JP4767003B2 - プッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造 - Google Patents

プッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造 Download PDF

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Description

本発明は、プッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造に関する。
特許文献1には、図1乃至図3に記載のプッシュ・プル錠のハンドル機構Xが記載されている。なお、ここでは説明の便宜上、特許文献1の用語と符号を用いる。
このハンドル機構Xは、内外の支持座4、5に支持軸9を介してそれぞれ枢支された内外の揺動軸7,8と、これらの揺動軸の外端部30にそれぞれ固定された内外のプッシュ・プルハンドル10,11と、これらのプッシュ・プルハンドルの操作力により摺動する摺動体12、13を錠箱3内に備えたプッシュ・プル錠2のハンドル機構Xに於いて、前記内外の揺動軸7,8の内端軸部34に互いに直接係合するオス・メス係合部35.36を形成し、図3で示すように、内外のハンドル10,11のいずれかを「プル」又は「プッシュ」すると、内外の揺動軸7,8の内端軸部34が、錠箱3内の前記摺動体12、13を、錠箱内のバネ部材のバネ力に抗して所定方向へ移動させる。
さらに、特許文献1のプッシュ・プル錠2の構成を説明する。1は扉、2はラッチを備えたプッシュ・プル錠、3は錠箱(プッシュ・プル錠の一部等を省略)、4は内側支持座(取付け座)、5は外側支持座(取付け座)、6は内外の支持座4.5を一体的に連結する複数本の固着具、7は内側ハンドルの軸部に一体的に挿入された内側揺動軸、8は外側ハンドルの軸部に一体的に挿入された外側揺動軸、9は内外の揺動軸或いはハンドルをそれぞれ枢支する支持軸、10は内側揺動軸7に固着具16を介して固定される内側ハンドル、11は外側揺動軸8に固着具16を介して固定される外側ハンドルである。
内外のハンドル10、11は、操作する人を基準とする。すなわち、操作する人を基準として扉1の向こう側に位置するハンドルが外側ハンドルである。したがって、扉1の手前側に位置するハンドルが内側ハンドル10である。
また、12は錠箱3内に移動可能に設けられた枠状の第1摺動体、13は第1摺動体12内に設けられた第2摺動体、14は内側化粧カバー、15は外側化粧カバー、17は内外の揺動軸7、8に外嵌し、かつ、内外の支持座4、5の環状凹所25、25にそれぞれ嵌合する1対の合成樹脂製嵌着鍔である。
さらに、細部的事項について付言する。内外の支持座4.5は、それぞれドーナツ形状に形成され、外側の支持座4の内壁面に一対のメネジを有する連結杆21が突設されているのに対し、内側の支持座4には、前記メネジ連結杆21に対向する固着具6用貫通孔22.22が形成されている点を除き、その余の構成は略同一である。
すなわち、23はやや肉厚の環状部で、この環状部23の中央部には、角型の中心孔24が形成されている。25は前記中心孔24と連通するように環境部23の中央部の外壁面に形成された環状凹所、26は支持軸9用の挿入穴である。
また、外側揺動軸7と内側の揺動軸8は、図1、図3で示すように、対応する内側の支持座4と外側の支持座5にそれぞれ支持軸9.9を介して揺動自在に軸支される。内外の揺動軸7.8は、内外の支持座4.5の挿入穴26にそれぞれ差し込まれた支持軸9.9を介してそれぞれ水平方向に揺動自在である。
上記構成に於いて、内外のハンドル10,11をそれぞれ操作する場合、図3で示すように、支持軸9.9を支点にして、矢印で示すように、「プル」又は「プッシュ」することができる。
内外のハンドル10,11をそれぞれ操作すると、各揺動軸7,8の内端側34の軸端部がオス・メスの係合部35.36を介して互いに連係していることから、内端側34の軸端部が共働して、錠箱内の第1摺動体12又は第2摺動体13を、図示しないバネ部材のバネ力に抗して所定方向へ移動させる。その結果、扉1を開くことができる。
なお、内外の揺動軸7.8の構成について付言すると、31は鉢状の小凹所、32は支持軸用の貫通小孔33を有する軸中央部である。
