JP6007224B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、シートクッション及びシートバックを車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートに関する。
従来、シート本体を構成するシートクッション及びシートバックを車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートは既に知られており、その中には、車両の後部座席に相当するシートであって、シート本体を後方に跳ね上げてシート後方に設けられた凹部に収納可能な車両用シートが存在する。
シート本体を収納する機構としては、シートクッションと車体フロアとの間を連結し、車体フロアに対して回動する回動リンクが知られている。この回動リンクの回転によって、シートクッション及びシートバックを収納位置に移動させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の自動車用シートは、シートクッションの前方部分に連結された脚部材と、シートクッションの後方部分に車体フロアに対して回動可能に連結されたリンク部材とを備えている。シート本体の収納操作時には、シートバックをシートクッション側に折り畳んだ上で、脚部材の下端に設けられたフック部材と、車体フロア側に固定されたコ字形状のストライカとの係合を解除し、リンク部材を車体フロアに対してシート後方側へ回転させることで、シート本体を収納凹部に収納可能な構成となっている。
特許第3979460号公報
ところで、特許文献1のような、シート本体を車体フロア上に形成された収納凹部に収納可能なシートでは、シート本体と車体フロアとの間を連結する回動リンクが比較的強固に取り付けられる必要がある。
一般に、回動リンクは、取り付けブラケットを介して車体フロア上に回動可能となるように取り付けられており、取り付けブラケットの連結剛性を十分に確保しないと、シート本体の円滑な収納操作性、復帰操作性が阻害される虞があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シート本体を車体フロアに形成された収納位置に収納可能であって、シート本体の収納操作性、復帰操作性を向上させた車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、着座部となるシートクッションと、該シートクッションに取り付けられ、背もたれ部となるシートバックと、を有するシート本体を備え、該シート本体を車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、一端側が前記シート本体に取り付けられ、該シート本体を前記収納位置側へ移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、該回動リンクの他端側に取り付けられ、前記車体フロア上に設けられたフロア側ベース部材に連結されるシート側取り付け部材と、を備え、該シート側取り付け部材及び前記フロア側ベース部材のうち、一方に設けられた係合凸部が、他方に設けられた係合穴に対して嵌め込まれ、前記係合穴と前記係合凸部とが嵌合している嵌合部分は、異なる位置に複数設けられ、複数の前記嵌合部分が、互いに交差する方向に延びて配置されていること、により解決される。
上記のように、回動リンクの他端側に取り付けられ、車体フロア上に設けられたフロア側ベース部材に連結されるシート側取り付け部材を備え、シート側取り付け部材及びフロア側ベース部材のうち、一方に設けられた係合凸部が、他方に設けられた係合穴に対して嵌め込まれているため、回動リンクと車体フロアとを連結する部材の連結剛性が向上する。
その結果、シート本体と車体フロアとの間を連結する回動リンクが強固に取り付けられるため、シート本体の円滑な収納操作性、復帰操作性を確保できる。
上記構成により、シートに対して外部からシート前後方向に衝撃が加わったときでも、また外部からシート幅方向に衝撃が加わったときでも、シートの車体に対する取り付け剛性を十分に確保できる。
このとき、前記係合穴は、前記フロア側ベース部材に設けられた貫通穴であって、前記係合凸部は、前記シート側取り付け部材に設けられ、前記貫通穴に貫通して嵌め込まれていると良い。
上記のように、係合穴は貫通穴であるため、係合凸部が貫通穴を貫通して所定位置まで嵌め込まれたことを確認し易くなり、これら部材の組み付け性が向上する。
このとき、前記フロア側ベース部材及び前記シート側取り付け部材のうち、少なくとも一方において前記嵌合部分の周辺部分には、段差状の補強ビードが設けられていると良い。
また、少なくとも1つの前記嵌合部分は、前記補強ビードに囲まれていると良い。
上記構成により、これら部材において嵌合部分の剛性を向上できる。
このとき、前記フロア側ベース部材は、前記車体フロア上に形成された収納凹部に設けられ、該収納凹部の底面上に取り付けられる底壁部と、該底壁部から連続して延びて前記収納凹部の内側面上に取り付けられる側壁部と、を有し、前記補強ビードは、前記底壁部から前記側壁部にわたって延びていると良い。
