JP4640054B2 - 自動車用シート装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両後部のリヤハッチを備えた車両の後部シートが倒伏可能なシートバックを有する自動車用シート装置に関する。
従来より、シートバックの後面に、バンド状の引き具および、シートロック解除用のロック解除レバーを取付け、リヤハッチを開いた状態で、車外からロック解除レバー、引き具をともに操作することで、後部シートの模様替え作業を行うものが知られている(特許文献1参照)。
特開平11−310068号公報
ここで、前記特許文献1に開示の後部シートについて模様替え作業を行う場合には、シートロック解除操作時と、ロック解除された後の後部シートの回転操作時とで、前記ロック解除レバー、引き具をそれぞれ使い分けなければならないため、操作が複雑になるという問題を有していた。
この発明は、倒伏位置にあるシートバックのロック解除操作と、倒伏位置にあるシートバックの引き起こし操作とを簡素化することができ、リヤハッチ開口からの操作における操作性の向上が図れる自動車シート装置を提供することを目的とする。
この発明の自動車用シート装置は、車両後部のリヤハッチを備えた車両の後部シートが倒伏可能なシートバックを有する自動車用シート装置であって、上記シートバックの後面上部に、倒伏したシートバックをリヤハッチ開口より引き起こす長尺状の引き部材が取付けられるとともに、上記シートバックの倒伏位置での位置を固定するロック部材と、該ロック部材によるロック状態を解除するロック解除機構とを備え、上記引き部材は、上記ロック解除機構の操作手段としての機能を併せて有することを特徴とする。
この構成によれば、倒伏位置にあるシートバックのロック解除操作と、シートバックの引き起こし操作とを、引き部材の1度の操作で容易に行うことができる。
この発明の一実施態様においては、前記引き部材の一端側を前記ロック解除機構に接続するとともに、引き部材の操作により、前記シートバックを引き起こす力が作用する作用部をシートバックに設けたことを特徴とする。
この構成によれば、引き部材の1度の操作で、シートバックのロック状態を解除しつつ、倒伏位置にあるシートバックを引き起こして起立位置へ移動させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記シートバックの起立位置での位置を固定するロック部材と、該ロック部材によるロック状態を解除するロック解除機構とを備え、前記引き部材は、起立位置でのシートバックのロック状態を解除するロック解除機構の操作手段としての機能を併せて有することを特徴とする。
この構成によれば、起立位置にあるシートバックのロック解除操作をも併せて1つの引き部材で行うことができる。
この発明の一実施態様においては、前記引き部材は、前記シートバックの後面上部に取付け基部が位置し、シートバックの起立位置でのロック状態を解除操作する第1把持片を上記取付け基部近傍に有することを特徴とする。
この構成によれば、シートバック後面上部の取付け基部近傍の第1把持片により、作業者の手が延ばし易くなるため、ロック解除時の操作性が向上する。
この発明の一実施態様においては、前記引き部材は、倒伏位置にあるシートバックをリヤハッチ開口より引き起こし操作するための第2把持片を自由端側に有することを特徴とする。
この構成によれば、シートバックの倒伏状態においては、第2把持片が最もシートバック開口に近い位置にあるため、倒伏位置にあるシートバックのロック解除操作時及び、引き起こし操作時にリヤハッチ開口から引き部材の操作を行う場合、第2把持片により操作性が向上する。
この発明の一実施態様においては、前記シートバックが左右2分割とされ、前記引き部材がシートバックのサイドドア側端部近傍に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、左右の各シートバックに対してサイドドア側から引き部材を操作する場合における操作性が向上する。
この発明の一実施態様においては、前記シートバックが一体構造とされ、前記引き部材がシートバックの幅方向中央近傍に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、操作性の向上に加え、シートバック引き起こし操作時等において、リヤハッチ側への引張力がシートバックの左右片側に偏ることを防止し、シートバックのねじれや傾きを防止することができる。
この発明によれば、倒伏位置にあるシートバックのロック解除操作と、シートバックの引き起こし操作とを、長尺状の引き部材の1度の操作で容易に行うことができ、操作が簡素化されるため、結果として操作性の向上が図れる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図9に示す第1実施形態について説明する。図1は自動車後部の車室内に設置された本発明の自動車用シート装置の側方からみた全体断面図、図2は車両後方から見た後部シートの後面図、図3は長尺状の引き部材を示す斜視図、図4は後部シートのシートバック回動軸近傍のロック解除機構を示す側面図、図5〜図9は後部シートの引き起こし操作、倒伏操作を説明する操作説明図である。
