JP4642216B2 - 機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法 - Google Patents
機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4642216B2 JP4642216B2 JP2000372381A JP2000372381A JP4642216B2 JP 4642216 B2 JP4642216 B2 JP 4642216B2 JP 2000372381 A JP2000372381 A JP 2000372381A JP 2000372381 A JP2000372381 A JP 2000372381A JP 4642216 B2 JP4642216 B2 JP 4642216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- photoelectric sensor
- gate
- delivery
- exit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時間貸し等の不特定多数の利用者が利用する駐車場に係り、特に機械式駐車装置の出庫バースから車両を安全に出庫させることができる機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ショッピングモール、大規模な遊園地又は小売店、映画館及び遊戯施設が複合した施設では、限られた敷地に効率よく多数の自動車等の車両を格納する必要がある。そこで、自動車を多段に設けた多数の駐車棚それぞれに格納することができる機械式駐車装置が利用されている。
【0003】
なお、この機械式駐車装置は、主に普通車を格納できるように設計されたものであるため、その格納することができる車種が限定されている。そこで、大型バス、又はハイルーフ車等の大型車両は、この機械式駐車装置には駐車させることができないので、このような大型車両は、機械式駐車装置とは別に設けられた平面駐車場に駐車させていた。
【0004】
このような機械式駐車装置と平面駐車場とを併用した大規模な駐車場では、駐車していた車両が出庫する際には、図4に示すような作業手順で行っていた。先ず、機械式駐車装置の駐車棚から車両を出庫バースへ移動させる。その車両の運転者乗車して、出庫バースから車両を出す。この出庫バースから出庫エリアを経て退出車路へ向けて車両を走行させる。この出庫バースから完全に車両が出た否かを管理人が確認した後、出庫バースの扉を閉じて、出庫作業を完了させる。
【0005】
この出庫バースでは、図5の平断面図に示すように、車両及び運転者等の存在位置イを確認するために、出庫バース1内を対角線方向に感知するように出庫バース用光電センサ2を設置してある。また、この出庫バース1と出庫エリア3との隣接する位置には、ゲート4を開閉自在に設けてある。このゲート4においても、ここを通過する車両位置ロを確認するようにゲート用光電センサ5を配置してある。7は車両を載せるパレットである。
【0006】
そこで、管理人は、これらの光電センサ2,5の感知結果に基づいて、ドア6から運転者と同乗者を出庫バース1内に入室させ、車両に乗車させる。次に、ゲート4を開けて出庫エリア3へ移動させ、出庫バース1から車両が完全に退出したことを確認してゲート4を閉じる。管理人は、このようにゲート4の開閉を管理しながら、安全を車両を出庫させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、従来の駐車台数が多い大規模な駐車場では、多くの車両を出庫させるための多数の管理人が必要であった。このような大規模な駐車場は、休日の駐車台数が多いときに合わせて管理人の人数を設定しているために、平日の駐車台数の少ない日であっても、多数の管理人が待機する必要があるため効率が悪いという問題を有していた。
【0008】
また、このような管理人による駐車バース1の出庫作業管理では、その管理人自身が不慣れなときはケアレスミスが発生しやすく出庫作業に手間取ったりすることがあった。このような新人に対してはその教育が必要になった。
【0009】
一方、時間貸し等の不特定多数の利用者(運転者)が不慣れなときも、出庫バース1から出庫エリア3に移動した車両が、退出方向を誤って後退することがあるため、完全に前の車両の出庫を完了させないと、 次の車両を機械式駐車装置から出庫バース1へ移動させないようになっていた。そこで、前の車両の出庫に時間がかかっていると、 多数の車両を円滑に出庫させることができないという問題を有していた。
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、管理人が行なっている出庫作業管理を光電センサなどに置き換え、管理人が不在のときにも出庫させ、不慣れな利用者でも円滑かつ安全に出庫させることができると共に、管理人の人数を削減することにより駐車場のランニングコストを低減することができる機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動出庫装置によれば、機械式駐車装置(13)に格納した車両(15)を出庫バース(1)とこれに隣接する出庫エリア(3)を経て出庫させる機械式駐車装置における自動出庫装置であって、
前記機械式駐車装置(13)の駐車棚から移動させた車両(15)の車両位置(イ)を確認するように出庫バース(1)内に設置した出庫バース用光電センサ(2)と、
前記出庫バース(1)と出庫エリア(3)との間に開閉自在に設けたゲート(4)と、
該ゲート(4)に、この車両位置(ロ)を確認するために設置したゲート用光電センサ(5)と、
出庫エリア(3)内にゲート(4)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、車両(15)の後部位置(ハ)を確認するように設置した車両後部位置用光電センサ(16)と、
該車両後部位置用光電センサ(16)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、該車両(15)の前部位置(ニ)を確認するように設置した車両前部位置用光電センサ(17)と、
出庫エリア(3)の退出車路への出口位置(ホ)を確認するように出口(19)に設置した出口用光電センサ(18)と、を備え、
(A)ゲート(4)が全開している出庫時において、ゲート用光電センサ(5)と車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が車両を確認したときに、ゲート(4)を全閉して、出庫作業を完了し、
(B)次いで、車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を未確認状態のままであるときに、ゲート(4)を全開する、ことを特徴とする機械式駐車装置における自動出庫装置が提供される。
【0012】
(C)(A)において、車両後部位置用光電センサ(16)が車両の未確認状態から確認状態に変化したときであって、ゲート(4)が全閉する前であるときは、ゲート(4)を開動作に切り換えて全開位置で停止させ、
(D)(C)の後に、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両の確認状態から未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認したときは、(A)に戻り、ゲート(4)を全閉する。
【0014】
上記本発明の自動出庫装置では、ゲート(4)においてゲート用光電センサ(5)は、この車両位置(ロ)を感知することで、車両(15)が出庫バース(1)から出庫エリア(3)へ退出していることを確認する。出庫エリア(3)において複数設置した光電センサは、退出しようとしている車両(15)の車両位置を感知することで、車両(15)が出庫エリア(3)の出口(19)方向へ順調に走行しているか否かを確認する。その感知結果に応じて、ゲート(4)を自動的に開閉して、安全に出庫させる。
【0015】
出庫エリア(3)では、車両後部位置用光電センサ(16)が車両(15)の後部位置(ハ)を感知して、その車両(15)が後退していないかを確認する。車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、その車両(15)が順調に出口(19)方向へ走行しているか否かを確認する。従来は、管理人が行っていた出庫作業を自動的に行うことができるので、不慣れな利用者でも安全に出庫させることができる。
【0016】
出庫バース(1)へのドア(6)は、自動的に開閉するものであるため、機械式駐車装置(13)からパレット(7)上の車両(15)を出庫バース(1)へ移動させているときは、この出庫バース(1)へ運転者等を入室させないので安全に車両(15)を移動させることが可能である。
【0017】
本発明の自動出庫方法によれば、機械式駐車装置(13)に格納した車両(15)を出庫バース(1)とこれに隣接する出庫エリア(3)を経て出庫させる機械式駐車装置における自動出庫方法であって、
前記機械式駐車装置(13)の駐車棚から移動させた車両(15)の車両位置(イ)を確認するように出庫バース(1)内に設置した出庫バース用光電センサ(2)と、
前記出庫バース(1)と出庫エリア(3)との間に開閉自在に設けたゲート(4)と、
該ゲート(4)に、この車両位置(ロ)を確認するために設置したゲート用光電センサ(5)と、
出庫エリア(3)内にゲート(4)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、車両(15)の後部位置(ハ)を確認するように設置した車両後部位置用光電センサ(16)と、
該車両後部位置用光電センサ(16)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、該車両(15)の前部位置(ニ)を確認するように設置した車両前部位置用光電センサ(17)と、
出庫エリア(3)の退出車路への出口位置(ホ)を確認するように出口(19)に設置した出口用光電センサ(18)と、を備え、
(A)ゲート(4)が全開している出庫時において、ゲート用光電センサ(5)と車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が車両を確認したときに、ゲート(4)を全閉して、出庫作業を完了し、
(B)次いで、車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を未確認状態のままであるときに、ゲート(4)を全開する、ことを特徴とする機械式駐車装置における自動出庫方法が提供される。
【0018】
(C)(A)において、車両後部位置用光電センサ(16)が車両の未確認状態から確認状態に変化したときであって、ゲート(4)が全閉する前であるときは、ゲート(4)を開動作に切り換えて全開位置で停止させ、
(D)(C)の後に、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両の確認状態から未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認したときは、(A)に戻り、ゲート(4)を全閉する。
【0019】
上記発明の自動出庫方法では、先ず、この出庫バース(1)から、これに隣接する出庫エリア(3)へ車両(15)を移動させるために、出庫中の前の車両がいるか否かを確認する。前の車両が存在しないことを確認したときは、ゲート(4)を開放して、次の車両(15)を移動させる。一方、 前の車両の存在を確認したときは、ゲート(4)を閉止して、次の車両(15)を移動させないようにする。このように、ゲート(4)の開閉を自動制御することにより、出庫バース(1)において複数の車両(15)を駐留させないで、円滑かつ安全に多数の車両(15)を出庫させることができる。
【0020】
一旦、出庫バース(1)から出庫エリア(3)へ移動し、出口(19)方向へ向かった車両(15)が、何らかの理由で後退しようとしたときには、ゲート(4)を閉止することにより、次の車両(15)との干渉を回避することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1は本発明の自動出庫装置及びその自動出庫装置を実施するための大規模駐車場の全体レイアウト図である。
本発明の自動出庫装置及びその自動出庫方法を実施するための大規模駐車場は、ショッピングモール、映画館及び遊戯施設が複合した施設に併設されるものである。図1の図示例では右側に駐車場11への入口12があり、略中央位置に機械式駐車装置13と、この両側に平面駐車場14をそれぞれ配置したものである。ここで機械式駐車装置13とは、車両15をリフトで昇降搬送し、多段に設けた駐車棚(駐車エリア)それぞれに格納することができる平面往復式駐車装置(シャトルパーキング)等の限られた敷地に効率よく多数の車両15を格納することができる駐車装置であり、主として小型車、普通車に用いられるものである。平面駐車場14とは平地に駐車エリアを区画したものであり、主として大型車両に用られるものである。なお、機械式駐車装置13は、この平面往復式駐車装置(シャトルパーキング)に限定されず、車両15をリフトで昇降搬送し、多段に設けた駐車棚それぞれに格納することができる昇降式駐車装置(エレベータパーキング)又は車両15を上下方向に循環させて入出庫させることができる垂直循環式駐車装置(タワーパーキング)などであってもよい。
【0022】
このように構成した機械式駐車装置13に格納してあった車両15を出庫させるときは、先ず機械式駐車装置13の駐車棚からパレット7ごと移動させて駐車バース1へ移動させる。この駐車バース1は、機械式駐車装置13の出庫口13aに隣接して配置した空間であり、この位置でドア6から入室した運転手と同乗者が車両15に乗車する場所である。そこで、本発明の自動出庫装置は、この駐車バース1と隣接する出庫エリア3には、車両15の予測不可能な動きを感知できるように、複数の光電センサを設置してある。
【0023】
図2は本発明の自動出庫装置を構成する出庫バースと出庫エリアを示す平面図である。
出庫バース1内には、車両15及び運転者等の存在位置イを確認するように配置した出庫バース用光電センサ2を設置してある。図示例では、この出庫バース用光電センサ2は、出庫バース1内における車両15等の存在を確認するものであるため、対角線上に1組設置してあるが、この出庫バース用光電センサ2は2組以上設置することも勿論可能である。この出庫バース用光電センサ2の感知結果に基づいて、出庫バース1への入室ドア6が自動的に開閉する。
【0024】
この出庫バース1と出庫エリア3との間に開閉自在に設けたゲート4にも、ここを通過する車両15等の車両位置ロを確認するためのゲート用光電センサ5を設置してある。このゲート用光電センサ5は、車両15が出庫バース1から出庫エリア3へ退出していることを確認する。
【0025】
本発明の出庫エリア3には、車両15の予測不可能な動きを感知できるように、複数の光電センサを設置してある。出庫エリア3内(図2において左から右にかけて)車両15の後部位置ハを確認する車両後部位置用光電センサ16と、車両15の前部位置ニを感知する車両前部位置用光電センサ17と、出庫エリア3の退出車路への出口位置ホを確認する出口出口用光電センサ18をそれぞれ設置してある。これらの光電センサ16,17,18の車両位置ハ,ニ,ホの感知結果から、 ゲート4を自動的に開閉する。
【0026】
図3は本発明の駐車場における自動出庫方法の説明ブロック図である。
本発明の駐車場における自動出庫方法は、図示例における各光電センサの感知結果A状態のときは、次のような出庫作業になる。先ず出庫バース1内の車両位置イを感知する出庫バース用光電センサ2が「OFF」、即ち遮光しているときは、そこに車両15があることを意味する。逆に「ON」状態はそこに車両15がいないことを意味する。
【0027】
次に、ゲート4の車両位置ロと車両15の後部位置ハとを感知するゲート用光電センサ5と車両後部位置用光電センサ16とが「ON」状態から「OFF」状態に変化したときは、 車両15が出庫エリア3の出口19へ順調に走行していることを意味する。
【0028】
この状態で、出庫バース1のゲート4を閉め始める。ここで、車両15が後退しているか否かを確認し(N,Y)、後退していないとき(N)にはゲート4を閉める作業が完了する。更に、出庫バース1内に人が進入しないようにドア6をロックして一連の出庫作業を完了する。
【0029】
なお、車両15が後退しているとき(Y)には、ゲート4を閉める作業が完了しているか否かを確認し(N、Y)、完了しているとき(Y)に、ドア6をロックして一連の出庫を完了する。このときは全ての光電センサが「OFF」状態に変化する(感知結果B状態)。
【0030】
一方、光電センサの感知結果C状態のときのように、ゲート4を閉める作業が完了していないとき(N)には、各光電センサの感知結果に応じて次のような動作をする。
出庫バース1内の車両位置イを感知する出庫バース用光電センサ2が「OFF」であるが、ゲート4の車両位置ロと共に車両15の後部と前部位置ハ、ニとを感知するゲート用光電センサ16と車両後部位置用光電センサ17とが「ON」状態から「OFF」状態、更に「ON」状態に変化したとき、 加えて、出口位置ホの出口用光電センサ18も「ON」状態から「OFF」状態に変化したときは、車両15が出庫エリア3において出庫が円滑に行われていないことを意味する。そこで、ゲート4を開いた状態で停止させる。
【0031】
次に、光電センサの感知結果D状態のときのように、出庫バース1内の車両位置イを感知する出庫バース用光電センサ2が「OFF」であるが、ゲート4の車両位置ロを始め車両15の後部と前部位置ハ、ニとを感知するゲート用光電センサ16と車両後部位置用光電センサ17とが「ON」状態から「OFF」状態、更に「ON」状態に変化したとき、 加えて出口位置ホの出口用光電センサ18も「ON」状態から「OFF」状態に変化したときは、車両15が出庫エリア3において出庫が円滑に行われていなかったが、その後、出口19方向へ順調に走行していることを意味する。そこで、次の車両が出庫バース1に移動しないように、ゲート4を閉じ始める。ここで、車両15が後退しているか否かを確認し(N,Y)、後退していない(N)ときにはゲート4を閉める作業が完了する。出庫バース1内に人が進入しないようにドア6をロックして一連の出庫作業を完了する。
【0032】
なお、上述した例では、時間貸しの大規模駐車場への適用について詳述したが、本発明はこのような実施の形態に限定されない。例えば、一般の月極め駐車場等にも同様に適用することができ、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
上述したように、本発明の駐車場における自動出庫装置及びその自動出庫方法は、管理人が行なっている出庫作業管理を光電センサなどに置き換え、管理人が不在のときにも出庫作業を行なえるので、不慣れな利用者でも円滑かつ安全に出庫させることができると共に、大規模な駐車場であっても多数の車両を安全に駐車させることができる。
【0034】
また、不慣れな利用者でも迷うことなく出庫させることで、不慣れな利用者でも円滑かつ安全に出庫させることができるために、管理人の人数が削減することにより駐車場のランニングコストを低減することができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動出庫装置及びその自動出庫方法を実施するための大規模駐車場の全体レイアウト図である。
【図2】本発明の自動出庫装置を構成する出庫バースと出庫エリアを示す平断面図である。
【図3】本発明の駐車場における自動出庫方法の説明ブロック図である。
【図4】従来の機械式駐車装置における作業手順を示す説明ブロック図である。
【図5】従来の出庫バースと出庫エリアを示す平断面図である。
【符号の説明】
1 駐車場
2 出庫バース用光電センサ
3 出庫エリア
4 ゲート
5 ゲート用光電センサ
6 ドア
13 機械式駐車装置
14 平面駐車場
15 車両
16 車両後部位置用光電センサ
17 車両前部位置用光電センサ
18 出口用光電センサ
19 出口
イ 出庫バース内の車両位置
ロ ゲートの車両位置
ハ 車両後部位置
ニ 車両前部位置
ホ 出庫エリアの出口位置
Claims (4)
- 機械式駐車装置(13)に格納した車両(15)を出庫バース(1)とこれに隣接する出庫エリア(3)を経て出庫させる機械式駐車装置における自動出庫装置であって、
前記機械式駐車装置(13)の駐車棚から移動させた車両(15)の車両位置(イ)を確認するように出庫バース(1)内に設置した出庫バース用光電センサ(2)と、
前記出庫バース(1)と出庫エリア(3)との間に開閉自在に設けたゲート(4)と、
該ゲート(4)に、この車両位置(ロ)を確認するために設置したゲート用光電センサ(5)と、
出庫エリア(3)内にゲート(4)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、車両(15)の後部位置(ハ)を確認するように設置した車両後部位置用光電センサ(16)と、
該車両後部位置用光電センサ(16)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、該車両(15)の前部位置(ニ)を確認するように設置した車両前部位置用光電センサ(17)と、
出庫エリア(3)の退出車路への出口位置(ホ)を確認するように出口(19)に設置した出口用光電センサ(18)と、を備え、
(A)ゲート(4)が全開している出庫時において、ゲート用光電センサ(5)と車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が車両を確認したときに、ゲート(4)を全閉して、出庫作業を完了し、
(B)次いで、車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を未確認状態のままであるときに、ゲート(4)を全開する、ことを特徴とする機械式駐車装置における自動出庫装置。 - (C)(A)において、車両後部位置用光電センサ(16)が車両の未確認状態から確認状態に変化したときであって、ゲート(4)が全閉する前であるときは、ゲート(4)を開動作に切り換えて全開位置で停止させ、
(D)(C)の後に、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両の確認状態から未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認したときは、(A)に戻り、ゲート(4)を全閉する、ことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置における自動出庫装置。 - 機械式駐車装置(13)に格納した車両(15)を出庫バース(1)とこれに隣接する出庫エリア(3)を経て出庫させる機械式駐車装置における自動出庫方法であって、
前記機械式駐車装置(13)の駐車棚から移動させた車両(15)の車両位置(イ)を確認するように出庫バース(1)内に設置した出庫バース用光電センサ(2)と、
前記出庫バース(1)と出庫エリア(3)との間に開閉自在に設けたゲート(4)と、
該ゲート(4)に、この車両位置(ロ)を確認するために設置したゲート用光電センサ(5)と、
出庫エリア(3)内にゲート(4)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、車両(15)の後部位置(ハ)を確認するように設置した車両後部位置用光電センサ(16)と、
該車両後部位置用光電センサ(16)から車両の出庫方向に間隔を隔てて位置し、該車両(15)の前部位置(ニ)を確認するように設置した車両前部位置用光電センサ(17)と、
出庫エリア(3)の退出車路への出口位置(ホ)を確認するように出口(19)に設置した出口用光電センサ(18)と、を備え、
(A)ゲート(4)が全開している出庫時において、ゲート用光電センサ(5)と車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が車両を確認したときに、ゲート(4)を全閉して、出庫作業を完了し、
(B)次いで、車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認後に未確認状態に変化し、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両を未確認状態のままであるときに、ゲート(4)を全開する、ことを特徴とする機械式駐車装置における自動出庫方法。 - (C)(A)において、車両後部位置用光電センサ(16)が車両の未確認状態から確認状態に変化したときであって、ゲート(4)が全閉する前であるときは、ゲート(4)を開動作に切り換えて全開位置で停止させ、
(D)(C)の後に、車両後部位置用光電センサ(16)が、車両の確認状態から未確認状態に変化し、かつ車両前部位置用光電センサ(17)と出口用光電センサ(18)が、車両を確認したときは、(A)に戻り、ゲート(4)を全閉する、ことを特徴とする請求項3に記載の機械式駐車装置における自動出庫方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372381A JP4642216B2 (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372381A JP4642216B2 (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002174045A JP2002174045A (ja) | 2002-06-21 |
JP4642216B2 true JP4642216B2 (ja) | 2011-03-02 |
Family
ID=18841937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000372381A Expired - Lifetime JP4642216B2 (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4642216B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0674759U (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-21 | 新明和工業株式会社 | 駐車設備の車両方向変換装置 |
JPH0715959U (ja) * | 1993-08-27 | 1995-03-17 | 日精株式会社 | 車両寸法検知器付き立体駐車装置 |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000372381A patent/JP4642216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0674759U (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-21 | 新明和工業株式会社 | 駐車設備の車両方向変換装置 |
JPH0715959U (ja) * | 1993-08-27 | 1995-03-17 | 日精株式会社 | 車両寸法検知器付き立体駐車装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002174045A (ja) | 2002-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6330095B1 (ja) | 駐車装置、及び、駐車装置の制御方法 | |
JP2012158968A (ja) | 駐車場内の人検出器 | |
KR102107314B1 (ko) | 주차타워 | |
JP4642216B2 (ja) | 機械式駐車装置における自動出庫装置及びその自動出庫方法 | |
JP2001012097A (ja) | 駐車設備付き建物 | |
JP7154899B2 (ja) | 機械式駐車装置の車両保護システム、及びその車両保護方法並びに車両保護プログラム、機械式駐車装置 | |
JP7358037B2 (ja) | 機械式駐車装置の車両誘導システム、及びその車両誘導方法、並びに車両誘導プログラム、機械式駐車装置 | |
CN206448580U (zh) | 一种智能停车库出入口平台及智能停车库 | |
JP4146098B2 (ja) | 多段式駐車設備 | |
JP2008081965A (ja) | インナガレージ付き建物 | |
JP2001271506A (ja) | 縦列型エレベータ式駐車装置 | |
JP3649063B2 (ja) | ミックス型駐車装置 | |
JP4642214B2 (ja) | 機械式駐車装置の無人誘導・管理方法及び装置 | |
JP2770217B2 (ja) | 駐車装置の再入庫制御方法 | |
JP7442381B2 (ja) | 入庫支援方法及び入庫支援装置 | |
KR102274832B1 (ko) | 자동차용 승강기 | |
JP4491936B2 (ja) | 駐車・駐輪装置 | |
JP2023075798A (ja) | 機械式駐車場 | |
JP5469431B2 (ja) | 機械式駐車設備及びその車両入出庫方法 | |
JP3936072B2 (ja) | エレベータ式駐車設備 | |
JPH05195647A (ja) | 立体駐車場旋回式出入口部 | |
JPH07158301A (ja) | 立体駐車場における車の搬出方法 | |
JP3458067B2 (ja) | 連塔型駐車設備 | |
JP2012241345A (ja) | 機械式駐車場 | |
JP3058333U (ja) | 立体駐車場の入出庫部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050929 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20051209 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101129 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4642216 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |