JP4644219B2 - 樹脂シート - Google Patents
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Description
また積層化粧シートは、単独のシートとして、あるいはシートを上地、下地、さらに中地と複数のシートを積層した積層化粧シートとしても使用されている。
また、積層化粧シートを複雑な曲面を有する被着体に対してメンブレンプレス成形に施し、その輪郭に忠実に貼着することも行われている。
なお、この特許文献1に記載されたシートに用いられる非結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムは、“非結晶性”と呼んでいるものの、一部結晶性を有するものである。
この従来技術によれば成形性に優れ、耐衝撃性等に優れた積層化粧シートと硬質収縮性フィルムが得られるとされている。
また従来から、透明性を有する樹脂シート以外にも、下地を着色あるいは印刷したシートにした樹脂シートが広く使用されている。この場合、一層深みのある意匠性を付与するために、一般的には上地を透明なシートにしている。しかし、その意匠性はいまだ十分なレベルに達していない。また一方で、これらの着色あるいは印刷したシートを単層または上地として使用する樹脂シートは、折り曲げ加工するときは白化し易く、作業性が悪いという問題点があった。
また、真空プレス成形および圧空プレス成形は、基本原理はメンブレンプレス成形と同じであるが、前者はメンブレンプレスゴムを使用せずに真空圧によって成形する方法であり、後者は空気加圧を利用した成形方法である。
請求項1の発明は、(A)ジカルボン酸成分がテレフタル酸であり、かつジオール成分がエチレングリコール60〜80モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール20〜40モル%である完全非晶性ポリエステル系樹脂50〜99.9重量%および(D)熱可塑性ポリエステル系エラストマー0.1〜50重量%を含む組成物に、さらに滑剤として金属石鹸を加え、得られた成形材料をカレンダー製造機により製膜して得られるメンブレンプレス成形、真空プレス成形、または圧空プレス成形用樹脂シート。
請求項2の発明は、滑剤として金属石鹸および高分子量エステルを加える請求項1に記載の樹脂シートである。
請求項3の発明は、着色および/または表面に印刷が施されている請求項1または2に記載の樹脂シートである。
請求項4の発明は、請求項1または2に記載のシートを2層以上積層して得られる積層樹脂シートである。
請求項5の発明は、請求項3に記載のシートを2層以上積層して得られる積層樹脂シートである。
請求項6の発明は、上地として請求項1または2に記載の樹脂シートを用い、下地として請求項3に記載の樹脂シートを用い、両者を積層して得られた積層樹脂シートである。
請求項7の発明は、上地として請求項1から3のいずれか1項に記載の樹脂シートを用い、下地として熱可塑性樹脂シートを用い、両者を積層して得られた積層樹脂シートである。
請求項8の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の樹脂シートを用いて得られた化粧シートである。
本発明に使用する(A)完全非晶性ポリエステル系樹脂は、再度加熱処理を行っても再結晶化による物性低下を起こさず、結晶性成分を全くもたないものである。なお、本発明でいう結晶性とは、DSC法によって測定された結晶性を意味する(JIS K7121)。
(B)グラフト共重合体は、共役ジエン系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる。
共役ジエン系ゴム粒子の調製に用いられる共役ジエンは、共役2重結合を有するオレフィン類であり、例えば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられる。
(B)グラフト共重合体における共役ジエン系ゴム成分の割合は、40〜90重量%であるのが好ましい。
(C)グラフト共重合体は、アクリル系ゴム粒子に、(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる。
