JP2023075798A - 機械式駐車場 - Google Patents

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泰大 岡
Yasuhiro Oka
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【課題】入庫の意思がない車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出を抑止できる機械式駐車場を提供する。【解決手段】入出庫口を開閉する入出庫扉と、入出庫扉の外側において車両に関する所定の一連のイベントが検出されると入出庫扉を開く入庫時扉制御部130と、を備える。所定の一連のイベントには、車両が入出庫扉の外側を走行して入出庫扉に近づき、入出庫扉の前で停車したことが含まれる。【選択図】図4

Description

本発明は、機械式駐車場に関する。
少ないスペースで多数の車両を効率的に駐車できる駐車場として、機械式駐車場が知られている。機械式駐車場は、一般に、入出庫口を開閉する入出庫扉を有する入出庫室と、地上または地下に設けられた駐車室と、入出庫室と駐車室との間で車両を移動させる搬送装置と、を備える。
特許文献1には、入出庫扉に近づいた車両のナンバープレートを撮像し、撮像した画像を処理して車両番号を検出し、検出した車両番号があらかじめ登録されている車両の車両番号である場合、入出庫扉を開くことが開示される。特許文献1によれば、車両を入庫させる際の運転者の負担を軽減することができる。
特開2019-002158号公報
特許文献1の機械式駐車場では、入庫の意思のない車両、具体的には例えば、入出庫扉の前で停車している出庫したばかりの車両を入庫車両と誤検出して入出庫扉を開いてしまうおそれがある。誰も車両を入庫しないのに入出庫扉が開くことは、防犯上、好ましくない。また、入出庫扉を開いたユーザでなければ入出庫扉を閉じることができないように構成された機械式駐車場の場合、そのユーザが戻ってきて入出庫扉を閉じるか、機械式駐車場の係員が駆けつけて入出庫扉を閉じるまで、別のユーザは入庫ができなくなってしまう。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、入庫の意思がない車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出を抑止できる機械式駐車場を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の、機械式駐車場は、入出庫口を開閉する入出庫扉と、入出庫扉の外側において車両に関する所定の一連のイベントが検出されると入出庫扉を開く制御部と、を備える。所定の一連のイベントには、車両が入出庫扉の外側を走行して入出庫扉に近づき、入出庫扉の前で停車したことが含まれる。
本発明の別の態様もまた、機械式駐車場である。この機械式駐車場は、入出庫口を開閉する入出庫扉と、入出庫扉の外側において車両の車幅を変更する動作が検出されると入出庫扉を開く制御部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、入庫の意思がない車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出を抑止できる。
実施の形態に係る機械式駐車場の断面図である。 図1の入出庫室とその周辺の一例を示す平面図である。 図1の入出庫室とその周辺の別の例を示す平面図である。 図1の制御装置の構成を示すブロック図である。 入庫に関する機械式駐車場の一連の処理を示すフローチャートである。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る機械式駐車場10の断面図である。本実施の形態の機械式駐車場10は、定期契約者の車両を駐車するための駐車場である。
機械式駐車場10は、地上に設けられた建物104の地下に格納棚が設けられた地下式の機械式駐車場である。また機械式駐車場10は、いわゆる水平・多層循環方式の機械式駐車場である。機械式駐車場10は、特に限定されないが、自動車20、バイク74、自転車等の車両を駐車可能である。自動車20は、手動運転者であってもよいし、自動運転車であってもよい。
