JP4642937B2 - 用紙の綴じ装置及び綴じ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、紙製などの非金属製ステッチによって用紙束を綴じる用紙の綴じ装置および綴じ方法に関し、より具体的にはステッチを中空の穿孔刃内に確実に収めることができるとともに、ワン・アクションで綴じ動作を完結するようにした綴じ装置および綴じ方法に関する。
一般に週刊誌やカタログなどの本ないし書籍は、例えば中綴じ本の場合、丁合された用紙に対してその背側から正面視下向略コ字状をなす金属製のステッチを貫通させ、貫通した両脚を内側に折り曲げることによって用紙束を綴じ込みこれに装丁を施すなどして製本されるのが通常である。
これらの本は、使用後はゴミとして廃棄処分したり再生紙原料として利用したりするが、その際本を金属類と紙類とに分別するために、金属ステッチを当該本から取外さねばならない。
然し乍ら、今のところ金属ステッチと用紙束の分離は手作業に拠らざるを得ず、斯かる作業ないし処理が手間とコストを要し、又非省力的なことも相俟って、再生紙価格を押上げる要因の一つとなる。
これについては、廃棄処分ないし再生利用に際して、紙と金属ステッチを分別する必要がなく、ステッチを付けたまま一般紙ゴミ等と同様に焼却・埋立して用いたり、又は再生紙原料として利用できる、すなわち本を丸ごと廃棄ないし再生紙原料として利用可能な非金属製ステッチによる用紙の綴じ方法および綴じ装置に係る技術を本願出願人が既に提案している(特願2005-203438)。
ところが、上記文献中に示した装置や方法については、これに基づく試作機を実際に稼働させてみると、供給される非金属製線材を穿孔刃により切断してコ字状ステッチに成形するものであったため、切断時にステッチの両脚が反り返ったりして予期しない形状となることがあって、ガイド溝及び中空穿孔刃の中に上手く収まらないといった不具合のあることが判った。
また、綴じ工程を一の挙動で完結できれば、綴じるのに要する手間と時間を省いた事務用・家庭用としての極めて使い易い綴じ装置及び方法を実現できるので、これが望ましいことは明白である。
そこで本発明は、非金属製ステッチにより用紙束を綴じる綴じ装置及び綴じ方法において、より確実にステッチをステッチガイド体内に収納するとともに、ワン・アクションで用紙を綴じることができる綴じ装置及び綴じ方法を提供することを課題とする。
上記課題の解決を目的としてなされた本発明綴じ装置の構成は、用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する1組の昇降ブロックを具備し、昇降ブロックは、一側面から他側面へ向けて非金属製線材を挿通可能な当該昇降ブロックを貫通する送り孔と、同昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空穿孔刃と、当該穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、第二作動部は、前記昇降ブロックの間に配置され、送り孔に挿通された前記線材を上下から挟持する押ブロックと受ブロックを具備し、この押ブロック及び受ブロックが、該線材を保持したまま、第一作動部が降下することによって、及び/又は、同押ブロック及び受ブロックが上昇することによって、前記昇降ブロックの送り孔に挿通された線材の両端部を下方に折曲して正面視下向き略コ字状のステッチを形成すると共に、当該ステッチの両端部を前記ガイド溝内に収め、斯かる状態からさらに降下して該ステッチ両端部をこのガイド溝に沿って下方へスライドさせながら前記中空穿孔刃の内部に収め、受ブロックが用紙上面に接するまで第一作動部と第二作動部が一体となって降下するとき前記穿孔刃は用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、穿孔後は受ブロックが待避して押ブロックが用紙に対しステッチを完全に押し込むと共に、昇降ブロックが上昇して適宜の曲げ機構により当該ステッチの両端部が用紙下面に接するように該両端部を折曲することを特徴とするものである。
上記本発明綴じ装置における用紙の支持台は、ステッチに塗布ないし含浸された接着剤を超音波振動により硬化させて接着するように構成することができる。
又前記支持台は、ステッチに塗布又は含浸された熱硬化性接着剤を硬化させるヒーターを組み込んだものとして構成することも可能である。
然も本発明綴じ装置におけるステッチ先端部の曲げ機構は、用紙下面に向かって回転し、ステッチ両先端部を折曲するため支持台の下面側に組み込まれた一対のステッチ圧着体を有するものとして構成することができる。
