JP2006147653A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006147653A
JP2006147653A JP2004332051A JP2004332051A JP2006147653A JP 2006147653 A JP2006147653 A JP 2006147653A JP 2004332051 A JP2004332051 A JP 2004332051A JP 2004332051 A JP2004332051 A JP 2004332051A JP 2006147653 A JP2006147653 A JP 2006147653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
conductive material
forming step
plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004332051A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kondo
誠一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2004332051A priority Critical patent/JP2006147653A/ja
Publication of JP2006147653A publication Critical patent/JP2006147653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemically Coating (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【目的】 選択的に拡散防止膜を形成する場合でも、配線同士間でショートが生じてしまう原因となる導電性材料の研磨残りを生じさせないようにすることを目的とする。
【構成】 基体上の開口部に形成された導電性材料膜上に前記導電性材料膜に用いる導電性材料の拡散を防止する拡散防止膜を選択的に形成する拡散防止膜形成工程(S120〜S122)と、前記拡散防止膜が形成された後、前記基体上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程(S124〜S128)と、前記絶縁膜形成工程の後、前記絶縁膜表面を研磨する平坦化工程(S130)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、Cu(銅)を含む金属配線を有する半導体装置の製造方法に関するものであり、詳しくは、金属化合物層を銅配線上に、触媒金属を用いた無電解選択めっき法により形成する半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体集積回路(LSI)の高集積化、及び高性能化に伴って新たな微細加工技術が開発されている。化学機械研磨(ケミカル・メカニカル・ポリッシング:chemical mechanical polishing:CMP)法もその一つであり、LSI製造工程、特に多層配線形成工程における層間絶縁膜の平坦化、金属プラグ形成、或いは埋め込み工程において頻繁に利用されている技術である(例えば、特許文献1参照)。
特に、最近はLSIの高速性能化を達成するために、配線技術を従来のアルミ(Al)合金から低抵抗のCu或いはCu合金(以下、まとめてCuと称する。)に代える動きが進んでいる。Cuは、従来用いられてきたAl系合金の材料と比べ、比抵抗が1.8μΩcmと低い。また、エレクトロマイグレーション耐性、ストレスマイグレーション耐性は、材料の融点と相関があるとされており、Cuの融点は、1080℃と、Al系合金の600℃の2倍近くで、高信頼性配線材料としてより優れていることが分かる。実際にCuを用いた場合エレクトロマイグレーション耐性は、アルミニウム系合金を用いた場合に比べて一桁程度高い。Cuは、Al合金配線の形成において頻繁に用いられたドライエッチング法による微細加工が困難であるので、溝加工が施された絶縁膜上にCu膜を堆積し、溝内に埋め込まれた部分以外のCu膜をCMPにより除去して埋め込み配線を形成する、いわゆるダマシン(damascene)法が主に採用されている(例えば、特許文献2参照)。Cu膜はスパッタ法などで薄いシード層を形成した後に電解めっき法により数100nm程度、例えば300nm〜1000nmの厚さの積層膜を形成することが一般的である。この際、通常、Cuの絶縁膜中への拡散を抑制するため、溝、ホール形成後、先に高融点金属、高融点金属の化合物を薄く下敷き膜として形成し、その後にCuの埋め込みを行う。このためCu溝配線形成後、溝、ホールの底面及び側面は、バリアメタルと呼ばれる前述高融点金属または、高融点金属の化合物で覆われており、Cuは側面、底面でバリアメタルと接している。
さらに、最近は層間絶縁膜として比誘電率の低いlow−k膜を用いることが検討されている。すなわち、比誘電率kが、約4.2のシリコン酸化膜(SiO)膜から比誘電率kが例えば3.5以下のlow−k膜を用いることにより、配線間の寄生容量を低減することが試みられている。また、比誘電率kが2.5以下のlow−k膜材料の開発も進められており、これらは材料中に空孔が入ったポーラス材料となっているものが多い。このようなlow−k膜(若しくはポーラスlow−k膜)とCu配線を組み合わせた多層配線構造を有する半導体装置の製造方法は次のようなものである。
図16は、従来のlow−k膜とCu配線を組み合わせた多層配線構造を有する半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図16では、デバイス部分等の形成方法は省略している。
図16(a)において、シリコン基板による基体200上にCVD(化学気層成長)等の方法により第1の絶縁膜221を成膜する。
図16(b)において、フォトリソグラフィ工程及びエッチング工程により、Cu金属配線或いはCuコンタクトプラグを形成するための溝構造(開口部H)を第1の絶縁膜221に形成する。
図16(c)において、第1の絶縁膜221上にバリアメタル膜240、Cuシード膜及びCu膜260をかかる順序で形成して、150℃から400℃の温度で約30分間アニール処理する。
図16(d)において、Cu膜260とバリアメタル膜240をCMPにより除去することにより、溝である開口部HにCu配線を形成する。
図16(e)において、前記Cu膜260表面に拡散防止膜として窒化シリコン膜277を形成した後、さらに、多層Cu配線を形成する場合は、第2の絶縁膜281を成膜する。
ここで、Cu溝配線の上面には、通常バリアメタルは形成されてこなかった。Cu溝配線の上面には、Cuの拡散を防止する膜として、上述した窒化シリコン膜277が広く用いられている。しかしながら、前述のバリアメタルと比較して、窒化シリコン膜はCuとの密着性が低く、エレクトロマイグレーション耐性、ストレスマイグレーション耐性を劣化させる要因となっている。さらに、窒化シリコンは高誘電率であるため、RC遅延(配線の電気抵抗Rと配線間の電気容量Cによる配線を伝わる電気信号の遅延)が大きくなるという問題も有している。この問題を解決するために、Cu溝配線上に密着性が良い、バリア性を有する膜を選択的に形成する方法が提案されている。このCu溝配線上への選択的高密着性のバリア膜として、無電解めっき法によるコバルトタングステン燐(CoWP)が用いられる。その他、選択CVD法によるタングステン(W)が用いられる。
図17は、従来の無電解めっき法によるCoWPを用いた配線構造を有する半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
Cu配線上への無電解めっき法によるCoWPの成膜は以下のような方法で行われている。無電解めっき法においてCoWPを金属上に成膜させるためには、この金属が触媒活性を持たなければならない。しかしながら、Cuは十分な触媒活性を有しておらず、このままでは、Cu配線上にCoWPを成膜することができない。