ところで、特許文献2、特許文献3には、「扉の取付け場所(例えばドアクローザが必要ない室内扉)を考慮し、ユーザーが錠箱の前板から見える可動体の操作部を操作すると、プッシュ・プル仕様から片面的仕様(プル仕様、又はプッシュ仕様)へと切り換るプッシュ・プル錠の具体的構成」が開示されている。
これらの発明は、例えばトイレ、寝室等の室内扉の操作ハンドルをプッシュして当該室内側(向こう側)へ勢い良くプッシュして開扉する場合、また、勝手口の扉を室内側の操作ハンドルを操作して室外側へとプッシュして開扉する場合に於いて、ドアクローザが建具に取付けられていないときに有益である。
その理由は、プッシュ・プル仕様から片面的仕様(例えばプル仕様)に切り換えると、扉を開ける場合には、一旦手前側にプル操作して扉を開ける必要があるから、扉を向こう側或いは室外側へ勢い良く開扉する事態(お年より等がバランスを崩すこと)を極力防ぐことができるからである。
特開2005−264487号公報 特開2004−211529号公報 特開2004−225384号公報
本発明の主たる目的は、ハンドルを外して、該ハンドル用の支持座(ハンドルの取付け座)の座裏板の取付け位置の変更(位置変位)をすることにより、又は座裏板を他の種類の裏板に変更することにより、プッシュ・プル仕様から片面的仕様(プル仕様、又はプッシュ仕様)に切替えることができること。換言すると、ハンドル操作の仕様を変更する際に、座裏板を所定量回転して切欠部分の位置を変位させ、又は切欠部分の大きさが異なる他の座裏板に取り替えることにより、エンドユーザであっても、ハンドルの操作を変更することができることである。
本発明の第2の目的は、座裏板ではなく、二種類の座裏板、あるいは嵌合片、あるいはまた座本体(支持座あるいは取付け座)を取り替えことにより、本発明の主たる目的を達成することである。
本発明のプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造は、扉の壁面に固定される取付け座と、この取付け座に設けられるプッシュ・プル式ハンドルと、該ハンドルを取り外した後にハンドル操作の仕様を変え得るプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造であって、前記取付け座は、該取付け座の背面と前記扉の壁面或いは錠箱の側壁との間に設けられるハンドル操作変更用の座裏板を備え該座裏板は、X軸方向の長さよりもY軸方向の長さが短く設定され、かつ、ハンドル操作変更用の機能を有する切欠部分を有し該座裏板を所定の角度だけ回転位置変位させた場合に、前記ハンドルの取付け軸部の係合突起が、前記切欠部分を形成する縁部(障害部分)と係合しない場合と、係合する場合の二つの態様があることを特徴する。
また、本発明のプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造は、扉の壁面に固定される取付け座と、この取付け座に設けられるプッシュ・プル式ハンドルと、該ハンドルを取り外した後にハンドル操作の仕様を変え得るプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造であって、前記取付け座は、該取付け座の背面と前記扉の壁面或いは錠箱の側壁との間に設けられるハンドル操作変更用の複数枚の座裏板を備え、これら中の一方の座裏板はハンドル操作をプッシュ・プルできる大きさの切欠部分を有し、他の座裏板はハンドル操作を一方向にのみに操作できる大きさの切欠部分を有していることを特徴する。
さらに、本発明のプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造は、扉の壁面に固定される取付け座と、この取付け座に設けられるプッシュ・プル式ハンドルと、該ハンドルを取り外した後にハンドル操作の仕様を変え得るプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造であって、前記取付け座を、ハンドル操作変更用に複数枚用意し、これら中の一方は、ハンドル中心孔と連通しかつハンドル操作をプッシュ・プルできる大きさの切欠部分を有し、他は、ハンドル中心孔と連通しかつハンドル操作を一方向にのみできる大きさの切欠部分を有していることを特徴する。
