JP4643975B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、Cu配線とポーラスlow−k膜を用いた半導体装置の製造方法に関するものである。
近年、半導体集積回路(LSI)の高集積化、及び高性能化に伴って新たな微細加工技術が開発されている。化学機械研磨(ケミカル・メカニカル・ポリッシング:chemical mechanical polishing:CMP)法もその一つであり、LSI製造工程、特に多層配線形成工程における層間絶縁膜の平坦化、金属プラグ形成、或いは埋め込み工程において頻繁に利用されている技術である(例えば、特許文献1参照)。
特に、最近はLSIの高速性能化を達成するために、配線技術を従来のアルミ(Al)合金から低抵抗のCu或いはCu合金(以下、まとめてCuと称する。)に代える動きが進んでいる。Cuは、Al合金配線の形成において頻繁に用いられたドライエッチング法による微細加工が困難であるので、溝加工が施された絶縁膜上にCu膜を堆積し、溝内に埋め込まれた部分以外のCu膜をCMPにより除去して埋め込み配線を形成する、いわゆるダマシン(damascene)法が主に採用されている(例えば、特許文献2参照)。Cu膜はスパッタ法などで薄いシード層を形成した後に電解めっき法により数100nm程度の厚さ(例えば、300nm〜1000nm)の積層膜で形成されることが一般的である。
さらに、最近は層間絶縁膜として比誘電率の低いlow−k膜を用いることが検討されている。すなわち、比誘電率kが、約4.2のシリコン酸化膜(SiO膜)から比誘電率kが例えば3.5以下のlow−k膜を用いることにより、配線間の寄生容量を低減することが試みられている。また、比誘電率kが2.5以下のlow−k膜材料の開発も進められており、これらは材料中に空孔が入ったポーラス材料となっているものが多い。このようなlow−k膜(若しくはポーラスlow−k膜)とCu配線を組み合わせた多層配線構造を有する半導体装置の製造方法は次のようなものである。
図11は、従来のlow−k膜とCu配線を組み合わせた多層配線構造を有する半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図11では、デバイス部分等の形成方法は省略している。
図11(a)において、シリコン基板による基体200上に化学気相成長(CVD)等の方法により第1の絶縁膜221を成膜する。
図11(b)において、フォトリソグラフィ工程及びエッチング工程により、Cu金属配線或いはCuコンタクトプラグを形成するための溝構造(開口部H)を第1の絶縁膜221に形成する。
図11(c)において、第1の絶縁膜221上にバリアメタル膜240、Cuシード膜及びCu膜260をかかる順序で形成して、150℃から400℃の温度で約30分間アニール処理する。
図11(d)において、Cu膜260とバリアメタル膜240をCMPにより除去することにより、溝である開口部HにCu配線を形成する。
図11(e)において、前記Cu膜260表面に還元性プラズマ処理を施した後に第2の絶縁膜281を成膜する。
さらに、多層Cu配線を形成する場合は、これらの工程を繰り返して積層していくのが一般的である。ここで、第1の絶縁膜221と第2の絶縁膜281の大半がlow−k膜となる。
前記開口部を形成した際に、開口部底部を酸化させたり、不活性ガスのプラズマに晒すとする技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。また、フッ素がドープされた絶縁膜にCu配線となるCuを堆積後に水素プラズマに晒し、Cu表面のフッ素濃度を下げる技術が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
また、Cu配線を形成する場合に、ポーラスlow−k膜を絶縁膜として用いた場合に、low−k膜中にボイドが発生することが文献に開示されている(例えば、非特許文献1,2参照)。
米国特許番号4944836 特開平2−278822号公報 特開2003−224185号公報 特開2003−273212号公報 ‘CVD Barriers for Cu with Nanoporous Ultra Low−K:Integration and Reliability’,IITC2002、pp21−23 ‘Voiding in Ultra Porous Low−k Materials,Proposed Mechanism,Detection and Possible Solutions’,IITC2002,pp236−238
図12は、low−k膜中にボイドが発生する様子を示す図である。
