JP2010510904A - ねじれを防ぐための弾性薄板を含む筆記具 - Google Patents
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Abstract
本発明は、開口した前端(8)を有するスリーブ(2)及び回転要素(3、16)を含むスピンドル駆動機構によって動かすことができるような方法でスリーブ(2)中に保持された芯(7)を含む筆記具(1)に関する。回転要素(3、16)と係合する芯(7)は、そのものがスピンドルを形成し、ねじれが防止されるような方法でスリーブ(2)中に保持される。スリーブ(2)は、芯(7)の外側の凹みと係合する弾性薄板(11)を含む。
Description
本発明は、回転要素を有するスピンドル駆動機構によって芯がその中で移動可能に保持されている、開口した前端を有するスリーブを備え、回転要素と係合する芯そのものがスピンドルを形成し、スリーブ中で回転に対して保持されている筆記具に関する。
芯が回転機構によって推進され、回転運動を縦方向の動きに変換する数多くの筆記具が公知である。
DE3210681A1は、回転可能なボディ前部及び後部ならびに芯を有する筆記具を記載している。ボディ後部は、スナップ嵌め接続(環状の溝及び環状のウェブ)を介してボディ前部に回転可能に接続されている。芯はねじ山を有し、ボディ前部と螺合している。芯は、その後端が、ボディ後部のヘッドにあるキースロットに挿入可能な舌状突起により、回転に対して保持されている。芯はその端部でのみ保持されるため、限られた程度にのみ、共同回転保持が可能である。したがって、舌状突起のために、未使用の芯の短い片が筆記具のボディ前部に常に残る。芯の端部にはねじ山がないために、また、舌状突起のために、芯部分を筆記具から取り出すことはもはやできないため、芯を交換するために残りの芯部分を取り出すことは困難である。
DE742421Cから、芯フィードピンがラグによってねじ付きスピンドルのねじ山と係合して回転時に芯を推進させる、スピンドル駆動型フィード機構を有するシャープペンシルが公知である。このシャープペンシルの構造は、確実なフィード機構を保証するためにいくつかの構成部品を要するため、比較的複雑である。ラグは外れやすく、したがって、芯の推進はもはや不可能になる。
CH167532Aは、同様に、芯を推進させるためにスピンドルナットと係合するねじ付きスピンドルを備えたシャープペンシルを記載している。ここで、スピンドルナットは、中空のグリップスリーブの中に、グリップスリーブの中心の前方にいくらか離れたところで固定的に配設されている。ねじ付きスピンドルはスピンドルナットの中を延び、後部回転ノブの回転によって軸方向前方に動かされる。ここで、スピンドルの前端が芯を前方に押す。芯はねじ付きスピンドルの前方に存在するため、短くならざるを得ず、通常の長さのシャープペンシルが使用されるならば、芯は頻繁に交換されなければならない。
GB142270Aからは、同じく比較的短い芯がスピンドル駆動装置によって推進され、芯が筆記具の前方領域の小径部のみによって保持される筆記具が公知である。
スピンドル駆動装置を備えた類似したシャープペンシルであって、ピンのスリーブの後部に配設された受け金具が、スリーブの前部に設けられた芯をシャープペンシルの外に出すためのヘッドを有するシャープペンシルがGB1914−24035Aに開示されている。
US1,853,561から、フィード部を有するペンであって、芯が芯ホルダに受けられ、その芯ホルダがガイドスロットを介してフィード部と係合して芯を外方に動かすペンが同じく公知である。
CH219675Aからは、芯が偶発的にスライドして戻り、シャープペンシル中で回転することを防ぐために、芯と係合して芯を保持する縦方向ウェブを有するロッキングクランプを提供することが公知である。
これらすべての公知の筆記具は、芯を推進させるための比較的複雑な構造、たとえばいくつかの噛み合うスリーブ及び/又はスリーブ部品を含むという共通点があり、それが、製造及び組み立てに関してコスト高かつ無益であるだけでなく、使用中の障害及び/又は故障を招く。そのうえ、推進ピンの場合、回転要素がその後端に設けられている場合、取り扱いがかなり面倒である。さらには、たいていの場合、芯は短く、芯の頻繁な交換が必要である。回転防止に関しても、解決手段は満足なものではない。たいていの場合、そのような回転防止は、たとえばシャープペンシルの端部及び/又はヘッドにある、舌状突起の形態の特定の部品にしか設けられず、それが、芯が容易に外れ、回転する理由である。
