JP2003243393A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003243393A
JP2003243393A JP2002040554A JP2002040554A JP2003243393A JP 2003243393 A JP2003243393 A JP 2003243393A JP 2002040554 A JP2002040554 A JP 2002040554A JP 2002040554 A JP2002040554 A JP 2002040554A JP 2003243393 A JP2003243393 A JP 2003243393A
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semiconductor device
film
wiring
copper
solution
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Yutaka Ooka
豊 大岡
Yuji Segawa
雄司 瀬川
Hiroshi Horikoshi
浩 堀越
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅の拡散が確実に防止された半導体装置及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る半導体装置は、銅を含む金
属配線上に当該金属配線表面をパラジウムで置換して形
成された銅拡散防止機能を有するキャップ膜が形成され
ていることを特徴とする。また、本発明に係る半導体装
置の製造方法は、銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能
を有するキャップ膜を形成する半導体装置の製造方法で
あって、上記銅を含む金属配線表面をパラジウムで置換
して上記金属配線上に銅拡散防止機能を有するキャップ
膜を形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅を含む金属配線
を有する半導体装置に関するものであり、さらに、その
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエーハ上に形成する高密
度集積回路(以下、半導体装置と称する。)の微細な配
線の材料として、アルミニウム系合金が用いられてい
る。しかしながら、配線の微細化が進むにつれて配線の
寄生抵抗・寄生容量による回路遅延が支配的になるた
め、配線用材料として、アルミニウム系合金より低抵抗
・低容量であり、高い信頼性を実現する銅の採用が検討
されている。さらに、銅は、比抵抗が1.8μΩcmと
低く、半導体装置の高速化に有利な上に、エレクトロマ
イグレーション耐性がアルミニウム系合金に比べて一桁
ほど高いため、次世代の材料として期待されている。
【0003】銅を用いた配線形成では、一般に銅のドラ
イエッチングが容易でないために、いわゆるダマシン法
が用いられている。これは、例えば酸化シリコンからな
る層間絶縁膜に予め所定の溝を形成し、その溝に配線材
料(銅)を埋め込んだ後、余剰の配線材料を化学機械研
磨(Chemical Mechanical Pol
ishing:以下、CMPと称する。)により除去
し、配線を形成する方法である。さらに、接続孔(ヴィ
アホール)と配線溝(トレンチ)とを形成した後、一括
して配線材料を埋め込み、余剰配線材料をCMPにより
除去するデュアルダマシン法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、銅配線は、
一般的に多層化されて用いられる。その際、層間絶縁膜
への銅の拡散を防止する目的で、上記配線を形成する前
に、窒化シリコン、炭化シリコン等からなるバリア膜が
形成されている。
【0005】しかしながら、CMP直後の銅配線表面に
は、バリア膜が存在しないため、上層配線を形成する前
に銅の拡散防止層として機能するキャップ膜を形成す
る。このとき、銅は、150℃という低温であっても酸
素を含有する雰囲気中で容易に酸化されてしまうため、
通常は、酸素を含まない材料であるシリコン窒化膜(S
iN)や炭化シリコン膜(SiC)などがキャップ膜と
して用いられる。
【0006】ただし、窒化シリコン(SiN)や炭化シ
リコン(SiC)は、酸化シリコン(SiO)よりも
比誘電率が大きいため、銅配線を有する半導体装置の実
行誘電率が高くなり、半導体装置のRC遅延が大きくな
