることを特徴とする請求項2記載のカートリッジ式文房具。
  4. 前記キャップ(22)は、被着状態で、前記係止溝(12c)と係止突起(20c)とを覆うことを特徴とする請求項2または3記載のカートリッジ式文房具。
  5. 前記キャップ(22)は、被着状態で、本体(12)の外側へと伸びる耳部(22d)を備えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載のカートリッジ式文房具。
  6. 前記耳部(22d)は、前記係止溝(12c)と前記係止突起(20c)とを外側から覆うことを特徴とする請求項5記載のカートリッジ式文房具。
  7. 前記係止溝(12c)が形成されたカートリッジ(20)及び本体(12)のいずれか一方には、前記第2溝部(12c2)の近傍に開口(12i)が形成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカートリッジ式文房具。
  8. 第1溝部(12c1)と第2溝部(12c2)との境界部には、その溝幅が係止突起(20c)の外径よりも小さくなった幅狭部(12j)が形成されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のカートリッジ式文房具。
  9. カートリッジ(20)の挿入端と本体(12)の内部との間には、クッション部が設けられ、該クッション部によってカートリッジ(20)は、本体(12)脱出方向へと付勢されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のカートリッジ式文房具。
  10. 前記クッション部は、カートリッジ(20)の挿入端に一体に形成されたものであることを特徴とする請求項9記載のカートリッジ式文房具。
  11. 前記クッション部は、カートリッジ(20)の挿入端と本体(12)の内部との間に介挿されるスプリング(40)であることを特徴とする請求項9記載のカートリッジ式文房具。
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