今、本発明の目的は、回転に対する芯の安全な防護を提供し、構造が簡単であり、製造において費用効果的であり、使用において信頼性が高い、冒頭で定義したタイプの筆記具を提供することである。そのうえ、筆記具はまた、長い芯にも適していなければならず、芯又は芯の残留片の取り出しが容易でなければならない。
この目的は、弾性薄板がスリーブの内側に設けられ、これらの薄板が芯の外側に位置する凹みと係合することを特徴とする筆記具によって達成される。この係合が、弾性薄板が、芯を、スピンドル駆動機構によって生じるその推進中に、偶発的な回転に対して安全に保持することを可能にし、スリーブ内での芯の正確な誘導を可能にする。これが、偶発的な芯の横方向の動きの防止を可能にする。薄板は、その弾性のおかげで、組み立て中に高い抵抗を受けることなく簡単な方法で芯の凹みと係合することができる。さらには、弾性薄板は、芯を弾性的に保持することができ、筆記具が固い地面に衝突した場合、芯に対して衝撃緩衝効果を有することができる。
薄板の弾性は、たとえば、適切な材料の選択及び/又は薄板が適切な壁厚さを有するという事実の結果として生じることができる。たとえば、薄板は、1mmの10分のいくつか、たとえば約0.3mm〜約0.6mmの壁厚さを有することができる。
筆記具は、実質的に二つの構造部品のみで構成されるというさらなる利点を有する。芯そのものがスピンドルを形成する簡単なスピンドル駆動機構のおかげで、さらなるスリーブ要素を要しない、安全性及び信頼性が高い回転機構が得られ、それが、この筆記具が製造において簡単かつ費用効果的である理由である。そのうえ、スリーブの長さをほぼ完全に芯のために使用することができ、それが、長い芯を使用することができ、早めの芯補充を避けられる理由である。
芯をスピンドルとして形成するために設けられたねじ山は、好ましくは、芯の全長にわたって延びる。簡単な方法で芯をねじって回転要素から完全に出すことにより、芯を交換するために芯を筆記具から取り出すことができる。
回転防止、誘導及び弾性に関して特に効率的な薄板の効果は、薄板がスリーブの長さにわたって延びる場合である。また、芯を保持するために、少なくとも三つ、好ましくは四つの薄板が同じ角度間隔で設けられるならば、好ましい。
簡単な構造、ひいては簡単な製造に関して、薄板がスリーブと一体化しているならば、有利である。
たとえば、異なる材料が使用されるならば、薄板はまた、スリーブ中、その内面の縦方向溝の中に保持されることもできる。筆記具のこの簡単な構造のおかげで、必要ならば薄板を交換することもできる。ここで、スリーブは、望むならば、金属製であることが可能であり、薄板は、合成材料製であることが可能である。
さらには、薄板と芯との係合に関して、特に、回転防止及び芯誘導に関して、芯の凹みが、断面鋸歯状の縦方向スロットによって形成されるならば、有利である。
筆記具の取り扱いやすさ、特に「片手」操作に関して、回転要素がスリーブの前端に配設されるならば、有利である。
スピンドル駆動装置の特定の簡単かつ費用効果的な構造に関して、回転要素そのものがスピンドルナットを形成するならば、有利である。
あるいはまた、共同回転的な方法で内側スピンドルナットに接続されている外部回転要素を設けることもできる。ここでもまた、回転要素は同じく筆記具の前部領域に設けられているため、「片手操作」が可能である。
回転要素とスピンドルナットとの簡単な共同回転結合に関して、回転要素中に保持され、スピンドルナットと係合する偏心ピンによって共同回転接続が形成されるならば、有利である。異なる回転防止、特に確動嵌合式の回転防止が回転要素とスピンドルナットとの間で考えられることはいうまでもない。
同様に、スピンドルナットが動作中に芯にねじを切ることも考えられる。ここで、回転要素及び/又はスピンドルナットの雌ねじが芯のためのねじ切り装置として設計されるならば、それは有利である。回転要素及び/又はスピンドルナットは、ねじ切り装置としてより高い効力を提供するために、たとえば金属製であることができる。この場合、従来の芯を筆記具とともに使用することができ、ねじは、回転要素の回転によって簡単な方法で芯に切られることができる。しかし、動作中に芯を防護するために、芯が予備形成されたねじ山を有するならば、有利である。ここでも同じく、スピンドルナット及び/又は回転要素がスリーブと同じ材料、すなわち合成材料でできているならば、有利である。
