JPH11257281A - 扇風機の首振装置 - Google Patents

扇風機の首振装置

Info

Publication number
JPH11257281A
JPH11257281A JP5938698A JP5938698A JPH11257281A JP H11257281 A JPH11257281 A JP H11257281A JP 5938698 A JP5938698 A JP 5938698A JP 5938698 A JP5938698 A JP 5938698A JP H11257281 A JPH11257281 A JP H11257281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
support
lever support
motor
guide plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5938698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4124853B2 (ja
Inventor
Tetsuhisa Nishikawa
哲央 西川
Takao Takeyama
隆雄 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP05938698A priority Critical patent/JP4124853B2/ja
Publication of JPH11257281A publication Critical patent/JPH11257281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4124853B2 publication Critical patent/JP4124853B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 扇風機の首振装置において、受具とモーター
部間の長さを短くし、コネクター付リード線をレバー支
持具の中央に容易に通しやすくし、レバー操作持のがた
つきを抑え、レバー支持具に装着したガイドプレートが
外れないようにし、受具の高さ寸法を縮小することを目
的とする。 【解決手段】レバー6の収納部6bにはボールスプリン
グ7が水平方向に収納されているため、レバー6の厚み
寸法は小さくなり、レバー支持具3と合わせた厚み寸法
も短くでき、ボールスプリング7がガイドプレート5の
小穴5aに圧接する押圧力はレバー6の回動軸となるボ
ス3bに対して直角方向に加わるため、レバー6の上下
方向のがたつきがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扇風機の首振角度
を調整する扇風機の首振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に扇風機の風向方向を変更するため
に首振装置を用いているが、手動で行うものは首振中心
方向を調節するための自由首振装置と、首振中心に対し
て首振角度を調節するための首振角度調整装置が使用さ
れている。
【0003】従来、この種の扇風機の首振装置は、実開
平2−34787に記載されたものが知られている。
【0004】以下、扇風機の首振装置について図6〜図
9を参照しながら説明する。図6および図7に示すよう
に基台109内を上下動する支柱108の先端には受具
102が俯仰可能に挟持され、受具102に立設する支
持部102bはモーター部101の支持軸101aを回
動自在に軸支している。また、受具102とモーター部
101の間にレバー支持具104が挿入され、支持部1
02bに回動自在に軸支されている。レバー支持具10
4は下面に設けられた複数の凹部104aの1つが受具
102の円筒ボス102aに収納されたボールスプリン
グ103と圧接することにより、首振中心が位置決めさ
れる。首振角度調整用のレバー105はレバー支持具1
04に立設するボス104bに中央付近で回動自在に装
着され、レバー105の一端に設けた支持柱105bに
は首振用ロッド107の一端が連結され、首振ロッド1
07の他端はモーター部101の首振駆動カム101b
に連結している。レバー105の他端には操作部105
aが設けられている。レバー105の下部にはボールス
プリング106を収納する円筒ボス105cを設け、ボ
ールスプリング106の先端がレバー支持具104に形
成した複数の凹部104cの1つと圧接して位置決めさ
れている。なお、操作部105aはレバー支持具104
の側端より立設する一対の上リブ104dに当接するこ
とでレバー105の回動範囲が規制され、またレバー支
持具104から下方に延設した下リブ104eが受具1
02と当接することでレバー支持具104の回動範囲が
規制されている。
【0005】上記構成において、レバー支持具104は
受具102の支持部102bを中心として回動すること
で、モーター部101の首振中心方向を調節することが
でき、ボールスプリング103で付勢することで位置決
めすることができる。また、操作部105aを左右に移
動させることで首振用ロッド107の支点である支持柱
