JPH0886109A - リモートコントロールにより運転する機械式駐車設備 - Google Patents

リモートコントロールにより運転する機械式駐車設備

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JPH0886109A
JPH0886109A JP6220490A JP22049094A JPH0886109A JP H0886109 A JPH0886109 A JP H0886109A JP 6220490 A JP6220490 A JP 6220490A JP 22049094 A JP22049094 A JP 22049094A JP H0886109 A JPH0886109 A JP H0886109A
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JP
Japan
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data
parking facility
handheld transceiver
transceiver
handheld
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JP6220490A
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English (en)
Inventor
Takemi Yoshio
尾 武 美 吉
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Nissei Ltd
Original Assignee
Nissei Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 運転者が車から降りずに機械式駐車設備を操
作することができるようにすると共に、暗証番号の押し
違いによる誤操作をなくし、操作の簡略化を図ることが
できるリモートコントロールにより運転する機械式駐車
設備の提供。 【構成】 車の入出庫操作の指示を出す手持送受信機1
1と、該手持送受信機11からの指示により自動車入出
庫の操作を行なう操作盤12と、入出庫操作に必要な基
本データを格納する記憶手段13と各種駆動装置15、
16、17とを有し、手持送受信機11および操作盤1
2にはそれぞれ送信部25、42と受信部26、41を
備え付け、手持送受信機11から操作盤12へのデータ
送信と操作盤から手持送受信機へのデータ照合結果の通
知とにより呼出し運転開始を行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
により運転する機械式駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械式駐車設備に車を入出庫させ
る場合には、運転者が車から降りて操作盤まで行き、操
作盤を暗証番号等により操作するようにしているもので
あった。
【0003】これに対して改良が施された従来技術とし
ては例えば特開平5−57228号公報に示されたもの
がある。ここに開示された従来技術は、自己の車両に関
する固有情報を光信号で送信可能な光IDカードを、当
該車両に取り付けるとともに、この光IDカードの光信
号を受光して当該車両の固有情報を読み取る光信号読取
装置を駐車設備の入出庫口側に設置し、この光信号読取
装置によって読み取られた車両に関する固有情報を制御
部に送って機械式駐車設備の入庫動作を行なうようにし
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の機械式駐車設備では、車両の固有情報を記憶
させた光IDカードが個々の車両の車体に固定取り付け
され、この光IDカードの光信号出射部に照準合わせさ
れた読取装置によって読み取りと、駆動操作が行なわれ
るものであるから、車両の入庫動作を自動化できるだけ
であり、出庫のときは従来と同じく操作盤を使った操作
が必要であるから、煩わしさから完全に解放されたわけ
ではなかった。また、操作盤を暗証番号等により操作す
る際には、暗証番号の押し違いにより違うトレーを呼出
し運転してしまうという問題もあった。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、入庫に際しては運転者が車から降りず
に機械式駐車設備を操作することができ、また出庫の場