以下、図4乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態(第1実施例)により説明する。なお、第1実施例を説明するに当たって、図1乃至図3に示した従来の一実施例の構成と同一の部材や部分については、同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。したがって、例えば図4の同一又は同様の符号は、従来の一実施例の構成をそのまま援用することを意味する。
(1)発明の実施の環境
図4は、本発明の主要部をそのまま含む概略断面説明図である。まず、主要部の構成部材を簡単に説明する。4Aは内側の支持座(以下、「支持座」という)、14Aは内側の化粧カバー(以下、「カバー」という)、10Aは内側のハンドル(以下、「ハンドル」という)、7Aはハンドル10Aの取付け軸部(従来例の揺動軸7と同じ)、34Aは取付け軸部の内端部側、そして、41は、扉1の内壁の切欠した円形状開口部分1aに嵌め込まれたハンドル操作変更用座裏板である。
この座裏板41は、もちろん、扉1が開口部分1aを有しない場合には、扉1の内壁面に添設され得る。したがって、座裏板41が錠箱3の外壁面に直接添設されるか、それとも、扉1の内壁面に添設されるかは、本発明の本質的事項ではない。この実施例の座裏板41は、その切欠部分42の位置変位によって、ハンドル10Aの仕様態様が変わる。
(2)特徴部分
次に、図5は、ハンドル10Aと、カバー14Aと、座裏板41の概略説明図である。周知のように、ハンドル10Aは、取付け軸部7A用の嵌合軸部10aと、この嵌合軸部10aに対して直交状態の操作部分(例えば握り部分)10bとから成る。
前記嵌合軸部10aと取付け軸部7Aとは一体であるか、又は別体であるかについては設計上の問題であり、発明の本質的事項ではない。また、本実施例では、切欠部分42を有する座裏板41が発明の要部であることから、図6で示すように、前記取付け軸部7Aの内端側34Aの左右の外壁面には、それぞれ一対の係合突起45が設けられている。
さらに、ハンドル10Aは、プッシュ・プル式であるから、前記操作部分10bの形態は、レバーハンドル形状、板状形状等任意の形状に設計可能である。
図4で示すように、本実施例のハンドル操作の変更構造は、扉1の壁面に固定される取付け座4A、5と、この取付け座に設けられるプッシュ・プル式ハンドル10A、11と、該ハンドルを取り外した後にハンドル操作の仕様を変え得るプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造であることを特徴とする。特に、前記ハンドルは、内側のハンドルであり、ハンドル操作の変更構造の要部は内側の座裏板や座本体(取付け座)であることを特徴とする。
したがって、プッシュ・プル錠の錠箱内の錠機構は、本発明の本質的事項ではない。本発明の本質的事項は、例えば前記内外の取付け座4A、5のいずれか一方の座裏板(本実施例では、内側の座裏板)41に、ハンドル操作変更用の機能を有する切欠部分42を形成したことを特徴する。
(3)内側の座裏板41
内側の座裏板41の具体的構成を説明する。図7の(a)は、座裏板41の正面図である。この図7の(a)から明らかなように、本実施例の座裏板41は、形状如何を問わないが、例えば円形に形成され、その左右上下には、固着具6用の貫通孔43、44がそれぞれ形成されている。ここでは、符号43はX軸線(水平線)上の貫通孔、符号44をY軸線(垂直線)上の貫通孔とする。これらの貫通孔43、44がそれぞれX軸線(水平線)上に位置変位した場合には、支持座4Aの固着具用貫通孔22と一致する。
したがって、座裏板41は、支持座4A及び複数本の固着具6を介して錠箱3の外壁面に添設状態で固定される。付言すれば、図4で示すように、内側の座裏板41は、錠箱3の外壁面3aと支持座4Aの内壁面との間にサンドイッチ状に介在する。
ここで、図7の(a)を基準にすると、ハンドル操作変更用の機能を有する切欠部分42は、正面視「凸状」に形成されている。この切欠部分42の形状は、凸状に限定するものではない。用語の機能的表現を具体的に説明すると、切欠部分42のX軸方向の長さ「L1」よりも、Y軸方向の長さ「L2」が短く設定されている。したがって、切欠部分42が、例えば楕円形状の場合であっても、水平線上の長さ「L1」よりも水平線上の「L2」が短い。
このように縦と横の切欠長さL1、L2に差異を設けた理由は、座裏板41を所定の角度だけ「位置変位」させた場合に於いて、ハンドル10Aの取付け軸部7Aの係合突起45が、切欠部分42を形成する特定の縁部(障害部分)46と係合しない場合(図7)と、係合する場合(図8)の二つの態様を得ることができるからである。
換言すれば、図7で示すように、ハンドル10Aの取付け軸部7Aの係合突起45が切欠部分42内に位置している場合には、ハンドル10Aの操作は、図7の下方の図(矢印)で示すように、支持軸9を支点にして、「プル」又は「プッシュ」することができる。
これに対して、図8の(b)で示すように、ハンドル10Aの係合突起45の一つが切欠部分42内に位置しておらず、切欠部分42の縁部46に係止される場合には、ハンドル10Aの操作は、図8の(b)で示すように、支持軸9を支点にして、「プル」操作はできるが、「プッシュ」操作は「不可」である。したがって、例えば内側の座裏板41の位置を変位することにより、本来的なプッシュ・プル仕様から片面的仕様態様に切り替わる。
(4)片面的仕様態様への切換え
図9は、本来的なプッシュ・プル仕様から片面的仕様態様に切り替える場合をフローチャート形式で示した概略説明図である。図4及び図7はプッシュ・プル仕様である。片面的仕様態様への切換える場合には、まず、ハンドル10Aを取り外す。この場合、ビスと称される固着具16を、ドライバーで緩めると、ハンドル10Aは取付け軸部7Aから外れる。
次に支持板4Aを扉から取り外す。この場合、化粧カバー14Aを外し、固着具6を外側の取付け座5の連結杆21から外す。この時、外側の取付け座5はそのまま扉に装着しておいても良い。また、実施例によっては、支持板4Aとハンドル10Aを一緒に取り外す場合もあり得る。したがって、ハンドル10Aや支持板4Aの取り外し方は、本発明の本質的事項ではない。
次に、座裏板41を位置変位させる。この場合、正面視「凸状」に見えていた座裏板41を、正面視「横向き凸状」に見えるように手で90度回す。横向き凸状が右向きか、それとも左向きかによって、「プッシュのみ」か、又は「プルのみ」のいずれかに変わる。
次に、位置変位が終わったならば、固着具6を支持板4Aの貫通孔22及び座裏板41の貫通孔44に通して外側の取付け座5の連結杆21に螺合させる。そして、最後に固着具16を介してハンドル10Aを取付け軸部7Aに取付ける。
なお、本実施例は、座裏板41を交換しないで、その場でそのまま1枚の座裏板41を位置変位させる旨を記述しているが、後述する実施例のように、切欠部分の大きさが異なる二種類の座裏板、又は二種類の座本体を所望する座本体と交換することによっても、同一の目的を達成することができる。
以下、この欄では、本発明の第2実施例乃至第4実施例を説明する。なお、例えば各図に於いて、図4に記載の第1実施例と同一の部分には、同一又は同様の符号を付す。
図10及び図11は第2実施例の各説明図である。第2実施例が第1実施例と主に異なる点は、座裏板41Aが取付けベース51と位置変位片52の「ニ物品」から成ることである。
すなわち、第2実施例の座裏板41Aは、所要の開口51bを有する取付けベース51と、この取付けベース51内に形成した嵌合部51aに取り外し可能に嵌着すると共に、ハンドル操作変更用の切欠部分42Aを有する位置変位片52とから成る。
前記嵌合部51aは、円形あるいは楕円形状の嵌合孔でも良いが、この実施例では、X軸線及びY軸線を基準として、それぞれ左右上下対象の切欠嵌合部となっている。嵌合部51aを形成する内周面は、規則的に連続する曲面形状であるが、これは一例であって、第1実施例と同様に位置変位片52を90度回転して位置変位することが可能であれば、切欠嵌合部51aの内周の形状は任意に設計変更し得る。もちろん、位置変位片52の外径寸法は、取付けベース51の嵌合部51aの内径寸法を考慮して適宜に設定されている。
このように構成すると、図11で示すように、取付けベース51を扉1の円形状開口1aに固定的に嵌め込まれている状態(取付けベース51が固着具で固定されている状態)であっても、位置変位片52のみをドライバー等を利用して一旦取付けベース51から取り外し、位置変位片52を位置変位させた後に再び取付けベース51の嵌合部51aに嵌め込むことができるから、簡単に仕様を変えることができるという利点がある。
