JP6058117B2 - 可動保護スリーブを有した筆記用具 - Google Patents

可動保護スリーブを有した筆記用具 Download PDF

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Description

本発明は、筆記用具に関するものであって、本発明による筆記用具は、長手方向軸線に沿って延在するバレルと;このバレルの前端のところに取り付けられた筆記先端と;この筆記先端のための保護スリーブであるとともに、バレル上においてバレルと同軸的に取り付けられ、筆記先端を被覆する保護位置と、筆記先端を露出させて筆記を可能とする退避位置と、の間にわたって、バレルに対して移動可能とされ、内壁を備え、この内壁が、バレル上に形成されたガイド部材に対して係合し得るよう構成された螺旋カムを有し、この係合により、保護スリーブが、回転移動と並進移動との組合せによって移動可能とされ、さらに、内壁上に、バレル上に形成された保持部材に対して係合し得るよう構成された戻り止め部材を有し、この係合により、保護スリーブがバレルから逸脱することが防止されるようになっている、保護スリーブと;を具備している。
そのような筆記用具は、特許文献1により公知である。バレルは、ネジ山によって形成されたガイド部材を有している。スリーブの内壁上には、螺旋グルーブによって、ガイド螺旋カムが形成されている。ガイド部材とガイド螺旋カムとは、互いに係合するものとされている。バレルの保持部材は、円錐台形状をなす環状カラーによって形成されている。スリーブの戻り止め部材が、スリーブの内壁の後端のところにおいて内向きに突出する環状フランジによって形成されている。環状カラーは、環状フランジの内径と比較して、わずかに大きな外径を有している。スリーブは、弾性的なものとされており、これにより、環状フランジの内径を増大させることができて、バレル上にスリーブを押圧した時には、環状カラーを、環状フランジを通して挿し通すことができる。先端保護位置においては、スリーブの螺旋グルーブが、バレルのネジ山から係合解除されており、これにより、スリーブの内側肩部が、ネジ山に対して当接していて、押圧されたときに、スリーブが外れないようになっている。その場合、スリーブは、並進移動を引き起こすことなく、自由に回転することができる。しかしながら、ネジ山が再度螺旋グルーブに対して係合して、スリーブをバレル上にネジ止めし得る状況が、必然的に提供される。
この公知の筆記用具は、バレル上におけるスリーブの移動に関して、ネジ山を螺旋グルーブ内に係合させるという従来的な手法のために、信頼性高いガイド機能をもたらすという利点を有している。これらの部材が、変形しないように剛直なものとして形成されている場合には、ネジ山がグルーブから外れてしまうというリスクは、実質的にない。それは、特に、退避位置において、言い換えれば先端の露出位置において、ユーザーが、スリーブに対して、ねじ止め力を印加し続けた場合である。これに対し、可動保護スリーブを有した他の公知の筆記用具は、径方向にフレキシブルな部材から構成された少なくとも1つのガイド部材を使用している。ガイド部材は、両端が閉塞された螺旋スロット内に係合する。この場合には、フレキシブルさのために、スリーブに対して過度の力が印加された時には、ガイド部材がスロットから外れてしまい、保護スリーブがバレルから外れてしまうというリスクが存在する。特許文献1の筆記用具の他の利点は、スロットの壁に貫通スロットを設ける必要がないことである。これは、例えば、スリーブの外表面上に、グリップを射出成型によって形成する場合に、有利なものとすることができる。
米国特許第2,941,511号明細書
しかしながら、特許文献1の筆記用具は、様々な欠点を有している。とりわけ、先端保護位置において、スリーブを固定的にロックできない点である。それは、スリーブが自由に回転可能であるからである。そのため、ネジ山が螺旋グルーブに対して偶発的に係合してしまい、スリーブがバレル上にねじ止めされてしまうことが起こり得る。この現象は、筆記用具がポケット内に収容されていて、ランダムな力を受ける場合に、起こり得る。スリーブの偶発的な退避は、先端を露出させてしまうことのために、衣服の汚れを引き起こす。さらに、先端保護位置においてスリーブの回転がロックされていないことのために、ユーザーは、構成の頑丈さを感じることがない。加えて、保護位置からスリーブを意図的にねじ止めするためには、時間を要する。それは、ユーザーが、まず最初に、ネジ山がグルーブに対して係合した位置にまで、スリーブをゆっくりと回転させる必要があるからである。
本発明の目的は、特に、先端保護位置においては保護スリーブを堅固にかつ信頼性高くロックするとともに、螺旋カムからのガイド部材の係合解除というリスクをもたらすことなくバレル上における保護スリーブの移動を案内し、保護スリーブの壁に貫通スリットを設けないことによって、上記の欠点を解決することである。
この目的のために、本発明は、上述したような筆記用具に関するものであって、筆記用具が、さらに、保持部材と戻り止め部材とのうちの一方に対して係合し得るよう構成されたロック部材を具備し、この係合により、保護スリーブの保護位置における回転をロックし得るものとされている。
このような構成によれば、保護位置がロックされ、これにより、保護スリーブが、バレルに対しての並進移動と回転移動との双方に関して不動化される。これにより、保護位置が偶発的に解除されるというリスクがない。さらに、ロック部材が、保持部材と戻り止め部材とのうちの一方に対して係合していることにより、取付時には、バレル上に保護スリーブがスナップ係合される。このことは、保持部材または戻り止め部材が、保護スリーブのスナップ係合機能と、保護位置における保護スリーブのロック機能と、の双方を提供することを意味する。よって、ロック部材との係合のために、保持部材および戻り止め部材の他には、特別の部材を設ける必要がない。このことは、保護スリーブまたはバレルのモールド成型を単純化する。
本発明による筆記用具の好ましい実施形態においては、以下の様々な構成のうちの1つまたは複数のものが、好ましくは組み合わせて、使用される。
