JP2016128777A - 車両用計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】2種類の車両情報を表示する計器であって意匠性を高めることができる車両用計器を提供する。【解決手段】本体部41に、例えば「20」〜「160」及び目盛りのような車両速度を示す第1意匠部51と、例えば「1」〜「7」及び目盛りのような回転速度を示す第2意匠部52が、混在するように形成されている。第1意匠部51と第2意匠部52は、同一の円弧上に配置されている。第1意匠部51と第2意匠部52の一方が輝き、他方が暗いままとなるように制御される。【選択図】図7

Description

本発明は、車両に取付けられ車両情報を表示する車両用計器に関する。
運転者は、車両速度やエンジン回転速度(以下、「回転速度」と記す。)や燃費などの車両情報を確認しつつ車両を運転する。
物質で構成された針(以下、実体針と記す。)を備えるアナログ計器では、一般に1本の実体針で1種類の車両情報を指し示す。
しかし、スペースの節約を図るために、1個のアナログ計器に複数の車両情報を表示することが望まれる。そこで、1本の実体針で2種類の車両情報を選択的に示すことができるアナログ計器が各種提案されてきた(例えば、特許文献1(図4、図5)参照。)。
特許文献1の図4に示されように、指針計器(10)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)は、旋回する実体針(3)と、略半円状の文字板(12)を主要素とする。
文字板(12)には、燃費を示す第1指標部(121)が設けられ、この第1指標部(121)より実体針(3)の回転中心に寄った部位に回転速度を示す第2指標部(122)が設けられている。
特許文献1の図5に示されように、文字板(12)の母材である透光基板(120)の上面には黒色遮光性の背景層(123)が付されており、この背景層(123)に開口を設けることで、第1指標部(121)及び第2指標部(122)が形成される。
第1指標部(121)の下に第1光源(43)が配置され、第2指標部(122)の下に第2光源(44)が配置され、第1光源(43)と第2光源(44)は制御手段により、一方が点灯し、他方が消灯状態とされる。
第1光源(43)が点灯されているときの形態を、図25(a)で示し、第2光源(44)が点灯しているときの形態を図25(b)に示す。
ずなわち、図25(a)に示すように、第1指標部(121)により、燃費が表示される。しかし、円弧状の第1指標部(121)の内側に、広い面積の無意匠部Aが出現し、全体的に間延びした印象を受け、意匠(デザイン)の面で改善の余地がある。
また、図25(b)に示すように、第2指標部(122)により、回転速度が表示される。しかし、円弧状の第2指標部(122)の外側に、広い面積の無意匠部Bが出現し、全体的に窮屈な印象を受け、意匠(デザイン)の面で改善の余地がある。
さらにまた、図25(a)、(b)で示されるように、燃費と回転速度が選択的に表示されるが、車両速度は表示されない。そのため、車両速度を表示するスピードメータは、別途設ける必要がある。別途設けると、計器スペースが増大する。よって、特許文献1は計器スペースの面でも改良の余地がある。
そこで、意匠性を高めることができると共にスピードメータを別に設ける必要が無い車両用計器が、求められる。
特開2009−128242公報
本発明は、意匠性を高めることができると共にスピードメータを別に設ける必要が無い車両用計器を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、実体針で車両速度を含む車両情報を指し示すアナログ表示器と、車両速度を含む車両情報を表示するデジタル表示器と、前記アナログ表示器と前記デジタル表示器とを制御する制御部とを備えている車両用計器において、
