JP4643466B2 - 冷陰極蛍光ランプ及びバックライト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷陰極蛍光ランプ及びそれを光源として備えたバックライト装置に関する。
液晶ディスプレイのバックライト装置に光源として用いられる蛍光ランプは、図7に示す構造の冷陰極蛍光ランプ100である。この冷陰極蛍光ランプ100は、両端部が封着されたガラス管101の内壁面に蛍光体層102が形成され、またガラス管101の内部空間103に希ガスの1又は複数種と水銀との混合ガスで成る放電媒体が封入され、ガラス管101の両端部の内部に内部電極104が設置された構成である。そして、さらに従来の冷陰極蛍光ランプ100では、始動性を改善するために、ガラス管101の内壁面における内部電極104の周辺に相当する部分に、例えば、アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属の金属酸化粉末層105が形成されている。尚、図7において106はガラス管101の端部を封着するガラスビーズ、107は内部電極104に接続された封着線、108はリードである。
冷陰極蛍光ランプ100において、ガラス管101の端部の内部電極104の周辺に金属酸化物粉末層105を形成する理由は、次の通りである。すなわち、液晶ディスプレイのバックライト装置に光源として装着された冷陰極蛍光ランプの場合、外光がバックライト装置内に入らないように密閉されているため、電源がオフされた状態では暗黒状態の中に置かれることになる。そして暗黒状態の中に長時間放置された蛍光ランプの場合、放電を開始するために必要な初期電子が蛍光体層やガラス管の内壁にトラップされてしまうために、図7に示した従来例のように金属酸化粉末層105を内部電極104の周辺に形成してない蛍光ランプの場合、その内部電極に電力を供給しても瞬時に放電点灯を開始することができない、つまり、暗黒始動性が悪い。そこで、冷陰極蛍光ランプの始動特性を改善するために、従来は、図7に示したように、ガラス管101における内部電極104の周辺に金属酸化粉末層105を形成することにより、暗黒中でも電子の一種であるEXO電子を放出させるようにして暗黒中での始動特性を高めている。
しかしながら、このような従来の金属酸化粉末層105が内部電極104の周辺に形成されている冷陰極蛍光ランプ100にあっても、それを液晶ディスプレイ用のバックライト装置内に装着して使用する場合、暗黒中での放置時間が比較的長くなると、まれに始動特性が悪化する場合があった。
特開2003−331785号公報
本発明は、上記従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、暗黒中での放置時間が長くても始動特性が悪化しない冷陰極蛍光ランプ及びそれを光源として装着したバックライト装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、両端部が封着されたガラス管の内壁面に蛍光体層が形成され、前記ガラス管の内部空間に放電媒体が封入され、前記ガラス管の両端部の内部に電極が設置され、前記ガラス管の内壁面における前記電極の周辺に相当する部分に金属酸化粉末層が形成された冷陰極蛍光ランプにおいて、前記ガラス管における前記金属酸化粉末層の形成された部分の一部に、前記電極に近接するように窪みが形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の冷陰極蛍光ランプにおいて、前記窪みが複数箇所に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の冷陰極蛍光ランプを光源として備えたバックライト装置である。
本発明の冷陰極蛍光ランプ及びそれを光源として装着したバックライト装置では、暗黒状態に長時間放置された状態で点灯させても瞬時に点灯し、良好な始動特性を示すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1を示している。本実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1は、両端部が封着されたガラス管2の内壁面に蛍光体層3が形成され、ガラス管2の内部空間4に1種類若しくは複数種類の希ガスと水銀との混合ガスで成る放電媒体が封入され、ガラス管2の両端部の内部に電極5が設置され、ガラス管2の内壁面における電極5の周辺に相当する部分にアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の金属酸化粉末層6が形成され、さらに、ガラス管2における金属酸化粉末層6の形成された部分の一部に、電極5に近接するように窪み7が形成された構成である。尚、図1において8はガラス管2の端部を封着するガラスビーズ、9は電極5に接続された封着線、10はリードである。
ガラス管2に電極5に近接するように形成する窪み7は、図1では片側2箇所にしているが、これは特に限定されるわけではなく、1箇所だけであってもよいし、3箇所以上、あるいはガラス管2の端部の全周に渡るように形成してもよい。また、窪み7を形成する位置は、その内側に内部電極5が存在し、金属酸化粉末層6がその内部電極5に近接するようになる位置であれば限定されるものではない。また金属酸化粉末層6の形成幅や形成位置についても特に限定されるものではなく、図示のように窪み7の内側全体を覆うように幅広く形成する外にも、窪み7の内側部分だけに形成してもよい。
本実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1では、ガラス管2において内部電極5に近接する位置に窪み7を形成したことによって、この部分がストレートになっていた従来の冷陰極蛍光ランプ1よりも金属酸化粉末層6と内部電極5との間の距離をより短くでき、内部電極5に電力が供給された瞬間に金属酸化粉末層6から非定常的に放出されるEXO電子が容易に初期放電に寄与する役割を果たし、長い時間暗黒状態に放置された後に始動させる場合でも安定して瞬時に放電点灯させることができる。