保護スリーブの内壁上に形成され、好ましくは戻り止め部材の近傍に形成され、保持部材に対して係合し得るものとされた、ロック部材。
バレル上に形成され、好ましくは戻り止め部材の近傍に形成され、戻り止め部材に対して係合し得るものとされた、ロック部材;
保護スリーブの周縁方向に延在するとともに、戻り止め歯を形成する戻り止め部材であって、この戻り止め歯が、頂点と、この頂点の両サイドに配置された第1面および第2面と、を有し、第1面が、保護スリーブの内壁がなす円筒表面に対して局所的に実質的に垂直に延在するとともに、保護位置において保持部材に対して係合する戻り止め歯係止部を形成する、戻り止め部材、これにより、バレル上における保護スリーブのスナップ係合を容易なものとして、径方向における保護スリーブの弾性変形を可能とし、この弾性変形は、一次的には戻り止め歯のところに局在しており、加えて、組立の容易さを損なうことなく、不可逆的なラッチを可能とし、この点は、特許文献1による公知デバイスとは異なる点であり、そのような公知デバイスにおいては、保護スリーブは、バレル上へのスナップ係合のためには、周縁全体にわたっての径方向の変形を引き起こさなければならないものとされている;
バレルの周縁方向に延在するとともに、保持歯を形成する、保持部材であって、この保持歯が、頂点と、この頂点の両サイドに配置された第1面および第2面と、を有し、第1面が、バレルがなす円筒形状外表面に対して局所的に実質的に垂直に延在するとともに、保護位置において戻り止め歯係止部に対して係合する当接部を形成する、保持部材であり、これにより、スナップ係合が、より確実に不可逆的なものとされている;
螺旋リブによって形成されたバレルのガイド部材であって、この螺旋リブが、バレルの長手方向軸線に対して、170°未満という角度にわたって周縁方向に延在し、保護スリーブの螺旋カムが、螺旋リブに対して係合し得るよう構成された螺旋グルーブを有している、ガイド部材であり、これにより、バレルと一体的なガイド部材のモールド成型が容易なものとされている;
螺旋リブが周縁方向において延在している角度が、60°〜120°とされ、螺旋リブが、バレルの長手方向軸線に対して、20°〜50°というピッチ角度を形成しており、これにより、保護スリーブを保護位置から退避位置へと移行させるに際して、2分の1回転未満という保護スリーブの回転が可能とされ、好ましくは、4分の1回転で十分なものとされ、これにより、ユーザーの操作が容易なものとされる;
保持部材が、バレルの長手方向軸線に対して、ガイド部材の平均的角度位置とは反対側の角度位置のところに配置され、保持部材が、ガイド部材と比較してバレルの後方側に向けてオフセットされた軸線方向位置のところに配置され;
保護スリーブの内壁が、第1壁部を備え、この第1壁部には、螺旋カムの少なくとも一部が形成され、第1壁部が、第1直径を有し、保護スリーブの内壁が、さらに、第2壁部を備え、この第2壁部が、第1直径よりも大きな第2直径を有し、このことは、ガイド部材の高さを十分なものとして、ガイドの強度を増強するに際して有利であり、また、保護スリーブを比較的小さな直径のものとしつつ、壁を厚いものとすることができ、これにより、保護スリーブの全体的強度を確保することができる;
ロック部材が、戻り止め部材の近傍において、第2壁部上に形成され、これにより、戻り止め部材およびロック部材のところにおける保護スリーブの局所的径方向変形を容易なものとすることができ、保持部材との係合を容易なものとすることができる;
ガイド部材および保持部材が、バレルの前方部分上に形成され、この前方部分が、第1直径と同じ外径を有した円筒形状チューブを形成し、ガイド部材が、第2直径の実質的に半分に等しい外径を有し、このことは、バレルに対しての保護スリーブの適正な軸線方向位置合わせを確実なものとすることができて、有利であり;
第2ロック部材が、第2壁部上に配置された第2突起によって形成されているとともに、保護スリーブを保護位置においてロックし得るよう構成され、これにより、ユーザーの筆記時に保護スリーブが退避位置から逸脱することを防止することができ;
第1突起および第2突起の各々が、軸線方向において上部が切り取られた円筒形状を有し、軸線方向が、保護スリーブの長手方向軸線と平行なものとされ、これにより、製造時に、モールドからの保護スリーブの取り外しが容易なものとされている。
本発明の他の特徴点や利点は、添付図面を参照しつつ、本発明を何ら制限することがないいくつかの例示としての実施形態に関する以下の説明を読むことにより、明瞭となるであろう。
本発明による筆記用具を概略的に示す側面図であり、スリーブは、筆記用具の先端を保護するための保護位置とされている。 図1の筆記用具を概略的に示す側面図であり、スリーブは、筆記を可能とする退避位置とされている。 図1の筆記用具の第1実施形態において、バレルの前方部分を概略的に示す側面図である。 図3のバレルの前方部分を概略的に示す斜視図である。 図3のバレルの前方部分を概略的に示す他の側面図である。 図3のバレルの前方部分を、筆記用具の軸線に沿って概略的に示す正面図である。 図1の筆記用具の第1実施形態における保護スリーブを概略的に示す斜視図である。 図7の保護スリーブを概略的に示す他の斜視図である。 図7の保護スリーブを、破断して概略的に示す斜視図である。 図7の保護スリーブを、破断して概略的に示す他の斜視図である。 図1の筆記用具の第1実施形態を概略的に示す部分的な斜視図であり、スリーブは、保護位置とされている。 図1の筆記用具の第1実施形態を概略的に示す他の部分的な斜視図であり、スリーブは、保護位置とされている。 図1の筆記用具の第1実施形態を、破断して概略的に示す部分的な斜視図であり、スリーブは、保護位置とされている。 図1の筆記用具の第1実施形態を、破断して概略的に示す部分的な斜視図であり、スリーブは、退避位置とされている。 筆記用具の第1実施形態を概略的に示す長手方向断面図であり、スリーブは、図2に示す退避位置とされている。 図1の筆記用具の第2実施形態における保護スリーブを、破断して概略的に示す斜視図である。 筆記用具の第2実施形態におけるバレルの前方部分を概略的に示す斜視図である。 図17のバレルの前方部分を、筆記用具の軸線に沿って概略的に示す正面図である。 筆記用具の第2実施形態を、破断して概略的に示す部分的な斜視図であり、スリーブは、保護位置とされている。