アクリル系ゴム粒子は、アクリル酸エステルを重合することにより得られる。アクリル酸エステルとしては、アルコール成分の炭素数2〜8を有するものが好適であり、例えばエチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等が挙げられる。
(D)熱可塑性ポリエステル系エラストマーとしては、例えば好適には下記一般式(1)または(2)
を含んでなる。
共役ジエン系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる(B)グラフト共重合体、アクリル系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる(C)グラフト共重合体および(D)熱可塑性ポリエステル系エラストマーからなる群から選ばれた少なくとも1種類以上7〜30重量%と、
を含んでなる。なお、(E)成分を配合した本発明の樹脂組成物は、先に説明した樹脂組成物に比べて(A)成分の配合割合が少ないが、これは耐ストレスクラック性を得ることを主要目的として想定しているからである。逆に言えば、耐ストレスクラック性以外のシートの性質をそれほど望まない場合は、(A)成分を0.1〜95重量%に設定してもよい。
このような添加剤としては、例えば難燃剤、離型剤、耐候性安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、熱安定剤、滑剤、着色剤、界面活性剤、補強剤、充填剤等が挙げられる。なお、加工性を向上させることを目的として滑剤を配合することが好ましい。滑剤としては、炭化水素系(低分子ポリエチレン、パラフィン)、脂肪酸系(ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、複合型ステアリン酸、オレイン酸)、脂肪族アルコール系、脂肪族アマイド系(ステアロアミド、オキシステアロアミド、オレイルアミド、エルシルアミド、リシノールアミド、ベヘンアミド、メチロールアミド、メチレンビスステアロアミド、メチレンビスステアロベヘンアミド、高級脂肪酸のビスアミド酸、ステアロアミド、複合型アミド)、脂肪族エステル系(n−ブチルステアレート、メチルヒドロキシステアレート、多価アルコール脂肪酸エステル、飽和脂肪酸エステル、エステル系ワックス)、脂肪酸金属石鹸系族等を用いることができる。好ましくは、炭化水素系、脂肪族エステル系であり、より好ましくは脂肪族エステルである。
各種特性の測定方法について説明する。
(1)ロール作業性試験
配合物をロール表面温度190℃の8インチのテストロール装置にて混練して作業性を試験した。
〇:問題なく混練作業ができ、シートが得られた。
△:シートが得られたものの、ベタツキが発生し作業が困難であった。
×:結晶化がおき、シートが白濁化し製品を得ることができなかった。
樹脂組成物(ペレット)を長さ150mm、巾25mm、厚さ4mmの樹脂板を下記の射出条件にて射出成形し、金型からの剥離性について試験を行った。
日精樹脂工業株式会社製 FS−120
成形温度:250℃、260℃、280℃
射出速度:55mm/秒
射出圧力:800kg/cm2
保持圧力:600kg/cm2
射出時間:8秒
冷却時間:45秒
ロール試験の際、5分ごとに、ロールの金属表面状態を観察した。
JIS K7110に準拠した。
射出成形によって、長さ:6.35mm、巾:12.7mm、厚さ:6.4mmの試験片を作成し評価した。(ノッチ有り)
JIS K7113に準拠した。
射出成形によって厚さ1.0mmの1号ダンベルの試験片を作成し、温度23℃および相対湿度50%(促進試験前)と、温度60℃、相対湿度95%、7日間放置(促進試験後)とで評価した。
所定量の樹脂配合物をカレンダー加工して、厚み0.2mmのフィルムを作成した。このシートを温度60℃、相対湿度95%、7日間の環境に放置した後、MDF(中密度ファイバーボード)に以下の方法でラミネートした。すなわち、含水率5〜15%のMDF:長さ240mm×幅1200mm×厚さ18mm(スターウッド:北新合板製)にエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする二液硬化型接着剤をロールコーティング方式で約140g/mm2の量で塗布した後、フィルムをラミネートしてその後1〜5kg/cm2の圧力で約12時間圧締、養生した。