図12では、図11における第1の絶縁膜は、下地CVD膜となるSiC膜212とポーラスlow−k膜220とキャップCVD膜となるSiO膜222とにより構成される。また、Cu膜260とSiO膜222の上には、Cu膜260の拡散防止膜となるSiC膜275が形成され、その上にlow−k膜280が形成されている。ここで、ポーラスlow−k膜を絶縁膜として用いる場合は、図11(c)において、Cuめっきアニール後にポーラスlow−k膜220中にボイド210が発生する問題が頻繁に起こった。
本発明は、上述した問題点を克服し、絶縁膜中にボイドを生じさせないようにすることを目的とする。
本発明の半導体装置の製造方法は、
基体上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
レジスト膜をマスクとして用いて、前記絶縁膜をフッ素(F)系のガスを用いてエッチングするエッチング工程と、
前記エッチング工程の後、前記レジスト膜を剥離する前に前記絶縁膜をエーテル系の薬剤からなるフッ素除去剤雰囲気に晒す曝露工程と、
前記曝露工程の後、前記レジスト膜を剥離する工程と、
前記レジスト膜を剥離する工程の後、前記エッチングされた領域に導電性材料を堆積させる堆積工程と、
を備えたことを特徴とする。
後述するように、絶縁膜中に発生するボイドは、エッチング工程において用いられるフッ素(F)系のガスに起因して発生する。そこで、前記エッチング工程の後、前記絶縁膜をフッ素除去剤雰囲気に晒すことにより、前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系のガスを除去することができる。また、後述するように、かかるボイドは、フッ素(F)系のガスに起因して導電性材料を堆積させる工程の中で発生する。よって、エッチング工程において用いられるフッ素(F)系のガスに起因して前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分を除去することにより、その後の導電性材料を堆積させる工程の中でボイドを発生させないようにすることができる。
さらに、本発明における前記絶縁膜形成工程において、多孔質材料を用いることを特徴とする。
多孔質材料を絶縁膜に用いる場合に、前記ボイドの発生が多発するため、絶縁膜に多孔質材料を用いる場合に特に有効である。
さらに、本発明における前記堆積工程において、めっき法を用いて前記導電性材料を堆積させることを特徴とする。
後述するように、めっき法を用いて前記導電性材料を堆積させる場合に、めっき液の水分がボイドの発生に影響するため、本発明は、前記堆積工程において、めっき法を用いて前記導電性材料を堆積させる場合に特に有効である。
さらに、本発明における前記曝露工程において、大気圧より低い圧力環境で、前記基体を150℃以上に加熱することを特徴とする。
大気圧より低い圧力環境で、前記基体を150℃以上に加熱することにより、前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分をより除去することができる。
ここで、本発明における前記エッチング工程において、大気圧より低い圧力環境でエッチングを行ない、
さらに、本発明における前記曝露工程において、前記エッチング工程後に大気開放させることなく前記絶縁膜をフッ素除去剤雰囲気に晒すことを特徴とする。
記エッチング工程後に大気開放させることなく前記絶縁膜をフッ素除去剤雰囲気に晒すことにより、前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分と大気中の水分とを反応させないようにすることができる。よって、前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分をより除去することができる。
そして、前記絶縁膜形成工程において、塗布法により前記多孔質材料を用いた絶縁膜を形成すると有効である。
さらに、前記多孔質材料として、MSQ(methyl silsequioxane)とHSQ(Hydrogen Silsesquioxane)とポリマーとのいずれかを用いると有効である。
或いは、前記絶縁膜形成工程において、化学気相成長(CVD)法により、前記多孔質材料として、炭酸化シリコン(SiOC)を用いた絶縁膜を形成するようにしても有効である。
また、前記エッチング工程において、フッ素(F)系のガスとして、フルオロカーボン(CF)もしくはCを用いると有効である。
CFもしくはCを用いた場合に生じるフッ素(F)系の成分が前記絶縁膜中に残留するためにボイドが生じることから、前記エッチング工程において、CFもしくはCを用いた場合に本発明は、特に有効である。
そして、前記堆積工程において、前記導電性材料として、めっき法を用いて銅(Cu)を堆積させると有効である。
Cuを堆積させる手法としてめっき法を用いる際のめっき液が、前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分と反応することから、前記堆積工程において、前記導電性材料として、めっき法を用いて銅(Cu)を堆積させる場合に本発明は、特に有効である。
