JPH10102805A - 機械式立体駐車装置 - Google Patents

機械式立体駐車装置

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JPH10102805A
JPH10102805A JP8253592A JP25359296A JPH10102805A JP H10102805 A JPH10102805 A JP H10102805A JP 8253592 A JP8253592 A JP 8253592A JP 25359296 A JP25359296 A JP 25359296A JP H10102805 A JPH10102805 A JP H10102805A
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JP
Japan
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exit
tray
entrance
door
parking device
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JP8253592A
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English (en)
Inventor
Masahito Nakamura
雅人 中村
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Nissei Ltd
Original Assignee
Nissei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両入庫時のトレーの呼び出しおよび出庫時
の入出庫口ドアの開閉をリモートコントロールにより迅
速に操作できるようにする。 【解決手段】 建屋内の各駐車区画に多数の車両載置用
トレーを配置し、車両の入出庫時に車両乗り込み部に呼
び出す駐車装置に、ドア開閉手段と、トレー移動手段
と、ユーザが携帯し所定の信号を発信するリモートコン
トローラと、リモートコントローラからの信号を受信す
る受信機と、トレー移動手段またはドア開閉手段を作動
させる制御手段と、入庫の場合は、入出庫口に最も近い
空トレーを乗り込み部に呼び出すように前記制御手段に
指令を行なうマイクロコンピュータとを備えた。これに
より、迅速な入庫操作が行なえる。また、リモートコン
トローラの操作を1ステップで行なえ、操作性きわめて
良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の自動車の格納
層を備えた機械式立体駐車装置、特に車両入庫時のトレ
ーの呼び出しおよび出庫時の入出庫口ドアの開閉をリモ
ートコントロールにより操作できるようにした機械式立
体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械式立体駐車装置の分野に
おいて、当該駐車装置での各種の動作の切り換えや調整
のための操作を駐車装置から離れた位置で行い得るよう
にするリモートコントロールシステムは知られている。
このようなリモートコントロールシステムを採用してい
る機械式立体駐車装置の従来例としては例えば実公平8
−8205号に示されたものがある。この機械式立体駐
車装置は、建屋にドアにより開閉される車両入出庫口が
開口され、建屋内の駐車空間に、車両を載置する多数の
移動可能なトレーが配設され、入庫時および出庫時には
所定のトレーを呼び出して上記入出庫口に移動させるよ
うにしたものである。
【0003】すなわち、この機械式立体駐車装置は、ド
アを開閉するドア開閉手段と、トレーを移動させるトレ
ー駆動手段と、車両運転者のお各々に携帯され、少なく
ともコード番号を含む所定の信号を発信可能なリモート
コントローラと、上記入出庫口周辺の建屋外面に配置さ
れ、上記リモートコントローラが所定距離範囲以内の位
置から信号を発信したときにこの信号を受信する受信機
と、上記受信機により受信されたリモートコントローラ
からの信号のコード番号を予め設定記憶された駐車装置
固有の基準コード番号と比較して、両コード番号が一致
したときに、入庫時にあっては運転者の指定するトレー
が入出庫口に位置付けられるように上記トレー駆動手段
を作動させ、出庫時にあっては上記ドアが閉じるように
ドア開閉手段を作動させる制御手段とを設けたものであ
る。また、入出庫口周辺の建屋外面には、必要に応じて
適宜表示手段が配置され、制御手段は、受信機により受