図1および図2に示す筆記用具は、長手方向軸線Aに沿って延在するバレル1を備えている。バレル1は、全体的に円筒形チューブを形成する前方部分1Aと、この前方部分1Aよりも大きな外径を有した円筒形主要チューブ部分(あるいは、主部)1Bと、を有している。前方部分1Aと円筒形主要チューブ部分1Bとが連接される部分には、環状肩部1Eが形成されている。図7〜図10に詳細に図示されているような保護スリーブ2が、バレル1の前方部分1A上においてバレル1に対して同軸的に螺旋移動可能であるようにして、取り付けられる。保護スリーブ2は、筆記先端7を保護し得るよう保護スリーブ2が筆記先端を被覆する保護位置(図1)と、筆記を可能とし得るよう保護スリーブ2が筆記先端7を露出させた退避位置(図2)と、の間にわたって、移動可能とされている。
退避位置においては、保護スリーブ2は、バレルの環状肩部1Eに対して当接する。有利には、保護スリーブ2は、フラットな表面を形成する後端エッジ2Eを有している。この後端エッジ2Eが、同じくフラットな表面を形成する環状肩部1Eに対して全体的に当接する。加えて、保護スリーブ2は、バレルの主部1Bの外径と同じ外径を有している。よって、保護スリーブの退避位置においては、保護スリーブとバレルとは、保護スリーブとバレルとが当接するところにギャップを形成しないようにして、連続した表面を形成する。この点は、審美的に有利であって、ユーザーは、筆記時に筆記用具を快適に保持することができる。
本発明の筆記用具の一実施形態においては、図示されていないけれども、保護スリーブ2の外表面上に、グリップ部材をオーバーモールドすることができる。このグリップ部材は、また、保護スリーブ2の後端エッジ2Eのフラット表面をも被覆することができる。これにより、グリップ部材は、保護スリーブ2の退避位置においては、バレルの環状肩部1Eに対して当接することとなる。
図3〜図6に示すように、図1に示すような筆記用具の第1実施形態においては、バレル1の前方部分1Aは、バレルの主部1Bの外径よりも小さな外径を有した外径D1A(図5)を有している。さらに、バレル1の前方部分1Aは、この前方部分1Aの外表面上に、ガイド部材10と、保持部材11と、を有している。ガイド部材10は、螺旋リブによって形成されており、この螺旋リブは、この螺旋リブの前端10Fと後端10Rとの間において、例えば約90°といったような角度αにわたって、バレルの長手方向軸線Aまわりにおいて周縁まわりに延在している。
有利には、角度αは、170°よりも小さなものとされる。このことは、2つのモールド半体を有してなるモールドを使用してのバレル1の外表面の成型を容易なものとする。その場合、螺旋リブ10は、1つのモールド半体によって形成される。より好ましくは、角度αは、60°〜120°とされる。螺旋リブ10は、バレルの長手方向軸線Aに対して、20°〜50°といったようなピッチ角度β(図3)を形成する。これにより、保護スリーブ2の回転により、例えば90°といったような回転により、保護位置と退避位置との間にわたっての移行経路全体に沿って、保護スリーブを移動させることができる。この構成は、ユーザーによる操作を容易なものとする。なぜなら、一方の位置から他方の位置への保護スリーブの移行が、1つの迅速な移動によって得られるからである。
保持部材11は、バレル1の周縁まわりに延在しており、保持歯11Cを形成している。保持歯11Cは、頂点11Cと、この頂点11Cの両サイドに位置した第1面11Aおよび第2面11Bと、を有している(図6)。第1面11Aは、保持歯のうちの急傾斜面を形成するものであり、好ましくは、バレルの前方部分1Aの外周円筒表面に対して実質的に垂直であるようにして局所的に延在している。「外周円筒表面に対して実質的に垂直であるようにして局所的に延在する」という表現は、対象をなす局所領域において、外周円筒表面に対して接線方向をなす平面に対して垂直な方向に延在することを意味するものとして、理解されたい。
例えば、第1面11Aは、好ましい実施形態においては、外周円筒表面に対して径方向の平面内に延在する。その径方向平面は、バレルの長手方向軸線Aを包含するものである。しかしながら、第1面11Aの延在平面は、必ずしも径方向に限定されるものではなく、(図示していない)一実施形態においては、延在平面は、バレルの外周円筒表面に対して局所的に垂直なものとされつつも、バレルの長手方向軸線Aに対してある種の傾斜を有することができる。
有利には、保持歯11は、図6に示すように、長手方向軸線Aに関して螺旋リブ10の角度的中央位置とは実質的に反対側の角度位置のところに、配置される。また、保持歯11の軸線方向位置は、図5に示すように、螺旋リブ10の位置と比較して、バレルの後方側へとオフセットされている。この軸線方向オフセットは、距離l によって図示されている。
加えて、保持歯11は、バレルの環状肩部1Eから距離l のところに配置されている。この距離l は、好ましくは、保護位置と退避位置との間にわたっての保護スリーブ2の移動距離に等しいものとされる。螺旋リブ10は、外径R10を有している。有利には、保持歯11は、螺旋リブ10と同じ高さを有している。このことは、保持歯11の頂点が、半径R10の円上に位置していることを、意味する。
図7〜図9に示すように、図1に示す筆記用具の第1実施形態においては、保護スリーブ2は、螺旋カム20を有した内壁2Iを備えている。螺旋カム20は、特に、保護スリーブの内壁2Iの第1壁部8に形成された螺旋グルーブ20Aを有している(図9,図10)。バレルの螺旋リブ10は、螺旋グルーブ20Aに対して係合し得るよう構成されている。これにより、保護スリーブの移行は、保護スリーブの回転に関連する。
