JP4639358B1 - 引き戸用手摺、引き戸装置 - Google Patents

引き戸用手摺、引き戸装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4639358B1
JP4639358B1 JP2010102602A JP2010102602A JP4639358B1 JP 4639358 B1 JP4639358 B1 JP 4639358B1 JP 2010102602 A JP2010102602 A JP 2010102602A JP 2010102602 A JP2010102602 A JP 2010102602A JP 4639358 B1 JP4639358 B1 JP 4639358B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
handrail
guide rail
rotating roller
handrail bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010102602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011231513A (ja
Inventor
嘉孝 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K-PLOT'DUCTS CO.,LTD.
Original Assignee
K-PLOT'DUCTS CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by K-PLOT'DUCTS CO.,LTD. filed Critical K-PLOT'DUCTS CO.,LTD.
Priority to JP2010102602A priority Critical patent/JP4639358B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4639358B1 publication Critical patent/JP4639358B1/ja
Priority to PCT/JP2011/060038 priority patent/WO2011136164A1/ja
Publication of JP2011231513A publication Critical patent/JP2011231513A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B7/00Special arrangements or measures in connection with doors or windows
    • E06B7/28Other arrangements on doors or windows, e.g. door-plates, windows adapted to carry plants, hooks for window cleaners
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F11/00Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening
    • E05F11/02Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for wings in general, e.g. fanlights
    • E05F11/08Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for wings in general, e.g. fanlights with longitudinally-moving bars guided, e.g. by pivoted links, in or on the frame
    • E05F11/12Mechanisms by which the bar shifts the wing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F11/00Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening
    • E05F11/02Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for wings in general, e.g. fanlights
    • E05F11/08Man-operated mechanisms for operating wings, including those which also operate the fastening for wings in general, e.g. fanlights with longitudinally-moving bars guided, e.g. by pivoted links, in or on the frame
    • E05F11/12Mechanisms by which the bar shifts the wing
    • E05F11/14Mechanisms by which the bar shifts the wing directly, i.e. without links, shifting the wing, e.g. by rack and gear or pin and slot
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefore
    • E05Y2201/60Suspension or transmission members; Accessories therefore
    • E05Y2201/622Suspension or transmission members elements
    • E05Y2201/676Transmission of human force
    • E05Y2400/3013

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】引き戸が敷居の凹凸から脱落しても引き戸自体が転倒することなく、手摺自体も脱落することなく、使用者が安全に手摺を把持して移動でき、且つ引き戸が開いた状態では手摺棒が開口部への人や物の出入に支障とならない引き戸用手摺を提供すること。
【解決手段】引き戸1と、ヒンジ機構5と、手摺棒4と、案内レール8と、回転ローラ7とを備え、引き戸1が閉じた状態では、手摺棒4は引き戸1の正面に対向した位置で略水平状態でヒンジ機構5と回転ローラ7を介して引き戸1と案内レール8に支持され、引き戸1に開く方向の力が作用すると回転ローラ7が案内レール7に沿って回転移動し手摺棒4をヒンジ機構5を中心に回動させ他端を上方に押上げ、引き戸の全開状態では手摺棒4は所定角度で傾斜した状態又は垂直状態でヒンジ機構5と回転ローラ7を介して引き戸1と案内レール7に支持される。
【選択図】図1

Description

本発明は引き戸の正面に対向して取り付けられ、引き戸の開閉に連動し閉じ状態では略水平状態を維持し、引き戸の開き動作に連動し回動し全開状態では所定角度で傾斜又は垂直状態となる引き戸用手摺及び該引き戸用手摺を取り付けた引き戸装置に関するものである。
高齢者や身体障害者が安全に移動するため容易に把持できる手摺が必要である。そのため屋内外の階段に手摺が設けられ、更に屋内の廊下や室内の壁にも手摺が設けられている。例えば、廊下に面している部屋の出入口には人の出入の邪魔になる等の理由で手摺が設けられない場合が多い。高齢者や身体障害者にとって部屋の出入口を横切って移動する場合、手摺がないと容易に移動ができない。そこで部屋の出入口に設けた引き戸の正面にも手摺を設け、高齢者や身体障害者が容易に把持できるようにする必要がある。従来この種の引き戸正面に取り付ける手摺として特許文献1及び2に開示されたものがある。
特開平10−96375号公報 特開平11−350694号公報
特許文献1に開示された手摺付き扉は、壁面寄りに位置する引き戸の手摺の軸と、奥に位置する引き戸の手摺の軸を同一線上に位置させ、奥に位置する引き戸の手摺の端部を壁面寄りの引き戸の手摺の内部に挿入するように構成している。また、特許文献2に開示された手摺装置は壁開口部に設けられる引き戸に可動手摺棒を設け、引き戸の閉鎖状態で可動手摺棒と開口部に隣接する壁部に設けられた固定手摺とを略接続するよう配置している。
しかしながら、引用文献1及び2に開示されたものは、手摺や可動手摺棒を引き戸の正面に取り付ける構成であるので、引き戸が敷居の凹凸から脱落し、転倒すると使用者も一緒に転倒するという安全上の問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、引き戸が敷居の凹凸から脱落しても引き戸自体が転倒することなく、手摺自体も脱落することなく、使用者が安全に手摺を把持して移動でき、且つ引き戸が開いた状態では手摺棒が引き戸が取り付けられた開口部の出入に支障とならない引き戸用手摺及び該引き戸用手摺を取り付けた引き戸装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、引き戸に一端又は該一端の近傍がヒンジ機構で回転自在に支持された手摺棒と、引き戸とは別体の固定体に取り付けられた案内レールと、手摺棒にヒンジ機構から他端側に所定の間隔を設けて回転自在に取り付けられた案内レールに沿って移動する回転ローラとを備え、案内レールは引き戸の開く方向に向って所定の曲率で水平状態から垂直状態に至るか又は所定角度傾斜して直線状に上昇する構成であり、且つ断面が凹状でその底部が回転ローラが回転する転走面となる回転ローラ転走溝を有する構成であり、引き戸が閉じた状態では、手摺棒は引き戸正面に対向した位置で略水平状態でヒンジ機構と回転ローラを介して引き戸と案内レールに支持され、引き戸に開く方向の力が作用すると回転ローラが案内レールに沿って回転移動し手摺棒の他端を上方に押上げ、引き戸が全開状態では手摺棒は所定角度で傾斜した状態又は垂直状態でヒンジ機構と回転ローラを介して引き戸と案内レールに支持されることを特徴とする引き戸用手摺にある。