なお、機械式駐車場10は、格納棚が建物104の中に設けられた地上式の機械式駐車場であってもよい。また、機械式駐車場10は、入出庫口とその入出庫口を開閉する入出庫扉を備えていれば、その構成は特に限定されず、垂直循環方式、その他の方式の機械式駐車場であってもよい。
機械式駐車場10は、入出庫室12と、地下1階の駐車室であるB1F駐車室14と、地下2階の駐車室であるB2F駐車室16と、地下3階の駐車室であるB3F駐車室18と、車両を搭載可能に構成された複数のパレット32と、複数の移載装置58と、昇降装置94と、入出庫室12の外側に設けられる操作盤28と、機械式駐車場10を統括的に制御する制御装置30と、を備える。
B1F駐車室14、B2F駐車室16、B3F駐車室18はそれぞれ、例えば、マトリクス状に配列された複数の駐車スペースを含む。各駐車スペースは、車両が搭載されたパレット32を収容可能に構成される。
機械式駐車場10は、入出庫室12においてパレット32に車両が搭載され、車両が搭載された状態のパレット32を昇降装置94を用いて昇降路96に沿って昇降させたり、あるいは移載装置58を用いて面方向に移動させたりすることにより、駐車スペースに車両を駐車させる。
機械式駐車場10は、入庫時は車両が前進して入出庫室12に入場し、出庫時は車両が後退して入出庫室12から退出するように構成されてもよい。あるいはまた、機械式駐車場10は、例えば入出庫室12や駐車室にターンテーブルを備え、入庫時は車両が前進して入出庫室12に入場し、出庫時は車両が前進して入出庫室12から退出するように構成されてもよい。あるいはまた、機械式駐車場10は、図示の例とは異なるが、例えばAGV(Automatic Guided Vehicle)などの自動搬送車が車両を入出庫室12に対して入退出させるように構成されてもよい。この場合、入出庫室12の前の領域が乗降領域となる。
操作盤28は、機械式駐車場10の利用者または係員に対するユーザインタフェースとしての機能を有する。操作盤28は、制御装置30と接続されており、入力された操作に応じて制御装置30に制御信号を送信する。
図2は、入出庫室12とその周辺の一例を示す平面図である。入出庫室12は、特に限定されないが、平面視で略矩形状である。入出庫室12は、入出庫室12に車両が出入りするための入出庫口12aと、入出庫口12aを開閉するための入出庫扉13と、を備える。この例では、入出庫扉13は建物104の外に面している。
図3は、入出庫室12とその周辺の別の例を示す平面図である。この例では、入出庫扉13は、建物104の中にあり、建物104の外に面していない。建物104は、入出庫口12aとは別の出入口104aを備えている。建物104の出入口104aと入出庫室12の入出庫口12aとは離れており、それらの間には走行路104bが設けられている。図示の例では、出入口104aには扉は設けられていないが、例えばシャッターなどの扉が設けられてもよい。
図2、3に示すように、機械式駐車場10はさらに、検出部40を備える。検出部40は、カメラ42と、車両検出処理部44と、登録情報記憶部46と、を含む。検出部40の位置は、特に限定されない。カメラ42、車両検出処理部44および登録情報記憶部46は、図示のようにすべて同じ筐体に内蔵されてもよいし、別々の筐体に内蔵されてもよい。例えば、車両検出処理部44および登録情報記憶部46は、制御装置30内に設けられてもよい。検出部40は、図示のようにカメラ42を1つのみ含んでもよいし、複数のカメラ42を含んでもよい。
登録情報記憶部46は、入庫が許可されるべき登録車両の自動車登録番号(ナンバープレートに記載された番号)を保持する。登録車両は、本実施の形態では定期契約者の車両である。
カメラ42は、入出庫扉13の前の所定の空間を撮像領域として、所定のフレームレートで画像を撮像する。
車両検出処理部44は、カメラ42によって連続的に撮像される画像データに基づいて、入庫の意思がある車両を検出する。詳しくは、車両検出処理部44は、カメラ42によって連続的に撮像される画像データに対して、撮像領域における車両に関する所定のイベント(以下、イベントEVTともいう)の検出処理を実行する。車両検出処理部44は、公知の画像検出技術に基づいて、イベントEVTの検出処理を実行すればよい。車両検出処理部44は、例えば、画像データに基づいてイベントEVTを検出できるように機械学習により得られた学習済みモデルを用いて検出処理を実行してもよい。車両検出処理部44は、イベントEVTが検出されると、そのイベントに関する車両に入庫の意思があると判定する。つまり、そのイベントEVTに関する車両を、入庫の意思がある車両として検出する。
車両検出処理部44は、入庫の意思があると判定した車両の自動車管理番号を画像データから検出する。車両検出処理部44は、公知の画像検出技術に基づいて、自動車管理番号の検出処理を実行すればよい。車両検出処理部44は、登録情報記憶部46を参照して、検出された自動管理番号の車両が登録車両であるか否かを判定する。登録車両である場合、車両検出処理部44は、自動車管理番号を含む入出庫扉13の開扉指令を制御装置30に送信する。なお、車両検出処理部44は、自動車管理番号を検出できない場合や、検出された自動車管理番号の車両が登録車両と判定できなかった場合は、その旨および操作盤28で操作すべき旨を、音声や所定の表示部に表示して車両のドライバに通知してもよい。
つまり、車両検出処理部44は、入出庫室12の前の車両に入庫の意思があると判定し、かつ、その車両が登録車両である場合、その車両の入庫のために、入出庫扉13を自動で開かせる。
続いて、イベントEVTについて説明する。車両検出処理部44が検出するべきイベントEVTは、以下のイベントEVT_1~4のいずれかである。
[1]イベントEVT_1は、「車両が入出庫扉13の外側を走行して入出庫扉13に近づいて入出庫扉13の前で停車した」という一連のイベントであってもよい。単に停車していることを検出するべきイベントとすると、入出庫扉13の前で停車している出庫したばかりの車両を入庫の意思がある車両と誤検出するおそれがあるところ、イベントEVT_1のように入出庫扉13の外側を走行して入出庫扉13に近づいて入出庫扉13の前で停車したことを検出するべきイベントとすることで、そのような誤検出を抑止できる。なお、入出庫扉13の外側は、本実施の形態では、入出庫室12の外側と捉えることもできる。
入出庫扉13の外側を走行して入出庫扉13に近づくとは、図2の例の場合、建物104の外を走行して入出庫扉13に近づくことであり、図3の例の場合、建物104内の走行路104bを走行して入出庫扉13に近づくことである。
イベントEVT_1における「停車」は、入出庫方向(例えば入出庫扉13の主表面に垂直な方向)Dにおける入出庫扉13と車両との距離Lが所定の閾値距離(例えば3m)以下の位置への停車であってもよい。
イベントEVT_1における「走行」は、入出庫扉13に向かう前進走行であってもよく、したがって、イベントEVT_1における「停車」は、車両前部を入出庫扉13に向けての停車であってもよい。これにより、例えば方向転換などのために、入出庫扉に向かって後進して停車した車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出を抑止できる。また、機械式駐車場10が前進出庫の機械式駐車場の場合、すなわち車両後部を入出庫口12aに向けて出庫する機械式駐車場の場合、出庫したばかりの車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出をより一層抑止できる。なお、車両前部が入出庫扉13を向いている場合、ドライバも入出庫扉を向いているため、カメラ42に撮像される画像にはドライバの後頭部ではなく顔が写る。したがって、車両前部が入出庫扉13を向いているか否かは、画像中の車両に基づいて特定してもよいが、画像中のドライバに基づいて特定してもよい。
イベントEVT_1における「停車」は、予め定められた所定時間(例えば10秒)以上の停車であってもよい。これにより、車両が偶然に入出庫扉13の前に一時停止したり、入出庫扉13の前で車両同士がすれ違う際に一時停止したりするなど、入出庫扉13の前に停車したものの入庫の意思はなく、すぐに走り去る車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出を抑止できる。
イベントEVT_1における「停車」は、図示の例とは異なるが入出庫室12の外部における入出庫扉13の前にターンテーブルが設けられた機械式駐車場の場合、このターンテーブル上に車両を停車することであってもよい。また、入出庫扉13の前にターンテーブルが設けられる場合、イベントEVTは、「車両が入出庫扉13の外側を走行して入出庫扉13に近づいて入出庫扉13の前のターンテーブルに停車してターンテーブルによって旋回した」という一連のイベントであってもよい。
[2]イベントEVT_2は、「車両が入出庫扉13の外側を走行して入出庫扉13に近づいて入出庫扉13の前で停車し、停車した状態の車両が所定の動作をした」という一連のイベントであってもよい。停車した状態で車両が所定の動作をしたことまでを一連のイベントに含めることで、たまたま入出庫扉13の前で停車した入庫の意思がない車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出をより一層抑止できる。
イベントEVT_2における「走行」、「停車」は、イベントEVT_1における「走行」、「停車」と同じである。
イベントEVT_2における「動作」は、例えば車幅を狭くすること、例えばドアミラーをたたむこと、であってもよい。ここで、機械式駐車場では、一般に、例えば車幅制限以下の車幅にさせるために、また例えば乗降領域に車両を乗り入れる際の運転ミスの許容範囲を大きくするために、入庫時に車幅の狭幅化が要求される。また、自動運転車を駐車する場合、自動運転車は比較的運転精度が粗いおそれがあり、したがってなおさら狭幅化が要求されることが予想される。このように、実質的に必須の入庫時の車幅の狭幅化をイベントEVT_2における動作とすることで、入庫に係る操作に関するドライバの負荷を低減できる。この場合、機械式駐車場10は、車両が入出庫扉13の前に停車したタイミングで、音声や所定の表示部への画面表示によって、車幅の狭幅化を指示すればよい。
また、イベントEVT_2における「動作」は、例えば前照灯を明滅することであってもよいし、また例えばクラクション音を発することであってもよい。また、機械式駐車場10がEV(Electric Vehicle)の入庫中充電が可能な機械式駐車場である場合、イベントEVT_2における「動作」は、EVの給電口を開くことであってもよい。通常は入出庫扉13の前では行わない動作をイベントEVT_2における「動作」とすることで、入庫の意思がない車両を入庫の意思がある車両として検出する誤検出をより確実に抑止できる。
また、自動搬送車が車両を入出庫室12に対して入退出させるように構成された機械式駐車場10の場合、入庫時は入出庫室12の前でエンジンを停止させ、車両に乗車している人はそこで車両から降りることになる。この場合、イベントEVT_2における「動作」は、ドアの開閉であってもよい。また、検出部40が音を検出可能なセンサをさらに備える場合、イベントEVT_2における「動作」はエンジンの停止であってもよい。また、車両が自動運転車の場合、車両は障害物や周囲環境を検知するためのさまざまなセンサ(以下、車両側センサという)を搭載しているはずであり、エンジンの他に、これらの車両側センサもオフにするはずである。検出部40がこのような車両側センサのオン/オフ状態を検出可能なセンサを備える場合、イベントEVT_2における「動作」は車両側センサをオフにすることであってもよい。
[3]イベントEVT_3は、「車両が入出庫扉13の外側を走行して入出庫扉13に近づいて入出庫扉13の前で停車し、停車した状態の車両に乗車している人が所定の動作をした」という一連のイベントであってもよい。停車した状態の車両に乗車している人が所定の動作をしたことまでを一連のイベントに含めることで、たまたま入出庫扉13の前で停車した入庫の意思がない車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出をより一層抑止できる。
イベントEVT_3における「走行」、「停車」は、イベントEVT_1における「走行」、「停車」と同じである。
イベントEVT_3における「動作」は、自動搬送車が車両を入出庫室12に対して入退出させるように構成された場合において、入出庫扉13の前で停車した車両に乗車している人が車両から降りることであってもよいし、車両から降りた人が車両から離れることであってもよい。
[4]イベントEVT_4は、「入出庫扉13の前で車両が停車した状態で、その車両またはその車両に乗車している人が、所定の動作をしたこと」であってもよい。この場合、たまたま入出庫扉13の前で停車した入庫の意思がない車両を入庫の意思がある車両として検出してしまう誤検出をより一層抑止できる。
イベントEVT_4における[動作]は、イベントEVT_2またはイベントEVT_3の動作と同じである。
図4は、制御装置30の構成を示すブロック図である。図4に示す制御装置30の各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
制御装置30は、入庫制御部120と、出庫制御部122と、駐車状況記憶部124と、を含む。入庫制御部120は、入庫時扉制御部130と、誘導制御部132と、格納制御部134と、を含む。
駐車状況記憶部124は、各駐車スペースの駐車状況を記憶する。駐車状況記憶部124は例えば、駐車スペースを特定するスペースIDと、その駐車スペースに車両が駐車されているか否かを示す情報と、その駐車スペースに車両が駐車されている場合はその車両を特定する自動車登録番号と、を対応付けて保持する。
車両の入庫の際、上述のように検出部40は、入出庫扉13の前に停車した車両に入庫の意思があることを検出すると、自動車管理番号を含む開扉指令を制御装置30に送信する。あるいは、ドライバまたは係員が入出庫室12の外部に入庫対象の車両を停車させて降車し、操作盤28に自動車管理番号を含む開扉要求を入力する。操作盤28は、開扉要求が入力されると、開扉指令を制御装置30に送信する。入庫時扉制御部130は、開扉指令を受信すると、入出庫扉13を開く。
誘導制御部132は、音声や車両誘導案内灯(不図示)によって、入庫対象の車両を入出庫室12に配置されたパレット32上の停車位置に誘導する。
車両が入出庫室12に進入しパレット32上で停車した後、ドライバまたは係員は降車し、操作盤28に格納要求を入力する。操作盤28は、格納要求が入力されると、格納指令を制御装置30に送信する。格納制御部134は、格納指令を受信すると、まず入出庫扉13を閉じ、次いで昇降装置94および移載装置58を制御して車両が搭載されたパレット32を入出庫室12から駐車スペースに移動させる。格納制御部134は、駐車状況記憶部124に記憶される情報を更新する。
車両出庫の際、ドライバまたは係員は、操作盤28に、出庫対象の車両を特定する自動車管理番号を入力する。操作盤28は入力された自動車管理番号を含む出庫指令を制御装置30に送信する。出庫制御部122は出庫指令を受信すると、出庫指令に含まれる自動車管理番号によって特定される車両が搭載されたパレット32を、昇降装置94および移載装置58を制御して駐車スペースから入出庫室12に移動させる。出庫制御部122は、車両が搭載されたパレット32の入出庫室12への移動が完了すると、入出庫扉13を開く。ドライバまたは係員は、車両を乗降室の外に移動させ、操作盤28に閉扉要求を入力する。操作盤28は、閉扉要求が入力されると、閉扉指令を制御装置30に送信する。入庫時扉制御部130は、閉扉指令を受信すると、入出庫扉13を閉じる。
以上の構成による機械式駐車場10の動作を説明する。図5は、入庫に関する機械式駐車場10の一連の処理を示すフローチャートである。図5の処理は、繰り返し実行される。
検出部40は、イベントEVTの検出処理を実行する(S10)。イベントEVTが検出されない場合(S10のN)、図5の処理は終了する。イベントEVTが検出されると(S10のY)、そのイベントEVTに関する車両の自動車管理番号を検出して、当該車両が登録車両であるか否かを判定する(S12)。イベントEVTに関する車両が登録車両でない場合(S12のN)、図5の処理は終了する。この際、操作盤28で操作するようにドライバまたは係員に通知してもよい。イベントEVTに関する車両が登録車両である場合(S12のY)、制御装置30はその車両の入庫のために入出庫扉13を開く(S14)。ドライバまたは係員は、入出庫室12に配置されたパレット32に車両を停車させ、車両から降車する。操作盤28は、ドライバまたは係員から入庫指示を受け付ける(S16)。制御装置30は、車両を入出庫室12内のパレット32上の停止位置に誘導する(S18)。操作盤28は、利用者または係員から格納指示を受け付ける(S20)。制御装置30は、格納処理を実行する(S22)。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を説明する。
(変形例1)
実施の形態では特に言及しなかったが、車両が出庫してから所定時間が経過するまでは、イベントEVTの検出に基づいて入出庫扉13を開く制御を行わないようにしてもよい。例えば、車両が出庫してから所定時間が経過するまでは、検出部40が入庫の意思のある車両を検出しないようにしてもよいし、検出部40が入庫の意思のある車両を検出しても開扉指令を制御装置30に送信しないようにしてもよい。また例えば、車両が出庫してから所定時間が経過するまでは、入庫制御部120は、操作盤28から開扉指令を受信した場合は入出庫扉13を開くものの、検出部40から開扉指令を受信した場合はその指令を無視して入出庫扉13を開かないようにしてもよい。本変形例によれば、出庫したばかりの車両を入庫の意思のある車両として検出してしまう誤検出をより一層抑止できる。
(変形例2)
実施の形態では、カメラ42によって撮像される画像データに基づいて、入庫の意思がある車両を検出する場合について説明したが、これには限定されない。検出部40は、カメラとは別に少なくとも1つのセンサを備え、車両検出処理部44は当該少なくとも1つのセンサの出力に基づいて入庫の意思がある車両を検出してもよい。
例えば、検出部40は、入出庫方向Dに例えば等間隔に配置された、それぞれが車両を検出可能な複数のセンサを備え、それら複数のセンサの出力に基づいて車両の位置や車両の走行および停車を検出することによってイベントEVTを検出し、入庫の意思がある車両を検出してもよい。複数のセンサは、例えば、光軸が入出庫方向Dに直交する水平方向を向いた光軸センサであってもよい。あるいはまた、複数のセンサは、地面に埋設されたループコイルであってもよい。
また例えば、検出部40は、例えばLiDAR、ドップラーセンサなどの、入出庫室12の前の物体の3次元形状を検出可能なセンサを備え、そのセンサの出力に基づいて車両の位置や車両の走行および停車を検出することによってイベントEVTを検出し、入庫の意思がある車両を検出してもよい。
(変形例3)
実施の形態では、機械式駐車場10は定期契約者の車両を駐車するための駐車場である場合について説明したが、これには限定されない。例えば、機械式駐車場10は、時間貸しの駐車場、すなわち一時利用者が車両を駐車する駐車場であってもよい。この場合、入庫が許可されるべき登録車両は、あらかじめ入庫予約がなされた一時利用者の車両であってもよい。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10 機械式駐車場、 12 入出庫室、 12a 入出庫口、 13 入出庫扉、 30 制御装置、 120 入庫制御部、 130 入庫時扉制御部

Claims (12)

  1. 入出庫口を開閉する入出庫扉と、
    前記入出庫扉の外側において車両に関する所定の一連のイベントが検出されると前記入出庫扉を開く制御部と、
    を備え、
    前記所定の一連のイベントには、車両が前記入出庫扉の外側を走行して前記入出庫扉に近づき、前記入出庫扉の前で停車したことが含まれる、機械式駐車場。
  2. 前記停車は、車両前部を前記入出庫扉に向けての停車である、請求項1に記載の機械式駐車場。
  3. 前記停車は、予め定められた所定時間以上の停止である、請求項1または2に記載の機械式駐車場。
  4. 前記所定の一連のイベントにはさらに、前記停車した車両が所定の動作をしたことが含まれる、請求項1から3のいずれかに記載の機械式駐車場。
  5. 前記所定の動作は、車幅を変更する動作である、請求項4に記載の機械式駐車場。
  6. 前記車幅を変更する動作は、ドアミラーをたたむ動作である、請求項5に記載の機械式駐車場。
  7. 所定の動作は、車両の前照灯の明滅またはクラクション音を発する動作である、請求項4に記載の機械式駐車場。
  8. 前記所定の一連のイベントにはさらに、前記停車した車両に乗車している人が所定の動作をしたことが含まれる、請求項1から3のいずれかに記載の機械式駐車場。
  9. 前記制御部は、車両が出庫してから所定時間が経過するまでは、前記所定の一連のイベントに基づいて前記入出庫扉を開く制御を行わない、請求項1から8のいずれかに記載の機械式駐車場。
  10. 自動車登録番号を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部に自動車登録番号が記憶されている車両に関する前記所定の一連のイベントが検出された場合のみ、前記入出庫扉を開く、請求項1から9のいずれかに記載の機械式駐車場。
  11. 入出庫口を開閉する入出庫扉と、
    前記入出庫扉の外側において車両の車幅を変更する動作が検出されると前記入出庫扉を開く制御部と、
    を備える機械式駐車場。
  12. 前記車幅を変更する動作は、ドアミラーをたたむ動作である、請求項11に記載の機械式駐車場。
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