保護スリーブ2は、さらに、内壁2I上に、戻り止め部材21を有している。この戻り止め部材21は、バレルの保持部材11上を通過することができ、これにより、組立時には、保護スリーブをバレル上にスナップ係合させることができ、これにより、バレルからの保護スリーブの逸脱を防止することができる。一方の部材上にわたっての他方の部材の通過は、保護スリーブが、径方向においてある種の弾性変形性を有していることのために、可能とされている。保護スリーブのために使用されたプラスチック材料の材質や、保護スリーブの壁の構造や、保護スリーブの壁の厚さが、所望のスナップ係合のための保護スリーブの弾性変形性を得るに際してのパラメータである。
有利には、戻り止め部材21は、保護スリーブ2の周縁まわりに延在しており、戻り止め歯を形成する。この構成においては、戻り止め歯21が組立時にバレルの保持歯11上を通過した際には、径方向における保護スリーブの弾性変形は、主に、戻り止め歯のところに位置する。このことは、バレル上における保護スリーブのスナップ係合による組立を容易なものとする。より好ましくは、戻り止め歯21は、頂点21Cと、この頂点21Cの両サイドに位置する第1面21Aおよび第2面21Bと、を有している。第1面21Aは、戻り止め歯のうちの急傾斜面を形成している。第1面21Aは、好ましくは、保護スリーブの内壁2Iがなす円筒表面に対して局所的に実質的に垂直に延在している。
第1面21Aは、戻り止め歯21における係止部を形成する。第1面21Aは、保護スリーブの保護位置においては、保持部材11の第1面11Aによって形成された当接部に対して係合する。例えば、この実施形態においては、第1面21Aは、内壁2Iがなす円筒表面に関する径方向平面内に延在する。このことは、その径方向平面が、保護スリーブの長手方向軸線を包含することを、意味する。しかしながら、第1面21Aの延在平面は、必ずしも径方向に限定されるものではない。(図示していない)一実施形態においては、延在平面は、長手方向軸線に対してある種の傾斜を有することができる。
保持歯11の第2面11Bおよび戻り止め歯の第2面21Bは、急傾斜面を形成するものではない。むしろ、保持歯11の第2面11Bは、バレルの前方部分1Aがなす円筒表面に対して局所的に45°未満という角度で傾斜し、戻り止め歯の第2面21Bは、保護スリーブの内壁がなす円筒表面に対して局所的に45°未満という角度で傾斜する。よって、戻り止め歯21の第2面21Bは、組立時には、保持歯11の第2面11Bに対して圧力を印加することができる。これにより、戻り止め歯21が保持歯11を超えて通過するまで、保護スリーブおよび/またはバレルの径方向変形を引き起こすことができる。これにより、図12および図13を参照して後述するように、保護スリーブの保護位置において、バレル1上へと保護スリーブ2がスナップ係合される。
保護スリーブの内壁2Iの第1壁部8は、内部にグルーブ20Aが形成されているものであって、バレル1の前方部分1Aの外径D1Aとほぼ同じ第1直径D1を有している。これにより、保護スリーブ2は、バレルの前方部分1A上を同軸的にスライドすることができる。製造誤差を考慮すれば、実用的には、直径D1は、外径D1Aよりもわずかに大きなものであるように構成される。保護スリーブ2の内壁2Iは、第2壁部9を有している。第2壁部9は、第1直径D1よりも大きな第2直径D2を有している(図9)。この第2壁部9は、第2直径D2が螺旋リブ10の外径R10の2倍よりもわずかに大きなものとされていることにより、とりわけ、組立時には、保護スリーブ2内にバレルの螺旋リブ10を配置し得るように機能する。加えて、第2壁部9の径方向厚さがより薄いことは、保護スリーブ2に、径方向の弾性変形を容易とする領域をもたらすように、機能する。
保護スリーブ2の第2壁部9上には、第1ロック部材22が形成されている。第1ロック部材22は、戻り止め部材21の近傍に配置されている。第1ロック部材22は、保持部材11と係合し得るものとされ、これにより、保護スリーブを保護位置にロックすることができる。保護位置でのロックは、強力なものとすることができる。これにより、保護スリーブ2の偶発的な逸脱を防止することができる。それでもなお、保護位置でのロックは、ユーザーが保護スリーブを回転駆動することには困難性をもたらすものではなく、先端7を露出することができる。第1ロック部材22の形状および高さが、保護位置におけるロック強度を決定することは、理解されるであろう。
第1ロック部材22は、例えば、第1突起によって形成されている。第1突起は、軸線方向において上端が切り取られたような、例えば半円筒形状といったような、円筒形状とされる。第1突起の軸線方向は、保護スリーブの長手方向軸線Aに対して平行である。第1突起が丸い形状であることは、過度の抵抗を引き起こすことなく、保護スリーブ2の回転の双方向においてバレルの保持部材11上を第1突起が通過することができて、有利である。第1突起22は、特に図13に示すように、保護スリーブの保護位置において保持歯11の第2面11Bに対して当接し得るよう構成されている。よって、保護位置における保護スリーブのロックは、比較的強力なものとすることができる。このことは、保護スリーブの保護位置から保護スリーブを回転駆動するには、第1突起22が保持部材11上を通過し得る分だけ保護スリーブおよび/またはバレルを弾性変形させ得る程度の初期回転駆動力を印加する必要があることを、意味している。
有利には、第2ロック部材23が、保護スリーブを退避位置にロックし得るよう、保護スリーブの第2壁部9上に設けられた第2突起によって形成されている。第2突起23は、例えば、第1突起22と同様の、上端が切り取られた円筒形状を有している。これにより、第2突起は、保持部材11に対して、第1突起と同様に係合することができる。第1突起22の円筒形状は、有利には、保護スリーブの長手方向軸線に対して平行な軸線を有して延在している。これらの構成は、製造時にスリーブのモールド成型を容易なものとする。2つの突起22,23と戻り止め歯21とを、型出し時に保護スリーブの長手方向軸線に沿って取り外し得る単一の中央スピンドルを使用して形成し得ることは、理解されるであろう。第2突起23は、保護スリーブの第2壁部9に対して保持部材11が追従する螺旋経路上において、第1突起22と比較して、保護スリーブの前方側にのみ位置している。