以上説明したように、本発明によれば、ボイドの発生原因となる前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分を前記フッ素(F)系の成分が反応する前に除去することができるので、前記絶縁膜中のボイドの発生を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における半導体装置の製造方法の要部を表すフローチャートである。
図1において、本実施の形態では、絶縁膜形成工程として、SiC膜を形成するSiC膜形成工程(S102)、多孔質の絶縁性材料を用いたlow−k膜を形成するlow−k膜形成工程(S104)、low−k膜表面をプラズマ処理するヘリウム(He)プラズマ処理工程(S106)、SiO膜を形成するSiO膜形成工程(S108)と、開口部を形成する開口部形成工程(S110)と、フッ素を除去するフッ素除去工程(S112)と、アッシング工程(S114)と、導電性材料を堆積させる導電性材料堆積工程として、バリアメタル膜形成工程(S116)、シード膜形成工程(S118)、電解めっき工程(S120)と、平坦化工程(S122)という一連の工程を実施する。
図2は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図2では、図1のSiC膜形成工程(S102)から開口部形成工程(S110)までを示している。それ以降の工程は後述する。
図2(a)において、SiC膜形成工程として、基体200上に、CVD法によって、SiCを用いた膜厚25nmの下地SiC膜を堆積し、SiC膜212を形成する。ここでは、CVD法によって成膜しているが、その他の方法を用いても構わない。SiC膜212は、エッチングストッパとしての機能も有する。SiC膜を生成するのは難しいためSiC膜の代わりに炭酸化シリコン(SiOC)膜を用いても構わない。或いは、炭窒化シリコン(SiCN)膜、窒化シリコン(SiN)膜を用いることができる。基体200として、例えば、直径300ミリのシリコンウェハ等の基板を用いる。ここでは、デバイス部分の形成を省略している。基体200には、金属配線またはコンタクトプラグ等、デバイス部分が形成された層が形成されていても構わない。或いは、その他の層が形成されていても構わない。
図2(b)において、low−k膜形成工程として、基体200の上に形成された前記SiC絶縁膜形成工程により形成されたSiC膜212の上に多孔質の絶縁性材料を用いたlow−k膜220を200nmの厚さで形成する。low−k膜220を形成することで、比誘電率kが3.5よりも低い層間絶縁膜を得ることができる。low−k膜220の材料としては、例えば、多孔質のメチルシルセスキオキサン(methyl silsequioxane:MSQ)を用いることができる。また、その形成方法としては、例えば、溶液をスピンコートし熱処理して薄膜を形成するSOD(spin on dielectic coating)法を用いることができる。ここでは、スピナーの回転数は900min−1(900rpm)で成膜した。このウェハをホットプレート上で窒素雰囲気中150℃の温度で75秒間の第1のベークを行い、さらに250℃の温度で75秒間第2のベークを行った後、最終的にホットプレート上で窒素雰囲気中450℃の温度で10分間のキュアを行った。MSQの材料や形成条件などを適宜調節することにより、所定の物性値を有する多孔質の絶縁膜が得られる。例えば、密度が0.68g/cmで比誘電率kが1.8、空孔率が55%、ヤング率が1.6GPa、硬度が0.18GPa物性値を有するlow−k膜220が得られる。low−k膜のSiとOとCの組成比は、Siが30%、Oが53%、Cが17%とする。
そして、Heプラズマ処理工程として、このlow−k膜220表面をCVD装置内でヘリウム(He)プラズマ照射によって表面改質する。Heプラズマ照射によって表面が改質されることで、low−k膜220とlow−k膜220上に形成する後述するキャップ膜としてのCVD−SiO膜222との接着性を改善することができる。ガス流量は1.7Pa・m/s(1000sccm)、ガス圧力は1000Pa、高周波パワーは500W、低周波パワーは400W、温度は400℃とした。キャップCVD膜をlow−k膜上に成膜する際は、low−k膜表面にプラズマ処理を施すことがキャップCVD膜との接着性を改善する上で有効である。プラズマガスの種類としてはアンモニア(NH)、亜酸化窒素(NO)、水素(H)、He、酸素(O)、シラン(SiH)、アルゴン(Ar)、窒素(N)などがあり、これらの中でもHeプラズマはlow−k膜へのダメージが少ないために特に有効である。また、プラズマガスはこれらのガスを混合したものでも良い。例えば、Heガスは他のガスと混合して用いると効果的である。
