JP4645407B2 - 計器用表示板とその製造方法およびそれを備えた指針計器 - Google Patents

計器用表示板とその製造方法およびそれを備えた指針計器 Download PDF

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Description

本発明は、複数の凹凸ラインを装飾模様として有する計器用表示板とその製造方法およびこれを備えた指針計器に関するものである。
従来より、複数の凹凸ラインを、樹脂から形成された計器用表示板(文字盤)の前面に、装飾模様として印刷等で形成するものがある。
具体的には、複数の凹凸ラインを、互いに平行するように形成されたヘアライン模様として、この計器用表示板に形成される。または、この計器用表示板を備えた指針計器において、指針軸が計器用表示板を挿通するための貫通孔と同心円状に形成された同心円模様として形成されたり、この貫通孔から放射状に形成された旭光模様として形成されたりする。
凹凸ラインは、金属調の細かな装飾模様として、計器用表示板の金属感を強調させようとするものである。これは、計器用表示板を金属調に見せ、計器用表示板に高級感やスポーティ感等を与えることを目的とするものである。
しかし、上述の計器用表示板は、金属板(アルミニウム板)から形成された計器用表示板に比較して、金属感が低く、これに比較して高級感やスポーティ感等を充分に与えることができない。また、金属感が視認者の感覚であるため、これを、凹凸ラインの各種設計パラメータに直接反映させることが困難であり、凹凸ラインにより所望の金属感を与えることが困難となっていた。
また、凹凸ラインに対して、金属感を強調させる各種設計パラメータについて記載された例がない。
また、凹凸ラインが透光性を有する場合、白色光(自然光)は、透光性を有する凹凸ラインのプリズム効果により分光される。この分光された光は、それぞれ、同じ色の光の光度が所定方向で強められる恐れがある。この強められた同じ色の光は、光のムラ(虹模様)として計器用表示板の凹凸ライン上に視認され、所望の金属感を損なう原因となる恐れがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は、金属感を数値化し、これを利用して形成した所望の金属感を与えることができる複数の凹凸ラインを、装飾模様として有する計器用表示板とその製造方法、およびそれを備えた指針計器を提供することである。
本発明の第2の目的は、透光性を有する凹凸ラインを、装飾模様として有する計器用表示板において、光のムラ(虹模様)の発生を抑えることである。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の計器用表示板は、複数の凹凸ラインを装飾模様として前面に有する樹脂製の基板を備える計器用表示板であって、互いに隣接する凹凸ラインが互いに略並行するように形成され、基板の前面の金属感が、凹凸ラインのライン方向における基板の光沢度Gpとライン方向と垂直な方向における基板の光沢度Gvとの比率Gp/Gvとして数値化され、光沢度Gpを、ライン方向において、基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率とし、光沢度Gvを、ライン方向と垂直な方向において、基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率としたとき、互いに隣接する凹凸ラインの間隔と基板の前面からの凹凸ラインの凹凸寸法とが、比率Gp/Gvが1.5〜2.2となるように設定されている構成とする。
この構成では、光沢度Gp、Gvを、日本工業規格(JIS規格)で定められた基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率とする。このため、金属感を、汎用の光沢計によって数値化することができる。そこで、この構成では、樹脂製基板の金属感が、凹凸ラインのライン方向とこれと垂直な方向との光沢度の比率Gp/Gvとして数値化され、凹凸ラインの間隔と凹凸寸法とが、比率Gp/Gvが、1.5〜2.2となるように設定されている。即ち、視認者の感覚である金属感を基板の光沢度の比率Gp/Gvとして数値化し、各種設計パラメータである凹凸ラインの間隔と凹凸寸法を、金属板の前面が所望の金属感を示すように求めることができる。ここで、高い金属感を示す1.5〜2.2に比率Gp/Gvを設定することによれば、高い金属感を与えることができる複数の凹凸ラインを、装飾模様として有する計器用表示板を提供することができる。さらに、基板が樹脂材料から形成されるため、低コストで上述の効果を得ることができる。
