JP4641335B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製の前枠を備えるパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール機に代表されるこの種の遊技機では、外枠の開口前面に、遊技領域を構成した遊技盤、前枠、上下の球皿、打球発射装置、裏側の機構セット盤等の多くの遊技用構成部材を設置した中枠が開閉及び着脱可能に取付けられて1台単位とされている。このような遊技機において、従来、パチンコ遊技機のガラス保持枠として機能する前枠は、金属製であることが一般的であったが、近時においては遊技機前面側の装飾効果を図る等の目的から、合成樹脂製の前枠が主流になってきている。
【0003】
前記前枠は、遊技盤の遊技領域に対応する窓口を有し、合成樹脂製の扉枠用の前枠本体と、前枠本体の内側(裏側)に着脱及び傾動開放可能に組み付けセットされるガラス支持用の金属製の支持枠とからその概略は構成されている。そして、同支持枠の所定部位に設けられた複数のピンを、枠本体側に設けられ合成樹脂等の弾性素材からなる複数のフックに対して、同フックの弾性変形を利用してそれぞれ係合させることにより、前記支持枠を前枠本体に対して密接した状態、即ち、閉鎖状態に保持するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記前枠本体を合成樹脂とした近時においては、金属製の場合に比して剛性が劣る。これに対して、前枠本体にはその裏面側に剛性が高い金属性の支持枠が設けられているが、上述したような従来においては、前枠本体に対して支持枠は前記フックと係止ピンとが弾性的に係合することにより保持されていたため、前記支持枠と前枠本体の間に僅かな隙間が形成され、ガタ付きが発生してしまう。この結果、前記支持枠は合成樹脂製前枠の補強部材とはされず、外力を加えられると前枠本体が撓んでしまい、同前枠本体と中枠との間に隙間ができてしまうことがあった。そして、このような隙間からピアノ線が挿入されることにより、不正行為が行われてしまうという問題を有していた。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、パチンコ遊技機における合成樹脂製前枠の補強を低コストで且つ容易に図り得ることができるパチンコ遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技盤をセット保持した中枠の前面側に前記遊技盤の遊技領域に対応する窓口が開口形成された合成樹脂製の前枠を開閉回動可能に支持すると共に、同前枠の裏面側には前記窓口を透視保護し得る透明板が装備された支持枠を傾動開放可能に支持したパチンコ遊技機において、前記前枠の裏面側における左右の側縁部のうち回動軸側の側縁部に、前記支持枠を支持するための一対の支持金具を、前記前枠に対して該側縁部の長手方向に沿って離間して固定し、該支持金具を介して前記支持枠を前記前枠に対して傾動開放可能に支持し、前記前枠の裏面側には、その上側の側縁部に固定される支持部材と該支持部材に設けられた弾性変形可能なフックとで構成される開閉保持手段を配置し、前記支持枠に突設されたピンが前記フックと係合することにより前記支持枠を前記前枠に対して閉鎖状態に保持するように構成し、前記支持枠における下側の枠部に、前記前枠に対して当該支持枠を固定手段により傾動開放不能に固定するための被固定部を形成する一方、前記前枠の裏面側における下側の側縁部に、帯状の金属板を折曲形成することにより断面コ字状に形成された前枠補強部材を前記下側の側縁部の長手方向に沿って配置し、該前枠補強部材の折返し部を折曲形成することにより形成された受圧部に前記支持枠における被固定部を前記固定手段により圧接し、前記支持枠における下側の枠部の下面を、前記前枠補強部材を折曲形成することにより形成された折返し部の上面に当接させることで、前記前枠補強部材を前記支持枠の傾動ガイド支持手段として構成し、前記両支持金具間には長尺状の金属板を折り曲げて断面クランク状に形成された金具間補強部材を配置し、該金具間補強部材の短手方向の一方側によって、金具間補強部材の長手方向に亘って前記前枠側へ突出する突出部が構成され、前記支持金具を配置した側縁部に、その長手方向に沿って前記突出部の長手方向の長さと同じ長さの複数の第1リブを形成するとともに該複数の第1リブの間隔を前記突出部の短手方向の長さと同じ長さに形成し、前記複数の第1リブの間に前記第1リブに直交する方向に沿って複数の第2リブを形成し、前記第1リブを前記第2リブよりも裏方側に、前記突出部の突出長と同じ長さ突出するように形成することで、前記複数の第1リブの間に前記前枠補強部材の前記突出部が嵌合されて該前枠補強部材の位置ズレが規制される溝部を形成したことを要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
