JP4642401B2 - レーザ走査型観察装置 - Google Patents

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Description

この発明はレーザ走査型観察装置に関するものである。
従来、生体等の試料にその表面から励起光を照射して、試料の表面下の比較的深い位置から発せられる蛍光を検出することにより、細胞等の機能を観察する装置として、多光子励起型の測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この多光子励起型の測定装置においては、試料から発せられる蛍光を、シングルモードファイバにより接続された外部の光電子増倍管によって検出するように構成されている。
特開2002−243641号公報(第3頁等)
しかしながら、シングルモードファイバは、コア径が細く、試料から戻る蛍光を制限してしまうため、効率よく測定することができないという不都合がある。蛍光を効率よく測定する目的からすれば、光電子増倍管は測定ヘッドの対物レンズ直後に配置することが好ましいが、光電子増倍管はその大きさが比較的大きいために測定ヘッドが大型化してしまい、試料の観察対象部位に合わせて種々の姿勢や位置に配置する用途、例えば、実験小動物等を生きたまま(in vivo)観察する場合等には適していない。
一方、コア径が太く試料からの蛍光を制限しない光ファイバとして、マルチモードファイバを使用することが考えられるが、マルチモードファイバは多数の伝送モードで光を伝播する。このため、レーザ光源から極短パルスレーザを入射させた場合に、多モード分散を生じてパルス幅が長くなってしまい、そのまま使用したのでは、効率的に多光子励起効果を発生させることができないという不都合がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、レーザ光源から発せられたパルス幅の短い極短パルスレーザを試料に照射しながら、試料から得られる蛍光量の損失を低減して明るい蛍光画像を得ることができ、かつ、測定ヘッドをコンパクトに構成することができるレーザ走査型観察装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明は、極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、前記第1のレーザ光源、第2のレーザ光源および前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバからなる第1の光ファイバにより接続され、前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、前記第1の光ファイバよりコア径の大きな第2の光ファイバにより接続されているレーザ走査型観察装置を提供する。
本発明によれば、第1のレーザ光源から発せられた極短パルスレーザ光は、第1の光ファイバにより伝播されて測定ヘッドに入り、光走査部の作動により走査されて対物光学系により試料上に結像される。極短パルスレーザ光が照射されることにより試料から発せられた戻り光は対物光学系および光走査部を介して戻り第2の光ファイバを介して第1の撮像手段により検出される。
この場合において、第2の光ファイバは、第1の光ファイバより大きなコア径を有しているので、測定ヘッドに入射される極短パルスレーザ光は第1の光ファイバ内において多モード分散を生じさせることなく、また、試料からの戻り光を第2の光ファイバにより無駄なく伝播して第1の撮像手段に到達させることができる。
また、測定ヘッドと、光源および撮像手段とを光ファイバによって接続することにより、測定ヘッドを大型化させることなく、しかも、光ファイバを取り回して自由な姿勢および位置に測定ヘッドを配置することができる。
また、本発明は、極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、前記第1のレーザ光源、第2のレーザ光源および前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバと同等の直径を有するコアをクラッドで囲んだ第1の光ファイバ部分により接続され、前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、前記第1の光ファイバ部分よりコア径の大きな第2の光ファイバ部分により接続され、前記第2の光ファイバ部分の中心に前記第1の光ファイバ部分を配置したレーザ走査型観察装置を提供する。このようにすることで、光ファイバを単一にまとめてさらにとり回しの自由度を上げることができる。
また、上記発明においては、前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とが同一の撮像手段により構成され、前記第1の光ファイバと撮像手段とを結ぶ光路と、前記第2の光ファイバと撮像手段とを結ぶ光路とを切り替える光路切替手段を備えることとしてもよい。
光路切替手段の作動により、測定ヘッドから第1の光ファイバを介して戻る戻り光と、第2の光ファイバを介して戻る戻り光とを切り替えることにより、撮像手段を共用することができ、構成の簡易化、コンパクト化を図ることができる。
また、上記発明においては、前記第2の光ファイバが、マルチモードファイバまたはファイババンドルからなっていてもよい。
また、本発明は、極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、前記第1のレーザ光源および前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバからなる第1の光ファイバにより接続され、前記第2のレーザ光源と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバからなる第2の光ファイバにより接続され、前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、前記第1の光ファイバおよび第2の光ファイバよりコア径の大きな第3の光ファイバにより接続されているレーザ走査型観察装置を提供する。