前記アナログ表示器は、第1光源と、この第1光源で発生した光を導く第1導光体と、この第1導光体に微細加工により一体形成され前記第1光源で発生した光を受けて光る第1意匠部と、第2光源と、この第2光源で発生した光を導く第2導光体と、この第2導光体に微細加工により一体形成され前記第2光源で発生した光を受けて光る第2意匠部とを備え、前記第1意匠部が配置される円弧の半径と、前記第2意匠部が配置される円弧の半径とが、ほぼ同一に設定され、前記制御部は、前記第1光源と前記第2光源の一方を点灯し、他方を消灯することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、第1導光体と第2導光体は、1個の導光板に合体され、第1意匠部は、第1光源からの光の軸に略直交する軸に沿って延びる微細な溝で構成され、第2意匠部は、第2光源からの光の軸に略直交する軸に沿って延びる微細な溝で構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、第1導光体は、第1意匠部が配置される本体部と、この本体部から直角に曲げられて第1光源まで延びる第1延長部とからなり、第2導光体は、第2意匠部が配置される本体部と、この本体部から直角に曲げられて第2光源まで延びる第2延長部とからなることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、制御部は、第2光源を点灯してアナログ表示器に車両速度とは異なる車両情報を表示するときに、デジタル表示器に車両速度を表示させる制御を実施することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、実体針で車両速度を含む車両情報を指し示すアナログ表示器に、第1意匠部と第2意匠部を配し、制御部により第1意匠部と第2意匠部のうちどちらか一方を表示させる。第1意匠部が配置される円弧の半径と、第2意匠部が配置される円弧の半径とを略同一にしたので、アナログ表示器に無意匠の面が広がることはなく、意匠性を高めることができる。加えて、アナログ表示器とデジタル表示器の一方で、常に車両速度を表示させるため、スピードメータを別途設ける必要はない。
よって、本発明によれば、意匠性を高めることができると共にスピードメータを別に設ける必要が無い車両用計器が提供される。
請求項2に係る発明では、第1導光体と第2導光体は、1個の導光板に合体されているため、部品点数の低減が図れる。加えて、第1意匠部は、第1光源からの光の軸に略直交する軸に沿って延びる微細な溝とし、第2意匠部は、第2光源からの光の軸に略直交する軸に沿って延びる微細な溝で構成したので、第1光源で第1意匠部のみを表示させ、又、第2光源で第2意匠部のみを表示させることができる。すなわち、2種類の車両情報を簡単な構成で表示させることができる。
請求項3に係る発明では、第1導光体は、第1意匠部が配置される本体部と、この本体部から直角に曲げられて第1光源まで延びる第1延長部とからなり、第2導光体は、第2意匠部が配置される本体部と、この本体部から直角に曲げられて第2光源まで延びる第2延長部とからなる。
仮に、第1・第2導光体を単純な平板とすると、第1・第2光源は、第1・第2導光体の側方に配置するようになり、結果として、車両用計器の正面面積が増大し、車両用計器が大型になる。
この点、本発明では、第1・第2延長部を設けたので、第1・第2光源を第1・第2導光体の下方に配置でき、結果として、車両用計器の正面面積が減少し、車両用計器のコンパクト化が図れる。加えて、第1・第2光源の配置の自由度が高まる。更に加えて、湾曲部を設けることで、第1・第2光源から発した光を湾曲部で反射させ、より多様な反射光を発生させることができる。
請求項4に係る発明では、制御部は、第2光源を点灯してアナログ表示器に車両速度とは異なる車両情報を表示するときに、デジタル表示器に車両速度を表示させる制御を実施する。デジタル表示器に車両速度を表示させたときに、アナログ表示器に車両速度とは異なる車両情報を表示させるため、1個の車両用計器に、常に少なくとも2つの異なる車両情報を表示させることができる。
本発明に係る車両用計器の正面図である。 本発明に係る車両用計器の断面図である。 本発明に係る車両用計器の分解図である。 図3の4−4矢視図である。 図4の5−5線断面図である。 図3の6矢視図である。 図3の7−7矢視図である。 導光板の斜視図及び部分断面図である。 第1〜第3意匠部を形成する前の導光板の素材図である。 導光板に第1意匠部を施した図である。 図10の11−11線断面図である。 図11の12矢視図である。 図12の13−13線断面図である。 第1意匠部の作用図である。 導光板に第2意匠部を施した図である。 図15の16−16線断面図である。 図16の17矢視図である。 第2意匠部の作用図である。 導光板に第3意匠部を施した図である。 図19の20−20線断面図である。 第3意匠部の作用図である。 イグニションスイッチがオフのときの車両用計器の正面図である。 アナログ設定が車両速度表示とされたときの車両用計器の正面図である。 アナログ設定が回転速度表示とされたときの車両用計器の正面図である。 従来の車両用計器の作用図兼問題点を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、車両用計器10は、運転者から見て、左側に実体針11を有するアナログ表示器12を備え、右側にデジタル表示器13を備えている。なお、実体針11は、樹脂や金属で構成された機械式針である。なお、左右を逆にして、左側にデジタル表示器13を配置し、右側にデジタル表示器12を配置しても良い。
アナログ表示器12では、例えば、0〜8の数字で示される回転速度が表示される。
デジタル表示器13では、詳細は後述するが、例えば、数字とkm/hで示される車両速度と、燃料残量が表示される。
図2は、車両用計器10の断面図であり、図3は、車両用計器10分解図である。
図3に示すように、車両用計器10は、例えば、下ケース15と、この下ケース15の上部開口を塞ぐクリアーカバー16と、このクリアーカバー16と下ケース15で形成される収納空間に収納される基板17、中ケース18、導光板19、前面板21、実体針11及びデジタル表示器13とからなる。実体針11の回転軸を通すために、導光板19に通孔19aが設けられ、前面板21に通孔21aが設けられている。
下ケース15は、樹脂の射出成形品又は金属のプレス成形品が好適であり、基板17を支える支持部22や、デジタル表示器13を支える支持部23が一体に形成されている。
基板17は、上下面に銅箔が付されたガラスエポキシ樹脂板が好適であり、銅箔に電気回路が形成され、中央に実体針11を駆動するムーブメント24が実装され、外周部の上面に第1光源25と第2光源26が実装されている。第1・第2光源25、26はLED(発光ダイオード)が好適である。
基板17及びデジタル表示器13は、ビス27、28で支持部22、23に固定される。ビス27、28はフック固定に替えてもよい。
中ケース18は、例えば白色の樹脂からなり、基板17に載せられ導光板19の下面を覆う。
図3を組立てた後の形態は、図2に示される。
図2に示すように、ムーブメント24と、第1光源25と、デジタル表示器13は、制御部29で制御される。なお、図8(a)に示す第2光源26も制御部29で制御される。
図4に示すように、前面板21は、地が黒色(又は暗色)で、そこにアナログ表示窓31とデジタル表示窓32が設けられている。
図5に示すように、前面板21は、例えば無色樹脂(例えばポリカーボネート)からなるシート33と、このシート33の下面に印刷又は塗布した黒色(又は暗色)の遮光層34と、シート33の上面に印刷又は塗布したスモーク色の透過層35とからなる。スモーク色は煙の色であり、薄い黒や灰色に相当する。
スモーク色の透過層35は、アナログ表示窓31に施し、デジタル表示窓32には施しても施さなくともよい。
デジタル表示窓32は、シート33にくり抜き形成した切り欠き窓であってもよい。
図6に示すように、デジタル表示器13は、車両速度表示部36と、燃費表示部37と、燃料残量表示部38を備えている。燃費表示部37と燃料残量表示部38の間の空いた面に、いわゆるカーナビゲーション情報(位置情報、注意喚起情報、エンジンの回転数情報など)を表示させることは差し支えない。
すなわち、デジタル表示器13は、車両速度を含む車両情報をデジタル的に表示する表示器であり、車両速度以外の車両情報の種類は、本実施例に限ることはなく任意に設定することができる。