ってしまうという不都合がある。このため、CMP後の
銅配線表面については、選択的にコバルトタングステン
燐(CoWP)等の合金で被覆する方法が有利であると
考えられる。
【0007】コバルトタングステン燐(CoWP)等の
合金からなるキャップ膜を形成する方法としては、例え
ば無電解めっき法があり、米国特許5695810号に
開示されているように、銅表面を触媒としてコバルトタ
ングステン燐(CoWP)からなるキャップ膜を形成す
る方法が提唱されている。また、特開平9−30723
4号公報に開示されているように、銅表面をパラジウム
(Pd)の置換めっきによりパラジウム(Pd)に置換
し、置換されたパラジウム(Pd)を触媒核として無電
解めっきを行う方法が提唱されている。この場合は、例
えば図19に示すようにトランジスタ等のデバイス(図
示は省略する。)が予め作製された基板101上に、銅
を含む金属配線(以下、Cu配線と称する。)102
が、層間絶縁膜103に設けられた溝に埋め込まれてな
る。そして層間絶縁膜103は、例えばSiOCからな
り、Cu配線102と層間絶縁膜103との間には、例
えばTaNからなるバリア膜104が形成されている。
また、基板1と層間絶縁膜3との間には例えばSiCか
らなるエッチストッパ層5が形成されており、Cu配線
2から基板1へのCu拡散を防止する。また、Cu配線
102上、すなわちCu配線102のバリア膜104で
覆われていない表面、すなわち図18における上面には
パラジウム(Pd)膜107を介して銅拡散防止機能と
備えたキャップ膜106が形成されている。
【0008】しかしながら、コバルトタングステン燐
(CoWP)からなるキャップ膜は、銅の拡散防止膜と
しては充分機能するものの、耐フッ酸性に乏しいという
問題がある。したがって、次工程において層間絶縁膜上
の残留銅原子の除去を目的とするフッ酸(HF)溶液処
理を施した場合、コバルトタングステン燐(CoWP)
が浸食され、消失してしまう。その結果、キャップ膜自
体の消失により銅の拡散防止ができなくなるため、フッ
酸溶液処理を備えるプロセスにおいては半導体装置の製
造が不可能であった。
【0009】そこで本発明はこのような従来の問題点を
解消するために提案されたものであり、銅の拡散が確実
に防止された信頼性の高い半導体装置及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための本発明に係る半導体装置は、銅を含む金属配線上
に、当該金属配線表面をパラジウムで置換して形成され
た銅拡散防止機能を有するキャップ膜が形成されている
ことを特徴とするものである。
【0011】以上のように構成された本発明に係る半導
体装置は、銅を含む金属配線上に当該金属配線表面をパ
ラジウムで置換して形成された銅拡散防止機能を有する
キャップ膜が形成されている。そして、このキャップ膜
は、酸素を含まないため、銅を含む金属配線を酸化させ
る虞がない。
【0012】また、このキャップ膜は、耐フッ酸性を備
えているため、後の工程において層間絶縁膜上の残留銅
原子の除去を目的としたフッ酸溶液処理を施した場合に
おいても、浸食され消失することが無い。したがって、
フッ酸溶液処理を行った場合においても確実に層間絶縁
膜への銅原子の拡散防止層として機能する。
【0013】また、本発明に係る半導体装置では、従来
のキャップ膜には必須であった下地膜が不要であり、構
成が簡略化されている。これにより、この半導体装置
は、効率よく低コストで製造される。
【0014】また、上述した目的を達成するための本発
明に係る半導体装置の製造方法は、銅を含む金属配線上
に銅拡散防止機能を有するキャップ膜を形成する半導体
装置の製造方法であって、銅を含む金属配線表面をパラ
ジウムで置換して金属配線上に銅拡散防止機能を有する
キャップ膜を形成することを特徴とするものである。
【0015】以上のような本発明に係る半導体装置の製
造方法は、銅を含む金属配線表面をパラジウムで置換す
ることにより、銅拡散防止機能と耐フッ酸性を兼ね備え
たキャップ膜を形成する。このように作製されたキャッ
プ膜は、酸素を含まないため、銅を含む金属配線を酸化
させる虞がない。また、このようなキャップ膜を形成す
ることにより、後の工程において層間絶縁膜上の残留銅
原子の除去を目的としたフッ酸溶液処理を施した場合に
おいても、キャップ膜が浸食され、消失することが無
い。したがって、フッ酸溶液処理を行った場合において
も確実に層間絶縁膜への銅原子の拡散がされた半導体装
置が作製される。