筆記具の簡単な設計により、回転要素は、確動嵌合(ポジティブフィット)式接続によって脱着可能にスリーブに接続することができる。確動嵌合式接続は、そのもの公知の方法で、たとえば、スリーブ又は回転要素の凹み又は溝にスナップ嵌めすることができる、回転要素又はスリーブにおける周縁ボスとして設計されることができる。回転要素とスリーブとの脱着可能な接続及びスリーブの前端における回転要素の配設は、回転要素が取り外されたとき芯を特に簡単な方法で交換することができるため、同じく有利である。
また、回転要素が環状のブラケットによってスリーブで回転可能に保持されるならば、簡単な組み立てが達成される。外側回転要素が設けられ、それが別個の内側スピンドルナットに共同回転的な方法で結合されるならば、特に有利である。
また、基本的に、筆記具が、従来のペンシル鉛筆芯だけでなく、カラー芯をも備えることが考えられる。このためには、消費者及びユーザが筆記具中の芯の色を直接見ることができるよう、少なくとも一つののぞき穴がスリーブに設けられることができる。当然、スリーブそのものが芯色にしたがって設計されることが同じく可能である。のぞき窓はまた、芯がほどなく交換されなければならないかどうかをユーザが検出することができるため、有利である。このためには、のぞき窓が筆記具及び/又はスリーブの前部領域から中央領域まで設けられるならば、有利である。
筆記具は、芯がすでに挿入されている使い捨て製品(使い捨て鉛筆)又は補充オプションを有するハウジングとして適している。特に、後者の使用目的の場合、スリーブの後端に脱着可能に接続されるエンドキャップを設けることができる。したがって、芯は、後端から筆記具に簡単に挿入することができる。同様に、スリーブの後端に消しゴムなどを設けることが考えられ、そのような消しゴムは、それ自体(及び芯)の交換のために取り外し可能である。「消費された」芯は、たとえば、薄板がもはや芯と係合しないため簡単な方法で可能である、単に芯を手でねじって外すことにより、スリーブの開口した前端を通して前から取り外すことができる。
本発明の筆記具及び/又はスリーブならびに回転要素を製造するための材料としては、天然又は合成材料又はそれらの混合物を使用することができ、ナイロン(ポリアミド6.6)からのスリーブ及び/又は回転要素の製造が、強度、薄板の弾性、外面のグリップなどに関して最適な妥協であることが証明されている。
以下、図面に例示する非限定的な好ましい実施態様によって本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、筆記具1の側面を示す。筆記具1は、合成材料でできており、開口した前端(図2を参照)を有するスリーブ2及び回転要素3を有し、この回転要素3がスリーブ2に対して回転することができる。筆記具1のより良好な取り扱いのために、回転要素3は、スリーブ2に比べていくぶん大きく、縦方向又は横方向のウェブ4及び/又は縦方向又は横方向のスロットなどを外面に有して、より良好なグリップを提供することができる。同じ目的のために、縦方向のウェブ5が、スリーブ2の外面に、たとえば回転要素3の近くに設けられてもよい。
二つの対向するのぞき窓6がスリーブ2の後端に設けられ、これらが、たとえば芯7の色を外から識別するために、スリーブ2の内部及びスリーブ2の中に受けられた芯7を見ることを可能にする。
使用中、スリーブ2の中に受けられた芯7の先端が回転要素3から突出する。
図2は、筆記具1の軸断面を示す。ここで、回転要素3が確動嵌合(ポジティブフィット)式接続9によってスリーブ2の開口した前部8に取り付けられていることが見てとれる。確動嵌合式接続9のために、回転要素3は、スリーブ2の環状の凹み9″に受けられた環状のボス9′を備えている。
芯7は、縦方向に移動可能であるようにスピンドル駆動機構10によってスリーブ2中に保持され、このスピンドル駆動機構10は、回転要素3が芯7と係合することによって形成されている。スピンドル駆動機構10は、図3でさらに詳細に見ることができる。