保護スリーブを退避位置にロックするための他の手法が、第2突起23を設けることなく、可能である。例えば、第1突起22を、保護スリーブの後端エッジ2Eを軸線方向にわずかに超えて延出することができ、これにより、バレルの環状肩部1Eのところにおいてバレル上に対応して形成された戻り止めノッチと係合し得る突起を形成することができる。
保護スリーブの第1壁部8および第2壁部9は、保護スリーブの長手方向軸線Aに対して平行に延在する直線的な肩部領域24を形成することにより、また、螺旋グルーブ20Aの延長線上に位置しているとともに螺旋カム20の傾斜部を形成している螺旋肩部領域20Bを形成することにより、連接されている。螺旋肩部領域20Bは、保護スリーブの取付時に、螺旋肩部領域20Bに対して当接する位置に螺旋リブ10を位置させるように、構成されている(図11)。これにより、螺旋リブ10の前端10Fは、螺旋グルーブ20Aに対して、入口20ABに対向することができる。直線的な肩部領域24も、また、螺旋リブ10の前端10Fを螺旋グルーブ20Aの入口20ABへと案内するように機能する。
有利には、戻り止め歯21の第2面21Bは、その基部のところにおいて、保護スリーブの第2壁部9の端部9Eに対して連接される(図7)。この構成は、戻り止め歯21のところにおける保護スリーブ2の弾性変形性を改良する。したがって、これにより、組立時にバレル上への保護スリーブのスナップ係合が容易なものとされる。
図11に示すように、保護スリーブの取付時には、バレルの保持部材11は、第2壁部9の端部9Eと同じ角度位置に位置し得るよう構成される。上述したように、その場合、螺旋リブ10は、螺旋カム20の傾斜部20Bに対して当接し、螺旋グルーブ20Aに対しての係合の待ち受け状態となる。このように、保護スリーブ2の前方部分に対して印加された圧力により、螺旋リブ10の前端10Fが、螺旋グルーブ20Aの入口20ABに対して係合するようになる。これにより、初期的には、保護スリーブが、実質的な抵抗なく、バレル上に螺着される。最終的には、戻り止め部材21が保持部材11に対して当接するようになる。保護スリーブをバレル上にスナップ係合するためには、さらなる努力が必要とされる。あるいは、言い換えれば、戻り止め部材21が、保持部材11を超えて通過することができ、図12および図13に示すように、保護スリーブが保護位置へと移行する。
とりわけ図13により、戻り止め歯21の急傾斜面は、すなわち図8に示す第1面21Aは、戻り止め係止部を形成し、この戻り止め係止部が、保持歯11の急傾斜面に対して係合し、これにより、バレル上における保護スリーブのロックが、不可逆的に行われることは、明らかである。実際、2つの歯の各々の第1面は、保護スリーブの径方向平面内に延在しており、この径方向平面は、バレルの長手方向軸線Aを包含している。したがって、それら歯の第1面どうしのの間の相互圧力は、保護スリーブの周縁方向の応力だけしか生成することがなく、保護スリーブの径方向変形を引き起こすことがない。その結果、先端を保護するための保護位置へと保護スリーブを捩り戻す際に、ユーザーがバレルから保護スリーブを逸脱させてしまうというリスクがない。戻り止めを破壊するのに必要な捩り戻し力は、筆記用具の通常使用時には、得られることがない。
とりわけ図13から明らかなように、ロック部材22が戻り止め部材21の近傍に配置されていることにより、保持歯11は、保護スリーブの保護位置においては、双方の部材21,22に対して当接することができる。これにより、移動時の遊びが回避され、保護位置の安定化がもたらされる。さらに、図12および図13に示すように、保持歯11は、保護スリーブの保護位置において保護スリーブ2のフラットな後端エッジ2Eに対して面一となる後方面を有している。このことは、審美的に特に有利である。
保護スリーブの保護位置においては、螺旋リブ10は、螺旋グルーブ20A内に部分的に係合する。ユーザーが保護スリーブ2を回転駆動したときには、例えば、図示の実施形態においてねじ込み方向に回転駆動したときには、そしてそれが第1ロック部材22が保持歯11の上方を通過し得るだけの力であるならば、保護スリーブは、バレルに向けて前進し、最終的には、第2ロック部材23が、保持歯11の傾斜面に対して、すなわち保持歯11の第2面に対して、当接するようになる。この場所で、ユーザーは、ねじ込みに関して何らかの抵抗を感じる。この時、保護スリーブの後端エッジ2Eは、バレルの環状肩部1Eに対して近接している。十分な力でもってねじ込み動作を継続すると、第2ロック部材23を、保持歯11を超えて通過させることができる。これにより、保護スリーブの後端エッジ2Eを、バレルの環状肩部1Eに対して当接させることができる。
図14に示すように、この時点で、保護スリーブは、退避位置とされる。有利には、第2ロック部材23は、退避位置の安定性を増強し得るよう、保持歯11に対して当接したままとされる。この退避位置におけるロックの強度は、筆記先端7に対してユーザーが通常の圧力を印加した程度では、ロック解除されないものとされる。実際、ユーザーが、保護スリーブ2だけを把持することによって筆記用具を使用して筆記した場合には、通常使用を超える圧力が筆記先端に対して印加されるならば、保護スリーブの退避位置は、ロック解除され得る。このロック解除は、相対移動を引き起こし、これにより、筆記先端は、保護スリーブ内に収容される。
図15に示すように、上述した筆記用具の実施形態においては、筆記先端7は、バレル1に対して固定的に保持されたインクリザーバチューブ3の前端のところに固定的に取り付けられている。特に、リザーバチューブ3は、バレルの前方部分1Aの円錐形状端部に対して当接して取り付けられている。有利には、後方キャップ5が、バレルの後端のところに設けられており、支持スペーサ4が、後方キャップ5とリザーバチューブ3の後端との間のところにおいてバレル内に設けられており、リザーバチューブを固定的に保持している。リザーバチューブ3と筆記先端7とによって形成されたカートリッジの交換が、後方キャップ5と支持スペーサ4とを取り外すことによって、可能とされている。