105bの位置が変化することになり、モーター支持軸
101aからの距離が変わるため、首振角度を変更する
ことができる。このとき凹部104の位置をあらかじめ
設定しておけば、首振角度を50゜、70゜、100゜
というように所定の値に変更できるものである。
【0006】また、図9に示すように首振角度調整装置
をもたないものは、受具102の支持部102bに回動
自在に軸支される上部114を有し、上部114は受具
102に収納されたボールスプリング103と圧接して
首振中心が位置決めされる。上部114に立設する支持
柱114aには首振ロッド107の一端が連結されてお
り、首振駆動カム101bの回転によりモーター部10
1が左右首振するものである。
【0007】また、図6ないし図8に示すように、支柱
108および受具102の内部を貫通してコネクター付
リード線110をモーター部101に接続するために
は、レバー支持具104に設けた開口部104fにコネ
クター111を縦向きに通してモーター部101の接続
コネクター(図示せず)まで引き出して接続するもので
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の扇風
機の首振装置では、モーター部と受具の間に首振角度調
整装置を挿入しているので、受具とモーター部間の長さ
が長くなりモーター部101の支持軸101aを長くし
て支持を行うため、モーター部の支持が不安定になると
ともに、レバー操作時にボス104を中心にレバーが上
下方向にぐらつくという課題があり、首振角度調整装置
を有していても扇風機の全高寸法を抑え受具とモーター
部間の長さを短くして安定性を維持するとともにレバー
操作のがたつきを改善することが要求されている。
【0009】また、基台に接続されたリード線をモータ
ーにコネクター接続する場合に前記リード線の先端に設
けたコネクターをレバー支持具に設けられた穴に通さな
ければならず作業性が悪いという課題があり、リード線
接続の作業性を改善することが要求されている。
【0010】また、レバー支持具に切欠きなどを有する
ものは変形しやすくなり、レバー操作時にがたつきが発
生するという課題があり、レバー支持具が変形しやすい
構造であってもレバーの操作性を良くすることが要求さ
れている。
【0011】また、複数の小穴を備えたガイドプレート
をレバ−支持具に装着したものでは、レバ−操作にとも
ないガイドプレ−トがずれたり、外れやすくなるという
課題があり、ガイドプレートが簡単にずれない構造が要
求されている。
【0012】また、図2に示すように受具の支点からモ
ーター下端までの寸法Aを図8の寸法Cに合わせるため
受具の高さを短くすると、俯仰調節時にかかる負荷によ
り受具が壊れやすくなるという課題があり、受具を小型
化しても強度を維持できることが要求されている。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、首振角度を調整できる扇風機の受具とモ
ーター部間の長さを短くしてモーター部の支持を安定化
するとともにレバーの操作性を改善し、また、コネクタ
ー付リード線を容易にレバー支持具の中央に通すことが
でき、また、レバー支持具が変形しやすい形状でもレバ
ー操作時のがたつきを抑えることができ、また、レバー
支持具に装着したガイドプレートがずれないように保持
することができ、また、受具の高さ寸法を縮小しても強
度を保つことができる扇風機の首振装置を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の扇風機の首振装
置は上記目的を解決するために、モーターに付設する首
振駆動手段と、前記モーターより垂設する支持軸と、こ
の支持軸を回動自在に支持する受具と、この受具を俯仰
自在に支持する支柱と、前記受具と前記モーターの間に
挿入され前記支持軸を中心として前記受具に回動可能に
支持されるレバー支持具と、前記レバー支持具に設けた
垂直軸に回動可能に支持される首振角度調整用のレバー
と、このレバーに水平方向に収納されるボールスプリン
グと、前記レバーの先端と前記首振駆動手段とを連結す
る首振用のロッドを有したものである。
【0015】本発明によれば、首振角度を調整できる扇
風機の受具とモーター部間の長さを短くしてモーター部
の支持を安定化するとともに、レバーの操作性を改善し
た扇風機の首振装置が得られる。
【0016】また他の手段は、コネクターを備えたリー
ド線と、レバー支持具に設けた開口部を有し、前記リー
ド線を前記開口部に導入する切欠きをレバー支持具に形
成したものである。
【0017】そして本発明によれば、コネクター付リー
ド線を容易にレバー支持具の中央に通すことができる扇
風機の首振装置が得られる。
【0018】また他の手段は、レバー支持具の切欠きの
両端を結合する補強カバーを設け、この補強カバーはレ
バーの上下方向を規制する窓部を備えたものである。
【0019】そして本発明によれば、レバー支持具が変
形しやすい形状でもレバー操作時のがたつきを抑えるこ
とができる扇風機の首振装置が得られる。
【0020】また他の手段は、レバー支持具に複数の小
穴を備えたガイドプレートを設け、前記レバー支持具に
装着される補強カバーは側面にて前記ガイドプレートの