スリーブ2の内面には、弾性薄板11が一体に形成されており(同じく図4を参照)、これらの薄板がスリーブ2の全長にわたって延び、芯7を偶発的な回転に対して弾性的に保持し、偶発的な衝撃を緩衝する。
上述したように、芯7そのものはスピンドルとして設計されており、ここでは、そのスピンドルが、その全長にわたって設けられた予備形成された雄ねじ12を有している。
図3で例示するように、芯7は、回転要素3と直接螺合し、雌ねじ13がその目的のために回転要素3に設けられ、したがって回転要素3そのものがスピンドルナットを形成している。回転要素3の雌ねじ13は、接続のために回転要素3に受け入れられるように前部面取り8′を有する小径化された端部を有するスリーブ2の開口端8に隣接している。ねじ山12、13は、たとえば、約0.5mmのピッチ及び丸みのあるねじ山輪郭を有することができ、ねじ山斜面によって画定される角度は約60°であることができる。
筆記具1を使用する場合、回転要素3をスリーブ2に対して回転させて芯7を推進する。したがって、回転要素3と螺合した芯7は、たとえば回転要素3の開口した前端の方向に動かされる。芯7をスリーブ2及び/又は回転要素3の中に戻すためには、回転要素3を反対方向に回転させると、芯は、回転要素3との螺合のおかげで、スリーブ2の中に引き込まれる。
スピンドル駆動機構10のために芯7の予備形成された雄ねじ12を提供する代わりに、雄ねじ12はまた、ねじ切り装置としての回転要素3によって芯が推進されるとき芯7に形成されることもでき、その場合、回転要素3は、金属製であることが好ましい。
図4は、芯が挿入されていない状態の、図1の筆記具1のスリーブ2の断面を示す。断面では、スリーブ2は、たとえばほぼ円形に設計されている。図示する表示(筆記具1の前端の方向)はまた、スリーブ2の外面に設けられた縦方向ウェブ5及びより大きい周囲を有する回転要素3を示す。
スリーブ2中、たとえば同じ90°の角度間隔で対称に配設されている四つの弾性薄板11が設けられている。この実施態様では、各弾性薄板11はスリーブ2と一体化しているが、スリーブ2の縦方向溝の中に保持されることもできる(図9及び特に図10を参照)。薄板11は、芯7の凹み14(図5及び11を参照)と係合することができるよう、ほぼ半径方向にスリーブ2の内部に突出している。薄板11は、断面が略三角形であり、断面で見ると、辺11′は実質的に直線的に延び、他方の辺11″は、先端に向かってカーブするように設計されている。薄板11の弾性は、その材料及び/又は薄板11が可撓性であるのに十分な薄さであるその壁厚さの結果として得られる。
図5は、図4に示すようにスリーブ2に挿入することができる芯7の断面を概略表示で示す。芯7は、実質的に円形の断面を有し、図4に示す薄板11の数に対応して四つの凹み14が芯7に設けられ、これらの凹み14は、縦方向スロットの形態で存在し、図4の個々の薄板11の間隔に対応して同じ角度間隔で配設されている。凹み又は縦方向スロット14は鋸歯状の断面を有し、それが、芯7が回転し始めると、薄板11が簡単に噛み合う理由であり、そうして、芯7を偶発的な回転に対して固定することができる(特に、筆記具1の異なる実施態様に関連する図11を参照)。
図6は、図1〜5に比較して変形された筆記具1の図を示す。上記筆記具1とは対照的に、図6の筆記具1は、実質的に均一な円形の断面を有し、エンドキャップ15がスリーブ2の後端に取り付けられている(図7及び特に図12を参照)。さらには、スリーブ2の前端が外側回転要素16に接続され、この回転要素16は、図7及び8で詳細に見てとれるように、スピンドル駆動機構10を備え、このスピンドル駆動機構10は、図1〜5の筆記具1とは異なって実現されている(図7及び特に図8を参照)。外側回転要素16はスリーブ2の前端に回転可能に取り付けられ、外側回転要素16からスリーブ2への移行領域に環状のブラケット17がそれらのために配設されている(同じく図7及び8を参照)。
図7は、図6の筆記具1の軸断面を示し、スピンドル駆動機構10が外側回転要素16によって形成され、外側回転要素16は内側スピンドルナット18に共同回転的な方法で結合されている。代替スピンドル駆動機構10を備えた回転要素16が図8に詳細に示されている。