図16〜図19に示す第2実施形態においては、ロック部材は、保護スリーブ上ではなく、バレル上に形成されている。図17および図18に示すように、ロック部材は、保持部材をなす保持歯11の近傍に配置された突起12によって形成することができる。この第2実施形態においては、バレル1’は、図3〜図6を参照して上述したバレル1と比較して、突起12が追加されている点においてのみ、相違している。
有利には、ロック突起12は、例えば半円筒形状といったように、全体的に丸い形状を有している。ロック突起12は、周縁方向において保持歯11の急傾斜面に対向して配置されている。ロック突起12の高さは、好ましくは、保持歯11の高さよりも低いものとされている。よって、ロック突起12は、保護スリーブ2’の回転の双方向において図16に示す保護スリーブ2’の戻り止め部材21の上方を通過することができる。しかしながら、保持歯11は、第1実施形態の場合と同様に、組立後には、戻り止め部材21を戻り方向に超えて通過することはできない。
ロック突起12は、戻り止め歯21に対して係合し、これにより、図19に示すように、保護位置にロックすることができる。この保護位置においては、戻り止め歯21は、保持歯11とロック突起12との間に配置されており、好ましくは、保持歯11とロック突起12との双方に対して当接しており、これにより、保護位置を安定化している。保護位置のロックを解除するためには、ユーザーは、戻り止め歯21の上方をロック突起12が通過し得るに十分な力でもって、保護スリーブの回転を開始しなければならない。上記の説明により、ロック突起12が、第1実施形態における第1ロック突起22と機能的に同等であることは、理解されるであろう。したがって、ロック突起12は、保護スリーブの保護位置においては、同じロック機能を満たす。
したがって、第1ロック部材22は、必ずしも、第2実施形態の保護スリーブ2’においては、有効ではない。図16に示すように、保護スリーブ2’は、例えば第1実施形態における第2ロック部材23と同等のものといったような単一のロック突起23を有している。よって、ロック突起23は、退避位置において、保護スリーブをロックすることができる。退避位置においては、ロック突起23が保持歯11とロック突起12との間に保持されるように、構成することができる。図示の実施形態においては、保護スリーブ2’は、図7〜図10を参照して上述した保護スリーブ2と比較して、第1ロック部材22が省略されている点においてのみ、相違している。
しかしながら、保護スリーブ2’を、先の保護スリーブ2と同一のものとし得ることは、理解されるであろう。このことは、上述した第2実施形態との互換性を損なうことなく、第1ロック部材22を維持し得ることを意味している。本発明の第2実施形態のこの変形例は、保護位置における保護スリーブのロック機能をさらに増強することが要望された場合に、効果的なものとすることができる。実際、図19の図示により、図13に示すようなロック突起22の追加が、保護スリーブを回転させるのに必要なユーザーの努力を増大させるという効果を有していることは、理解されるであろう。これにより、バレル上に形成されたロック突起12だけが、保護スリーブ上に形成された戻り止め歯21の上方を通過するだけではなく、保護スリーブ上に形成されたロック突起22までもが、バレル上に形成された保持歯11の上方を通過する。
2つのロック突起12,22は、有利には、保護位置と退避位置との間にわたっての保護スリーブの移動時に、互いの接触を回避し得るように、構成することができる。例えば、径方向における各ロック突起12,22の高さは、径方向における保持歯11の高さと比較して、半分あるいはそれ未満とすることができる。よって、1つの突起12または22は、保護スリーブの回転時には、他方の突起12または22の上方を通過しない、あるいは、他方に対してほとんど接触しない。これにより、突起22上における突起12の押圧に対応した追加的な抵抗が、一切生成されない。保護位置において保護スリーブをロックするために保護スリーブを回転駆動するユーザーは、保護スリーブをロックするまでの回転完了までに打ち勝つべき抵抗を、1箇所だけ知覚するだけである。
上述したすべての実施形態に適合しているような、本発明の筆記用具に関する(図示していない)一実施形態においては、固定された筆記先端を、例えば筆記先端に対して印加された圧力の作用によりバレル内へとカートリッジをわずかに移動させ得るものといったようなダンピングデバイスを使用することによって筆記時にバレルの内部に向けてわずかに引っ込め得るようにして、設けることができる。ダンピングデバイスは、例えば、移動可能な支持スペーサ4と後方キャップ5との間に設けられたスプリングとして、具現することができる。
上記においては、歯によって形成されていて、本質的に径方向にフレキシブルではないものとされた、保持部材11およびロック部材21について説明した。このことは、それら歯のラッチ作用が、それら歯のところにおける保護スリーブおよび/またはバレルの壁の径方向における局所的な弾性変形によって可能とされていることを、意味している。これに代えてあるいはこれに加えて、それら歯のうちの少なくとも一方を、本質的に径方向に弾性変形可能であるように、構成することができる。これにより、組立時において保護スリーブおよび/またはバレル上における径方向の変形応力を低減させることができる。
例えば、製造時に、歯の急傾斜面の基部のところに配置された周縁方向のノッチという形態でもって、凹所をモールド成型することができる。これにより、歯は、径方向におけるある種の弾性を有したフレキシブルタブを形成することができる。また、例えば、保持歯11の両サイドにおいて、バレルの前方部分がなす壁に、長手方向スリットを設けることができる。これにより、局所的に壁のフレキシブルさを増大させることができる。
本発明は、さらに、本発明の筆記用具を製造するためのキットであって、バレル(1)と、このバレル上に取り付けられることとなる保護スリーブ(2)と、を具備し、保護スリーブの内壁(2I)が、第1壁部(8)を備え、この第1壁部(8)には、螺旋カム(20)の少なくとも一部(20A)が形成され、第1壁部(8)が、第1直径(D1)を有し、保護スリーブの内壁(2I)が、第2壁部(9)を備え、この第2壁部(9)が、第1直径(D1)よりも大きな第2直径(D2)を有し、バレルのガイド部材(10)が、保護スリーブがバレル上に係合していてバレル上の所定位置へのスナップ係合の待ち受け状態とされた取付位置においては、第2壁部(9)に対向して配置されている。
