JP2004036078A - 上げ下げ窓用のバランサ装置 - Google Patents

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Hiroyuki Yamada
山田 浩之
Chihiro Kimata
木全 千裕
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Toyo Bussan Co Ltd
Hokuryo Denko Co Ltd
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Toyo Bussan Co Ltd
Hokuryo Denko Co Ltd
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Abstract

【課題】任意の重量の窓に適用可能とする。
【解決手段】ラジアルボールベアリング13を介して固定軸11に装着するワイヤ16用のリール12と、リール12を巻取り方向に付勢するうず巻ばね14とを設ける。
調節ねじ15を介してラジアルボールベアリング13にスラスト荷重を与えると、スラスト荷重に応じて回転抵抗が発生し、うず巻ばね14によるワイヤ16の巻取り張力を相殺してワイヤ16の有効張力を任意に設定することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、任意の重量の窓に広く適用することができる上げ下げ窓用のバランサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上下に開閉する建築物等の上げ下げ窓は、開閉の際に必要な操作力を小さくするために、窓の重量に適合する重錐を使用している。
【0003】
すなわち、上枠に組み込むガイドシーブにワイヤを掛け、ワイヤの一端を窓に連結し、ワイヤの他端に窓の重量と等価の重錐を連結することにより、窓の重量とバランスさせることができる。なお、重錐は、例えば竪枠内に設ける空洞内に収納し、窓の開閉に伴って空洞内を上下に移動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、重錐は、窓の重量に適合させる必要があるから、多品種少量生産となって生産管理が面倒である上、竪枠の空洞内に収納されているから、竪枠の構造が複雑になる上、ワイヤの万一の破断があると、修復工事が煩雑であり、製造上、保守上のいずれにおいても極めて厄介であるという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、リールを固定軸に装着するためのラジアルボールベアリングのスラスト荷重を調節することによって、厄介な重錐を使用することなく、任意の重量の窓に広く適用することができる上げ下げ窓用のバランサ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、固定軸と、ラジアルボールベアリングを介して固定軸に装着し、窓に連結するワイヤを巻き取るリールと、リールを巻取り方向に付勢するうず巻ばねと、ラジアルボールベアリングに与えるスラスト荷重を調節設定する調節ねじとを備えることをその要旨とする。
【0007】
なお、調節ねじは、固定軸の軸端にねじ込むことができる。
【0008】
また、リールは、固定軸が軸方向に貫通する円錐台形に形成し、径方向に開口するワイヤ用のガイド溝を周壁面上にうず巻状に形成してもよい。
【0009】
さらに、うず巻ばねは、固定軸上においてリールとともに回転するばねケースに収納し、固定軸に一端を係止し、ばねケースの外周に他端を係止することができる。
【0010】
【作用】
かかる発明の構成によるときは、リールを固定軸に装着するラジアルボールベアリングは、調節ねじを介してスラスト荷重を設定することにより、その回転抵抗を大幅に、しかも円滑に調節し、うず巻ばねによるワイヤの巻取り張力を有効に相殺することができる。すなわち、ラジアルボールベアリングは、調節ねじを介してスラスト荷重を調節し、回転抵抗を変えることにより、ワイヤに連結する窓の重量に対し、ワイヤの有効張力を適切にバランスさせることができる。
【0011】
調節ねじは、固定軸の軸端にねじ込むことにより、外部から容易に調節することができる。なお、このときのリールは、ラジアルボールベアリングを介し、固定軸の軸端部に装着するものとする。
【0012】
円錐台形のリールは、周壁面にワイヤ用のガイド溝をうず巻状に形成することにより、ワイヤが絡まるおそれがなく、ワイヤの巻取り、巻戻しを極めて円滑にすることができる。
【0013】
うず巻ばねは、ばねケースに収納することにより、有害な外部雰囲気から有効に保護することができる。なお、ばねケースは、リールを装着する固定軸を軸方向に貫通させ、固定軸上においてリールと並べて配列するものとする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0015】
上げ下げ窓用のバランサ装置は、固定軸11と、ラジアルボールベアリング13を介して固定軸11に装着するリール12と、うず巻ばね14と、調節ねじ15とを備えてなる(図1、図2)。なお、リール12は、窓Wに連結するワイヤ16を巻き取り、うず巻ばね14は、ばねケース17に収納されている。
【0016】
固定軸11は、短い雄ねじ部11aの基部の平行部11b、11bをベース板21の長孔21aに挿入し、ナット11cを雄ねじ部11aに螺合することにより、ベース板21上に回転不能に立設されている。なお、固定軸11には、軸方向に長いスリット11dが雄ねじ部11a側に形成されている。
【0017】
リール12は、円錐台形に形成され、固定軸11の軸端側が小径となる周壁面には、ワイヤ16をガイドするガイド溝12aがうず巻状に形成されている。なお、ガイド溝12aは、リール12の大径側、小径側がそれぞれ垂直面、斜面となってリール12の径方向に開口しており、全体としてアルキメデスの螺旋を形成している。リール12の内部には、ボス12bが圧入されており、ボス12bには、ラジアルボールベアリング13の外輪を圧入する段部12b1 が形成されている。なお、ラジアルボールベアリング13の内輪には、固定軸11の小径の軸端部が摺動自在に挿入されている。
【0018】
調節ねじ15は、固定軸11の軸端にねじ込まれ、ラジアルボールベアリング13の内輪を軸方向に押圧することができる。なお、調節ねじ15の頭部は、ベース板21にねじ止めするカバー22の孔22dを介して外部に露出している。また、リール12用のボス12bの端部とカバー22の内面との間には、オイルレスのメタルワッシャ23aが介装されている。
【0019】
リール12の内部には、放射状の補強壁12c、12c…を介して空洞部12d、12d…が形成されている(図2、図3)。1個の空洞部12dには、ワイヤ16の基端に連結する円柱状のストッパ16aが収納され、ワイヤ16は、ストッパ16aを収納する空洞部12dから、リール12の底面のスリット12eを通して周壁面上のガイド溝12aの大径側の基端に導き出されている。なお、ワイヤ16は、ガイド溝12aに沿ってリール12に巻き付けられ、ガイド溝12aの小径側の先端を含む任意の中間位置からガイド溝12aの接線方向に引き出すことができる。
【0020】
うず巻ばね14を収納するばねケース17は、固定軸11を軸方向に貫通する中空円盤状に形成されている。ばねケース17は、リール12の底面とほぼ同径に形成され、リール12側の端面には、リール12の補強壁12c、12c…、空洞部12d、12d…に対応する短い係止脚17a、17a…が交互に間隔を違えながら円形に配列されて突設されている。なお、係止脚17a、17a…は、間隔が広い側の隣接する1組が各補強壁12cを挟み込むようにして、空洞部12d、12d…に挿入されている。すなわち、ばねケース17は、リール12に対し、係止脚17a、17a…を補強壁12c、12c…に係合させて連結することにより、固定軸11上に互いに同軸状に並べて配列され、リール12とともに回転することができる。
【0021】
ばねケース17内において、うず巻ばね14の内側の一端は、固定軸11のスリット11dに係止されている(図1、図4)。また、うず巻ばね14の外側の他端は、ばねケース17の外周に形成する係止片17bに係止されている(図4、図5)。ただし、ばねケース17は、外周中央の接合線17cを介して接合する2部材を対向させて形成されており、一方の部材に形成する係止片17bは、他方の部材の切欠部17dに向けて突出している。なお、ばねケース17のリール12側の端面は、円形のスペーサ17eを介して閉じられており(図1、図2)、ばねケース17とベース板21との間には、オイルレスのメタルワッシャ23bが介装されている。うず巻ばね14は、固定軸11上において、ばねケース17を介し、リール12をワイヤ16の巻取り方向に付勢することができる。
【0022】
カバー22の一方の取付脚22aには、リール12のガイド溝12aからワイヤ16が外れることを防止する外れ止め18が付設されている。外れ止め18は、突部18a、18aを介して取付脚22aの上部の斜辺内にルーズに装着されており、外れ止め18の内面側は、リール12の周壁面に十分近接している。なお、カバー22には、図示しない窓枠に固定するための取付片22bが形成されており(図1、図6)、輸送中、保管中などにおいて、ワイヤ16に付設するストッパ16bを介し、リール12からのワイヤ16を緊張状態に係止しておくための切欠き22cが形成されている(図6の二点鎖線)。
【0023】
かかる上げ下げ窓用のバランサ装置は、取付片22bを介して窓枠の上部に取り付け、ワイヤ16の先端に窓Wを連結することにより、リール12からのワイヤ16の有効張力を窓Wの重量と容易にバランスさせることができる。リール12を巻取り方向に付勢するうず巻ばね14は、リール12からのワイヤ16の巻戻し長さに拘らず、ワイヤ16に対してほぼ一定の巻取り張力を与える一方、ラジアルボールベアリング13は、調節ねじ15を締め込んでスラスト荷重を与えることにより、スラスト荷重に応じて回転抵抗を発生し、この回転抵抗は、うず巻ばね14によるワイヤ16の巻取り張力を相殺する方向に働くからである。
【0024】
すなわち、調節ねじ15を介し、ラジアルボールベアリング13に与えるスラスト荷重を適切に調節設定することにより、リール12からのワイヤ16の有効張力を窓Wの重量に適合させ、窓Wを開閉する際の必要操作力を最小にすることができる。なお、ラジアルボールベアリング13は、その静止時、回転時における各回転抵抗の差ができるだけ小さいものを使用することが好ましい。
【0025】
以上の説明において、固定軸11の雄ねじ部11a側の軸端部には、スリット11dの両側の壁面を利用して、小径の穴付きセットねじ11eをねじ込む雌ねじ部11fを設けることができる(図7)。穴付きセットねじ11eは、固定軸11の軸端部を補強し、スリット11dの間隔が狭くなったり、それによって雄ねじ部11aの実質的な有効径が小さくなってナット11cによる締付強度が不足したりする事態を回避することができる。
【0026】
また、バランサ装置は、1枚の窓Wに対し、1個を使用してもよく、2個1組を組み合わせて使用してもよい(図8)。なお、このとき、各バランサ装置のリール12、12からのワイヤ16、16の引出し方向は、ガイド溝12a、12aの巻き方向を逆にして左右対称にすることができる(同図)。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、固定軸と、ラジアルボールベアリングを介して固定軸に装着するリールと、うず巻ばねと、調節ねじとを設けることによって、調節ねじは、ラジアルボールベアリングに与えるスラスト荷重を調節し、うず巻ばねによるワイヤの巻取り張力を相殺してワイヤの有効張力を任意に設定することができるから、厄介な重錐を使用することなく、任意の重量の窓に広く適用することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成分解斜視図
【図2】図1のX−X線矢視相当拡大断面図
【図3】要部分解斜視図
【図4】図1のY−Y線矢視相当拡大断面図
【図5】図1のZ矢視相当要部模式拡大図
【図6】使用状態説明図(1)
【図7】他の実施の形態を示す要部分解斜視図
【図8】使用状態説明図(2)
【符号の説明】
W…窓
11…固定軸
12…リール
12a…ガイド溝
13…ラジアルボールベアリング
14…うず巻ばね
15…調節ねじ
16…ワイヤ
17…ばねケース

Claims (4)

  1. 固定軸と、ラジアルボールベアリングを介して前記固定軸に装着し、窓に連結するワイヤを巻き取るリールと、該リールを巻取り方向に付勢するうず巻ばねと、前記ラジアルボールベアリングに与えるスラスト荷重を調節設定する調節ねじとを備えてなる上げ下げ窓用のバランサ装置。
  2. 前記調節ねじは、前記固定軸の軸端にねじ込むことを特徴とする請求項1記載の上げ下げ窓用のバランサ装置。
  3. 前記リールは、前記固定軸が軸方向に貫通する円錐台形に形成し、径方向に開口する前記ワイヤ用のガイド溝を周壁面上にうず巻状に形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の上げ下げ窓用のバランサ装置。
  4. 前記うず巻ばねは、前記固定軸上において前記リールとともに回転するばねケースに収納し、前記固定軸に一端を係止し、前記ばねケースの外周に他端を係止することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の上げ下げ窓用のバランサ装置。
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