JP4638326B2 - 錠におけるハンドルの仕様態様の変換構造 - Google Patents

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Description

本発明は、錠(プッシュプル錠)におけるハンドルの仕様態様の変換構造に関する。
特許文献1には、図1乃至図3に記載のプッシュプル錠のハンドル機構Xが記載されている。なお、ここでは説明の便宜上、特許文献1の用語と符号を用いる。
このハンドル機構Xは、内外の支持座4、5に支持軸9を介してそれぞれ枢支された内外の揺動軸7,8と、これらの揺動軸の外端部30にそれぞれ固定された内外のプッシュプルハンドル10,11と、これらのプッシュプルハンドルの操作力により摺動する摺動体12、13を錠箱3内に備えたプッシュプル錠2のハンドル機構Xに於いて、前記内外の揺動軸7,8の内端軸部34に互いに直接係合するオス・メス係合部35.36を形成し、図3で示すように、内外のハンドル10,11のいずれかを「プル」又は「プッシュ」すると、内外の揺動軸7,8の内端軸部34が、錠箱3内の前記摺動体12、13を、錠箱内のバネ部材のバネ力に抗して所定方向へ移動させる。
さらに、特許文献1のプッシュプル錠2の構成を説明する。1は扉、2はラッチを備えたプッシュプル錠、3は錠箱(プッシュプル錠の一部等を省略)、4は内側支持座、5は外側支持座、6は内外の支持座4.5を一体的に連結する複数本の固着具、7は内側ハンドルの軸部に一体的に挿入された内側揺動軸、8は外側ハンドルの軸部に一体的に挿入された外側揺動軸、9は内外の揺動軸或いはハンドルをそれぞれ枢支する支持軸、10は内側揺動軸7に固着具16を介して固定される内側ハンドル、11は外側揺動軸8に固着具16を介して固定される外側ハンドルである。
内外のハンドル10、11は、操作する人を基準とする。すなわち、操作する人を基準として扉1の向こう側に位置するハンドルが外側ハンドルである。したがって、扉1の手前側に位置するハンドルが内側ハンドル10である。
また、12は錠箱3内に移動可能に設けられた枠状の第1摺動体、13は第1摺動体12内に設けられた第2摺動体、14は内側化粧カバー、15は外側化粧カバー、17は内外の揺動軸7、8に外嵌し、かつ、内外の支持座4、5の環状凹所25、25にそれぞれ嵌合する1対の合成樹脂製嵌着鍔である。
さらに、細部的事項について付言する。内外の支持座4.5は、それぞれドーナツ形状に形成され、外側の支持座4の内壁面に一対のメネジを有する連結杆21が突設されているのに対し、内側の支持座5には、前記メネジ連結杆21に対向する固着具6用貫通孔22.22が形成されている点を除き、その余の構成は略同一である。
すなわち、23はやや肉厚の環状部で、この環状部23の中央部には、角型の中心孔24が形成されている。25は前記中心孔24と連通するように環境部23の中央部の外壁面に形成された環状凹所、26は支持軸9用の挿入穴である。
また、外側揺動軸7と内側の揺動軸8は、図1、図3で示すように、対応する内側の支持座4と外側の支持座5にそれぞれ支持軸9.9を介して揺動自在に軸支される。内外の揺動軸7.8は、内外の支持座4.5の挿入穴26にそれぞれ差し込まれた支持軸9.9を介してそれぞれ水平方向に揺動自在である。
上記構成に於いて、内外のハンドル10,11をそれぞれ操作する場合、図3で示すように、支持軸9.9を支点にして、矢印で示すように、「プル」又は「プッシュ」することができる。
内外のハンドル10,11をそれぞれ操作すると、各揺動軸7,8の内端軸部34がオス・メスの係合部35.36を介して互いに連係していることから、内端軸部34.34が共働して、錠箱内の第1摺動体12又は第2摺動体13を、図示しないバネ部材のバネ力に抗して所定方向へ移動させる。その結果、扉1を開くことができる。
なお、内外の揺動軸7.8の構成について付言すると、31は鉢状の小凹所、32は支持軸用の貫通小孔33を有する軸中央部である。
ところで、特許文献2、特許文献3には、「扉の取付け場所(例えばドアクローザが必要ない室内扉)を考慮し、ユーザーが錠箱の前板から見える可動体の操作部を操作すると、プッシュプル仕様から片面的仕様(プル仕様、又はプッシュ仕様)へと切り換るプッシュプル錠の具体的構成」が開示されている。
これらの発明は、例えばトイレ、寝室等の室内扉の操作ハンドルをプッシュして当該室内側(向こう側)へ勢い良くプッシュして開扉する場合、また、勝手口の扉を室内側の操作ハンドルを操作して室外側へとプッシュして開扉する場合に於いて、ドアクローザが建具に取付けられていないときに有益である。
その理由は、プッシュプル仕様から片面的仕様(例えばプル仕様)に切り換えると、扉を開ける場合には、一旦手前側にプル操作して扉を開ける必要があるから、扉を向こう側或いは室外側へ勢い良く開扉する事態(お年より等がバランスを崩すこと)を極力防ぐことができるからである。
特開2005−264487号公報 特開2004−211529号公報 特開2004−225384号公報
本発明の第1の目的は、エンドユーザーが、前板側から操作具を介して可動体を回転すると、簡単にプッシュプル仕様から片面的仕様(プル仕様、又はプッシュ仕様)に切替えることができること。換言すると、仕様の切換えの際に、カバー、ハンドル、支持座等を分解する必要がないことである。第2の目的は、合理的手段(例えば一つの部材や支軸で回転する一つの部材)により、第1の目的を達成することができること。第3の目的は、可動体が安定した状態で切り換る(位置変位)ことである。
本発明の錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造は、少なくとも一方のハンドルの支持座用のカバーに可動体の摺接部分を内装し、仕様態様の切替え時、可動体の摺接部分に連設する外端部分をカバーに形成した開口を介して操作すると、可動体が回転して、該可動体の逃し用切欠部分が位置変位すると共に、障害部分がハンドルの取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする。
また、本発明の錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造は、少なくとも一方のハンドルの支持座用のカバーに可動体の摺接部分を内装し、仕様態様の切替え時、可動体の摺接部分に連設する外端部分をカバーに形成した開口を介して操作すると、可動体が支軸を介して回転して、内端部分に相当する障害部分がハンドルの前記取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする。
また、本発明の錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造は、カバーの中心孔の内周から半径外方向にハンドルの係合部分の逃し用切欠部分を形成し、仕様態様の切替え時、該カバーを手で所定量回して、該カバーの逃し用切欠部分が位置変位すると共に、カバーの内周部に相当する障害部分がハンドルの取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする。
さらに、本発明の錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造は、カバーの非真円形状の中心孔の内径寸法をハンドルの取付け軸部の外形寸法よりも大きく形成してハンドルの係合部分用の逃し部分とし、仕様態様の切替え時、該カバーを手で所定量回して、該カバーの中心孔の位置を変えると、該中心孔の内周部の障害部分がハンドルの前記取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする。
(1)独立項に記載の発明は、エンドユーザーが、前板側から、指又は操作具を介して可動体(操作板又はカバー)を回転すると、簡単にプッシュプル仕様から片面的仕様(プル仕様、又はプッシュ仕様)に切替えることができる。
(2)また、合理的手段(例えば一つの部材や支軸で回転する一つの部材)により、第1の目的を達成することができる。
(3)請求項3に記載の発明は、摺接部分が環状(多少、切れている場合も含む)なので、可動体は安定した状態で回転する。
以下、図1乃至図8に示す本発明を実施するための最良の形態(第1実施例)により説明する。なお、第1実施例を説明するに当たって、図1乃至図3に示した従来の一実施例の構成と同一の部材や部分については、同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。したがって、例えば図4の同一又は同様の符号は、従来の一実施例の構成を援用することを意味する。
(1)発明の実施の環境
図4は、本発明の主要部をそのまま含む概略断面説明図である。まず、主要部の構成部材を簡単に説明する。4Aは内側の支持座(以下、「支持座」という)、14Aは内側の化粧カバー(以下、「カバー」という)、10Aは内側のハンドル(以下、「ハンドル」という)、そして、41は、本実施例では、カバー14Aの内壁面と支持座4Aの外壁面との間に回転自在に設けた可動体である。
(2)特徴部分
次に、図5は、ハンドル10Aの握り部分10bを省略し、ハンドル10Aの要部である取付け軸部(ボス部、或いは取付け基端部)32A及びカバー14Aを斜視図で示した概略説明図である。図4及び図5で示すように、本実施例では、カバー14Aに内装された可動体41の外端部分43がカバー14Aの開口53から突出している。また、図6は、特に、ハンドル10Aと、可動体41と、カバー14Aをそれぞれ判り易く示した分解斜視図である。