折り曲げ部分の外観を観察した。○を「異常なし」、×を「割れが発生」とした。
下記例では、次の各種樹脂のいずれかを使用した。
製造会社:イーストマン・ケミカル社製
商品名:KODAR PETG 6763(PET−G)
組成:コポリマータイプ
グリコール成分:エチレングリコール70モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール30モル%
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
結晶成分:0%
結晶融解熱:完全非晶性であるため測定不可
製造会社:ユニチカ
商品名:MA−2101(A−PET)
組成:ホモタイプ
グリコール成分:エチレングリコール
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
結晶成分:一部有する
(i)
製造会社:鐘淵化学工業
商品名:カネエース B−28
組成:メタクリル酸エステル・スチレン/スチレン・ブタジエンゴムグラフト共重合体
ゴム粒子径:0.1〜0.5μm
(ii)
製造会社:鐘淵化学工業
商品名:カネエース B−56
組成 :メタクリル酸エステル・スチレン/ブタジエンゴムグラフト共重合体 ゴム粒子径:0.1〜0.5μm
製造会社:鐘淵化学工業
商品名:カネエース FM
組成:メタクリル酸エステル・アクリロニトリル/ブチルアクリレート(アクリル系ゴム)グラフト共重合体
ゴム粒子径:0.05〜0.1μm
(i)
製造会社:旭化成工業
商品名:アサフレックス 810
組成:スチレン/ブタジエンブロック共重合体
スチレン含有量 78%
数平均分子量 13万
(ii)
製造会社:旭化成工業
商品名 :タフプレン125
組成 :スチレン/ブタジエンブロック共重合体
スチレン含有量 40%
数平均分子量 8万
(i)
製造会社:石原産業
商品名:CR90
組成:ルチル型酸化チタン
(ii)
製造会社:三井化学
商品名:W−4051
組成:酸化型ポリエチレンワックス
得られた試験結果を表1および2に示す。
使用ミキサー:東洋精機製作所製ラボプラストミルR−30タイプ
サンプル量:33g
試験温度:160℃
試験回転数:50.0rpm
予熱時間:120秒
本例における各種特性の測定方法について説明する。
(1)ロール作業性試験
例1に準じた。
(2)金型汚染試験
例1に準じた。
(3)アイゾット衝撃試験
例1に準じた。
(4)引張強度、伸び
例1に準じた。
(5)ヘーズ(曇価)試験
JIS K7105に準拠した。
試験片の厚さは1mmで評価した。
(6)Vカット適性試験
例1に準じた。
(7)折り曲げ白化性試験
上記(6)Vカット性試験で折り曲げ部分の外観の白化を観察した。○を「白化なし」、△を「濃色は白化する、薄いグレー等の淡白色は白化なし」とした。
本例では、次の各種樹脂のいずれかを使用した。
製造会社:イーストマン・ケミカル社製
商品名:KODAR PETG 6763(PET−G)
組成:コポリマータイプ
グリコール成分:エチレングリコール70モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール30モル%
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
結晶成分:0%
結晶融解熱:完全非晶性であるため測定不可
製造会社:東レ・デュポン社製
商品名:ハイトレル 4057、2551
組成:化学構造はハードセグメント(PBT)とソフトセグメント(ポリエーテル)との共重合体
製造会社:鐘淵化学工業
商品名:カネエース B−56
組成 :メタクリル酸エステル・スチレン/ブタジエンゴムグラフト共重合体
ゴム粒子径:0.1〜0.5μm
製造会社:鐘淵化学工業
商品名:カネエース FM
組成:メタクリル酸エステル・アクリロニトリル/ブチルアクリレート(アクリル系ゴム)グラフト共重合体
ゴム粒子径:0.05〜0.1μm
製造会社 ヘンケルジャパン
商品名 ロキシオール G−78
組成 金属石鹸および高分子量エステルの混合物
(i)PVCシート
製造会社 理研ビニル工業製
商品名 W500
組成 ポリ塩化ビニル樹脂
(ii)PPシート
製造会社 理研ビニル工業製
商品名 〇W
組成 ポリプロピレン樹脂
(iii)PEシート
製造会社 理研ビニル工業製
商品名 TPN
組成 ポリエチレン樹脂
下地層として、カレンダー製造機で厚さ80μmの樹脂シートを製造し(配合は例21と同じ)、酸化チタンと有機顔料で着色し、その上面に印刷層1.5±0.5μm(日本デコール(株)木目調)を設けた。印刷層が硬化した後、この印刷層の上面に溶剤タイプ2液型接着剤(東洋モートン(株)AD527/CATHY−92)をグラビア塗工方式で塗布した。塗布した後乾燥炉にて溶剤を蒸発飛散させて接着層(厚さ2.5±0.5μ)を設けた。なお、乾燥炉は75℃〜85℃に設定したフローティング方式の乾燥ゾーンを設けたものであり、ここに樹脂シートを18秒〜22秒通過させた。接着層が乾燥した後、上地層である厚さ80μmの例21の樹脂シートを重ねて金属ロールで熱融着した。
その後シートは巻き取り、接着剤を養生させる為に室温40±2℃で72時間放置した後製品とした。得られた積層化粧シートの折り曲げ白化性およびVカット適性を調べた。結果を表6に示す。
例30〜34は、下記の通り下地層を変更して上記例16と同じテストを行った。
なお例31は印刷層を設けることなく、着色した化粧シートのテストである。
上地層 厚さ80μm、例21の配合、原色
印刷層 下地層に木目調の印刷
下地層 厚さ80μm、例26の配合に着色(酸化チタン、有機顔料等で調色)
上地層 厚さ80μm、例21の配合、着色
下地層 厚さ80μm、例26の配合、着色
(酸化チタン、有機顔料等で調色)
上地層 厚さ80μm、例21の配合、原色
印刷層 下地層に木目調の印刷
下地層 厚さ80μm、理研ビニル工業(株)製(PVCシート、W500 着色品)
上地層 厚さ80μm、例21の配合、原色
印刷層 下地層に木目調の印刷
下地層 厚さ80μm、理研ビニル工業(株)製(PPシート、OW 着色品)
上地層 厚さ80μm、例21の配合、原色
印刷層 下地層に木目調の印刷
下地層 厚さ80μm、理研ビニル工業(株)製(PEシート、TPN 着色品)
例29〜34で得られた結果を表6に示す。
例35と例36は積層シートの例30と例34の同じ材質を用い、上地と下地を反対にし、さらに、上地を原色、下地を着色した化粧シートを積層した比較例である。積層の方法、および試験方法は前記例29と同じである。
上地層 厚さ80μm、例26の配合、原色
印刷層 下地層に木目調の印刷
下地層 厚さ80μm、例21の配合、着色
上地層 厚さ80μm、理研ビニル工業(株)製(PEシート、TPN原色)
印刷層 下地層に木目調の印刷
下地層 厚さ80μm、例21の配合、着色
例35〜36で得られた結果を表7に示す。
下記に示す材料を用い、かつ表8〜11に示す配合において、(1)転写箔/(2)0.2mm厚ポリエステルシート/(3)0.15mm厚ポリエステルシートをそれぞれ調製し、(1)(2)(3)の順番で積層し、これらを150℃〜160℃の金属鏡面ロールにて40秒間熱融着した(ニップ圧:2.0kg/cmドラム回転速度:2.0(m/分)、ドラム円周:2.0m)。なお、ポリエステルシートは、Tダイ押出し機で所望の厚さに成膜したものである。
次に積層されたシートを、メンブレンプレス機(機種名:KT−M−139、製造会社名:ベンホーナー)により下記の被着体に貼り合わせた。貼り合わせ条件は、プレス温度設定:top/bottom=110℃/80℃、プレス時間設定:予熱/加圧=60秒/60秒、圧力:4kg/cm2とした。
被着体(MDF)は、針葉樹もしくはラワン材等の木材のチップを細かくくだき、プレスして固めた合板である。その被着体をシステムキッチン等に組み込まれる扉の形状にカット(サイズ150mm×200mm程度、厚み18mm程度)さらに曲面加工(3R〜10R程度)に施してある。天面には装飾の溝が彫りこまれた(ルーターと呼称)ものである。
なお、貼り合わせの前に、この扉形状のMDF表面に例えばウレタン系の接着剤(ヘンミィティン社製接着剤商品名:34333と、同社製硬化剤商品名:ハードナーDとを、重量比として100:5で混合したもの)を施しておいた。
(1)転写箔 品名:京阪尾池転写社製UV−03
タイプ:アクリル系転写箔、12μm厚
(A)完全非晶性ポリエステル系樹脂
製造会社:イーストマン・ケミカル社製