端面に当接して抜け止めになるとともに、前記補強カバ
ーの側面でレバーの回動範囲を規制してたものである。
【0021】そして本発明によれば、レバー支持具に装
着したガイドプレートがずれないように保持することが
できる扇風機の首振装置が得られる。
【0022】また他の手段は、受具の側壁の高さ寸法を
縮小し、前記側壁に補強リブを水平方向に突設したもの
である。
【0023】そして本発明によれば、受具の高さ寸法を
縮小しても強度を保つことができる扇風機の首振装置が
得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、モーターに付設する首
振駆動手段と、前記モーターより垂設する支持軸と、こ
の支持軸を回動自在に支持する受具と、この受具を俯仰
自在に支持する支柱と、前記受具と前記モーターの間に
挿入され前記支持軸を中心として前記受具に回動可能に
支持されるレバー支持具と、前記レバー支持具に設けた
垂直軸に回動可能に支持される首振角度調整用のレバー
と、このレバーに水平方向に収納されるボールスプリン
グと、前記レバーの先端と前記首振駆動手段とを連結す
る首振用のロッドを有したものであり、ボールスプリン
グが水平方向に配置されているのでレバーの厚みを従来
より薄くすることができ、レバーとレバー支持具を合わ
せた厚み寸法も薄くなり、またボールスプリングの押圧
力がレバーの回動軸に対して直角方向に加わるため、レ
バーの上下方向のがたつきを防ぐことができるという作
用を有する。
【0025】また、コネクターを備えたリード線と、レ
バー支持具に設けた開口部を有し、前記リード線を前記
開口部に導入する切欠きをレバー支持具に形成したもの
であり、コネクター付きのリード線をそのままレバー支
持具の切欠きから開口部へ導入できるという作用を有す
る。
【0026】また、レバー支持具の切欠きの両端を結合
する補強カバーを設け、この補強カバーはレバーの上下
方向を規制する窓部を備えてたものであり、保護カバー
がレバー支持具の切欠きの両端を結合して強化するとと
もに、補強カバ−に設けた横長の窓部に沿わせてレバー
を左右に移動できるため、レバ−を円滑に動かすことが
できるという作用を有する。
【0027】また、レバー支持具に複数の小穴を備えた
ガイドプレートを設け、前記レバー支持具に装着される
補強カバーは側面にて前記ガイドプレートの端面に当接
して抜け止めになるとともに、前記補強カバーの側面で
レバーの回動範囲を規制したものであり、保護カバーの
側面はガイドプレ−ト端面と当接することにより、ガイ
ドプレート自体がずれ動くのを防ぎ、さらにレバーの最
大回動範囲を規制するという作用を有する。
【0028】また、受具の側壁の高さ寸法を縮小し、前
記側壁に補強リブを水平方向に突設したものであり、受
具の側壁部の上端より突設した補強リブが受具の変形や
ねじれを防ぎ、小型化した受具の破壊を防止できるとい
う作用を有する。
【0029】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。
【0030】
【実施例】(実施例1)図1および図2に示すように、
基台109内を上下動する支柱108の先端には受具1
が装着され、受具1に立設する支持部1bはモーター部
101の支持軸101aを回動自在に軸支している。受
具1とモーター部101の間にレバー支持具3が前記支
持部1bに回動自在に軸支され、レバー支持具3の下面
に設けられた複数の凹部3aの1つが受具1の円筒ボス
1aに収納されたボールスプリング2に圧接されて、レ
バー支持具3は位置決めされる。首振角度調整用のレバ
ー6はレバー支持具3に立設するボス3bに中央付近で
回動自在に軸支され、その一端の連結軸6cにはモータ
ー部101の首振駆動カム101bと連結した首振用の
ロッド107の一端が連結されており、他端には操作部
6aが設けられている。レバー6の収納部6bには水平
方向にボールスプリング7が収納されており、レバー支
持具の端面3dに装着されるプレート5に設けた複数の
小穴5aの1つと圧接して位置決めできるものである。
【0031】上記構成において、レバー6の操作部6a
を左右方向に動かすと連結軸6cを回動し、連結したロ
ッド107の支点位置が変化し、モーター部101の支
持軸101aとの距離が変わるため、モーター部101
の首振角度を変更することができる。ボールスプリング
7がプレート5の小穴5aに圧接して、位置決めするこ
とができ、首振角度を50°、70°、100°という
ように一定の値に設定することができる。このときレバ
ー6の収納部6bにはボールスプリング7が水平方向に
収納されているため、レバー6の厚み寸法は小さくな
り、レバー支持具3と合わせた厚み寸法も短くできるた
め、受具1とモーター部101間の寸法aは図6で示す
寸法bより短縮され、受具1によるモーター部101の
支持を安定化することができる。
【0032】また、レバー6に水平方向に収納したボー
ルスプリング7がプレート5の小穴5aに圧接する押圧
力は、レバー6の回動軸となるボス3bに対して直角方
向に加わるため、レバー6の操作部6aを左右方向に移
動するときにレバー6の上下方向のがたつきがなく、操
作性を改善することができる。
