JP5449952B2 - 自律走行ロボット及び自律走行ロボットの制御システム - Google Patents

自律走行ロボット及び自律走行ロボットの制御システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば高層ビルや工場等の複数階を有する建物に据え付けられたエレベータを利用して、所望の階に移動する自律走行ロボット及び自律走行ロボットの制御システムに関する。
従来、エレベータを利用する自律走行ロボットとして、例えば自走式清掃ロボットが知られている。この自走式清掃ロボットは、例えば特許文献1のように一般の利用者が使用するエレベータを利用し、かごの呼び寄せ等を行って、建物の所望の階床にエレベータに乗降して移動するようになっている。
このように、一般の利用者が使用するエレベータを利用する場合、従来は、安全性の観点から、例えば特許文献2に示されているように、自走式清掃ロボットと一般の利用者とが同一のかごに同時に乗車することがないようにエレベータの運転を制御する。
特開2000−339030号公報 特開2009−051617号公報
自走式清掃ロボットによる作業は、前述したように、自走式清掃ロボットと一般の利用者とが同一のかごに同時に乗車することがないようにするため、通常、一般の利用者がビル内に存在しない夜間に行われることが多い。
ところが、近年、清掃に限らず、自律走行ロボットによる作業内容によっては、一般の利用者がビル内に存在する昼間等の時間帯に作業を行うことが望まれることがある。この場合、自律走行ロボットによる作業を効率よく行うには、自律走行ロボットを一般の利用者と同一のかごに同時に乗車させて所望の階に移動させることが考えられる。
しかし、この場合、エレベータの利用時間帯によっては、エレベータが利用者で混雑する場合が想定される。このような混雑時は、利用者を優先させるのが好ましく、そのためには、自律走行ロボットがエレベータに乗車中は、エレベータの停止階が予め設定された所定の行き先階でない場合であっても、自律走行ロボットを当該停止階で降車できるようにする必要がある。
また、自律走行ロボットがエレベータに乗車中に、エレベータが緊急停止した場合も、当該停止階が予め設定された所定の行き先階でなくても、自律走行ロボットを当該緊急停止階で降車できるようにする必要がある。
本発明は、かかる要望に応えるべくなされたもので、自律走行ロボットを所望の行き先階とは異なるエレベータの停止階で降車させることができ、エレベータの緊急停止時も対処できる利便性に優れた自律走行ロボットの制御システムを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の発明による自律走行ロボットは、駆動輪を回転駆動する駆動用モータと、予め設定された経路情報に従って移動するように前記駆動用モータの駆動を制御するモータ制御手段と、エレベータに設けられた信号送信手段から送信されるエレベータの開閉扉の開閉状態を示す扉状態信号を受信する信号受信手段と、エレベータからの降車を指示する降車指示手段と、前記信号受信手段が開閉扉の開を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前記エレベータから降車するよう前記駆動用モータを駆動する制御手段とを備える、ことを特徴とする。
上記目的を達成する請求項3に記載の発明による自律走行ロボットの制御システムは、駆動輪を回転駆動する駆動用モータと、予め設定された経路情報に従って移動するように前記駆動用モータの駆動を制御するモータ制御手段とを備え、エレベータを利用して移動する自律走行ロボットの制御システムであって、前記エレベータは、前記自律走行ロボットに対して、開閉扉の開閉状態を示す扉状態信号を送信する信号送信手段を備え、前記自律走行ロボットは、前記信号送信手段からの前記扉状態信号を受信する信号受信手段と、前記エレベータからの降車を指示する降車指示手段と、前記信号受信手段が前記開閉扉の開状態を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前記駆動モータを駆動して、当該自律走行ロボットを前記エレベータから降車させる制御手段とを備える、ことを特徴とする。
これら請求項1または3に記載の発明によると、自律走行ロボットは、エレベータが停止して開閉扉が開となり、降車指示手段により降車指示が与えられると、当該停止階が所望の行き先階でない場合でもエレベータから降車可能となる。これにより、一般の利用者と同一のかごに同時に乗車して、混雑時に行き先階とは異なる停止階で降車させて一般利用者を優先できるとともに、エレベータの緊急停止時に、エレベータの停止階で自律走行ロボットを降車させることができる。
上記目的を達成する請求項2に記載による自律走行ロボットは、前記駆動輪を選択的にロックするロック機構を更に備え、前記ロック機構は、前記信号受信手段が前記開閉扉の閉状態を示す前記扉状態信号を受信すると、前記駆動輪をロックし、前記信号受信手段が前記開閉扉の開状態を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前期駆動輪のロックを解除する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3の自律走行ロボットの制御システムにおいて、前記自律走行ロボットは、前記駆動輪を選択的にロックするロック機構を更に備え、前記ロック機構は、前記信号受信手段が前記開閉扉の閉状態を示す前記扉状態信号を受信すると、前記駆動輪をロックし、前記信号受信手段が前記開閉扉の開状態を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前記駆動輪のロックを解除する、ことを特徴とする。
これら請求項2または4に記載の発明によると、自律走行ロボットは、エレベータの乗車中は駆動輪がロックされて、暴走等の移動が防止されるので、エレベータ内での安全性を確保することが可能となる。
本発明によれば、自律走行ロボットは、エレベータが停止して開閉扉が開となり、降車指示手段から降車指示が与えられると、当該停止階が所望の行き先階でない場合でもエレベータから降車できる。これにより、一般の利用者と同一のかごに同時に乗車し、混雑時には行き先階とは異なる停止階で降車させて、一般利用者を優先できると共に、エレベータの緊急停止時にも、その停止階で降車できる利便性に優れた自律走行ロボットの制御システムが提供される。
本発明の第1実施の形態に係る自走式清掃ロボットの制御システムの概略構成図である。 図1のエレベータの各停止階に取り付けられたICタグとIDとを例示した図である。 図1の自走式清掃ロボット1の要部の回路構成を示すブロック図である。 図3の階数データメモリに格納する階数データテーブルの一例を示す図である。 図1のエレベータの運転制御システムの回路構成を示すブロック図である。 図1のエレベータの基本動作である呼び出し階への移動動作を示すフローチャートである。 図1のエレベータの基本動作である行き先階への移動動作を示すフローチャートである。 図1の自走式清掃ロボットの制御システムの概略動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る自走式清掃ロボットの制御システムの要部の概略構成図である。 図9の自走式清掃ロボットの制御システムの概略動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明では、自律走行ロボットとして、自走式清掃ロボットを例にとって説明するが、本発明は、自走式清掃ロボットに限らず、エレベータを利用して建物の所望の階床に移動する種々の自律走行ロボットに適用できるものである。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る自走式清掃ロボットの制御システムの概略構成図である。自走式清掃ロボット1は、底部に左右一対の駆動輪11R、11L、前キャスタ12及び後キャスタ13を備え、更に、図示しないが清掃用の回転ブラシ及びブロアファンを備える。また、自走式清掃ロボット1は、前方部に、バンパー14及びRFID(Radio Frequency Identification)用のアンテナ16を備え、上部に、赤外線通信ポート15及び降車ボタン17を備える。
一方、エレベータ100には、かご101内に、自走式清掃ロボット1の赤外線通信ポート15と通信可能なかご内送受信手段111が取り付けられる。また、エレベータ100には、各階のハッチに、ホール送受信手段112が取り付けられると共に、RFID用のICタグ116が取り付けられる。かご内送受信手段111及びホール送受信手段112は、インターフェース装置113を介して、エレベータ100の動作を制御するエレベータ制御装置115に接続される。
ここで、ICタグ116は、各階を識別する階数識別タグであり、このICタグ116には、図2に示すように、取り付け階の階数情報(ID)が記録されている。なお、図2は、エレベータタワー102の1F〜5Fの順次の階のハッチに、「001」〜「005」のIDが順番に記録されたICタグ116を取り付けた場合を示している。各階のICタグ116は、自走式清掃ロボット1により確実に検出できるように、ハッチの乗車側出入口枠103の内周側に取り付けるのが好ましい。なお、各階のICタグ116は、電池を有しないパッシブタグあるいは電池を有するアクティブタグとすることができる。
図3は、自走式清掃ロボット1の要部の回路構成を示すブロック図である。自走式清掃ロボット1は、全体の動作を制御するCPU50を備える。CPU50には、自走式清掃ロボット1の清掃用データを格納する清掃用データメモリ51a、各階のICタグ116の階数データを格納する階数データメモリ51b、及び、メインコントローラ52が接続される。階数データメモリ51bには、例えば、図4に示すように、各階のICタグ116に記録されているIDと階数とを対応させた階数データテーブルが格納される。なお、清掃用データメモリ51a及び階数データメモリ51bは、一つのデータメモリを領域分割して構成することができる。
メインコントローラ52には、入力用の操作パネル53、自律走行用のジャイロスコープ54、衝突検出用のバンパーセンサ55、位置検出用の磁気センサ56及び磁気マークリーダ57、障害物センサを構成する光学センサ58、前述した赤外線通信ポート15、RFID用のアンテナ16、及び、降車ボタン17が接続される。
ここで、位置検出用の磁気センサ56は、エレベータへの乗降の際に、エレベータホールのホール扉に対して自走式清掃ロボット1を位置決めするために、エレベータホールに付設される磁気テープを検出する。また、位置検出用の磁気マークリーダ57は、エレベータホールにおいて、エレベータ100のかご101への乗車の際に赤外線通信ポート15を介してホール送受信手段112と通信する位置に付設される位置決め用磁気マークを検出する。
RFID用のアンテナ16は、エレベータ100の各階のハッチに設けられたICタグ116との無線通信に利用される。本実施の形態における制御システムは、自走式清掃ロボット1がエレベータ100に乗車中に、エレベータ100が停止して、かご扉及びホール扉が開くと、当該停止階のICタグ116と自走式清掃ロボット1とがアンテナ16を介して無線通信可能となるように構成される。これにより、自走式清掃ロボット1は、CPU50の制御に従って、メインコントローラ52及びアンテナ16によりICタグ116に記録されているID(階数情報)を読み取る。
降車ボタン17は、エレベータ100の同乗者により操作可能に設けられる。そして、メインコントローラ52は、降車ボタン17がON(オン)操作されたのを検出すると、CPU50に対して降車指示を与えるように構成される。
一方、走行用の左右の駆動輪11R、11Lを回転駆動する駆動用モータ61R、61Lは、対応するドライバ62R、62Lを介してバッテリ63に接続されている。同様に、回転ブラシ(図示せず)を回転駆動するブラシ用モータ64は、ドライバ65を介してバッテリ63に接続されており、ブロアファン(図示せず)を回転駆動するブロア用モータ66も、ドライバ67を介してバッテリ63に接続される。これらのモータは、清掃用データメモリ51aに格納されている清掃用データに基づいて、CPU50により対応するドライバを介して駆動制御する。
また、ドライバ62Rと駆動用モータ61Rとの間の駆動電流通路、及びドライバ62Lと駆動用モータ61Lとの間の駆動電流通路には、リレー用の電磁ソレノイド71によりそれぞれオン/オフ駆動される常閉(ノーマリーオン)のリレースイッチ72R及び72Lが接続されている。電磁ソレノイド71は、例えば自走式清掃ロボット1に設けられた図示しない非常停止ボタン等により、CPU50による通常の制御システムと独立して駆動制御されるようになっている。
図5は、エレベータ100の運転制御システムの回路構成を示すブロック図である。エレベータ100は、図示しない昇降装置により、かご101が空洞のエレベータタワー102(図2参照)内で各階に移動されるように構成される。かご101には、行き先階を指定するための行き先階指定ボタン121や、かご扉を開くための開ボタン122等を有する操作部、かご101の現在位置等の情報を示す表示装置123、かご扉を開閉させるかご扉開閉装置124、過積載等を音声出力する音声出力装置125、かご101内を照らす照明装置126、かご101内の利用者の存在を検出する利用者検知センサ127が設けられており、それぞれエレベータ制御装置115に接続される。
また、各階のエレベータホールには、かご101を呼び出すための乗り場呼出ボタン128、かご扉に連動してホール扉を開閉させるホール扉開閉装置129が設けられており、それぞれエレベータ制御装置115に接続される。
本実施の形態における自走式清掃ロボット1は、エレベータ100を利用する一般の利用者の有無に拘らず、運転開始時刻になると自動的に運転を開始し、保管場所から移動して、複数の清掃階の間をエレベータ100を使用して移動しながら各清掃階の清掃作業を実施し、最終清掃階の清掃作業が終了したのを検出すると、保管場所へ移動して運転を停止する。
図6及び図7は、エレベータ制御装置115によるエレベータ100の基本動作を示すもので、図6は呼び出し階への移動動作を示すフローチャートであり、図7は行き先階への移動動作を示すフローチャートである。
呼び出し階への移動動作では、図6に示すように、エレベータ制御装置115は、かご101の上昇又は下降の進行方向に、各階のホール送受信手段112や乗り場呼出ボタン128からの呼び出し階があるか否かを監視し(ステップS601)、呼び出し階がある場合は、当該呼び出し階へかご101を移動させる(ステップS602)。そして、かご101が呼び出し階に到着したのを検出すると(ステップS603)、エレベータ制御装置115は、呼び出し階をリセットする(ステップS604)。
また、行き先階への移動動作では、図7に示すように、エレベータ制御装置115は、かご101の上昇又は下降の進行方向に、かご101内のかご内送受信手段111や行き先階指定ボタン121により指定された行き先階があるか否かを監視し(ステップS701)、行き先階がある場合は、当該行き先階へかご101を移動させる(ステップS702)。そして、かご101が行き先階に到着したのを検出すると(ステップS703)、エレベータ制御装置115は、行き先階をリセットする(ステップS704)。
図8は、本実施の形態に係る自走式清掃ロボット1の制御システムの概略動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、エレベータ100の各停止階において、かご101に設けられているかご扉及び当該停止階に設けられているホール扉を合わせて開閉扉と称する。
自走式清掃ロボット1は、前述したように、清掃用データメモリ51aに格納されている清掃用データに基づいて、CPU50によりドライバ62R、62Lを介して駆動用モータ61R、61Lを駆動するとともに、ドライバ65及び67を介してブラシ用モータ64及びブロア用モータ66を駆動する。これにより駆動輪11R、11Lを回転させて予め設定された経路情報に従って移動しながら、回転ブラシ及びブロアファンを作動させて清掃を行う。
そして、自走式清掃ロボット1は、現在位置する階から他の階へのエレベータ100による移動要求があるか否かを監視し(ステップS801)、移動要求があると、現在位置する階のエレベータホールの所定位置に移動停止して、ホール送受信手段124との通信によりエレベータ100のかご101を呼び出す(ステップS802)。
その後、かご101が到着して開閉扉が開くと、自走式清掃ロボット1は、駆動用モータ61R、61Lにより駆動輪11R、11Lを回転させて、かご101に搭乗する乗車制御を実行する(ステップS803)。そして、かご101内の所定のロボット停止定位置への移動が完了すると、赤外線通信ポート15から、かご内送受信手段111に対して、停止完了信号と行き先階の情報とを送信する。これにより、エレベータ制御装置115に対して行き先階を設定させる(ステップS804)。
その後、自走式清掃ロボット1は、かご101が停止して、かご内送受信手段111から赤外線通信ポート15を介して開閉扉の開信号を受信すると(ステップS805)、降車ボタン17がON操作されているか否かを判定する(ステップS806)。
その結果、降車ボタン17がON操作されていない場合(Nの場合)、自走式清掃ロボット1は、アンテナ16を介して当該停止階の乗車側出入口枠103に取り付けられたICタグ116との無線通信を実行して、当該ICタグ116に記録されているIDを取得する(ステップS807)。
そして、自走式清掃ロボット1は、取得したID(階数情報)と、階数データメモリ51bに格納されている図2に示した階数データテーブルとに基づいて現在の停止階を検出して、現在の停止階が清掃用データメモリ51aに格納されている清掃用データに設定されている行き先階と一致するか否かを判定する(ステップS808)。その結果、一致する場合(Yの場合)は、駆動用モータ61R,61Lにより駆動輪11R、11Lを回転させて、かご101から現在の停止階に降車する降車制御を実行して(ステップS809)、当該行き先階をリセットし(ステップS810)、次の動作に備える。これに対し、ステップS808において、現在の停止階が行き先階と一致しない場合(Nの場合)は、ステップS805に移行して、次の開閉扉の開信号の受信に備える。
一方、ステップS806において、降車ボタン17がON操作されている場合(Yの場合)、自走式清掃ロボット1は、ステップS809の降車制御と同様に、駆動用モータ61R、61Lにより駆動輪11R、11Lを回転させて、かご101から現在の停止階に降車する降車制御を実行する(ステップS811)。その際、自走式清掃ロボット1は、アンテナ16を介して当該停止階のICタグ116との無線通信を実行して、該ICタグ116に記録されているIDを取得し(ステップS812)、その取得したID、即ち現在の停止階が清掃用データメモリ51aの清掃用データに設定されている行き先階と一致するか否かを判定する(ステップS813)。
その結果、一致する場合(Yの場合)は、当該行き先階をリセットして(ステップS814)、次の動作に備え、一致しない場合(Nの場合)は、ステップS802に移行して、当該降車した階のホール送受信手段112を介してエレベータ100の呼び出しを実行する。
以上のように、本実施の形態に係る制御システムによれば、自走式清掃ロボット1の操作ボタン17をON操作することにより、自走式清掃ロボット1を、エレベータ100から開閉扉の開信号を受信した停止階に降車させることができる。従って、自走式清掃ロボット1が一般の利用者と同一のかご101に同時に乗車した場合、混雑時に同乗者により降車ボタン17をON操作させることにより、自走式清掃ロボット1をエレベータ100の任意の停止階で降車させて一般利用者を優先させることができる。また、エレベータ100の緊急停止時には、降車ボタン17をONすることにより、当該停止階に自走式清掃ロボット1を降車させることができる。
しかも、本実施の形態に係る制御システムでは、エレベータ100が停止可能な各階のハッチにICタグ116を設けて、自走式清掃ロボット1によりエレベータ100の停止階や自走式清掃ロボット1の降車階を読み取るようにしたので、降車ボタン17がON操作されない場合は、自走式清掃ロボット1を所望の行き先階に確実に降車させることができ、降車ボタン17がON操作された場合は、自走式清掃ロボット1が降車した階から、所望の清掃作業を確実に続行することが可能となる。
なお、本実施の形態に係る制御システムにおいて、CPU50、清掃用データメモリ51a、ドライバ62R、62Lは、モータ制御手段を構成し、かご内送受信手段111は信号送信手段を構成し、赤外線通信ポート15は信号受信手段を構成し、降車ボタン17及びメインコントローラ52は、降車指示手段を構成し、CPU50は制御手段を構成している。
(第2実施の形態)
図9は、本発明の第2実施の形態に係る自走式清掃ロボットの制御システムの要部の概略構成図である。本実施の形態に係る制御システムは、第1実施の形態に示した自走式清掃ロボット1の駆動輪11R、11Lにそれぞれロック機構を設けたものである。なお、図9は、駆動輪11R側のロック機構130を示しているが、駆動輪11L側のロック機構も同様に構成する。
ロック機構130は、ブラケット131を備えており、このブラケット131にリンク132が回動可能に設けられている。リンク132には、その一端部に、駆動輪11Rに対して摺接可能にブレーキパッド133が取り付けられ、他端部にクレビス134を介してロッド135の一端部が連結されている。ロッド135は、長手方向に変位可能にブラケット131に取り付けられており、その他端部は電磁ソレノイドに連結されている。
そして、電磁ソレノイドがONになると、ロッド135が、図9において上方に変位して、リンク132が左回りに回動し、これによりブレーキパッド133が駆動輪11Rに圧接して、駆動輪11Rがロックされる。また、電磁ソレノイドがOFF(オフ)になると、ロッド135が、図9において下方に変位して、リンク132が右回りに回動し、これによりブレーキパッド133が駆動輪11Rから離間して、駆動輪11Rのロックが解除される。
図10は、本実施の形態に係る自走式清掃ロボット1の制御システムの概略動作を示すフローチャートである。なお、図10において、図8に示したステップと同様の処理を行うステップには同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、ステップS803の乗車制御により、自走式清掃ロボット1がエレベータ100のかご101への乗車を完了したら、図3のメインコントローラ52を介して電磁ソレノイドをONにして駆動輪11R、11Lをロックする(ステップS1001)。また、ステップS809やステップS811の降車制御を開始する際には、メインコントローラ52により電磁ソレノイドをOFFにして、駆動輪11R、11Lのロックを解除する(ステップS1002、S1003)。その他の動作は、第1実施の形態と同様である。
このように、本実施の形態では、自走式清掃ロボット1のエレベータ100のかご101への乗降動作を除く、かご101への乗車中は、自走式清掃ロボット1の駆動輪11R、11Lをロックするようにしたので、かご101内での自走式清掃ロボット1の暴走を防止することができる。したがって、自走式清掃ロボット1を、より安全に、一般の利用者と同一のかごに同時に乗車させて移動させることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では、図3に示したように、階数データテーブルを格納した階数データメモリ51bを設け、各階のICタグ116から検出したIDに対応する階を、階数データテーブルから識別して、所望の行き先階と比較するようにしたが、階数データテーブルを設けることなく、ICタグ116から検出したIDと所望の行き先階情報とを直接比較するように構成することもできる。また、各階にICタグ116を設けることなく、かご101に乗車中の自走式清掃ロボット1に対して、かご内送受信手段111から停止階を識別するための情報を送信して、自走式清掃ロボット1に停止階を認識させるように構成することもできる。
1 自走式清掃ロボット
11R、11L 駆動輪
15 赤外線通信ポート
17 降車ボタン
50 CPU(モータ制御手段)
51a 清掃用データメモリ(モータ制御手段)
52 メインコントローラ(降車指示手段)
61R、61L 駆動用モータ
62R、62L ドライバ(モータ制御手段)
100 エレベータ
101 かご
111 かご内送受信手段
115 エレベータ制御装置
130 ロック機構

Claims (4)

  1. 駆動輪を回転駆動する駆動用モータと、
    予め設定された経路情報に従って移動するように前記駆動用モータの駆動を制御するモータ制御手段と、
    エレベータに設けられた信号送信手段から送信される前記エレベータの開閉扉の開閉状態を示す扉状態信号を受信する信号受信手段と、
    前記エレベータからの降車を指示する降車指示手段と、
    前記信号受信手段が開閉扉の開を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前記エレベータから降車するよう前記駆動用モータを駆動し、かつ、前記エレベータから降車した階が行き先階でない場合は、前記エレベータに再度乗車して前記行き先階に達すると前記エレベータから降車するよう前記駆動用モータを駆動する制御手段とを備える、ことを特徴とする自律走行ロボット。
  2. 前記自律走行ロボットは、前記駆動輪を選択的にロックするロック機構を更に備え、
    前記ロック機構は、
    前記信号受信手段が前記開閉扉の閉状態を示す前記扉状態信号を受信すると、前記駆動輪をロックし、
    前記信号受信手段が前記開閉扉の開状態を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前記駆動輪のロックを解除する、ことを特徴とする請求項1に記載の自律走行ロボット。
  3. 駆動輪を回転駆動する駆動用モータと、予め設定された経路情報に従って移動するように前記駆動用モータの駆動を制御するモータ制御手段とを備え、エレベータを利用して移動する自律走行ロボットの制御システムであって、
    前記エレベータは、
    前記自律走行ロボットに対して、開閉扉の開閉状態を示す扉状態信号を送信する信号送信手段を備え、
    前記自律走行ロボットは、
    前記信号送信手段からの前記扉状態信号を受信する信号受信手段と、
    前記エレベータからの降車を指示する降車指示手段と、
    前記信号受信手段が前記開閉扉の開状態を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前記駆動モータを駆動して、当該自律走行ロボットを前記エレベータから降車させ、かつ前記エレベータから降車させた階が行き先階でない場合は、当該自律走行ロボットを前記エレベータに再度乗車させて前記行き先階に達すると前記エレベータから降車させる制御手段とを備える、
    ことを特徴とする自律走行ロボットの制御システム。
  4. 前記自律走行ロボットは、前記駆動輪を選択的にロックするロック機構を更に備え、
    前記ロック機構は、
    前記信号受信手段が前記開閉扉の閉状態を示す前記扉状態信号を受信すると、前記駆動輪をロックし、
    前記信号受信手段が前記開閉扉の開状態を示す前記扉状態信号を受信し、かつ、前記降車指示手段による降車指示があると、前記駆動輪のロックを解除する、ことを特徴とする請求項3に記載の自律走行ロボットの制御システム。
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