商品名:KODAR PETG 6763(PET−G)
組成:コポリマータイプ
グリコール成分:エチレングリコール70モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール30モル%
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
結晶成分:0%
結晶融解熱:完全非晶性であるため測定不可
製造会社:鐘淵化学工業
商品名:カネエース B−56
組成 :メタクリル酸エステル・スチレン/ブタジエンゴムグラフト共重合体(MBS)
ゴム粒子径:0.1〜0.5μm
製造会社:東レ・デュポン社製
商品名:ハイトレル2551(ハイトレル)
組成:化学構造はハードセグメント(PBT)とソフトセグメント(ポリエーテル)との共重合体
(i)
製造会社:イーストマン・ケミカル社製
商品名:EASTER PCTG 5445(PCTG)
組成:コポリマータイプ
テレフタル酸100モル%、エチレングリコール42〜32モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール58〜68モル%からなるグリコール変性ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
結晶成分(結晶化度):微量
結晶融解熱:2.6(cal/g)
(ii)
製造会社:イーストマン・ケミカル社製
商品名:THERMX PCTA 6761(PCTA)
組成:コポリマータイプ
ジカルボン酸成分として1〜50モル%のイソフタル酸および50〜99モル%のテレフタル酸からなり、好ましくは1〜25モル%のイソフタル酸および75〜99モル%のテレフタル酸からなる酸変性ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート
結晶融解熱:5.5(cal/g)
製造会社:理研ビニル工業社製
商品名:RIVESTAR SET351 FZ13359
組成:コポリマータイプ
結晶成分(結晶化度):0%
・透明性:目視により判定した。判定レベルは、○:透明性良好、△:僅かな白濁、×:白濁である。
・鉛筆硬度試験:JIS K5400に準ずる(荷重:200g)
・洗剤によるストレスクラック試験:成形したサンプルに台所洗剤(花王社製商品名マジックリン)を十分塗布し、常温にて24時間放置後、50℃×90分間、さらに0℃×90分間の環境に保管した後、成形品表面のクラックの有無を目視して判定した。判定レベルは、○:クラック無し、△:僅かなクラックあり(約1〜10本)、×:多数のクラックあり(10本以上)、××:全面にクラックが発生である。結果を表8〜11に示す。
Claims (8)
- (A)ジカルボン酸成分がテレフタル酸であり、かつジオール成分がエチレングリコール60〜80モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール20〜40モル%である完全非晶性ポリエステル系樹脂50〜99.9重量%および(D)熱可塑性ポリエステル系エラストマー0.1〜50重量%を含む組成物に、さらに滑剤として金属石鹸を加え、得られた成形材料をカレンダー製造機により製膜して得られる
メンブレンプレス成形、真空プレス成形、または圧空プレス成形用樹脂シート。 - 滑剤として金属石鹸および高分子量エステルを加える請求項1に記載の樹脂シート。
- 着色および/または表面に印刷が施されている請求項1または2に記載の樹脂シート。
- 請求項1または2に記載のシートを2層以上積層して得られる積層樹脂シート。
- 請求項3に記載のシートを2層以上積層して得られる積層樹脂シート。
- 上地として請求項1または2に記載の樹脂シートを用い、下地として請求項3に記載の樹脂シートを用い、両者を積層して得られた積層樹脂シート。
- 上地として請求項1から3のいずれか1項に記載の樹脂シートを用い、下地として熱可塑性樹脂シートを用い、両者を積層して得られた積層樹脂シート。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の樹脂シートを用いて得られた化粧シート。
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