図12及び図13は第3実施例の各説明図である。第3実施例が第1実施例と主に異なる点は、座裏板が2種類存在することである。すなわち、座裏板は、図12で示すように、本来的なプッシュ・プル仕様用の第1座裏板(一方の座裏板)41Bと、片面的仕様態様用の第2座裏板(他方の座裏板)41Cとから構成されている。
換言すると、内外の取付け座のいずれか一方の座裏板、例えば内側の座裏板を、ハンドル操作変更用に複数枚用意し、これら中の一方の座裏板41Bには、ハンドル操作をプッシュ・プルできる大きさの切欠部分42Bが形成されているのに対して、他の座裏板41Cには、ハンドル操作を一方向にのみに操作できる大きさの切欠部分42Cが形成されているに過ぎない。
ここで、図12を基準にすると、第1座裏板(一方の座裏板)41Bの長方形状の切欠部分42B内には、仮想線で示す左右の係合突起45が位置するのに対して、座裏板の取付け如何によって、ハンドルの他方(例えば右)の係合突起45は第2座裏板(他方の座裏板)41Cの切欠部分42C内に位置しないため、切欠部分42Cの特定の縁部(障害部分)46に係合する。
付言すれば、前記切欠部分のX軸線上の長さを比較すると、第1座裏板41Bの長さ「L3」の方が第2座裏板(他方の座裏板)のそれ「L4」よりも長い。また、X軸とY軸が交差する中心Oを基準にすると、第1座裏板41Bの長さ「L3」は左右均等であるのに対して、第2座裏板41Cの長さ「L4」は左右不均等である。
したがって、図13で示すように、扉1の円形状開口1aから第1座裏板(一方の座裏板)41Bを取り外して、第2座裏板41Cを前記開口1aに嵌め込むと、ハンドル操作の仕様を変えることができる。
なお、特に図示しないが、第3実施例の考え方と第2実施例の考え方を結合した実施例も、第3実施例と実質的に同一である。すなわち、第2実施例で示した取付けベース51を介して、該取付けベース51の嵌合部51aに第3実施例の前記第1座裏板(一方の座裏板)41Bから第2座裏板(他方の座裏板)41Cに変換する実施例である。この場合第1座裏板41B及び第2座裏板41Cは交換可能な嵌合片となる。
図14の(a)、(b)は第4実施例の説明図である。第4実施例が第1実施例と主に異なる点は、座裏板ではなく、座本体(取付け座、あるいは支持座)が2種類存在することである。
すなわち、前記内外の取付け座のいずれか一方(図4では内側の支持座4Aのこと)を、ハンドル操作変更用に複数枚4B、4C用意し、これら中の一方の取付け座4Bは、ハンドル中心孔24と連通し、かつ、ハンドル操作をプッシュ・プルできる大きさの凹所あるいは切欠部分42Dを有し、他の取付け座4Bは、ハンドル中心孔と連通し、かつ、ハンドル操作を一方向にのみできる大きさの凹所あるいは切欠部分42Eを有している。
付言すると、ハンドル10Aが支持軸9を介して一方の取付け座4Bに取付けられた場合には、左右の係合突起45は、切欠部分42D内に位置するので、プッシュ・プル仕様となるのに対して、ハンドル10Aが支持軸9を介して他方の取付け座4Cに取付けられた場合には、左右いずれか一つの係合突起45は、切欠部分42E内に収まらないことから、一つの係合突起45は切欠部分42Eの特定の縁部(障害部分)46と係合する。
したがって、ハンドルを取り外した後に、ハンドル操作変更用の座本体4B、4Cを交換しても、ハンドル操作の仕様を変えることができることから、第1実施例と同一の目的を達成することができる。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図3は本発明が援用する従来の一例を示す各説明図。図4乃至図9は本発明の最良の実施例を示す各説明図(第1実施例)。図10及び図11は本発明の第2実施例を示す各説明図。図11及び図12は本発明の第3実施例を示す各説明図。図14は本発明の第4実施例を示す概略説明図。