図2(c)において、SiO膜形成工程として、前記Heプラズマ処理を行った後、キャップ膜として、CVD法によってlow−k膜220上にSiOを膜厚50nm堆積することで、SiO膜222を形成する。SiO膜222を形成することで、直接リソグラフィを行うことができないlow−k膜220を保護し、low−k膜220にパターンを形成することができる。かかるキャップCVD膜は、SiO膜、SiC膜、SiOC膜、SiCN膜などがあるが、ダメージ低減の観点からはSiO膜が優れ、低誘電率化の観点からはSiOC膜が、耐圧向上の観点からはSiC膜やSiCN膜が優れている。さらに、SiO膜とSiC膜の積層膜、もしくはSiO膜とSiCO膜の積層膜、もしくはSiO膜とSiCN膜の積層膜を用いることができる。さらにキャップCVD膜の一部、もしくは全てが後述する平坦化工程においてCMPにより除去されても良い。キャップ膜を除去することで誘電率をさらに低減することができる。キャップ膜の厚さとしては10nmから150nmが良く、10nmから50nmが実効的な比誘電率を低減する上で効果的である。
以上の説明において、下層配線における層間絶縁膜は、比誘電率が3.5以下のlow−k膜でなくても構わないが、low−k膜(特に、ポーラスlow−k膜)を含む場合に特に有効である。比誘電率が3.5以下の低誘電率絶縁膜としてlow−k膜を一部に形成することで、半導体装置の微細化を図ることができる。low−k膜の種類としては、塗布されることにより形成されるMSQやHSQ(Hydrogen Silsesquioxane)、ポリマー、CVDにより形成されるSiOC系やポリマーのいずれも用いることができる。特に、空孔率が高いMSQ系のlow−k膜に対して有効である。また、low−k膜の比誘電率は3.0以下のもの、特に2.6以下のものに対して有効である。また、CVD膜とスピン塗布膜を比較した場合、特にスピン塗布膜に対して有効である。前記low−k膜の膜厚としては、100nmから1000nmの範囲であることが望ましい。前述のMSQ膜の組成としては、珪素の濃度は20%から40%、炭素の濃度は10%から30%、酸素の濃度は40%から60%が望ましい。
図2(d)において、開口部形成工程として、リソグラフィ工程とドライエッチング工程でダマシン配線を作製するための配線溝構造である開口部150をSiO膜222とlow−k膜220と下地SiC膜212内に形成する。図示していないレジスト塗布工程、露光工程等のリソグラフィ工程を経てSiO膜222の上にレジスト膜が形成された基体200に対し、露出したSiO膜222とその下層に位置するlow−k膜220を、下地SiC膜212をエッチングストッパとして異方性エッチング法により除去し、その後、下地SiC膜212をエッチングして開口部150を形成すればよい。異方性エッチング法を用いることで、基体200の表面に対し、略垂直に開口部150を形成することができる。例えば、一例として、反応性イオンエッチング法により開口部150を形成すればよい。
図3は、エッチング装置の構成の一例を示す概念図である。
図3において、装置300では、チャンバ306の内部にて下部電極302の上に半導体基板としての基板100を設置する。基板100は下部リング309の内側に設置する。そして、上部リング308内のガス噴出し板305からチャンバ306の内部にエッチングガスとなる混合ガスを供給し、真空ポンプ307により所定のチャンバ内圧力になるように真空引きされたチャンバ306の内部の上部電極301と下部電極302との間に高周波電源となる上部RF電源303を用いてプラズマを生成させる。一方、下部RF電源304を用いてイオンエネルギーを制御する。このように、プラズマを生成するRF電源とイオンエネルギーを制御するRF電源とが独立した方式のエッチング装置が望ましい。プラズマ生成するRF電源とイオンエネルギーを制御するRF電源が独立しない平行平板型RIE(ウェハが載置される側にのみRF電源がある)ではエッチレートを増加させるためにRFパワーを上げるとイオンエネルギーも上がるために選択比を確保することが困難であるが、独立した装置ではプラズマ生成のRFパワーを増加し、イオンエネルギー制御をおこなうRFパワーを抑えることにより容易に選択比を確保することが可能となる。ここでは、ポーラスlow−k膜のドライエッチング加工の際は、CF/N/Arガスをチャンバ内圧力3.325Pa(25mTorr)で用いた。SiCのドライエッチング加工の際は、同じCF/N/Arガスをチャンバ内圧力5.32Pa(40mTorr)で用いた。また、所定のプラズマ電力とバイアス電力になるように設定する。
ここでは、ドライエッチ装置として、東京エレクトロンのTelius SCCMを用いた。