尚、本実施の形態では直管形の冷陰極蛍光ランプ1を示したが、バックライト装置の使用により、ガラス管がL字形、C字形、U字形に屈曲する屈曲管形の冷陰極蛍光ランプについて、同様に適用することができる。
(第2の実施の形態)図2、図3は本発明の第2の実施の形態の直下型のバックライト装置10の構成を示している。第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1は、このバックライト装置10の光源として、筐体内に必要な明るさを得るために所定本数を並べて同時に点灯させる。
本実施の形態の直下型のバックライト装置10では、バックフレーム11とフロントフレーム12にて筐体を構成する。フロントフレーム12には、光拡散のために光学シート(図示せず)が装着される。当該バックライト装置10を構成するためには、バックフレーム11の底部に反射ケース13を設置し、その上に両端部にゴムホルダー14を装着した必要本数の冷陰極蛍光ランプ1を収容し、上からフロントフレーム12を被せて合体させる。そして、これは液晶パネルの背面に設置することで液晶ディスプレイが完成する。
本実施の形態の直下型のバックライト装置10では、その光源として第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1を採用しているので、暗黒始動特性が良くて、電源投入時に瞬時に点灯させてバックライト照明ができる。
尚、図2、図3では光源として第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1のような直管形のものを採用したが、直下型のバックライト装置の光源としては、実施の形態のものに代えて、ガラス管がL字形、C字形、U字形に屈曲する屈曲管形の冷陰極蛍光ランプを採用することもできる。
(第3の実施の形態)次に、本発明の第3の実施の形態のエッジライト形のバックライト装置20について、図4を用いて説明する。本実施の形態のバックライト装置20は、アクリル製導光板21のエッジに沿ってC字溝若しくはU字溝を有するリフレクタ22を、その溝が導光板21のエッジに対向して開口するように配置し、さらに光源として第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1をリフレクタ22に2本並列に内挿している。さらに、導光板21の裏面側には反射シート24を当て、その表面側には光拡散シート25、そして集光シート26を配している。
このような構成の第3の実施の形態のバックライト装置では、バックライト光源として第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1を用いたことにより、暗黒始動特性が良くて、電源投入時に瞬時に点灯させてバックライト照明ができる。
尚、図4でも光源として第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプ1のような直管形のものを採用したが、実施の形態のものに代えて、ガラス管がC字形やU字形に屈曲する屈曲管形の冷陰極蛍光ランプを採用することもできる。
図7に示した従来例のガラス管に窪みのない冷陰極蛍光ランプと、ガラス管の両端それぞれに1箇所ずつ窪みを形成した冷陰極蛍光ランプ(実施例1)と窪みを2箇所ずつ形成した冷陰極蛍光ランプ(実施例2)について、それぞれ10本ずつ同仕様、同寸法のものを作製し、暗黒状態に置いた後の始動特性を測定した。この暗黒始動特性の測定結果は図5に示す表、図6に示すグラフのようになった。
この実験から、ガラス管に窪みを設けない従来例の冷陰極蛍光ランプに対して、窪みを1箇所だけ設けた実施例1の冷陰極蛍光ランプでは平均で半分近くまで始動時間が速くなり、窪みを2箇所に設けた実施例2の冷陰極蛍光ランプでは平均で5分の1近くまで始動時間が速くなることが確認できた。
本発明の第1の実施の形態の冷陰極蛍光ランプの一部切欠せる断面図。 本発明の第2の実施の形態の直下型のバックライト装置の分解斜視図。 上記第2の実施の形態のバックライト装置のランプ装着部の平面図。 本発明の第3の実施の形態のエッジライト型のバックライト装置の分解斜視図。 本発明の実施例と従来例との始動特性の実験結果の表。 本発明の実施例と従来例との始動特性の実験結果のグラフ。 従来例の冷陰極蛍光ランプの一部切欠せる断面図。
符号の説明
1 冷陰極蛍光ランプ
2 ガラス管
3 蛍光体層
4 内部空間
5 内部電極
6 金属酸化粉末層
7 窪み
10 バックライト装置
20 バックライト装置

Claims (3)

  1. 両端部が封着されたガラス管の内壁面に蛍光体層が形成され、前記ガラス管の内部空間に放電媒体が封入され、前記ガラス管の両端部の内部に電極が設置され、前記ガラス管の内壁面における前記電極の周辺に相当する部分に金属酸化粉末層が形成された冷陰極蛍光ランプにおいて、
    前記ガラス管における前記金属酸化粉末層の形成された部分の一部に、前記電極に近接するように窪みが形成されていることを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。
  2. 前記窪みが複数箇所に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷陰極蛍光ランプ。
  3. 請求項1又は2に記載の冷陰極蛍光ランプを光源として備えたバックライト装置。

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