そこで、図17(a)において、前もって置換めっき法等により、Cu膜260表面に触媒活性の高い金属による触媒金属膜を形成することが行われている。この触媒活性の高い金属としてPd(パラジウム)が用いられている。
イオン化傾向の高い(電気化学的に卑)金属を、イオン化傾向の低い(電気化学的に貴)金属の溶液中に浸漬すると金属のイオン化傾向の差により、浸漬したイオン化傾向の高い金属表面が溶液中に溶け出だす。このとき失う電子をイオン化傾向の低い金属原子が受け取り、浸漬した金属上にイオン化傾向の低い金属原子が析出する。この置換めっきの原理により、Cu膜260上にPd膜290による触媒金属膜が形成される。
そして、図17(b)において、上述したようにCu配線表面に触媒活性の高い金属を形成することができれば、この金属により無電解めっき反応を進行させて触媒金属のある配線部上に拡散防止膜となるCoWP膜295を形成することができる。CoWP自体も、この無電解めっき反応に対して十分な触媒活性を持つため、CoWP上に継続してCoWPを成膜していくことができる。
その他、CoWPをCu表面に形成する技術に関連する技術が文献に開示されている(例えば、特許文献3参照)。また、ゲート部分でのCMP処理に関する技術が文献(例えば、特許文献4参照)に、Cu配線をシリコン含有銅配線にする技術が文献(例えば、特許文献5参照)にそれぞれ開示されている。
米国特許番号4944836 特開平2−278822号公報 特表2003−505882号公報 特開2002−110824号公報 特開2004−193544号公報
上述した置換めっき法や選択CVD法により選択的に拡散防止膜としてCoWP膜295やW膜が形成されると、例えば、10〜30nm程度の凹凸が形成され、上層配線を形成する際のCu−CMP工程においてCuの研磨残りが発生するといった問題があった。
図18は、選択的に拡散防止膜が形成された半導体装置を示す断面図である。
図18(a)において、図17(b)で示したCoWP膜295が形成された後に、多層配線化するため、ビア層を形成する状態を示している。CoWP膜295の出っ張り分、その上に形成された絶縁膜281も盛り上がり、凹凸が形成される。そして、下層配線となるCu膜260上に上層配線と接続するためのコンタクトビアを形成するが、ビアの位置は、CoWP膜295の上方となるため、絶縁膜281の凸部に開口部が形成され、そこに、バリアメタル242とCu膜262が形成される。
図18(b)において、Cu膜262とバリアメタル膜242をCMPにより除去することにより、溝である開口部にCuビアを形成する。
しかし、図18(b)に示すように、絶縁膜281の凹部に堆積したCu膜263をCMPにより除去することができず、ビア間で絶縁破壊或いはショートが生じてしまう場合があるといった問題があった。
図18(c)において、ビアがショートしていなかった場合でも、通常、ビアより幅が大きい上層配線が形成されると、研磨残りのCu膜263と上層配線のバリアメタル244が接触してしまうため、隣り合う配線同士間でショートが生じてしまうといった問題があった。ここでは、ビアとなるCuの拡散防止膜として窒化シリコン膜277を用いた。
図19は、選択的に拡散防止膜が形成された別の半導体装置を示す断面図である。
図19では、ビアとなるCuの拡散防止膜にもCoWP膜296を用いた場合を説明する。かかる場合、絶縁膜281の凹部に残ってしまったCu膜263にも置換めっきにより表面のCuがPdに置換されてしまうため、その後の無電解めっき工程によって、Cu膜263にもCoWP膜296が形成され、隣り合う配線同士間でショートが生じてしまうといった問題があった。
一方、置換めっき法や選択CVD法により選択的に形成された拡散防止膜の上に絶縁膜を形成する前に、前記拡散防止膜をCMPによって平坦化することは、拡散防止膜の膜厚が数10nmと薄いため困難であった。特に、Co系の膜は、CMPスラリーによって容易に腐食されてしまうため、CMPを行なうことによって、Co系の膜をCu上に拡散防止膜として残すこと自体が非常に困難であるといった問題があった。
本発明は、上述した問題点を克服し、選択的に拡散防止膜を形成する場合でも、配線同士間でショートが生じてしまう原因となる導電性材料の研磨残りを生じさせないようにすることを目的とする。
本発明の半導体装置の製造方法は、
基体上の開口部に形成された導電性材料膜上に前記導電性材料膜に用いる導電性材料の拡散を防止する拡散防止膜を選択的に形成する拡散防止膜形成工程と、
前記拡散防止膜が形成された後、前記基体上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
前記絶縁膜形成工程の後、前記絶縁膜表面を研磨する研磨工程と、
を備えたことを特徴とする。
前記拡散防止膜が形成された後に形成された前記絶縁膜表面を研磨することにより、その後の導電性材料を堆積させる前に前記絶縁膜表面を平坦化することができる。
さらに、本発明における前記絶縁膜形成工程において、
比誘電率が3.5以下の低誘電率絶縁材料を用いた低誘電率絶縁膜を形成する低誘電率絶縁膜形成工程と、
前記低誘電率絶縁膜上に前記低誘電率絶縁膜を覆うキャップ絶縁膜を形成するキャップ絶縁膜形成工程と、
を有し、
前記研磨工程において、前記キャップ絶縁膜表面を研磨することを特徴とする。
前記キャップ絶縁膜表面を研磨することにより、機械的強度の弱い低誘電率絶縁膜を保護することができる。
さらに、本発明における前記拡散防止膜形成工程において、
前記基体上の開口部に形成された導電性材料膜上に触媒金属膜を形成する触媒金属膜形成工程と、
前記触媒金属膜を触媒として、前記導電性材料膜上に前記導電性材料膜に用いる導電性材料の拡散を防止する拡散防止膜を選択的にめっきするめっき工程と、
を有することを特徴とする。
前記触媒金属膜を触媒として、前記導電性材料膜上に前記導電性材料膜に用いる導電性材料の拡散を防止する拡散防止膜、特に、導電性材料膜との密着性が良い拡散防止膜を選択的にめっきすることにより、導電性材料膜との密着性を向上させ、エレクトロマイグレーション耐性、ストレスマイグレーション耐性を向上させることができる。
ここで、前記触媒金属膜形成工程において、置換めっき法を用いて前記導電性材料膜表面に前記触媒金属膜を形成すると有効である。
そして、前記触媒金属膜形成工程において、前記触媒金属膜の材料として、パラジウム(Pd)と金(Au)と白金(Pt)とのいずれかを用いると特に有効である。
また、前記めっき工程において、無電解めっき法を用いて前記導電性材料膜上に前記拡散防止膜を形成すると有効である。
さらに、前記拡散防止膜形成工程において、前記拡散防止膜の材料として、コバルトタングステン燐(CoWP)とコバルトタングステンホウ素(CoWB)とニッケルタングステン燐(NiWP)とニッケルタングステンホウ素(NiWB)とのいずれかを用いると特に有効である。
前記材料のいずれかを用いることにより、導電性材料膜との密着性を向上させ、エレクトロマイグレーション耐性、ストレスマイグレーション耐性を向上させることができる。
或いは、本発明における前記拡散防止膜形成工程において、選択CVD(化学気相成長)法を用いて、前記導電性材料膜上に前記拡散防止膜を選択的に形成するようにしても有効である。
さらに、前記拡散防止膜形成工程において、前記拡散防止膜の材料として、タングステン(W)を用いると特に有効である。
さらに、本発明における前記研磨工程において、前記キャップ絶縁膜が研磨された後も所定の膜厚を有するように研磨することを特徴とする。
研磨後においても前記キャップ絶縁膜を残すように研磨することにより、直接リソグラフィを行うことができない低誘電率絶縁膜を保護し、その後に低誘電率絶縁膜にパターンを形成させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、前記絶縁膜表面を平坦化することができるので、その後に堆積させる導電性材料を研磨する場合に、かかる導電性材料の研磨残りを生じさせないようにすることができる。導電性材料の研磨残りを生じさせないようにすることができるので、配線間同士での絶縁破壊或いはショートを防止することができる。
実施の形態1.
上述した上層配線を形成する際のCu−CMP工程においてCuの研磨残りが発生するといった問題は、拡散防止膜をCu配線上に形成した後にlow−k膜などの絶縁膜を成膜し、かかる絶縁膜表面をCMPによって平坦化することによって解決される。
図1は、実施の形態1における半導体装置の製造方法の要部を表すフローチャートである。
図1において、本実施の形態では、絶縁膜形成工程として、SiC膜を形成するSiC膜形成工程(S102)、多孔質の絶縁性材料を用いたlow−k膜を形成するlow−k膜形成工程(S104)、low−k膜表面をプラズマ処理するヘリウム(He)プラズマ処理工程(S106)、SiO膜を形成するSiO膜形成工程(S108)と、開口部を形成する開口部形成工程(S110)と、導電性材料を堆積させる導電性材料堆積工程として、バリアメタル膜形成工程(S112)、シード膜形成工程(S114)、電解めっき工程(S116)と、平坦化工程(S118)と、拡散防止膜形成工程として、置換めっき工程(S120)、無電解めっき工程(S122)と、絶縁膜形成工程として、low−k膜を形成するlow−k膜形成工程(S124)、low−k膜表面をプラズマ処理するHeプラズマ処理工程(S126)、SiO膜を形成するSiO膜形成工程(S128)と、平坦化工程(S130)と、開口部を形成する開口部形成工程(S132)と、導電性材料を堆積させる導電性材料堆積工程として、バリアメタル膜形成工程(S134)、シード膜形成工程(S136)、電解めっき工程(S138)と、平坦化工程(S140)という一連の工程を実施する。そして、さらに、拡散防止膜形成工程、絶縁膜形成工程と繰り返すことにより多層配線を形成する。
図2は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図2では、図1のSiC膜形成工程(S102)から開口部形成工程(S110)までを示している。それ以降の工程は後述する。
図2(a)において、SiC膜形成工程として、基体200上に、CVD法によって、SiCを用いた膜厚25nmの下地SiC膜を堆積し、SiC膜212を形成する。ここでは、CVD法によって成膜しているが、その他の方法を用いても構わない。SiC膜212は、エッチングストッパとしての機能を有する。SiC膜の代わりに比誘電率の低い炭酸化シリコン(SiOC)膜を用いても構わない。或いは、信頼性の高い炭窒化シリコン(SiCN)膜、窒化シリコン(SiN)膜を用いることができる。基体200として、例えば、直径300ミリのシリコンウエハ等の基板を用いる。ここでは、デバイス部分の形成を省略している。基体200には、金属配線またはコンタクトプラグ等、デバイス部分が形成された層が形成されていても構わない。或いは、その他の層が形成されていても構わない。
図2(b)において、low−k膜形成工程として、基体200の上に形成された前記SiC絶縁膜形成工程により形成されたSiC膜212の上に多孔質の絶縁性材料を用いたlow−k膜220を200nmの厚さで形成する。low−k膜220を形成することで、比誘電率kが3.5よりも低い層間絶縁膜を得ることができる。low−k膜220の材料としては、例えば、多孔質のメチルシルセスキオキサン(methyl silsequioxane:MSQ)を用いることができる。また、その形成方法としては、例えば、溶液をスピンコートし熱処理して薄膜を形成するSOD(spin on dielectic coating)法を用いることができる。ここでは、スピナーの回転数は900min−1(900rpm)で成膜した。このウエハをホットプレート上で窒素雰囲気中150℃の温度で75秒間の第1のベークを行い、さらに250℃の温度で75秒間第2のベークを行った後、最終的にホットプレート上で窒素雰囲気中450℃の温度で10分間のキュアを行った。MSQの材料や形成条件などを適宜調節することにより、所定の物性値を有する多孔質の絶縁膜が得られる。例えば、密度が0.68g/cmで比誘電率kが1.8、空孔率が55%、ヤング率が1.6GPa、硬度が0.18GPa物性値を有するlow−k膜220が得られる。low−k膜のSiとOとCの組成比は、Siが30%、Oが53%、Cが17%とする。
そして、Heプラズマ処理工程として、このlow−k膜220表面をCVD装置内でヘリウム(He)プラズマ照射によって表面改質する。Heプラズマ照射によって表面が改質されることで、low−k膜220とlow−k膜220上に形成する後述するキャップ膜としてのCVD−SiO膜222との接着性を改善することができる。ガス流量は1.7Pa・m/s(1000sccm)、ガス圧力は1000Pa、高周波パワーは500W、低周波パワーは400W、温度は400℃とした。キャップCVD膜をlow−k膜上に成膜する際は、low−k膜表面にプラズマ処理を施すことがキャップCVD膜との接着性を改善する上で有効である。プラズマガスの種類としてはアンモニア(NH)、亜酸化窒素(NO)、水素(H)、He、酸素(O)、シラン(SiH)、アルゴン(Ar)、窒素(N)などがあり、これらの中でもHeプラズマはlow−k膜へのダメージが少ないために特に有効である。また、プラズマガスはこれらのガスを混合したものでも良い。例えば、Heガスは他のガスと混合して用いると効果的である。
図2(c)において、SiO膜形成工程として、前記Heプラズマ処理を行った後、キャップ膜として、CVD法によってlow−k膜220上にSiOを膜厚50nm堆積することで、SiO膜222を形成する。SiO膜222を形成することで、直接リソグラフィを行うことができないlow−k膜220を保護し、low−k膜220にパターンを形成することができる。かかるキャップCVD膜は、SiO膜、SiC膜、SiOC膜、SiCN膜などがあるが、ダメージ低減の観点からはSiO膜が優れ、低誘電率化の観点からはSiOC膜が、耐圧向上の観点からはSiC膜やSiCN膜が優れている。さらに、SiO膜とSiC膜の積層膜、もしくはSiO膜とSiCO膜の積層膜、もしくはSiO膜とSiCN膜の積層膜を用いることができる。さらにキャップCVD膜の一部、もしくは全てが後述する平坦化工程においてCMPにより除去されても良い。キャップ膜を除去することで誘電率をさらに低減することができる。キャップ膜の厚さとしては10nmから150nmが良く、10nmから50nmが実効的な比誘電率を低減する上で効果的である。
以上の説明において、下層配線における層間絶縁膜は、比誘電率が3.5以下のlow−k膜でなくても構わないが、low−k膜を含む場合に特に有効である。なぜなら、low−k膜は、Cuが拡散しやすいために拡散防止金属が必要であり、かつ比誘電率が高い拡散防止絶縁膜は使いたくないからである。比誘電率が3.5以下の低誘電率絶縁膜としてlow−k膜を一部に形成することで、半導体装置の微細化を図ることができる。low−k膜の種類としては、塗布されることにより形成されるMSQやHSQ(Hydrogen Silsesquioxane)、ポリマー、CVDにより形成されるSiOC系やポリマーのいずれも用いることができる。また、low−k膜の比誘電率は3.0以下のもの、特に2.6以下のものに対して有効である。また、CVD膜とスピン塗布膜を比較した場合、特にスピン塗布膜に対して有効である。前記low−k膜の膜厚としては、100nmから1000nmの範囲であることが望ましい。前述のMSQ膜の組成としては、珪素の濃度は20%から40%、炭素の濃度は10%から30%、酸素の濃度は40%から60%が望ましい。
図2(d)において、開口部形成工程として、リソグラフィ工程とドライエッチング工程でダマシン配線を作製するための配線溝構造である開口部150をSiO膜222とlow−k膜220と下地SiC膜212内に形成する。図示していないレジスト塗布工程、露光工程等のリソグラフィ工程を経てSiO膜222の上にレジスト膜が形成された基体200に対し、露出したSiO膜222とその下層に位置するlow−k膜220を、下地SiC膜212をエッチングストッパとして異方性エッチング法により除去し、その後、下地SiC膜212をエッチングして開口部150を形成すればよい。異方性エッチング法を用いることで、基体200の表面に対し、略垂直に開口部150を形成することができる。例えば、一例として、反応性イオンエッチング法により開口部150を形成すればよい。
図3は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図3では、図1のバリアメタル膜形成工程(S112)から電解めっき工程(S116)までを示している。それ以降の工程は後述する。
図3(a)において、バリアメタル膜形成工程として、前記開口部形成工程により形成された開口部150及びSiO膜222表面にバリアメタル材料を用いたバリアメタル膜240を形成する。物理気相成長法(physical vapor deposition:PVD)法の1つであるスパッタ法を用いるスパッタリング装置内で窒化タンタル(TaN)を膜厚5nm、タンタル(Ta)膜を膜厚8nm堆積し、バリアメタル膜240を形成する。TaN膜とTa膜とを積層することで、TaN膜によりCuのlow−k膜220への拡散防止を図り、Ta膜によりCuの密着性向上を図ることができる。バリアメタル材料の堆積方法としては、原子層気相成長(atomic layer deposition:ALD法、あるいは、atomic layer chemical vapor deposition:ALCVD法)やCVD法などを用いることでPVD法を用いる場合より被覆率を良くすることができる。
前記バリアメタル膜は、Ta膜、TaN膜、もしくはその積層膜であることが望ましい。前記バリアメタル膜の成膜方法は、CVD法もしくはALD法であることが被覆性の観点から望ましいが、上述したスパッタ法などのPVD法であっても有効である。
図3(b)において、シード膜形成工程として、スパッタ等の物理気相成長(PVD)法により、次の工程である電解めっき工程のカソード極となるCu薄膜をシード膜250としてバリアメタル膜240が形成された開口部150内壁及び基体200表面に堆積(形成)させる。ここでは、シード膜250を膜厚50nm堆積させた。
図3(c)において、めっき工程として、シード膜250をカソード極として、電解めっき等の電気化学成長法によりCu膜260を開口部150及び基体200表面に堆積させる。ここでは、膜厚500nmのCu膜260を堆積させ、堆積させた後にアニール処理を250℃の温度で30分間行った。
図4は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図4では、図1の平坦化工程(S118)から無電解めっき工程(S122)までを示している。それ以降の工程は後述する。
図4(a)において、平坦化工程として、CMP法によって、開口部以外にSiO膜222の表面に堆積された導電部としての配線層となるCu膜260、シード膜250、及びバリアメタル膜240を研磨除去することにより、平坦化し、図4(a)に表したようなCu配線となる埋め込み構造を形成する。
図5は、CMP装置の構成を示す概念図である。
ここでは、一例として、CMP装置はオービタル方式で、ノベラスシステムズ社のMomentum300を用いた。図5(a)に示すように、オービタル回転型のCMP装置において、プラテン820上に配置された研磨パッド825上に、研磨面を下に向けて基板300をキャリア810が保持する。そして、プラテン820を図に示すようにオービタル回転させながら、図5(b)に示すように、スラリーを供給液840として、研磨パッド825の下側から供給口822を通って供給する。供給液840を研磨パッド825の下側から供給することで、供給液840が基板300面内に供給される。供給された供給液840は、プラテン820の回転に伴い、外周部から排出される。CMP荷重は1.03×10Pa(1.5psi)、オービタル回転数は600min−1(600rpm)、ヘッド回転数は24min−1(24rpm)、スラリー供給速度は0.3L/min(300cc/分)、研磨パッドは発泡ポリウレタン製の単層パッド(ロデール社のIC1000)、CMPスラリーはCu用に砥粒フリースラリー(日立化成工業製のHS−C430−TU)、バリアメタル用にコロイダルシリカ砥粒スラリー(日立化成工業製のHS−T605−8)を用いた。Cu用のスラリーの選択比(Cu対バリアメタル)は、1000以上を有する。バリアメタル用のスラリーの選択比(Cu対バリアメタル対SiO)は、1:4:2である。上述の条件でCMPを行い、溝外部のCu膜とバリアメタル膜を除去してダマシンCu配線を形成した。
研磨処理後、還元性プラズマ処理工程として、CVD装置内でアンモニア(NH)プラズマ処理を行なう。この処理により図4(a)における平坦化工程でのCu−CMPの際にスラリーとの反応によって形成されたCu表面の錯体を還元し、キャップSiO膜上に存在する残留有機物を除去することができる。この処理によりCu−CMPの際にスラリーとの反応によって形成されたCu表面の錯体が還元され、キャップSiO2膜上にある残留有機物も除去されることから絶縁耐圧は改善される。前記還元性のプラズマはアンモニアプラズマ、もしくは水素(H)プラズマが効果的であり、特にアンモニアプラズマが処理装置内におけるガスの扱い易さから好ましい。
還元性プラズマ処理工程では、図示していないCVD装置内におけるチャンバの内部にて、下部電極を兼ねた温度が400℃に制御された基板ホルダの上に基体200となる半導体基板を設置する。そして、チャンバの内部に上部電極内部からガスを供給する。供給するガス流量は11.8Pa・m/s(7000sccm)とした。真空ポンプにより233Paのガス圧力になるように真空引きされたチャンバの内部の上記上部電極と下部電極との間に高周波電源を用いてプラズマを生成させる。高周波パワーは560W、低周波パワーは250W、処理時間は10秒とした。
図4(b)において、置換めっき工程として、置換めっき法を用いて、CoWP無電解めっきの際に触媒核となる金属である触媒金属膜となるパラジウム(Pd)膜290をCu配線となるCu膜260表面に付与する。この置換めっき法によるPd膜290の形成には、例えば、次のようなめっき液を用いることができる。
塩化パラジウム(PdCl):0.5〜5mmol/L
塩酸(HCl):0.01%〜0.1%
液温:20℃〜30℃
(かかる液のpHは、2〜3となる。)
ここで、Pdの膜厚は3nm〜5nmが望ましい。膜厚が厚くなると、以下に述べるパラジウムイオンの絶縁膜吸着が増大し、絶縁破壊の要因となる。逆に、膜厚が薄すぎると、膜にならず、アイランド状にPdが形成される。Pdで覆われていない部分は、後述する無電解めっきの際に、エッチングされ、この結果Cu配線の抵抗が上昇する。3nm〜5nmの膜厚でPdをCu上に成膜するためのめっき時間は、上述のめっき液の濃度、温度にも依存するが、例えば、10秒〜60秒程度とすることができる。
置換めっき装置としては、以下のような装置を用いることができる。
図6は、置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。
図6では、ディップ(Dip)式でエッチングを行なう。めっき液744が入っためっき槽780に基板ホルダ782に保持された基板300を浸漬させることでCu膜260の表面を置換めっきすることができる。
図7は、別の置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。
図7において、めっき装置は、略円筒状で内部にめっき液670が入っためっき槽650と、めっき槽650の上方に配置され、めっき面を下に向けた基板101を着脱自在に保持するホルダ652とを備えている。図8(a)では、ホルダ652が基板101をめっき液670の液面より上昇させた位置で保持している状態を示している。めっき槽650内へは、液噴射ノズル660からめっき液670が供給される。液噴射ノズル660は、円周方向に等間隔で配置されるとよい。めっき槽650内では、液噴射ノズル660から噴射しためっき液670がめっき槽の中央部で衝突し、上昇する流れを形成する。めっき槽650内からオーバーフローして溢れ出ためっき液は、排出口666から排出される。排出口666と液噴射ノズル660は、図示していないめっき液管理装置に接続し、排出口666から排出されためっき液は、めっき液管理装置で再度、成分調整後、液噴射ノズル660からめっき槽650内へと循環する。ホルダ652には、基板101の外周部がめっき液に触れないように、つば状の部材が基板101の外周部に接触したパッキン684が配置され、基板101をパッキン684でホルダ652に押し付けて保持されている。そして、図8(b)に示すように、基板101を回転させながらめっき液670に表面を浸し、置換めっきを行なう。このように基板101を回転させながら置換めっきすることで、置換めっきの際、ウエハ面内での置換めっき反応の均一性を向上させることができる。
図8は、別の置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。
図8において、回転テーブル720上に配置された4つの保持具710にて基板300を保持する。そして、回転軸760の回転により回転テーブル720が回転することで、基板300を回転させながら供給口730からめっき液となる供給液740を供給する。図8では、斜め上方から供給液740を供給しているが、基板300の真上からエッチング液を滴下してもよい。
或いは、さらに次のように置換めっきを行なってもよい。
図9は、別の置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。
図9において、回転テーブル720上に配置された4つの保持具710にて基板300を保持する。そして、回転軸760の回転により回転テーブル720が回転することで、基板300を回転させながら供給口730からめっき液となる供給液742をスプレー状に噴射することで供給する。
以上のように、置換めっきは、Dip式の装置、スプレー式の装置、滴下方式の装置等いずれのタイプのものでも良い。図7〜9の装置を用いることにより基板300を回転させながら置換めっきすることで、置換めっきの際、ウエハ面内での置換めっき反応の均一性を向上させることができる。
図4(c)において、無電解めっき工程として、Cu膜260上にのみ存在する触媒金属であるPd膜290を触媒として、無電解めっき法により、選択的にCu上にのみ拡散防止膜となるCoWP膜295を形成する。CoWP自体も、この無電解めっき反応に対して十分な触媒活性を持つため、CoWP上に継続してCoWPを成膜していくことができる。従って、めっき時間のコントロールによってCoWP膜厚を制御することができる。前工程で、絶縁膜上の触媒金属パラジウムは完全に除去されているため、絶縁膜上にはCoWPが全く形成されない。Pd上にCoWPが形成されると、今度はこのCoWPを触媒として無電解めっき反応が進む。
無電解めっき法によりCoWPを成膜するためのめっき液として、例えば、以下の成分のめっき液を用いることができる。
CoCl:0.4mol/L〜4mol/L
KWO:0.01mol/L〜0.05mol/L
PO:0.1mol/L〜2mol/L
ホウ酸:0.3mol/L〜0.7mol/L
pH:8〜10(PH調整剤としてテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)を用いる)
液温:70℃〜90℃
上記めっき液において、還元剤としてKPOの代わりにDMBA(ジメチルアミンボラン)0.05mol/L〜2mol/Lを用いると、CoWBが得られる。拡散防止膜となるCoWP膜295の膜厚は10nm〜40nmが望ましい。特に、30nm以下がより望ましい。CoWPの膜厚が薄すぎると、十分なCuの拡散防止効果が得られない。逆に厚すぎると、拡散防止膜がSiO膜222のレベルを大きく超える。拡散防止膜となるCoWP膜295がSiO膜222のレベルを超えるとCoWP膜は縦方向のみならず、横方向にも成長する。この結果配線間の実質的間隔が狭まり、配線間の電気容量Cが増大し、RC遅延が大きくなる。前記拡散防止膜の出っ張りは40nm以下が望ましい。出っ張りを40nm以下にすることにより、前記CoWP膜の横への広がりを抑制することができる。前記CoWP膜の横への広がりを抑制することができるので、前記CoWP膜による配線間の電気容量の増大を抑制することができる。
無電解めっきによるCoWPの成膜は、上述した置換めっきと同様、めっき液にウェハをDipするタイプの装置を用いてもよいし、めっき液をウェハにスプレーするタイプの装置を用いることができる。また、めっき液を滴下するタイプのものでも良い。すなわち、無電解めっき装置としては、供給液を無電解めっき液とすることで、図6〜9における装置を用いることができる。特に、図7〜9の装置を用いることにより基板300を回転させながら無電解めっきすることで、無電解めっきの際、ウェハ面内での置換めっき反応の均一性を向上させることができる。いずれの装置を用いた場合も、所定の無電解めっき反応の後は、直ちに純水により洗浄を行い、めっき液完全に除去することが望ましい。
図10は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図10では、図1のlow−k膜形成工程(S124)から開口部形成工程(S132)までを示している。それ以降の工程は後述する。
図10(a)において、low−k膜形成工程として、基体200の上に形成された前記SiO膜222とバリアメタル膜240とCoWP膜295の上に、図2(b)において説明したlow−k膜220と同様なlow−k膜280を例えば200nmの厚さで形成する。ここでは、Cu膜260上に選択的にCoWP膜295が形成されているため、CoWP膜295の上方に位置する領域で、low−k膜280が出っ張り、10〜30nmの凹凸が形成される。
そして、図2(b)において説明したように、同様に、Heプラズマ処理工程として、このlow−k膜280表面をCVD装置内でヘリウム(He)プラズマ照射によって表面改質する。
図10(b)において、SiO膜形成工程として、前記Heプラズマ処理を行った後、キャップ膜として、CVD法によってlow−k膜280上にSiOを堆積することで、SiO膜282を形成する。SiO膜282の膜厚は、次工程である平坦化工程により研磨された後に50nm残るように形成する。SiO膜282を形成し、研磨後でも残すようにすることで、直接リソグラフィを行うことができないlow−k膜280を保護し、low−k膜280にパターンを形成することができる。また、図2(c)において説明したのと同様、かかるキャップCVD膜は、SiO膜、SiC膜、SiOC膜、SiCN膜などがあるが、ダメージ低減の観点からはSiO膜が優れ、低誘電率化の観点からはSiOC膜が、耐圧向上の観点からはSiC膜やSiCN膜が優れている。さらに、SiO膜とSiC膜の積層膜、もしくはSiO膜とSiCO膜の積層膜、もしくはSiO膜とSiCN膜の積層膜を用いることができる。さらにキャップCVD膜の一部、もしくは全てが後述する平坦化工程においてCMPにより除去されても良い。キャップ膜を除去することで誘電率をさらに低減することができる。キャップ膜の厚さとしては10nmから150nmが良く、10nmから50nmが実効的な比誘電率を低減する上で効果的である。SiO膜282表面でも、Cu膜260上に選択的にCoWP膜295が形成されているため、CoWP膜295の上方に位置する領域で出っ張り、10〜30nmの凹凸が形成される。
図10(c)において、平坦化工程として、CMP法によって、キャップ膜であるSiO膜282を研磨することにより、平坦化する。CMP装置は、図5に示すCMP装置を用いればよい。ここでは、絶縁膜を化学機械研磨するため、コロイダルシリカ砥粒を含むスラリーを用いて、20秒程度の研磨を行ない、図10(c)に示すようにSiO膜282表面を平坦化した。ここでは、比較対象として、SiO膜282表面を平坦化しない基板も用意した。
CMP装置は、以下のような装置を用いても構わない。
図11は、別のCMP装置の構成を説明するための概念図である。
図11(a)に示すように、ロータリ型のCMP装置において、プラテン520上に配置された研磨パッド525上に、研磨面を下に向けて基板300をキャリア510が保持する。供給ノズル530から供給液540としてスラリーを供給する。図11(b)に示すように、キャリア510を図に示すように回転することで基板300を回転させ、プラテン520も回転させる。プラテン520の回転方向先に位置する基板300の手前(図5(b)の540に示す位置)に供給液540を供給することで、供給液540が基板300面内に供給される。
図10(d)において、開口部形成工程として、リソグラフィ工程とドライエッチング工程でダマシン配線を作製するためのコンタクトとなるビア孔構造である開口部152をSiO膜282とlow−k膜280内に形成する。図示していないレジスト塗布工程、露光工程等のリソグラフィ工程を経てSiO膜282の上にレジスト膜が形成された基体200に対し、露出したSiO膜282とその下層に位置するlow−k膜280を、CoWP膜295をエッチングストッパとして異方性エッチング法により除去して開口部152を形成すればよい。異方性エッチング法を用いることで、基体200の表面に対し、略垂直に開口部152を形成することができる。例えば、一例として、反応性イオンエッチング法により開口部152を形成すればよい。
図12は、図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。
図12では、図1のバリアメタル膜形成工程(S134)から平坦化工程(S140)までを示している。それ以降の工程は後述する。
図12(a)において、バリアメタル膜形成工程として、前記開口部形成工程により形成された開口部152及びSiO膜282表面にバリアメタル材料を用いたバリアメタル膜242を形成する。その他は、図3(a)において説明した内容と同様で構わないので説明を省略する。
図12(b)において、シード膜形成工程として、スパッタ等の物理気相成長(PVD)法により、次の工程である電解めっき工程のカソード極となるCu薄膜をシード膜252としてバリアメタル膜242が形成された開口部152内壁及び基体200表面に堆積(形成)させる。その他は、図3(b)において説明した内容と同様で構わないので説明を省略する。
図12(c)において、めっき工程として、シード膜252をカソード極として、電解めっき等の電気化学成長法によりCu膜262を開口部152及び基体200表面に堆積させる。その他は、図3(c)において説明した内容と同様で構わないので説明を省略する。堆積させた後のアニール処理も同様である。
図12(d)において、平坦化工程として、CMP法によって、開口部以外にSiO膜222の表面に堆積された導電部としての配線層となるCu膜262、シード膜252、及びバリアメタル膜242を研磨除去することにより、平坦化し、図12(d)に表したようなCuビアとなる埋め込み構造を形成する。図10(c)において、SiO膜282表面を平坦化させているため、平坦化工程において、Cuの研磨残りを生じさせないようにすることができる。
そして、さらに、拡散防止膜形成工程、絶縁膜形成工程と繰り返すことにより多層配線を形成する。
図13は、多層配線が形成された半導体装置の断面図である。
図13に示すように、Cu膜262上に、拡散防止膜となるCoWP膜296がPd膜292を触媒として選択的に形成される。そして、Cuの研磨残りを生じさせないように平坦化されたSiO膜282とCoWP膜296上に、上層配線層の絶縁膜となるlow−k膜230と図示していないSiO膜とが形成され、上層配線として、絶縁膜の開口部にCu膜266とバリアメタル膜246とが形成される。
SiO膜282上にCuの研磨残りを生じさせないように平坦化させたことにより、上層配線間同士での絶縁破壊或いはショートを防止することができる。
図14は、広い幅で凹みが生じている絶縁膜上でCuをCMP処理する場合の研磨状況を説明するための図である。
図15は、狭い幅で凹みが生じている絶縁膜上でCuをCMP処理する場合の研磨状況を説明するための図である。
図14(a)に示すように、絶縁膜に凹凸があっても、かかる凹凸の凹みが、例えば、100μmの広い幅で生じている場合には、図14(b)に示すように、CMPパッドがかかる凹みに追従することができるため、Cuの研磨残りを生じさせないようにすることができる。
しかしながら、本実施の形態において想定しているCu配線上をCoWP膜で拡散防止する図15(a)に示すような狭い幅で凹みが生じている絶縁膜上でCuをCMP処理する場合には、図15(b)に示すように、CMPパッドがかかる凹みに追従することができず、Cuの研磨残りが生じてしまう。配線幅が10μm以下では、CMPパッドがかかる凹みに追従することができない。特に、配線幅が1μm以下では、CMPパッドがかかる凹みに追従することができない。よって、配線幅が1μm以下となる多層配線構造では、本実施の形態は特に有効である。
これら絶縁膜を平坦化したウエハと平坦化していないウエハとの2種類のウエハに保護膜とパッド電極を形成して、Cu配線間の絶縁耐圧試験を行った。前述の2種類のウエハにおいて、Cu配線の幅が0.10マイクロメートル、配線間のスペースが0.10マイクロメートルの構造において絶縁耐圧を調べた。その結果、本発明の絶縁膜をCMPにより平坦化したウエハでは絶縁耐圧の劣化はほとんど見られなかった。99%以上の歩留りで、3MV/cm以上の耐圧があった。これに対して、前述の平坦化していないウエハでは同一配線構造の絶縁耐圧が50%まで低下した。劣化したCu配線をTEMで観察した結果、Cuの研磨残りによるショート不良が多数見られた。これは、CoWPによって形成された段差が、その上の絶縁膜に転写して、この層におけるCu−CMPで凹部にCuが残ったことが原因であった。一方、絶縁膜をCMPにより平坦化したウエハでは、Cuの研磨残りが見られなかった。
本実験をデバイスが搭載されたウエハで実施しても同様の効果を確認することができた。1層目のCu配線層だけでなく、2層目のCu配線層においても研磨残りなく形成することができ、さらに3層目以上のCu配線層でも形成することができた。
low−k材料としては、HSQ(Hydrogen Silsesquioxane)やポリマー、CVDで形成されたSiOC膜を用いても剥離なく研磨することができた。
以上の説明において、本実施の形態では、触媒金属としてPdを用いたが、Pdの代わりにAu、Pt等を用いることも可能である。また、CoWPではなく、同じく無電解めっきによるCoWB、NiWP、NiWB等を用いても同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態では、無電解めっきによるCo合金を拡散防止膜として用いたが、選択CVDによるWを用いても有効である。
前記実施の形態において、比誘電率が2.6以下の場合、ポーラスlow−k膜が主流となるため、配線溝におけるlow−k膜の側壁が20nm以下の膜厚のCVD膜で被覆保護されていることが望ましい。これはポーラスlow−k膜のポアシーリングの働きがある。特に、バリアメタル膜をCVD法やALD法によって形成する場合に染み込みが無くなるために効果的である。このポアシーリングのためのCVD膜の種類としては、SiC膜、SiCH膜、SiCN膜、SiCO膜、SiN膜が望ましい。特に、低誘電率の観点からSiC膜やSiCH膜が最適である。
以上の説明において、バリアメタルとして、Ta、TaNに限らず、TaCN(炭化窒化タンタル)、WN(窒化タングステン)、WCN(炭化窒化タングステン)、TiN(窒化チタン)等の高融点金属の窒化膜或いは窒化炭素膜であっても構わない。或いはチタン(Ti)、WSiN等であっても構わない。
ここで、上記実施の形態における配線層の材料として、Cu以外に、Cu−Sn合金、Cu−Ti合金、Cu−Al合金等の、半導体産業で用いられるCuを主成分とする材料を用いて同様の効果が得られる。
なお、多層配線構造などを形成する場合には、各図において基体200は、下層の配線層と絶縁膜とが形成されたものである。
上記各実施の形態においては、多孔質絶縁膜の材料としては、多孔質誘電体薄膜材料としてのMSQに限らず、他の多孔質無機絶縁体膜材料、多孔質有機絶縁体膜材料を用いても同様の効果を得ることができる。
特に、多孔質の低誘電率材料に上記各実施の形態を適用した場合には、上述の如く顕著な効果が得られる。上記各実施の形態において多孔質絶縁膜の材料として用いることができるものとしては、例えば、各種のシルセスキオキサン化合物、ポリイミド、炭化フッ素(fluorocarbon)、パリレン(parylene)、ベンゾシクロブテンをはじめとする各種の絶縁性材料を挙げることができる。
以上、具体例を参照しつつ各実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
例えば、各実施の形態で層間絶縁膜が形成された基体200は、図示しない各種の半導体素子あるいは構造を有するものとすることができる。また、半導体基板ではなく、層間絶縁膜と配線層とを有する配線構造の上に、さらに層間絶縁膜を形成してもよい。開口部も半導体基板が露出するように形成してもよいし、配線構造の上に形成してもよい。
さらに、層間絶縁膜の膜厚や、開口部のサイズ、形状、数などについても、半導体集積回路や各種の半導体素子において必要とされるものを適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての半導体装置の製造方法は、本発明の範囲に包含される。
また、説明の簡便化のために、半導体産業で通常用いられる手法、例えば、フォトリソグラフィプロセス、処理前後のクリーニング等は省略しているが、それらの手法が含まれることは言うまでもない。
実施の形態1における半導体装置の製造方法の要部を表すフローチャートである。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 CMP装置の構成を説明するための概念図である。 置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。 別の置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。 別の置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。 別の置換めっき装置の構成を説明するための概念図である。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 別のCMP装置の構成を説明するための概念図である。 図1のフローチャートに対応して実施される工程を表す工程断面図である。 多層配線が形成された半導体装置の断面図である。 広い幅で凹みが生じている絶縁膜上でCuをCMP処理する場合の研磨状況を説明するための図である。 狭い幅で凹みが生じている絶縁膜上でCuをCMP処理する場合の研磨状況を説明するための図である。 従来のlow−k膜とCu配線を組み合わせた多層配線構造を有する半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。 従来の無電解めっき法によるCoWPを用いた配線構造を有する半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。 選択的に拡散防止膜が形成された半導体装置を示す断面図である。 選択的に拡散防止膜が形成された別の半導体装置を示す断面図である。
符号の説明
101,300 基板
150,152 開口部
200 基体
212 SiC膜
220,280,230 low−k膜
221,281,231 絶縁膜
222,282 SiO
240,242,244 バリアメタル膜
250,252 シード膜
260,262,266 Cu膜
277 窒化シリコン膜
290,292 Pd膜
295,296 CoWP膜
510,810 キャリア
520,820 プラテン
525,825 研磨パッド
530 供給ノズル
540,740,742,840 供給液
710 保持具
720 回転テーブル
650,780 めっき槽
652 ホルダ
660 液噴射ノズル
666 排出口
670,744 めっき液
684 パッキン
730,822 供給口
760 回転軸

Claims (7)

  1. 基体上の開口部に形成された導電性材料膜上に前記導電性材料膜に用いる導電性材料の拡散を防止する拡散防止膜を選択的に形成する拡散防止膜形成工程と、
    前記拡散防止膜が形成された後、前記基体上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    前記絶縁膜形成工程の後、前記絶縁膜表面を研磨する研磨工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記絶縁膜形成工程において、
    比誘電率が3.5以下の低誘電率絶縁材料を用いた低誘電率絶縁膜を形成する低誘電率絶縁膜形成工程と、
    前記低誘電率絶縁膜上に前記低誘電率絶縁膜を覆うキャップ絶縁膜を形成するキャップ絶縁膜形成工程と、
    を有し、
    前記研磨工程において、前記キャップ絶縁膜表面を研磨することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記拡散防止膜形成工程において、
    前記基体上の開口部に形成された導電性材料膜上に触媒金属膜を形成する触媒金属膜形成工程と、
    前記触媒金属膜を触媒として、前記導電性材料膜上に前記導電性材料膜に用いる導電性材料の拡散を防止する拡散防止膜を選択的にめっきするめっき工程と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記触媒金属膜形成工程において、置換めっき法を用いて前記導電性材料膜表面に前記触媒金属膜を形成することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記触媒金属膜形成工程において、前記触媒金属膜の材料として、パラジウム(Pd)と金(Au)と白金(Pt)とのいずれかを用いることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記拡散防止膜形成工程において、前記拡散防止膜の材料として、コバルトタングステン燐(CoWP)とコバルトタングステンホウ素(CoWB)とニッケルタングステン燐(NiWP)とニッケルタングステンホウ素(NiWB)とのいずれかを用いることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記拡散防止膜形成工程において、前記拡散防止膜の材料として、タングステン(W)を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
JP2004332051A 2004-11-16 2004-11-16 半導体装置の製造方法 Pending JP2006147653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004332051A JP2006147653A (ja) 2004-11-16 2004-11-16 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004332051A JP2006147653A (ja) 2004-11-16 2004-11-16 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006147653A true JP2006147653A (ja) 2006-06-08

Family

ID=36627019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004332051A Pending JP2006147653A (ja) 2004-11-16 2004-11-16 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006147653A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103850A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法
JP2009206241A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Renesas Technology Corp 半導体装置
US9887131B2 (en) 2014-03-27 2018-02-06 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device having a Pd-containing adhesion layer
CN108346616A (zh) * 2017-01-25 2018-07-31 旺宏电子股份有限公司 内连线结构及其制造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103850A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法
JP2009206241A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP4646993B2 (ja) * 2008-02-27 2011-03-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
US7906848B2 (en) 2008-02-27 2011-03-15 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device
US9887131B2 (en) 2014-03-27 2018-02-06 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device having a Pd-containing adhesion layer
US10304730B2 (en) 2014-03-27 2019-05-28 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device having a Pd-containing adhesion layer
CN108346616A (zh) * 2017-01-25 2018-07-31 旺宏电子股份有限公司 内连线结构及其制造方法
CN108346616B (zh) * 2017-01-25 2021-03-05 旺宏电子股份有限公司 内连线结构及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6518184B1 (en) Enhancement of an interconnect
KR100715073B1 (ko) 결함 감소를 위해 평탄화처리된 구리 세정 방법
US7208404B2 (en) Method to reduce Rs pattern dependence effect
US7145245B2 (en) Low-k dielectric film with good mechanical strength that varies in local porosity depending on location on substrate—therein
US7402883B2 (en) Back end of the line structures with liner and noble metal layer
US8921150B2 (en) Process to achieve contact protrusion for single damascene via
US7199045B2 (en) Metal-filled openings for submicron devices and methods of manufacture thereof
US8119519B2 (en) Semiconductor device manufacturing method
US6756672B1 (en) Use of sic for preventing copper contamination of low-k dielectric layers
JP4864402B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004335998A (ja) 半導体素子の金属配線形成方法
US7172963B2 (en) Manufacturing method of semiconductor integrated circuit device that includes chemically and mechanically polishing two conductive layers using two polishing pads that have different properties
JP2006147653A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006140240A (ja) 研磨パッド、研磨装置及び半導体装置の製造方法
JP2006120664A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005340460A (ja) 半導体装置の形成方法
JP2006156519A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005340601A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
US20070007654A1 (en) Metal line of semiconductor device and method for forming thereof
JP2005340604A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4643975B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4499487B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009246228A (ja) 研磨方法及び半導体装置の製造方法
JP2005340602A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2003243393A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071025

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090826

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02