なお、以下の説明において、「左」又は「右」は、パチンコ遊技機を表側から見た場合の「左」又は「右」を示すものとする。
【0010】
本実施形態のパチンコ遊技機(以下、「遊技機」という。)は、その基本的構成の概要として、図1に略示するように、機体の外郭をなす縦長方形の外枠11の開口前面側に、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱可能に組付けられている。そして、この中枠12の前面側に、遊技領域となる遊技盤13の透視保護窓である前枠14と上球皿15とが個々の連結支持手段等を利用して共に横開き形態で開閉可能に組み付け整合されている。一方、中枠12の下部には下球皿16及び打球発射装置17等が装着セットされており、また中枠12の裏側には各種の球経路及び球処理・払出部等を備えた機構セット盤がセットされている。なお、図中18は球貸しシステムに利用されるカードユニットを示す。また、遊技機の搭載枠とされる中枠12の右縁部には施錠装置20が設けられており、施錠装置20には、同施錠装置20の前面側を覆うように枠飾り20aが取着されている。
【0011】
ここで、前記中枠12に組付けられる前枠14について詳しく説明する。
前枠14は、中枠12に対して横開き形態とされていて、その基本的な構成は、図2及び図3に示すように、全体が合成樹脂にて方形状に形成され、中央部にほぼ円形状の窓口21を有する扉枠用の枠本体22と、剛性を有する金属にて形成され、前記枠本体22の内側(窓口21の裏側)に着脱及び傾動開放可能に組付けセットされるガラス支持用の支持枠23とが主体とされている。そして、前記支持枠23に方形の透明板としての板ガラス24(2枚)が挿入配置され、前枠14は全体が1つに取扱可能なフレームレス透視窓として構成されると共に、1つの窓部材として容易に取扱い、保管、移送ができるようになっている。
【0012】
図4及び図5に示すように、前記枠本体22における裏面左側縁部の上下各端部には、第1及び第2連結支持具26,27が設けられている。そして、図6に示すように、前記中枠12の左上端部に設けられた支持片31の支持孔31aと、前記第1連結支持具26における支軸32とが嵌挿連結されている。また、中枠12の左中段部に設けられた支持片33から突出する支軸33aと、前記第2連結支持具27における軸孔34とが嵌挿連結されている。この結果、枠本体22が前記第1及び第2連結支持具26,27を介して中枠12に回動可能に支持される。
【0013】
一方、図1及び図4に示すように、前記枠本体22の正面右側縁中央には凹部25が形成されている。前記凹部25は前記施錠装置20の枠飾り20aが枠本体22の閉鎖時に嵌合係止する形態とされており、その嵌合係止状態において前記枠飾り20aが枠本体22を施錠前において仮支えするようになっている。そして、前記第1及び第2連結支持具26,27と前記施錠装置20が利用され、前枠14は中枠12に対して開閉及び着脱が可能に組付けセットされるようになっている。
【0014】
ここで、前記第1及び第2連結支持具26,27についてさらに詳しく説明する。
前記第1連結支持具26は、図6に示すように、金属板から成形された支持具本体37が枠本体22の裏側の左上隅部に設けられた複数のボス部(図示しない)に対して複数のネジ38が装着されることによりネジ止め固定されている。そして、支持具本体37の上部には前記支軸32を嵌挿支持するための軸筒部39が形成されると共に、支持具本体37の下部には、後述する支持枠23における支持片61の軸孔61a(図3参照)と対応する支持ピン40が枠本体22の内方側に位置して前記支軸32とは異なる縦中心線上に設けられている。即ち、前記第1連結支持具26は枠本体22に対する支持手段と支持枠23に対する支持手段を兼用している。なお、前記軸筒部39に嵌挿支持される支軸32は、軸筒部39から下方に突出する基端部が内方に曲折されており、その基端部に、上端がネジ止めされたバネ41の下端が係着されている。この結果、前記支軸32はバネ41の付勢力により、常には先端部が軸筒部39から上方へ突出するように構成されている。
【0015】
前記第2連結支持具27は、金属板から成形された支持具本体43が枠本体22の裏側の左下隅部に設けられた複数のボス部(図示しない)に対して複数のネジ44が装着されることによりネジ止め固定されている。そして、支持具本体43の下部には前記軸孔34を穿設した支持片45(図6にのみ図示する)が折曲形成されると共に、支持具本体43の上部には、後述する支持枠23における支持片62の軸孔62a(図3参照)と対応する支持ピン46が枠本体22の内方側に位置して前記軸孔34とは異なる縦中心線上に設けられている。即ち、前記第2連結支持具27は枠本体22に対する支持手段と支持枠23に対する支持手段を兼用している。そして前記第1連結支持具26における支持ピン40と第2連結支持具27における支持ピン46は鉛直方向に延びる同一軸線上に位置している。
【0016】
前記第1及び第2連結支持具26,27間における枠本体22の左側縁部には、図3〜図5に示すように、上下方向に延びる2つの第1リブ51が一体形成されていると共に、同第1リブ51に直交する複数の第2リブ52が一体形成されている。前記第1リブ51は第2リブ52よりも枠本体22の裏側方に突出しており、両リブ51,52間には複数のボス部53が形成されている。なお、枠本体22における上下縁部及び右縁部にも適宜補強リブ50が一体形成されている。
【0017】
前記第1及び第2連結支持具26,27間には、第1補強片54が設けられている。前記第1補強片54は、枠本体22の左側縁部に沿って、直線状に延び、その上端部が第1連結支持具26を固定する複数のネジ38のうち下部に位置する1つのネジ38aにて第1連結支持具26と共締めされている。また、第1補強片54の下端部は、第2連結支持具27を固定する複数のネジ44のうち上部に位置する1つのネジ44aにて第2連結支持具27と共締めされている。さらに、第1補強片54は、枠本体22のリブ51,52間における複数のボス部53に対応するように装着されたネジ55によっても固定されている。
【0018】
ここで、前記第1補強片54について説明すると、第1補強片54は第1及び第2連結支持具26,27間に亘って枠本体22の左側縁部を覆うように帯状の金属板から成形されており、図7に示すように、その長手方向に沿う複数の折曲線部分で折り曲げることにより断面略クランク状に形成されている。そして、この折曲形成により、第1補強片54はその長手方向に亘って枠本体22側へ突出する突出部56を有している。前記突出部56の長手方向の長さは前記第1リブ51の長手方向の長さとほぼ同一とされており、前記突出部56は枠本体22の第1リブ51間における溝58に嵌合されている。
【0019】
図3及び図5に示すように、枠本体22の内側に備えられる支持枠23は軽量金属材により組立構成されており、ガラス横入れ形態とされている。そして、前後2枚の板ガラスを挿入セット可能にレール枠状に成形された枠部としての上下及び左枠杆23a〜23cと、右側の補強支杆23dとが直角に枠組連結されて方形のガラス枠として構成されており、前記各枠杆23a〜23c及び支杆23dがなす開口面(ガラスの透視面)は前記枠本体22の窓口21より適宜広く形成されている。
【0020】
前記枠本体22に対する支持枠23の組付けについては、図2に示すように、前記第1及び第2連結支持具26,27、開閉保持機構65、ロック機構66、及び前枠補強部材としての第2補強片75が利用されている。詳述すると、左枠杆23cの外面における長手方向のほぼ中間位置に上下一対の支持片61,62が水平方向へ突設され、各支持片61,62に前記両連結支持具26,27の各支持ピン40,46に対応する軸孔61a,62aが形成されている。即ち、両軸孔61a,62aは鉛直方向へ延びる同一軸線上に位置している。このため、支持枠23は前記各支持片61,62の軸孔61a,62aを前記各支持ピン40,46に連結することにより、前記枠本体22の裏側に前後への横開き傾動及び上下への着脱が可能に支持される。
【0021】
また、図8に示すように、枠本体22の右裏側上部と前記上枠杆23aの右端部との間に配置された開閉保持機構65は支持枠23の傾動案内及び開放規制を許容し、さらに、支持枠23を閉鎖状態に保持する形態とされている。即ち、枠本体22に固定される支持部材67には可動規制部材68の基端部が水平回動自在に支持され、この可動規制部材68の先端部に、前方から切欠き形成された長溝69内には、前記上枠杆23aに突設されたピン70が嵌挿されている。そして、可動規制部材68の先端部における操作片68aを摘んで、同可動規制部材68を前後方向へ揺動させると、前記ピン70が長溝69に沿って摺動案内され、これに伴って、支持枠23が傾動案内されるようになっている。さらに、前記支持部材67には、前記ピン70と弾性的に係合可能とされ、合成樹脂等の弾性素材からなるフック71が設けられている。
【0022】
また、枠本体22の右裏側下部と補強支杆23dの下端部との間に配置されたロック機構66は、枠本体22に固定され、前記フック71と同形状のフック72と、同フック72に相対して、前記補強支杆23dに設けられたピン73とから構成されている。この結果、支持枠23では、前記支持片61,62を支点として、枠本体22方向への回動変位に伴い、各ピン70,73が枠本体22側の各フック71,72に干渉し、これらの各フック71,72を弾性変形させ、その変形後の弾性復帰により両者70〜73が互いに係止することにより、枠本体22に重合された状態、即ち、閉鎖状態に保持される。
【0023】
図5に示すように、支持枠23の傾動動作の中心軸線方向、即ち、同支持枠23の軸孔61a,62aの軸線方向と直交する方向(水平方向)に延びる枠本体22の下側縁部にはその長手方向に沿って複数のボス部76が一体形成されている。そして、前記下側縁部の長手方向に沿うように直線状に形成された第2補強片75が、複数のネジ77を各ボス部76に装着することによりネジ止め固定されている。
【0024】
ここで、前記第2補強片75について更に詳しく説明すると、図4、図9及び図10に示すように、第2補強片75は枠本体22の下側縁部を覆うように帯状の金属板から成形されており、断面コ字状に折曲形成されている。コ字状に形成された第2補強片75のうち支持枠23側(上側)に位置する部位は折返し部75aとされ、同折返し部75aの上面は前記支持枠23における下枠杆23bの下面に当接している。また、折返し部75aにおける長手方向のほぼ中間位置には一対の受圧部としての受止め片78が下方へ折曲形成されている。そして、前記受止め片78が折返し部75aにおいて折曲げ形成されることにより、前記折返し部75aには案内溝79が形成されている。
【0025】
一方、支持枠23における下枠杆23bの下面には2個の被固定部としての突片80が下方へ一体形成されている。前記突片80は第2補強片75の受止め片78に相対して形成されており、第2補強片75の案内溝79よりも僅かに幅狭に形成されている。この結果、支持枠23が傾動動作する際には、同支持枠23は、突片80が前記案内溝79に挿入されると共に、前記折返し部75aの上面にて支持ガイドされる。即ち、前記第2補強片75は支持枠23が傾動する際の傾動ガイド支持手段を構成している。
【0026】
また、前記突片80を介して受止め片78には固定手段としてのネジ81が装着されており、同ネジ81により突片80は前記受止め片78に対して圧接されている。この結果、突片80を有する下枠杆23bは、受止め片78を有する第2補強片75に固定されている。即ち、前記支持枠23は枠本体22に対して傾動開放不能に固定されている。
【0027】
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機の作用を説明する。
まず、工場等での、前枠14の組立段階において、第1及び第2連結支持具26,27が既に組みつけられた枠本体22に第1補強片54、第2補強片75及び支持枠23を取付ける場合について説明する。
【0028】
第1補強片54に関しては、第1及び第2連結支持具26,27とネジ38a,44aにて共締めすると共に、第1補強片54の長手方向に沿ってさらに複数のネジ55にてネジ止め固定する。
【0029】
また、第2補強片に関しては、枠本体22の下側縁部にネジ止め固定する。そして、支持枠23に関しては、まず、左枠杆23cにおける支持片61,62の軸孔61a,62aを第1及び第2連結支持具26,27における支持ピン40,46に連結し、さらに、枠本体22の右裏側上部の開閉保持機構65における可動規制部材68に形成された長溝69にピン70を嵌挿する。その後、支持枠23を前記軸孔61a,62a及び支持ピン40,46を支点として、枠本体22方向に傾動させ、支持枠23における下枠杆23bの下面と突片80とを、第2補強片75における折返し部75aの上面と案内溝79にてガイドさせながら、閉鎖状態へ位置させる。そして、支持枠23の上枠杆23a及び補強支杆23dにおけるピン70,73を枠本体22側のフックに弾性的に係止させる。すると、前記下枠杆23bの突片80が第2補強片75の受止め片78に当接され、この状態で受止め片78に対して突片80をネジ止めする。この結果、支持枠23は第2補強片75を介して枠本体22に密接に重合された状態で傾動開放不能に固定される。
【0030】
次に、遊技場でこの前枠14が使用される場合において説明する。
前枠14の裏面においては、枠本体22に固定された第2補強片75に対して、金属製であり且つ方形状の支持枠23が圧接固定されている。この結果、同支持枠23は枠本体22に対して密着した状態とされ、枠本体22の上下左右の各側縁部に対して、各枠杆23a〜23c及び支杆23dにて補強がなされる。また一方で、第2補強片75の受止め片78と支持枠23の突片80がネジ81により圧接固定されることにより、枠本体22と支持枠23との間に、隙間が発生してガタ付いたりすることもない。
【0031】
そして、前記支持枠23に加えて、不正行為が行われ易い枠本体22の左側縁部及び下側縁部には剛性の高い金属製の第1及び第2補強片54,75が固定されているため、さらに枠本体22は前記両補強片54,75にて補強がなされる。また、枠本体22の裏面における各側縁部には第1及び第2リブ51,52をはじめとして、適宜補強リブ50が形成されており、これらによっても、枠本体22の補強はなされ、その撓みは防止される。従って、たとえ外力が加えられたとしても前枠14と中枠12の間に隙間が形成されることはなく、その隙間を利用して不正行為が行われることもない。
【0032】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、板ガラス24を挿入配置するために従来から備えられていた方形状であり且つ金属製の支持枠23を枠本体22に対して圧接固定することにより、合成樹脂製の前枠14の上下左右の全ての側縁部に対して補強がなされる。従って、新たに補強のために上下左右の側縁部に対して別部材を設ける場合と比較して、低コストで前枠14の撓みに対する補強ができる。
【0033】
(2)また、支持枠23の下部に設けられた突片80を枠本体22に固定された第2補強片75の受止め片78にネジ81にて圧接固定することにより、支持枠23は枠本体22に密着した状態で固定される。従って、前記受止め片78、突片80、ネジ81により、前枠14の撓みに対する補強を容易に図り得ることができる。さらに、突片80と受止め片78とをネジ81で固定せずに、開閉保持機構65及びロック機構66におけるピン70,73とフック71,72のみで支持枠23を固定する従来と異なり、枠本体22と支持枠23との間に隙間ができたりして支持枠23がガタ付くことはない。
【0034】
(3)上記実施形態では、枠本体22の下側縁部に長尺状であり、金属製の第2補強片75が設けられているため、枠本体22に外力が加えられて不正行為が行われ易い合成樹脂製の前枠14下部の撓みに対する補強を確実にできる。
【0035】
(4)上記実施形態では、支持枠23を傾動させる際は、第2補強片75における折返し部75aの上面と、案内溝79にて前記支持枠23はガイドされるため、容易に第2補強片75の受止め片78に対して支持枠23の突片80を位置合わせできる。
【0036】
(5)上記実施形態では、枠本体22の上下左右の側縁部には適宜リブ50〜52を設けたため、更に前枠14の撓みに対する補強ができる。
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
【0037】
・上記実施形態では、枠本体22を補強するために、支持枠23の他に1補強片54と第2補強片75が設けられていたが、第1補強片54及び第2補強片を設けなくてもよい。このようにしても、前記支持枠23のみで枠本体22を確実に補強できると共に、第1及び第2補強片54,75を除くことで、さらに低コストで枠本体22の補強を行うことができる。
【0038】
・上記実施形態では、第2補強片54は、断面コ字状に形成したが、平板状に形成してもよい。
・上記実施形態では、支持枠23を枠本体22に固定するための突片80と受止め片78をそれぞれ、支持枠23の下枠杆23bと枠本体22の下側縁部に配置された第2補強片75に設けたが、前記突片80を支持枠23の上枠杆23a又は反連結支持具26,27側に位置する補強支杆23dに設け、受止め片78を有する第2補強片75を枠本体22の上側縁部又は右側縁部に配置してもよい。また、前記受止め片78を第2補強片75に設けずに、枠本体22に直接設けてもよい。
【0039】
・上記実施形態では、支持枠23を傾動させる際は、同支持枠23は第2補強片75にてガイドされるように構成していたが、第2補強片75を支持枠23から離間させて支持枠23をガイドさせない構成にしてもよい。
【0040】
・上記実施形態では、支持枠23には板ガラス24を挿入配置したが、透明なプラスチック板を用いてもよい。この場合、前記プラスチック板が透明板に相当する。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、支持枠を被固定部と受圧部を用いて固定手段にて前枠に圧接することによって、パチンコ遊技機における合成樹脂製前枠の補強を低コストで且つ容易に図り得ることができる。
【0042】
また、前枠補強部材により、さらに前枠を補強できる。
さらに、前枠補強部材が支持枠の傾動ガイド支持手段とされているため、容易に補強部材に対して支持枠を傾動セットできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機を示す正面図。
【図2】同じく前枠を裏面側から示す斜視図。
【図3】同じく前枠を裏面側から示す分解斜視図。
【図4】同じく前枠を示す背面図。
【図5】同じく前枠を構成する各部材を示す背面図。
【図6】同じく中枠に対する前枠の組付け状態を示す一部省略側断面図。
【図7】同じく第1補強片を示す断面図。
【図8】同じく支持枠の前枠に対する組付け機構を示す斜視図。
【図9】同じく前枠補強部材を示す斜視図。
【図10】同じく前枠補強部材を示す背面図。
【符号の説明】
12…中枠、13…遊技盤、14…前枠、21…窓口、23…支持枠、23b…下枠杆(所定の枠部)、24…板ガラス(透明板)、81…ネジ(固定手段)、75…第2補強片(前枠補強部材)、78…受止め片(受圧部)、80…突片(被固定部)。

Claims (1)

  1. 遊技盤をセット保持した中枠の前面側に前記遊技盤の遊技領域に対応する窓口が開口形成された合成樹脂製の前枠を開閉回動可能に支持すると共に、同前枠の裏面側には前記窓口を透視保護し得る透明板が装備された支持枠を傾動開放可能に支持したパチンコ遊技機において、
    前記前枠の裏面側における左右の側縁部のうち回動軸側の側縁部に、前記支持枠を支持するための一対の支持金具を、前記前枠に対して該側縁部の長手方向に沿って離間して固定し、該支持金具を介して前記支持枠を前記前枠に対して傾動開放可能に支持し、
    前記前枠の裏面側には、その上側の側縁部に固定される支持部材と該支持部材に設けられた弾性変形可能なフックとで構成される開閉保持手段を配置し、前記支持枠に突設されたピンが前記フックと係合することにより前記支持枠を前記前枠に対して閉鎖状態に保持するように構成し、
    前記支持枠における下側の枠部に、前記前枠に対して当該支持枠を固定手段により傾動開放不能に固定するための被固定部を形成する一方、前記前枠の裏面側における下側の側縁部に、帯状の金属板を折曲形成することにより断面コ字状に形成された前枠補強部材を前記下側の側縁部の長手方向に沿って配置し、該前枠補強部材の折返し部を折曲形成することにより形成された受圧部に前記支持枠における被固定部を前記固定手段により圧接し、
    前記支持枠における下側の枠部の下面を、前記前枠補強部材を折曲形成することにより形成された折返し部の上面に当接させることで、前記前枠補強部材を前記支持枠の傾動ガイド支持手段として構成し
    前記両支持金具間には長尺状の金属板を折り曲げて断面クランク状に形成された金具間補強部材を配置し、該金具間補強部材の短手方向の一方側によって、金具間補強部材の長手方向に亘って前記前枠側へ突出する突出部が構成され、
    前記支持金具を配置した側縁部に、その長手方向に沿って前記突出部の長手方向の長さと同じ長さの複数の第1リブを形成するとともに該複数の第1リブの間隔を前記突出部の短手方向の長さと同じ長さに形成し、前記複数の第1リブの間に前記第1リブに直交する方向に沿って複数の第2リブを形成し、前記第1リブを前記第2リブよりも裏方側に、前記突出部の突出長と同じ長さ突出するように形成することで、前記複数の第1リブの間に前記前枠補強部材の前記突出部が嵌合されて該前枠補強部材の位置ズレが規制される溝部を形成したパチンコ遊技機。
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