加えて前記曲げ機構は、ステッチの両先端部を折曲して用紙に圧着させる作用ブロックを備え、該作用ブロックが、ステッチ両先端部の折曲のための左右動と圧着のための上下動をそれぞれ独立した動作により行うように構成することができる。
上記課題の解決を目的としてなされた本発明綴じ方法の構成は、互いに離隔対向した1組の昇降ブロックに穿設された送り孔の両方に対して非金属製線材を挿通する段階と、前記線材を押ブロックと受ブロックにより挟持する段階と、押ブロック及び受ブロックが、線材を保持したまま、昇降ブロックが降下することによって、及び/又は、同押ブロック及び受ブロックが上昇することによって、該線材の両端部をガイド溝内に引き出して収めると共にこの線材を正面視下向略コ字状のステッチに成形する段階と、押ブロック及び受ブロックが降下して前記ステッチの両端部をガイド溝に沿って下方へスライドさせることにより中空穿孔刃の内部に収める段階と、受ブロックが用紙に接するまで昇降ブロック、押ブロック及び受ブロックが一体となり降下して穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔する段階と、ステッチ挿通孔を穿孔したら受ブロックを待避させる段階と、押ブロックによりステッチを用紙に対して完全に押し込む段階と、ステッチを押し込んだら昇降ブロックが上昇する段階と、適宜の曲げ機構によって当該ステッチの両端部が用紙下面に接するように該両端部を折曲する段階を有することを特徴とするものである。
本発明綴じ方法においては、折曲されたステッチ両端部を超音波振動によって用紙に対し又はステッチ両端部同士で接着する段階を有するのが望ましい。
また本発明綴じ方法は、折曲されたステッチ両端部をヒーターによって用紙に対し又はステッチ両端部同士で接着する段階を有するように構成することが可能である。
然も本発明綴じ方法における曲げ機構は、一対のステッチ圧着体が用紙に向かって回転することによってステッチの両端部を折曲するようにすることができる。
加えて本発明綴じ方法におけるステッチ先端部の曲げ機構は、作用ブロックがステッチ両端部の折曲のための左右動と圧着のための上下動をそれぞれ独立した動作により行うようにすることも可能である。
上記課題の解決を目的としてなされた本発明綴じ装置の構成は、用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する1組の昇降ブロックを具備し、昇降ブロックは、当該昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空の穿孔刃と、穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、第二作動部は、昇降ブロックの間に配置され、両脚が前記ガイド溝に沿うように適宜の供給手段により供給された正面視略下向コ字状のステッチを押下する押ブロックを具備し、押ブロックが降下して、前記ステッチの両脚を、ガイド溝に沿って下方へスライドさせることによって、穿孔刃の内部に収め、第一作動部と第二作動部が一体となって降下することによって穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、押ブロックが用紙に対してステッチを完全に押し込んだら昇降ブロックが上昇し、適宜の曲げ機構により当該ステッチの両脚部が用紙下面に接するよう該両端部を折曲することを特徴とするものである。
上記課題の解決を目的としてなされた本発明綴じ装置の構成は、用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する1組の昇降ブロックを具備し、昇降ブロックは、当該昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空の穿孔刃と、穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、第二作動部は、昇降ブロックの間に配置され、両脚が前記ガイド溝に沿うように適宜の供給手段により供給された正面視略下向コ字状のステッチの腹を上下から挟持する押ブロックと受ブロックを具備し、押ブロック及び受ブロックは、前記ステッチの腹を挟持したまま降下して該ステッチの両脚をガイド溝に沿って下方へスライドさせることによって穿孔刃の内部に収め、第一作動部と第二作動部が一体となり受ブロックが用紙に接するまで降下することによって穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、穿孔したら受ブロックが待避して、押ブロックが用紙に対しステッチを完全に押し込んだら昇降ブロックが上昇し、適宜の曲げ機構により当該ステッチの両脚が用紙下面に接するよう該両端部を折曲することを特徴とするものである。
上記課題の解決を目的としてなされた本発明綴じ装置の構成は、用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する左右1組からなる上部昇降ブロック及び下部昇降ブロックを具備し、下部昇降ブロックは、当該下部昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空穿孔刃を有し、上部昇降ブロック及び下部昇降ブロックは、前記穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、第二作動部は、左右に位置する上部昇降ブロック及び下部昇降ブロックの間に配置され、上部昇降ブロックと下部昇降ブロックによって保持された線材の略中央部をさらに上下から挟持する押ブロックと受ブロックを具備し、押ブロック及び受ブロックが、該線材を保持したまま、第一作動部が降下することによって、及び/又は、同押ブロック及び受ブロックが上昇することによって、該線材の両端部を下方に折曲して正面視下向き略コ字状のステッチを形成すると共に、当該ステッチの両端部を前記ガイド溝内に収め、斯かる状態からさらに降下して該ステッチ両端部をこのガイド溝に沿って下方へスライドさせながら前記中空穿孔刃の内部に収め、受ブロックが用紙上面に接するまで下部昇降ブロックと第二作動部が一体となって降下するとき前記穿孔刃は用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、穿孔後は受ブロックが待避して押ブロックが用紙に対しステッチを完全に押し込むと共に、下部昇降ブロックが上昇して適宜の曲げ機構により当該ステッチの両端部が用紙下面に接するように該両端部を折曲することを特徴とするものである。
本発明綴じ装置及び綴じ方法においては、穿孔刃を以て線材を切断する従来型の機構ないし仕組みには拠らず、1組の昇降ブロックの左右方向に穿設された送り孔の双方に非金属製線材を予め貫通させ、適宜の切断手段によってまず適当な長さにこれを切断してからその上下より押ブロック及び受ブロックが挟持し、挟持したまま第二作動部が降下して送り孔内にあった線材両端部をガイド溝に引き出して同ガイド溝内に収めることにより、該線材を下向略コ字状のステッチに成形し、かつこの送り孔の出口端部はアールを設けて構成されているので、ステッチが擦れなどからその両脚を反り返らせたりするといった不都合がなくなる。
また、予めコ字状ステッチに成形しておいた線材を供給するようにすれば、同様に前記不都合を回避することが可能である。
本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第一段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第二段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第三段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第四段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第五段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第六段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第七段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第八段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第九段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第十段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第十一段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における綴じ工程の第十二段階を模式的に示す正断面図 本発明綴じ装置の第一例における押え手段を例示する正面図
以下、図により本発明に係る用紙の綴じ装置及び用紙の綴じ方法の実施の形態例を説明する。
図1において、Xは本発明に係る用紙Pの綴じ装置をあらわしており、図示した例では用紙Pを水平姿勢に支持する水平な支持台Eと、該支持台Eに対し略垂直方向に動作可能な第一作動部M1と、同支持台Eに対し略垂直方向にかつ第一作動部M1とは独立に動作可能な第二作動部M2を備えてなり、これらはたとえば硬質な金属や合成樹脂などを素材として構成されている。
上記の第一作動部M1は、図1に示すとおり互いに離隔して対向配置され、この状態で一体的に動作する1組の昇降ブロック1,2を具備している。
この昇降ブロック1,2は、それらの一側面から他側面へ向けて例えば熱可塑性樹脂等を塗布ないし含浸した紙などからなる非金属製線材Wを水平姿勢で挿通するための当該昇降ブロック1,2を水平方向に貫通する送り孔F1,F2と、該昇降ブロック1,2の各対向面側において、用紙Pに対しステッチ挿通孔H1,H2を穿孔することができる略垂直向きの中空の穿孔刃K1,K2と、穿孔刃K1,K2に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝G1,G2を有してなる。
第二作動部M2は、前記昇降ブロック1,2の間に配置され、送り孔F1,F2に挿通された線材Wを上下から挟持するため上位の押ブロック3と下位の受ブロック4を具備している。
また、上記昇降ブロック1,2に対し、ブロック2の外側(図の右側)には、送り込まれて送り孔F2を挿通する線材Wが挿入される孔6を有し、かつ前記ブロック2に対して下動することにより、送り込まれた線材Wを送り孔F2と孔F6の境界でカットする第三作動部及びブロック6が配設されている。
押ブロック3及び受ブロック4が送り孔F1,F2に送り込まれた線材Wを上下から挟持したまま上昇することにより、又は、押ブロック3及び受ブロック4が線材Wを挟持した後に昇降ブロック1,2が降下することにより、送り孔F1,F2に挿通された線材Wの両端部We1,We2はガイド溝G1,G2に引き出され、そのまま該両端部We1,We2がガイド溝G1,G2内に収まることによって、該線材Wを正面視下向略コ字状のステッチSに成形し、そこから押ブロック3及び受ブロック4が降下して前記ステッチSの両端部Se1,Se2をガイド溝G1,G2に沿って下方へスライドさせて穿孔刃K1,K2の内部に収めることができるように構成されている。
本発明綴じ装置Xにおいては、上記の第一作動部M1と第二作動部M2は、一体となり、受ブロック4が用紙Pに接するまで降下することによって、穿孔刃K1,K2が用紙Pにステッチ挿通孔H1,H2を穿孔することができるようになっている。なおこのとき、特に中綴じ方式の場合において、用紙Pの浮きを押さえるために、第一作動部M1及び第二作動部M2と連動して降下する適宜の用紙押え手段8が、用紙Pを押下するよう構成することができる。
さらに、この穿孔刃K1,K2が用紙Pを穿孔したら、次は受ブロック4が待避するように構成されている。
また本発明綴じ装置Xは、受ブロック4が待避することによって(図6参照)、第二作動部M2はさらに降下できるようになり、続いて、押ブロック3が用紙Pに対してステッチSを完全に押し込めるように構成されている。
その後、昇降ブロック1,2が上昇し、用紙Pの下面側に突出したステッチSの両先端部Se1,Se2を適宜の曲げ機構に拠って折曲する構成となっている。
はじめに、本発明綴じ装置Xの支持台Eの適宜の位置に、当該装置Xによって綴じられる用紙Pを予め設置しておく。
このとき、非金属製線材Wは、第一作動部M1を構成する昇降ヘッド1,2に対し水平方向に穿設された送り孔F1から送り孔F2方向に適宜の送り手段によって紙面右方から左方へ送られて、送り孔F1,F2を共に貫通した状態に維持されている。
また、送り孔F1,F2を挿通している線材Wは、第二作動部M2に備わる押ブロック3及び受ブロック4によって、上下方向から挟持された状態に保持されている。
本発明に係る綴じ装置Xは、第一作動部M1及び第二作動部M2に加え、さらに線材Wを切断するために動作する第三作動部M3及びブロック6を備えている。
この第三作動部M3は、互いに離隔対向したブロックB及びブロックCを具備している。
またブロック6は、昇降ブロック2と同様に線材Wを挿通可能であり、かつ送り孔F2と連通する送り孔F6を備えている。
さらに第三作動部M3に備わるブロックCの下面側には、一部隆起したプッシャーCPが形成され、該プッシャーCPの下面は、ブロック6の上面に当接した状態にある。
ここにまずユーザーが(図示しない)アームLを下げると、これに応じて図1に示すとおり最初に第三作動部M3が降下し、この結果、ブロックCの下端部すなわちプッシャーCPとブロック6の当接部が、プッシャーCPの隆起している分だけ、ブロック6を押下することになる。
これに続いてさらにアームLを下げると、図2に示すようにやがてブロックB及びブロックCの下面が、昇降ブロック1,2のそれぞれの上面へ当接する。
このとき、ブロック6は、水平方向に保持されている非金属製線材Wに対して垂直下方に動作することによって、例えば送り孔F6に昇降ブロック2との対向面側上部において備わる適宜のカッター材の上下動を利用して線材Wを切断することができる(図2参照)。
つづいてユーザーがアームLを下げると、ブロックB、ブロックC、ブロック6及び昇降ヘッド1,2が一体となり垂直下方へ降下する(図3参照)。
ここで、線材Wの腹部分(中央部分)は押ブロック3及び受ブロック4によって挟持されたまま保持されているので、このまま昇降ブロック1,2のみ降下すれば必然的にそれまで送り孔F1,F2の内部に収まっていた両端部We1,We2が、図3に示すようにそれぞれ下方へ引き出される結果となる。
また、当該両端部We1,We2はこのとき昇降ブロック1,2の対向面上に設けられたガイド溝G1,G2内にキチンと収まっており、これによって線材Wは正面視略下向きコ字状(通常のホッチキスに見るステッチの形態)のステッチSに成形される。
続いて、第二作動部M2は、図4に示すとおりステッチSを挟持したままその両端部Se1,Se2をそれぞれガイド溝G1,G2に沿わせながら降下し、当該ガイド溝G1,G2に連通する穿孔刃K1,K2の中空部分へ両端部Se1,Se2を挿入する。
両端部Se1,Se2の挿入後、第一作動部、第二作動部、第三作動部及びそれらのプッシャーA乃至プッシャーD並びにこのプッシャーAと一体に動作するブロック30L,30Rは、一体となり降下していく。
やがて、昇降ブロック1,2の下面側に備わる穿孔刃K1,K2は、支持台Eに載置された用紙Pと接触し、更に降下することによって該用紙Pを貫通し、ステッチ挿通孔H1,H2を穿孔する(図5参照)。このとき、用紙Pの浮きを防止するため、適宜の用紙押え手段8により固定しておくのが望ましいのは既に述べたとおりである。
図1〜図12に示すように、本願発明綴じ装置Xにおいて、ブロック30の下方には、ブロック30Lが降下したときにその下面と接触する位置に、ストッパーTが配設されている。
このストッパーTは、第一作動部M1、第二作動部M2、第三作動部M3及びそれらのプッシャーA乃至プッシャーD並びにブロック30L,30Rが一体的に降下し、図5に示すとおりブロック30Lの下面が当該ストッパーTと接触したとき、受ブロック4の下面が用紙Pと接触しない、ないし(両者間に強い摩擦力を生じない程度に)軽い圧力で接触するよう位置決めされている。
ブロック30の下面とストッパーTとが接触したら、一旦第一作動部M1、第二作動部M2、第三作動部M3及びそれらのプッシャーA乃至プッシャーD並びにブロック30L,30Rによる一体的な降下動作はストップする。
ここで受ブロック4は、図6に示すように、本実施例においては紙面垂直下方に向けて待避するものとする。
そして、受ブロック4の待避によって生じたスペースへ押ブロック3及びそのプッシャーDがさらに降下し、ステッチSを上から用紙Pに対して押し込み、完全に挿入する(図7参照)。
本実施例においては図1〜図12に示すように、押ブロック3からの押圧力を十分にステッチS及び用紙Pに与えるために、支持台Eの下部において、これを受けるための受ブロック7が備わっている。
受ブロック7は、押ブロック3からの押圧力を受け止め、同ブロック3が用紙Pに対してステッチSを確実に挿入するのを補助する。
ステッチSの挿入後、受ブロック7は、ステッチ両端部Seの曲げ機構を担うブロック5が動作を開始するまでの間に任意のタイミングで、たとえば図8の紙面垂直下方に向けて待避する。
そして、図8に示すように第一作動部M1のみが上昇し、続いて図9に示すように、ブロック5L,5Rが、左右方向から互いに近付いて幅寄せすることにより、ステッチ両端部Se1,Se2をそれぞれ内側へ折り曲げる。
ここで、ブロック5は、超音波振動を発振できるよう構成されており、このため図10に示すように(線材Wないし)ステッチSは、用紙Pとの間において発生する該振動からの強力な摩擦熱によってこれに塗布ないし含浸された熱可塑性樹脂を溶融すると共に、押ブロック3及びブロック5の間における上下方向からの圧着力によって用紙Pの下面(裏面)とステッチ両端部Se1,Se2を又はステッチ両端部Se1,Se2同士を接合することができる。
これで、非金属製線材WからなるステッチSを用いて用紙Pを綴じる動作自体は、完了する。
その後連続して用紙Pに対する綴じ動作を行うことができるよう、図11及び図12に示すとおり、曲げ及び溶着の段階を終えたブロック5L,5Rが其々離れて元の位置に戻るとき、押ブロック3も上昇して元の位置に戻り、このとき受ブロック4も待避していた位置から押ブロック3の下方へまた戻るとともに、さらに受ブロック7も待避箇所から離隔状態にあるブロック5L,5Rの間へ位置を戻す。
しかも、本実施例においてはこのとき、押ブロック3の下へ受ブロック4が戻る際に、任意の送り機構が図11に示すとおり送り孔F1,F2を挿通するよう該線材Wを左方へ送り込んでおり、これを押ブロック3と受ブロック4で挟持すれば、完全に初期状態と同じ状態に戻ることになって、連続動作が可能である。
なお、本発明綴じ装置Xにおいて線材WをステッチSに成形するときは、昇降ブロック1,2の降下でなく、第二作動部M2の上昇によって相対的には同一の効果を得て線材Wを略コ字状に成形することも可能である。
本実施例においては、直線状に供給された線材Wを綴じ動作の過程で略コ字状に成形しこれをステッチSに適用したものであるが、本発明綴じ装置Xにおいては、予め成形しておいたステッチSを、たとえば従来型の金属製ステッチを用いたホッチキス等の綴じ装置と同様の機構を以て、該綴じ装置Xに供給するよう構成することも当然任意である。
また、送り孔F1,F2における昇降ブロック1,2の対向面側には、第二作動部M2が線材Wを保持したまま第一作動部M1が降下してその両端部We1,We2を引き出すときに、当該送り孔F1,F2の対向面側出口のエッジと擦れて、両端部We1,We2が反り返ったりすることのないよう、出口端部にはアールを設け構成するのが望ましい。
本発明綴じ装置Xにおいて、図示しないアームLは、当該装置Xを構成する第一作動部M1、第二作動部M2、第三作動部M3、ブロックA乃至ブロックD、ブロック5乃至ブロック7及びブロック30の各挙動による綴じ動作を、一の下げ動作により完了し、かつ初期の状態にまで戻すことができるよう、各部材の上下左右の位置は調節されている。
本実施例において、ステッチSは紙縒体又はバルカナイズド・ファイバー紙によって形成したものであるが、他の植物系パーチメント紙などファイバー紙により形成し得ることは勿論である。
なお、製本に際して、ステッチSを中綴じ本の背から差し込んでいるが、用紙Pの折り目に沿い該用紙Pの内側からこのステッチSを本の背に向かって通した後、折曲することも任意である。
さらに、昇降ブロック1,2に関しては、線材Wを送り孔F1,F2から挿通して保持する位置において、上下二つのブロックにさらに分割することも任意である。
すなわち、昇降ブロック1,2を上記位置においてそれぞれ(図示しない)昇降ブロック1a,1b,2a,2bに分割して構成すれば、ステッチSを形成する工程については、下部に位置する昇降ブロック1b,2bが直接的には関与することなく、穿孔刃K1,K2内へステッチSが収納された後に、押ブロック3らと一体となって用紙Pへの穿孔作業を行うことができるようになる。
無論、送り孔F1,F2に相当する位置に、線材Wのガイド溝を形成するのが望ましいことは敢えて説明するまでもないことである。
本発明は以上の通りであって、穿孔刃を以て線材を切断する従来型の機構ないし仕組みには拠らず、1組の昇降ブロックの左右方向に穿設された送り孔の双方に非金属製線材を予め貫通させ、適宜の切断手段によってまず適当な長さにこれを切断してからその上下より押ブロック及び受ブロックが挟持し、挟持したまま第二作動部が降下して送り孔内にあった線材両端部をガイド溝に引き出して同ガイド溝内に収めることにより、該線材を下向略コ字状のステッチに成形し、かつこの送り孔の出口端部はアールを設けて構成されているので、ステッチが擦れなどからその両脚を反り返らせたりするといった不都合がなく、しかも予めコ字状ステッチに成形しておいた線材を供給するようにすれば、同様に前記不都合を回避することができるという効果を有するので、用紙の綴じ装置及び綴じ方法に適用して極めて有用である。
X 本発明綴じ装置
M1 第一作動部
M2 第二作動部
M3 第三作動部
E 支持台
P 用紙
W 非金属製線材
S ステッチ
A~D プッシャー
3 押ブロック
4 受ブロック
5 ブロック
6 ブロック
7 受ブロック
8 押え手段
F 送り孔
T ストッパー
K 穿孔刃

Claims (20)

  1. 用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、
    第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する1組の昇降ブロックを具備し、
    昇降ブロックは、一側面から他側面へ向けて非金属製線材を挿通可能な当該昇降ブロックを貫通する送り孔と、同昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空穿孔刃と、当該穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、
    第二作動部は、前記昇降ブロックの間に配置され、送り孔に挿通された前記線材を上下から挟持する押ブロックと受ブロックを具備し、
    この押ブロック及び受ブロックが、
    該線材を保持したまま、
    第一作動部が降下することによって、及び/又は、同押ブロック及び受ブロックが上昇することによって、前記昇降ブロックの送り孔に挿通された線材の両端部を下方に折曲して正面視下向き略コ字状のステッチを形成すると共に、
    当該ステッチの両端部を前記ガイド溝内に収め、
    斯かる状態から第二作動部がさらに降下して該ステッチ両端部をこのガイド溝に沿って下方へスライドさせながら前記中空穿孔刃の内部に収め、
    受ブロックが用紙上面に接するまで第一作動部と第二作動部が一体となって降下するとき前記穿孔刃は用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、穿孔後は受ブロックが待避して押ブロックが用紙に対しステッチを完全に押し込むと共に、昇降ブロックが上昇して適宜の曲げ機構により当該ステッチの両端部が用紙下面に接するように該両端部を折曲することを特徴とする綴じ装置。
  2. 支持台は、ステッチに塗布ないし含浸された接着剤を超音波振動により硬化させて接着する機構を有する請求項1の綴じ装置。
  3. 支持台は、ステッチに塗布又は含浸された熱硬化性接着剤を硬化させるヒーターを組み込んでなる請求項1の綴じ装置。
  4. 曲げ機構が、用紙に向かって回転し、ステッチ両端部を折曲するため支持台の下面側に組み込まれた一対のステッチ圧着体を有する請求項1ないし3のいずれかの綴じ装置。
  5. 曲げ機構は、ステッチ両端部を折曲して用紙下面に圧着させる作用ブロックを備え、該作用ブロックが、ステッチ両端部の折曲のための左右動と圧着のための上下動をそれぞれ独立した動作により行う請求項1ないし4のいずれかの綴じ装置。
  6. 昇降ブロックの各対向面側において送り孔の出口端部にアールを形成してなる請求項1ないし5のいずれかの綴じ装置。
  7. 穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔するに際し、用紙の浮きを押さえるための適宜の押え手段を有する請求項1ないし6のいずれかの綴じ装置。
  8. 互いに離隔対向した1組の昇降ブロックに穿設された送り孔の両方に対して非金属製線材を挿通する段階と、
    前記線材を押ブロックと受ブロックにより挟持する段階と、
    押ブロック及び受ブロックが、線材を保持したまま、昇降ブロックが降下することによって、及び/又は、同押ブロック及び受ブロックが上昇することによって、該線材の両端部を前記昇降ブロックの各対向面側に設けたガイド溝内に引き出して収めると共にこの線材を正面視下向略コ字状のステッチに成形する段階と、
    押ブロック及び受ブロックが降下して前記ステッチの両端部をガイド溝に沿って下方へスライドさせることにより当該ガイド溝に連設された中空穿孔刃の内部に収める段階と、
    受ブロックが用紙に接するまで昇降ブロック、押ブロック及び受ブロックが一体となり降下して穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔する段階と、
    ステッチ挿通孔を穿孔したら受ブロックを待避させる段階と、
    押ブロックによりステッチを用紙に対して完全に押し込む段階と、
    ステッチを押し込んだら昇降ブロックが上昇する段階と、
    適宜の曲げ機構によって当該ステッチの両端部が用紙下面に接するように該両端部を折曲する段階
    を有することを特徴とする用紙の綴じ方法。
  9. 折曲されたステッチ両端部を超音波振動によって用紙に対し又はステッチ両端部同士で接着する段階を有する請求項8の綴じ方法。
  10. 折曲されたステッチ両端部をヒーターによって用紙に対し又はステッチ両端部同士で接着する段階を有する請求項8の綴じ方法。
  11. 曲げ機構は、一対のステッチ圧着体が用紙に向かって回転することによってステッチ両端部を折曲するようにした請求項8ないし10のいずれかの綴じ方法。
  12. 曲げ機構は、作用ブロックがステッチ両端部の折曲のための左右動と圧着のための上下動をそれぞれ独立した動作により行うようにした請求項8ないし10のいずれかの綴じ方法。
  13. 用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、
    第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する1組の昇降ブロックを具備し、
    昇降ブロックは、当該昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空の穿孔刃と、穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、
    第二作動部は、昇降ブロックの間に配置され、両脚が前記ガイド溝に沿うように適宜の供給手段により供給された正面視略下向コ字状のステッチを押下する押ブロックを具備し、
    押ブロックが降下して、前記ステッチの両脚を、ガイド溝に沿って下方へスライドさせることによって、穿孔刃の内部に収め、
    第一作動部と第二作動部が一体となって降下することによって穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、押ブロックが用紙に対してステッチを完全に押し込んだら昇降ブロックが上昇し、適宜の曲げ機構により当該ステッチの両脚部が用紙下面に接するよう該両端部を折曲することを特徴とする綴じ装置。
  14. 用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、
    第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する1組の昇降ブロックを具備し、
    昇降ブロックは、当該昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空の穿孔刃と、穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、
    第二作動部は、昇降ブロックの間に配置され、両脚が前記ガイド溝に沿うように適宜の供給手段により供給された正面視略下向コ字状のステッチの腹を上下から挟持する押ブロックと受ブロックを具備し、
    押ブロック及び受ブロックは、前記ステッチの腹を挟持したまま降下して該ステッチの両脚をガイド溝に沿って下方へスライドさせることによって穿孔刃の内部に収め、
    第一作動部と第二作動部が一体となり受ブロックが用紙に接するまで降下することによって穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、穿孔したら受ブロックが待避して、押ブロックが用紙に対しステッチを完全に押し込んだら昇降ブロックが上昇し、適宜の曲げ機構により当該ステッチの両脚が用紙下面に接するよう該両端部を折曲することを特徴とする綴じ装置。
  15. 用紙を支持する支持台と、該支持台に対し略垂直方向に動作可能な第一作動部と、同支持台に対し略垂直方向にかつ第一作動部とは独立に動作可能な第二作動部を備えた用紙の綴じ装置において、
    第一作動部は、互いに離隔対向した状態で一体的に動作する左右1組からなる上部昇降ブロック及び下部昇降ブロックを具備し、
    下部昇降ブロックは、当該下部昇降ブロックの各対向面側において用紙に対しステッチ挿通孔を穿孔する垂直向きの中空穿孔刃を有し、
    上部昇降ブロック及び下部昇降ブロックは、前記穿孔刃に連通するよう形成された平面視略半円形状のガイド溝を有し、
    第二作動部は、左右に位置する上部昇降ブロック及び下部昇降ブロックの間に配置され、上部昇降ブロックと下部昇降ブロックによって保持された線材の略中央部をさらに上下から挟持する押ブロックと受ブロックを具備し、
    押ブロック及び受ブロックが、
    該線材を保持したまま、
    第一作動部が降下することによって、及び/又は、同押ブロック及び受ブロックが上昇することによって、該線材の両端部を下方に折曲して正面視下向き略コ字状のステッチを形成すると共に、
    当該ステッチの両端部を前記ガイド溝内に収め、
    斯かる状態から第二作動部がさらに降下して該ステッチ両端部をこのガイド溝に沿って下方へスライドさせながら前記中空穿孔刃の内部に収め、
    受ブロックが用紙上面に接するまで下部昇降ブロックと第二作動部が一体となって降下するとき前記穿孔刃は用紙にステッチ挿通孔を穿孔し、穿孔後は受ブロックが待避して押ブロックが用紙に対しステッチを完全に押し込むと共に、下部昇降ブロックが上昇して適宜の曲げ機構により当該ステッチの両端部が用紙下面に接するように該両端部を折曲することを特徴とする綴じ装置。
  16. 支持台は、ステッチに塗布ないし含浸された接着剤を超音波振動により硬化させて接着する機構を有する請求項15の綴じ装置。
  17. 支持台は、ステッチに塗布又は含浸された熱硬化性接着剤を硬化させるヒーターを組み込んでなる請求項15の綴じ装置。
  18. 曲げ機構が、用紙に向かって回転し、ステッチ両端部を折曲するため支持台の下面側に組み込まれた一対のステッチ圧着体を有する請求項15ないし17のいずれかの綴じ装置。
  19. 曲げ機構は、ステッチ両端部を折曲して用紙下面に圧着させる作用ブロックを備え、該作用ブロックが、ステッチ両端部の折曲のための左右動と圧着のための上下動をそれぞれ独立した動作により行う請求項15ないし18のいずれかの綴じ装置。
  20. 穿孔刃が用紙にステッチ挿通孔を穿孔するに際し、用紙の浮きを押さえるための適宜の押え手段を設けた請求項15ないし19のいずれかの綴じ装置。
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