JP2019203360A - 機械式駐車装置 - Google Patents

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【課題】通常車両および自動運転車両における双方の運転手の安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入庫処理を行うことができるようにした機械式駐車装置を提供する。【解決手段】乗込室3の出入口2から少し離れた位置に形成された自動運転車両7のための自動運転車両乗降エリア8と、自動運転車両乗降エリア8の近傍に配置された自動運転用操作盤9とを設け、自動運転車両処理部14は、自動運転用操作盤9が操作されたときに自動運転車両乗降エリア8と乗込室3内との間で自動運転車両7を自動運転で移動させる構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、自動運転車両および一般車両を対象として格納する機械式駐車装置に関する。
従来の機械式駐車装置として、特許第5551410号公報(特許文献1)が知られており、特許文献1には、自走機能付車両は、車両側通信装置と運転制御器とを有する車両側制御装置を備えており、駐車装置は機械式駐車装置であり、前記駐車装置の停車スペースの前側には乗り捨てスペースである姿勢制御装置としてのターンテーブルが備えられ、前記姿勢制御装置の近傍には姿勢制御装置上に進入して停車する車両の前後と位置と向きと大きさを検出するための車両計測装置が備えられていると共に、受入側制御装置が備えてあり、前記受入側制御装置は、前記車両側通信装置と無線通信する外部通信装置と、 前記車両計測装置による車両の検出結果に基づき車両の前後と位置と向きと大きさを演算し、姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向ける転向を行うと共に、前後の向きが調整された姿勢制御装置上の車両を駐車装置の停車スペースに移動させるための軌道を演算し、演算した軌道に沿って姿勢制御装置上の車両を前記停車スペースに入庫させる入庫指令を外部通信装置を介して車両側制御装置の運転制御器に与える演算制御器とを有し、外部から姿勢制御装置上に進入して停車する車両は車両計測装置により検出され、且つ受入側制御装置の演算制御器により車両の前後と位置と向きと大きさが演算され、演算制御器は無線通信により車両側制御装置の運転制御器から車両の駐車の承認を得ると共に車両を自動走行可能な状態に保持する指令を車両側制御装置に発し、更に、前記演算制御器により演算した車両の前後と向きに基づいて姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向け、更に、受入側制御装置から車両側制御装置に入庫指令を与え、演算制御器で演算した軌道に沿うように運転制御器により車両を自動走行させて姿勢制御装置上の車両を停車スペースに入庫することを特徴とする自走機能付車両の乗り捨て駐車装置が記載されている。
特許第5551410号公報
しかしながら、従来の機械式駐車装置は、自動運転車両のみを対象にした構成の場合には問題がないとしても、通常車両と自動運転車両が混在されて利用される場合、双方の運転手の安全を確保しながら、円滑な格納処理を行うことができない。
本発明の目的は、通常車両および自動運転車両における双方の運転手の安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入庫処理を行うことができるようにした機械式駐車装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、乗込室の出入口近傍に配置した通常操作盤と、主に一般車両を対象にして前記通常操作盤における操作に対応した処理を行う駐車場処理部と、主に自動運転車両を対象にして前記乗込室までの移動処理を行う自動運転車両処理部を備えた機械式駐車装置において、前記乗込室の前記出入口から少し離れた位置に形成された前記自動運転車両のための自動運転車両乗降エリアと、前記自動運転車両乗降エリアの近傍に配置された自動運転用操作盤とを設け、前記自動運転車両処理部は、前記自動運転用操作盤が操作されたときに前記自動運転車両乗降エリアと前記乗込室内との間で前記自動運転車両を自動運転で移動させる構成としたことを特徴とする。