そして、曝露工程の一例であるフッ素除去工程として、ドライエッチング後、真空を保って他のチャンバにウェハを移し、そこで、フッ素除去剤雰囲気にポーラスlow−k膜220を晒し、フッ素除去剤によってポーラスlow−k膜220中に残留するフッ素系のドライエッチガス成分を除去した。その際に、ウェハは350℃に加熱した。フッ素除去剤を用いてポーラスlow−k中に残留するドライエッチガスの成分を除去する際に、基板温度は、真空中で150℃以上に加熱することが望ましい。250℃以上に加熱することがさらに望ましい。また、チャンバ内圧力は、1.33×10−2Pa(1×10−4Torr)以下が望ましい。
フッ素除去剤を用いてポーラスlow−k中に残留するドライエッチガスの成分を除去する際に、ドライエッチを行う真空チャンバと接続された真空チャンバ内で行うことがフッ素除去効果を高める観点から望ましい。フッ素の残留量はTDS(熱脱離分析)によって分析することが可能である。フッ素の脱離量をTDSによって分析すると、2分間の熱処理によって低下した。ここで、参照実験のために、この処理を行わなかったウェハも準備した。ここで、フッ素の脱離量は、1/10〜1/100程度になるまで、フッ素除去を行なうことが望ましい。1/30以下になるようにするとなお望ましい。フッ素除去剤としては、エーテル系の薬剤が望ましい。
図4は、装置の概要を説明するための概念図である。
図4において、エッチング装置500は、複数のチャンバ510,520,530を有している。カセット室550にウェハをセットし、搬送室540において、搬送ロボットが、各チャンバにウェハを搬送或いは搬出する。開口部を形成したエッチング工程と後述するフッ素除去工程とをかかるエッチング装置500内において、連続的に処理する。例えば、エッチング工程をチャンバ510にて行ない、フッ素除去工程をチャンバ520にて行なう。或いは、1つのチャンバにて、複数の工程を行っても構わない。エッチング工程と後述するフッ素除去工程とが、複数の真空チャンバを有する一つの装置内で行われることでプロセスを安定化させることができる。また、外気にウェハを晒すことなく処理するため、前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分と大気中の水分とを反応させないようにすることができる。よって、後述するフッ素除去工程において前記絶縁膜中に残留するフッ素(F)系の成分をより多く除去することができる。さらに、外気にウェハを晒すことなく処理するためパーティクルの付着を防止することができる。
図5は、フッ素除去装置の構成を示す概念図である。
図5において、フッ素除去工程では、チャンバ600の内部にて、下部電極610を兼ねた温度が350℃に制御された基板ホルダの上に基板100となる半導体基板を設置する。そして、チャンバ600の内部に上部電極620内部からガスを供給する。真空ポンプ630により1.33×10−2Pa(1×10−4Torr)のガス圧力になるように真空引きする。処理時間は2分間とした。ここでは、プラズマを用いなくてもよい。また、ここでは、プラズマを発生させる機構を有した装置を記載しているが、プラズマを用いないため装置としてプラズマを発生させる機構を有していなくてもよい。
その後、アッシング工程として、フッ素除去を行なったウェハとフッ素除去を行なっていないウェハとのそれぞれのウェハを、H/Heガスを用いて350℃でアッシングを行った。アッシングを行なうことで、開口部形成の際にマスクとして用いたレジストを剥離することができる。水素濃度は5%、圧力133Pa、RFパワーは2000W、流量は5000sccmの条件である。装置は、図3或いは図5の装置を用いればよい。ここでは、アッシング装置は芝浦製のICE−300を用いた。以下、フッ素除去を行なったウェハとフッ素除去を行なっていないウェハとのそれぞれのウェハについて同様の処理を行なった。
図6は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図6では、図1のバリアメタル膜形成工程(S116)から電解めっき工程(S120)までを示している。それ以降の工程は後述する。
図6(a)において、バリアメタル膜形成工程として、前記開口部形成工程により形成された開口部150及びSiO膜222表面にバリアメタル材料を用いたバリアメタル膜240を形成する。物理気相成長法(physical vapor deposition:PVD)法の1つであるスパッタ法を用いるスパッタリング装置内で窒化タンタル(TaN)を膜厚5nm、タンタル(Ta)膜を膜厚8nm堆積し、バリアメタル膜240を形成する。TaN膜とTa膜とを積層することで、TaN膜によりCuのlow−k膜220への拡散防止を図り、Ta膜によりCuの密着性向上を図ることができる。バリアメタル材料の堆積方法としては、原子層気相成長(atomic layer deposition:ALD法、あるいは、atomic layer chemical vapor deposition:ALCVD法)やCVD法などを用いることでPVD法を用いる場合より被覆率を良くすることができる。
前記バリアメタル膜は、Ta膜、TaN膜、もしくはその積層膜であることが望ましい。前記バリアメタル膜の成膜方法は、CVD法もしくはALD法であることが被覆性の観点から望ましいが、上述したスパッタ法などのPVD法であっても有効である。
図6(b)において、シード膜形成工程として、スパッタ等の物理気相成長(PVD)法により、次の工程である電解めっき工程のカソード極となるCu薄膜をシード膜250としてバリアメタル膜240が形成された開口部150内壁及び基体200表面に堆積(形成)させる。ここでは、シード膜250を膜厚50nm堆積させた。
図6(c)において、めっき工程として、シード膜250をカソード極として、電解めっき等の電気化学成長法によりCu膜260を開口部150及び基体200表面に堆積させる。ここでは、膜厚500nmのCu膜260を堆積させ、堆積させた後にアニール処理を250℃の温度で30分間行った。
図7は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図7では、図1の平坦化工程(S122)を示している。
図7において、平坦化工程として、CMP法によってSiO膜222の表面に堆積された導電部としての配線層となるCu膜260、シード膜250、及びバリアメタル膜240をCMP研磨により除去することにより、図7に表したような埋め込み構造を形成する。
CMP装置はオービタル方式で、ノベラスシステムズ社のMomentum300を用いた。CMP荷重は1.03×10Pa(1.5psi)、オービタル回転数は600min−1(600rpm)、ヘッド回転数は24min−1(24rpm)、スラリー供給速度は0.3L/min(300cc/分)、研磨パッドは発泡ポリウレタン製の単層パッド(ロデール社のIC1000)、CMPスラリーはCu用に砥粒フリースラリー(日立化成工業製のHS−C430−TU)、バリアメタル用にコロイダルシリカ砥粒スラリー(日立化成工業製のHS−T605−8)を用いた。Cu用のスラリーの選択比(Cu対バリアメタル)は、1000以上を有する。バリアメタル用のスラリーの選択比(Cu対バリアメタル対SiO)は、1:4:2である。上述の条件でCMPを行い、溝外部のCu膜260とバリアメタル膜240を除去してダマシンCu配線を形成した。
そして、研磨処理後、還元性プラズマ処理工程として、CVD装置内でアンモニア(NH)プラズマ処理を行なう。この処理により図7における平坦化工程でのCu−CMPの際にスラリーとの反応によって形成されたCu表面の錯体を還元し、キャップSiO膜上に存在する残留有機物を除去することができる。この処理によりCu−CMPの際にスラリーとの反応によって形成されたCu表面の錯体が還元され、キャップSiO2膜上にある残留有機物も除去されることから絶縁耐圧は改善される。前記還元性のプラズマはアンモニアプラズマ、もしくは水素(H)プラズマが効果的であり、特にアンモニアプラズマが処理装置内におけるガスの扱い易さから好ましい。
還元性プラズマ処理工程では、図示していないCVD装置内におけるチャンバの内部にて、下部電極を兼ねた温度が400℃に制御された基板ホルダの上に基体200となる半導体基板を設置する。そして、チャンバの内部に上部電極内部からガスを供給する。供給するガス流量は11.8Pa・m/s(7000sccm)とした。真空ポンプにより233Paのガス圧力になるように真空引きされたチャンバの内部の上記上部電極と下部電極との間に高周波電源を用いてプラズマを生成させる。高周波パワーは560W、低周波パワーは250W、処理時間は10秒とした。
図8は、ボイドが発生する過程を説明するための図である。
図8(a)に示すように、配線溝となる開口部150を形成する際に、エッチング工程において用いられるフッ素(F)系ガス214が、ポーラスlow−k膜220中に残留してしまう。そして、F系ガス214が、ポーラスlow−k膜220中に残留した状態で、処理を進め、図8(b)に示すように、Cu膜260をめっき法により堆積させると、めっき液中の水分子(HO)、或いは洗浄などのウエット工程におけるHOが、ポーラスlow−k膜220中に入り込み、フッ素(F)系ガス214のFと反応してフッ酸(HF)216を生成する。さらに、図8(c)に示すように、めっき後のアニール処理において、加熱され、HFガスになってポーラスlow−k膜220を侵食しながらHF216が蒸発して、蒸発したことにより空孔となった部分にボイド210が形成されるというメカニズムである。また、ハードマスクプロセスよりは、ポーラスlow−k膜がレジストアッシングのダメージに曝されるレジストマスクプロセスでより発生しやすい。
図9は、実施の形態1によりボイドを抑制する過程を説明するための図である。