本発明によれば、第3の光ファイバは、第1および第2の光ファイバより大きなコア径を有しているので、測定ヘッドに入射される極短パルスレーザ光は第1の光ファイバ内において多モード分散を生じさせることなく、また、試料からの戻り光を第3の光ファイバにより無駄なく伝播して第1の撮像手段に到達させることができる。
また、測定ヘッドと、光源および撮像手段とを光ファイバによって接続することにより、測定ヘッドを大型化させることなく、しかも、光ファイバを取り回して自由な姿勢および位置に測定ヘッドを配置することができる。
上記発明においては、前記第2の光ファイバのカットオフ波長が、前記第1の光ファイバのカットオフ波長より小さく設定されていることが好ましい。
このように構成することで、伝播する光の波長に合わせたカットオフ波長を有するシングルモードファイバ使用することができる。
また、上記発明においては、前記第3の光ファイバが、マルチモードファイバまたはファイババンドルからなっていてもよい。
また、本発明は、極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、前記第1のレーザ光源、第2のレーザ光源および前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、マルチモードファイバからなる第1の光ファイバにより接続され、前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、マルチモードファイバまたはファイババンドルからなる第2の光ファイバにより接続され、前記測定ヘッド内に、前記第1の光ファイバにより伝播されてきた第1、第2のレーザ光源からのレーザ光の中間像を形成する集光レンズと、該中間像位置近傍に配置され、中間像の中央近傍のみの通過を許容するピンホール部材が備えられているレーザ走査型観察装置を提供する。
本発明によれば、第1のレーザ光源から発せられた極短パルスレーザ光は、マルチモードファイバを介して測定ヘッド内に入り集光レンズにより集光された後に中間像位置近傍においてピンホール部材を通過させられる。ピンホール部材は中間像の中央近傍の光のみ、すなわち、マルチモードファイバの中央付近を伝播してきた光のみの通過を許容する。
マルチモードファイバの中央付近においては、最低次モードの極短パルスレーザ光のみが伝播されているため、ピンホール部材により、最低次モードの極短パルスレーザ光のみが通過させられることになる。その結果、マルチモードファイバ内における多モード分散の影響を受けることなく、比較的位相の揃った最低次モードの光を対物光学系から試料に向けて出射させることができ、試料において多光子励起現象を効率よく発生させることができる。
また、試料からの戻り光はマルチモードファイバを介して第1の撮像素子に入射される。マルチモードファイバはコア径が大きいので、戻り光を制限することなく第1の撮像素子に到達させ、無駄なく検出することが可能となる。
また、上記発明においては、前記ピンホール部材の口径が可変であることとしてもよい。このようにすることで、共焦点効果(光軸方向の分解能)を調節可能とすることができ、共焦点効果を高めて鮮明な画像を取得可能としたり、共焦点効果を低減する代わりに、十分な戻り光の光量を確保して明るい画像を得たりすることができる。
また、上記発明においては、前記シングルモードファイバがフォトニッククリスタルファイバからなることとしてもよい。
また、本発明は、極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、第1および第2のレーザ光源からのレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する撮像手段とを備え、前記第1のレーザ光源、第2のレーザ光源および前記撮像手段と前記測定ヘッドとが、マルチモードファイバにより接続され、前記測定ヘッド内に、前記マルチモードファイバにより伝播されてきた第1、第2のレーザ光源からのレーザ光の中間像を形成する集光レンズと、該中間像位置近傍に配置され、中間像の中央近傍のみの通過を許容するピンホール部材とが備えられ、該ピンホール部材が、極短パルスレーザ光および連続発光レーザ光および連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を遮光し、極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を通過可能な材質により構成されているレーザ走査型観察装置を提供する。
本発明によれば、第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光は、ピンホール部材によって、マルチモードファイバの中央付近において最低次モードの極短パルスレーザ光のみが通過させられ、試料における多光子励起現象を効率よく発生させることができる。一方、試料から戻る戻り光についてはピンホール部材によるピンホール効果によって光量を低減されることなくマルチモードファイバに効率的に入射されて、明るく鮮明な画像を得ることができる。また、第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対しては、ピンホール部材により共焦点効果が生じ、鮮明な画像を得ることができる。この場合に、2つのレーザ光源と測定ヘッドとを1本のマルチモードファイバにより接続することが可能となり、測定ヘッドの取り回しを容易にすることができる。