本発明のキットの好ましい実施形態においては、以下の様々な構成部材のうちの1つまたは複数のものが、好ましくは組み合わせることによって、使用される。すなわち、
バレルのガイド部材(10)であるとともに、螺旋リブによって形成され、保護スリーブの螺旋カム(20)が、螺旋リブに対して係合するための螺旋グルーブを有し、第1壁部(8)および第2壁部(9)が、互いに連接されており、これにより、少なくとも1つの肩部領域(20B)を形成し、この肩部領域(20B)が、螺旋カムのうちの、螺旋リブが当接することとなる傾斜部を構成し、これにより、螺旋リブの前端(10F)が、保護スリーブの取付位置においては、螺旋グルーブの入口(20AB)に対して対向し、したがって、保護スリーブが、所定位置へのスナップ係合前に、バレル上を移動する際の案内を既に受けており、これにより、少なくとも1つのが容易なものとされているような、ガイド部材(10)と;
保護スリーブの螺旋カム(20)であるとともに、バレルのガイド部材(10)に対して係合し得るよう構成され、この係合により、保護スリーブの取付位置と保護位置との間にわたっての、バレルに対しての保護スリーブの螺旋移動が得られるようになっている、螺旋カム(20)と;
バレルの保持部材(11)および保護スリーブの戻り止め部材(21)であるとともに、互いに対して圧力を印加し得るよう構成され、これにより、保護スリーブの取付位置と保護位置との間においては、バレルと保護スリーブとのうちの少なくとも一方を径方向に変形させ得るものとされ、これにより、バレル上へと保護スリーブをスナップ係合させ得るものとされた、バレルの保持部材(11)および保護スリーブの戻り止め部材(21)と;
のうちの1つまたは複数のものが、好ましくは組み合わせることによって、使用される。
1 バレル
1A 前方部分
2 保護スリーブ
2I 内壁
7 筆記先端
8 第1壁部
9 第2壁部
10 ガイド部材
11 保持部材、保持歯
11A 第1面
11B 第2面
11C 頂点
12 ロック部材
20 螺旋カム
20A 螺旋グルーブ
21 戻り止め部材、戻り止め歯
21A 第1面
21B 第2面
21C 頂点
22 ロック部材
A 長手方向軸線

Claims (15)

  1. 筆記用具であって、
    長手方向軸線(A)に沿って延在するバレル(1)と;
    このバレルの前端のところに取り付けられた筆記先端(7)と;
    この筆記先端(7)のための保護スリーブ(2)であるとともに、前記バレル(1)上において前記バレル(1)と同軸的に取り付けられ、前記筆記先端を被覆する保護位置と、前記筆記先端を露出させて筆記を可能とする退避位置と、の間にわたって、前記バレルに対して移動可能とされ、内壁(2I)を備え、この内壁が、前記バレル上に形成されたガイド部材(10)に対して係合し得るよう構成された螺旋カム(20)を有し、この係合により、前記保護スリーブが、回転移動と並進移動との組合せによって移動可能とされ、さらに、前記内壁上に、前記バレル上に形成された保持部材(11)に対して係合し得るよう構成された戻り止め部材(21)を有し、この係合により、前記保護スリーブが前記バレルから逸脱することが防止されるようになっている、保護スリーブ(2)と;
    を具備し、
    さらに、前記保持部材(11)と前記戻り止め部材(21)とのうちの一方に対して係合し得るよう構成されたロック部材(22;12)を具備し、この係合により、前記保護スリーブの前記保護位置における回転をロックし得るものとされていることを特徴とする筆記用具。
  2. 請求項1記載の筆記用具において、
    前記ロック部材(22)が、前記保護スリーブの前記内壁(2I)上に形成されていて、前記保持部材(11)に対して係合し得るものとされていることを特徴とする筆記用具。
  3. 請求項1または2記載の筆記用具において、
    前記ロック部材(12)が、前記バレル(1)上に形成されていて、前記戻り止め部材(21)に対して係合し得るものとされていることを特徴とする筆記用具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の筆記用具において、
    前記戻り止め部材(21)が、前記保護スリーブ(2)の周縁方向に延在するとともに、戻り止め歯(21)を形成し、
    この戻り止め歯(21)が、頂点(21C)と、この頂点(21C)の両サイドに配置された第1面(21A)および第2面(21B)と、を有し、
    前記第1面(21A)が、前記保護スリーブ(2)の前記内壁(2I)がなす円筒表面に対して局所的に実質的に垂直に延在するとともに、前記保護位置において前記保持部材(11)に対して係合する戻り止め歯係止部を形成することを特徴とする筆記用具。
  5. 請求項4記載の筆記用具において、
    前記保持部材(11)が、前記バレル(1)の周縁方向に延在するとともに、保持歯を形成し、
    この保持歯が、頂点(11C)と、この頂点(11C)の両サイドに配置された第1面(11A)および第2面(11B)と、を有し、
    前記第1面(11A)が、前記バレル(1)がなす円筒形状外表面に対して局所的に実質的に垂直に延在するとともに、前記保護位置において前記戻り止め歯係止部(21A)に対して係合する当接部を形成することを特徴とする筆記用具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の筆記用具において、
    前記バレルの前記ガイド部材(10)が、螺旋リブによって形成され、
    この螺旋リブが、前記バレルの前記長手方向軸線(A)に対して、170°未満という角度(α)にわたって周縁方向に延在し、