概略断面説明図(平面側から見ている)。 図1に於いて、支持座とハンドル等の関係を示す分解的説明図。 ハンドルの仕様態様を示す概略説明図。 図1と同様の概略断面説明図。 取付け軸部、カバー及び座裏板を斜視図で示した概略説明図。 主たる部材の分解斜視図。 図7の(a)、(b)は、ハンドルの仕様態様を示す各説明図。 図8の(a)、(b)は、片面的仕様態様(実施例ではプル仕様)に切り替えた各説明図。 片面的仕様態様に変える場合の流れを示す説明図。 第2実施例を示す説明図。 片面的仕様態様(実施例では、プッ仕様)に切り替えた説明図。 第3実施例を示す説明図。 図11と同様に片面的仕様態様切り替えた説明図。 図14の(a)、(b)は、第4実施例を示す各概略説明図。
1…扉、1a…開口、13…錠箱、4A,4B,4C…支持座(取付け座)、5…支持座、7,7A,8…揺動片(取付け軸部)、9…支持軸、10A…ハンドル(内側)、11…ハンドル(外側)、12,13…摺動体、14,14A…カバー(内側)、15…カバー(外側)、17…鍔、23…環状部、23a…環状部の係合溝、24…中心孔、33…支軸用貫通小孔、34A…取付け軸部の内端部側、41,41A,41B,41C…座裏板、42,42A,42B,42C,42D,42E…切欠部分、45…係合突起、46…縁部(障害部分)、51…取付けベース板、51a…嵌合部、52…位置変位片、O…X軸とY軸が交差する中心。

Claims (5)

  1. 扉の壁面に固定される取付け座と、この取付け座に設けられるプッシュ・プル式ハンドルと、該ハンドルを取り外した後にハンドル操作の仕様を変え得るプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造であって、前記取付け座は、該取付け座の背面と前記扉の壁面或いは錠箱の側壁との間に設けられるハンドル操作変更用の座裏板を備え該座裏板は、X軸方向の長さよりもY軸方向の長さが短く設定され、かつ、ハンドル操作変更用の機能を有する切欠部分を有し該座裏板を所定の角度だけ回転位置変位させた場合に、前記ハンドルの取付け軸部の係合突起が、前記切欠部分を形成する縁部(障害部分)と係合しない場合と、係合する場合の二つの態様があることを特徴するプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造。
  2. 請求項1に於いて、座裏板は、取付けベースと、この取付けベース内に形成した嵌合部に取り外し可能に嵌着するハンドル操作変更用位置変位片とから成ることを特徴するプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造。
  3. 扉の壁面に固定される取付け座と、この取付け座に設けられるプッシュ・プル式ハンドルと、該ハンドルを取り外した後にハンドル操作の仕様を変え得るプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造であって、前記取付け座は、該取付け座の背面と前記扉の壁面或いは錠箱の側壁との間に設けられるハンドル操作変更用の複数枚の座裏板を備え、これら中の一方の座裏板はハンドル操作をプッシュ・プルできる大きさの切欠部分を有し、他の座裏板はハンドル操作を一方向にのみに操作できる大きさの切欠部分を有していることを特徴するプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造。
  4. 請求項3に於いて、切欠部分の大きさが異なる二種類の座裏板は、交換可能な嵌合片であり、取付けベース内に形成した嵌合部から一方を取り外し、他方を前記嵌合部に嵌め込むことにより、ハンドル操作の仕様を変えることを特徴するプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造。
  5. 扉の壁面に固定される取付け座と、この取付け座に設けられるプッシュ・プル式ハンドルと、該ハンドルを取り外した後にハンドル操作の仕様を変え得るプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造であって、前記取付け座を、ハンドル操作変更用に複数枚用意し、これら中の一方は、ハンドル中心孔と連通しかつハンドル操作をプッシュ・プルできる大きさの切欠部分を有し、他は、ハンドル中心孔と連通しかつハンドル操作を一方向にのみできる大きさの切欠部分を有していることを特徴するプッシュ・プル錠のハンドル操作の変更構造。
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