この結果、所望の金属感を与えることができる複数の凹凸ラインを、装飾模様として有する計器用表示板を提供することができる。
請求項に記載の計器用表示板は、凹凸ラインの間隔を0.1mm〜0.3mmに設定し、凹凸ラインの凹凸寸法を、10〜20μmに設定する構成とする。
この構成では、凹凸ラインの間隔を0.1mm〜0.3mmに設定し、凹凸ラインの凹凸寸法を、10〜20μmに設定する。これにより、高い金属感を与えることができる複数の凹凸ラインを、装飾模様として有する計器用表示板を提供することができる。
請求項に記載の計器用表示板は、凹凸ラインが透光性を有し、凹凸ラインの間隔と凹凸ラインの凹凸寸法の少なくとも一方を、異なる寸法として不規則に配列して設定する構成とする。
この構成では、凹凸ラインの間隔と凹凸ラインの凹凸寸法の少なくとも一方を、異なる寸法として不規則に配列して設定する。これにより、白色光(自然光)は、透光性を有する凹凸ラインのプリズム効果により分光されるが、この分光された同じ色の光同士が、互いに不規則な方向へ向かうため、その光度が強められることが抑えられる。この結果、上述の効果を得つつ、光のムラ(虹模様)の発生を抑えることができる。
請求項に記載の計器用表示板は、凹凸ラインの間隔を、間隔の±50%以上の範囲で変動させて設定する構成とする。
この構成では、凹凸ラインの間隔を、間隔の±50%以上の範囲で変動させて設定する。これにより、凹凸ラインによりプリズム分光されたそれぞれの色の光は、強められることがより抑えられる。この結果、上述の効果を得つつ、光のムラ(虹模様)の発生をより抑えることができる。
請求項に記載の計器用表示板は、凹凸ラインの凹凸寸法を、寸法の±50%以上の範囲で変動させて設定する構成とする。
この構成では、凹凸ラインの凹凸寸法を、寸法の±50%以上の範囲で変動させて設定する。これにより、凹凸ラインによりプリズム分光されたそれぞれの色の光は、強められることがより抑えられる。この結果、上述の効果を得つつ、光のムラ(虹模様)の発生をより抑えることができる。
請求項に記載の計器用表示板は、各凹凸ラインの断面が、略3角形と略半円形と略4角形のいずれかが基板の前面に対して突出する形状と凹む形状の一方を有する構成とする。
この構成では、凹凸ラインを、その断面を簡易な形状で形成するため、上述の効果を低コストで得ることができる。
請求項に記載の計器用表示板は、基板が樹脂材料から形成され、凹凸ラインが、凹凸ラインを型転写できる精密金型を用いた型転写と、凹凸ラインを印刷形成できる版を用いた印刷と、転写フィルムとこれから凹凸ラインを熱転写できる精密金型とを用いたホットスタンプと、該凹凸ラインが形成されたフィルムを貼着するラミネート処理のいずれかによって形成されている構成とする。
この構成では、凹凸ラインを、型転写と印刷とホットスタンプとラミネート処理のいずれかによって形成するため、低コストで上述の効果を得ることができる。
請求項に記載の計器用表示板は、複数の凹凸ラインが、互いに平行するように形成されたヘアライン模様、基板の略中心と同心円状に形成された同心円模様、基板の略中心から放射状に形成された旭光模様のいずれかの装飾模様として形成されている構成とする。
この構成でも、上述の効果を得ることができる。
請求項に記載の指針計器は、請求項に記載の計器用表示板を備えた指針計器であって、基板の前面に沿って回動する指針を備え、指針が回動する中心を、基板の略中心とすることを特徴とする指針計器とする。
この構成でも、上述の効果を得ることができる。
請求項10に記載の計器用表示板の製造方法は、複数の凹凸ラインを装飾模様として前面に有する樹脂製の基板を備え、互いに隣接する凹凸ラインが互いに略並行するように形成された計器用表示板の製造方法であって、基板の前面の金属感を、凹凸ラインのライン方向における基板の光沢度Gpとライン方向と垂直な方向における基板の光沢度Gvとの比率Gp/Gvとして数値化し、光沢度Gpを、ライン方向において、基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率とし、光沢度Gvを、ライン方向と垂直な方向において、基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率としたとき、互いに隣接する凹凸ラインの間隔と基板の前面からの凹凸ラインの凹凸寸法とを、比率Gp/Gvが1.5〜2.2となるように決定する製造方法である。
この製造方法では、光沢度Gp、Gvを、日本工業規格(JIS規格)で定められた基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率とする。このため、金属感を、汎用の光沢計によって数値化することができる。そこで、この製造方法では、樹脂製基板の金属感を、凹凸ラインのライン方向とこれと垂直な方向との光沢度の比率Gp/Gvとして数値化し、凹凸ラインの間隔と凹凸寸法とを、比率Gp/Gvが1.5〜2.2となるように決定する。即ち、視認者の感覚である金属感を基板の光沢度の比率として数値化し、各種設計パラメータである凹凸ラインの間隔と凹凸寸法を、金属板の前面が所望の金属感を示すように求めることができる。
この結果、所望の金属感を与えることができる複数の凹凸ラインを、装飾模様として有する計器用表示板の製造方法を提供することができる。
以下、本発明による計器用文字盤を、指針計器である車両用コンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による計器用表示板である文字盤2が適用されるコンビネーションメータ1の部分正面図である。
図2は、図1中のII部の拡大図である。
図3は、図2中のIII−III線断面の拡大模式図である。
図4(a)は、凹凸ライン23のライン方向と垂直な方向における基板20の光沢度Gvを測定するための実験構成を示す断面模式図であり、図4(b)は、凹凸ライン23のライン方向における基板20の光沢度Gpを測定するための実験構成を示す断面模式図である。
図5は、図4に示す実験構成による光沢度Gv、Gpの測定結果を示すグラフである。
図6は、本発明の第1実施形態による計器用表示板である文字盤2が適用されるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
指針計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種車両情報を表示する。本実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、自動車の走行速度を指示する速度計を形成する。
コンビネーションメータ1は、情報を表示して運転者に視認させるための計器用表示板である文字盤2とその前面(図1の紙面の上側)を回動する指針3とを備え、図1の紙面の上側から運転者により視認されるように配置される。
文字盤2には、速度計として文字部(数字を含む)21と目盛部22が設けられ、図1と図2に示す複数の凹凸ライン23が設けられる。凹凸ライン23は、高い金属感を与え、高級感やスポーティ感等を与える装飾模様として、指針3が回動する中心を中心とする同心円状に設けられる。
文字盤2は、図3において、例えばポリカーボネート樹脂等から形成された基板20を備え、基板20の前面(図中の矢印が示す上側の面)に凹凸ライン23が形成され、その上に、文字部21と目盛部22が印刷やホットスタンプ等により形成される。
凹凸ライン23は、その断面が略3角形であって、基板20の前面に対して突出する形状で形成され、互いに隣接する凹凸ラインが、互いに略並行するように形成される。凹凸ライン23は、基板20を樹脂成型する際、凹凸ライン23の形状の溝が形成されている精密金型を用いることによって、型転写により形成される。
各凹凸ライン23の断面形状は、図3に示す略3角形に限らないで、略半円形や略4角形とすることができる。また、凹凸ライン23は、基板20の前面に対して突出する形状に限らないで、凹む形状とすることもできる。
また、凹凸ライン23は、型転写に限らないで、凹凸ライン23を印刷形成できる版を用いた印刷(スクリーン印刷)や、転写フィルムとこれから凹凸ライン23を熱転写できる精密金型とを用いたホットスタンプや、凹凸ライン23が形成されたフィルムを貼着する(熱圧着等する)ラミネート処理等で形成することができる。
複数の凹凸ライン23を、指針3が回動する中心を中心とする同心円状に形成しないで、互いに平行するように形成されたヘアライン模様や、指針3が回動する中心から放射状に形成された旭光模様として形成することができる。
凹凸ライン23は、高い金属感を与え、高級感やスポーティ感等を与える装飾模様として設けられるものであるが、上述したように、金属感が視認者の感覚であるため、これを、凹凸ライン23の各種設計パラメータに直接反映させることが困難である。
これに対して、本発明の特徴は、視認者の感覚である金属感を数値化し、凹凸ライン23の各種設計パラメータを、高い金属感に対応する数値化された数値を与えることができるように求めることを可能とするものである。
具体的に、視認者の感覚である金属感を、凹凸ライン23のライン方向と垂直な方向における基板20の光沢度Gvに対する凹凸ライン23のライン方向の基板20の光沢度Gpの比率Gp/Gvとして数値化する。基板20の光沢度Gv、Gpを、図4に示すように、光源11と受光器12を備えた光沢計10により測定する。ここで、光沢は、物の表面に当たった光が正反射する属性であり、その程度を表す量を光沢度という。
凹凸ライン23のライン方向と垂直な方向における基板20の光沢度Gvは、図4(a)に示すように、光源11が発する光を基板20に対して60度の入射角θiで入射させ、基板20に対して60度の反射角θrで反射させて、受光器12により反射率として測定される。一方、凹凸ライン23のライン方向における基板20の光沢度Gpは、図4(b)に示すように、光源11が発する光を基板20に対して60度の入射角θiで入射させ、基板20に対して60度の反射角θrで反射させて、受光器12により反射率として測定される。
光沢度は、日本工業規格(JIS規格)で定められ、屈折率1.567のガラス表面において入射角60度であって反射角60度の場合に、反射率10パーセント(%)を光沢度100(%)とする。また、入射角20度であって反射角20度の場合に、反射率5パーセント(%)を光沢度100(%)とする。
一般に、光沢度の高いものは、入射角と反射角とを小さい角度で測定し、光沢度の低いものは、入射角と反射角とを大きい角度で測定する。JISでは、この角度が、20度、45度、60度、75度、85度と規定される。実際には、測定範囲が広い角度60度の光沢計が一般的であり、角度20度の光沢計は、光沢度の高いものを測定する計測器として使用される。
本実施形態では、測定範囲が広い角度60度の光沢計(グロスチェッカーIG−320、堀場製作所)によって、光沢度Gv、Gpを測定し、その測定結果を図5にグラフ化した。縦軸を光沢度Gvとし、横軸を光沢度Gpとする。
図5において、符号A1は、凹凸ラインが形成されていないつや消しの樹脂製基板(文字盤)の測定値を示し、符号A2は、従来技術による凹凸ラインが形成されている樹脂製基板(文字盤)の測定値を示す。符号B1は、凹凸ラインが同心円状に形成されアルマイト処理(陽極酸化処理)が施されたアルミニウム基板(文字盤)の測定値を示し、符号B2は、凹凸ラインがヘアライン模様として形成されアルマイト処理が施されたアルミニウム基板(文字盤)の測定値を示す。符号Cは、光ディスクの内、情報を記憶するための溝が形成された面の測定値を示す。
これらの測定値の比率Gp/Gvは、図5のグラフの傾きとして示される。このグラフより、符号B1、B2の比率Gp/Gvは、1.5〜2.2(図中の符号Grtで示す)であるのに対して、符号A1、A2の比率Gp/Gvは、0.9〜1.2であり、符号A1、A2の比率Gp/Gvに対して有意差がある。一方、符号Cの比率Gp/Gvは、1.9〜2.2であり、符号B1、B2の比率Gp/Gvと大きな差異はない。
符号B1、B2のアルミニウム基板は、当然に金属感があり、符号Cの光ディスクもこれと同様に金属感があるが、符号A1、A2の基板は、これらに対して金属感が低い。このため、比率Gp/Gvを、視認者の感覚である金属感を数値化したものとして利用することができる。また、1.5〜2.2が、所望する比率Gp/Gvである。
以上により、凹凸ライン23の各種設計パラメータを、高い金属感に対応する比率Gp/Gvが1.5〜2.2となるように実験的に求めた。具体的には、図3において、互いに隣接する凹凸ライン23の間隔Pを、0.1〜0.3ミリメートル(mm)に設定し、基板20の前面からの凹凸ライン23の凹凸寸法Hを、10〜20マイクロメートル(μm)に設定した。この測定値を、図5に符号Dとして示した。尚、文字盤2では、そのまぶしさを抑えるため(文字盤2が優しく見えるようにするため)、その光沢度Gv、Gpを、それぞれ、40以下に設定する。
又、文字盤2の裏側には、即ち、図1の紙面の下側には、外部からの電気信号(本実施形態によるコンビネーションメータ1においては車速信号)に対応した角度だけ図示しないシャフトを回動させるムーブメント4(図6)やムーブメント4を駆動する制御装置5(図6)等が配置される。
文字盤2の略中央部には、指針3が回動する中心である図示しない貫通孔が設けられ、ムーブメント4のシャフトが、この貫通孔に挿通され、その先端に指針3が固定される。
以上説明した、本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成とその作動について、図6に基づいて説明する。
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置5には、バッテリ7から電力が常時供給される。イグニッションスイッチ6は、その操作ポジション(オンまたはオフ)を検出可能に接続され、当該自動車の走行速度を検出する速度センサ8が検出信号を入力可能に接続される。また、制御装置5には、ムーブメント4も接続される。
運転者によってイグニッションスイッチ7がオンされると、制御装置5は、それを検出して作動を開始し、ムーブメント4を駆動する。即ち、制御装置5は、速度センサ8からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト即ち指針3を回動させるように、ムーブメント4を駆動する。
以上説明した本発明の本実施形態による計器用表示板である文字盤2は、複数の凹凸ライン23を装飾模様として前面に有する基板20を備える文字盤2であって、互いに隣接する凹凸ライン23が互いに略並行するように形成され、基板20の前面の金属感が、凹凸ライン23のライン方向における基板20の光沢度Gpとライン方向と垂直な方向における基板20の光沢度Gvとの比率Gp/Gvとして数値化され、互いに隣接する凹凸ライン23の間隔Pと基板の前面からの凹凸ラインの凹凸寸法Hとが、比率Gp/Gvが所望の値(例えば、1.5〜2.2)に適合するように設定されている。
これにより、視認者の感覚である金属感を、基板20の光沢度の比率Gp/Gvとして数値化し、凹凸ライン23の各種設計パラメータである凹凸ライン23の間隔Pと凹凸寸法Hを、金属板20の前面(凹凸ライン23が形成されている面)が所望の金属感を示すように、例えば実験的に求めることができる。
この結果、所望の金属感(高い金属感)を与えることができる複数の凹凸ラインを、装飾模様として有する計器用表示板を提供することができる。
図7は、図3に示す基板20の変形例を示す拡大断面模式図である。
尚、図7においては、目盛部22を省略している。
図3と図4では、図を見易くするため、凹凸ライン23の間を平面で模式的に示した。しかし、図7に示すように、凹凸ライン23を、緩やかな傾斜面として形成するほうが、即ち、凹凸ライン23の間に平面を形成しないほうが、より金属感を強調できる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態による計器用表示板である文字盤2の基板20を示す拡大断面模式図である。
図9は、図8中のIX部の拡大図である。
図10は、図8に示す基板20の比較例を示す図7中のX部の拡大図である。
図11は、図8に示す基板20の効果を説明するためのコンビネーションメータ1の部分正面図である。
本発明の第1実施形態による計器用表示板である文字盤2の基板20においては、凹凸ライン23が透光性を有するか否かについて記述していない。また、図3と図7において、凹凸ライン23の間隔Pを同じ間隔で示し、凹凸ライン23の凹凸寸法Hを同じ寸法で示し、これらについても記述していない。
これに対して、本発明の第2実施形態による計器用表示板である文字盤2の基板20においては、凹凸ライン23を、透光性を有するように形成し、凹凸ライン23の間隔Pと凹凸ライン23の凹凸寸法Hの両方を、ライン方向と垂直な方向(図8において左右方向)において不規則に設定する。
具体的に、基板20を、透光性を有するポリカーボネート樹脂等から形成して、凹凸ライン23が透光性を有するように形成するか、または、凹凸ライン23のみが透光性を有するように形成することも可能である。
また、凹凸ライン23の間隔Pを、図8に示すように、ライン方向と垂直な方向において、異なる間隔(寸法)P1、P2等として不規則(ランダム)に設定する。図8では、図を見易くするため、間隔P1、P2のみを示したが、凹凸ライン23の間隔Pを、ライン方向と垂直な方向において、異なる間隔P1、P2のみとして不規則に配列して設定することも可能であり、または、異なる間隔P1、P2、P3・・・Pnとして、不規則に配列して設定することも可能である。
同様にして、凹凸ライン23の凹凸寸法Hも、ライン方向と垂直な方向において、異なる寸法H1、H2等として、不規則(ランダム)に配列して設定する。
これにより、白色光(自然光)は、透光性を有する凹凸ライン23のプリズム効果により分光されるが、この分光された同じ色の光同士は、互いに不規則な方向へ向かうため、その同じ色の光の光度が強められることが抑えられる。
具体的に、図9に示すように、光路Q1で示す白色光(自然光)は、透光性を有する凹凸ライン23のプリズム効果により互いに色が異なる光路Q11,Q12等の光として分光される。図9では、図を見易くするため、光路Q11,Q12のみを示したが、光路Q11,Q12の間には、互いに色が異なる光が連続して存在する。
一方、光路Q2で示す白色光(自然光)は、透光性を有する凹凸ライン23のプリズム効果により互いに色が異なる光路Q21,Q22等の光として分光される。ここで、光路Q11の光の色は、光路Q21の光の色と同一であり、光路Q12の光の色は、光路Q22の光の色と同一である。
しかし、凹凸ライン23の間隔Pと凹凸ライン23の凹凸寸法Hの両方を、ライン方向と垂直な方向(図8と図9において左右方向)において、異なる寸法として不規則に配列して設定しているため、この分光された光路Q11の光と光路Q21の光は、互いに異なる方向へ向かう。このため、それらの同じ色の光の光度が強められることが抑えられる。同様にして、光路Q12の光と光路Q22の光も、光路Q11,Q12の間の光と光路Q21,Q22の間の光も、それぞれ、互いに異なる方向へ向かうため、それらの同じ色の光の光度が強められることが抑えられる。
次に、比較として、凹凸ライン23を、透光性を有するように形成し、凹凸ライン23の間隔Pと凹凸ライン23の凹凸寸法Hの両方を、ライン方向と垂直な方向(図7において左右方向)において規則的に設定した場合について説明する。即ち、凹凸ライン23の間隔Pを、ライン方向と垂直な方向において互いに等しく設定し、且つ、凹凸ライン23の凹凸寸法Hを、ライン方向と垂直な方向において互いに等しく設定した場合について説明する。
図10に示すように、光路Q1で示す白色光(自然光)は、透光性を有する凹凸ライン23のプリズム効果により互いに色が異なる光路Q11,Q12等の光として分光される。一方、光路Q2で示す白色光(自然光)は、透光性を有する凹凸ライン23のプリズム効果により互いに色が異なる光路Q21,Q22等の光として分光される。
しかし、凹凸ライン23の間隔Pと凹凸ライン23の凹凸寸法Hの両方を、ライン方向と垂直な方向(図7と図10において左右方向)において規則的に設定しているため、この分光された光路Q11の光と光路Q21の光は、同じ方向へ向かい、それらの同じ色の光の光度が互いに強められる。同様にして、光路Q12の光と光路Q22の光も、光路Q11,Q12の間の光と光路Q21,Q22の間の光も、それぞれ、互いに同じ方向へ向かうため、それらの同じ色の光の光度が強められる。
この結果、光のムラ(虹模様)が、図11に示す領域Rに、指針3の回転軸から外周側へ向かって虹の帯として発生する。これにより、上述した所望の金属感(高い金属感)が損なわれるという問題が生じる。
これに対して、本実施形態では、図9において、互いに同じ色の光(光路Q11の光と光路Q21の光、光路Q12の光と光路Q22の光、光路Q11,Q12の間の光と光路Q21,Q22の間の光の各組み合わせ)の光度が強められることが抑えられる。即ち、光路Q11−Q22等の光は、ランダムに干渉しあって白色光となる。
この結果、光のムラ(虹模様)の発生を抑えることができ、このため、上述した所望の金属感(高い金属感)が損なわれない。
尚、上述した例では、凹凸ライン23の間隔Pと凹凸ライン23の凹凸寸法Hの両方を、ライン方向と垂直な方向(図8において左右方向)において、異なる寸法として不規則に配列して設定したが、少なくともその一方を、ライン方向と垂直な方向において不規則に設定することも可能である。
また、凹凸ライン23の間隔Pを、その±50%以上の範囲で変動させて設定することが望ましい。これは、この変動の範囲を大きくすれば、光のムラ(虹模様)の発生をより抑えることができるからである。例えば、凹凸ライン23の間隔Pを、0.2±0.1mm(0.1〜0.3mm)以上の範囲で変動させて設定する。
同様にして、凹凸ライン23の凹凸寸法Hを、その±50%以上の範囲で変動させて設定することが望ましい。
また、本実施形態でも、凹凸ライン23を上述した方法で形成できるが、間隔Pと凹凸寸法Hの両方が規則的に設定された基板20に対して、その表面を荒らす加工を施して、間隔Pと凹凸寸法Hの両方を不規則にすることも可能である。これは、例えば、図7に示す基板に対して、研磨剤などで粗研磨を施して、図12に示すように加工するものである。破線で示した部分が、この粗研磨により剥ぎ取られた部分であり、これにより、間隔Pと凹凸寸法Hの両方を不規則にすることが可能である。
または、NC(数値制御)旋盤加工により、間隔Pと凹凸寸法Hの両方を不規則にすることも可能である。
また、本実施形態でも、各凹凸ライン23の断面形状を、図8に示す略3角形に限らないで、略半円形や、略4角形とすることができる。
図12は、図8に示す基板20の変形例を示す拡大断面模式図である。
図12に示すように、断面形状が略3角形の凹凸ライン23に対して、断面形状が略4角形の凹凸ライン23Aを混在させることも可能である。
尚、上述の両実施形態では、計器用表示板を、速度計に適用したが、速度計に限る必要は無く、他の計器、例えばエンジン回転数を指示するタコメータ、水温計、燃料残量計、電圧計等に適用することができる。
また、上述の第1実施形態では、凹凸ライン23の間隔Pと凹凸寸法Hを、高い金属感を示す1.5〜2.2の比率Gp/Gvとなるように実験的に求めたが、これにかぎるものではない。視認者が所望する金属感の許容範囲は、年齢や性別等により多少異なり、それが、例えば、1.3〜2.2の比率Gp/Gvであったり、1.5〜2.5の比率Gp/Gvであったりするからである。
以上、本発明による計器用表示板の特徴は、複数の凹凸ラインを装飾模様として前面に有する基板を備え、互いに隣接する凹凸ラインが互いに略並行するように形成され、基板の前面の金属感が、凹凸ラインのライン方向における基板の光沢度Gpとライン方向と垂直な方向における基板の光沢度Gvとの比率Gp/Gvとして数値化され、互いに隣接する凹凸ラインの間隔と基板の前面からの凹凸ラインの凹凸寸法とが、比率Gp/Gvが所望の値に適合するように設定されていることである。この特徴を満足する限り、上述の例に限らないで、種々の変形例が考えられる。
図1は、本発明の第1実施形態による計器用表示板である文字盤2が適用されるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図2は、図1中のII部の拡大図である。 図3は、図2中のIII−III線断面の拡大模式図である。 図4(a)は、凹凸ライン23のライン方向と垂直な方向における基板20の光沢度Gvを測定するための実験構成を示す断面模式図であり、図4(b)は、凹凸ライン23のライン方向における基板20の光沢度Gpを測定するための実験構成を示す断面模式図である。 図5は、図4に示す実験構成による光沢度Gv、Gpの測定結果を示すグラフである。 図6は、本発明の第1実施形態による計器用表示板である文字盤2が適用されるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。 図7は、図3に示す基板20の変形例を示す拡大断面模式図である。 図8は、本発明の第2実施形態による計器用表示板である文字盤2の基板20を示す拡大断面模式図である。 図9は、図8中のIX部の拡大図である。 図10は、図8に示す基板20の比較例を示す図7中のX部の拡大図である。 図11は、図8に示す基板20の効果を説明するためのコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図12は、図8に示す基板20の変形例を示す拡大断面模式図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(指針計器)、2 文字盤(計器用表示板)
20 基板、21 文字部、22 目盛部、23、23A 凹凸ライン
3 指針、4 ムーブメント、5 制御装置、6 イグニッションスイッチ
7 バッテリ、 8 速度センサ
10 光沢計、11 光源、12 受光器

Claims (10)

  1. 複数の凹凸ラインを装飾模様として前面に有する樹脂製の基板を備える計器用表示板であって、
    互いに隣接する前記凹凸ラインが互いに略並行するように形成され、
    前記基板の前記前面の金属感が、前記凹凸ラインのライン方向における該基板の光沢度Gpと該ライン方向と垂直な方向における該基板の光沢度Gvとの比率Gp/Gvとして数値化され、
    前記光沢度Gpを、前記ライン方向において、前記基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率とし、
    前記光沢度Gvを、前記ライン方向と垂直な方向において、前記基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率としたとき、
    互いに隣接する前記凹凸ラインの間隔と前記前面からの該凹凸ラインの凹凸寸法とが、前記比率Gp/Gvが1.5〜2.2となるように設定されていることを特徴とする計器用表示板。
  2. 前記凹凸ラインの前記間隔を0.1〜0.3mmに設定し、
    前記凹凸ラインの前記凹凸寸法を、10〜20μmに設定することを特徴とする請求項1に記載の計器用表示板。
  3. 前記凹凸ラインは透光性を有し、
    前記凹凸ラインの前記間隔と該凹凸ラインの前記凹凸寸法の少なくとも一方を、異なる寸法として不規則に配列して設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器用表示板。
  4. 前記凹凸ラインの前記間隔を、該間隔の±50%以上の範囲で変動させて設定することを特徴とする請求項に記載の計器用表示板。
  5. 前記凹凸ラインの前記凹凸寸法を、該寸法の±50%以上の範囲で変動させて設定することを特徴とする請求項に記載の計器用表示板。
  6. 前記各凹凸ラインの断面は、略3角形と略半円形と略4角形のいずれかが前記前面に対して突出する形状と凹む形状の一方を有することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  7. 前記凹凸ラインは、該凹凸ラインを型転写できる精密金型を用いた型転写と、該凹凸ラインを印刷形成できる版を用いた印刷と、転写フィルムと該転写フィルムから該凹凸ラインを熱転写できる精密金型とを用いたホットスタンプと、該凹凸ラインが形成されたフィルムを貼着するラミネート処理のいずれかによって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  8. 前記複数の凹凸ラインは、互いに平行するように形成されたヘアライン模様、前記基板の略中心と同心円状に形成された同心円模様、前記略中心から放射状に形成された旭光模様のいずれかの装飾模様として形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の計器用表示板。
  9. 請求項に記載の計器用表示板を備えた指針計器であって、
    前記基板の前記前面に沿って回動する指針を備え、
    前記略中心を、前記指針が回動する中心とすることを特徴とする指針計器。
  10. 複数の凹凸ラインを装飾模様として前面に有する樹脂製の基板を備え、互いに隣接する該凹凸ラインが互いに略並行するように形成された計器用表示板の製造方法であって、
    前記基板の前記前面の金属感を、前記凹凸ラインのライン方向における該基板の光沢度Gpと該ライン方向と垂直な方向における該基板の光沢度Gvとの比率Gp/Gvとして数値化し、
    前記光沢度Gpを、前記ライン方向において、前記基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率とし、
    前記光沢度Gvを、前記ライン方向と垂直な方向において、前記基板に対して入射角と反射角とがそれぞれ60度の反射率としたとき、
    互いに隣接する前記凹凸ラインの間隔と前記前面からの該凹凸ラインの凹凸寸法とを、前記比率Gp/Gvが1.5〜2.2となるように決定することを特徴とする計器用表示板の製造方法。
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