図4乃至図8から明らかなように、本実施例では、支持座4Aと、該支持座用のカバー14Aと、ハンドル取付け軸部32Aに錠箱3内に配設した摺動体12,13に対して押圧し得る揺動片(従来例では揺動軸)7,8を有するプッシュプルハンドル(従来例では内外のハンドル)10,11とを備えた錠(通称、「プッシュプル」、「ラッチ錠」)2を前提としている。そして、この錠2におけるハンドルの仕様態様の変換構造に特徴がある。付言すれば、ハンドルの仕様態様の変換構造が、取付け座(支持座)側に設けた点に特徴がある。
すなわち、本発明は、少なくとも前記一方のハンドル10Aの支持座4Aとカバー14Aとの間に、可動体41を介在させ、例えば図7の状態から図8に示す仕様態様の切替え時に、前記可動体41の外端部分43を前記カバー14Aに形成した開口53を介して、手動又は工具のいずれかで操作すると、前記可動体41が所定方向へ所要量回転して、該可動体41の逃し用切欠部分45が位置変位すると共に、その障害部分46が、ハンドルの前記取付け軸部32Aに設けた係合部分17aに重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わる。そこで、図6を参照にして、主な部材の具体的構成を説明する。
(3)ハンドル10A
図6に於いて、33は支持軸9用の貫通小孔で、この貫通小孔33には支持軸9が挿入されている。17Aはハンドル取付け軸部32Aに固定された係合鍔(従来例の嵌着鍔17に相当)で、この係合鍔17Aの外周には、単数又は複数の係合部分17aが半径外方向に突出している。係合部分17aは、本実施例では、単数の小突起である。
(4)可動体41
可動体41は、本実施例では環状板である。可動体41の板厚、形状、大きさ等は、任意に設計可能である。例えば可動体41をC字形状にするとか、或いは馬蹄形状、或いはまた両腕ないし片腕状形状にするとかである。可動体41が片面的仕様態様に切り替わる機能を有するのであれば、板厚、形状、大きさ等の設計変更は、発明の効果に影響を与えない微差事項である。
42は環状の摺接部分で、この摺接部分42は、例えば支持座41Aの外壁面とカバー14Aの内壁面との間に介在する。実施例の摺接部分42は、板状のドーナツ形状であることから、外周42aと内周42bとを有している。
しかして、本実施例では、前記外周42aにカバー14Aの周方向に形成した開口53に位置する突起状の外端部分43が形成されている。この外端部分43は、前記開口53から多少突出し、例えば摘み部としての機能を有する。ここで「開口53に位置」とは、外端部分43を外部から操作可能な範囲内に位置することを意味する。したがって、外端部分43が開口から突出する場合のみならず、外端部分43が開口に臨む場合も含まれる。
一方、ハンドル用の遊嵌合孔44を形成する前記内周42bの適宜箇所には、可動体の逃し用切欠部分45が半径外方向に形成されている。この切欠部分45は、本実施例では小切欠である。なお、細部的事項であるが、本実施例では、摺接部分42の一側上面に仕様態様を確認するための目印Mが付されている。
(5)カバー14A
カバー14Aはキャップ状に形成されている。51はカバー部分、52はハンドル10Aの取付け軸部32Aが嵌合する中心孔、そして、53は可動体41の外端部分43が自由に移行することができる切欠状の開口53である。この開口53の形状は、可動体41が切換え機能を発揮することができるのであれば、その形状や大きさは特に問わない。なお、54はカバー部分51の適宜箇所に形成した覗き窓である。
(6)片面的仕様態様への切換え
図7及び図8は、前述したように、本来的なプッシュプル仕様(図7)から片面的仕様態様(図8)に切り替える場合の概念的な説明図である。
図7から明らかなように、本来的なプッシュプル仕様の場合には、可動体41の逃し用切欠部分45は、ハンドル10Aの取付け軸部32Aの係合部分17aを受け入れる、或いは逃すことができるように位置していることから、ハンドル10Aを矢印で示すように内外へ操作(プッシュプル)することができる。
これに対して、仕様態様の切替え時、可動体41の外端部分43を、例えば指で操作すると、可動体41が回転して、該可動体の逃し用切欠部分45が位置変位すると共に、切欠部分45付近の障害部分(実施例では、内周42bの縁部)46がハンドルの取付け軸部の係合部分17aに重なる(塞がる)ように位置することから、図8で示すように片面的仕様態様(実施例では、プッ仕様)に切り替わる。