また、本発明は、上記引き戸用手摺において、案内レールは引き戸とは別体の支柱に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明は、上記引き戸用手摺において、手摺棒の他端又はその近傍にロープの一端を取り付け、該ロープの他端は手摺棒の他端の押上げ荷重を軽減させるバランス用巻上下機構に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明は、1個又は複数個の引き戸装置を備えた引き戸装置であって、各引き戸に引き戸用手摺を取り付けたことを特徴とする。
また、本発明は、上記引き戸装置において、引き戸が全閉位置で敷居の凹状溝内でガタついたり、該凹状溝から脱落するのを防止する敷居ガタ付き脱落防止機構を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、引き戸が閉じた状態では、手摺棒は引き戸正面に対向した位置で略水平状態でヒンジ機構と回転ローラを介して引き戸と案内レールに支持され、引き戸に開く方向の力が作用すると回転ローラが案内レールに沿って回転移動し手摺棒の他端を上方に押上げ、引き戸が全開状態では手摺棒は所定角度で上方に傾斜又は垂直状態でヒンジ機構と回転ローラを介して引き戸と案内レールに支持されるので、引き戸が全閉状態にあるときは手摺棒を通常の安定した手摺として使用でき、引き戸の全開状態では手摺棒が所定角度で上方に傾斜又は垂直状態にあるから引き戸を開くことにより形成される開口部への人や物の出入の支障とならない。
また、案内レールがその断面が凹状でその底部が回転ローラが回転する転走面となる回転ローラ転走溝を有する構成であるから、回転ローラは回転ローラ転走溝から脱落することなく、手摺棒はヒンジ機構と回転ローラを介して引き戸と固定体に取り付けられた案内レールに安定して支持されることになる。
また、本引き戸用手摺を取り付けた引き戸装置の引き戸が全閉位置で敷居の凹状溝内でガタ付たり該凹状溝から脱落するのを防止する敷居ガタ付き脱落防止機構を備えているので、人が手摺棒を把持して引っ張っても引き戸は鴨居の凹凸部から外れて転倒することがないから、手摺棒は通常の安定した手摺としての作用を十分に果たすことができる。
本発明に係る引き戸用手摺を用いた引き戸装置の構成を示す図である。 本発明に係る引き戸用手摺の案内レールの概略構成を示す図である。 本発明に係る引き戸装置の引き戸が全閉した状態を示す図である。 本発明に係る引き戸装置の引き戸が全開した状態を示す図である。 本発明に係る引き戸用手摺の動作を説明するための図である。 本発明に係る引き戸装置の引き戸の敷居ガタ付脱落防止機構の概略構成を示す図である。 本発明に係る引き戸用手摺を用いた他の引き戸装置の構成を示す図である。 回転ローラの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は本発明に係る引き戸用手摺を用いた引き戸装置の構成を示す図で、図1(a)は正面図、図1(b)は縦断面図である。図において、1は引き戸であり、該引き戸1の上端部はハンガーレール13を介して鴨居11に吊り下げらされており、下端部はブレ止め部材15を介して敷居12に形成された凹状溝14に係合されている。なお、図示は省略するが、引き戸1の下端面に凹状溝を設け、敷居12の上面に該凹状溝に係合するブレ止め部材を設ける場合もある。図1(a)の実線は引き戸1の一側面1bが柱2の側面2aに当接した状態、即ち引き戸1が全閉した状態を示す。3は引き戸1の正面に片側近傍に取り付けられた引き手であり、該引き手3を把持し、引き戸1を矢印A方向に移動させ、全開状態になると2点鎖線に示す位置(図の右側の位置)となる。なお、引き戸1の2点鎖線で示されていない部分は、図示は省略するが図の右側に位置する戸袋に収納される。
4は引き戸用手摺の手摺棒であり、該手摺棒4の一端部はヒンジ機構(ボールベアリング付)5を介して引き戸1の側面に回動自在に取り付けられている。手摺棒4の他端にはブラケット6を介して回転ローラ7が回転自在に取り付けられている。8は前記回転ローラ7が回転して移動する案内レールであり、該案内レール8は後に詳述する回転ローラが転走する転走面を有する案内溝を有している。案内レール8は鴨居11と敷居12に固定された支柱9に取り付けられている。なお、案内レール8を取り付ける部分は支柱に限定されるものではなく、例えば引き戸1とは別体の壁等の固定体に所定部材を介して固定してもよい。
図2は本発明に係る引き戸用手摺の他端部とそれに係合する案内レール8の一端部の構成(案内レール8は断面を示す)を示す図である。手摺棒4は引き戸1が図1の実線で示す全閉状態では、引き戸1の正面に該正面から所定間隔Gだけ離れた位置に略水平状態でヒンジ機構5と回転ローラ7を介して引き戸1と案内レール8に支持されている。この全閉状態から、引き手3を把持して引き戸を矢印A方向に移動させると、手摺棒4に矢印A方向の力が作用する。この矢印A方向の力が作用すると回転ローラ7は矢印B方向に回転し、案内レール8の転走面8aを転走しながら二点鎖線で示すように上昇(押上げ)し、引き戸1が全開した状態では手摺棒4は図1の二点鎖線で示す位置、即ち手摺棒4は略垂直状態となる。
なお、図示は省略するが、案内レール8には、回転ローラ7が脱落することなく安定して回転するための凹状の回転ローラ転走溝が形成されており、該回転ローラ転走溝の底面が転走面8aとなっている。また、案内レール8の下端部には手摺棒4の先端にブラケット6を介して取り付けた回転ローラ7が落下するのを防止するためのストッパーを兼ねたエンドキャップ8bが取り付けられている。
図3は引き戸1の全閉状態を、図4は引き戸1の全開状態を示す。図3に示すように、全閉状態で手摺棒4は引き戸1の正面に対向して略水平状態に維持されている。この状態で引き戸1に開き方向(矢印A方向)の力が作用すると、この力を受けて手摺棒4の他端にブラケット6を介して取り付けた回転ローラ7が案内レール8の上記回転ローラ転走溝底面の転走面8aを回転しながら上昇(押上げ)する。これに伴って手摺棒4はヒンジ機構5を中心に反時計方向に回動し、全開位置では図4に示すように、引き戸1の片側に略垂直状態になる。この状態でも手摺棒4はヒンジ機構5と回転ローラ7を介して引き戸1と案内レール8に支持されている。そして引き戸1の全開状態では、引き戸1が移動することにより形成された開口部10内には手摺棒4は位置していないから、人や物が開口部10を出入するのに支障とならない。
図5は引き戸1が開き方向に移動するに伴い、手摺棒4が水平位置から垂直位置に変位する状態を説明するための概念図である。図示するように手摺棒4に引き戸1の開き方向(矢印A方向)の力が作用すると、手摺棒4はヒンジ機構5を中心に水平位置から徐々に回動(図では反時計方向に回動)すると共に、その他端部は上昇し、引き戸1が全開状態で略垂直状態となる。このとき引き戸1の開き開始から手摺棒4の他端部がスムーズに上昇していくためには、回転ローラ7が案内レール8の転走面8aをスムーズに回転し転走する必要がある。そのため案内レール8の回転ローラ7の転走面8aを図2に示すように水平状態から垂直状態になるまで所定の曲率に設定することが必要となる。
また、引き戸1の開き開始から手摺棒4がヒンジ機構5を中心にスムーズに反時計方向に回動するのを助けるために、手摺棒4の他端に取り付けたブラケット6にロープ16の一端を係止し、該ロープ16の他端を例えばバネ駆動の巻上下ローラ等で構成されるバランス用巻上下機構17に取り付けることにより、手摺棒4の他端の押上荷重を軽減させることが可能となる。なお、バランス用巻上下機構17としてはロープ16を滑車を経由して下降させ、その下端に手摺棒4の重量とバランスする錘を吊り下げることにより、手摺棒4の他端の押上げ荷重を軽減させる構成を採用することが可能となる。
上記構成の引き戸用手摺を取り付けた引き戸装置において、引き戸1が全閉状態で安定している必要がある。引き戸1が敷居との間でガタつくと、手摺棒4が引き戸1と共にガタつくことになり、手摺棒4を利用する人に不安感を与える。例えば引き戸の下端と敷居の凹状溝との間に磨耗等により大きな間隙があると、引き戸がガタツク場合が多い。このような場合、引き戸のガタツキや脱落を防止する敷居ガタ付脱落防止機構を設けるとよい。
図6は引き戸1のガタつきや脱落を防止する敷居ガタ付脱落防止機構の一概略構成例を示す図である。図示するように、引き戸1の全閉時引き戸1の側端面1bが当接する柱2の側面に突起部20を設けると共に、引き戸1の側端面には該突起が挿入される穴21を設け、引き戸1の全閉時に柱2の突起部20が引き戸1の穴21にガタつきなく挿入される構成とすれば、引き戸1の全閉時のガタつきや敷居又は鴨居からの脱落を防止できる。なお、敷居ガタ付脱落防止機構は突起部20を引き戸1側に、穴21を柱2側に設けて構成してもよい。また、敷居ガタ付脱落防止機構は1個ではなく、例えば柱2と引き戸1が当接する部分の上下の2箇所又はそれ以上に設けてもよい。