【0016】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、従来のキャップ膜には必須であった下地膜を設け
る必要がないため、簡略化された製造工程により効率よ
く低コストで半導体層が製造される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した半導体装
置及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細
に説明する。まず、本発明を単層配線に適用した場合に
ついて説明する。
【0018】本発明に係る半導体装置は、例えば図1に
示すように、トランジスタ等のデバイス(図示は省略す
る。)が予め作製された基板1上に、銅を含む金属配線
(以下、Cu配線と称する。)2が、層間絶縁膜3に設
けられた溝に埋め込まれてなるものである。層間絶縁膜
3は、例えばSiOC、SiO、フッ素添加シリコン
酸化膜(FSG)あるいは、他の低誘電率絶縁膜により
なるものである。Cu配線2と層間絶縁膜3との間に
は、銅拡散防止機能を有するバリア膜4が形成されてい
る。バリア膜4は、例えばTaN、Ta、Ti、Ti
N、W、WN、あるいはこれらの積層膜などからなるも
のである。また、基板1と層間絶縁膜3との間には例え
ばSiN、SiC等からなるエッチストッパ層5が形成
されている。
【0019】また、本発明の半導体装置では、Cu配線
2上、すなわちCu配線のバリア膜4で覆われていない
表面、すなわち図1における上面に、耐フッ酸性と銅拡
散防止機能とを兼ね備えたキャップ膜6が形成されてい
る。
【0020】ここで、キャップ膜6は、Cu配線2の上
面をパラジウムで置換することにより形成されている。
キャップ膜としてコバルトタングステン燐(CoWP)
からなるキャップ膜を用いた場合、コバルトタングステ
ン燐(CoWP)からなるキャップ膜は銅の拡散防止膜
としては充分機能するものの、耐フッ酸性に乏しいとい
う問題がある。このため、後の工程で層間絶縁膜上の残
留銅原子の除去を目的とするフッ酸(HF)溶液処理を
施した場合には、コバルトタングステン燐(CoWP)
からなるキャップ膜は、フッ酸(HF)溶液により浸食
されて消失してしまう。その結果、キャップ膜自体の消
失により銅の拡散防止ができなくなるため、フッ酸溶液
処理を備えるプロセスにおいては半導体装置の製造が行
えない。
【0021】しかしながら、本発明に係る半導体装置に
おいては、キャップ膜6がCu配線2の上面をパラジウ
ムで置換したパラジウム置換層とされているため、キャ
ップ膜6は層間絶縁膜に対する銅拡散防止機能有すると
ともに、耐フッ酸性を備えている。これにより、フッ酸
による浸食環境下においてもキャップ膜6は浸食される
ことがなく、Cu配線2を保護することが可能とされて
いる。すなわち、半導体装置作製プロセス中にフッ酸溶
液処理を施した場合においても、その耐フッ酸性により
フッ酸溶液で浸食されることがない。これにより、この
半導体装置では、製造プロセス中にフッ酸(HF)溶液
処理が含まれる場合においても、キャップ膜6が消失す
ることが無く、キャップ膜6は良好な銅の拡散防止機能
を発揮するため、銅の拡散が確実に防止された半導体装
置を実現することができる。
【0022】ここで、キャップ膜6の膜厚としては、5
nm以上30nm以下とすることが好ましい。キャップ
膜6の膜厚が5nm未満である場合、キャップ膜6の膜
厚が薄すぎるため、層間絶縁膜に対する銅拡散防止の効
果が不十分となる虞がある。また、キャップ膜6の膜厚
が30nmよりも厚い場合には、成膜時間が長くなるこ
とにより、めっき液によるCu配線のエッチングにより
半導体装置の信頼性が悪くなる、あるいは配線抵抗の上
昇に起因する遅延の増大などの虞がある。したがって、
キャップ膜6の膜厚を5nm以上30nm以下とするこ
とにより、確実に層間絶縁膜に対する銅拡散防止の効果
を得ることができる。
【0023】また、従来の半導体装置では、Cu配線上
にキャップ膜を形成する際にはCu配線上に下地膜を形
成する必要があるが、本発明に係る半導体装置では下地
膜が不要とされ、半導体装置の構成が簡略化されてい
る。これにより、この半導体装置は製造工程を簡略化さ
れるため、生産効率に優れた半導体装置とされ、また、
コスト的にも低コスト化を図ることが可能とされてい
る。
【0024】このような本発明に係る半導体装置は、以
下のようにして作製することができる。先ず、図2に示
すように、基板1上にCVD(Chemical Va
por Deposition)法によってSiC、S