図9(a)に示すように、配線溝となる開口部150を形成する際に、エッチング工程において用いられるフッ素(F)系ガス214が、ポーラスlow−k膜220中に残留してしまうことは同様である。ここで、F系ガス214が、ポーラスlow−k膜220中に残留した状態で、処理を進めずに、図9(b)に示すように、フッ素除去工程により、ポーラスlow−k膜220中に残留したF系ガス214を除去する。よって、図9(c)に示すように、めっきやアニール処理において、加熱されてもボイドの原因となるHFが生じないのでボイドの発生を抑制することができる。
図10は、多層配線化させる場合の半導体装置の断面図である。
次の層における第2の絶縁膜形成工程の一部であるSiC膜形成工程として、還元性プラズマ処理した同じCVD装置内で400℃の温度で30nmの膜厚のSiC膜275を形成する。SiC膜275は拡散防止膜の働きがあり、このSiC膜275を形成することで、Cuの拡散を防止することができる。かかるCVD法で形成されるSiC膜275の他に、SiCN膜、SiCO膜、SiN膜、SiO膜を用いることができる。そして、low−k膜形成工程として、図2(b)で説明した工程と同様に、SiC膜275の上にSiC膜275よりも比誘電率の低い低誘電率膜である、多孔質の絶縁性材料を用いたlow−k膜280を形成する。ポーラスlow−k膜280と下地拡散防止絶縁膜となるSiC膜275との接着性を向上するためには、ポーラスlow−k膜280を形成する前にArスパッタを行うことが効果的である。スパッタ量は1〜3nmで十分な効果が得られる。以降、多層配線を必要に応じ順次形成していけばよい。
これらフッ素除去を行なったウェハとフッ素除去を行なっていないウェハとの2種類のウェハに保護膜とパッド電極を形成して、Cu配線間の絶縁耐圧試験を行った。前述の2種類のウェハにおいて、Cu配線の幅が0.10マイクロメートル、配線間のスペースが0.10マイクロメートルの構造において絶縁耐圧を調べた。その結果、本実施の形態のフッ素除去処理を行ったウェハでは絶縁耐圧の劣化はほとんど見られなかった。99%以上の歩留りで、3MV/cm以上の耐圧があった。これに対して、前述のフッ素除去処理を行っていないウェハでは同一配線構造の絶縁耐圧が50%まで低下した。劣化したCu配線をTEMで観察した結果、図12のようにポーラスlow−k膜中にボイド210が多数見られた。一方、フッ素除去処理を行ったウェハでは図10のようにボイドは全く見られなかった。
本実験をデバイスが搭載されたウェハで実施しても同様の効果を確認することができた。1層目のCu配線層だけでなく、2層目のCu配線層においてもポーラスlow−k膜中にボイドなくCu配線を形成することができ、さらに3層目以上のCu配線層でも形成することができた。
low−k材料としては、MSQ以外にHSQ(Hydrogen Silsesquioxane)やポリマー、CVD法によるSiOCを用いてもボイドなくCu配線を形成することができた。
前記実施の形態において、比誘電率が2.6以下の場合、ポーラスlow−k膜が主流となるため、配線溝におけるlow−k膜の側壁が20nm以下の膜厚のCVD膜で被覆保護されていることが望ましい。これはポーラスlow−k膜のポアシーリングの働きがある。特に、バリアメタル膜をCVD法やALD法によって形成する場合に染み込みが無くなるために効果的である。このポアシーリングのためのCVD膜の種類としては、SiC膜、SiCH膜、SiCN膜、SiCO膜、SiN膜が望ましい。特に、低誘電率の観点からSiC膜やSiCH膜が最適である。
以上の説明において、バリアメタルとして、Ta、TaNに限らず、TaCN(炭化窒化タンタル)、WN(窒化タングステン)、WCN(炭化窒化タングステン)、TiN(窒化チタン)等の高融点金属の窒化膜或いは窒化炭素膜であっても構わない。或いはチタン(Ti)、WSiN等であっても構わない。
ここで、上記各実施の形態における配線層の材料として、Cu以外に、Cu−Sn合金、Cu−Ti合金、Cu−Al合金等の、半導体産業で用いられるCuを主成分とする材料を用いて同様の効果が得られる。
なお、多層配線構造などを形成する場合には、各図において基体200は、下層の配線層と絶縁膜とが形成されたものである。
上記各実施の形態においては、多孔質絶縁膜の材料としては、多孔質誘電体薄膜材料としてのMSQに限らず、他の多孔質無機絶縁体膜材料、多孔質有機絶縁体膜材料を用いても同様の効果を得ることができる。
特に、多孔質の低誘電率材料に上記各実施の形態を適用した場合には、上述の如く顕著な効果が得られる。上記各実施の形態において多孔質絶縁膜の材料として用いることができるものとしては、例えば、各種のシルセスキオキサン化合物、ポリイミド、炭化フッ素(fluorocarbon)、パリレン(parylene)、ベンゾシクロブテンをはじめとする各種の絶縁性材料を挙げることができる。
以上、具体例を参照しつつ各実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