本実施例では、少なくとも一方のハンドル(例えば内側のハンドル)32Aの支持座4Aとカバー14Aとの間に可動体41を介在させているが、これは一実施例であって、これに限定されるものではない。
また、本発明は、可動体41を切換えることにより、その障害部分46がハンドル10Aの係合部分17aに対して邪魔(障害)になれば良いので、可動体41をカバー14Aに内装した場合には、外端部分(操作部分)43に連設する摺接部分42は、支持座4Aの環状部23内に位置していても良いし、或いは支持座4Aの裏側の側面(扉の内壁面側)に位置していても良い。
さらに、本発明の構成に、可動体を操作した時に所定の位置に止めるためのクリック機構(例えばクリックボール、クリックバネ、凸部と凹部などの係合構成)を限定しても良い。
以下、この欄では、本発明の第2実施例乃至第4実施例を説明する。なお、第2実施例は、可動体の設計変更例なので、主たる構成部材のみを示し、また、主たる構成部材には第2実施例と同様の符号を付すことにする。また、第3実施例は、操作片に相当する可動体が存在せず、カバー14B自体に可動体41に相当する機能を持たせたものであから、図4と同様の図面(図11)を作成し、第3実施例の詳細等は割愛する。さらに、第4実施例は第3実施例の置換可能な変形例なので、簡単に説明する。
図9及び図10は、概念的に説明図である。可動体41Aは、例えば普通一般のスイッチ片の如く、短い長板状、或いは長杆状に形成され、支持座4Aの外壁面(この実施例)又はカバー14Aの内壁面のいずれかに支軸47を介して軸支されている。したがって、長板状の可動体41Aの符号43は外端部、符号46Aは内端部の障害部分に相当する。
この実施例の場合、開口53は適宜に形成する。このように構成し、可動体41Aの外端部分43を外部から操作すると、障害部分46Aが位置変位するので、第1実施例と同様の目的及び効果を得ることができる。
図11及び図12に示した第3実施例が、第1実施例と主に異なる点は、カバー14B自体に可動体41に相当する機能を持たせたことである。
まず、図12を参照にして、カバー14Bの各部位に符号を付す。51Bは環状のカバー部分、52Bはカバー部分の上面に形成されたハンドル取付け軸部用の中心孔、45Bは該中心孔52Bの内周から半径外方向に形成されたハンドルの係合部分逃し用切欠部分、46Bはカバーの内周部に相当する障害部分である。障害部分46Bは、前記逃し用切欠部分45Bの付近に相当する。
その他、図11で示すように、カバー14Bのカバー部分51Bの周側壁の内壁面には、支持座4Bの環状部23の外周に形成した周方向の係合溝23aに係合する複数個の係合小突起55が設けられている。したがって、この実施例の場合、カバー14Bは、案内手段(係合溝23a,係合小突起55)を介して所定量回転可能である。換言すれば、カバー14Bは手の操作力により、摩擦しながら(係合状態で)回転可能である。
上記構成に於いて仕様態様の切替え時、カバー14Bを手で所定量回して、該カバーの逃し用切欠部分45Bが位置変位すると共に、カバーの内周部に相当する障害部分46Bがハンドル10Bの前記取付け軸部に設けた係合部分17aに重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わる。このように構成しても、第1実施例と同一の目的・効果を達成することができる。
なお、第3実施例に於いて、「カバーを手で所定量回して」の態様には、実施例のようにカバー14Bを手で摘んでそのまま回す他、カバー14Bが図示しない固着具を介して支持座4Bに固定されている場合には、該固着具を取り外した後に適宜にカバー14Bの取付け位置を変える場合も含まれる。
図13に示した第4実施例が第1実施例と主に異なる点は、第3実施例と同様に、カバー14C自体に可動体41に相当する機能を持たせたことである。このカバー14Cは、帯状の外周ではなく、正面側に位置する円盤状の外壁面の中央部に形成されたハンドル用中心孔52Cを非円形状に形成し、この中心孔52Cの非真円形状を形成する内周部の障害部分46Cがハンドル10Aの係合部分17aに対して障壁となる。
すなわち、図13の左側の概略図で示すように、ハンドル10Aの係合部分17aがハンドルの取付け軸部32Aの外形寸法よりも大きな内径寸法の中心孔52C内に位置する(係合部分17aに障害部分46Cが対向しない)場合には、ハンドル10Aを矢印で示すように「プッシュ」及び「プッシュ」操作をすることができる。
しかしながら、仕様態様の切替え時、該カバー14Cを手で所定量回して、該カバー14Cの非真円形状の中心孔52Cが位置変位すると共に、該中心孔52Cの非真円形状を形成する障害部分46Cがハンドルの取付け軸部に設けた係合部分17aに重なるように位置すると、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わる。なお、この実施例の場合には、「プッシュ」はできるが、「プル」ができないので、発明の目的との関係では、好ましい実施例ではない。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図3は本発明が援用する従来の一例を示す各説明図。図4乃至図8は本発明の最良の実施例を示す各説明図(第1実施例)。図9及び図10は本発明の可動体の設計変更例を示す概念的説明図(第2実施例)。図11及び図12は本発明の可動体の設計変更例を示す概念的説明図(第3実施例)、図14は本発明の第3実施例を示す概略説明図。
概略断面説明図(平面側から見ている)。 図1に於いて、支持座とハンドル等の関係を示す分解的説明図。 ハンドルの仕様態様を示す概略説明図。 図1と同様の概略断面説明図。 取付け軸部、カバー等を斜視図で示した概略説明図。 主たる部材の分解斜視図。 ハンドルの仕様態様を示す概念的説明図。 片面的仕様態様(実施例では、プッシュ仕様)に切り替えた概念的説明図。 可動体の設計変更例(プッシュプル仕様)を示す第2実施例の概念的説明図。 片面的仕様態様(実施例では、プッ仕様)に切り替えた概念的説明図。 第3実施例の図4と同様の概略断面説明図。 カバー体の斜視図。 本発明の第3実施例を示す概略説明図。
符号の説明
3…錠箱、4A,4B…支持座、5…支持座、7,8…揺動片(揺動軸)、9…支持軸、10A,10B…ハンドル(内側)、32A…取付け軸部、11…ハンドル(外側)、12,13…摺動体、14A,14B,14C…カバー(内側)、15…カバー(外側)、17…係合鍔、17a…係合部分、23…環状部、23a…環状部の係合溝、33…支軸用貫通小孔、41,41A…可動体、42…摺接部分、43…外端部分、44…遊嵌合孔、45,45B…逃し用切欠部分、46,46B,46C…障害部分、47…支軸、53…開口、51,51B…カバー部分、52,52B,52C…中心孔、55…係合小突起。

Claims (7)

  1. 少なくとも一方のハンドルの支持座用のカバーに可動体の摺接部分を内装し、仕様態様の切替え時、可動体の摺接部分に連設する外端部分をカバーに形成した開口を介して操作すると、可動体が回転して、該可動体の逃し用切欠部分が位置変位すると共に、障害部分がハンドルの取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造。
  2. 請求項1に於いて、可動体は板状に形成され、該板状の外端部分はカバーの周方向に形成した開口に位置していることを特徴とする錠前。
  3. 請求項1に於いて、可動体は、支持座の一側面に摺接する環状の摺接部分を有し、また可動体の逃し用切欠部分は、該摺接部分の内周から半径方向に形成され、一方、ハンドル取付け軸部には、前記切欠部分内に位置する小突起を有する係合鍔が固定されていることを特徴とする錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造。
  4. 少なくとも一方のハンドルの支持座用のカバーに可動体の摺接部分を内装し、仕様態様の切替え時、可動体の摺接部分に連設する外端部分を前記カバーに形成した開口を介して操作すると、可動体が支軸を介して回転して、内端部分に相当する障害部分がハンドルの前記取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造。
  5. 請求項4に於いて、可動体は、長杆状又は長板状のいずれかであることを特徴とする錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造。
  6. カバーの中心孔の内周から半径外方向にハンドルの係合部分の逃し用切欠部分を形成し、仕様態様の切替え時、該カバーを手で所定量回して、該カバーの逃し用切欠部分が位置変位すると共に、カバーの内周部に相当する障害部分がハンドルの前記取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造。
  7. カバーの非真円形状の中心孔の内径寸法をハンドルの取付け軸部の外形寸法よりも大きく形成してハンドルの係合部分用の逃し部分とし、仕様態様の切替え時、該カバーを手で所定量回して、該カバーの中心孔の位置を変えると、該中心孔の内周部の障害部分がハンドルの前記取付け軸部に設けた係合部分に重なるように位置し、本来的なプッシュプル仕様から片面的仕様態様に切り替わることを特徴とする錠前におけるハンドルの仕様態様の変換構造。
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