iN等の材料を被着させ、エッチストッパ層5を成膜す
る。例えば、原料ガスとしてトリメチルシラン及びN
Oの混合ガスを用い、CVD法によりSiCを膜厚50
nmで成膜する。
【0025】次に、図3に示すように、エッチストッパ
層5上の全面に、例えば原料ガスとしてトリメチルシラ
ンとNHとの混合ガスを用い、上記エッチストッパ層
5の成膜に連続してSiOCからなる層間絶縁膜3をC
VD法により膜厚500nmで成膜する。この層間絶縁
膜3の成膜は、前工程であるエッチストッパ層5の成膜
に連続して同一のチャンバ内で行うことができる。ま
た、層間絶縁膜3としてはSiOCに限らず、SiO
等の周知の酸化物や、低誘電率材料等の有機材料であっ
ても良い。
【0026】次に、図4に示すように、フォトリソグラ
フィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜3に配線
を形成するための溝7をパターニングする。例えば、以
下に示すエッチング条件にて層間絶縁膜3のエッチング
を行うことができる。
【0027】使用ガス:C/CO=100/30
0sccm 圧力:15Torr 基板温度:15℃
【0028】次に、図5に示すように、Cuの層間絶縁
膜3への拡散を防止するための例えばTaNからなるバ
リア膜4をPVD(Physical Vapor D
eposition)法により成膜し、続けてPVD法
によりCuシード層(図示は省略する)を成膜する。バ
リア膜4としては、TaNの他、Ta、Ti、TiN、
W、WN、あるいはこれらの積層膜等のCuに対するバ
リア性に優れた材料を使用できる。
【0029】Cuシード層は、次のCu埋め込み工程で
電解めっきによりCuを成膜する際の導電層となるもの
である。バリア膜4及びCuシード層の成膜はPVD法
に限定されるものではなく、CVD法により形成しても
良い。それぞれの膜厚に関しては、デザインルールにも
よるが、バリア膜4に関しては50nm以下、Cuシー
ド層に関しては200nm以下とすることが好ましい。
したがって、例えば、TaNからなるバリア膜4を30
nmし、当該バリア層4上にCuシード層を100nm
成膜することができる。このときのバリア膜4のPVD
成膜条件の一例を以下に示す。
【0030】DCパワー:1kW プロセスガス:Ar=50sccm ACウエーハバイアスパワー:350W
【0031】また、Cuシード層のPVD成膜条件の一
例を以下に示す。 DCパワー:12kW 圧力:0.2Pa 成膜温度:100℃
【0032】次に、図6に示すように、電解めっきによ
りCu8を成膜し、溝7にCu8を埋め込む。このCu
埋め込み工程では電解めっきが広く採用されているが、
Cu埋め込み工程は電解めっきに限らず例えばCVD法
でも問題はない。その膜厚は、溝7の深さにより異なる
が目安として2.0μm以下であることが好ましい。し
たがって、たとえば、成膜量を1μmとしてCu8を成
膜することができる。このときの電解めっきの条件は、
例えば下記の通りとする。
【0033】処理溶液(めっき液):硫酸銅系Cu電解
めっき液(Microfab Cu2000シリーズ、
EEJA社製) めっき電流値:2.83A めっき時間:4分30秒(1μm) 処理溶液(めっき液)温度:18℃
【0034】次に、図7に示すように、余分なCu8を
除去して溝7のみにCu8を残してCu配線2を形成す
る。余分なCu8の除去に一般的に適用されている技術
はCMPによる研磨である。この工程では、溝7にのみ
配線材料を残すように層間絶縁膜3の表面で研磨を終了
する必要があり、さらには層間絶縁膜3上にはこれら配
線材料が残らないように研磨を制御することが好まし
い。CMPによる研磨工程では、Cu8及びバリア膜4
の2種類以上の材料を研磨除去しなければならないの
で、研磨する材料により研磨液(スラリー)、研磨条件
等をコントロールする必要がある。このため、複数ステ
ップの研磨が必要な場合もある。以下に、余剰CuのC
MP条件の一例を示す。
【0035】研磨圧力:100g/cm 回転数:30rpm 回転パッド:不織布と独立発泡体との積層体 スラリー:H添加(アルミナ含有スラリー) 流量:100cc/min 温度:25〜30℃
【0036】次に、CMPによる研磨工程後のCu配線
2上に形成される自然酸化膜を除去するため、例えば1
%フッ化水素(HF)溶液等の弱酸性水溶液で前洗浄処
理を30秒施す。なお、前洗浄処理の前に必要に応じて
アルカリ脱脂による脱脂処理を施して表面のぬれ性を向
上させてもよい。また、前洗浄処理は、フッ化水素(H
F)溶液に限らず、例えばスルファミン酸などを用いて
も良い。
【0037】次いで、前洗浄処理に続いてパラジウム置
換めっき(以下Pd置換めっきと称する。)を行い、図
8に示すようにCu配線2上にキャップ膜6を形成す
る。Pd置換めっきは、異種金属のイオン化傾向の相違
を利用するものであり、金属配線の最表面をPdで置換
する。CuはPdに比べ電気化学的に卑な金属であるか
ら、溶液中での溶解に伴って放出される電子が、溶液中
の貴金属であるPdに転移し、卑金属のCu表面にPd
が形成される。したがって、酸化膜、例えばTEOS上
はPdで置換されない。すなわち、Pd置換めっきを用
いることにより、Cu配線2の上面のみに選択的にキャ
ップ膜6を形成することが可能となる。これにより、不
要な部位にまでキャップ膜6が形成されることが無く、
不要部分をエッチング等により除去する工程を省略する
ことができる。以下に、Pd置換めっきのめっき条件の
一例を示す。
【0038】処理溶液(めっき液):PdSO水溶
液、H 処理時間:10分 温度:30℃ pH:0.7
【0039】なお、脱脂処理、前洗浄処理、及びPd置
換めっきにおける処理方法としては、スピンコータを用
いてのスピン処理、又はパドル処理、さらにはディッピ
ング処理等を挙げることができる。
【0040】また、Pd置換めっきの処理溶液(めっき
液)は、PdSO水溶液とH 溶液とに限定され
るものではなく、例えばPdCl水溶液とHCl溶液
とを用いても良い。
【0041】ここで、Pd置換めっきの処理溶液(めっ
き液)の水素イオン濃度(以下、pHと称する。)は、
0.5以上2以下とする。Cu配線2の上面のみに選択
的にめっきするためには、処理溶液(めっき液)のpH
を0.5以上にする必要がある。また、Pdの成膜レー
トは、処理溶液(めっき液)のpHの増加とともに小さ
くなるため、処理溶液(めっき液)のpHは2以下にす
る必要がある。したがって、Pd置換めっきの処理溶液
(めっき液)のpHを0.5以上2以下とすることによ
り、良好な成膜レートでCu配線2の上面のみに選択的
にPd置換めっきをすることができる。
【0042】また、Pd置換めっきの成膜温度、すなわ
ち、処理溶液(めっき液)の温度は、30℃以上50℃
以下とする。PdをCu配線上に析出させるためには、
処理溶液の温度を30℃以上にする必要がある。また、
Pdの成膜レートは、処理溶液(めっき液)の温度の上
昇とともに小さくなるため、処理溶液(めっき液)の温
度は50℃以下にする必要がある。したがって、Pd置
換めっきの処理溶液(めっき液)の温度を30℃以上5
0℃以下とすることにより、良好な成膜レートでCu配
線2の上面のみに選択的にPd置換めっきをすることが
できる。
【0043】以上のようにして、図1に示すような、銅
拡散防止機能と耐フッ酸性とを兼ね備え、製造プロセス
中にフッ酸(HF)溶液処理が含まれる場合において
も、良好な銅拡散防止機能を有する半導体装置を作製す
ることができる。すなわち、上記のようにして作製され
たキャップ膜6は、この後のプロセスとして層間絶縁膜
上の残留銅原子を除去するためにフッ酸溶液処理を施し
た場合においても、フッ酸によりエッチングされ消失す
ることがなく、良好な銅拡散防止機能を発揮することが
できる、したがって、銅の拡散が確実に防止された信頼
性の高い半導体装置を作製することができる。
【0044】なお、上述した半導体装置の製造方法は、
バリア膜4の種類によらず、また、ダマシン法、デュア
ルダマシン法のいずれの溝配線技術においても適用する
ことが可能である。
【0045】つぎに、本発明を多層配線の半導体装置に
応用し、いわゆるデュアルダマシン法による具体的な製
造方法について説明する。
【0046】まず、上述した単層配線の場合と同様にし
て図9に示すような第1配線、すなわち下層配線を形成
する。次に、以下の手順に従って第2配線、すなわち上
層配線を形成する。なお、以下において、上述の説明と
同じ部材については、上記と同じ符号を付すことで詳細
な説明は省略する。
【0047】上層配線の形成を行うには、まず、層間絶
縁膜3上の残留銅原子の除去を目的とするフッ酸(H
F)溶液処理を施す。このとき、キャップ膜6は耐フッ
酸性を備えているため、フッ酸溶液により浸食されるこ
とがない。
【0048】次に、図10に示すように、ヴィアホール
深さ分のSiOCからなる層間絶縁膜10、及び銅拡散
防止のためのSiN膜11をCVD法により順次成膜す
る。
【0049】次に、図11に示すように、フォトリソグ
ラフィ及びそれに続くドライエッチングによりSiN膜
11を加工して、下層配線2の直上であり且つヴィアホ
ールに相当する位置に開口部12をパターン形成する。
【0050】次に、図12に示すように、開口部12を
含むSiN膜11上にSiOCを上層配線の深さ分だけ
CVD法により堆積させ、層間絶縁膜13を成膜する。
【0051】次に、層間絶縁膜13上にレジスト塗布
し、フォトリソグラフィ技術によりレジストマスク(図
示は省略する。)を形成した後、このレジストマスクを
用いたエッチングにより層間絶縁膜13を加工する。さ
らにエッチングを進め、図13に示すように層間絶縁膜
10を加工する。このエッチングは、キャップ膜6上で
停止される。
【0052】次に、またフォトリソグラフィ技術により
配線形状以外の部分をレジスト(図示は省略する。)で
パターニングする。そして、このレジストマスクを用い
てエッチングを行う。レジストを除去すると、図14に
示すように層間絶縁膜10内にCu配線2上のキャップ
膜6に通じ層間絶縁膜10を側壁とするヴィアホール1
5が、また、層間絶縁膜13内に層間絶縁膜13及びS
iN膜11を側壁とする上層配線溝14が形成される。
以下、配線溝14とヴィアホール15とをまとめて凹部
16と称する。
【0053】次に、図15に示すように、層間絶縁膜1
0及び層間絶縁膜13への銅の拡散を防止するための例
えばTaNからなるバリア膜17をPVD法により成膜
し、続けてPVD法によりCuシード層(図示は省略す
る)を成膜する。バリア膜17としては、TaNの他、
Ta、TiN、WN等のCuに対するバリア性に優れた
材料を使用できる。Cuシード層は、次のCu埋め込み
工程で電解めっきによりCuを成膜する際の導電層とな
るものである。バリア膜17及びCuシード層の成膜は
PVD法に限られることはなく、CVD法により成膜し
ても良い。それぞれの膜厚に関しては、デザインルール
にもよるが、バリア膜17に関しては50nm以下、C
uシード層に関しては200nm以下が好ましい。
【0054】次に、図16に示すように、電解めっきに
より凹部16にCu18を埋め込む。このCu埋め込み
工程では、電解めっきが広く採用されているが、これに
限らず例えばCVD法でも問題はない。その膜厚は、凹
部16の深さにより異なるが、目安として2μm以下で
あることが好ましい。
【0055】次に、図17に示すように、余分なCu1
8を除去して凹部16のみにCu18を残して上層配線
であるCu配線19を形成する。余分なCu18の除去
には一般的に適用されている技術であるCMPを用いる
ことができる。この工程では、凹部16にのみ配線材料
であるCu18を残すように層間絶縁膜13の表面で研
磨を終了する必要があり、さらには層間絶縁膜13上に
はこれら配線材料が残らないように研磨を制御すること
が好ましい。CMPによる研磨工程では、Cu18及び
バリア膜17の2種類以上の材料を研磨除去しなければ
ならないので、研磨する材料により研磨液(スラリ
ー)、研磨条件等をコントロールする必要がある。この
ため、複数ステップの研磨が必要な場合もある。
【0056】次に、CMPによる研磨工程後のCu配線
19上に形成される自然酸化膜を除去するため、例えば
1%フッ化水素(HF)溶液等の弱酸性水溶液で前洗浄
処理を施す。なお、前洗浄処理の前に必要に応じてアル
カリ脱脂による脱脂処理を施して表面のぬれ性を向上さ
せてもよい。また、前洗浄処理は、フッ化水素(HF)
溶液に限らず、例えばスルファミン酸などを用いても良
い。
【0057】次いで、前洗浄処理に続いてPdCl
溶液とHCl溶液とを処理溶液(めっき液)として用い
てPd置換めっきを行い、図18に示すようにCu配線
19上にキャップ膜20を形成する。Pd置換めっき
は、異種金属のイオン化傾向の相違を利用するものであ
り、金属配線の最表面をPdで置換する。Pd置換めっ
きを用いることにより、Cu配線19の上面のみに選択
的にキャップ膜20を形成することができる。これによ
り、不要な部位にまでキャップ膜20が形成されること
が無く、不要部分をエッチング等により除去する工程を
省略することができる。Pd置換めっきの処理溶液(め
っき液)は、PdCl水溶液とHCl溶液とに限定さ
れるものではなく、例えばPdSO水溶液とH
溶液とを用いても良い。
【0058】なお、脱脂処理、前洗浄処理、及びPd置
換めっきにおける処理方法としては、スピンコータを用
いてのスピン処理、又はパドル処理、さらにはディッピ
ング処理等を用いることができる。
【0059】また、Pd置換めっきの処理溶液(めっき
液)のpHは、キャップ膜6の形成の際と同様に0.5
以上2以下とする。Cu配線19の上面のみに選択的に
めっきするためには、処理溶液(めっき液)のpHを
0.5以上にする必要がある。そして、Pdの成膜レー
トは、処理溶液(めっき液)のpHの増加とともに小さ
くなるため、処理溶液(めっき液)のpHは2以下にす
る必要がある。したがって、Pd置換めっきの処理溶液
(めっき液)のpHを0.5以上2以下とすることによ
り、良好な成膜レートでCu配線19の上面のみに選択
的にキャップ膜20を形成することができる。
【0060】また、Pd置換めっきの成膜温度、すなわ
ち、処理溶液(めっき液)の温度は、30℃以上50℃
以下とする。PdをCu配線上に析出させるためには、
処理溶液の温度を30℃以上にする必要がある。また、
Pdの成膜レートは、処理溶液(めっき液)の温度の上
昇とともに小さくなるため、処理溶液(めっき液)の温
度は50℃以下にする必要がある。したがって、Pd置
換めっきの処理溶液(めっき液)の温度を30℃以上5
0℃以下とすることにより、良好な成膜レートでCu配
線19の上面のみに選択的にキャップ膜20を形成する
ことができる。
【0061】以下、同様のプロセスを繰り返すことによ
り、Cu多層配線を効率よく且つ安価に作製することが
できる。
【0062】以上、本発明を単層配線及び多層配線に適
用した場合の一例について説明したが、本発明は、上記
の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で適宜変更可能である。
【0063】また、配線の多層化にあたっては、上述し
たデュアルダマシンによる配線形成に限定されずいかな
る方法を採用してもかまわない。
【0064】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置は、銅を含む金
属配線上に、当該金属配線表面をパラジウムで置換して
形成された銅拡散防止機能を有するキャップ膜が形成さ
れてなるものである。
【0065】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能を有するキャ
ップ膜を形成する半導体装置の製造方法であって、上記
銅を含む金属配線表面をパラジウムで置換して上記金属
配線上に銅拡散防止機能を有するキャップ膜を形成する
ものである。
【0066】したがって、本発明によれば、金属配線表
面をパラジウムで置換して形成された銅拡散防止機能を
有するキャップ膜より確実に銅の拡散を防止することが
可能とされるため、銅の拡散が確実に防止された信頼性
の高い半導体装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した半導体装置の一構成例を示す
縦断面図である。
【図2】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図3】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図4】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図5】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図6】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図7】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図8】本発明を適用した半導体装置の製造工程を説明
する縦断面図である。
【図9】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程を
説明する縦断面図である。
【図10】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図11】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図12】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図13】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図14】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図15】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図16】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図17】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図18】本発明を適用した半導体装置の他の製造工程