このような構成によれば、一般車両の運転手は、今までと同じように入出庫操作を行うことができ、一方で、自動運転車両の運転手は、乗込室における出入口から少し離れた位置の自動運転車両乗降エリアで自動運転車両から下車して機械式駐車装置側に預けることができ、かつ、乗込室における出入口近傍に配置された通常操作盤に近づくことなく自動運転用操作盤から安全に所定の操作を行うことができる。また、自動運転車両乗降エリアがあるために、出庫時にも乗込室における出入口に近づくことなく自動運転車両乗降エリアで自動運転車両が準備されるまで待つことができる。
また本発明は上述の構成に加えて、前記自動運転車両処理部は、前記自動運転用操作盤から入出庫に対応する操作が行われたときに動作開始条件を満たしているかを判定する動作開始判定部と、前記動作開始判定部が動作開始条件を満たしていると判定したときに前記自動運転車両が自動運転による移動を開始させる自動運転移動処理部を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、乗込室の近傍においては危険な状態となる可能性が存在するが、一般車両のための通常操作盤と、自動運転車両のための自動運転用操作盤を別々に設置し、自動運転車両のための自動運転車両乗降エリア近傍に自動運転用操作盤を設けているため、それぞれの運転手の複雑な移動を制限して安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入出庫処理を行うことができる。
本発明による機械式駐車装置によれば、一般車両の運転手は、今までと同じように入出庫操作を行うことができ、一方で、自動運転車両の運転手は、乗込室における出入口から少し離れた位置の自動運転車両乗降エリアで自動運転車両から下車して機械式駐車装置側に預けることができ、かつ、乗込室における出入口近傍に配置された通常操作盤に近づくことなく自動運転用操作盤から安全に所定の操作を行うことができる。また、自動運転車両乗降エリアがあるために、出庫時にも乗込室における出入口に近づくことなく自動運転車両乗降エリアで自動運転車両が準備されるまで待つことができる。
本発明の一実施例による機械式駐車装置を示す平面図である。 図1に示した機械式駐車装置の制御系を示す接続構成図である。 図2に示した制御系のブロック構成図である。 図3に示した制御系と自動運転車両7のより具体的な機能を示すブロック構成図である。 入庫時の各部の処理手順を示すフローチャートである。 一般車両の入庫時における機械式駐車装置を示す平面図である。 自動運転車両の入庫時における機械式駐車装置を示す平面図である。 自動運転車両の入庫時における他の状態を示す機械式駐車装置の平面図である。 出庫時の各部の処理手順を示すフローチャートである。 一般車両の出庫時における機械式駐車装置を示す平面図である。 自動運転車両の出庫時における機械式駐車装置を示す平面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例による機械式駐車装置を示す平面図である。
機械式駐車装置は、開閉可能な出入口扉1を有する出入口部2と、出入口扉1の奥側に形成された乗込室3と、乗込室3内に待機して配置され、かつ、駐車車両が乗り入れられた後に図示しない格納部に移動されるトレー4と、出入口部2の近傍における壁面などに配置されて主に一般車両5の運転手によって操作されることになる通常操作盤6と、自動運転機能を有する自動運転車両7のための下車または乗車位置となる自動運転車両乗降エリア8と、自動運転車両乗降エリア8の近傍の壁面などに配置されて主に自動運転車両7の運転手によって操作されることになる自動運転用操作盤9と、自動運転車両乗降エリア8の近傍に形成された専用出入口10を有している。
図2および図3は、図1に示した機械式駐車装置の制御系を示す接続構成図およびブロック構成図である。
通常操作盤6および自動運転用操作盤9は共通の制御装置11に接続されており、制御装置11は、通常操作盤6および自動運転用操作盤9の操作信号に基づいて機械式駐車装置における各駆動部12などの各種動作を制御している。この制御装置11は、図3に示すように通常操作盤6の操作信号に基づいて制御を行う駐車場制御部13と、自動運転用操作盤9の操作信号に基づいて制御を行うと共に、駐車場制御部13における共通処理部との関連を保ちながら制御を行う自動運転車両制御部14を有している。自動運転車両制御部14は、自動運転車両7との間で無線通信を行う信号送信部15を有している。
図4は、制御系と自動運転車両7のより具体的な機能を示すブロック構成図である。
上述した駐車場制御部13は、図1に示した出入口扉1を開閉駆動する出入口扉開閉処理部16と、出入口扉開閉処理部16による出入口扉1の閉処理後にトレー4上に搭載された状態の駐車車両を所定の格納スペースへと移動する格納処理部17を有している。
上述した自動運転車両制御部14は、信号送信部15の他に、自動運転用操作盤9から入庫に対応する操作が行われたときに動作開始条件を満たしているかを判定する動作開始判定部18と、動作開始判定部18が動作開始条件を満たしていると判定したときに自動運転車両7が自動運転を行うために必要とするデータがあれば提供して自動運転による移動を開始させる自動運転移動処理部19などを有している。
上述した各部は記憶部20に格納された入出庫処理プログラムに基づいて制御部21によって制御される。
これに対して自動運転車両7は、自動運転車両処理部14における信号送信部15との間で無線通信を行う車両側信号受信部22と、車両側信号受信部22が自動運転による移動開始信号を受けたとき駆動部23を駆動制御して自動運転で乗込室3のトレー4上に乗り入れる自動運転制御部24などを備えている。
次に、一般車両5および自動運転車両7の入庫時について、図5に示した入庫時の各部の処理手順を示すフローチャート、図6に示した一般車両5の入庫時における平面図、図7に示した自動運転車両の入庫時における機械式駐車装置を示す平面図、図8に示した自動運転車両の入庫時における他の状態を示す機械式駐車装置の平面図などを使用しながら説明する。
制御装置11は、ステップS1で通常操作盤6および自動運転用操作盤9が操作されるのを監視している。今、図6に示すように一般車両5が入庫のために進入して来て、運転手が一般車両5から下りて出入口部2の近傍に配置されている通常操作盤6の前に立ち、通常操作盤6から入庫のための操作、例えば出入口扉1の開操作を行ったとする。
図3に示した制御装置11の駐車場制御部13は、ステップS2で通常操作盤6からの操作信号であるため通常の動作モードでの処理を選択し、駐車装置の動作としてステップS3で格納スペース内の空トレー4を呼び、ステップS4で空トレー4を乗込室3内に準備すると、ステップS5として乗込室3の出入口扉1を開く。
その後、運転手はステップS6で、再び一般車両5に乗り込んで運転しながら、乗込室3のトレー4上に乗り入れる。次いで、運転手はステップS7で一般車両5から降りて安全確認、つまりサイドミラーを収納し、パーキングブレーキを作動させ、ドアロックなどを確認してから、ステップS8で乗込室3を退室する。運転手は、再度、通常操作盤6の前に立って出入口扉1の閉操作を行う。
すると駐車場制御部13は、出入口扉1の閉操作を検出し、ステップS9で出入口扉1の閉動作を行い、その完了信号を検出すると、ステップS10でトレー4上に搭載された状態の一般車両5を機械駐車装置側の所定の格納スペースへと搬送して格納状態とする。
次に、自動運転車両7が入庫のために自動運転車両乗降エリア8に乗り込まれて、その運転手が自動運転用操作盤9を操作した場合について、図7に示した自動運転車両7の入庫時における平面図などを使用しながら説明する。
制御装置11は、図5に示したステップS1で通常操作盤6および自動運転用操作盤9が操作されるのを監視しているとき、図7に示すように自動運転車両7が入庫のために自動運転車両乗降エリア8に進入して来たとする。運転手は表示や音声などによって、自動運転が可能な状態を保持して自動運転用操作盤9から入庫操作を行うよう促されると、自動運転車両7から下りて自動運転車両乗降エリア8に配置されている自動運転用操作盤9の前に立ち、自動運転用操作盤9から入庫のための操作、例えば出入口扉1の開操作を行う。この時点で、自動運転車両7は機械式駐車装置側に引き渡されるので、運転手はその種のメッセージを受け取った後、図7に示すように自動運転車両乗降エリア8の専用出入口10から退出することが可能となる。
一方、図3に示した制御装置11における自動運転車両制御部14の動作開始判定部18は、ステップS11で自動運転用操作盤9からの操作信号であるため自動運転車両動作モードでの処理を選択し、図4に示した自動運転車両制御部14の動作開始判定部18は、ステップS12で他の駐車車両や人が出入口2の近傍に存在するかどうか検出装置を用いて判定する。
この判定の結果、他の駐車車両などがなかった場合、図3に示した駐車場制御部13の共通部である各駆動部12は、一般車両5の場合と同様にステップS3で格納スペース内の空トレー4を呼び、ステップS4で空のトレー4を乗込室3内に準備する。
このときの空のトレー4に準備に並行して、自動運転車両制御部14の自動運転移動処理部19はステップS13で、自動運転による移動を開始させる信号を図4に示した信号送信部15から自動運転車両7の車両側信号受信部22を経由して自動運転制御部24に与える。すると、移動開始信号を受けた自動運転制御部24は、駆動部23を駆動制御して自動運転車両7を自動運転で図7に示す前半移動経路25Aのように自動運転車両乗降エリア8から先ず出入口2の前まで移動させる。
一方、各駆動部12は、自動運転車両7における自動運転による移動の前後のステップS5で、空のトレー4の準備を完了し、乗込室3の出入口扉1を開く。
ステップS13における自動運転による自動運転車両7の出入口2の前への移動と、ステップS5における出入口扉1の開動作が共に完了すると、自動運転車両制御部14の自動運転移動処理部19は、ステップS14で自動運転による移動を開始させる信号を図4に示した信号送信部15から自動運転車両7の車両側信号受信部22を経由して自動運転制御部24に与える。すると、移動開始信号を受けた自動運転制御部24は、駆動部23を駆動制御して自動運転車両7を自動運転で図7に示す後半移動経路25Bのように、前半移動経路25Aの一時停止位置から出入口2を経て乗込室3のトレー4上に乗り入れる。
上述したようにステップS13における自動運転による自動運転車両7の出入口2の前への移動と、ステップS3〜ステップS5における空のトレー4の準備処理を並行して行うと、自動運転による自動運転車両7の移動を効率的に行うことができる。また、ステップS13で自動運転による自動運転車両7を出入口2の前まで先行して移動しておくと、その後、後続の一般車両の運転手が自分の入庫の番だと勘違いして出入口2に向かって進入させるのを防止することができる。
このような後続の一般車両は、信号機などによって進入タイミングが規制されているが、出入口2の前に停止している自動運転車両7を目視することによって、誤進入を確実に防止することができる。
次いで、自動運転移動処理部19は、ステップS15で他の格納準備信号を図4に示した信号送信部15から自動運転車両7の車両側信号受信部22を経由して自動運転制御部24に与える。すると、自動運転制御部24は、サイドミラーを収納し、パーキングブレーキを作動させ、ドアロックなどを行う。その後、自動運転移動処理部19は、ステップS16で出入口扉1の閉動作を行い、一般車両5の場合と同様に出入口扉1の閉動作の完了信号を検出すると、ステップS10でトレー4上に搭載された状態の自動運転車両7を機械駐車装置側の所定の格納スペースへと搬送して格納状態とする。
一方、ステップS12の判定で、図8に示したように他の駐車車両である通常車両5が出入口2の近傍にあったり、他の運転手が通常操作盤6の前に立っているのを検出したりした場合、動作開始判定部18はステップS17で待機状態となる。その後、動作開始判定部18はステップS18で、待機状態となっていた他の車両の入庫が完了したことを検出したとき、上述したステップS3およびステップS13の並行処理に進み、それ以降は先の場合と同様に処理を行う。
次に、一般車両5および自動運転車両7の出庫時について、図9に示した出庫時の各部の処理手順を示すフローチャート、図10に示した一般車両5の出庫時における平面図、図11に示した自動運転車両の出庫時における機械式駐車装置を示す平面図などを使用しながら説明する。