上記実施形態例では、引き戸1を一個備えた引き戸装置を示したが、引き戸1は一個に限定されるものではなく、例えば図7に示すように、左右に二個の引き戸1、1を設けると共に、中央部に二本の支柱9、9を設け、それぞれの支柱2、2に案内レール8、8を設け、それぞれの引き戸1は中央に向って矢印A、Aに示すように移動させることにより開く構成としてもよい。なお、図示は省略するが、支柱9、9及び案内レール8、8をそれぞれ図7とは反対側に設け、左右の引き戸を反中央側(矢印A、Aと反対方向)に移動させることにより、夫々の引き戸を開くように構成してもよい。また、引き戸1の数は3個以上でもよい。
また、上記引き戸装置では、図4に示すように、引き戸1の全開状態では手摺棒4が開口部10の側部に収まるように案内レール8を配置したが、例えば開口部10の外側に引き戸が全開状態時に手摺棒4を収納する手摺棒収納部を設けるようにしてもよい。このように手摺棒収納部を設けた場合、全開状態で手摺棒4は必ずしも垂直状態にある必要がなく、手摺棒収納部に収納される範囲で所定の角度で上方に傾斜した状態としてもよい。この場合は案内レール8の転走面8aの曲率は全開状態で手摺棒4が垂直状態になる場合より、緩やかにすることが可能である転走面の設定が容易となる。また、この場合は案内レール8の転走面8aは所定角度傾斜して直線状に上昇する転走面でもよい。


なお、上記構成の引き戸装置において、手摺が使用されているとき、又は付近に人がいるとき、引き戸1の裏側にいる者がそれを知らずに引き戸1を開くと危険である。このようなことを防ぐため、手摺を使用している人又は引き戸1の正面側で手摺近傍に居る人を検知するセンサを設け、該センサが人を検知した場合、引き戸1が開閉すると危険である旨を表示するランプ等の表示手段、或いは音声で例えば「引き戸の正面側に人が居ります、引き戸を開閉しないで下さい」等の現在引き戸を開閉しては危険である旨を促すメッセージ発声手段、或いは引き戸をロックして強制的に開閉を阻止する手段のいずれか1つ又は2以上を設けてもよい。また、引き戸1の正面側に人が居るか居ないかを確認できる穴或いは透明なガラス板やプラスチック板を具備する窓を設けてもよい。
図8は回転ローラ7の構成例を示す図であり、図8(a)は正面断面図、図8(b)は側面図である。図示するように回転ローラ7は環状のベアリング7aを具備し、該ベアリング7aの外環に樹脂又はゴム層7bを設けた構成である。ベアリング7aの中心部に設けた穴7cに図示しない軸を嵌挿し、該軸の両端をブラケット6に固着(ブラケット6が所定の間隔で2枚設けられている場合)又は該軸の片端をブラケット6に固着(ブラケット6が1枚設けられている場合)する。回転ローラ7を上記のように構成することにより、樹脂又はゴム層7bが案内レール8の転走面8aを転走することになり、転走時の騒音を回避できる。また、ローラ7は上記構成に限定されるものではなく、例えば全体を筒状の樹脂材で構成し、該樹脂材がブラケット6に固着された軸の回りを回転するように構成してもよい。要はブラケット6に固着された軸の回りを回転できる構成であればどのような構成でもよい。
以上、本発明の実施形態例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造であっても、本願発明の作用効果を奏する以上、本願発明の技術範囲である。例えば、上記実施形態例では吊り下げ式引き戸を例に説明したが、例えば上下の鴨居敷居の凹状溝に引き戸の上下端面に凸条突起が係合した摺動する構成の引き戸を有する引き戸装置にも本発明に係る引き戸用手摺は使用できる。
本発明は、引き戸が閉じた状態では、手摺棒は引き戸正面に対向した位置で略水平状態でヒンジ機構と回転ローラを介して引き戸と案内レールに支持され、引き戸に開く方向の力が作用すると回転ローラが案内レールに沿って回転移動し手摺棒の他端を上方に押上げ、引き戸が全開状態では手摺棒は所定角度で上方に傾斜した状態又は垂直状態でヒンジ機構と回転ローラを介して引き戸と案内レールに支持されるので、引き戸が全閉状態にあるときは手摺棒を通常の安定した手摺として使用でき、引き戸が全開状態では手摺棒が所定角度で上方に傾斜した状態又は垂直状態にあるから引き戸を開くことにより形成される開口部への人や物の出入の支障とならない引き戸用手摺及び該引き戸用手摺を備えた引き戸装置として利用することができる。
1 引き戸
2 柱
3 引き手
4 手摺棒
5 ヒンジ機構
6 ブラケット
7 回転ローラ
8 案内レール
9 支柱
10 開口部
11 鴨居
12 敷居
13 ハンガーレール
14 凹状溝
15 ブレ止め部材
16 ロープ
17 バランス用巻上下機構
20 突起部
21 穴

Claims (5)

  1. 引き戸に一端又は該一端の近傍がヒンジ機構で回転自在に支持された手摺棒と、前記引き戸とは別体の固定体に取り付けられた案内レールと、前記手摺棒に前記ヒンジ機構から他端側に所定の間隔を設けて回転自在に取り付けられ前記案内レールに沿って移動する回転ローラとを備え、
    前記案内レールは前記引き戸の開く方向に向って所定の曲率で水平状態から垂直状態に至るか又は所定角度傾斜して直線状に上昇する構成であり、且つ断面が凹状でその底部が前記回転ローラが回転する転走面となる回転ローラ転走溝を有する構成であり、
    前記引き戸が閉じた状態では、前記手摺棒は前記引き戸正面に対向した位置で略水平状態で前記ヒンジ機構と前記回転ローラを介して前記引き戸と前記案内レールに支持され、
    前記引き戸に開く方向の力が作用すると前記回転ローラが案内レールに沿って回転移動し前記手摺棒の他端を上方に押上げ、前記引き戸が全開状態では前記手摺棒は所定角度で傾斜した状態又は垂直状態で前記ヒンジ機構と前記回転ローラを介して前記引き戸と前記案内レールに支持されることを特徴とする引き戸用手摺。
  2. 請求項1に記載の引き戸用手摺において、
    前記案内レールは前記引き戸とは別体の支柱に取り付けられていることを特徴とする引き戸用手摺。
  3. 請求項1又は2に記載の引き戸用手摺において、
    前記手摺棒の他端又はその近傍にロープの一端を取り付け、該ロープの他端は前記手摺棒の他端の押上げ荷重を軽減させるバランサ用巻上下機構に取り付けられていることを特徴とする引き戸用手摺。
  4. 1個又は複数個の引き戸を備えた引き戸装置であって、
    前記各引き戸に請求項1乃至3のいずれか1項に記載の引き戸用手摺を取り付けたことを特徴とする引き戸装置。
  5. 請求項に記載の引き戸装置において、
    前記引き戸が全閉位置で敷居の凹状溝内でガタついたり、該凹状溝から脱落するのを防止する敷居ガタ付き脱落防止機構を備えていることを特徴とする引き戸装置。
JP2010102602A 2010-04-27 2010-04-27 引き戸用手摺、引き戸装置 Active JP4639358B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010102602A JP4639358B1 (ja) 2010-04-27 2010-04-27 引き戸用手摺、引き戸装置
PCT/JP2011/060038 WO2011136164A1 (ja) 2010-04-27 2011-04-25 引き戸用手摺、引き戸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010102602A JP4639358B1 (ja) 2010-04-27 2010-04-27 引き戸用手摺、引き戸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4639358B1 true JP4639358B1 (ja) 2011-02-23
JP2011231513A JP2011231513A (ja) 2011-11-17

Family

ID=43768702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010102602A Active JP4639358B1 (ja) 2010-04-27 2010-04-27 引き戸用手摺、引き戸装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4639358B1 (ja)
WO (1) WO2011136164A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6174304B2 (ja) * 2012-06-13 2017-08-02 ケイ・プロダクツ株式会社 引き戸用手摺、引き戸装置
CN104453659B (zh) * 2014-07-02 2017-10-27 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 一种消除对开式门的对缝阶差的机构
JP6528323B2 (ja) * 2015-09-07 2019-06-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 引き戸

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160771U (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 日本軽金属株式会社 障子外れ止め装置
JPH02261183A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Nabuko Syst Kk 引戸装置
JPH0374994A (ja) * 1989-08-16 1991-03-29 Sony Corp 測定信号発生器
JPH1096375A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Ykk Architect Prod Kk 手摺付き扉
JP2001115721A (ja) * 1999-10-14 2001-04-24 Miwa Lock Co Ltd 引戸用ガードアーム錠
JP2004036078A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Hokuriyou Denko Kk 上げ下げ窓用のバランサ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000336877A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Matsushita Electric Works Ltd 手すりの取付構造
JP2002138773A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Sankyo Alum Ind Co Ltd 手摺付き引戸
JP2010216217A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Oshida Kogyosho:Kk 引き戸用手摺り

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160771U (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 日本軽金属株式会社 障子外れ止め装置
JPH02261183A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Nabuko Syst Kk 引戸装置
JPH0374994A (ja) * 1989-08-16 1991-03-29 Sony Corp 測定信号発生器
JPH1096375A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Ykk Architect Prod Kk 手摺付き扉
JP2001115721A (ja) * 1999-10-14 2001-04-24 Miwa Lock Co Ltd 引戸用ガードアーム錠
JP2004036078A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Hokuriyou Denko Kk 上げ下げ窓用のバランサ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011136164A1 (ja) 2011-11-03
JP2011231513A (ja) 2011-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4709782A (en) Skid-out highrise fire escape device
AU2015415834B2 (en) Hydraulic elevating platform having no guide rails and elevating method
JP4639358B1 (ja) 引き戸用手摺、引き戸装置
US6367898B1 (en) Cabinet assembly
KR100971547B1 (ko) 자전거 보관대
JP6174304B2 (ja) 引き戸用手摺、引き戸装置
KR102140875B1 (ko) 턴테이블을 갖는 주차장치의 슬림형 주행카트
CA2871896C (en) Stairwell lift
CN211817865U (zh) 一种装配式建筑调节支撑结构
JP2009249914A (ja) 折戸の倒れ防止機構
JP2017150260A (ja) 引き戸用手摺、引き戸装置
JP5077014B2 (ja) エレベータロープ振れ止め装置
KR20210029539A (ko) 휠체어용 리프트
KR200255890Y1 (ko) 전동차량 안전발판
US4396094A (en) Retractable trolley escape capsule
JP6533992B2 (ja) 引き戸用手摺の取付構造、引き戸装置
US20050005522A1 (en) Mezzanine safety gate
JPH10238206A (ja) 引き戸
JP4476600B2 (ja) 伸縮式開閉案内装置と該装置を備えた建具
CN218759088U (zh) 一种基于地坑式智能立体车库的人车防坠系统
KR102630862B1 (ko) 엘리베이터 점검용 사다리
JPH10339062A (ja) 吊戸装置
JP2012020843A (ja) エレベータのドア装置
KR100898000B1 (ko) 엘리베이터의 승강장측 출입문 이탈 방지장치
JP2005119765A (ja) 車椅子の段差解消機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4639358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250