合は手持送受信機を操作するだけで機械式駐車設備を操
作することができるようにすると共に、暗証番号の押し
違いによる誤操作をなくし、操作の簡略化を図ることが
できるリモートコントロール装置により運転する機械式
駐車設備を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、リモートコントロールにより運転する機
械式駐車設備において、車の入出庫操作の指示を出す手
持送受信機と、該手持送受信機からの指示により自動車
入出庫の操作を行なう操作盤と、入出庫操作に必要な基
本データを格納する記憶手段と各種駆動装置とを有し、
前記手持送受信機および操作盤にはそれぞれ送信部と受
信部を備え付け、前記手持送受信機から操作盤へのデー
タ送信と操作盤から手持送受信機へのデータ照合結果の
通知とにより呼出し運転開始を行なうようにしたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は上記のような構成とすることにより、
運転者が自動車を入庫するときは車から降りずに手持送
受信機で機械式駐車設備を操作する。機械式駐車装置は
手持送受信機からの指令により所定の手順を踏んで自動
車の入庫動作をするがこれと同時に手持送受信機からの
データが基本データと一致するか否かも監視する。ま
た、出庫に際しても所定の手順で出庫動作を行なう。こ
れにより、暗証番号の押し違いによる誤操作をなくし、
操作の簡略化を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面によって本発明の一実施例を具体
的に説明する。図1乃至図3は本発明が適用される機械
式駐車設備の一例を示す図で、ここでは垂直循環式駐車
設備において適用されるものとする。図1は前記垂直循
環式駐車設備の全体を概略的に示す立面図であり、図2
はこの駐車設備の車両乗込み階における平面図、図3は
図2中矢印Aの方向に見た図である。
【0009】これらの図において、1は垂直循環式駐車
設備、2は自動車Wを1台づつ搭載するケージ、3はケ
ージ2をチェーン4に取り付けるアタッチメント、4は
循環駆動用のチェーン、5は駐車設備への入出庫口、6
は入出庫口5に開閉可能に取り付けられたドア、12は
入出庫操作用の操作盤である。
【0010】図4はリモートコントロールにより運転す
る機械式駐車設備の操作制御システム構成図を示し、図
5および図6は前記機械式駐車設備の入庫操作を説明す
るフローチャート、図7乃至図9は出庫操作を説明する
フローチャートを示す。本実施例において例示される機
械式駐車設備の型式については特に問わないが、ここで
は駐車室の外側にターンテーブルを有する機械式駐車設
備を例に挙げる。
【0011】図4において、符号11はこの機械式駐車
設備を使用する契約を行なった運転者に与えられ駐車設
備を運転するためのデータを送信する手持送受信機、1
2は駐車設備側に設置され手持送受信機11との間でデ
ータの送受信を行なって駐車設備を運転する操作盤、1
3は本実施例の機械式駐車設備の基本データを格納する
記憶手段としてのメモリ、14は駐車設備を運転するに
際し各種制御を行なう制御盤、15、16、17は制御
盤14のコントロールの下で操作盤12によって指示さ
れた各種動作を行なう駆動装置で、15はトレーの移動
操作を行なうトレー移動駆動装置、16は駐車設備のド
アの開閉を行なうドア開閉駆動装置、17はターンテー
ブルを旋回操作するターンテーブル旋回駆動装置であ
る。
【0012】この機械式駐車設備を使用する契約を行な
った運転者は、図4に示すような、その運転者専用の手
持送受信機11を保有することができる。この手持送受
信機11は携帯可能であり、自動車の入出庫時に運転者
が携帯する。個々の手持送受信機11は、手持送受信機
11毎に区別する番号及び暗証番号を有している。
【0013】手持送受信機11には運転釦21、キャン
セル釦22、及び開閉釦23及び旋回釦24が設けられ
ており、運転釦21は制御盤14によってトレー移動駆
動装置15の制御を行なうものであり、キャンセル釦2
2はトレー移動駆動装置15によって循環又は移動して
いるトレーを運転釦21によって操作が可能な状態でト
レー移動駆動装置15を停止させるものであり、開閉釦
23は制御盤14によってドア開閉駆動装置16の制御
を行なうものであり、旋回釦24を制御盤14によって
ターンテーブル旋回駆動装置17の制御を行なうもので