上記構成により、例えばフロア側ベース部材が略L字形状となって収納凹部に取り付けられるため、シート本体に対する支持剛性が一層向上する。
そして、補強ビードは、前記底壁部から前記側壁部にわたって延びているため、当該補強ビードによってフロア側ベース部材の剛性が一層向上する。
このとき、前記底壁部は、前記側壁部が設けられた側とは反対側において、前記収納凹部の底面上に設けられた被位置決め部に位置決め可能な位置決め部を有していると良い。
上記構成により、フロア側ベース部材は、その側壁部側が収納凹部の内側面上に当接して位置決めされ、その反対側が位置決め部によって位置決めされるため、フロア側ベース部材の組み付け性が向上する。
このとき、前記係合穴は、貫通穴であって、前記係合凸部において前記貫通穴を貫通した突出部分には、前記貫通穴の周辺部分に掛け止めするための掛け止め部が設けられている良い。
上記構成により、例えば着座者が車両用シートに搭載のシートベルトを引っ張ったときや、車両の衝突時等によってシートにシート前後方向又は左右方向の荷重が加わったときにも、シート本体及び回動リンクを車体フロア上に安定して固定させることができる。
このとき、前記フロア側ベース部材を外側から覆うフロア側カバーを備え、該フロア側カバーには、複数の前記嵌合部分の間に配置され、前記フロア側ベース部材に設けられた被取り付け部に取り付け可能な取り付け部が設けられていると良い。
上記のように、車両用シートの収納構造の構成部品を保護するカバーを組み付けるにあたり、フロア側カバーには、フロア側ベース部材の空いたスペースにある被取り付け部に取り付け可能な取り付け部が形成されているため、カバーの組み付け性が向上する。
このとき、前記シート側取り付け部材を外側から覆うシート側カバーを備え、該シート側カバーは、前記フロア側ベース部材に向かって延出し、延出した部分が、前記フロア側ベース部材に当接し、該フロア側ベース部材の面に沿って拡がっていると良い。
上記構成により、組み付けられたシート側カバーの組み付け性が向上する。
このとき、前記シートクッションは、クッションパッドと、該クッションパッドを被覆する表皮と、を少なくとも有し、該表皮は、前記シートクッションの底部に配置される下側表皮と、前記シートクッションの上部に配置され、前記シートクッションの外縁部分において前記下側表皮よりも外側に一部張り出すように設けられる上側表皮と、を備えていると良い。
一般にシート本体を収納したときに、シートクッションと回動リンクとが当接することで、シートクッションの表皮に皺が発生してしまうところ、上記のように、表皮が上側表皮と下側表皮とで別体からなり、上側表皮がシート外縁部分において外側に張り出す配置となっているため、上側表皮における皺の発生が軽減され、シート外観の意匠性を確保することができる。
このとき、前記上側表皮において外側に張り出した部分は、下方に向かって延びており、下方に延びている部分が、前記シート本体が収納されたときに、前記シート側取り付け部材と前記フロア側ベース部材の間に配置されていると良い。
上記構成により、シート本体の収納時に、シート側取り付け部材とフロア側ベース部材の間のスペースを有効活用して上側表皮の一部をコンパクトに収容できる。
請求項1の発明によれば、回動リンクと車体フロアとを連結する部材の連結剛性が向上する。その結果、シート本体と車体フロアとの間を連結する回動リンクが強固に取り付けられるため、シート本体の円滑な収納操作性、復帰操作性を確保できる。
また、請求項1の発明によれば、シートに対して外部からシート前後方向に衝撃が加わったときでも、また外部からシート幅方向に衝撃が加わったときでも、シートの車体に対する取り付け剛性を十分に確保できる。
請求項2の発明によれば、係合穴は貫通穴であるため、係合凸部が貫通穴を貫通して所定位置まで嵌め込まれたことを確認し易くなり、これら部材の組み付け性が向上する
請求項の発明によれば、これら部材において嵌合部分の剛性を向上できる。
請求項の発明によれば、例えばフロア側ベース部材が略L字形状となって収納凹部に取り付けられるため、シート本体に対する支持剛性が一層向上する。
そして、補強ビードは、前記底壁部から前記側壁部にわたって延びるように形成されているため、当該補強ビードによってフロア側ベース部材の剛性が一層向上する。
請求項の発明によれば、フロア側ベース部材は、その側壁部側が収納凹部の内側面上に当接して位置決めされ、その反対側が位置決め部によって位置決めされるため、フロア側ベース部材の組み付け性が向上する。
請求項の発明によれば、シート本体及び回動リンクを車体フロア上に安定して固定させることができる。
請求項の発明によれば、車両用シートの収納構造の構成部品を保護するカバー組み付けるにあたり、カバーの組み付け性が向上する。
請求項の発明によれば、組み付けられたシート側カバーの組み付け性が向上する。
請求項1の発明によれば、上側表皮における皺の発生が軽減され、シート外観の意匠性を確保できる。
請求項1の発明によれば、シート本体の収納時に、スペースを有効活用して上側表皮の一部をコンパクトに収容できる。