【0033】(実施例2)図3〜図5に示すように、受
具1とモーター部101の間にレバー支持具3が前記支
持部1bに回動自在に軸支されている。また、レバー支
持具3にはリード線110を通すための開口部3fを設
けるとともに、レバー支持具3に切欠き3cが形成さ
れ、リード線110を切欠き3cを通して開口部3fに
挿入できるようになっている。
【0034】上記構成において、支柱108に通された
リード線110に備えられたコネクター111をモータ
ー部101に配線処理する時に、リード線110をレバ
ー支持具3の切欠き3cから開口部3fにそのまま挿入
することができるので、レバー支持具3、モーター部1
01などの機構部品を先に受具1の支持部1bに組込ん
でからリード線の結線作業を行うことができ、組立作業
だけでなく故障修理などの分解作業においてもリード線
の処理を極めて簡単に行うことができる。
【0035】(実施例3)図2〜図4(イ)に示すよう
に、レバー支持具3には切欠き3cを備えた開口部3f
が設けられている。またレバー支持具3の後部を覆う補
強カバー4を設け、補強カバー4の一端より延設する連
結リブ4aを形成している。連結リブ4aはレバー支持
具3の切欠き3c部分に架橋するように取り付けられ、
切欠き3cの両側部分でねじ固定することにより補強で
きる構造となっている。
【0036】また、補強カバー4の後部は前方が開放し
た略箱形状をなし、後端面にレバー6の操作部6aを突
き出して左右にスライドするための横長の窓部4bを形
成している。窓部4bの下辺に操作部6aの下面を当接
させることにより、レバー6をスライドさせるときの案
内部となっている。
【0037】上記構成において、補強カバー4をレバー
支持具3に取付け、切欠き3cを補強することにより、
レバー支持具3が枠形状となり、レバー6の操作力に対
してもねじれや変形を生じない構造となる。
【0038】また、補強カバー4の窓部4bの下辺に沿
わせてレバー6の操作部6aをスライドさせることによ
り、操作部6aが上下にがたつくことなく、さらに前述
のようにレバー支持具3を強固な形状とすることによ
り、外力による変形などがなく、安定した操作性を得る
ことができる。
【0039】(実施例4)図2〜図4に示すように、レ
バー支持具3に曲面部3dを形成し、小穴5aを複数個
備えたガイドプレート5を曲面部3dに嵌合するように
なっている。ガイドプレート5の端部に折曲片5bを形
成し、共締め用ねじ穴5cを形成している。折曲片5b
はレバー支持具3の側面に当接するとともに、ねじ穴5
cは補強カバー4取付用の下穴と重なる位置関係となっ
ている。なお、レバー支持具3にはレバー6を回動自在
に軸支するボス3bが立設している。
【0040】上記構成において、組立手順を説明する
と、レバー支持具3の曲面部3dにガイドプレート5を
嵌め込むと、折曲片5bはレバー支持具3の切欠き3c
のある側面に当接した状態となる。次にレバー6をレバ
ー支持具3のボス3bに回動可能に取付け、レバー6下
部に収納しているボールスプリング7をガイドプレート
5の左側端部から乗り越えて圧接しながら右方向にスラ
イドして、レバー支持具3の幅内に収める。さらに補強
カバー4をレバー支持具3の後方から嵌め込み、補強カ
バー4の連結リブ4aとレバー支持具3をねじ固定す
る。このときガイドプレート5の折曲片5bはレバー支
持具3側面と補強カバー4の連結リブ4a内面に挟まれ
て保持されるとともに共締め固定されるため、ガイドプ
レート5のぐらつきや移動を防止することができる。
【0041】また、レバー6の操作部6aは左方向へス
ライドするときに補強カバー4の左側壁に当接して回動
が規制され、レバー6がガイドプレート5から外れるの
を未然に防止することができる。
【0042】(実施例5)図1〜図3に示すように、受
具1の側壁1dの高さ寸法を短くするとともに、側壁1
dの上端より水平方向に補強リブ1cを突設している。
これにより図2に示す受具1の支持部からモーター部1
01下端までの寸法Aは、図8に示す同一箇所の寸法C
と同一寸法となるようにしている。
【0043】上記構成において、受具1にはモーター部
101や羽根ガード(図示せず)の重量を支えるため、
内部応力が加わり側壁1dなどには応力集中を生じやす
いが、水平方向の補強リブ1cを設けているので、側壁
1dへの応力集中による変形や歪みを防ぎ、強度を維持
できるようにしている。
【0044】また、受具1の支持部からモーター部10
1下端までの寸法Aを従来と同一寸法とすることによ
り、扇風機の寸法を統一することができ、従来と同一の
梱包部品を使用することができ、梱包作業の標準化がで
きるとともに流通段階(運搬、保管)の管理も容易にす
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レバーに
水平方向にボールスプリングを収納することにより上下
厚み巾を薄くすることができ、首振角度調整装置を有し
ていても受具とモーター部との距離を短縮して安定性を
維持できるとともに、レバーが上下方向にがたつくこと
なく滑らかに操作できるという効果のある扇風機の首振
装置が提供できる。
【0046】また、コネクターを備えたリード線をレバ
ー支持具に設けた切欠きから開口部に通すことにより、