本発明によれば、レーザ光源から発せられたパルス幅の短い極短パルスレーザを試料に照射しながら、試料から得られる蛍光量の損失を低減して明るい蛍光画像を得ることができ、かつ、測定ヘッドをコンパクトに構成することができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係るレーザ走査型観察装置について、図1を参照して説明する。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置1は、図1に示されるように、実験小動物を始めとする試料Aに対向配置される対物レンズ2を備える測定ヘッド3と、光学ユニット4と、これらを接続する光ファイバ5,6とを備えている。
測定ヘッド3は、コリメートレンズ7と、レーザ走査部8と、瞳投影レンズ9と、結像レンズ10とを備えている。コリメートレンズ7は、光ファイバ5により伝播されてきたレーザ光を平行光に変換するようになっている。レーザ走査部8は、例えば、互いに直交する2軸回りにそれぞれ回転可能に設けられた2枚のガルバノミラー(図示略)を備えており、レーザ光の偏向方向を変更して、試料Aにおいて2次元方向に走査するようになっている。また、瞳投影レンズ9は、レーザ走査部8により2次元方向に走査されたレーザ光を一旦結像して中間像を形成するようになっている。また、結像レンズ10は中間像を結像したレーザ光を集光して対物レンズ2に入射させるようになっている。
測定ヘッド3は、図示しないアームによって移動自在に支持されている。
前記光学ユニット4は、例えば、パルス幅が100fsec(フェムト秒)程度、波長976nm程度の近赤外極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源11と、波長488nm程度の連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源12と、第1のレーザ光源11からの近赤外極短パルスレーザ光に対する蛍光観察用の第1の光検出器13と、第2のレーザ光源12からの連続発光レーザ光に対する蛍光観察用の第2の光検出器14とを備えている。
第1のレーザ光源11と第2のレーザ光源12とは、それらの光軸をダイクロイックミラー15により結合されている。また、結合された2つのレーザ光源の光軸には、第2の光検出器14の光軸がダイクロイックミラー16により結合されている。
2つのレーザ光源11,12および第2の光検出器14の結合された光軸は、カップリングレンズ17を介して第1の光ファイバ5の一端面に一致させられている。カップリングレンズ17は、レーザ光源11,12からのレーザ光を第1の光ファイバ5の一端面に集光させると同時に、第1の光ファイバ5からの蛍光を集光して第2の光検出器14に導くようになっている。また、第2の光検出器13の光軸は、コリメートレンズ18を介して第2の光ファイバ6の一端面に一致させられている。コリメートレンズ18は、第2の光ファイバ6からの蛍光を集光して第1の光検出器13に導くようになっている。
第1の光検出器13および第2の光検出器14は、例えば、光電子増倍管(Photomultiplier Tube)である。これらの光検出器13,14の前段には、各光検出器13,14により検出すべき波長の蛍光のみの通過を許容するバリアフィルタ19,20が配置されている。符号21は、ミラーである。
第1の光ファイバ5および第2の光ファイバ6の他端は、測定ヘッド3に接続されている。測定ヘッド3には、前記コリメートレンズ7とレーザ走査部8との間にダイクロイックミラー22が配置されており、レーザ走査部8から戻る戻り光を第1の光ファイバ5の他端面および第2の光ファイバ6の他端面に分岐させるようになっている。
また、コリメートレンズ7は、第1の光ファイバ5の他端面へのカップリングレンズとして機能し、第2の光ファイバ6の他端面とダイクロイックミラー22との間には、ダイクロイックミラー22により分岐された光を第2の光ファイバ6の他端面に集光させるカップリングレンズ23が配置されている。
本実施形態においては、前記第1の光ファイバ5は、数ミクロン程度のコア径を有するシングルモードファイバまたはフォトニッククリスタルファイバである。一方、第2の光ファイバ6は数ミリのコア径を有するマルチモードファイバまたはファイババンドルである。
このように構成された本実施形態に係るレーザ走査型観察装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置1によれば、第1のレーザ光源11と第2のレーザ光源12とが選択的に切り替えられて使用される。
第1のレーザ光源11から発せられた近赤外極短パルスレーザ光および第2のレーザ光源12から発せられた連続発光レーザ光は、ダイクロイックミラー15,16を介してカップリングレンズ17により第1の光ファイバ5に入射させられる。そして、第1の光ファイバ5内を伝播して測定ヘッド3内に入り、コリメートレンズ7によって平行光に変換される。
平行光に変換された近赤外極短パルスレーザ光は、レーザ走査部8の作動により2次元的に走査され、瞳投影レンズ9、結像レンズ10および対物レンズ2を介して試料Aに照射される。試料Aにおいては、近赤外極短パルスレーザ光が集光された所定の深さ方向位置において多光子励起効果により蛍光が発せられる。そして、発せられた蛍光は、対物レンズ2、結像レンズ10、瞳投影レンズ9およびレーザ走査部8を介して同一光路を戻り、ダイクロイックミラー22によって光路から分岐させられる。
分岐された蛍光は、カップリングレンズ23によって第2の光ファイバ6の端面に集光され、第2の光ファイバ6内を伝播して光学ユニット4内に戻る。そして、コリメートレンズ18によって平行光にされた後、バリアフィルタ19によって不要な波長領域の光を除去されて第1の光検出器13により検出される。