例えば、各実施の形態で層間絶縁膜が形成された基体200は、図示しない各種の半導体素子あるいは構造を有するものとすることができる。また、半導体基板ではなく、層間絶縁膜と配線層とを有する配線構造の上に、さらに層間絶縁膜を形成してもよい。開口部も半導体基板が露出するように形成してもよいし、配線構造の上に形成してもよい。
さらに、層間絶縁膜の膜厚や、開口部のサイズ、形状、数などについても、半導体集積回路や各種の半導体素子において必要とされるものを適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての半導体装置の製造方法は、本発明の範囲に包含される。
また、説明の簡便化のために、半導体産業で通常用いられる手法、例えば、フォトリソグラフィプロセス、処理前後のクリーニング等は省略しているが、それらの手法が含まれることは言うまでもない。
実施の形態1における半導体装置の製造方法の要部を表すフローチャートである。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 エッチング装置の構成の一例を示す概念図である。 装置の概要を説明するための概念図である。 フッ素除去装置の構成を示す概念図である。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 ボイドが発生する過程を説明するための図である。 実施の形態1によりボイドを抑制する過程を説明するための図である。 多層配線化させる場合の半導体装置の断面図である。 従来のlow−k膜とCu配線を組み合わせた多層配線構造を有する半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。 low−k膜中にボイドが発生する様子を示す図である。
符号の説明
100 基板
150 開口部
200 基体
210 ボイド
212 SiC膜
214 F系ガス
216 HF
220,280 low−k膜
221,281 絶縁膜
222 SiO
240 バリアメタル膜
250 シード膜
260 Cu膜
277 窒化シリコン膜
300 装置
301,620 上部電極
302,610 下部電極
303 上部RF電源
304 下部RF電源
305 ガス噴出し板
306,510,520,530,600 チャンバ
307,630 真空ポンプ
308 上部リング
309 下部リング
500 装置
540 搬送室
550 カセット室

Claims (7)

  1. 基体上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    レジスト膜をマスクとして用いて、前記絶縁膜をフッ素(F)系のガスを用いてエッチングするエッチング工程と、
    前記エッチング工程の後、前記レジスト膜を剥離する前に前記絶縁膜をエーテル系の薬剤からなるフッ素除去剤雰囲気に晒す曝露工程と、
    前記曝露工程の後、前記レジスト膜を剥離する工程と、
    前記レジスト膜を剥離する工程の後、前記エッチングされた領域に導電性材料を堆積させる堆積工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記絶縁膜形成工程において、多孔質材料を用いることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記曝露工程において、大気圧より低い圧力環境で、前記基体を150℃以上に加熱することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記エッチング工程において、大気圧より低い圧力環境でエッチングを行ない、
    前記曝露工程において、前記エッチング工程後に大気開放させることなく前記絶縁膜をフッ素除去剤雰囲気に晒すことを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記多孔質材料として、MSQ(methyl silsequioxane)とHSQ(Hydrogen Silsesquioxane)とポリマーとのいずれかを用いることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記絶縁膜形成工程において、化学気相成長(CVD)法により、前記多孔質材料として、炭酸化シリコン(SiOC)を用いた絶縁膜を形成することを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記エッチング工程において、フッ素(F)系のガスとして、フルオロカーボン(CF)を用いたことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の半導体装置の製造方法。
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