レバー支持具、モーター部などの機構部品を先に受具に
組込んで固定した状態でリード線を処理することがで
き、配線処理が楽になるとともに、故障修理などの分解
作業においてもリード線の扱いが容易になり、作業が簡
単にできるという効果のある扇風機の首振装置が提供で
きる。
【0047】また、レバー支持具の切欠きを結合する補
強カバーによりレバー支持具を強化するとともに、補強
カバーに設けた窓部がレバーのスライド操作時の案内部
として働き、操作性がよくなるという効果のある扇風機
の首振装置が提供できる。
【0048】また、レバー支持具に嵌合したガイドプレ
ートの端面に補強カバーの側面を当接して取付けること
によりガイドプレートのずれや移動が防止できるととも
に、補強カバーの側面によりレバーの回動範囲を規制し
て、レバーがガイドプレートから外れるのを防止できる
という効果のある扇風機の首振装置が提供できる。
【0049】また、受具の側壁高さを低くするとともに
補強リブを水平方向に突設することにより、強度を損な
わずにモーター部などの重量部品を支えることができ、
モーター部と受具の支持軸までの高さを従来の高さに合
わせることにより梱包部品の共用および梱包作業の標準
化ができ、梱包才数も統一されるため運搬や保管作業が
楽になるという効果のある扇風機の首振装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の扇風機の首振装置を示す分
解斜視図
【図2】同実施例1〜5の要部断面図
【図3】同実施例2〜5の分解斜視図
【図4】(イ)同補強カバ−の外観斜視図 (ロ)同ガイドプレ−トの外観斜視図
【図5】同リ−ド線取り付け時の要部斜視図
【図6】従来の扇風機の首振装置を示す分解斜視図
【図7】同要部断面図
【図8】同リ−ド線取り付け時の要部斜視図
【図9】従来の他の扇風機の要部断面図
【符号の説明】
1 受具 1c 補強リブ 1d 側壁 3 レバー支持具 3b ボス(垂直軸) 3c 切欠き 3f 開口部 4 補強カバー 4b 窓部 5 ガイドプレート 5a 小穴 6 レバー 7 ボールスプリング 101 モーター部(モ−タ−) 101a 支持軸 101b 首振駆動カム(首振駆動手段) 107 ロッド 108 支柱 110 リード線 111 コネクター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターに付設する首振駆動手段と、前
    記モーターより垂設する支持軸と、この支持軸を回動自
    在に支持する受具と、この受具を俯仰自在に支持する支
    柱と、前記受具と前記モーターの間に挿入され前記支持
    軸を中心として前記受具に回動可能に支持されるレバー
    支持具と、前記レバー支持具に設けた垂直軸に回動可能
    に支持される首振角度調整用のレバーと、このレバーに
    水平方向に収納されるボールスプリングと、前記レバー
    の先端と前記首振駆動手段とを連結する首振用のロッド
    を有してなる扇風機の首振装置。
  2. 【請求項2】 コネクターを備えたリード線と、レバー
    支持具に設けた開口部を有し、前記リード線を前記開口
    部に導入する切欠きをレバー支持具に形成した請求項1
    記載の扇風機の首振装置。
  3. 【請求項3】 レバー支持具の切欠きの両端を結合する
    補強カバーを設け、この補強カバーはレバーの上下方向
    を規制する窓部を備えてなる請求項2記載の扇風機の首
    振装置。
  4. 【請求項4】 レバー支持具に複数の小穴を備えたガイ
    ドプレートを設け、前記レバー支持具に装着される補強
    カバーは側面にて前記ガイドプレートの端面に当接して
    抜け止めになるとともに、前記補強カバーの側面でレバ
    ーの回動範囲を規制してなる請求項1〜3記載の扇風機
    の首振装置。
  5. 【請求項5】 受具の側壁の高さ寸法を縮小し、前記側
    壁に補強リブを水平方向に突設した請求項1〜4記載の
    扇風機の首振装置。
JP05938698A 1998-03-11 1998-03-11 扇風機の首振装置 Expired - Fee Related JP4124853B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05938698A JP4124853B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 扇風機の首振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05938698A JP4124853B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 扇風機の首振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11257281A true JPH11257281A (ja) 1999-09-21