図7に示すように、導光板19は、例えば無色樹脂(例えばポリカーボネートやアクリル)からなり、矩形平板状の本体部41と、この本体部41の左右辺から延びる第1延長部42、42と、本体部41の上下辺から延びる第2延長部43、43とを備えている。
図8(a)に示すように、第1延長部42は円弧部44を介して本体部41から延ばされ、その下に複数個の第1光源25が配置される。第2延長部43も円弧部44を介して本体部41から延ばされ、その下に複数個の第2光源26が配置される。
すなわち、第1・第2延長部42、43は本体部41から直角に曲げられている。この曲げ角度は、90°が好ましいが、その他の角度でも良い。
仮に、円弧部44、44が無くて、導光板19が単純な平板である場合、第1・第2光源25、26は導光板19の左右に配置され、導光板19の平面積が増大し、車両用計器10の大型化を招く。
この点、円弧部44、44を設けた本実施例では、車両用計器10の平面積を小さくすることができる。加えて、第1・第2光源25、26の配置が自由になる。配置が自由であるため、図2に示すように、平坦な基板17に第1・第2光源25、26を実装することができる。
図8(b)に示すように、第1光源25からの光(発射光)46、46は、円弧部44で反射が促され、反射光47、47となって本体部41内を進行する。なお、下面が白色の中ケース(図2、符号18)で覆われており、白色が反射性能を有するため、本体部41から下への光漏れは回避される。
本体部41から上への光漏れは若干発生するが、この漏光は前面板(図2、符号21)のバックライトとして有効に活用される。よって、本体部41の上下面に格別な反射膜を設けない。反射膜を設けないことで、導光板19の製造コストを低減することができる。
図8(c)に示すように、第2光源26からの光(発射光)48、48は、円弧部44で反射が促され、反射光49、49となって本体部41内を進行する。
図7に示すように、本体部41には、例えば「20」〜「160」及び目盛りからなり車両速度を示す第1意匠部51と、例えば「1」〜「7」及び目盛りからなり回転速度を示す第2意匠部52と、「0」のように車両速度と回転速度に共通する第3意匠部53とが、混在するように形成されている。
なお、この実施例では、共通の導光板19に、第1意匠部51と第2意匠部52を形成したが、第1意匠部51と第2意匠部52を別々の導光部材に形成することもできる。その例を、図8(b)、(c)を借りて説明する。
図8(b)に示す導光板19を第1導光体(54)と読み替え、この第1導光体(54)に第1意匠部51を形成する。図8(c)に示す導光板19を第2導光体(55)と読み替え、この第2導光体(55)に第2意匠部52を形成する。第1導光体(54)と第2導光体(55)を上下に重ねて導光板19とすることは差し支えない。この場合は、第3意匠部53は、第1意匠部51と第2意匠部52に加えることで、別に設けることはしない。
第1導光体(54)と第2導光体(55)に分離することで、後述するシボ加工が不要となる。反面、部品点数が増加する。この点、第1導光板19と第2導光板19を1個の導光板19に合体すると、導光板19のコンパクト化と軽量化が可能となる。
次に、図7で説明した第1意匠部51、第2意匠部52及び第3意匠部53の詳細構造を順に説明する。
なお、第1意匠部51、第2意匠部52及び第3意匠部53は、射出成形の際に、一括して形成するが、以下の説明では、理解を促すために個別に形成する。
図9に示すように、第1〜第3意匠部51〜53が形成されていない素材56を準備する。
図10に示すように、素材56に、第1意匠部51を形成する。
図11に示すように、第1意匠部51は、導光板19の下面に形成される。
図12に示すように、第1意匠部51は、平行に延びる微細な溝57の集合体で構成される。
図13に示すように、溝57は三角断面溝が好適であるが、円断面溝であってもよい。