    前記保護スリーブの前記螺旋カム(20)が、前記螺旋リブ(10)に対して係合し得るよう構成された螺旋グルーブ(20A)を有していることを特徴とする筆記用具。
  7. 請求項6記載の筆記用具において、
    前記角度(α)が、60°〜120°とされ、
    前記螺旋リブが、前記バレルの前記長手方向軸線(A)に対して、20°〜50°というピッチ角度(β)を形成していることを特徴とする筆記用具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の筆記用具において、
    前記保持部材(11)が、前記バレルの前記長手方向軸線(A)に対して、前記ガイド部材(10)の平均的角度位置とは反対側の角度位置のところに配置され、
    前記保持部材(11)が、前記ガイド部材と比較して前記バレルの後方側に向けてオフセットされた軸線方向位置のところに配置されていることを特徴とする筆記用具。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の筆記用具において、
    前記保護スリーブの前記内壁(2I)が、第1壁部(8)を備え、
    この第1壁部(8)には、前記螺旋カム(20)の少なくとも一部(20A)が形成され、
    前記第1壁部(8)が、第1直径(D1)を有し、
    前記保護スリーブの前記内壁(2I)が、さらに、第2壁部(9)を備え、
    この第2壁部(9)が、前記第1直径(D1)よりも大きな第2直径(D2)を有していることを特徴とする筆記用具。
  10. 請求項9記載の筆記用具において、
    前記ロック部材(22)が、前記戻り止め部材(21)の近傍において、前記第2壁部(9)上に形成されていることを特徴とする筆記用具。
  11. 請求項9または10記載の筆記用具において、
    前記ガイド部材(10)および前記保持部材(11)が、前記バレルの前方部分(1A)上に形成され、
    この前方部分(1A)が、前記第1直径(D1)と同じ外径(D1A)を有した円筒形状チューブを形成していることを特徴とする筆記用具。
  12. キットであって、
    バレル(1)と;
    筆記用具の組立に際してはこのバレル上に取り付けられることとなる保護スリーブ(2)と;
    前記筆記用具が、前記バレルの前端のところに設けられた筆記先端(7)を備え、
    前記保護スリーブ(2)が、前記筆記先端(7)を保護し得るよう構成され、
    前記保護スリーブ(2)が、前記バレル(1)上において前記バレル(1)と同軸的に取り付けられ、
    前記保護スリーブ(2)が、前記筆記先端を被覆する保護位置と、前記筆記先端を露出させて筆記を可能とする退避位置と、の間にわたって、前記バレルに対して移動可能とされ、
    前記保護スリーブ(2)が、内壁(2I)を備え、
    この内壁が、前記バレル上に形成されたガイド部材(10)に対して係合し得るよう構成された螺旋カム(20)を有し、この係合により、取り付けられた前記保護スリーブが、回転移動と並進移動との組合せによって移動可能とされ、
    前記保護スリーブ(2)が、さらに、前記内壁上に、前記バレル上に形成された保持部材(11)に対して係合し得るよう構成された戻り止め部材(21)を有し、この係合により、前記保護スリーブが前記バレルから逸脱することが防止され、
    前記筆記用具が、さらに、前記保持部材(11)と前記戻り止め部材(21)とのうちの一方に対して係合し得るよう構成されたロック部材(22;12)を具備し、この係合により、前記保護スリーブの前記保護位置における回転をロックし得るものとされ、
    前記保護スリーブの前記内壁(2I)が、第1壁部(8)を備え、
    この第1壁部(8)には、前記螺旋カム(20)の少なくとも一部(20A)が形成され、
    前記第1壁部(8)が、第1直径(D1)を有し、
    前記保護スリーブの前記内壁(2I)が、さらに、第2壁部(9)を備え、
    この第2壁部(9)が、前記第1直径(D1)よりも大きな第2直径(D2)を有し、
    前記バレルの前記ガイド部材(10)が、前記保護スリーブが前記バレル上に係合していて前記バレル上の所定位置へのスナップ係合の待ち受け状態とされた取付位置においては、前記第2壁部(9)に対向して配置されていることを特徴とするキット。
  13. 請求項12記載のキットにおいて、
    前記バレルの前記ガイド部材(10)が、螺旋リブによって形成され、
    前記保護スリーブの前記螺旋カム(20)が、前記螺旋リブに対して係合するための螺旋グルーブを有し、
    前記第1壁部(8)および前記第2壁部(9)が、互いに連接されており、これにより、少なくとも1つの肩部領域(20B)を形成し、
    この肩部領域(20B)が、前記螺旋カムのうちの、前記螺旋リブが当接することとなる傾斜部を構成し、これにより、前記螺旋リブの前端(10F)が、前記保護スリーブの前記取付位置においては、前記螺旋グルーブの入口(20AB)に対して対向していることを特徴とするキット。
  14. 請求項12または13記載のキットにおいて、
    前記保護スリーブの前記螺旋カム(20)が、前記バレルの前記ガイド部材(10)に対して係合し得るよう構成され、この係合により、前記保護スリーブの前記取付位置と前記保護位置との間にわたっての、前記バレルに対しての前記保護スリーブの螺旋移動が得られるようになっていることを特徴とするキット。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項に記載のキットにおいて、
    前記バレルの前記保持部材(11)および前記保護スリーブの前記戻り止め部材(21)が、互いに対して圧力を印加し得るよう構成され、これにより、前記保護スリーブの前記取付位置と前記保護位置との間においては、前記バレルと前記保護スリーブとのうちの少なくとも一方を径方向に変形させ得るものとされ、これにより、バレル上へと保護スリーブをスナップ係合させ得るものとされていることを特徴とするキット。
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