図9は、出庫時の各部の処理手順を示すフローチャートである。
制御装置11は、ステップS20で通常操作盤6および自動運転用操作盤9が出庫のために操作されるのを監視している。今、図10に示すように既に駐車されている一般車両5の運転手が通常操作盤6の前に立ち、通常操作盤6から出庫のための操作を行ったとする。
図3に示した制御装置11の駐車場制御部13は、ステップS21で通常操作盤6からの操作信号であるため通常の動作モードでの処理を選択し、駐車装置の動作としてステップS22で格納スペースに格納されているトレー上に搭載された状態の一般車両5を呼び、ステップS23で乗込室3内に準備すると、ステップS24として乗込室3の出入口扉1を開く。
この時点で運転手は、ステップS25として乗込室3に入り、一般車両5に乗り込んで運転しながら乗込室3から出る。次いで、運転手はステップS26で一般車両5から降りて、再び通常操作盤6から出入口扉1の閉操作を行うと、これで運転手の出庫に関連する操作は完了する。すると駐車場制御部13は、出入口扉1の閉操作を検出し、ステップS27で出入口扉1の閉動作を行う。
次に、既に駐車している自動運転車両7の運転手が出庫のために自動運転用操作盤9を操作した場合について、図11に示した自動運転車両7の出庫時における平面図などを使用しながら説明する。
制御装置11は、図9に示したステップS20で通常操作盤6および自動運転用操作盤9が操作されるのを監視しているとき、図11に示すように自動運転車両7の運転手が専用出入口10付近の自動運転用操作盤9から出庫操作を行ったとする。同図で自動運転用操作盤9は、自動運転車両乗降エリア8側からでも外側かでも操作できる構成として示している。
図3に示した制御装置11の自動運転車両制御部14は、ステップS28で自動運転用操作盤9からの操作信号であるため自動運転車両動作モードでの処理を選択し、駐車装置の動作としてステップS22で格納スペースに格納されているトレー上に搭載された状態の自動運転車両7を呼び、ステップS23で乗込室3内に準備すると、ステップS24として乗込室3の出入口扉1を開く。
その後、図4に示した自動運転車両制御部14の動作開始判定部18は、ステップS29で他の駐車車両である通常車両が出入口2の近傍にあるかどうか検出装置などを用いて判定する。この判定の結果、他の駐車車両がなかった場合、自動運転車両制御部14の自動運転移動処理部19は、ステップS30で自動運転による移動を開始させる信号を図4に示した信号送信部15から自動運転車両7の車両側信号受信部22を経由して自動運転制御部24に与える。すると、移動開始信号を受けた自動運転制御部24は、駆動部23を駆動制御して自動運転車両7を自動運転で図11に示す移動経路26のように乗込室3のトレー4上から出入口2を経てステップS31で自動運転車両乗降エリア8へと移動させる。
一方、ステップS29の判定で、先行して出庫された他の車両が出入口2の近傍にあった場合、動作開始判定部18はステップS32で待機状態となる。その後、動作開始判定部18はステップS33で、他の出庫車両が移動したことを検出したとき、上述したステップS30に進み、それ以降は先の場合と同様に処理を行う。
いずれの場合も、自動運転車両7が自動運転によって自動運転車両乗降エリア8に準備されたことを見計らって、運転手は自動運転車両7に乗り込んで出庫させる。
上述の説明から分かるように、一般車両5および自動運転車両7を共に格納させる機械式駐車の場合、乗込室3の近傍においては危険な状態となる可能性が存在するが、一般車両5のための通常操作盤6と、自動運転車両7のための自動運転用操作盤9を別々に設置し、自動運転車両7のための自動運転車両乗降エリア8近傍に自動運転用操作盤9を設けているため、それぞれの運転手の複雑な移動を制限して安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入出庫処理を行うことができる。
また、通常操作盤6は、これまでと同様に乗込室3における出入口2の近傍に設けると、一般車両5の運転手は、今までと同じように入出庫操作を行うことができ、一方で、自動運転車両7の運転手は、乗込室3における出入口2から少し離れた位置の自動運転車両乗降エリア8で自動運転車両7から下車して機械式駐車装置側に預けることができ、かつ、乗込室3における出入口2近傍に配置された通常操作盤6に近づくことなく自動運転用操作盤9から安全に所定の操作を行うことができる。また、自動運転車両乗降エリア8があるために、出庫時にも乗込室3における出入口2に近づくことなく自動運転車両乗降エリア8で自動運転車両7が準備されるまで待つことができる。
以上説明したように本発明は、乗込室3の出入口2近傍に配置した通常操作盤6と、主に一般車両5を対象にして通常操作盤6における操作に対応した処理を行う駐車場処理部13と、主に自動運転車両7を対象にして乗込室3までの移動処理を行う自動運転車両処理部14を備えた機械式駐車装置において、乗込室3の出入口2から少し離れた位置に形成された自動運転車両7のための自動運転車両乗降エリア8と、自動運転車両乗降エリア8の近傍に配置された自動運転用操作盤9とを設け、自動運転車両処理部14は、自動運転用操作盤9が操作されたときに自動運転車両乗降エリア8と乗込室3内との間で自動運転車両7を自動運転で移動させる構成としたことを特徴とする。
このような構成によれば、一般車両5の運転手は、今までと同じように入出庫操作を行うことができ、一方で、自動運転車両7の運転手は、乗込室3における出入口2から少し離れた位置の自動運転車両乗降エリア8で自動運転車両7から下車して機械式駐車装置側に預けることができ、かつ、乗込室3における出入口2近傍に配置された通常操作盤6に近づくことなく自動運転用操作盤9から安全に所定の操作を行うことができる。また、自動運転車両乗降エリア8があるために、出庫時にも乗込室3における出入口2に近づくことなく自動運転車両乗降エリア8で自動運転車両7が準備されるまで待つことができる。
また本発明は上述の構成に加えて、自動運転車両処理部14は、自動運転用操作盤9から入出庫に対応する操作が行われたときに動作開始条件を満たしているかを判定する動作開始判定部18と、動作開始判定部18が動作開始条件を満たしていると判定したときに自動運転車両7が自動運転による移動を開始させる自動運転移動処理部19を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、乗込室3の近傍においては危険な状態となる可能性が存在するが、一般車両5のための通常操作盤6と、自動運転車両7のための自動運転用操作盤9を別々に設置し、自動運転車両7のための自動運転車両乗降エリア8近傍に自動運転用操作盤9を設けているため、それぞれの運転手の複雑な移動を制限して安全を確保しながら、不要な渋滞を避けて効率的な入出庫処理を行うことができる。
1 出入口扉
2 出入口
3 乗込室
6 通常操作盤
7 自動運転車両
8 自動運転車両乗降エリア
9 自動運転用操作盤
13 駐車場処理部
14 自動運転車両処理部
18 動作開始判定部
19 自動運転移動処理部

Claims (2)

  1. 乗込室の出入口近傍に配置した通常操作盤と、主に一般車両を対象にして前記通常操作盤における操作に対応した処理を行う駐車場処理部と、主に自動運転車両を対象にして前記乗込室までの移動処理を行う自動運転車両処理部を備えた機械式駐車装置において、
    前記乗込室の前記出入口から少し離れた位置に形成された前記自動運転車両のための自動運転車両乗降エリアと、前記自動運転車両乗降エリアの近傍に配置された自動運転用操作盤とを設け、前記自動運転車両処理部は、前記自動運転用操作盤が操作されたときに前記自動運転車両乗降エリアと前記乗込室内との間で前記自動運転車両を自動運転で移動させる構成としたことを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記自動運転車両処理部は、前記自動運転用操作盤から入出庫に対応する操作が行われたときに動作開始条件を満たしているかを判定する動作開始判定部と、前記動作開始判定部が動作開始条件を満たしていると判定したときに前記自動運転車両が自動運転による移動を開始させる自動運転移動処理部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
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