スリーブ2は、外側回転要素16が開口端8を介してスリーブ2に取り付けられ、スリーブ2にぴったり嵌るよう、その前端が徐々に小径化されるように設計されている(同じく図8を参照)。スリーブ2と外側回転要素16との回転可能な接続は、互いに対して回転可能である二つの部品の移行領域で周方向に取り付けられている環状のブラケット17によって実現され、スリーブ2及び外側回転要素16の外面に適切な受け凹み17′及び17″がそれらのために形成されている。当然、外側回転要素16とスリーブ2との回転可能な接続はまた、図2の筆記具1に関して示したような、環状のボス9′及び環状の溝9″を用いる確動嵌合式接続9で構成されてもよい。
図7及び12に示すように、スリーブ2の後端は、開口するように設計されており、エンドキャップ15(図11を参照)を脱着可能に接続される。また、スリーブ2の開口した後端には、消しゴム(図示せず)を備えたキャップを脱着可能に取り付けることもでき、したがって、スリーブの端部の内側に適切な受け凹みが設けられることができる。
図2の筆記具1の場合と同様に、図6及び7それぞれの筆記具1の場合にも、弾性薄板11がスリーブ2の内側に設けられ、これらの薄板11は、スリーブ2中に保持され、スリーブ2の長さにわたって延びる。薄板11は、半径方向にスリーブ2の内部へと突出して、芯7中の凹み14と係合し、芯7を回転に対して保持し、芯を弾性的に保持する(図9及び11を参照)。
図8に示すように、スピンドル駆動機構10はスリーブ2の開口端8の前に隣接している。筆記具1に挿入された芯7は、内側スピンドルナット18の中を誘導され、その雄ねじ12がスピンドルナット18の雌ねじ(図示せず)と係合する。内側スピンドルナット18は、外側回転要素16に共同回転的な方法で接続され、外側回転要素16及び/又はスピンドルナット18の中に偏心的に配設されたピン19がそのために設けられている。ここで、ピン19の下端は回転要素16中に保持され、その上端はスピンドルナット18と係合する。
スピンドルナット18と係合するスピンドルとしての芯7の設計のおかげで、芯7は、図1の筆記具の場合と同様に、外側回転要素16をスリーブ2に対して回転させるとき、自らを回転させてスピンドルナット18に沿って筆記具から押し出す(又は筆記具に押し込む)。ここで、スピンドルナット18は、回転要素16中、スリーブ2の前端8とノーズ8″との間の所定位置に保持される。
図9を見ると、スリーブ2の長さにかけて延びる8枚の弾性薄板11がスリーブ2中に設けられている。同じく図10に示すように、薄板11は、スリーブ2の内壁の8本の縦方向溝20の中に保持されている。縦方向溝20は、互いに同じ角度間隔で対称に配設されているが、スリーブ2の中心軸に対していくらか偏向している。中心軸に対していくらか偏向する薄板11の配設は、芯7がねじり出されるとき、薄板11が芯7の凹み14又は縦方向スロットに留まることを保証することができる。これが芯7の回転を阻止する。断面図で、縦方向溝20は、薄板11を保持し、薄板11が半径方向に抜けないよう固定するために、アンダカットされている。芯7はスリーブ2の中心に挿入され、8枚の弾性薄板11が芯7の凹み14又は縦方向スロットと係合し、芯7を回転に対して保持する。
図11は、芯7を回転に対して保持するための、薄板11と縦方向スロット14との係合の詳細図である。芯7の縦方向スロット14は、図1の筆記具1の場合と同様、断面が鋸歯状であり、実質的に三角形の断面の薄板11が縦方向スロット14と係合する。芯7が回転し始めると、縦方向スロット14の形状が、薄板11の形状及び弾性と組み合わさって、薄板11が縦方向スロット14にスナップ嵌めし、その後、縦方向スロット14と係合したままでいることを可能にする。
基本的に、薄板11はまた、軸方向に不連続であることもできる。すなわち、個々の薄板(部分)が互いに対して離間するように配設されることもできる。また、たとえば、消しゴム挿入物が設けられる場合には、スリーブ2の後端の手前で終端してもよい。好ましくは、薄板11はスリーブ2の後端まで延びる。
取り付けられた回転要素3、16の場合にも、原則的に、芯7は、単にねじ込むことにより、前又は後から筆記具1に挿入することができる。
より良好なグリップを提供するために、図6〜12の筆記具1の場合(図1を参照)にも、図1〜5の筆記具1の場合と同様に、縦方向又は横方向リブ4又は縦方向又は横方向スロットなどが回転要素16の外面に設けられることができる。同様に、縦方向ウェブ5がスリーブ2の外面に配設されてもよい。
筆記具1は、円形の断面の他に、良好な取り扱いを提供するよう、たとえば、強く丸められた角を有する実質的に三角形の断面を有することもできる。
本発明の筆記具1は、鉛筆又は色鉛筆の芯7に適しているだけでなく、ボールペン、ローラーボールペン、フェルトペン、ジェルペンなどの芯にも適している。
Claims (19)
- 回転要素(3、16)を有するスピンドル駆動機構(10)によって芯(7)がその中で移動可能に保持されている、開口した前端(8)を有するスリーブ(2)を備え、回転要素(3、16)と係合する芯(7)そのものがスピンドルを形成し、スリーブ(2)中で回転に対して保持されている筆記具(1)であって、芯(7)の外側に位置する凹み(14)と係合する弾性薄板(11)がスリーブ(2)の内側に設けられていることを特徴とする筆記具。
- 薄板(11)がスリーブ(2)の長さに沿って延びる、請求項1記載の筆記具(1)。
- 少なくとも三つの薄板(11)が同じ角度間隔で設けられている、請求項1又は2記載の筆記具(1)。
- 少なくとも四つの薄板(11)が設けられている、請求項3記載の筆記具(1)。
- 薄板(11)がスリーブ(2)と一体化している、請求項1〜4のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 薄板(11)が、スリーブ(2)内における該スリーブ(2)の内面の縦方向溝(16)の中に保持されている、請求項1〜4のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 芯(7)中の凹み(14)が、断面が鋸歯状である縦方向スロットによって形成されている、請求項1〜6のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- スリーブ(2)の前端(8)に回転部材(3、16)が配設されている、請求項1〜7のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 回転要素(3)そのものがスピンドルナットを形成する、請求項1〜8のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 外側回転要素(16)が設けられ、内側のスピンドルナット(18)に共同回転的な方法で接続されている、請求項1〜8のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 回転要素(16)中に保持され、スピンドルナット(18)と係合する偏心ピン(19)によって共同回転接続が形成される、請求項10記載の筆記具(1)。
- 芯(7)が予備形成されたねじ山(12)を有する、請求項1〜11のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 回転要素(16)及び/又はスピンドルナット(18)の雌ねじが芯(7)のねじ切り装置として設計されている、請求項1〜11のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 回転要素(3、16)がスナップ嵌め接続(9)によってスリーブ(2)に脱着可能に接続されている、請求項1〜13のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 回転要素(3、16)が環状のブラケット(17)によってスリーブ(2)に回転可能に保持されている、請求項1〜13のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 少なくとも一つののぞき窓(6)がスリーブ(2)に設けられている、請求項1〜15のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- エンドキャップ(15)がスリーブ(2)の後端に脱着可能に接続されている、請求項1〜16のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- スリーブ(2)がポリアミド6.6からなる、請求項1〜17のいずれか1項記載の筆記具(1)。
- 回転部品(3、16)がポリアミド6.6からなる、請求項1〜18のいずれか1項記載の筆記具(1)。
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