図14に示すように、第1光源から発射され反射した反射光47が、図面左から右へ進む。溝57は図面表裏方向に延びている。すなわち、溝57は反射光47の進行方向(光軸)に対して直交している。なお、導光板19の厚さは、例えば3.0mmであり、溝57の深さは0.05mm(50μm)であり、溝57は十分に微細な溝である。
反射光47は溝57で乱反射され、前面板21に至る。前面板21の上表面にスモーク色の透過層35が印刷されており、スモーク色で弱い反射光は遮断される。結果、前面板21には、目盛り58と数字59が浮かび上がる。
なお、反射光47が左から右へ進み、左より右の光度が小さくなることが想定される。すると第1意匠部51は、図左の部分より右の部分の輝度が小さくなることが予想される。対策として、図13に示すように、隣り合う溝57、57のピッチP1〜P4を徐々に小さくすることで輝度を高める。隣り合う溝57、57のピッチP1〜P4を調整することで、輝度の平準化を図ることできる。
図15に示すように、素材56に、第2意匠部52を形成する。
図16(a)に示すように、第2意匠部52は、導光板19の下面に形成される。なお、反射光(図18、符号49)が上から下へ進み、上より下の光度が小さくなることが想定される。対策として、図16(b)に示すように、隣り合う溝61、61のピッチP5〜P8を徐々に小さくすることで輝度を高める。隣り合う溝61、61のピッチP5〜P8を調整することで、輝度の平準化を図ることできる。
図17に示すように、第2意匠部52は、三角断面の溝61の集合体で構成される。
図18に示すように、第2光源から発射され反射した反射光49が溝61で乱反射され、反射光が前面板21に至る。前面板21の上表面にスモーク色の透過層35が印刷されており、スモーク色で弱い反射光は遮断される。結果、前面板21には、目盛り62と数字63が浮かび上がる。
図19に示すように、素材56に、第3意匠部53を形成する。
図20に示すように、第3意匠部53は、導光板19の下面に形成される。第3意匠部53は、三角断面溝ではなく、シボ加工によりシボ凹凸64形成する。シボ凹凸64は不規則に並んだ微細な凹凸で形成される。シボ凹凸64からなる第3意匠部53は、方向性がないため、第1光源25からの反射光47で乱反射すると共に、第2光源26からの反射光49でも乱反射する。
結果、図21に示すように、第1光源又は第2光源から発射され反射光47又は49がシボ凹凸64、64で乱反射され、反射光が前面板21に至る。前面板21の上表面にスモーク色の透過層35が印刷されており、スモーク色で弱い反射光は遮断される。そして、前面板21には、数字65が浮かび上がる。
以上の説明から明らかなように、図7に示す第1意匠部51と第3意匠部53は、第1光源25が点灯し、第2光源26が消灯しているときに、輝いて視認可能となる。また、第2意匠部52と第3意匠部53は、第2光源26が点灯し、第1光源25が消灯しているときに、輝いて視認可能となる。運転者が視認する形態を、図面に基づいて以下に説明する。
エンジンの始動に係るイグニッションスイッチが、オフのときは、図22に示すように、車両用計器10には、実体針11だけが見える。
イグニッションスイッチが、オンとされ、いわゆるアイドリング状態のときは、例えば図1に示すように、アナログ表示器12に回転速度に係る目盛り62と数字63が表示され、デジタル表示器13の車両速度表示部36に車両速度が表示される。
運転者の選択により、アナログ表示器12に、車両速度と回転速度のうちどちらか一方を選択的に表示させることができる。
アナログ表示器12に車両速度を表示させるように設定されているときは、図23に示すように、アナログ表示器12に目盛り58と数字59、65からなる車両速度が表示され、デジタル表示器13の燃費表示部37に燃費が表示される。
また、アナログ表示器12に回転速度を表示させるように設定されているときは、図24に示すように、アナログ表示器12に目盛り62と数字63、65からなる回転速度が表示され、デジタル表示器13の車両速度表示部36に車両速度が表示され、デジタル表示器13の燃費表示部37に燃費が表示される。図23では車両用計器10の左側に車両速度が表示され、図24では車両計器10の右側に車両速度が表示されるため、運転者は常時車両速度を視認することができる。