本実施形態の車両用シートの斜視図である。 車両用シートの側面図である。 車両用シートの背面図であり、フロア側ベース部材及びシート側取り付け部材を示す要部拡大図である。 フロア側ベース部材及びシート側取り付け部材の分解斜視図である。 カバーが取り付けられた後の車両用シートの斜視図である。 図1のA−A断面図であり、シートクッションの前端部分を示す図である。 車両用シートの使用状態から収納状態へ移動する動作を説明する側面図である。 使用状態から収納状態へ移動する動作を説明する側面図である(その2)。 収納状態から使用状態に復帰させる動作を説明する図である。 収納状態から使用状態に復帰させる動作を説明する図である(その2)。
以下、本発明の実施形態に係る車両用シートについて、図1〜図10を参照しながら説明する。
本実施形態は、シート本体を車体フロアに形成された収納凹部に収納可能な車両用シートであって、一端がシート本体に取り付けられ、シート本体を収納凹部へ移動させるために車体フロアに対して回動する回動リンクと、回動リンクの他端に取り付けられ、車体フロア上に固定されたフロア側ベース部材に連結されるシート側取り付け部材と、を備えており、シート側取り付け部材の係合凸部と、フロア側ベース部材の係合穴とが嵌合している部分が複数設けられ、複数の嵌合部分が互いに直交する方向に延びて配置されていることを特徴とする車両用シートの発明に関するものである。
なお、車両用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の車両用シートSは、例えば、車両の後部座席に相当するリアシートである。なお、車両前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートとしても利用可能である。
車両用シートSは、図1に示すように、シートバック1と、シートクッション2と、不図示のヘッドレストとを備えるシート本体と、シートクッション2に対してシートバック1を回動可能に連結するリクライニング装置10と、シートクッション2の前端部に上端部が取り付けられ、下端部が車体フロアに着脱可能に連結される着脱脚20と、シートクッション2の後端部に上端部が取り付けられ、下端部が車体フロアに回動可能に連結される回動リンク30と、図2に示すように、着脱脚20及び回動リンク30を直接連結する伝達部材40と、から主に構成されている。
また、車両用シートSは、図1に示すように、回動リンク30の下端部に取り付けられ、車体フロア上のフロア側ベース部材60に連結されるシート側取り付け部材50を備えている。
なお、車両用シートSのシート後方側には、車体フロアよりも低位置に形成された凹型の収納凹部が設けられている。
車両用シートSは、乗員が着座可能な図1に示す使用状態と、シート本体を収納凹部に収納させた図8(b)に示す収納状態との2形態のシートアレンジが可能なシートである。
具体的には、車両用シートSは、使用状態にあるときに、乗員が操作ストラップを引っ張ると、シートバック1がシートクッション2側に前倒れして折り畳まれる。その後、折り畳まれたシート本体はシート後方に跳ね上げ回転し、沈み込む方向へ移動する。そして、シート本体が収納凹部に収納されるようになる。
シートバック1は、図1に示すように、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる不図示のバックフレームに、クッションパッド1aを載置して、表皮1bで被覆されて構成されている。
シートクッション2は、乗員を下方から支持する着座部であって、骨格となる不図示のクッションフレームに、クッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮2bによって被覆されて構成されている。
リクライニング装置10は、シートクッション2に対してシートバック1を折り畳み可能に連結する公知の装置からなり、図2に示すように、シートバック1の左右外側面の下端部に取り付けられている。
リクライニング装置10は、その回動中心となる回動軸11と、シートバック1をシートクッション2側に付勢する不図示の渦巻きバネと、から主に構成されている。
渦巻きバネは、その一端が自由端としてシートバック1側に掛け止めされ、他端が固定端としてシートクッション2側に掛け止めされている。
リクライニング装置10は、シートバック1の回動動作をロック可能であって、シートバック1を起立姿勢にロックし、操作ストラップが引っ張られることでロック解除し、渦巻きバネの付勢力によってシートバック1をシート前方側に回転させてシートクッション2側に折り畳むことができる。
着脱脚20は、上下方向に長尺な断面略コ字形状の板金部材からなり、図2に示すように、シートクッション2を下方から支持する脚部材である。
着脱脚20は、その上端部に設けられ、着脱脚20の回動中心となる脚回動軸21と、下端部に設けられ、着脱脚20を車体フロア側に着脱可能に連結するロック装置22と、を備えている。
脚回動軸21には、不図示の付勢バネが取り付けられており、着脱脚20は、付勢バネの付勢力によって図2に示す位置、すなわち、車体フロア側に連結可能な位置に付勢されている。
ロック装置22は、着脱脚20の下端部に取り付けられた係合フック23と、車体フロア上に固定され、係合フック23に着脱可能に係合するストライカ24と、を備えた公知の装置からなる。
ロック装置22は、ケーブル部材を介して不図示の切り替え装置と連結されており、切り替え装置の牽引によって係合フック23をストライカ24にロック可能なロック可能状態と、ロック不能なロック不能状態との間で切り替えることができる。
なお、着脱脚20は、伝達部材40を介して回動リンク30と連結されており、ロック装置22のロック解除後、回動リンク30の回転に連動して脚回動軸21を中心としてシート後方側に回転し、シートクッション2側に折り畳まれる構成となっている。
回動リンク30は、図1、図2に示すように、シートクッション2を収納位置まで移動させる上下方向に長尺な部材であって、3つの回動リンク30として、シートクッション2の右側部分に配置された第1リンク31と、シートクッション2の左側部分に配置された第2リンク32と、第2リンク32よりも左側に配置され、ガイドリンクとして機能する第3リンク33と、を備えている。
第1リンク31及び第2リンク32は、前後方向において対向位置に配置されており、第3リンク33は、第1リンク31及び第2リンク32よりもやや後方に配置されている。
また、第3リンク33よりもシート幅方向の右側には、上下方向に長尺な部材からなるピストンダンパ35が配置されている。
第1リンク31は、略四角筒状に形成された板金部材からなり、具体的には略コ字形状に折り曲げられた2つの板金部材を組み合わせて筒状に形成しており、閉断面構造を有している。
第2リンク32は、円筒のパイプ部材を略L字形状に折り曲げて形成されており、図1、図3に示すように、その長尺部分が第1リンク31に沿うように配置され、L字形状の短尺部分が、第1リンク31に向かって左右方向に延出して連結されている。
第1リンク31及び第2リンク32のそれぞれの上端は、図2に示すように、シートクッション2の後端部に連結ブラケットを介して回動可能に連結されている。
それぞれの下端は、第1リンク回動軸31a、第2リンク回動軸32aとなって、車体フロア上のフロア側ベース部材60にシート側取り付け部材50を介して回動可能に連結されている。
第3リンク33は、ガイドリンクであって、同様に上端がシートクッション2後端部に回動可能に連結され、下端が第3リンク回動軸33aとなって、フロア側ベース部材60に直接回動可能に連結されている。
これらリンク回動軸31a、32aには、不図示のリンク付勢バネが取り付けられており、3つの回動リンク30は、リンク付勢バネによって常にこれらリンク回動軸31a、32a、33aを中心として収納位置側に付勢されている。
上記構成において、回動リンク30は、シートクッション2を介して着脱脚20と連結されている。そのため、シート本体が使用状態のときに、着脱脚20と車体フロア上のストライカ24とがロックされることから、回動リンク30は、リンク付勢バネに抗してシートクッション2を下方から支持する位置に保持されている。
また、回動リンク30は、着脱脚20とストライカ24とのロック解除後、リンク付勢バネの付勢力によってシートクッション2を収納位置まで移動させるように回転する。
回動リンク30のうち、上端に設けられた取り付け軸34よりもやや下方部分には、図2に示すように、着脱脚20と直接連結する伝達部材40が取り付けられている。
伝達部材40は、図2に示すように、長尺な伝達本体部41と、回動リンク30に軸支される伝達回動軸42と、一端が伝達本体部41の前端に回動可能に連結され、他端が着脱脚20のうち、脚回動軸21よりも下方部分に固定された伝達リンク43と、から構成されている。
伝達本体部41は、回動リンク30に対して伝達回動軸42を中心として回動可能であって、図6(a)に示す使用状態にあるとき、シートクッション2の長尺方向に沿って延びており、水平面に対して所定角度だけ後傾して配置されている。
また、伝達本体部41は、図7(b)に示す収納状態に切り替わったとき、回動リンク30の長尺方向に沿って略平行に延びて配置される。
伝達リンク43は、シート側面から見て略弓形状に形成されており、伝達本体部41の前端に左右方向で軸支された伝達リンク回動軸44を備えている。
伝達リンク43は、伝達リンク回動軸44を中心として着脱脚20をシートクッション2側に折り畳み回転させるように回転する構成となっている。
具体的には、伝達リンク43のうち、伝達リンク回動軸44が、シートクッション2に対して前方側に相対移動することで、言い換えれば、シート側面から見て脚回動軸21に重なるように移動することで、伝達リンク43が着脱脚20と共にシート後方側に折り畳み回転する構成となる。
なお、伝達リンク43は左右方向に折り曲げられた略クランク形状からなり、伝達リンク回動軸44は脚回動軸21よりも左右外側に配置されており、互いに干渉しない構成となっている。
シート側取り付け部材50は、図1、図4に示すように、回動リンク30の下端を車体フロア上に取り付けるブラケットであって、第1リンク31の下端に取り付けられる第1取り付け部材51と、第2リンク32の下端に取り付けられる第2取り付け部材55と、から主に構成されている。
第1取り付け部材51、第2取り付け部材55は、シート前後方向において重なる位置に配置されている。
第1取り付け部材51は、横断面略コ字形状からなり、図4に示すように、シート左右方向に延びる後壁部51a、と後壁部51aの左右両端部分から連続してシート前方側に延びる一対の左側壁部51bと右側壁部51cと、から主に構成されている。
左側壁部51b及び右側壁部51cには、これら上端部分に形成され、第1リンク回動軸31aを軸支するための第1軸穴52と、これら前方の下端部分に形成され、フロア側ベース部材60に嵌め込まれる第1係合凸部53と、が設けられている。
一対の第1係合凸部53は、シート前方側かつシート下方側に突出し、フロア側ベース部材60に設けられた一対の第1係合穴63に貫通して嵌め込まれている。
また、第1係合凸部53の前端部分が、第1係合穴63を貫通し、第1係合穴63の裏面側の周辺部分に掛け止めするフック状の掛け止め部53aとして形成されている。
なお、第1取り付け部材51の本体底面は、フロア側ベース部材60の上面に面一で重なる配置となっている。
第2取り付け部材55は、縦断面略L字形状からなり、図4に示すように、シート前後方向に延びる側壁部55a、と側壁部55aの下端から連続して第1取り付け部材51側に延びる底壁部55bと、から主に構成されている。
側壁部55aには、その略中央部分に形成され、第2リンク回動軸32aを軸支するための第2軸穴56が設けられている。
また、側壁部55a及び底壁部55bのシート前後方向の両端が、それぞれ折り曲げられており、底壁部55bにおいて折り曲げられた両端が第2係合凸部57となっている。
一対の第2係合凸部57は、シート下方側に突出し、フロア側ベース部材60に設けられた一対の第2係合穴64に貫通して嵌め込まれている。
また、各第2係合凸部57は、第1係合凸部53の延出方向、すなわちシート前後方向と直交する左右方向に延びている。
なお、第2取り付け部材55の本体底面は、フロア側ベース部材60の上面に面一で重なる配置となっている。
フロア側ベース部材60は、図1、図4に示すように、回動リンク30及びピストンダンパ35の下端を車体フロア上に取り付ける略L字形状体のブラケットであって、車体フロア上の収納凹部に配置されている。
フロア側ベース部材60は、収納凹部の底面上に取り付けられる底壁部61と、該底壁部61から連続して延びて収納凹部の内側面上に取り付けられる側壁部62と、から主に構成されている。
底壁部61には、シート左右方向に間隔を空けて配置され、シート前後方向に延びる一対の第1係合穴63と、シート前後方向に間隔を空けて配置され、シート左右方向に延びる一対の第2係合穴64と、が形成されている。
一対の第1係合穴63は、一対の第1係合凸部53と嵌め合わされる貫通穴であって、底壁部61から側壁部62にわたって延びている。
一対の第2係合穴64は、一対の第2係合凸部57と嵌め合わされる貫通穴である。
底壁部61の左側端部には、上方に向かって屈曲するフランジ65が形成されており、ピストンダンパ35の下端部分がフランジ65に回動可能に軸支されている。
また、底壁部61及び側壁部62には、一対の第1係合穴63を囲むようにして段差状の補強ビード66が形成されている。
補強ビード66は、第1係合穴63及び第2係合穴64の周辺部分を延びるように配置されている。
上記構成において、補強ビード66で囲まれた部分は、上方に突出した凸部分となっており、当該凸部分上にある第1係合穴63に第1係合凸部53が嵌め込まれている。
そのため、第1係合凸部53が、第1係合穴63に嵌め込まれたときに収納凹部の底面及び内側面に干渉してしまうことを抑制している。
詳しく言うと、第1係合凸部53の底面及び前面が、それぞれ収納凹部の底面及び内側面に面一で重なる配置となっている。
また上記構成において、底壁部61の後方部分には、収納凹部の底面上に設けられた不図示の突起部(被位置決め部)に位置決め可能な切欠き部67が一対に形成されている。
そのため、フロア側ベース部材60は、その側壁部62側が収納凹部の内側面上に当接して位置決めされ、その反対側が切欠き部67によって位置決めされ、組み付け性が向上する。
次に、図5に基づいてシートを外側から覆う樹脂カバーについて説明する。
当該樹脂カバーは、主にシート側取り付け部材50を覆うシート側カバー70と、フロア側ベース部材60の一部を覆うフロア側カバー80と、回動リンク30を覆うリンクカバー90と、を備えている。
これら樹脂カバーによって、外部からの衝撃から保護でき、また異物の侵入を防止することができる。その結果、シートの円滑な収納操作性、復帰操作性を維持できる。
シート側カバー70は、シート後方側から組み付けられる部材であって、第1取り付け部材51を覆う横断面略コ字形状の第1シート側カバー71と、第2取り付け部材55を覆う横断面略コ字形状の第2シート側カバー72と、を備えている。
第1シート側カバー71の下端部分は、フロア側ベース部材60に当接し、フロア側ベース部材60の面に沿って拡がるフランジ71aとなっている。
また、第1シート側カバー71は、シート後方からボルト締結によって第1取り付け部材51に組み付けられている。
フロア側カバー80は、略L字形状体からなり、その側壁部82がフロア側ベース部材60の側壁部62に重ね合わされ、底壁部81が底壁部61に重ね合わされて組み付けられている。
詳しく言うと、フロア側カバー80は、側壁部82上の取り付け凸部82aが側壁部62上の被取り付け穴62aにスナップフィット結合され、底壁部81が底壁部61上にボルト締結されている。
リンクカバー90は、第1リンク31を囲むように覆う横断面略コ字形状の第1リンクカバー91,92と、第2リンク32を後方から覆う横断面略コ字形状の第2リンクカバー93と、を備えている。
<シートクッションの前端部分について>
次に、図6に基づいてシートクッション2の前端部分(外縁部分)について説明する。
シートクッション2は、骨格となるクッションフレームに、クッションパッド2aを載置して表皮2bによって被覆されて構成されている。
クッションパッド2aは、その一部分がクッションフレームの前端よりも前側に回り込んで下方にやや延びており、シートクッション2の前端部の形状及びクッション性を規定している。
表皮2bは、シートクッション2の底部に配置された下側表皮2baと、シートクッション2の上部に配置され、シートクッション2の前端部分において下側表皮2baよりも外側に一部張り出すように設けられた上側表皮2bbと、を備えており、
上側表皮2bbにおいて一部張り出した部分が表皮張り出し部2bcとなっており、シートクッション2の前端部分において表皮が複数重ね合わされた構造となっている。
下側表皮2baは、シートクッション2の底部を保護する部材であって、シートクッション2の底部から前端部にわたって上方に延びており、その端末部分が上側表皮2bbに縫製されている。
上側表皮2bbは、シートクッション2の外観を決定付ける部材であって、シートクッション2の上部から前端部にわたって下方に延びている。
上側表皮2bbにおいて下方に延出した表皮張り出し部2bcは、その端末部分が折り返されて下側表皮2baの前端に縫製されている。
表皮張り出し部2bcによって取り囲まれた領域には、シート幅方向に長尺な可撓性プレート2bdが貼り付けられている。
可撓性プレート2bdは、可撓性を有する矩形状のゴムプレートからなり、表皮張り出し部2bcの裏面に配置されている。
上記構成において、シート本体が収納状態になると、回動リンク30がシートクッション2の底部に当接することで、シートクッション2全体が少なからず収縮した状態となる。
このとき、表皮2bにおいて下側表皮2baに優先して当接させることで、上側表皮2bbにおける皺の発生を軽減することができ、シートクッション2の外観に及ぶ影響が軽減される。
また上記構成において、シート本体が収納状態から使用状態に復帰すると、回動リンク30がシートクッション2を押し潰していた状態から解放されることになる。
このとき、表皮張り出し部2bc内部にある可撓性プレート2bdの復元力によって、シートクッション2全体、特に上側表皮2bbが押し潰れた状態から良好に元の状態へ復元することになる。
<シート収納動作について>
次に、図7、図8に基づいて車両用シートSを使用状態から収納状態へ移動させる動作を説明する。なお、図7、図8において、リクライニング装置10は、黒丸で図示されているときにロック状態を示し、白丸で図示されているときにロック解除状態を示すものとする。図9、図10も同様である。
車両用シートSが図7(a)に示す使用状態にあるとき、シートバック1は、リクライニング装置10によって起立姿勢にロックされており、シートクッション2は、着脱脚20及び回動リンク30によって下方から支持される構成となる。
このとき、ロック装置22では、係合フック23がストライカ24に係合したロック状態となっている。
次に、車両用シートSを使用状態から収納状態へ移動させるときには、例えば、シートバック1上面に設けられた不図示の操作ストラップを操作する。
乗員が操作ストラップを引っ張ることで、図7(b)に示すように、リクライニング装置10のロックが解除され、シートバック1は、不図示の渦巻きバネの付勢力によって、回動軸11を中心としてシートクッション2側に折り畳み回転を開始する。
シートバック1が所定の回転位置まで折り畳まれたとき、ロック装置22が着脱脚20の係合フック23とストライカ24とのロックを解除し、回動リンク30が、リンク付勢バネの付勢力によってシートクッション2を収納凹部まで移動させるように回転開始する。
このとき、ピストンダンパ35がシートクッション2を上方に付勢するため、ロック解除に伴ってシートクッション2が跳ね上がるように移動する。
なお、不図示の切り替え装置と、ロック装置22とが不図示のケーブル部材で連結されており、シートバック1が所定の回転位置まで折り畳まれたとき、切り替え装置によってケーブル部材の一端部が引っ張られ、ケーブル部材の他端部に連結されるロック装置22のロックを解除する構成となっている。ケーブル部材が常に引っ張られることで、ロック装置22はロック不能状態に維持される。
次に、回動リンク30がシートクッション2を収納位置まで移動させるように回転し始めると、着脱脚20は、回動リンク30の回転に連動してシートクッション2側に折り畳まれるように回転し始める。
詳しく言うと、着脱脚20の上端と回動リンク30の上端とが、伝達部材40によって連結されており、回動リンク30の回転が伝達部材40によって着脱脚20に伝達される。その結果、着脱脚20は、回動リンク30がシート後方に回転し始めると、シートクッション2側に折り畳み回転し始めるようになる。
次に、シートクッション2が、図8(a)に示すように、収納位置に向かって所定位置まで到達したとき、言い換えれば、回動リンク30及び着脱脚20が所定の回転位置まで到達したとき、不図示の切り替え装置によってケーブル部材の一端が引っ張られた状態から解放され、ケーブル部材の他端に連結されるロック装置22は、ロック不能状態から、ロック可能状態へ切り替わることになる。
上記一連の動作によって、図8(b)に示すように、シート本体を構成するシートクッション2及びシートバック1が収納位置に収納され、車両用シートSが収納状態に移動する。
図8(b)は、シートクッション2の前端部分が部分断面図となっている。シート本体が収納状態のときに、表皮2bにおいて表皮張り出し部2bcは、シート前後方向においてシート側取り付け部材50とフロア側ベース部材60との間に収容されている。
<シート復帰動作について>
次に、図9、図10に基づいて車両用シートSを収納状態から使用状態へ復帰させる動作を説明する。
車両用シートSを収納状態から使用状態へ復帰させるときには、図9に示すように、例えば、乗員が所定位置を掴んでシート本体を上方に引き起こす。
回動リンク30は、シート本体を引き起こすことで、シートクッション2を着座位置に移動させるようにリンク回動軸を中心としてシート前方側に回転する。
このとき、着脱脚20は、回動リンク30の回転に連動して、シートクッション2側に折り畳まれた状態から脚回動軸21を中心としてシート前方側に回転する。
シート本体が、図10(a)に示すように、完全に上方に引き起こされた時点で、着脱脚20の係合フック23とストライカ24とがロック装置22によってロックされる。
次に、シート本体を引き起こし後、シートバック1をシートクッション2側に折り畳まれた状態から起立状態に引き起こす。
シートバック1が、図10(b)に示すように、所定の回転位置まで引き起こされたとき、使用状態の位置に戻る。
上記一連の動作によって、車両用シートSが使用状態に復帰完了する。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、車両用シートSは、シートクッション2をシート後方に形成した収納凹部に収納可能な構成となっているが、特に限定されることなく、例えば、シートクッション2をシート前方に形成した収納凹部に収納可能な構成としても良い。
その場合、着脱脚20と回動リンク30とのシート前後方向の位置関係が逆の配置になることが望ましい。
上記実施形態において、図5に示すように、シート側取り付け部材50側に係合凸部が形成され、フロア側ベース部材60側に係合穴が形成されているが、特に限定されることなく、逆にシート側取り付け部材50側に係合穴が形成され、フロア側ベース部材60側に係合凸部が形成されていても勿論良い。
さらに係合穴が、貫通穴に限定されることなく凹部形状の穴として形成されても良い。
上記実施形態において、図5に示すように、第1係合凸部53と第1係合穴63が嵌合している部分と、第2係合凸部57と第2係合穴64が嵌合している部分とが互いに直交する方向に延びているが、特に限定されることなく、少なくとも交差方向に延びていれば良い。
さらに上記嵌合部分は、2つに限定されることなく複数設けられていても良い。
上記実施形態において、図6に示すように、シートクッション2の前端部分が、特許請求の範囲におけるシートクッションの外縁部分の例として説明されているが、特に前端部分に限定されることなく、外縁部分を後端部分、右端部分、左端部分に適用しても勿論良い。
上記実施形態において、図6に示すように、表皮2bは、下側表皮2baと、上側表皮2bbと、上側表皮2bbの一部となる表皮張り出し部2bcと、を別体に備えた構成となっているが、特に限定されることなく、これら表皮が共通の一枚の生地からなる構成としても勿論良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる収納可能な車両用シートについて説明したが、これに限定されることなく、電車、バス等の車両用シートのほか、飛行機、船等の乗物用シートとしても利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る車両用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、回動リンク30、シート側取り付け部材50及びフロア側ベース部材60の配置や構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
S 車両用シート
1 シートバック
1a,2a クッションパッド
1b,2b 表皮
2 シートクッション
2ba 下側表皮
2bb 上側表皮
2bc 表皮張り出し部
2bd 可撓性プレート
10 リクライニング装置
11 回動軸
20 着脱脚
21 脚回動軸
22 ロック装置
23 係合フック
24 ストライカ
30 回動リンク
31 第1リンク
31a 第1リンク回動軸
32 第2リンク
32a 第2リンク回動軸
33 第3リンク
33a 第3リンク回動軸
34 取り付け軸
35 ピストンダンパ
40 伝達部材
41 伝達本体部
42 伝達回動軸
43 伝達リンク
44 伝達リンク回動軸
50 シート側取り付け部材
51 第1取り付け部材
51a 後壁部
51b 左側壁部
51c 右側壁部
52 第1軸穴
53 第1係合凸部
53a 掛け止め部
55 第2取り付け部材
55a 側壁部
55b 底壁部
56 第2軸穴
57 第2係合凸部
60 フロア側ベース部材
61 底壁部
62 側壁部
62a 被取り付け穴
63 第1係合穴
64 第2係合穴
65 フランジ
66 補強ビード
67 切欠き部(位置決め部)
70 シート側カバー
71 第1シート側カバー
71a フランジ部
72 第2シート側カバー
80 フロア側カバー
81 底壁部
82 側壁部
90 リンクカバー
91,92 第1リンクカバー
93 第2リンクカバー

Claims (11)

  1. 着座部となるシートクッションと、該シートクッションに取り付けられ、背もたれ部となるシートバックと、を有するシート本体を備え、
    該シート本体を車体フロアに形成された収納位置に収納可能な車両用シートであって、
    一端側が前記シート本体に取り付けられ、該シート本体を前記収納位置側へ移動させるために前記車体フロアに対して回動する回動リンクと、
    該回動リンクの他端側に取り付けられ、前記車体フロア上に設けられたフロア側ベース部材に連結されるシート側取り付け部材と、を備え、
    該シート側取り付け部材及び前記フロア側ベース部材のうち、一方に設けられた係合凸部が、他方に設けられた係合穴に対して嵌め込まれ
    前記係合穴と前記係合凸部とが嵌合している嵌合部分は、異なる位置に複数設けられ、
    複数の前記嵌合部分が、互いに交差する方向に延びて配置されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記係合穴は、前記フロア側ベース部材に設けられた貫通穴であって、
    前記係合凸部は、前記シート側取り付け部材に設けられ、前記貫通穴に貫通して嵌め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記フロア側ベース部材及び前記シート側取り付け部材のうち、少なくとも一方において前記嵌合部分の周辺部分には、段差状の補強ビードが設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  4. 少なくとも1つの前記嵌合部分は、前記補強ビードに囲まれていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  5. 前記フロア側ベース部材は、前記車体フロア上に形成された収納凹部に設けられ、該収納凹部の底面上に取り付けられる底壁部と、該底壁部から連続して延びて前記収納凹部の内側面上に取り付けられる側壁部と、を有し、
    前記補強ビードは、前記底壁部から前記側壁部にわたって延びていることを特徴とする請求項又はに記載の車両用シート。
  6. 前記底壁部は、前記側壁部が設けられた側とは反対側において、前記収納凹部の底面上に設けられた被位置決め部に位置決め可能な位置決め部を有していることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  7. 前記係合穴は、貫通穴であって、
    前記係合凸部において前記貫通穴を貫通した突出部分には、前記貫通穴の周辺部分に掛け止めするための掛け止め部が設けられていることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記フロア側ベース部材を外側から覆うフロア側カバーを備え、
    該フロア側カバーには、複数の前記嵌合部分の間に配置され、前記フロア側ベース部材に設けられた被取り付け部に取り付け可能な取り付け部が設けられていることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  9. 前記シート側取り付け部材を外側から覆うシート側カバーを備え、
    該シート側カバーは、前記フロア側ベース部材に向かって延出し、
    延出した部分が、前記フロア側ベース部材に当接し、該フロア側ベース部材の面に沿って拡がっていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  10. 前記シートクッションは、クッションパッドと、該クッションパッドを被覆する表皮と、を少なくとも有し、
    該表皮は、前記シートクッションの底部に配置される下側表皮と、前記シートクッションの上部に配置され、前記シートクッションの外縁部分において前記下側表皮よりも外側に一部張り出すように設けられる上側表皮と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  11. 前記上側表皮において外側に張り出した部分は、下方に向かって延びており、
    下方に延びている部分が、前記シート本体が収納されたときに、前記シート側取り付け部材と前記フロア側ベース部材の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
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