信されたリモートコントローラからの信号のコード番号
と、基準コード番号とが一致したときに、そのことを上
記表示手段で表示させた後、トレー駆動手段およびドア
開閉手段を作動させるようにできるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の機械式立体駐車装置のリモートコントロールシステ
ムでは、リモートコントローラに、装置に向けてコード
番号を入力するコード番号操作部と、運転者が契約して
いるトレーの番号を入力するトレー番号操作部と、建屋
のドアの開閉を指令するドア開閉操作部とが設けられて
おり、受信機により受信されたリモートコントローラか
らの信号のコード番号を予め設定記憶された駐車装置固
有の基準コード番号と比較して、両コード番号が一致し
た場合に、入庫時にあっては運転者が自己の契約するト
レーの指定をリモートコントローラを用いて行い、その
後制御手段が上記運転者の指定するトレーが入出庫口に
位置付けられるように制御動作を行なうようにしている
ため、運転者は自動車を入庫操作するとき先ず自己のコ
ード番号を入力してリモートコントロールシステムを起
動させ、次に自己の契約しているトレー番号をボタン操
作によって指示し、トレー駆動手段を駆動させる必要が
ありリモートコントローラを操作するに当たって2段階
のボタン操作が必要になって操作が煩雑になる。また、
運転者はトレー自体が契約の対象となっているため、入
庫時の操作指令を出したとき、その契約するトレーが駐
車装置の奥の方の位置にある場合は、そのトレーが入出
庫口まで搬送されてくるまでに時間がかかるという問題
点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、車両入庫時のトレーの呼び出しおよび出
庫時の入出庫口ドアの開閉をリモートコントロールによ
り操作できるようにした機械式立体駐車装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の機械式立体駐車装置においては、建屋内の
車両の乗り込み部側面の入出庫口に設けられた開閉可能
なドアと、各駐車区画に配置された多数のトレーと、前
記ドアを開閉するドア開閉手段と、前記トレーを移動さ
せるトレー移動手段と、駐車装置を使用する個々のユー
ザが携帯し、少なくともユーザーコード番号を含む所定
の信号を発信するリモートコントローラと、前記入出庫
口の近傍に設置され、リモートコントローラからの信号
を受信する受信機と、受信した信号に基づいて、トレー
移動手段またはドア開閉手段を選択的に順次作動させる
制御手段と、入庫の場合は、入出庫口に最も近い空トレ
ーを乗り込み部に呼び出してドアを開き、出庫の場合
は、所定の車両を載置した実トレーを乗り込み部に呼び
出してドアを開くように前記制御手段に指令を行なうマ
イクロコンピュータを備えたものである。
【0007】上記のように、自動車の入庫に際しては、
マイクロコンピュータは制御手段に対して入出庫口に最
も近い空トレーを乗り込み部に呼び出してドアを開き、
出庫の場合は、所定の車両を載置した実トレーを乗り込
み部に呼び出してドアを開くように前記制御手段に指令
を行なうため、ユーザはトレーが届くまでに比較的短い
時間待つだけでよく、迅速な入庫操作が行なえる。ま
た、入庫、出庫いずれの場合においてもリモートコント
ローラの呼出ボタンを押してドアが開くまでにユーザは
1ステップの操作をするだけでよく、操作性きわめて良
好である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の機械式
立体駐車装置は、車両入出庫口に設けられた開閉可能な
ドアと、建屋内の各駐車区画に配置された多数の車両載
置用のトレーと、車両の入出庫時には、所定のトレーを
前記乗り込み部に呼び出す機械式立体駐車装置におい
て、ドア開閉手段と、トレー移動手段と、ユーザが携帯
し所定の信号を発信するリモートコントローラと、前記
入出庫口の近傍に設置され、リモートコントローラから
の信号を受信する受信機と、受信した信号に基づいて、
トレー移動手段またはドア開閉手段を選択的に作動させ
る制御手段と、入庫の場合は、入出庫口に最も近い空ト
レーを乗り込み部に呼び出し、出庫の場合は、所定の車
両を載置した実トレーを乗り込み部に呼び出すように前
記制御手段に指令を行なうマイクロコンピュータとを備
えたものであるザはトレーが届くまでに比較的短い時間
待つだけでよく、迅速な入庫操作が行なえる。また、入
庫、出庫いずれの場合においてもリモートコントローラ
の呼出ボタンを押してドアが開くまでにユーザは1ステ
ップの操作をするだけでよく、操作性きわめて良好であ
るという効果が得られる。
【0009】したがって、この請求項1に記載の発明に
よれば、自動車が入庫しようとするとき、マイクロコン
ピュータは入出庫口に最も近い空トレーを乗り込み部に
呼び出すよう指令を出すから、ユーザはトレーが届くま
でに比較的短い時間待つだけでよく、迅速な入庫操作が
行なえる。また、入庫、出庫いずれの場合においてもリ
モートコントローラの呼出ボタンを押してドアが開くま
でにユーザは1ステップの操作をするだけでよく、操作
性きわめて良好である。
【0010】本発明の請求項2に記載の機械式立体駐車
装置は、請求項1記載の機械式立体駐車装置において、
リモートコントローラからの発信信号を受けて、少なく
とも入出庫が可能であることを表示する表示手段を入出
庫口外面に設けたものであり、駐車装置内部の状況を外
部から知り得るという作用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載の機械式立体駐車
装置は、請求項1または2記載の機械式立体駐車装置に
おいて、乗り込み部にターンテーブルを備え、出庫時に
ターンテーブルを旋回動作させた後にドアを開くように
したものであり、出庫に際して普通の運転状態で道路へ
乗り出すことが可能にするという作用を有する。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明によるリモートコントロールシステ
ムが適用される機械式立体駐車装置の一実施例の構成を
示している。これらの図において、1は内部に駐車空間
が形成された駐車装置の建屋であり、2はこの建屋1の
1階部分に形成された自動車の入出庫口、3は入出庫口
2をモータ駆動によって開閉するドアである。駐車空間
の内部には複数の駐車区画が形成され、各駐車区画には
自動車載置用の多数のトレー20が配設されている。ま
た、入出庫口2の外の地面には、出庫する自動車の方向
を転換すべく旋回させるターンテーブル21が配置され
ている。建屋1の入出庫口2に隣接した側壁にはリモー
トコントロールシステムの建屋1側装置である操作盤4
が取り付けられており、この操作盤4には受信機5と、
表示部6とが設けられているとともに、入出庫口2の内
部には自動車が入出庫口2から出入りしたことを検知す
る車両検知器7が配置されている。また、建屋1の外面
の操作盤4近辺には、表示手段としての表示パネル23
が設けられている。この表示パネル23は、リモートコ
ントローラ13からの発信信号を受けて、少なくとも入
出庫が可能であることを表示することにより、駐車装置
内部の状況を外部の運転者に知らせるものである。
【0013】図2は上記リモートコントロールシステム
を制御する操作盤4の回路構成を示すブロック図であ
る。図2において、8はシステムの各作動部に指令を出
しシステム全体の動作をコントロールするコントローラ
としてのマイクロコンピュータ、9はドア開閉手段とし
てのドアモータ、10はトレー移動手段としてのトレー
駆動装置、11はマイクロコンピュータ8からの指令を
受けてドアモータ9またはトレー駆動装置10を選択的
に制御する作動制御部、12は操作盤4からコントロー
ル指令を入力するためのテンキーや指示ボタンが配列さ
れた操作部である。そして、マイクロコンピュータ8に
は、先に説明した受信機5、表示部6、車両検知器7が
接続されている。受信機5にはユーザに貸与されたリモ
ートコントローラ13から各種指令およびデータが、電
波、超音波或いは赤外線などの形で送信される。また、
マイクロコンピュータ8には、上記ターンテーブル21
を回転動作させるターンテーブル駆動装置22が接続さ
れている。
【0014】図3は上記リモートコントローラ13の外
観構成を示す図である。このリモートコントローラ13
は、本体ケース14と、この本体ケース14の表面に設
けられたドア閉ボタン15と、呼出ボタン16と、回転
ボタン17と、取消ボタン18とが備えられている。
【0015】ドア閉ボタン15は自動車の入庫時に運転
者が入庫操作を終わり駐車装置外に出てドアを閉めると
き、および出庫時に自動車が駐車装置の外に出てドアを
閉めるときに操作するためのものである。呼出ボタン1
6は、これから入庫操作を開始したり、出庫操作を始め
たりする場合に駐車装置にトレー20の搬出動作を起動
させるためのものである。回転ボタン17は、自動車の
出庫操作時にターンテーブル21の操作を行なうときに
使用するものである。また、取消ボタン18は、上記全
ての操作において、その操作が進行している途中で操作
を取り止めるためのものである。なお、アスタリスクマ
ークのついたボタン19は予備ボタンであって操作して
も機能しない。
【0016】そして、リモートコントローラ13には、
利用者ごとに図4に示すような5桁のコード番号が割り
当てられ記憶されている。5桁のコード番号のうち、最
上位の桁(a桁)は識別コードが固定的に書き込まれて
いる。この識別コードは、自社製造による駐車装置であ
るか否かを識別するためのものである。次に続く2桁
(b桁、c桁)はガレージコード番号が書き込まれてい
る。そして、下位の2桁(d桁、e桁)はユーザコード
が書き込まれている。
【0017】かかる構成を有する機械式立体駐車装置の
リモートコントロールシステムにおいて自動車を入庫ま
たは出庫するときの運転者の操作、およびマイクロコン
ピュータ8を中心としたリモートコントロールシステム
のリモコン操作に基づく動作手順を図5にフローチャー
トで示してある。このフローチャートをはじめとする本
実施例の動作を説明するフローチャートにおいて、2重
線で描かれた長円形の情報処理用図記号は運転者または
ユーザによるリモコン操作を表し、1重線で描かれた長
円形の情報処理用図記号はボタンまたはキー操作を表
し、1重線で描かれた長方形の情報処理用図記号は駐車
装置(すなわちマイクロコンピュータ)の動作を表し、
点線で描かれた長方形の情報処理用図記号は自動車の動
作を表す。図5のフローチャートにおいて、まず入出庫
操作の処理ステップ(以下、単にステップという)ST
1において入出庫の操作または処理動作が開始されると
運転者が呼出ボタン16を押下しその呼び出し信号が受
信機5によって受信される。すると、操作盤4のマイク
ロコンピュータ8は、ステップST2において呼出信号
からこの呼出信号を発信したリモートコントローラ13
のコード番号を解析し、自社駐車装置であるか否か、ユ
ーザの登録はしてあるか等を判断し、また現在の操作は
入庫操作か出庫操作かをチェックする。その後マイクロ
コンピュータ8は、ステップST3においてトレー駆動
装置10の運転を開始し、トレー20を入出庫口2まで
搬送する。この場合において、操作が入庫操作である場
合は、マイクロコンピュータ8は入出庫口2に最も近い
駐車スペースに格納されている空のトレー20を選択
し、この空トレー20を入出庫口2までトレー駆動装置
10に搬送させる。トレー20が入出庫口2まで搬送さ
れると、マイクロコンピュータ8は、ステップST4に
おいてドアモータ9を作動させ、これによりドア3が自
動的に開けられる。
【0018】次に、操作が入庫操作である場合は、ステ
ップST5として運転者の運転操作と操作盤4による処
理との相互動作が行なわれる。このステップST5の相
互動作においては、まず、運転者はステップST501
において自動車を運転してトレー20の上に乗り入れ
る。この自動車の乗り入れに対して操作盤4のマイクロ
コンピュータ8は、ステップST502において自動車
は正規の位置に停止しているか否かをチェックし、正規
の位置に停止していればステップST503において、
「サイドブレーキを引きドアを完全に閉めて車外に出て
下さい。」のアナウンス表示を表示部6に点灯させ、こ
れによって運転者はステップST504において車外に
退出する。
【0019】他方ステップST502において自動車は
正規の位置に停止しておらず、正規の位置よりも後方に
停止しているときは、マイクロコンピュータ8は、ステ
ップST505において、「前進」のアナウンス表示を
表示部6に点灯させ、これによって運転者はステップS
T506において運転している自動車を前進させること
によりステップST501の操作に移る。
【0020】また、ステップST502において自動車
は正規の位置に停止しておらず、正規の位置よりも前方
に停止しているときは、マイクロコンピュータ8は、ス
テップST507において、「後退」のアナウンス表示
を表示部6に点灯させ、さらにマイクロコンピュータ8
は、ステップST508において高さオーバー検出を行
なうとともに、ステップST509においてドアミラー
検出を行う。これによって運転者はステップST510
において運転している自動車をバックさせることにより
ステップST501の操作に移る。
【0021】運転者は車外に退出して駐車装置の入出庫
口2から外へでた後、ステップST6においてドア閉ボ
タン15を押下する。これにより、ステップST7にお
いて駐車装置のドアが閉鎖され、出入口のドアが閉ま
り、入庫操作は完了する。
【0022】他方、操作が出庫操作である場合は、マイ
クロコンピュータ8は、ステップST8において呼出信
号を解析してその呼出信号が発信されたリモートコント
ローラ13と、そのリモートコントローラ13に対応す
る自動車の格納場所とを判断し、該当するトレー20
(自動車を積載している)を入出庫口2までトレー駆動
装置10に搬送させる。トレー20が入出庫口2まで搬
送されると、マイクロコンピュータ8は、ステップST
9においてドアモータ9を作動させ、これによりドア3
が自動的に開けられる。次に、操作が出庫操作である場
合は、ステップST10として運転者による出庫操作が
行なわれる。この場合、運転者は、自動車を運転して出
庫し、自動車をターンテーブル21上の正規位置に停止
させる。次に、ステップST6において運転者はドア閉
ボタン15を押下する。これにより、ステップST7に
おいて駐車装置のドアが閉鎖され、出入口のドアが閉ま
り、出庫操作は完了する。
【0023】さらに、操作が出庫操作である場合は、ス
テップST11以下において、上記ステップST10
(図1)で自動車が停止せしめられたターンテーブル2
1の回転操作が行なわれる。このターンテーブル21の
リモコン操作による回転操作の手順を図6にフローチャ
ートで示す。この場合、運転者が、ステップST11に
おいてリモートコントローラ13の回転ボタン17を押
すと、マイクロコンピュータ8は、ステップST12に
おいてターンテーブル駆動装置22を作動させ、ターン
テーブル21は180度回転して停止する。これにより
自動車は入庫してきたときとは反対の向きをとり、運転
者はそのまま運転して道路上へ出ることができる。
【0024】次に、上記実施例のリモートコントロール
システムにおいて自動車を入庫または出庫するときの運
転者の操作、およびマイクロコンピュータ8を中心とし
たコントロールシステムの操作盤操作に基づく動作手順
を図7にフローチャートで示してある。この場合は、処
理ステップST21においてユーザが操作盤4の解除キ
ーを押すとともにユーザ自身の暗証番号をキー操作によ
って入力する。すると、マイクロコンピュータ8は、ス
テップST22において、ユーザの入力した番号が間違
えていないかどうかをチェックし、ユーザの入力した番
号等が間違っていなければステップ23において表示部
6にOK表示を行なわせる。これに基づいてユーザは、
ステップST24において操作盤4上で呼び出しキーを
押す。その後の操作および処理の手順は上記リモコン操
作におけると同様であり、ステップST2(図5)に移
行して、呼出信号からユーザの登録はしてあるか等を判
断し、また現在の操作は入庫操作か出庫操作かをチェッ
クする。他方、ステップST22において、ユーザの入
力した番号等が間違っている場合は、マイクロコンピュ
ータ8は、ステップST25において、表示部6に誤り
表示を行なわせる。これに基づいてユーザは操ステップ
26においてクリアキーを押し、再びステップST21
におけるユーザが操作盤4のキー入力操作に戻る。
【0025】さらに、操作が出庫操作である場合は、ス
テップST31以下において、ステップST10(図
1)で自動車が停止せしめられたターンテーブル21の
回転操作が行なわれる。このターンテーブル21の操作
盤操作による回転操作の手順を図8にフローチャートで
示す。この場合、運転者が、ステップST31において
操作盤4のターンテーブル「左」またはターンテーブル
「右」のボタンを押すと、マイクロコンピュータ8は、
ステップST32においてターンテーブル駆動装置22
を作動させ、ターンテーブル21は180度回転して停
止する。これにより自動車は入庫してきたときとは反対
の向きをとり、運転者はそのまま運転して道路上へ出る
ことができる。
【0026】以上のように、上記実施例の立体駐車装置
では、リモコン操作でも、操作盤操作でも自動車の入出
庫を行なうことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両入出庫口に設けられた開閉可能なドアと、建屋内の
各駐車区画に配置された多数の車両載置用のトレーと、
車両の入出庫時には、所定のトレーを前記乗り込み部に
呼び出す機械式立体駐車装置において、ドア開閉手段
と、トレー移動手段と、ユーザが携帯し所定の信号を発
信するリモートコントローラと、前記入出庫口の近傍に
設置され、リモートコントローラからの信号を受信する
受信機と、受信した信号に基づいて、トレー移動手段ま
たはドア開閉手段を選択的に作動させる制御手段と、入
庫の場合は、入出庫口に最も近い空トレーを乗り込み部
に呼び出し、出庫の場合は、所定の車両を載置した実ト
レーを乗り込み部に呼び出すように前記制御手段に指令
を行なうマイクロコンピュータとを備えたため、ユーザ
はトレーが届くまでに比較的短い時間待つだけでよく、
迅速な入庫操作が行なえる。また、入庫、出庫いずれの
場合においてもリモートコントローラの呼出ボタンを押
してドアが開くまでにユーザは1ステップの操作をする
だけでよく、操作性きわめて良好であるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における機械式立体駐車装置
の外観構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】前記実施例においてリモートコントロールシス
テムを制御する操作盤の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図3】前記実施例において用いられるリモートコント
ローラの外観構成を示す図である。
【図4】前記実施例においてリモートコントローラに割
り当てられた利用者ごとのコード番号の一例を示す図
【図5】前記実施例において自動車を入庫または出庫す
るときの運転者の操作、およびマイクロコンピュータを
中心としたリモートコントロールシステムのリモコン操
作に基づく動作手順を説明するフローチャートである。
【図6】前記実施例において車両の出庫操作に際しての
ターンテーブルのリモコン操作による回転操作の手順を
説明するフローチャートである。
【図7】前記実施例において自動車を入庫または出庫す
るときの運転者の操作、およびマイクロコンピュータを
中心としたコントロールシステムの操作盤操作に基づく
動作手順を説明するフローチャートである。
【図8】前記実施例において車両の出庫操作に際しての
ターンテーブルの操作盤操作による回転操作の手順を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 建屋 2 入出庫口 3 ドア 4 操作盤 5 受信機 6 表示部 7 車両検知器 8 マイクロコンピュータ 9 ドアモータ 10 トレー駆動装置 11 作動制御部 12 操作部 13 リモートコントローラ 14 本体ケース 15 ドア閉ボタン 16 呼出ボタン 17 回転ボタン 18 取消ボタン 19 予備ボタン 20 トレー 21 ターンテーブル 22 ターンテーブル駆動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋内の車両の乗り込み部側面の入出庫
    口に設けられた開閉可能なドアと、 建屋内の各駐車区画に多数の車両載置用のトレーが配置
    されていて、車両の入出庫時には、所定のトレーを前記
    乗り込み部に呼び出すようにした機械式立体駐車装置に
    おいて、 前記ドアを開閉するドア開閉手段と、 前記トレーを移動させるトレー移動手段と、 駐車装置を使用する個々のユーザが携帯し、少なくとも
    ユーザーコード番号を含む所定の信号を発信するリモー
    トコントローラと、 前記入出庫口の近傍に設置され、リモートコントローラ
    からの信号を受信する受信機と、 受信した信号に基づいて、トレー移動手段またはドア開
    閉手段を選択的に順次作動させる制御手段とを備えてお
    り、 入庫の場合は、入出庫口に最も近い空トレーを乗り込み
    部に呼び出してドアを開き、出庫の場合は、所定の車両
    を載置した実トレーを乗り込み部に呼び出してドアを開
    くように前記制御手段に指令を行なうマイクロコンピュ
    ータを備えたことを特徴とする機械式立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 リモートコントローラからの発信信号を
    受けて、少なくとも入出庫が可能であることを表示する
    表示手段が入出庫口外面に設けられた請求項1記載の機
    械式立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 乗り込み部にターンテーブルを備え、出
    庫時にターンテーブルを旋回動作させた後にドアを開く
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の機
    械式立体駐車装置。
JP8253592A 1996-09-25 1996-09-25 機械式立体駐車装置 Pending JPH10102805A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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