ある。また、前記手持送受信機11には入出庫操作のデ
ータを操作盤12へ向けて送信する送信部25と、操作
部12からのデータを受信する受信部26と、受信部2
6で受信したデータに基づき手持送受信機11による入
出庫操作を許可する表示を行なうOK表示部27と、同
じく手持送受信機11による入出庫操作を不許可とする
表示を行なうNG表示部28とが備えられている。
【0014】入出庫に関する個々の手持送受信機11が
有する個別の入力データになりうるデータは手持送受信
機11毎に対応する駐車設備を特定する物件データ、手
持送受信機11毎の区別する該当リモコン番号あるいは
連番などの番号、ユーザ(個人)を特定する使用者暗証
番号、入出庫予約時刻、或いは入庫から出庫までの駐車
時間を示す入出庫操作時間等であり、個々の手持送受信
機11の区別手段は区別する番号又は暗証番号である。
そして、後に述べるように、前記の個別の入力データは
数字又は文字データとして該当する各々の手持送受信機
11毎に個別にメモリー13に記憶されている。また、
手持送受信機11から入力する釦操作は運転釦21操
作、キャンセル釦22操作、開閉釦23操作及び旋回釦
24操作である。なお、入出庫予約時刻及び運転者専用
の手持送受信機11に臨時に区別する番号を任意に与え
ることができるような仕様の場合には手持送受信機11
にテンキーを設置する必要がある。
【0015】図4において手持送受信機11の釦は運転
釦21、キャンセル釦22、開閉釦23、旋回釦24で
示しているが、手持送受信機11に設ける釦は個々の機
械式駐車設備の仕様によって決まるものである。
【0016】操作盤12には操作メニュー等が表示され
る表示パネル31、各種データが入力されるキーボード
32、ドアを開動作させるためのドア開釦33、ドアを
閉動作させるためのドア閉釦34、トレーを左旋回動作
させるための左旋回釦35、旋回停止釦36、トレーを
右旋回動作させるための右旋回釦37、非常事態の発生
時に非常停止を行なうための非常停止釦38、操作鍵穴
部39及び電源スイッチ40が設けられており、手持送
受信機11によって入力できることは電源スイッチ40
を除いて操作盤12で入力することが可能である。図4
において操作盤12に設置した入力及び表示等に関係す
るものは表示パネル31、キーボード32、ドア開釦3
3、ドア閉釦34、左旋回釦35、旋回停止釦36、右
旋回釦37、非常停止釦38、操作鍵穴部39及び電源
スイッチ40で示しているが、操作盤12に設ける入力
及び表示等に関係するものは個々の機械式駐車設備の仕
様によって決まるものである。また、前記操作盤12に
は、手持送受信機11の送信部25から操作盤12へ向
けて送信されたデータ或いは信号を受信する受信部41
と、操作部12から手持送受信機11へデータを送信す
る送信部42とが備えられている。操作部12から手持
送受信機11へは、手持送受信機11側から操作盤12
側へ送信部25および受信部41を通して送受信された
入出庫操作要求が機械式駐車設備の現在の状況からみて
可能であるか否か、入力された暗証番号とその手持送受
信機11の機器番号とが一致するか否か等のデータが送
信される。
【0017】機械式駐車設備の基本データおよび手持送
受信機11毎の番号及び暗証番号を記憶するメモリ13
はROMまたはRAMから構成されている。メモリ13
に記憶される基本データには1台分のトレーを駐車する
駐車区画毎について収容したトレー番号のデータ及びト
レー番号毎について手持送受信機11毎の区別手段とし
ての区別する番号又は暗証番号のデータをROM又はR
AMデータとして記憶されたものだけでなく、全ての手
持送受信機11が有する前記の個別のデータが含まれ、
機械式駐車設備を制御するための情報は全て含まれる。
【0018】制御手段としての制御盤14はCPUから
構成されている。この制御盤14は、操作盤12の受信
部41の入力データとメモリ13の基本データの比較を
行なって、トレー移動駆動装置15、ドア開閉駆動装置
16及びターンテーブル旋回駆動装置17等の各駆動装
置を選択的に動作させ、或いは各駆動装置の動作をコン
トロールする。なお、前記メモリ13は操作盤12また
は制御盤14に組み込まれていてもよいし、あるいは図
4に示すように、これらとは別に配置されていてもよ
い。
【0019】トレー移動駆動装置15はトレーを機械式
駐車設備内で循環させること、及びトレーを駐車区画と
乗込部の間で移動させることに供される駆動装置であ
り、機械式駐車設備の種類によっても異なるが、トレー
を所定の駐車区画に収容するために必要な、トレーの循
環用の駆動装置15a、トレーの昇降用の駆動装置15
b、トレーの縦走行用の駆動装置15c、トレーの横走
行用の駆動装置15d等が含まれている。
【0020】ドア開閉駆動装置16は入出庫操作時に運
転者が乗込部の空トレーへの自動車の乗り入れ及び乗り
入れ後の運転者の退出、又は乗込部の呼出しトレーの自
動車への運転者の乗車及び自動車の退出のために必要な
機械式駐車設備のドアの開閉を行なうための駆動装置で
ある。
【0021】ターンテーブル旋回駆動装置17は前進入
庫した自動車を前進出庫させるために設けられるターン
テーブルを操作するための駆動装置であり、ターンテー
ブルを旋回させる駆動装置及びターンテーブルを旋回さ
せるために旋回部分を若干昇降させる駆動装置が含まれ
る。
【0022】かかる構成を有する機械式駐車設備につい
て動作を説明する。図5および図6は本実施例の機械式
駐車設備における入庫操作を説明するフローチャートで
ある。この入庫操作について、図5にしたがって説明す
ると、まず処理ステップ(以下単にステップという)S
T1においてドア前に自動車を停止させて運転者が自動
車に乗ったままで手持送受信機11の送信部25で入庫
操作のデータ送信を行なう。すると操作盤12の受信部
41がデータを受信する。機械式駐車設備側では、ステ
ップST2において制御盤14のCPUが手持送受信機
11からの通信呼び出しがあるか否かをチェックし、通
信呼び出しがあれば、ステップST3において手持送受
信機11側で運転者が手持送受信機11を使って入庫指
示操作(データの送信)を行なう。機械式駐車設備側で
は、ステップST4において操作盤12の受信部41が
データを受信し、次いでステップST5において制御盤
14が手持送受信機11から送られてきたデータ(基本
データ)が正しいものであるか否かをチェックし正しけ
れば、ステップST6において空トレー呼び出し運転を
開始する。この空トレー呼び出し運転によりトレー移動
駆動装置15が作動し、ステップST7において空トレ
ーが機械式駐車設備の乗込部に着床する。次に、ステッ
プST8においてドア開閉駆動装置16が作動してドア
を開動作させ、ステップST9において自動車を入庫さ
せる。
【0023】また、ステップST5においてデータが正
しいと判断された時点で、ステップST10において操
作盤12から手持送受信機11へ向けて、送信部42と
受信部26を用いてデータが正しい(データOK)の旨
の情報が送受信され、これによって手持送受信機11で
はステップST11においてOK表示部27が点灯して
運転者は入庫操作に入る。
【0024】他方、ステップST5においてデータが正
しくないと判断されたときは、ステップST12におい
て操作盤12から手持送受信機11へ向けてデータが誤
っている旨の情報が送受信され、これによって手持送受
信機11ではステップST13においてNG表示部28
が点灯する。このデータNGは運転者による手持送受信
機11の操作ミスということもあり得るため、NG表示
の次には、ステップST14において手持送受信機11
が再度使用されたか否かをチェックし、再度使用された
と判断されればステップST3の処理に戻る。しかし、
ステップST14において手持送受信機11が再度使用
されない場合はステップST15に移行して操作盤12
を使った入庫動作に入る。ここでは操作盤12に対して
暗証番号の入力や操作メニューの選択が行なわれる。こ
の処理が行なわれると、次にはステップST5の後の処
理、すなわちステップST6以降の処理およびステップ
ST10以降の処理が実行される。なお、ステップST
2のチェック処理において手持送受信機11からの通信
呼び出しがないと判断された場合は直ちにステップST
15に移行して操作盤12を使った入庫動作に入る。
【0025】ステップST9において自動車を入庫し終
わると、次にはステップST16において運転者が駐車
設備の乗込部から退出する。すると、制御盤14は、ス
テップST17において制御盤14のCPUが手持送受
信機11からの通信呼び出しがあるか否かをチェック
し、通信呼び出しがあれば、ステップST18において
手持送受信機11側で運転者がこの手持送受信機11を
使って入庫完了操作(データの送信)を行なう。機械式
駐車設備側では、ステップST19において操作盤12
の受信部41がデータを受信し、次いでステップST2
0において制御盤14が手持送受信機11から送られて
きた基本データが正しいものであるか否かをチェックし
正しければ、ステップST21においてドア開閉駆動装
置16が作動してドアを閉鎖する。これで一連の自動車
入庫操作は終了したことになる(ステップST22)。
【0026】また、ステップST20においてデータが
正しいと判断された時点で、ステップST23において
操作盤12から手持送受信機11へ向けて、送信部42
と受信部26を用いてデータが正しい(データOK)の
旨の情報が送受信され、これによって手持送受信機11
ではステップST24においてOK表示部27が点灯し
て運転者は入庫操作がとどこおりなく終了したことを認
識する。
【0027】他方、ステップST20においてデータが
正しくないと判断されたときは、ステップST25にお
いて操作盤12から手持送受信機11へ向けてデータが
誤っている旨の情報が送受信され、これによって手持送
受信機11ではステップST26においてNG表示部2
8が点灯する。このデータNGは運転者による手持送受
信機11の操作ミスということもあり得るため、NG表
示の次には、ステップST27において手持送受信機1
1が再度使用されたか否かをチェックし、再度使用され
たと判断されればステップST18の処理に戻る。しか
し、ステップST27において手持送受信機11が再度
使用されない場合はステップST28に移行して操作盤
12を使った入庫完了動作に入る。ここでは操作盤12
に対して暗証番号の入力や操作メニューの選択が行なわ
れ、これに基づいてドア閉操作を行なうための準備が行
なわれる。この処理が行なわれると、次にはステップS
T20の後の処理、すなわちステップST21乃至ステ
ップST24の処理が実行される。なお、ステップST
17のチェック処理において手持送受信機11からの通
信呼び出しがないと判断された場合は直ちにステップS
T28に移行して操作盤12を使った入庫完了動作に入
る。
【0028】次に本実施例の機械式駐車設備における自
動車の出庫動作について説明する。図7乃至図9は本実
施例の機械式駐車設備における出庫操作を説明するフロ
ーチャートである。この出庫操作について、図7にした
がって説明すると、まず前提操作として、自動車を出庫
させたい運転者が機械式駐車設備の場所へ行き、自己の
手持送受信機11の送信部25で出庫操作のデータ送信
を行なう。すると操作盤12の受信部41がデータを受
信する。機械式駐車設備側では、ステップST31にお
いて制御盤14のCPUが手持送受信機11からの通信
呼び出しがあるか否かをチェックし、通信呼び出しがあ
れば、ステップST32において手持送受信機11側で
運転者が手持送受信機11を使って出庫指示操作(デー
タの送信)を行なう。機械式駐車設備側では、ステップ
ST33において操作盤12の受信部41がデータを受
信し、次いでステップST34において制御盤14が手
持送受信機11から送られてきた基本データが正しいも
のであるか否かをチェックし正しければ、ステップST
35において出庫トレー呼び出し運転を開始する。この
出庫トレー呼び出し運転によりトレー移動駆動装置15
が作動し、ステップST36において出庫トレーが機械
式駐車設備の乗込部に着床する。次に、ステップST3
7においてドア開閉駆動装置16が作動してドアを開動
作させ、ステップST38において自動車を出庫させ
る。
【0029】また、ステップST34においてデータが
正しいと判断された時点で、ステップST39において
操作盤12から手持送受信機11へ向けて、送信部42
と受信部26を用いてデータが正しい(データOK)旨
の情報が送受信され、これによって手持送受信機11で
はステップST40においてOK表示部27が点灯して
運転者は出庫操作に入る。
【0030】他方、ステップST34においてデータが
正しくないと判断されたときは、ステップST41にお
いて操作盤12から手持送受信機11へ向けてデータが
誤っている旨の情報が送受信され、これによって手持送
受信機11ではステップST42においてNG表示部2
8が点灯する。このデータNGは運転者による手持送受
信機11の操作ミスということもあり得るため、NG表
示の次には、ステップST43において手持送受信機1
1が再度使用されたか否かをチェックし、再度使用され
たと判断されればステップST32の処理に戻る。しか
し、ステップST43において手持送受信機11が再度
使用されない場合はステップST44に移行して操作盤
12を使った出庫動作に入る。ここでは操作盤12に対
して暗証番号の入力や操作メニューの選択が行なわれ
る。この処理が行なわれると、次にはステップST34
の後の処理、すなわちステップST35以降の処理およ
びステップST39以降の処理が実行される。なお、ス
テップST31のチェック処理において手持送受信機1
1からの通信呼び出しがないと判断された場合は直ちに
ステップST44に移行して操作盤12を使った出庫動
作に入る。
【0031】ステップST38において自動車を出庫し
終わると、次にはステップST45において機械式駐車
設備の乗込部のドア前に自動車を停止させる。すると、
制御盤14は、ステップST46において制御盤14の
CPUが手持送受信機11からの通信呼び出しがあるか
否かをチェックし、通信呼び出しがあれば、ステップS
T47において手持送受信機11側で運転者がこの手持
送受信機11を使って出庫完了操作(データの送信)を
行なう。機械式駐車設備側では操作盤12の受信部41
がデータを受信し、次いでステップST48において制
御盤14が手持送受信機11から送られてきた基本デー
タが正しいものであるか否かをチェックし正しければ、
ステップST49においてドアを閉鎖する。
【0032】また、ステップST48においてデータが
正しいと判断された時点で、ステップST50において
操作盤12から手持送受信機11へ向けて、送信部42
と受信部26を用いてデータが正しい(データOK)の
旨の情報が送受信され、これによって手持送受信機11
ではステップST51においてOK表示部27が点灯し
て運転者は出庫操作がとどこおりなく終了したことを認
識する。
【0033】他方、ステップST48においてデータが
正しくないと判断されたときは、ステップST52にお
いて操作盤12から手持送受信機11へ向けてデータが
誤っている旨の情報が送受信され、これによって手持送
受信機11ではステップST53においてNG表示部2
8が点灯する。このデータNGは運転者による手持送受
信機11の操作ミスということもあり得るため、NG表
示の次には、ステップST54において手持送受信機1
1が再度使用されたか否かをチェックし、再度使用され
たと判断されればステップST47の処理に戻る。しか
し、ステップST54において手持送受信機11が再度
使用されない場合はステップST55に移行して操作盤
12を使った出庫完了動作に入る。ここでは操作盤12
に対して暗証番号の入力や操作メニューの選択が行なわ
れ、これに基づいてドア閉操作を行なうための準備が行
なわれる。この処理が行なわれると、次にはステップS
T48の後の処理、すなわちステップST49乃至ステ
ップST51の処理が実行される。なお、ステップST
46のチェック処理において手持送受信機11からの通
信呼び出しがないと判断された場合は直ちにステップS
T55に移行して操作盤12を使った出庫完了動作に入
る。
【0034】ステップST38において自動車が出庫さ
れ、その後の種々の処理を経てステップST49におい
てドアが閉鎖されると、次に運転者は、ステップST5
6においてこの機械式駐車設備のドア外部にターンテー
ブルがあるか否かをチェックし、ターンテーブルが設備
されている場合は、ステップST57においてターンテ
ーブル上に自動車を停止させる。その後ステップST5
8において制御盤14のCPUが手持送受信機11から
の通信呼び出しがあるか否かをチェックし、通信呼び出
しがあれば、ステップST59において手持送受信機1
1側で運転者がこの手持送受信機11を使ってターンテ
ーブル旋回操作(データの送信)を行なう。機械式駐車
設備側では操作盤12の受信部41がデータを受信し、
次いでステップST60において制御盤14が手持送受
信機11から送られてきた基本データが正しいものであ
るか否かをチェックし正しければ、ステップST61に
おいてターンテーブル旋回駆動装置17が作動してター
ンテーブルを旋回させ、所定の角度回転させた後、ステ
ップST62においてターンテーブルの旋回を停止させ
る。これにより、自動車は進行し易い方向へ向けられて
いるから、ステップST63において自動車を退出させ
る。
【0035】また、ステップST60においてデータが
正しいと判断された時点で、ステップST50において
操作盤12から手持送受信機11へ向けて、送信部42
と受信部26を用いてデータが正しい(データOK)旨
の情報が送受信され、これによって手持送受信機11で
はステップST51においてOK表示部27が点灯す
る。
【0036】他方、ステップST60においてデータが
正しくないと判断されたときは、ステップST66にお
いて操作盤12から手持送受信機11へ向けてデータが
誤っている旨の情報が送受信され、これによって手持送
受信機11ではステップST67においてNG表示部2
8が点灯する。このデータNGは運転者による手持送受
信機11の操作ミスということもあり得るため、NG表
示の次には、ステップST68において手持送受信機1
1が再度使用されたか否かをチェックし、再度使用され
たと判断されればステップST59の処理に戻る。しか
し、ステップST68において手持送受信機11が再度
使用されない場合はステップST69に移行して操作盤
12を使ったターンテーブル旋回操作に入る。ここでは
操作盤12に対して暗証番号の入力やターンテーブル旋
回操作に必要な操作メニューの選択が行なわれとともに
ステップST61以下の処理に移行する。なお、ステッ
プST58のチェック処理において手持送受信機11か
らの通信呼び出しがないと判断された場合は直ちにステ
ップST69に移行して操作盤12を使ったターンテー
ブル旋回操作に入る。また、ステップST56のチェッ
ク処理において機械式駐車設備のドア外部にはターンテ
ーブルが設備されていないと判断された場合は直ちにス
テップST63に移行して自動車を退出させる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、入庫に際しては運転者が車から降りずに機
械式駐車設備を操作することができ、また出庫の場合は
手持送受信機を操作するだけで機械式駐車設備を操作す
ることができるから操作が簡単になると共に、暗証番号
の押し違いによる誤操作がなくなり、正しい操作を行な
うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される機械式駐車設備の一例を示
す立面図である。
【図2】前記駐車設備の車両乗込み階における平面図で
ある。
【図3】前記駐車設備において図2中矢印Aの方向に見
た図である。
【図4】本発明のリモートコントロール方式を採用した
機械式駐車設備の操作制御システム構成図である。
【図5】本発明の手持送受信機により運転する機械式駐
車設備の入庫操作を説明するフローチャートである。
【図6】図5に引き続き本発明の手持送受信機により運
転する機械式駐車設備の入庫操作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】本発明の手持送受信機により運転する機械式駐
車設備の出庫操作を説明するフローチャートである。
【図8】図7に引き続き本発明の手持送受信機により運
転する機械式駐車設備の出庫操作を説明するフローチャ
ートである。
【図9】図8に引き続き本発明の手持送受信機により運
転する機械式駐車設備の出庫、ターンテーブル旋回操作
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
11 手持送受信機 12 操作盤 13 メモリ 14 制御盤 15 トレー移動駆動装置 16 ドア開閉駆動装置 17 ターンテーブル旋回駆動装置 21 運転釦 22 キャンセル釦 23 開閉釦 24 旋回釦 25、42 送信部 26、41 受信部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各利用者に与えられ、複数の釦と、所定
    の釦ごとに記録されたデータを送信する送信部と、通信
    の相手側から送られてきた信号を受信する受信部とを有
    する手持送受信機と、 駐車設備側に設けられ、前記手持送受信機からのデータ
    を受信する受信部と、手持送受信機から送られてきたデ
    ータの照合結果を知らせる送信部とを備えた操作盤と、 基本データが登録された記憶手段と、 前記操作盤の受信機で受信した手持送受信機のデータを
    前記記憶手段の基本データと照合し、選択的に制御を実
    行する制御手段と、 前記制御手段のコントロールのもとで自動車の入出庫に
    必要な各種作動を行なう駆動装置とを備えたリモートコ
    ントロールにより運転する機械式駐車設備。
JP6220490A 1994-09-14 1994-09-14 リモートコントロールにより運転する機械式駐車設備 Pending JPH0886109A (ja)

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