本実施形態の後部シート1は、図1に示すように、車両後端のリヤハッチ2を開放して車両後方から荷物の出し入れを行うことができる後部荷室3の車両前方側に設置している。具体的には、車両前方から後方に延びる車室フロア4の上方キックアップ部5の前方に設置している。また、その上方キックアップ部5の車両後方側には、荷室3の荷台となる荷室フロア6が延びている。
また、後部シートの車幅方向両側方には、図示しないサイドドアによって開閉可能なサイドドア開口部7が形成されている。なお、図1においては、サイドドア開口部7が車両右側部分のみ図示されているが、実際は、車両左側部分においても形成されている。
後部シート1は、シート座面となるシートクッション11と、シート背もたれとなるシートバック12と、シートバック12上端に設置したヘッドレスト13とを備えている。
また、シートバック12の後面側には、後面側上部に取付け基部が位置するヒモ部材14、シートバック12と荷室フロア6との間の隙間を覆うバタフライボード15をそれぞれ設けている。上記取付け基部は、ヒモ部材14をシートバック12後方にて垂下させ、左右にスライド移動しないようにするための開口部12a(図2参照)により構成される。
前述のシートクッション11は、略矩形形状の弾力性のあるクッション体で形成し、内部には図示しないフレーム部材を設け、そのフレーム部材によって、略矩形形状を維持している。
このシートクッション11は、下部に設けた固定ブラケット等(図示せず)を介して車室フロア4に固定し、着座作業者の体重を支えるように構成している。
前述のシートバック12は、上下方向にやや長く形成した略矩形形状のクッション体で形成し、内部にフレーム部材16(図2参照)を設け、その形状を維持している。また、その下端には、車幅方向に延びるシートバック回動軸17を設けて、シートバック12がこのシートバック回動軸17廻りに自由に回動するように構成している。
なお、このシートバック回動軸17は、図示しないリクライニング機構によって、その回動角を保持できるように構成している。
また、このシートバック12は、図2に示すように、左右5対5で分割可倒できる分割タイプのシートバック12、12であり、左右一方のみを前倒状態として、他方を起立状態とすることもできる。
このシートバック12は、図1実線で示すように、通常時には、やや後傾した起立位置をとるように設定され、一方、荷室を広げる時には、シートバック12をシートバック回動軸17廻りに前方に回動して、二点鎖線で示すように倒伏位置に位置するように設定している。これにより、シートバック12の後面を荷台として利用できるように構成している。
前述のヘッドレスト13は、クッション体で形成し、内部には図示しないフレーム部材を設け、その形状を維持している。このヘッドレスト13は、シートバック12に一体化しており、シートバック12を前倒した際には、シートバック12と共に前倒するように構成している。
ここで、前記ヒモ部材14は、図2に示すように、シートバック12の後面の車幅方向側方端部、即ち、サイドドア(サイドドア開口部7)側端部近傍で、シートバック12後面に形成された左右の開口部12aからそれぞれ上下方向に延びるように設定しており、シートバック長と略一致する長さを有するバンド状部21、21と、開口部12a、12a近傍の第1指掛け輪22、22と、自由端側の第2指掛け輪23、23と、該第2指掛け輪23の直上の布テープ部24、24とを備えて構成している。
ヒモ部材14がシートバック12のサイドドア(サイドドア開口部7)側端部近傍に設けられていることにより、サイドドアを開けた状態でサイドドア開口部7側から手を延ばせば、片側のシートバック12を容易に操作することができる。
また、特に第1指掛け輪22は、シートバック12が図1において二点鎖線で示す状態にある時、サイドドア開口部7と車両側面視で重複する位置にあるため、作業者の手がより届き易くなる。
前記ヒモ部材14は、シートバック12内部にて、バンド状部21の一部がシートバック12上端内部のフレーム部材16の外周面に懸架され支持されている。
バンド状部21、第1指掛け輪22、及び第2指掛け輪23は、図3に示すように、一本の布製のヒモ体で構成している。バンド状部21の開口部12a側端部は、シートバック12内部に設けられた動力伝達ケーブル18の一端部に接続されており、第1指掛け輪22は、作業者の指が引っ掛かり易いように、バンド状部21の途中で環状に巻き掛けた状態で縫合固定され、リヤハッチ2側を向くように形成されている。自由端側には、第2指掛け輪23が、作業者の指が引っ掛かり易いように環状に巻き掛けた状態で縫合固定することで構成されている。
布テープ部24は、バンド状部21のシートバック12の後面側を向くように取付けられている。ここで、シートバック12後面またはバタフライボード15の適宜の位置に、布テープ部24と雄雌の関係にある布テープ部を取付けることにより、ヒモ部材14を使用しない時は、布テープ部同士を接着してヒモ部材14を所定位置に保持させることができる。
前述のバタフライボード15は、横長の長方形形状の板材で構成され、荷室フロア6の前端部に車幅方向に延びる回動軸に車両前後方向に回動自在に軸支されている。このバタフライボード15は、図示しない付勢部材で、常時車両前方側に付勢されている。
また、このバタフライボード15は、図2に一点鎖線で示すように、車幅方向全幅に亘って設置することで、シートバック12前倒時には、シートバック12と共に前倒することでシートバック12と荷室との間の隙間を覆うように設定している。
さらに、バタフライボード15は、左右分割のシートバック12に対応して、左右それぞれ独立に設け、それぞれで独立して回動するように構成している。
前記ヒモ部材14に一端部を接続されている動力伝達ケーブル18は、図4に示すように、シートバック12内部の空間を通され、他端側がシートバック回動軸17近傍の操作プレート31に取付けられている。上記ヒモ部材14は、この動力伝達ケーブル18を介して操作プレート31に接続されている。
前記操作プレート31は、その略中心位置にある回動軸31aにより回動自在に支持されるとともに、前記動力伝達ケーブル18の引張力により、その取付け端部31bが上方に移動するようになっている。また、動力伝達ケーブル18の取付け端部31bに対し回動軸31aを挟む位置に設けられた取付け端部31cにコイルバネ32の一端が取付けられている。
さらに、操作プレート31には、長孔状で途中に屈曲部を有するスライド孔31dが形成されおり、このスライド孔31dに対して、ロックプレート33のスライドピン33bが嵌まり、スライドピン33bがスライド孔31dの長手方向に沿ってスライド可能となっている。
ロックプレート33は、操作プレート31よりも車幅方向の奥側に位置しており、回動軸33aと、該回動軸33aから離れた先端部に、車幅方向外側に向かって突出する前記スライドピン33bと、シートバック12起立位置において下向きに突出する嵌合凸部33cとを有する。
シートバック回動軸17を支持する支持ブラケット34は、車室フロア4に固着されることによりシートバック回動軸17を回動自在に支持するものであり、本実施形態においては、支持ブラケット34の一部に、シートバック回動軸17と略同心の円弧状部34aが形成され、この円弧状部34a外周の2箇所に嵌合凹部34b、34cが形成されている。嵌合凹部34bは、円弧状部34aの前側で且つその開口側が車両前方を向くように形成され、嵌合凹部34cは、円弧状部の後側でその開口側が上方を向くように形成されている。
ここで、嵌合凹部34cは、図示のように、シートバック12の起立状態においては、ロックプレート33の嵌合凸部33cと嵌合状態にあり、これにより、シートバック12の起立位置での姿勢を保持し、ロック状態とすることができるようになっている。
次に、図5〜図7を参照して先ず本実施形態の、倒伏位置にあるシートバック12のロック解除操作、シートバック12の引き起こし操作について説明する。
図5に示すシートバック12の倒伏状態において、作業者は先ず、リヤハッチ2(図1参照)を開け、シートバック12後面のヒモ部材14のうち、自由端側の第2指掛け輪23に指を掛け、車両後方側からヒモ部材14を引張る。
ヒモ部材14を引張る前は、図6に示すように、嵌合凹部34bがロックプレート33の嵌合凸部33cと嵌合状態にあり、これにより、シートバック12の倒伏位置での姿勢を保持し、ロック状態とすることができるようになっている。ここで、ヒモ部材14を引張ると、動力伝達ケーブル18を介して操作プレート31の取付け端部31b側が前側上方へ持ち上げられ、操作プレート31が回動軸31aを中心に時計周りに回動される。これに伴い、他方の取付け端部31cは後方に移動するため、コイルバネ32の一端が後方に引張られて伸長状態となるとともに、スライド孔31dが前側下方へ移動する。
このスライド孔31dの前側下方の移動により、ロックプレート33のスライドピン33bが前側へ押し出されつつ、スライド孔31dに対して相対的に上方へ移動させられる。これにより、ロックプレート33が回動軸33aを中心にして反時計回りに回動するため、嵌合凸部33cが支持ブラケット34の嵌合凹部34bから離反する。従って、互いの嵌合が外れ、支持ブラケット34に対してシートバック12の回動が可能になる状態、即ちロック解除状態となる。
以上より、動力伝達ケーブル18、操作プレート31、スライドピン33bとによりロック解除機構が構成されている。
ここで、上述したロック解除状態となった時、嵌合凸部33cが、嵌合凹部34bよりも若干上方へずれるようにシートバック12を付勢する付勢手段を設けてもよい。一旦ロック解除した直後にヒモ部材14を離したとしても、再び互いが嵌合してロック状態となることを防止することができる。
次に、作業者がヒモ部材14をさらに後方に引張ると、図5においてヒモ部材14(バンド状部21)を懸架しているフレーム部材16に、シートバック12を引き起こす力が作用する。従って、図7に示すように、シートバック12はリヤハッチ2側に引き出される方向へ回動する。これにより、リヤハッチ2開口部からのヒモ部材14の操作でシートバック12を引き起こすことができる。ここで、シートバック12が起立位置に到達する直前に、ヒモ部材14から手を離すと、ロック解除機構においては、前記伸長状態にあるコイルバネ32の反力によって図4の矢印で示すように、操作プレート31が回動軸31aを中心に反時計回りに回動する。
スライドピン33bが回動軸31aよりも取付け端部31b側に位置していることにより、この時、ロックプレート33のスライドピン33bはスライド孔31dにより下方に押されることになる。
従って、一旦ヒモ部材14を引張ってロック解除した後、シートバック12を起立位置まで引き起こし操作し、ヒモ部材14から手を離すと、コイルバネ32の反力によって、嵌合凸部33cは、もう一つの嵌合凹部34cと嵌合した図4の状態となる。この時点におけるシートバック12の位置を起立位置とすれば、嵌合凸部33cと嵌合凹部34cとの嵌合により、シートバック12の起立位置への位置決めを行うことができ、ロック状態とすることができる。
以上より、支持ブラケット34に2つの嵌合凹部34b、34cが形成されていることにより、ロックプレート33は、シートバック12の倒伏位置にてその位置を固定するロック部材と、起立位置にてその位置を固定するロック部材とを兼ねることができる。
また、ヒモ部材14は、これの1度の引張り操作によって、倒伏位置にあるシートバック12を引き起こす機能のみならず、ロック状態を解除する機能をも備えていることになる。これにより、操作が簡素化されるため、結果として操作性の向上を図ることができる。ここで、倒伏位置におけるロック状態を解除する操作手段を別途設ける必要がないため、装置全体の構造も極めて簡素化される。
また、ヒモ部材14により、作業者はシートバック12のロック解除操作、引き起こし操作を片手で行うことができる。従って、リヤハッチ2開口からヒモ部材14を操作するにあたっては、他方の手を車両フレーム等に掛けて体を支えることができるため、作業時の姿勢を安定させることもできる。
さらにまた、ヒモ部材14の自由端側に第2指掛け輪23が位置していることにより、シートバック12の倒伏状態においては、第2指掛け輪23は、ヒモ部材14のうちリヤハッチ2開口に最も近い位置にある。従って、作業者がリヤハッチ2開口部から手を延ばした時、手が届き易い位置に第2指掛け輪23があるため、この第2指掛け輪23によりシートバック12の引き起こし時の操作性を向上させることができる。
次に、図5〜図9を使って本実施形態の、起立位置にあるシートバック12のロック解除操作、前倒操作について説明する。
図8に示すシートバック12の起立状態において、作業者は先ず、リヤハッチ2(図1参照)を開けてシートバック12後面上部の第1指掛け輪22に指を掛け、車両後方側からヒモ部材14を引張る。
この時、ロック解除機構においては、図9に示すように、動力伝達ケーブル18を介して操作プレート31の取付け端部31b側が上方へ引張られ、操作プレート31が回動軸31aを中心に時計周りに回動される。これに伴い、他方の取付け端部31cは下方に移動することとなるため、コイルバネ32の下端が下方に引張られることにより伸長状態となるとともに、スライド孔31dは前側上方へ移動する。
このスライド孔31dの前側上方の移動により、スライド孔31dの屈曲形状に沿ってスライドピン33bが上方へ持ち上げられつつ、スライド孔31dに対して相対的に後方へ移動させられる。これにより、ロックプレート33が回動軸33aを中心にして反時計回りに回動するため、嵌合凸部33cが支持ブラケット34の嵌合凹部34から離反する。従って、互いの嵌合が外れ、支持ブラケット34に対してシートバック12の回動が可能になる状態、即ちロック解除状態となる。
以上より、動力伝達ケーブル18、操作プレート31、スライドピン33bとによりロック解除機構が構成されている。また、ロック解除機構によって、シートバック12の倒伏位置でのロック状態のみならず、起立位置でのロック状態をも解除することができる。
作業者は、図8において、ヒモ部材14を引張った状態のまま、シートバック12後面を車両前側に押すことにより、シートバック12がシートバック回動軸17を中心に回動して前倒される。ここで、シートバック12が倒伏位置に到達するまでに、ヒモ部材14から手を離すと、ロック解除機構においては、前記伸長状態にあるコイルバネ32の反力によって操作プレート31が回動軸31aを中心に反時計回りに回動する。
これにより、再び図5、図6の状態に至るまでに、スライド孔31dは上方に移動しつつ、ロックプレート33のスライドピン33bは相対的に下方へ移動させられる。且つ、この時スライドピン33bが回動軸31aよりも取付け端部31b側に位置していることにより、スライドピン33bは車両後方に押し出されることになる。
従って、一旦ヒモ部材14を引張ってロック解除した後、ヒモ部材14から手を離すと、コイルバネ32の反力によって、嵌合凸部33cは支持ブラケット34の円弧状部34aに沿って移動し、最終的には、もう一つの嵌合凹部34bと嵌合する。この時点におけるシートバック12の位置を倒伏位置となるようにすれば、嵌合凸部33cと嵌合凹部34bとの嵌合により、シートバック12の倒伏位置への位置決めを行うことができ、ロック状態とすることができる。
このように、ヒモ部材14は、これの引張り操作によって、起立位置にあるシートバック12をロック状態を解除する機能をも併せて備えていることになる。従って、起立位置におけるロック状態を解除するための操作手段を別途設ける必要がなく、装置全体を極めて簡素化することができる。
ここで、シートバック12の起立位置でのロック状態を解除する場合は、図8に示すように、ヒモ部材14は垂下した状態にある。従って、ヒモ部材14の自由端側の第2指掛け輪23は下方の位置にありリヤハッチ2開口部から手を延ばす時、作業者は極端な前傾姿勢となる。しかし、シートバック12の後面上部に位置する第1指掛け輪22により、作業者の手が延ばし易くなるので、作業者に無理な姿勢を強いることがない。従って、ロック解除時の操作性が向上する。
なお、ヒモ部材14の引張り操作により、シートバック12の起立位置でのロック状態を解除した時、シートバック12を前倒方向へ付勢するための付勢手段を設けるようにしてもよい。これにより、ヒモ部材14から手を離すと、ロック解除時に自動的にシートバック12を前倒方向へ回動させることができる。
また、第1指掛け輪22については、シートバック12の前倒操作の場合のみならず、引き起こし操作の場合においても有効に利用することができる。即ち、シートバック12が左右2分割とされており、且つヒモ部材14がシートバック12のサイドドア側端部近傍に設けられている本実施形態においては、シートバック12の倒伏状態においてサイドドアを開け、サイドドア開口部7側から手を延ばした時、第1指掛け輪22が手の届く位置に配置されていれば、サイドドア側からロック解除操作及び、シートバック12の引き起こし操作が行えるのである。また、第1指掛け輪22は、前述したように、倒伏位置にあるシートバック12においてサイドドア開口部7と車両側面視で重複する位置にあるため、作業者の手がより届き易くなり、操作性がより向上したものとなっている。
(第2実施形態)
次に、図10に示す第2実施形態について説明する。図10は、車両後方から見た後部シートの後面図である。なお、第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略する。
シートバック12が左右2分割とされている第1実施形態では、操作性の観点から、ヒモ部材14がシートバック12のサイドドア側端部近傍に設けられているが、左右のシートバックが一体構造とされた所謂ベンチシートタイプの後部シート40に、ヒモ部材14と同様のバンド状部61、第1、第2指掛け輪62、63を備えるヒモ部材54を取付けてもよい。
この場合は、図10に示すように、取付け基部となる開口部52aがシートバック52の幅方向中央近傍に設けられることが好ましい。
これは、操作性の向上に加え、シートバック52の引き起こし操作時等において、リヤハッチ2側への引張力がシートバック52左右片側に偏ることを防止し、シートバック52のねじれや傾きを防止するためである。
(第3実施形態)
次に、図11〜図15に示す第3実施形態について説明する。図11は自動車後部の車室内に設置された本発明の自動車用シート装置の側方からみた全体断面図、図12は、左側の後部シートを車両後方から見た後面図、図13は長尺状の引き部材を示す斜視図、図14、図15は後部シートの引き起こし操作を説明する操作説明図である。なお、第1実施形態と同様の構成要素については、同一の号を付して説明を省略する。
後部シート100は、シート座面となるシートクッション111と、シート背もたれとなるシートバック112と、シートバック112上端に設置したヘッドレスト113とを備えている。
また、シートバック112の後面側には、後面側上部に取付け基部が位置するヒモ部材114、シートバック112と荷室フロア6との間の隙間を覆うバタフライボード15をそれぞれ設けている。上記取付け基部は、ヒモ部材114をシートバック112後方に垂下させるための開口部112a及び、ヒモ部材114端部に形成された固定部125により構成される。また、固定部125が固定されるフレーム部材116の両側には、カラー126…を嵌合して固定部125が左右にスライド移動しないようにしている。
前述のシートバック112は、上下方向にやや長く形成した略矩形形状のクッション体で形成し、内部にフレーム部材116を設け、その形状を維持している。また、その下端には、車幅方向に延びるシートバック回動軸117を設けて、シートバック112がこのシートバック回動軸117廻りに自由に回動するように構成している。
また、このシートバック112は、図12に示すように、左右5対5で分割可倒できる分割タイプのシートバック112、112であり、左右一方のみを倒伏状態として、他方を起立状態とすることもできる。
このシートバック112は、図11の実線で示すように、通常時には、やや後傾した起立位置をとるように設定され、一方、荷室を広げる時には、シートバック112をシートバック回動軸117廻りに前方に回動して、二点鎖線で示すように倒伏位置に位置するように設定している。これにより、シートバック112の後面を荷台として利用できるように構成している。
ところで、前述した特許文献1では、引き具の一端側をシートバックの後面上部の取付け基部に取付ける一方、他端側を自由端として、該自由端には引き輪を形成するものとしている。
このような引き具の場合、シートバックを倒伏位置にして後面を荷台として利用する時、荷物の搭載時に引き具の自由端が荷物にひきずられ、引き輪の位置が移動してしまうことがある。
これにより、荷物を搬出後、車両後部から引き具を使ってシートバックの引き起こし操作を行おうとしても、引き輪の位置を確認するという作業が必要であった。さらに、車両後部から手の届かない位置まで引き輪が移動してしまっていることも考えられる。この時は、例えば、先ずサイドドア開口部から手を延ばし、引き輪の位置を車両後部側へ戻すという余分な作業が必要になる。
それに対し、本実施形態の前記ヒモ部材114は、図12に示すように、シートバック112の後面の車幅方向側方端部、即ち、サイドドア(サイドドア開口部7)側端部近傍で、シートバック112の後面に形成された左右の開口部112a、112aからそれぞれ上下方向に延びるように設定しており、シートバック長と略一致する長さを有するバンド状部121、121と、開口部112a近傍の第1指掛け輪122、122と、自由端側の第2指掛け輪123、123と、該第2指掛け輪123の直ぐ上方の布テープ部124、124とを備えて構成している。
ヒモ部材114がシートバック112のサイドドア(サイドドア開口部7)側端部近傍に設けられていることにより、サイドドアを開けた状態でサイドドア開口部7側から手を延ばせば、片側のシートバック112を容易に操作することができる。
また、特に第1指掛け輪122は、図11においてシートバック112が二点鎖線で示す状態にある時、サイドドア開口部7と車両側面視で重複する位置にあるため、作業者の手がより届き易くなる。
このバンド状部121、第1指掛け輪122、及び第2指掛け輪123は、一本の布製の紐体で構成している。第1指掛け輪122は、作業者の指が引っ掛かり易いように、バンド状部121の途中で環状に巻き掛けた状態で縫合固定され、リヤハッチ2側が向くように形成されている。自由端側には、第2指掛け輪123が、作業者の指が引っ掛かり易いように環状に巻き掛けた状態で縫合固定することで構成されている。
布テープ部124は、バンド状部121のシートバック112後面側を向くように取付けられている。ここで、シートバック112後面またはバタフライボード15の適宜の位置に、布テープ部124と雄雌の関係にある布テープ部を取付けることにより、ヒモ部材114を使用しない時は、布テープ部同士を接着してヒモ部材114を所定位置に保持させることができる。
固定部125は、シートバック112上端内部のフレーム部材116に、環状に巻き掛けた状態で縫合固定することで構成されている。
前述した構成により、本実施形態において、シートバック112を起立位置へ引き起こし操作するにあたっては、リヤハッチ2を開けてリヤハッチ2開口から第2指掛け輪122を操作する第1の方法と、第1実施形態と同様に、サイドドアを開けてサイドドア開口部7から第1指掛け輪122を操作する第2の方法とがある。
ここで、図14、図15を参照して先ず本実施形態の後部シート100の引き起こし操作に関する第1の方法について説明する。
図14に示すシートバック112の倒伏状態において、作業者は先ず、リヤハッチ2を開けて車両後方から手を延ばす。そして、シートバック112後面上部の第1指掛け輪122に指を掛ける。次に、作業者が第1指掛け輪122を後方に引張ることにより、図15に示すように、シートバック112はリヤハッチ2側に引き出される方向へ回動する。これにより、リヤハッチ2開口からのヒモ部材114の操作でシートバック112を起立位置に引き起こすことができる。
次に、図14、図15を参照して本実施形態の後部シート100の引き起こし操作に関する第2の方法について説明する。
図14に示すシートバック112の倒伏状態において、作業者は先ず、サイドドアを開けてサイドドア開口部7側(図11参照)から手を延ばす。そして、シートバック112後面上部の第1指掛け輪122に指を掛ける。次に、作業者がシートバック112を後方に押し出すように第1指掛け輪122を引張ることにより、図15に示すように、シートバック112はリヤハッチ2側に引き出される方向へ回動する。これにより、リヤハッチ2開口からのヒモ部材114の操作でシートバック112を起立位置に引き起こすことができる。
前述した第1、第2の方法のれにおいても、シートバック112後面上部の開口部112a近傍の第1指掛け輪122を使用している。これにより、シートバック112の引き起こし操作において作業者が直感的にシートバック112後面上部に手を延ばした時、容易に第1指掛け輪122に到達することができる。従って、操作位置を逐一探る必要がないため、シートバック112の引き起こし操作における操作性を向上させることができる。
また、シートバック112後面上部の開口部112a近傍に第1指掛け輪122を位置させることにより、車両後方からのみならず、サイドドア開口部7側からもシートバック112を操作することができるため、操作方法が多様化し、結果として操作性の向上につながっている。
勿論、リヤハッチ2を開けて車両後方から手を延ばし、ヒモ部材114の自由端側の第2指掛け輪123に指を掛けることにより、シートバック112の引き起こし操作を行うこともできる。これにより、第2指掛け輪123を、車両後部側からの操作時、第1指掛け輪122をサイドドア側からの操作時に応じて使い分けることができるため、操作性を向上させることができる。
なお、この第1指掛け輪122は、シートバック112を起立位置から倒伏位置に操作する場合に指を掛けることにより前倒動作を作業者がコントロールしながら行うようにすることも可能となる。
(第4実施形態)
次に、図16に示す第4実施形態について説明する。図16は、車両後方から見た後部シートの後面図である。なお、第3実施形態と同様の構成要素については説明を省略する。
シートバック112が左右2分割とされている第3実施形態では、操作性の観点から、ヒモ部材114がシートバック112のサイドドア側端部近傍に設けられているが、左右のシートバックが一体構造とされた所謂ベンチシートタイプの後部シート140に、ヒモ部材114と同様のバンド状部161、第1、第2指掛け輪162、163を備えるヒモ部材154を取付けてもよい。
この場合は、図16に示すように、取付け基部となる開口部152aがシートバック152の幅方向中央近傍に設けられることが好ましい。
これは、操作性の向上に加え、シートバック152の引き起こし操作時等において、リヤハッチ2側への引張力がシートバック152左右片側に偏ることを防止し、シートバック152のねじれや傾きを防止するためである。
なお、この第4実施形態においても、前記第3実施形態と同様に、固定部165が固定されるフレーム部材116の両側には、カラー166…を嵌合して固定部125が左右にスライド移動しないようにしている。
(その他の実施形態)
ところで、各実施形態にて詳述したヒモ部材14、114の第1指掛け輪22、122は、バンド状部21、121が途中で環状に巻き掛けた状態で縫合固定されたものとしているがこれに限定されるものではない。
即ち、図17、図18に示すように、ヒモ部材214、314の自由端側で1つの大きな環状部を形成し、その輪状部の内周同士の一部を縫合固定することにより、2つの第1、第2指掛け輪222、223、322、323を形成するようにしてもよい。
ここで、図17において前記縫合固定した箇所には、例えば樹脂製のプレート部材227を挟み込み、図18においては、板状の磁石327を挟み込んである。
図18に図示のヒモ部材314については、シートバック後面またはバタフライボード15の適宜の位置に、磁石327と異なる磁極の磁石を取付けて、ヒモ部材314を使用しない時は、磁石同士を磁力で接着してヒモ部材314を所定位置に保持させることができる。
これらのように、ヒモ部材の長手方向に、プレート部材227、磁石327の如き補強部材を挟み込んでおくことにより、ヒモ部材214、314の形状が安定するので、過剰なばたつきを抑制することができる。
また、各第1、第2指掛け輪は、ヒモ部材を構成する他の部分との識別が容易になされるように、例えば、異なる着色が施されていてもよく、例えば、蛍光塗料による着色であれば、夜間の操作における視認性が向上する。
さらにまた、前記各ヒモ部材は、バンド状部から構成されているが、これに限らず、断面が略円形のヒモ体でもよく、材質・形状等も、可撓性があり所定長さ(シートバック長とほぼ同等)があれば、布製以外でも、革や合成樹脂等であってもよい。
さらにまた、前記各ヒモ部材は、それぞれ指掛け輪を有するものとしているが、これに必ずしも限定されない。即ち、作業者がバンド状部から突出した箇所を把持して引張り操作する時に、安定した把持状態を提供できるものであればよく、バンド状部から枝分かれしたバンド状の片部材であってもよい。また、外表面に凹凸形状を施すことにより、把持した時の指の位置決めが可能となっている棒状の把持部材をバンド状部に突設したり、バンド状部から樹脂製の環状部材を垂下させるように設けたものであってもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の引き部材は、ヒモ部材14、114、214、314に対応し、
以下同様に、
ロック部材は、ロックプレート33に対応し、
作用部は、フレーム部材16に対応し、
第1把持片は、第1指掛け輪22、62、122、162、222、322に対応し、
第2把持片は、第2指掛け輪23、63、123、163、223、323に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る後部シートの側方から見た全体断面図。 車両後方から見た後部シートの後面図。 長尺状の引き部材を示す斜視図。 後部シートのシートバック起立時のロック解除機構の状態を示す側面図。 後部シートの引き起こし操作を説明する操作説明図。 後部シートのシートバック倒伏時のロック解除機構の状態を示す側面図。 後部シートの引き起こし操作を説明する操作説明図。 後部シートの前倒操作を説明する操作説明図。 後部シートのシートバック前倒操作時におけるロック解除機構の動作を示す側面図。 本発明の第2実施形態に係る後部シートを車両後方から見た後面図。 本発明の第3実施形態に係る後部シートの側方から見た全体断面図。 本発明の第3実施形態に係る後部シートを車両後方から見た後面図。 本発明の第3実施形態に係る長尺状の引き部材を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係る後部シートの引き起こし操作を説明する操作説明図。 本発明の第3実施形態に係る後部シートの引き起こし操作を説明する操作説明図。 本発明の第4実施形態に係る後部シートを車両後方から見た後面図。 本発明の他の実施形態に係る長尺状の引き部材を示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係る長尺状の引き部材を示す斜視図。
1、100…後部シート
2…リヤハッチ
12、52、112、152…シートバック
14、54、114、154、214、314…ヒモ部材
22、62、122、162、222、322…第1指掛け輪
23、63、123、163、223、323…第2指掛け輪
31…操作プレート
33…ロックプレート

Claims (7)

  1. 車両後部のリヤハッチを備えた車両の後部シートが倒伏可能なシートバックを有する自動車用シート装置であって、
    上記シートバックの後面上部に、倒伏したシートバックをリヤハッチ開口より引き起こす長尺状の引き部材が取付けられるとともに、
    上記シートバックの倒伏位置での位置を固定するロック部材と、
    該ロック部材によるロック状態を解除するロック解除機構とを備え、
    上記引き部材は、上記ロック解除機構の操作手段としての機能を併せて有する
    自動車用シート装置。
  2. 前記引き部材の一端側を前記ロック解除機構に接続するとともに、
    引き部材の操作により、前記シートバックを引き起こす力が作用する作用部をシートバックに設けた
    請求項1記載の自動車用シート装置。
  3. 前記シートバックの起立位置での位置を固定するロック部材と、
    該ロック部材によるロック状態を解除するロック解除機構とを備え、
    前記引き部材は、起立位置でのシートバックのロック状態を解除するロック解除機構の操作手段としての機能を併せて有する
    請求項1または2記載の自動車用シート装置。
  4. 前記引き部材は、前記シートバックの後面上部に取付け基部が位置し、
    シートバックの起立位置でのロック状態を解除操作する第1把持片を上記取付け基部近傍に有する
    請求項3記載の自動車用シート装置。
  5. 前記引き部材は、倒伏位置にあるシートバックをリヤハッチ開口より引き起こし操作するための第2把持片を自由端側に有する
    請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の自動車用シート装置。
  6. 前記シートバックが左右2分割とされ、
    前記引き部材がシートバックのサイドドア側端部近傍に設けられた
    請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の自動車用シート装置。
  7. 前記シートバックが一体構造とされ、前記引き部材がシートバックの幅方向中央近傍に設けられた
    請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の自動車用シート装置。
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