一方、第2のレーザ光源12から発せられた連続発光レーザ光は、レーザ走査部8の作動により2次元的に走査され、瞳投影レンズ9、結像レンズ10および対物レンズ2を介して試料Aに照射される。試料Aにおいては、連続発光レーザ光が照射された深さ方向の各位置において、蛍光が発せられる。そして、発せられた蛍光は、対物レンズ2、結像レンズ10、瞳投影レンズ9、レーザ走査部8、ダイクロイックミラー22、コリメートレンズ7および第1の光ファイバ5を経て、光学ユニット4内に戻り、カップリングレンズ17、ダイクロイックミラー16およびバリアフィルタ20を通過して第2の光検出器14に検出される。
このように構成することで、第1のレーザ光源11からの近赤外極短パルスレーザ光は、単一の伝送モードにより第1の光ファイバ5内を伝播されて測定ヘッド3内に入る。したがって、マルチモードファイバ内を伝播される場合のように極短パルスレーザ光のパルス幅が伸びることを防止し、第1のレーザ光源11から発せられた元々の短いパルス幅の極短パルスレーザ光を試料Aに照射することができ、試料Aにおいて多光子励起効果を効率的に発生させることができる。
さらに、多光子励起効果によって発生した蛍光は、コア径の小さい第1の光ファイバ5を通過することなく、第1の光ファイバ5の前段において分岐され、コア径の大きな第2の光ファイバ6を介して、無駄なく第1の光検出器13により検出されることになる。
ここで、多光子励起の場合には、それ自体にデフォーカス像をカットする効果があるので、共焦点ピンホールとして機能する第1の光ファイバ5に戻す必要がない。
また、第2のレーザ光源12からの連続発光レーザ光は、第1の光ファイバ5内を伝播されて測定ヘッド3内に入り、試料Aにおいて発生した蛍光は、第1の光ファイバ5内を戻されるが、第1の光ファイバ5は、数ミクロン程度のコア径を有しているので、第1の光ファイバ5の先端面が共焦点ピンホールとして機能する。すなわち、第1の光ファイバ5の先端面と、対物レンズ2による試料における結像位置とが共役な位置関係となり、対物レンズ2の結像位置において発生した蛍光のみが第1の光ファイバ5の先端面を通過することができるようになる。その結果、対物レンズ2の結像位置を試料Aの所定の深さ位置に配置することにより、共焦点効果によって、デフォーカス像をカットして、試料Aの表面下に薄く広がる組織の画像を非侵襲で取得することが可能となる。
すなわち、本発明によれば、共焦点効果による試料Aの表面下に薄く広がる組織の撮像、および、多光子励起効果によるさらに深い位置における組織の撮像を切り替えて行うことが可能である。この場合に、多光子励起用の第1のレーザ光源11と共焦点観察用の第2のレーザ光源12からのレーザ光を共通の第1の光ファイバ5で伝播するので構成部品が少なくて済む。
また、多光子励起効果により発生した蛍光をコア径の大きな第2の光ファイバ6により伝播するので、蛍光を無駄なく取得して観察精度を向上することができるという効果がある。さらに、光学ユニット4と測定ヘッド3とを光ファイバ5,6によって接続するので、比較的サイズが大きな光検出器13,14を測定ヘッド3から切り離し、測定ヘッド3を小型化することができ、また、測定ヘッド3のとり回しを自在にして所望の位置および姿勢による観察を可能にすることができる。
なお、上記実施形態においては、第1のレーザ光源11および第2のレーザ光源12からのレーザ光を測定ヘッド3に導く光ファイバとして、シングルモードファイバまたはフォトニッククリスタルファイバからなる第1の光ファイバ5を1本のみ採用した。これに代えて、図2に示されるように、近赤外極短パルスレーザ光を発する第1のレーザ光源11は、シングルモードファイバまたはフォトニッククリスタルファイバからなる第1の光ファイバ5′によって測定ヘッド3に接続し、第2のレーザ光源12および第2の光検出器14と測定ヘッド3とを、別のシングルモードファイバまたはフォトニッククリスタルファイバからなる第2の光ファイバ5によって測定ヘッド3に接続し、第1の光検出器13と測定ヘッド3とをマルチモードファイバまたはファイババンドルからなる第3の光ファイバ6により接続することにしてもよい。
この場合に、第1の光ファイバ5′と第2の光ファイバ5とは、図3に示されるように、測定ヘッド3に接続するコネクタ部24において、その出射端に配されるコア5a′,5aどうしを接合された状態でフェルール25に支持させることが好ましい。このようにすることで、ほぼ同一の光軸上に出射端を配置することができる。
そして、この場合には、第1の光ファイバ5′のカットオフ波長を第のレーザ光源11の波長、例えば、976nmより若干低く、例えば、950nmに設定し、第2の光ファイバ5のカットオフ波長を第のレーザ光源12の波長、例えば、488nmより若干低く、例えば、450nmに設定することが好ましい。このようにすることで、各光源11,12からのレーザ光をより確実にシングルモードの状態を保ったまま測定ヘッド3に伝播させることが可能となり、多光子励起効果をより効率的に発生させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るレーザ走査型観察装置30について、図4を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、図1に示した第1の実施形態に係るレーザ走査型観察装置1と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置30は、第1の実施形態に係るレーザ走査型観察装置1が、第1の光ファイバ5としてシングルモードファイバまたはフォトニッククリスタルファイバを採用していたのに対し、マルチモードファイバからなる第1の光ファイバ31を採用している点で相違している。また、測定ヘッド3内には、第1の光ファイバ31の出射端に対向して、コリメートレンズ7の前段に集光レンズ32とピンホール部材33とが配置されている点で相違している。
ピンホール部材33は、前記集光レンズ32による結像位置近傍に配置され、該結像位置に現れる第1の光ファイバ31の出射端の像の中央部分のみを通過させる程度の開口径を有している。また、ピンホール部材33は、対物レンズ2による試料A上の結像位置と互いに共役な位置に配置されている。
さらに、試料Aからの戻り光を第2の光ファイバ6の端面に向けて分岐するダイクロイックミラー22は、コリメートレンズ7とレーザ走査部8との間に配置されている。したがって、レーザ走査部8を介して戻る蛍光は、ピンホール部材33に入射される前に、波長に応じて、ダイクロイックミラー22によって分岐されて第2の光ファイバ6に入射される蛍光と、ダイクロイックミラー22を透過してコリメートレンズ7、ピンホール部材33および集光レンズ32を介して第1の光ファイバ31に入射される蛍光とに分離されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係るレーザ走査型観察装置30の作用について、以下に説明する。
まず、第1のレーザ光源11から近赤外極短パルスレーザ光を発生する場合について説明する。
第1の光ファイバ31を構成するマルチモードファイバを通過させられる極短パルスレーザ光は、種々の伝送モードで伝播される。その伝送モードを模式的に示すと図5の通りである。この図5は、第1の光ファイバ31の出射端における極短パルスレーザ光の光強度分布を示している。図中の斜線部は、光強度がゼロとなる領域である。すなわち、図5(a)に示されるように、最低次の伝送モード(すなわち、LP01モード)の極短パルスレーザ光が伝播される場合には、コア内では、光強度分布がゼロになる領域はない。一方、他の伝送モード(LPnmモード、但し、n≧1、m≧1)、同図(b)、(c)ではいずれもコアの中心近傍に光強度がゼロになる領域が存在する。
したがって、本実施形態に係るレーザ走査型観察装置30のように、マルチモードファイバからなる第1の光ファイバ31の出射端の像を結像する集光レンズ32の中間像位置にピンホール部材33を配置しておくことにより、第1の光ファイバ31内を伝播されてきた種々の伝送モードの極短パルスレーザ光の内、最低次モードの極短パルスレーザ光のみを選択的に通過させ、他の伝送モードのレーザ光の通過を阻止することができる。これにより、シングルモードファイバにより伝播する場合と同様に、極短パルスレーザ光のパルス幅が伸びることを防止できる。したがって、第1のレーザ光源11から発せられた元々の短いパルス幅の極短パルスレーザ光を試料Aに照射することができ、多光子励起現象を効率的に発生させることができる。この場合には、試料Aから発せられた蛍光は、第1実施形態と同様にダイクロイックミラー22で反射され、第2の光ファイバ6(マルチモードファイバまたはバンドルファイバ)に導かれ、第1の光検出器13により検出されることになる。
次に、第2のレーザ光源12から連続発光レーザ光を発生する場合について説明する。
第1の光ファイバ31がマルチモードファイバにより構成されているので、第1の実施形態とは異なり、その出射端が共焦点ピンホールとして作用することはない。しかしながら、本実施形態では、出射端に対向して集光レンズ32が配置され、該集光レンズ32による結像位置近傍にピンホール部材33が配置されているので、このピンホール部材33が共焦点ピンホールとして作用し、対物レンズ2の結像位置において発生した光のみを第1の光ファイバ31内に戻すことができる。
したがって、本実施形態に係るレーザ走査型観察装置30においても、第1のレーザ光源11から発せられた近赤外極短パルスレーザによる多光子励起現象を効率的に発生して、得られた蛍光を効率よく検出することができるとともに、第2のレーザ光源12から発せられた連続発光レーザ光により共焦点観察を行うことができる。
なお、ピンホール部材33は、その内径を可変にすることにしてもよい。内径を可変にすることで、共焦点効果(光軸方向の分解能)を調節可能にできる。第1の実施形態のように蛍光が入射する第1の光ファイバ5の端面でピンホール効果を持たせている場合には、共焦点効果が固定されているために使い難い側面があるのに対し、このようにすることで、使い易さを向上することができる。
また、上記実施形態においては、ピンホール部材33の遮光部分は、全てのレーザ光および蛍光を遮光するような、例えば、金属板等で構成されているが、これに代えて、例えば、第1のレーザ光源11から発振される波長976nm程度の極短パルスレーザ光、第2のレーザ光源12から発振される波長488nm程度の連続発光レーザ光および第2のレーザ光源12からの連続発光レーザ光に対して試料Aから発生する蛍光を遮光し、第1のレーザ光源11から発振される極短パルスレーザ光に対して試料Aから発生する蛍光を透過するような干渉膜等によって構成してもよい。この場合には、ダイクロイックミラー22、カップリングレンズ23、光ファイバ6、コリメートレンズ18、バリアフィルタ19および第1の光検出器13は不要となる。
このようにすることで、波長976nm程度の極短パルスレーザ光は、前述と同様にピンホール部材33で最低次モードのみが選択的に透過されて試料Aに照射され、試料Aにおいて効率的に多光子励起現象を発生させる。一方、試料Aから発せられた蛍光は、対物レンズ2,結像レンズ10、瞳投影レンズ9、レーザ走査部8およびコリメートレンズ7を介してピンホール部材33に到達し、ピンホール部材33の遮光部分を透過する。その結果、蛍光はピンホール効果を受けることなく集光レンズ32で第1の光ファイバ31(マルチモードファイバ)に導光される。
そして、第1の光ファイバ31を伝播した蛍光はカップリングレンズ17、ダイクロイックミラー16を透過して第2の光検出器14により検出される。もちろん、ダイクロイックミラー16は蛍光を透過する波長特性を有するものに設定しておく。蛍光がピンホール部材33によってピンホール効果を受けないので、ピンホール33によって遮光されることがなく、効率よく第1の光ファイバ31に導光される。
これに対して、波長488nm程度の連続発光レーザ光およびこれに対する蛍光は、ピンホール部材33によって制限されることにより、共焦点効果を生じさせることができる。
これにより、測定ヘッド3と光学ユニット4とを接続する光ファイバとして、第1の光ファイバ31が1本あれば足りるので、測定ヘッド3の取り回しを容易にすることができるという利点がある。
次に、本発明の第3の実施形態に係るレーザ走査型観察装置40について、図6および図7を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、図1に示した第1の実施形態に係るレーザ走査型観察装置1と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置40は、図6に示されるように、連続発光レーザ光を発生する第2の光源12が、ダイクロイックミラー41により光軸を結合された2つのレーザ光源12a,12bを備えている。これらのレーザ光源12a,12bは、波長の異なるものであり、異なる2つの色素によって染色された試料Aを観察する際に切り替えて、あるいは同時に使用されるようになっている。また、第1の光検出器13とコリメートレンズ18との間および第2の光検出器14とコリメートレンズ18′との間にも挿脱可能なダイクロイックミラー42,42′が配置されている。さらに、第2の光ファイバ6が、第1の光検出器13または第2の光検出器14のいずれかに、選択的に対向するように、コネクタ43によって着脱可能に取り付けられている。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置40により、多光子励起現象を利用した試料Aの観察を行うには、まず、試料Aにおいて発生する蛍光の波長に応じて、使用する光検出器として第1の光検出器13か第2の光検出器14かを選択する。例えば、第1の光検出器13を選択する場合には、図6に実線で示されるように、第1の光検出器13とコリメートレンズ18との間のダイクロイックミラー42を退避させ、そのコリメートレンズ18を介して第1の光検出器13に第2の光ファイバ6内を伝播されてきた蛍光を入射させるように、第2の光ファイバ6のコネクタ43を接続する。また、第2の光検出器14を選択する場合には、図6に破線で示されるように、第2の光ファイバ6のコネクタ43を、第2の光検出器14に対向する位置に接続し、ダイクロイックミラー42′を実線で示すように退避させる。これにより、蛍光の波長に適したバリアフィルタ19,20を有するいずれかの光検出器13,14に蛍光を選択的に検出させることができる。
そして、この状態で、第1の光源11から近赤外極短パルスレーザ光を発すると、ダイクロイックミラー44,16およびカップリングレンズ17を介して第1の光ファイバ5に入射される。第1の光ファイバ5内を伝播して測定ヘッド3に入った極短パルスレーザ光は、コリメートレンズ7、ダイクロイックミラー22、レーザ走査部8、瞳投影レンズ9、結像レンズ10および対物レンズ2を介して試料Aに照射され、多光子励起現象によって蛍光を発生させる。発生した蛍光は、同一の光路を介して戻り、ダイクロイックミラー22によって反射されてカップリングレンズ23を介して第2の光ファイバ6により光学ユニット4に戻される。光学ユニット4において、第2の光ファイバ6を伝播してきた蛍光は、対向配置されている第1の光検出器13または第2の検出器14のいずれかにより検出されることになる。
また、本実施形態に係るレーザ走査型観察装置40により、共焦点観察を行うには、図7に実線で示されるように、第1の光検出器13とコリメートレンズ18との間および第2の光検出器14とコリメートレンズ18′との間にダイクロイックミラー42,42′を挿入配置する。そして、第2の光源12を構成している2つのレーザ光源12a,12bからそれぞれの波長のレーザ光を同時に照射する。レーザ光は、ダイクロイックミラー41,44,16、カップリングレンズ17、第1の光ファイバ5を経て測定ヘッド3内に入り、コリメートレンズ7、ダイクロイックミラー22、レーザ走査部8、瞳投影レンズ9、結像レンズ10および対物レンズ2を介して試料Aに照射される。試料Aにおいて発せられた2種類の波長の蛍光は、同じ経路を通って光学ユニット4内に戻り、カップリングレンズ17、ダイクロイックミラー16,42,42′を介してそれぞれの蛍光の波長に適したバリアフィルタ19,20を有する光検出器13,14により検出される。
このように、本実施形態に係るレーザ走査型観察装置40によれば、第1の光源11により発生した近赤外極短パルスレーザ光による多光子励起現象を利用した観察と、第2の光源12により発生した2つの波長の連続発光レーザ光による共焦点観察とを、共通の光検出器を切り替えて行うことができる。
なお、波長特性によっては、ダイクロイックミラー42,42′を光路に入れた状態で第2の光ファイバ6をコネクタ43に装着して、光検出器13,14で多光子励起による蛍光を観察してもよい。また、第1の光ファイバ5からの蛍光をより効率よく反射させるために、ダイクロイックミラー42,42′に加えて、ミラーを選択的に切り替えることができるようにしてもよい。
次に、本発明の第4の実施形態に係るレーザ走査型観察装置50について、図8を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、図1に示した第1の実施形態に係るレーザ走査型観察装置50と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置50は、単一の光検出器51を備え、その光検出器51とコリメートレンズ18との間に、挿脱可能なミラー52と、交換可能なバリアフィルタ53,54とを配置している。第1の光源11から近赤外極短パルスレーザ光を出射するときには、ミラー52を鎖線で示す位置に退避させ、多光子励起現象により発生する波長の蛍光のみを透過可能なバリアフィルタ53を挿入する。一方、第2の光源12から連続発光レーザ光を出射するときには、ミラー52を実線で示す位置に挿入し、連続発光レーザ光の照射により発生する波長の蛍光を透過可能なバリアフィルタ54を挿入する。
このように構成することで、光検出器51を共用することが可能となり、構成部品点数を低減してコストを削減できるとともに、コンパクトに構成することができるという利点がある。
次に、本発明の第5の実施形態に係るレーザ走査型観察装置60について、図9および図10を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置60は、図9に示されるように、光学ユニット4と測定ヘッド3とが単一の光ファイバ61により接続されている点において、上記各実施形態に係るレーザ走査型観察装置1,30,40と相違している。
上記光ファイバ61は、図10に示されるように、シングルモードファイバと同等の直径を有する第1のコア62を中心に、その周囲に配置された第1のクラッド63を隔てて第2のコア64が取り囲むように配置され、さらにその周囲に第2のクラッド65が配置された2重構造を有している。
第1、第2の光源11,12から発せられたレーザ光は、ダイクロイックミラー15,21,16およびカップリングレンズ17を介して中央の第1のコア62に入射させられて伝播された後に、測定ヘッド3によって試料Aに照射されるようになっている。また、試料Aにおいて発せられた蛍光は、測定ヘッド3内のコリメートレンズ7によって第1のコア62または第2のコア64に入射されて伝播され、光学ユニット4内のカップリングレンズ17、ダイクロイックミラー16,66,67およびバリアフィルタ19,20を経て第1、第2の光検出器13,14により検出されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係るレーザ走査型観察装置60によれば、第1、第2の光源11,12からのレーザ光の入射時には、コア径の細い第1のコア62を通過させることによって、極短パルスレーザ光においてはパルス幅が伸びるのを防止できる。その結果、効率的に多光子励起現象を発生させることができる。
また、測定ヘッド3から戻る蛍光に対しては、第1の光源11からの極短パルスレーザ光により発生した蛍光は、コア径の大きな第2のコア64を通して戻すことにより、光量の損失を低減して明るい蛍光画像を得ることを可能とし、第2の光源12からの連続発光レーザ光により発生した蛍光は、コア径の小さい第1のコア62を通して戻すことにより、共焦点効果を発生させることができる。
本実施形態に係るレーザ走査型観察装置60においては、光学ユニット4と測定ヘッド3とを結ぶ光ファイバ61を1本にまとめたので、測定ヘッド3の位置や姿勢を変化させる際の自由度を向上することができるという効果がある。
なお、本実施形態においては、光ファイバ61として、図10に示される2重構造の光ファイバ61を例に挙げて説明したが、これに代えて、図11に示されるように、中央の第1のコア62の周囲に複数の第2のコア68を束ねて配置したファイババンドルを採用してもよい。これによっても、上記と同様の効果をそうするとともに、光ファイバ61をより柔軟にして、とり回しを容易にすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るレーザ走査型観察装置の全体構成を示す模式図である。 図1のレーザ走査型観察装置の変形例を示す模式図である。 図2のレーザ走査型観察装置における光ファイバの出射端の構造例を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るレーザ走査型観察装置の全体構成を示す模式図である。 図4のレーザ走査型観察装置の光ファイバ内の極短パルスレーザ光の伝送モードを説明する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るレーザ走査型観察装置の全体構成を示す模式図である。 図6のレーザ走査型観察装置の連続発光レーザ光による観察時の状態を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るレーザ走査型観察装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係るレーザ走査型観察装置の全体構成を示す模式図である。 図9のレーザ走査型観察装置の光ファイバの構造を示す横断面図である。 図10の光ファイバの変形例を示す横断面図である。
符号の説明
A 試料
1,30,40,50,60 レーザ走査型観察装置。
2 対物レンズ(対物光学系)
3 測定ヘッド
5,5′ 第1の光ファイバ(第2の光ファイバ)
6 第2の光ファイバ、第3の光ファイバ
8 レーザ走査部(光走査部)
11 第1の光源(第1のレーザ光源)
12 第2の光源(第2のレーザ光源)
13 第1の光検出器(第1の撮像手段)
14 第2の光検出器(第2の撮像手段)
32 集光レンズ
33 ピンホール部材
42,42′ ダイクロイックミラー(光路切替手段)
51 光検出器(撮像手段)
62 コア(第1の光ファイバ)
64 コア(第2の光ファイバ)

Claims (10)

  1. 極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、
    連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、
    これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、
    第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、
    第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、
    前記第1のレーザ光源、第2のレーザ光源および前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバからなる第1の光ファイバにより接続され、
    前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、前記第1の光ファイバよりコア径の大きな第2の光ファイバにより接続されているレーザ走査型観察装置。
  2. 極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、
    連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、
    これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、
    第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、
    第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、
    前記第1のレーザ光源、第2のレーザ光源および前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバと同等の直径を有するコアをクラッドで囲んだ第1の光ファイバ部分により接続され、
    前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、前記第1の光ファイバ部分よりコア径の大きな第2の光ファイバ部分により接続され、
    前記第2の光ファイバ部分の中心に前記第1の光ファイバ部分を配置したレーザ走査型観察装置。
  3. 前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とが同一の撮像手段により構成され、
    前記第1の光ファイバと撮像手段とを結ぶ光路と、前記第2の光ファイバと撮像手段とを結ぶ光路とを切り替える光路切替手段を備える請求項1に記載のレーザ走査型観察装置。
  4. 前記第2の光ファイバが、マルチモードファイバまたはファイババンドルからなる請求項1に記載のレーザ走査型観察装置。
  5. 極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、
    連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、
    これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、
    第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、
    第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、
    前記第1のレーザ光源と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバからなる第1の光ファイバにより接続され、
    前記第2のレーザ光源および前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、シングルモードファイバからなる第2の光ファイバにより接続され、
    前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、前記第1,第2の光ファイバよりコア径の大きな第3の光ファイバにより接続されているレーザ走査型観察装置。
  6. 前記第2の光ファイバのカットオフ波長が、前記第1の光ファイバのカットオフ波長より小さく設定されている請求項に記載のレーザ走査型観察装置。
  7. 前記第3の光ファイバが、マルチモードファイバまたはファイババンドルからなる請求項5に記載のレーザ走査型観察装置。
  8. 極短パルスレーザ光を発生する第1のレーザ光源と、
    連続発光レーザ光を発生する第2のレーザ光源と、
    これらレーザ光源からのレーザ光を試料上に走査させる光走査部と、該光走査部により走査されたレーザ光を試料上に結像させる対物光学系とを備える測定ヘッドと、
    第1のレーザ光源からの極短パルスレーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第1の撮像手段と、
    第2のレーザ光源からの連続発光レーザ光に対する試料からの戻り光を検出する第2の撮像手段とを備え、
    前記第1のレーザ光源、第2のレーザ光源および前記第2の撮像手段と前記測定ヘッドとが、マルチモードファイバからなる第1の光ファイバにより接続され、
    前記第1の撮像手段と前記測定ヘッドとが、マルチモードファイバまたはファイババンドルからなる第2の光ファイバにより接続され、
    前記測定ヘッド内に、前記第1の光ファイバにより伝播されてきた第1、第2のレーザ光源からのレーザ光の中間像を形成する集光レンズと、該中間像位置近傍に配置され、中間像の中央近傍のみの通過を許容するピンホール部材が備えられているレーザ走査型観察装置。
  9. 前記ピンホール部材の口径が可変である請求項8に記載のレーザ走査型観察装置。
  10. 前記シングルモードファイバがフォトニッククリスタルファイバからなる請求項1から請求項9のいずれかに記載のレーザ走査型観察装置。
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