を説明する縦断面図である。
【図19】従来の半導体装置の一構成例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 基板、2 Cu配線、3 層間絶縁膜、4 バリア
膜、5 エッチストッパ層、6 キャップ膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀越 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4M104 BB04 BB14 BB17 BB18 BB30 BB32 BB33 CC01 DD07 DD15 DD16 DD17 DD20 DD22 DD23 DD33 DD43 DD52 DD53 DD75 EE08 EE12 EE14 EE17 FF17 FF18 FF22 HH05 HH12 HH14 HH15 HH20 5F033 HH07 HH11 HH18 HH19 HH21 HH32 HH33 HH34 JJ01 JJ11 JJ21 JJ32 JJ33 JJ34 KK07 KK11 KK18 KK19 KK21 KK32 KK33 KK34 MM01 MM02 MM05 MM12 MM13 NN06 NN07 PP06 PP14 PP27 PP28 PP33 QQ00 QQ09 QQ10 QQ11 QQ19 QQ25 QQ37 QQ48 QQ91 QQ94 QQ98 RR01 RR04 RR06 RR21 SS11 TT02 TT04 WW02 XX01 XX03 XX07 XX18 XX28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅を含む金属配線上に、当該金属配線表
    面をパラジウムで置換して形成された銅拡散防止機能を
    有するキャップ膜が形成されていることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 上記キャップ膜の膜厚は、5nm以上3
    0nm以下であることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 銅を含む金属配線上に銅拡散防止機能を
    有するキャップ膜を形成する半導体装置の製造方法であ
    って、 上記銅を含む金属配線表面をパラジウムで置換して上記
    金属配線上に銅拡散防止機能を有するキャップ膜を形成
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記キャップ膜は、異種金属のイオン化
    傾向の相違を利用して上記金属配線上に選択的に形成す
    ることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 上記キャップ膜は、金属配線表面にパラ
    ジウムを置換めっきすることにより形成することを特徴
    とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記置換めっきの処理溶液として、Pd
    SO水溶液とH 溶液とを用いることを特徴とす
    る請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記置換めっきの処理溶液として、Pd
    Cl溶液とHCl溶液とを用いることを特徴とする請
    求項5記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記置換めっきを行う際の処理溶液の水
    素イオン濃度を0.5以上2.0未満とすることを特徴
    とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記置換めっきを行う際の処理溶液の温
    度を30℃以上50℃以下とすることを特徴とする請求
    項5記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記キャップ膜の膜厚を5nm以上3
    0nm以下とすることを特徴とする請求項3記載の半導
    体装置の製造方法。
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