なお、図23では、アナログ表示器12に車両速度を表示し、デジタル表示器13に車両速度を表示させない構成となっているが、アナログ表示器12とデジタル表示器13の双方に車両速度を表示させてもよい。
次に、意匠性について説明する。
図10において、実体針の中心67から第1意匠部51の内側円弧の半径をR1、外側円弧の半径をR2とし、図15における第2意匠部52の内側円弧の半径をR3、外側円弧の半径をR4とした場合、本実施例では、R1とR3をほぼ等しくし、R2とR4をほぼ等しくした。すなわち、第1意匠部51が配置される円弧の半径と、第2意匠部52が配置される円弧の半径をほぼ等しくした。結果、図23で示した車両速度と図24に示した回転速度は、実体針11に対してほぼ同位置にあり、視覚的な統一性が保たれている。
なお、ほぼ等しい円弧の半径とは、半径R3が半径R1とR2の間に収まる、又は半径R4が半径R1とR2の間に収まっていることをいう。第1意匠部51に対して第2意匠部52が径方向にこの程度ずれていても、違和感は少なく、むしろ第1意匠部51と第2意匠部52の差別化が期待できる。
尚、本発明の車両用計器は、乗用車などの四輪車に好適であるが、三輪車や二輪車に装備することは差し支えない。
さらには、意匠部の数は、実施例では第1〜第3からなる3としたが、2又は4以上であってもよく、要は、第1意匠部と第2意匠部が含まれていればよい。
本発明の車両用計器は、四輪車に好適である。
10…車両用計器、11…実体針、12…アナログ表示器、13…デジタル表示器、19…導光板、25…第1光源、26…第2光源、29…制御部、36…車両速度表示部、37…燃費表示部、41…本体部、42…第1延長部、43…第2延長部、44…円弧部、51…第1意匠部、52…第2意匠部、54…第1導光体、55…第2導光体、57、61…微細な溝、R1〜R4…円弧の半径。

Claims (4)

  1. 実体針で車両速度を含む車両情報を指し示すアナログ表示器と、車両速度を含む車両情報を表示するデジタル表示器と、前記アナログ表示器と前記デジタル表示器とを制御する制御部とを備えている車両用計器において、
    前記アナログ表示器は、第1光源と、この第1光源で発生した光を導く第1導光体と、この第1導光体に微細加工により一体形成され前記第1光源で発生した光を受けて光る第1意匠部と、第2光源と、この第2光源で発生した光を導く第2導光体と、この第2導光体に微細加工により一体形成され前記第2光源で発生した光を受けて光る第2意匠部とを備え、
    前記第1意匠部が配置される円弧の半径と、前記第2意匠部が配置される円弧の半径とが、ほぼ同一に設定され、
    前記制御部は、前記第1光源と前記第2光源の一方を点灯し、他方を消灯することを特徴とする車両用計器。
  2. 前記第1導光体と前記第2導光体は、1個の導光板に合体され、
    前記第1意匠部は、前記第1光源からの光の軸に略直交する軸に沿って延びる微細な溝で構成され、
    前記第2意匠部は、前記第2光源からの光の軸に略直交する軸に沿って延びる微細な溝で構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用計器。
  3. 前記第1導光体は、前記第1意匠部が配置される本体部と、この本体部から直角に曲げられて前記第1光源まで延びる第1延長部とからなり、
    前記第2導光体は、前記第2意匠部が配置される本体部と、この本体部から直角に曲げられて前記第2光源まで延びる第2延長部とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用計器。
  4. 前記制御部は、前記第2光源を点灯して前記アナログ表示器に車両速度とは異なる車両情報を表示するときに、前記デジタル表示器に車両速度を表示させる制御を実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用計器。
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