JP4124853B2 JP4124853B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=13111804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05938698A Expired - Fee Related JP4124853B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 扇風機の首振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4124853B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4651248B2 (ja) * 2001-09-27 2011-03-16 三洋電機株式会社 扇風機の首振り角度調節装置
JP4651247B2 (ja) * 2001-09-27 2011-03-16 三洋電機株式会社 扇風機の首振り角度調節装置
CN104265664A (zh) * 2014-09-02 2015-01-07 郑忠文 一种双头电扇
JP2016040467A (ja) * 2015-11-19 2016-03-24 ユーテック株式会社 扇風機
CN106411016A (zh) * 2016-10-19 2017-02-15 珠海格力电器股份有限公司 电风扇
WO2019218580A1 (zh) * 2018-05-14 2019-11-21 广东美的环境电器制造有限公司 驱动机构、机头机构及风扇

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4651248B2 (ja) * 2001-09-27 2011-03-16 三洋電機株式会社 扇風機の首振り角度調節装置
JP4651247B2 (ja) * 2001-09-27 2011-03-16 三洋電機株式会社 扇風機の首振り角度調節装置
CN104265664A (zh) * 2014-09-02 2015-01-07 郑忠文 一种双头电扇
JP2016040467A (ja) * 2015-11-19 2016-03-24 ユーテック株式会社 扇風機
CN106411016A (zh) * 2016-10-19 2017-02-15 珠海格力电器股份有限公司 电风扇
CN106411016B (zh) * 2016-10-19 2018-11-27 珠海格力电器股份有限公司 电风扇
WO2019218580A1 (zh) * 2018-05-14 2019-11-21 广东美的环境电器制造有限公司 驱动机构、机头机构及风扇

Also Published As

Publication number Publication date
JP4124853B2 (ja) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5043846A (en) Pivotable display unit support structure for electronic apparatus
US8708505B2 (en) Door mirror and assembly method therefor
US7546791B2 (en) Saw blade lifting mechanism for sawing machine
EP2338728B1 (en) Vehicle headlamp
JPH11257281A (ja) 扇風機の首振装置
JP2004134400A (ja) ハウジングに支持されたピボット要素を内蔵する自動車用ランプユニット
JP2004098933A (ja) ミラー駆動装置
JP4550593B2 (ja) 遊技機
US7163240B2 (en) Vehicle door handle device
JP2001012382A (ja) 扇風機
JPS6143996Y2 (ja)
JP3103662B2 (ja) 扇風機の首振り装置
JP2008248495A (ja) 扉のヒンジ構造
JP6012286B2 (ja) ターンランプ付きドアミラー
JPS62203842A (ja) タ−ンオ−バ−式ドアミラ−
JP2000344112A (ja) 自動チルトステアリング装置
JP2840508B2 (ja) 扇風機
JP4472707B2 (ja) 車両用アウターミラー
JP2000160913A (ja) ピボットヒンジ
JP2002160645A (ja) 自動チルト式ステアリング装置
JP4641335B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3086161B2 (ja) ドアミラーのブラケット
JP2001128738A (ja) 折畳みテーブル
JP2001303830A (ja) 扉ロック装置
JP2000204828A (ja) ヒンジ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050217

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050314

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees