JP4641948B2 - ダンパーバルブ - Google Patents

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この発明は、パワーステアリング装置におけるシミーの発生を防止するダンパーバルブに関する。
この種のダンパーバルブとして、例えば、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。この従来から知られているダンパーバルブは、ボディ内に、弁ハウジングを設けるとともに、この弁ハウジング内に可動弁体を設けている。そして、可動弁体と弁ハウジングとの間にスプリングを介在させるとともに、弁ハウジングとボディとの間にもスプリングを介在させているが、これら両スプリングは、直列に配置されている。
また、弁ハウジングが開弁したときに開かれる流路と、可動弁体が開弁したときに開かれる流路とが、全く別のルートを通る構成になっている。すなわち、弁ハウジングが開弁したときには、この弁ハウジングの外周を通る通路が開かれ、可動弁体が開弁したときには、上記弁ハウジング内を通る通路が開かれるようにしている。
特開2002−37107号公報
上記従来のダンパーバルブでは、二つの流路を、ハウジングと可動弁体とで、別々に開閉するようにしているので、部品点数が多くなり、全体の構成が複雑にならざるを得ない。このように全体構成が複雑になればなるほど、それがコストアップの要因になるという問題があった。また、上記のように通路を別々に設けなければならないので、その通路分だけ、ダンパーバルブ自体が大型化するという問題もあった。
さらに、上記従来のダンパーバルブは、弁ハウジングに作用させるスプリングと、可動弁体に作用させるスプリングとを、直列に配置しているので、その分、その直列方向におけるダンパーバルブの長さが長くなり、全体としても大型化するという問題があった。特に、パワーステアリング装置においては、自動車のエンジンルームのスペースがかなり限られているので、ダンパーバルブの大型化は、商品価値を損なうことにもなりかねない。
この発明の第1の目的は、部品点数を少なくしたダンパーバルブを提供することである。
また、第2の目的は、弁部材に作用させる第1スプリングと、有底筒部材に作用させる第2スプリングとを、並列に配置して、小型化を達成できるダンパーバルブを提供することである。
第1の発明は、切換弁を介してポンプあるいはタンクに連通する第1流出入ポートおよびパワーシリンダに連通させた第2流出入ポートを形成したボディに、一端開口を第1流出入ポートに常時連通させかつ周壁に連通孔を形成した有底筒部材を摺動可能に設けるとともに、この有底筒部材の外周に弁部材を摺動自在に設け、この弁部材は、ボディとの間に第1スプリングを介在させ、この第1スプリングのバネ力の作用で、弁部材が、通常は、ボディに形成したシート部に圧接する一方、上記有底筒部材は、弁部材との間に、第1スプリングよりもばね力を小さくした第2スプリングを介在させ、弁部材がシート部に圧接しているとき、上記第2スプリングのバネ力の作用で、通常は、有底筒部材の連通孔が弁部材でふさがれるか、あるいはわずかに開口する構成にし、第1流出入ポートから流体が流入したとき、その流体の圧力作用で、有底筒部材が第2スプリングのばね力に抗して弁部材と相対移動し、連通孔を第2流出入ポート側に開口して、第1流出入ポートと第2流出入ポートとを連通させる一方、第2流出入ポートから流体が流入したとき、その流体の圧力作用で、弁部材が第1スプリングのばね力に抗して有底筒部材と相対移動してシート部を開くとともに、連通孔を第2流出ポート側に開口して、第2流出入ポートと第1流出入ポートとを連通させる構成にした点に特徴を有する。
第2の発明は、有底筒部材の外周にばね受け部を設け、このばね受け部と弁部材との間に第2スプリングを介在させる一方、この第2スプリングの外方に第1スプリングを設け、第1スプリングと第2スプリングとを並列に配置した点に特徴を有する。
第3の発明は、第1流出入ポートから第2流出入ポートに流体が流れるとき、弁部材がボディに当たってその移動が阻止され、かつ、第2流出入ポートからの流体の圧力が作用したとき、有底筒部材がボディに当たってその移動が阻止される構成にした点に特徴を有する。
第1の発明によれば、有底筒部材と弁部材との相対移動によって、連通孔を共用しながら、第1流出入ポートから第2流出入ポートに流れる流路と、第2流出入ポートから第1流出入ポートに流れる流路とを開閉するようにしたので、弁構造を構成する部品点数が有底筒部材と弁部材との二つで足りることになる。したがって、従来のダンパーバルブに比べて、その部品点数を少なくすることができ、その分、コストダウンを図ることができる。
また、第2流出入ポートから第1流出入ポートへ流れる排出流体に対しては、第1スプリングのばね力によって流動抵抗が決まることになるので、車両が一定速度以上になると、ステアリングホィールに細かな振動を感じるいわゆるシミーの発生を防止することができる。しかも、この第1スプリングのばね力や連通孔等による流路抵抗によっては、路面のうねりや凸凹を乗り越えるときにタイヤに作用する外乱等の影響もなくすことができる。なお、上記シミーは、ドライバーの操舵意図とは関係なく、車両が一定速度以上になったときに、タイヤ側からの外乱によって、パワーシリンダ側にわずかな流れが発生し、それがパワーステアリングギアを介してステアリングホィール側に伝わる。
さらに、第2スプリングのばね力を第1スプリングのばね力よりも小さくしたので、第1流出入ポートから第2流出入ポートを経由してパワーシリンダに圧力流体を供給するときは、第2スプリングのばね力によって流動抵抗が決まることになる。したがって、パワーシリンダに圧力流体を供給するときには、その流動抵抗を小さくすることができる。
第2の発明によれば、第1スプリングと第2スプリングとを、並列に設けたので、それら両スプリングを直列に設ける場合よりも、スプリングの伸縮方向の長さを短くすることができる。
第3の発明によれば、第2流出入ポートから第1流出入ポートに流体が流れるとき、有底筒部材を停止させて、弁部材のみを移動させることができるので、有底筒部材と弁部材とを相対移動させるための構成を簡単にできる。
図1〜4は、第1の実施形態を示すものであるが、図1は、一対のダンパーバルブD1,D2を、パワーステアリング装置のパワーシリンダCに設けたものである。すなわち、パワーシリンダCには、圧力室1,2を設けるとともに、これら各圧力室1,2に通路3,4を接続している。このようにした通路3,4のそれぞれには、この発明のダンパーバルブD1,D2を設けているが、このダンパーバルブD1,D2は、圧力室1,2に流体が流入するとき、そのダンピング力はほとんど発揮されず、圧力室1,2から流体が流出するときには、ある程度のダンピング力が得られるようにしている。
なお、上記パワーシリンダCにはピストン5を設け、このピストン5によって、上記圧力室1,2を区画するとともに、ピストン5の両側にピストンロッド6を設けている。そして、このピストンロッド6の両端は、図示していないナックルアームを介してタイヤに連係している。
そして、今、通路3から圧力室1に圧力流体が供給されたとすると、その圧力流体は、ほとんど自由流れに近い状態でダンパーバルブD1を通過し、圧力室1に流入する。したがって、ピストン5は図面右方向に移動するとともに、圧力室2の流体を通路4から排出する。このとき、排出側となる通路4に設けたダンパーバルブD2が機能して所定のダンピング力を発揮するが、そのダンピング力はそれほど大きなものではない。なぜなら、必要以上の大きなダンピング力を発揮させると、パワーシリンダCのスムーズな作動が損なわれるからである。
このような状況の中で、ダンパーバルブD1,D2を必要とするのは、次の理由からである。例えば、車両が一定速度以上になると、ステアリングホィールに細かな振動を感じるいわゆるシミーがドライバーの意図とは関係なく発生するが、このシミーは、ピストン5の軸方向の細かな振動によってステアリングホィールに伝達される。そこで、上記のようにダンパーバルブD1,D2を設けて、ピストン5の軸方向の細かな振動を抑えるようにし、上記シミーの発生を防止している。
また、両通路3,4にダンパーバルブD1,D2がない場合には、上記タイヤの外側からのキックバック等の外乱が作用すると、パワーシリンダCのピストン5が簡単に移動してしまい、走行安定性が損なわれてしまう。そこで、上記のようにダンパーバルブD1,D2を設けて、圧力室1,2から排出される流れに抵抗を付与し、上記外乱の弊害を最小限に抑えるようにしている。
したがって、上記ダンパーバルブD1,D2は、圧力室1,2に流入する流体には、なるべく自由流れを実現し、圧力室1,2から流出する流体に対しては、外乱の影響を受けず、しかもシミーが発生しない程度のダンピング力、言い換えると、それほど大きくないダンピング力を発揮させる必要がある。
そして、以下に説明する実施形態は、上記パワーステアリング装置のパワーシリンダに最適なダンパーバルブに関するものである。
上記ダンパーバルブは、通常、キャップ8の下部が、パワーシリンダCの外周における圧力室1,2と連通する位置に溶接等で固定されるもので、このキャップ8に本体7を組み付けることによって、この発明のボディBを構成する。このボディBを構成する本体7は、その先端における筒部9の外周に雄ねじ10を形成するとともに、この先端筒部9とは反対端に配管接続孔11を形成している。そして、上記筒部9と配管接続孔11との境界部分に仕切り壁12を設け、この仕切り壁12に第1流入出入ポート13を形成している。一方、上記キャップ8には、上記雄ねじ10とねじ結合する雌ねじ14を形成するとともに、上記第1流出入ポート13と対向する第2流出入ポート15を形成しているが、この第2流出入ポート15を前記パワーシリンダCの圧力室1あるいは2に連通させている。
また、上記仕切り壁12には、第1流出入ポート13と連続する支持孔16を形成しているが、上記第1流出入ポート13を配管接続孔11側に位置させ、支持孔16を筒部9側に位置させている。このようにした支持孔16には、有底筒部材17の一端を摺動自在にはめるとともに、この有底筒部材17の外周にはフランジ状のばね受け部18を設けている。
そして、上記ばね受け部18が、図2に示すように、仕切り壁12に接触している状態で、上記有底筒部材17の底側とは反対端部分が支持孔16内に納まるとともに、有底筒部材17の一端開口19が、第1流出入ポート13に連通する構成にしている。さらに、上記有底筒部17であって、ばね受け部18よりも底側における周壁に、その円周方向に間隔を保持して複数の連通孔20を形成している。
上記のようにした有底筒部材17のばね受け部18よりも下方外周に弁部材21を摺動自在にはめているが、この弁部材21は、円筒部22とフランジ部23とからなり、その円筒部22を有底円筒部材17に摺動自在にはめている。また、上記ボディBの筒部9の開口端には、弁部材21のシート部24を構成するリング25を圧入している。
そして、ボディBの仕切り壁12と弁部材21のフランジ部23との間に第1スプリング26を介在させ、有底筒部材17のばね受け部18と上記フランジ部23との間に第2スプリング27を介在させている。このようにした第1,2スプリング26,27は、図面からも明らかなように、第1スプリング26が外側に位置し、この第1スプリング26の内側に第2スプリング27が位置するもので、これら両スプリング26,27は、並列に配置されている。また、第1スプリング26のばね力は、第2スプリング27のばね力よりも強くしている。
上記のようにした構成において、第1,2流出入ポート13,15から圧力流体が流入していないときには、有底円筒部材17および弁部材21は、図2に示す関係位置を保つ。すなわち、有底円筒部材17は、そのばね受け部18を仕切り壁12に圧接させるとともに、弁部材21もシート部24に圧接する。この状態において、有底筒部材17に形成した連通孔20は、そのほとんどが弁部材21の円筒部22でふさがれるが、連通孔20の一部が第2流出入ポート15側にわずかに開口するようにしている。なお、上記の状態で連通孔20の一部が第2流出入ポート15側にわずかに開口するようにしたのは、有底筒部材17や弁部材21等の可動部材が、何らかの原因でロックしたときでも、パワーシリンダCへの作動流体の給排を確保するためである。したがって、このような配慮を必要としない場合には、上記の状態で弁部材21によって連通孔20が完全に閉じられるようにしてもよい。
そして、第1流出入ポート13から圧力流体が供給されると、その圧力流体の圧力が、有底筒部材17に作用するので、有底筒部材17は、図3に示すように、第2スプリング27に抗して移動する。このとき、弁部材21には圧力が作用せず、第1スプリング26のばね力の作用で、フランジ部23をシート部24に圧接した状態を保つ。したがって、有底筒部材17と弁部材21とが相対的に移動し、有底筒部材17の連通孔20を第2流出入ポート15側に大きく開口させる。このように連通孔20を第2流出入ポート15側に大きく開口させれば、第1流出入ポート13から流入した圧力流体は、有底筒部材17および大きく開口した連通孔20を経由して、第2流出入ポート15からパワーシリンダCに供給される。
上記のように第1流出入ポート13から第2流出入ポート15に圧力流体が流れるときのクラッキング圧力は、第2スプリング27の弱いばね力で決まるので、この場合には、ほとんど自由流れに近い状態になる。
一方、第2流出入ポート15から、パワーシリンダCからの戻り流体が流入すると、そのときの圧力が有底筒部材17に作用する。しかし、このときには、有底筒部材17のばね受け部18が仕切り壁12に圧接してストッパーとして機能するので、有底筒部材17は移動しない。また、上記戻り流体の圧力は、弁部材21にも作用するので、弁部材21は、図4に示すように、第1,2スプリング26,27のばね力に抗して移動し、有底筒部材17と相対移動することになる。このように弁部材21が移動すると、それにともなって上記連通孔20も開口するので、第2流出入ポート15に流入した戻り流体は、第1流出入ポート13から流出することになる。
そして、上記のように第2流出入ポート15から第1流出入ポート13へ流体が流れるときのクラッキング圧力は、第1スプリング26の強いばね力で決まるので、このクラッキング圧力は、相対的に高くなる。このようにクラッキング圧力が相対的に高くなることによって、前記した外乱による影響をなくし、シミーの発生も防止できる。
なお、上記第1の実施形態では、複数の連通孔20の軸方向位置を同じにしているが、例えば、複数の連通孔20のうち、いくつかの連通孔20の形成位置を軸方向にずらしてもよい。また、連通孔20の軸方向位置をずらした場合には、その開口径を下から徐々に大きくするようにしてもよい。また、連通孔20は必ずしも円形でなくてもよく、例えば、逆三角形あるいは楕円形状などでもよく、この場合には、弁部材21がわずかに移動したときの連通孔20の開度を小さくすることができる。そして、弁部材21が大きく移動したときには、連通孔20の開度を大きくすることができる。したがって、外乱やシミーのように作動流体の移動量が少ない場合には、上記弁部材21の移動もわずかなので、連通孔20の開度を小さくでき、シミーや外乱の発生を防止するのに有効になる。また、ドライバーの意図に基づく通常操舵の場合には、作動流体の移動量も多くなって弁部材21が大きく移動するので、このときには圧力損失も小さくでき、エネルギーロスも少なくできる。
また、第1,2スプリング26,27を組み込んだ室は、そこに圧力がこもるのを防止するために、上記室と第1流出入ポート13と連通する通路を設けるようにしてもよい。そして、この通路は、本体7に孔を形成したものでもよいし、有底筒部材17にスリットを形成したものでもよい。
図5に示した第2の実施形態は、ボディBに第1流出入ポート28を形成するとともに、このボディB内に有底筒部材29を設けているが、この有底筒部材29は、ボディBの仕切り壁30に形成した支持孔31に摺動自在に組み入れている。なお、図中符号32は、有底筒部材29に形成したスリットで、第1,2スプリング26,27を組み入れた室に圧力がこもらないようにするためのものである。このようにした有底筒部材29の周壁には円周方向に所定の間隔を保持した連通孔33を形成している。そして、この連通孔33は、第1,2流出入ポート28,43から圧力流体が流入していないときには、有底筒部材29に形成した連通孔33は、第1の実施形態と同様に、そのほとんどが弁部材34の円筒部35でふさがれるが、連通孔33の一部が第2流出ポート43側にわずかに開口するようにしている。また、この開口を必要としないときには、上記の状態で連通孔を完全に閉じる構成にしてもよいこと、第1の実施形態と同様である。
一方、上記有底筒部材29には、弁部材34を摺動自在に設けているが、この弁部材34は、円筒部35とこの円筒部35よりも大径にした袋部36とからなり、円筒部35と袋部36との境界部分外周に段部を形成し、この段部をばね受け部37としている。そして、この段部37と仕切り壁30との間に第1スプリング38を介在させている。さらに、上記弁部材34の袋部36には、内側に折り曲げた弁部39を設け、この弁部39と有底筒部材29との間に第2スプリング40を介在させている。そして、上記ボディBの下端には、シート部41を構成するリング42を圧入している。さらに、このリング42の中央を第2流出入ポート43としている。
今、第1流出入ポート28から圧力流体が供給されると、有底筒部材29が第2スプリング40に抗して移動し、その連通孔33を開口する。また、第2流出入ポート43から戻り流れの圧力が作用すると、弁部材34が第1スプリング38に抗して移動し、連通孔33を開口するもので、その作用は、前記第1の実施形態と同様である。
ただし、この第2の実施形態では、第1,2スプリング38,40がほぼ直列に配置される点が、第1の実施形態と異なるところである。
ダンパーバルブをパワーステアリング装置に用いた場合の回路図である。 第1の実施形態におけるノーマル状態の断面図である。 第1の実施形態において有底円筒部材が移動した状態の断面図である。 第1の実施形態において弁部材が移動した状態の断面図である。 第2の実施形態におけるノーマル状態の断面図である。
符号の説明
B ボディ
13,28 第1流出入ポート
15,43 第2流出入ポート
17,29 有底筒部材
18,37 ばね受け部
19 開口
20,33 連通孔
21,34 弁部材
24,41 シート部
26,38 第1スプリング
27,40 第2スプリング

Claims (3)

  1. 切換弁を介してポンプあるいはタンクに連通する第1流出入ポートおよびパワーシリンダに連通させた第2流出入ポートを形成したボディに、一端開口を第1流出入ポートに常時連通させかつ周壁に連通孔を形成した有底筒部材を摺動可能に設けるとともに、この有底筒部材の外周に弁部材を摺動自在に設け、この弁部材は、ボディとの間に第1スプリングを介在させ、この第1スプリングのバネ力の作用で、弁部材が、通常は、ボディに形成したシート部に圧接する一方、上記有底筒部材は、弁部材との間に、上記第1スプリングよりもばね力を小さくした第2スプリングを介在させ、弁部材がシート部に圧接しているとき、上記第2スプリングのバネ力の作用で、通常は、有底筒部材の連通孔が弁部材でふさがれるか、あるいはわずかに開口する構成にしてなり、第1流出入ポートから流体が流入したとき、その流体の圧力作用で、有底筒部材が第2スプリングのばね力に抗して弁部材と相対移動し、連通孔を第2流出入ポート側に開口して、第1流出入ポートと第2流出入ポートとを連通させる一方、第2流出入ポートから流体が流入したとき、その流体の圧力作用で、弁部材が第1スプリングのばね力に抗して有底筒部材と相対移動してシート部を開くとともに、連通孔を第2流出ポート側に開口して、第2流出入ポートと第1流出入ポートとを連通させる構成にしたダンパーバルブ。
  2. 有底筒部材の外周にばね受け部を設け、このばね受け部と弁部材との間に第2スプリングを介在させる一方、この第2スプリングの外方に第1スプリングを設け、第1スプリングと第2スプリングとを並列に配置した請求項1記載のダンパーバルブ。
  3. 第1流出入ポートから第2流出入ポートに流体が流れるとき、弁部材がボディに当たってその移動が阻止され、かつ、第2流出入ポートからの流体の圧力が作用したとき、有底筒部材がボディに当たってその移動が阻止される構成にした請求項1または2記載のダンパーバルブ。
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