JP4636969B2 - ホモジナイザー - Google Patents

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Description

本発明は、食品検査、生体組織検査等に用いられるホモジナイザーに関する。
ホモジナイザーは、駆動部の回転軸の回転運動がクランク機構を構成するパドルシャフトにより往復運動に変換され、パドルシャフトに連結されたパドルにより、所定の試料が入れられた収納袋を、該パドルに対向して設けられた押し付け部との間で押圧し、収納袋内で試料を破砕し懸濁化する。例えば、特許文献1では、開閉扉を介して試料入り収納袋を配置可能な試料収容部(パドルルーム)が設けられており、該試料収容部内において、パドルと開閉扉(押し付け部)との間で収納袋を押圧するホモジナイザーを開示している。
特開平7−284679号公報
しかしながら、従来のホモジナイザーは、試料入りの収納袋を試料収容部にセットした後、制御ボタンを操作すると、駆動部が所定の出力で所定時間動作した後、停止するに過ぎないものである。従って、2つのパドルの押圧面は、停止した際に、必ずしも略同一平面上で停止しているとは限らず、むしろ一方が突出した状態で互い違いにずれて停止している場合が多い。複数の試料入り収納袋を連続して処理する際は、運転停止するたびに、処理済みの収納袋を取り出し、新たな試料入り収納袋を試料収容部に収容して実施するが、上記のように、2つのパドルが互い違いとなって停止していると、次の試料入り収納袋を収容しにくく、収容作業に手間、時間がかかるという問題があった。
また、収納袋に入れられた試料は、硬さが全て同じとは限らないため、試料の硬さにより、駆動部への負荷が変化する。駆動部への負荷が変化すると、駆動部の出力を所定値で設定していても、パドルが往復動作する際のスピード(パドルスピード)が変わってしまう。このため、試料の破砕条件が一定にならず、系統的なデータを得られない恐れがあるという問題もあった。
さらに、パドルは、駆動部の回転軸の回転運動を往復運動に変換して動作されるものであるため、先端にパドルが支持され、基端部が回転軸に連結されているクランク機構を構成するパドルシャフトは、基端部と先端部とに分割されていると共に、基端部が回転軸に対して偏心した位置に接続され、基端部と先端部とはゴム等の可撓性部材からなるコネクタにより連結されている。このコネクタは、先端部に対してはヒンジピンを介して連結されており、回転軸に対して偏心した位置で回転する基端部の上下変動を吸収し、先端部を上下変動させずに往復運動させることができる。コネクタは、先端部をスムーズに往復運動させるため、ヒンジピンが介在されているにしても、基端部の上下変動を吸収する際に多少の変形を伴う。このため、金属部品からなるパドルシャフトの他の部分(基端部及び先端部)よりもはるかに耐久性がなく、ある程度使用したならば、交換しなければならない消耗品である。しかしながら、従来、使用頻度に応じて交換することは行われておらず、破損した場合に交換するのが一般であり、運転途中で破損した場合には、作業を中断しなければならなかった。また、運転中、試料収容部に収容されている試料が入れられた収納袋が、パドル間に挟まったり、パドルの裏側に回り込んだりして、パドルが前後動作不可能なロック状態になっていしまい、駆動部のモータが焼き付く恐れがあったり、試料が効率よく懸濁されなかったりする等の問題もあった。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、パドルの停止位置を揃えることにより、次の試料入り収納袋を装填し易くし、検査の迅速化、信頼性を高め、ホモジナイザーによる検査効率を向上させることを課題とする。また、本発明は、パドルスピードを安定化させることにより、検査の迅速化、信頼性を高め、ホモジナイザーによる検査効率を向上させることを課題とする。また、本発明は、上記に加え、パドルシャフトのコネクタを破損前に交換可能とし、運転途中での破損等を防止できるホモジナイザーを提供すること課題とする。さらに、パドルが前後動作不可能なロック状態になったことを検知可能とすることにより、検査の迅速化、駆動部への負担を軽減できるホモジナイザーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明では、駆動部により回転する回転軸の回転運動を往復運動に変換するクランク機構と、前記クランク機構により、交互に往復運動可能に制御され、対向して設けられる押し付け部との間で試料を押圧する2つのパドルとを備えてなるホモジナイザーにおいて、
前記回転軸の回転変位を検出する回転変位検出機構と、
前記回転変位検出機構からの検出結果に基づき、前記駆動部を制御する制御部とを有し、
前記制御部に、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に位置合わせを行う位置合わせ制御部が設定されていることを特徴とするホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、駆動部により回転する回転軸の回転運動を往復運動に変換するクランク機構と、前記クランク機構により、交互に往復運動可能に制御され、対向して設けられる押し付け部との間で試料を押圧する2つのパドルとを備えてなるホモジナイザーにおいて、
前記回転軸の回転変位を検出する回転変位検出機構と、
前記回転変位検出機構からの検出結果に基づき、前記駆動部を制御する制御部とを有し、
前記制御部に、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に位置合わせを行う位置合わせ制御部と設定した回転速度を維持するように駆動部の出力を制御するパドルスピード制御部とが設定されていることを特徴とするホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、前記位置合わせ制御部は、駆動部の駆動を停止させる際、前記回転変位検出機構により、回転軸の回転角が、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に対応する回転角に至ったことを検出すると、駆動部の出力をゼロにするように制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項1又は記載のホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、前記位置合わせ制御部は、駆動部の駆動を停止させる際、回転軸の回転速度を所定の速度まで減速し、その後、前記回転変位検出機構により、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に対応する回転角に至ったことを検出すると、駆動部の出力をゼロにするように制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、前記位置合わせ制御部に設定される前記制御手段は、回転軸の回転速度を所定の回転速度まで減速させた際、所定時間、減速させた所定の回転速度を維持するように駆動部の出力を制御する手段を備えていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、前記パドルスピード制御部は、前記回転変位検出機構により検出される回転軸の回転速度と設定した回転速度とを比較し、検出された回転速度が設定した回転速度と異なる場合に、設定した回転速度を維持するように駆動部の出力を制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、さらに、前記制御部に、前記回転変位検出機構により検出された回転回数を積算して記憶し、積算回転回数が所定の値に至った場合に、任意の警告手段を動作させる信号を出力する回転回数積算記憶制御部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載のホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、さらに、前記制御部に、前記回転変位検出機構からの回転変位の検出信号が所定時間得られない場合に、パドルが前後動作不可能なロック状態になったと判定するパドルロック検出部を備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載のホモジナイザーを提供する。
請求項記載の本発明では、前記回転変位検出機構が、前記回転軸に装着されるスリットを備えた遮光板と、
発光素子と受光素子とが前記遮光板を挟んで配置され、前記スリットを検出可能なフォトインタラプタとを備えて構成され、
前記フォトインターラプタによる前記スリットの検出位置と、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置とが一致するように、前記遮光板のスリットの形成位置及びフォトインターラプタの取り付け位置が設定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載のホモジナイザーを提供する。
請求項10記載の本発明では、前記スリットが、180度異なる2カ所に形成されていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザーを提供する。
請求項11記載の本発明では、前記駆動部が、モータと減速機構とを備えて構成され、前記回転軸が減速機構の出力軸であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1に記載のホモジナイザーを提供する。
本発明のホモジナイザーは、駆動部の回転軸の回転変位を検出する回転変位検出機構を備え、駆動部の制御を行う制御部が、停止時における2つのパドルの位置合わせ制御部を有している。パドルの位置合わせ制御部により、停止時において2つのパドルの押圧面がほぼ同一平面上に揃うため、次の試料入り収納袋を装填しやすい。また、駆動部の制御を行う制御部に、パドルスピード制御部を設けた場合には、負荷が変化しても所定のパドルスピードに制御されるため、破砕条件が一定となり、系統的なデータを得やすくなる。すなわち、パドルの位置合わせ制御部かパドルスピード制御部のいずれかを有することにより、検査の迅速性又は信頼性を高めることができ、ホモジナイザーの検査効率を向上させることができる。もちろん、制御部には、パドルの位置合わせ制御部とパドルスピード制御部の双方が設定されていることが好ましく、それにより検査効率のさらなる向上に資する。また、パドルの位置合わせ制御部は、停止時において駆動部の出力をゼロにする前に、回転軸の回転速度を所定の回転速度まで減速させる構成とすることが好ましい。これにより、通常動作時における回転軸の回転速度に拘わらず、停止位置を安定化させることができる。この場合、さらに、回転軸の回転速度を所定の回転速度まで減速させた際、所定時間、減速させた所定の回転速度を維持するように駆動部の出力を制御する手段を備えた構成とすることが、停止位置の安定化のためにはより好ましい。なお、減速させた所定の回転速度を維持するように駆動部の出力を制御する手段は、通常動作時においてパドルスピードの制御を行う上記パドルスピード制御部が兼用する構成としてもよい。また、駆動部としては、モータに減速機構を組み合わせたものを用い、減速機構の出力軸の回転変位を検出する構成とすると、該出力軸の動作がパドルの往復運動に同期しているため、2つのパドルの停止位置の位置合わせをより正確に行うことができる。
また、回転変位検出機構から得られる信号を利用し、回転回数を積算して記憶する回転回数積算記憶制御部を有する態様とすることにより、回転回数の積算値が所定の値に至った場合に、警告手段を動作させる構成とすれば、パドルシャフトのコネクタを破損前に交換することができ、コネクタの破損による運転中断等の障害を防止できる。
また、制御部に、回転変位検出機構からの回転変位の検出信号が所定時間得られない場合に、パドルが前後動作不可能なロック状態になったと判定するパドルロック検出部を備えた構成とすることにより、パドル間に挟まったり、あるいはパドルの後側に試料入り収納袋が回り込むなどして、パドルが前後動作できなくなった状態を早期に発見できる。パドルロック検出部によりパドルロック状態が検出されたならば、任意の警告手段を動作させることにより、作業者に報知し、駆動部の駆動を速やかに停止させることができ、過電流状態となることを防ぐことができる。この場合、パドルロック状態が検出されたならば、即座に駆動部の駆動を自動的に停止させる信号を出力する構成とすることが好ましい。
次に、図面に示した実施形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるホモジナイザー1の外観を示す図、図2はその内部構造を示す平面図、図3は同じく内部構造を示す側面図である。これらの図に示したように、ホモジナイザー1は、略箱状のケース2aに取り囲まれて形成された駆動機構配置部2と試料収容部3とを備えている。試料収容部3の前面には、開閉扉3aが設けられており、ハンドル3bを操作し、手前に倒すと開き、奥に戻すと閉まる構造となっている。なお、本実施形態では、試料収容部3の前壁部が開閉扉3aから構成されているが、前壁部が開閉せず、他の壁部が開閉して試料を装填する構成とすることも可能である。また、ケース2aの前面上部には、後述の回転軸12,13の回転速度を設定する制御ボタンと駆動時間を制御するタイマーとを配した操作パネル2bが設けられている。
駆動機構配置部2内には、駆動部10が配置される。駆動部10は、図2及び図3に示したように、モータ11と、該モータ11の出力軸に連結され、例えば、モータ11の出力軸の回転を1/10に減速する複数のギアの組み合わせ等からなる減速機構11aとを備えて構成される。減速機構11aには両側に突出する出力軸である回転軸12,13が設けられている。回転軸12,13には、回転板12a,13aがそれぞれ取り付けられており、該回転板12a,13aにおいて、回転軸12,13の回転中心から偏心した位置に、各パドルシャフト20の基端部21が連結される連結軸12b,13bが突設されている。また、各連結軸12b,13bは、各回転板12a,13aにおいて、互いに180度異なる偏心位置に突設されている。すなわち、図2に例示したように、パドルシャフト20を介して回転軸12に連結されるパドル30が開閉扉3aから離間し、パドルシャフト20を介して回転軸13に連結されるパドル30が開閉扉3aに近接している状態において、一方の回転板12aは前端付近に回転軸12が位置し、回転軸12の連結位置よりも後方の後端付近に連結軸12bが位置するように設けられているのに対し、他方の回転板13aは、後端付近に回転軸13が位置し、回転軸13の連結位置よりも前方の前端付近に連結軸13bが位置するように設けられている。
パドルシャフト20は、それぞれ、基端部21と先端部22とに分割された軸部材からなり、基端部21と先端部22とは、取り外し可能なコネクタ23を介して連結されている。また、先端部22とコネクタ23とはヒンジピン23aを介して連結されており、回転軸12,13の回転運動を往復運動に変換するクランク機構を構成している。基端部21及び先端部22は金属製部品からなるが、コネクタ23はある程度の弾力性を持たせるためゴム等の可撓性部材から構成するのが好ましい。各基端部21は、上記したように、回転軸12,13の連結軸12b,13bに連結されるが、連結軸12b,13bは回転軸12,13の回転中心に対して互いに180度異なる方向に偏心して設けられているため、各基端部21は、180度位相がずれた状態でそれぞれ円運動する。この結果、両者間に介在されるコネクタ23は、各基端部21が円運動すると、その円運動における上下変動を吸収して各先端部22を直線的に交互に往復動作させる。
各パドルシャフト20の先端部22は、駆動機構配置部2から仕切板4を介して試料収容部3内に突出しており、各先端部22の先端に、パドル30がそれぞれ固定されている。従って、パドルシャフト20の先端部22が往復運動すると、各パドル30は、試料収容部3内を前後に交互に往復動作する。そして、各パドル30と、該パドル30に対向して位置し、押し付け部を構成する開閉扉3aとの間に、試料入り収納袋が装填されることにより、該試料を収納袋の外側から押圧し、破砕する。なお、各パドル30と各パドルシャフト20の先端部22とは一体形成された一つの部材から構成してもよいし、別部材を用いて一体的に固定して形成してもよい。
ここで、一方の回転軸12には、図3〜図6に示したように、遮光板40が装着されており、発光素子50aと受光素子50bとが遮光板40を挟んで配置されるフォトインターラプタ50が、ケース2aにおける任意の不動部に固定されている。本実施形態では、この遮光板40とフォトインターラプタ50により、回転軸12の回転変位を検出する回転変位検出機構が構成されている。図6に示したように、遮光板40には、180度異なる2カ所にスリット40a,40bが形成されている。この際、スリット40a,40bの形成位置及びフォトインターラプタ50の取り付け位置は、フォトインターラプタ50によりいずれかのスリット40a,40bを検出した際に、回転軸12,13の回転角が所定の角度となるようにセットされる。所定の角度とは、その角度で回転軸12,13の回転を停止すると、2つのパドル30の各押圧面30aが、略同一平面上に揃う位置である(図5参照)。回転軸12の回転角と、各パドル30の各押圧面30aが略同一平面上になる位置とを対応させるに当たっては、例えば、フォトインターラプタ50を所定の位置に設置すると共に、遮光板40を回転軸12に装着し、その状態で、各パドル30の各押圧面30aを略同一平面上に揃わせ、その際にスリット40a,40bのいずれかがフォトインターラプタ50の位置に対応するように遮光板40の回転軸12における取り付け角度を調整して対応させることができる。本実施形態では、上記したように、回転軸12,13が、減速機構11aの出力軸からなるため、モータの出力が例えば1/10程度に減速されており、回転軸12,13(減速機構11aの出力軸)の回転運動がパドル30の往復運動に同期しているため、各パドル30の押圧面30aの位置合わせを正確に行うことができる。
なお、各パドル30は、各パドルシャフト20を介して交互に往復運動し、往復動作の行きと帰りの各途中の2カ所でパドル30同士がすれ違うため、1往復につき2カ所において各パドル30の押圧面が揃う機会がある。従って、本実施形態のように、180度異ならせてスリット40a,40bを2カ所に設けると、いずれかのスリット40a,40bのいずれかをフォトインターラプタ50により検出すればよく、各パドル30の押圧面が略同一になる位置を迅速に検出できる。もちろん、検出頻度が1/2になり、完全停止するまでの時間が多少余分にかかることを許容するのであれば、スリット40a,40bは、どちらか一方のみとすることもできる。このように、回転変位検出機構は、180度又は360度ごとのスリット40a,40bの回転位置の変化を検出するものであるため、フォトインターラプタ50は一組で、スリット40a,40は1カ所か又は最も多くて2カ所でよい。従って、この回転変位検出機構は、極めてシンプルな構造で安価に製作することができる。
スリット40a,40bをフォトインターラプタ50によって検出すると、2つのパドル30の各押圧面30aが、略同一平面上に揃うが、スリット40a,40bを検出して即座にモータ11を完全に停止させる信号を供給しても、慣性により、各回転軸12,13は僅かに回転する。従って、本明細書でいう「2つのパドル30の各押圧面30aが、略同一平面上に揃う位置に対応する回転角」とは、2つのパドル30の各押圧面30aが全く同じ平面上に揃う回転角のほか、その直前の回転角も含む意味であり、好ましくは、全く同じ平面上に揃う回転角に至る直前の回転角で、フォトインターラプタ50がスリット40a,40bを検出するように設定されていることがよい。直前の回転角とは、各押圧面30aが全く同じ平面上に揃う回転角に至る前であって、好ましくは20度を超えない範囲の回転角、より好ましくは5度〜15度手前の回転角であり、フォトインターラプタ50がその時点でスリット40a,40bを検出すると、回転軸12,13が完全に停止した際には、2つのパドル30の停止位置が、同一平面上にほぼ正確に揃う。
もっとも、2つのパドル30の停止位置の精度は、回転軸12,13の駆動を停止する直前の回転速度にも左右されるため、上記した20度手前以下、好ましくは5度〜15度手前で停止させて所望の位置で停止させるには、通常運転時の回転速度に拘わらず、回転軸12,13の駆動を完全に停止させる前に、一旦、所定の回転速度に減速する構成とすることが好ましい。
ここで、駆動機構配置部2内には、駆動部10を制御する制御部15が設けられている。制御部15はマイクロコンピュータからなり、図7に示したように、コンピュータプログラムからなる制御手段として、位置合わせ制御部151及びパドルスピード制御部152が設定されている。位置合わせ制御部151は、上記した回転軸12,13を停止させる制御信号を出力すると共に、停止させる前に駆動部10のモータ11を所定の出力に減速制御する制御信号を出力する。具体的には、駆動部10のモータ11は、ケース2aの操作パネル2bに配されたタイマーにより所定時間動作するように設定されるが、タイマーが切れると、位置合わせ制御部151が起動し、駆動部10のモータ11に対して、フォトインターラプタ50によって検出される回転軸12,13の回転速度が所定の値となるように、所定時間(例えば、0.3秒間)、一定の割合で出力を減速させる制御信号を出力する。また、位置合わせ制御部151は、モータ11の出力をゼロにするまでの所定時間、上記工程で減速させた回転速度を安定的に維持するように駆動部を制御する。ここで、減速させた回転速度を維持する制御手段は、位置合わせ制御部151に設定されていてももちろん構わないが、所定の回転速度に減速させた後、後述のパドルスピード制御部152を動作させて、減速させた回転速度を維持するようにしてもよい。なお、回転軸12,13の回転速度は、フォトインターラプタ50によってスリット40a,40bを検出することにより回転回数が得られるため、それをもとに単位時間当たりの回転回数として求められる。
パドルスピード制御部152は、回転変位検出機構であるフォトインターラプタ50によって検出される回転軸12,13の回転速度が、制御ボタンにより設定した回転速度と異なった場合、すなわち、試料の硬さの変動により、パドル30による押圧負荷が変化し、例えば、回転軸12,13の回転速度が低下した場合、これを設定した回転速度となるように、モータ11の出力を上昇させる制御信号を出力する。これにより、回転軸12,13の回転速度が安定し、試料を押圧する際のパドルスピードが安定する。試料によっては、押圧負荷が低下して回転軸12,13の回転速度が上昇する場合もあるが、この場合には設定した回転速度となるようにモータ11の出力を低下させる制御信号を出力する。
制御部15は、さらに回転回数積算記憶制御部153を有している。回転変位検出機構により、回転軸12,13の回転回数を検知できるが、回転回数積算記憶制御部153は、駆動の度に回転回数をカウントし、それを積算し、記憶する。上記したように、パドルシャフト20には、可撓性部材からなるコネクタ23を用いているため、このコネクタ23の耐用時間を、回転軸12,13の回転回数に換算し、予め、所定の積算回転回数に至ったならば、回転回数積算記憶制御部153からの制御信号により警告手段を駆動させるように設定しておく。警告手段は任意であるが、例えば、ケース2aや開閉扉3a等に付設した警告ランプ、あるいは、警報装置などを用いることができる。
本実施形態のホモジナイザー1は次のように使用される。まず、ハンドル3bを操作し、開閉扉3aを開け、試料を入れた収納袋を試料収容部3に装填した後、開閉扉3aを閉じる。次に、操作パネル2bの制御ボタンを操作し、回転軸12,13の回転速度を設定すると共に、タイマーをセットし、スタートさせる。これにより、図4に模式的に示したように、試料収容部3内において、各パドル30が交互に往復動作し、各パドル30の押圧面により、押し付け部である開閉扉3aに収納袋が押し付けられ、その内部の試料が破砕され懸濁化される。試料の破砕中、回転軸12,13は、回転変位検出機構であるフォトインターラプタ50によって遮光板40のスリット40a,40bを検出することで回転速度が検出され、その回転速度がパドルスピード制御部152にフィードバックされる。パドルスピード制御部152では、フィードバックされた回転速度を設定回転速度と比較し、例えば、設定回転速度を下回る場合には、モータ11の出力を上げる制御信号を出力し、設定回転速度を維持する。これにより、パドルスピードが安定化し、系統的なデータの取得が可能となる。
所定時間経過してタイマーが切れると、図8に示したように、位置合わせ制御部151からモータ11の出力を下げる制御信号が出力され、所定時間、一定の割合で減速制御され、回転変位検出機構により検出される回転軸12,13の回転速度が所定の低い回転速度となる(S100)。そして、その所定の低い回転速度が維持される。この際、所定の低い回転速度を安定的に維持するため、位置合わせ制御部151に設定されている制御手段、あるいは、上記のパドルスピード制御部152の動作により、検出された回転速度が所定の低い回転速度を上回ったり下回ったりした場合に、所定の低い回転速度を維持する制御信号が出力される。この低い回転速度が維持された後、フォトインターラプタ50によって遮光板40のスリット40a,40bが検出されると、モータ11の出力がゼロになる(S101)。これにより、回転軸12,13は慣性により僅かな角度、例えば、5度〜15度回転した後、完全に停止する(S102)。フォトインターラプタ50及びスリット40a,40bを上記したような所定の位置関係で設けられているため、回転軸12,13が所定の回転角で停止すると、各パドル30は、図5に模式的に示したように、押圧面30aがほぼ同一面上に揃った状態で停止する。
かかる状態で、破砕され、懸濁化された試料入り収納袋を試料収容部3から取り出し、新たな試料入り収納袋を試料収容部3内にセットする。このとき、試料収容部3内では、図5に示したように、2つのパドル30が互い違いにならずに、押圧面30a同士が略同一平面上に位置しているため、試料入り収納袋を入れる際に、いずれかのパドル30が邪魔になるようなことがなくスムーズにセットでき、新たな収納袋の装填作業が迅速化される。
回転変位検出機構は、回転軸12,13の回転回数を検出できるため、その回転回数は、回転回数積算記憶制御部153に記憶され、積算される。そして、積算回転回数が所定の回数に至ると、警告手段が作動する(図7参照)。警告手段が作動したならば、パドルシャフト20のコネクタ23を交換する。この際、運転中に警告手段が作動したとしても、コネクタ23が破損しているわけではないため、当該検査作業が終了した後、交換すればよく、コネクタ23の破損による駆動中の検査の中断等を防止できる。
また、制御部15には、パドルロック検出部154を設定しておくことが好ましい。パドルロック検出部154は、回転変位検出機構からの回転変位の検出信号、すなわち、フォトインターラプタ50による遮光板40のスリット40a,40bの検出信号が所定時間得られない場合に、パドル30が前後動作できないロック状態になったと判定する。そして、パドル30のロック状態が検出されたならば、警告ランプや警報装置などの任意の警告手段を動作させる構成とすることにより、作業者に速やかに報知することができる。また、警告手段を動作させることなく、あるいは警告手段の動作と共に、モータ11を停止させる信号を出力し、モータ11を強制的に停止させる構成としてもよい。パドル30により試料入り収納袋を押圧している際に、稀に、パドル30の後側に回り込んだり、パドル30間に挟まったりして、前後動作しなくなる場合があるが、かかる場合に、上記パドルロック検出部154を設け、パドル30がロックしたことを検出可能な構成とすると、上記警告手段等の対処手段と連携させることにより、モータ11に過電流が流れることを防ぐことができる。
図1は、本発明の一の実施形態にかかるホモジナイザーの外観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図2は、上記実施形態にかかるホモジナイザーの内部構造を示す平面図である。 図3は、上記実施形態にかかるホモジナイザーの内部構造を示す側面図である。 図4は、各パドルの動作中の状態を模式的に示した図である。 図5は、各パドルの押圧面が略同一平面上に揃った状態を模式的に示した図である。 図6は、上記実施形態で用いた回転変位検出機構を示す図である。 図7は、制御部の構成を示すブロック図である。 図8は、位置合わせ制御部の制御フローを示す図である。
符号の説明
1 ホモジナイザー
2 駆動機構配置部
2a ケース
2b 操作パネル
3 試料収容部
3a 開閉扉
4 仕切板
10 駆動部
11 モータ
11a 減速機構
12,13 回転軸(減速機構の出力軸)
15 制御部
151 位置合わせ制御部
152 パドルスピード制御部
153 回転回数積算記憶制御部
20 パドルシャフト
21 基端部
22 先端部
23 コネクタ
30 パドル
40 遮光板
40a,40b スリット
50 フォトインターラプタ

Claims (11)

  1. 駆動部により回転する回転軸の回転運動を往復運動に変換するクランク機構と、前記クランク機構により、交互に往復運動可能に制御され、対向して設けられる押し付け部との間で試料を押圧する2つのパドルとを備えてなるホモジナイザーにおいて、
    前記回転軸の回転変位を検出する回転変位検出機構と、
    前記回転変位検出機構からの検出結果に基づき、前記駆動部を制御する制御部とを有し、
    前記制御部に、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に位置合わせを行う位置合わせ制御部が設定されていることを特徴とするホモジナイザー。
  2. 駆動部により回転する回転軸の回転運動を往復運動に変換するクランク機構と、前記クランク機構により、交互に往復運動可能に制御され、対向して設けられる押し付け部との間で試料を押圧する2つのパドルとを備えてなるホモジナイザーにおいて、
    前記回転軸の回転変位を検出する回転変位検出機構と、
    前記回転変位検出機構からの検出結果に基づき、前記駆動部を制御する制御部とを有し、
    前記制御部に、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に位置合わせを行う位置合わせ制御部と設定した回転速度を維持するように駆動部の出力を制御するパドルスピード制御部とが設定されていることを特徴とするホモジナイザー。
  3. 前記位置合わせ制御部は、駆動部の駆動を停止させる際、前記回転変位検出機構により、回転軸の回転角が、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に対応する回転角に至ったことを検出すると、駆動部の出力をゼロにするように制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項1又は記載のホモジナイザー。
  4. 前記位置合わせ制御部は、駆動部の駆動を停止させる際、回転軸の回転速度を所定の速度まで減速し、その後、前記回転変位検出機構により、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置に対応する回転角に至ったことを検出すると、駆動部の出力をゼロにするように制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザー。
  5. 前記位置合わせ制御部に設定される前記制御手段は、回転軸の回転速度を所定の回転速度まで減速させた際、所定時間、減速させた所定の回転速度を維持するように駆動部の出力を制御する手段を備えていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザー。
  6. 前記パドルスピード制御部は、前記回転変位検出機構により検出される回転軸の回転速度と設定した回転速度とを比較し、検出された回転速度が設定した回転速度と異なる場合に、設定した回転速度を維持するように駆動部の出力を制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザー。
  7. さらに、前記制御部に、前記回転変位検出機構により検出された回転回数を積算して記憶し、積算回転回数が所定の値に至った場合に、任意の警告手段を動作させる信号を出力する回転回数積算記憶制御部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載のホモジナイザー。
  8. さらに、前記制御部に、前記回転変位検出機構からの回転変位の検出信号が所定時間得られない場合に、パドルが前後動作不可能なロック状態になったと判定するパドルロック検出部を備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載のホモジナイザー。
  9. 前記回転変位検出機構が、前記回転軸に装着されるスリットを備えた遮光板と、
    発光素子と受光素子とが前記遮光板を挟んで配置され、前記スリットを検出可能なフォトインタラプタとを備えて構成され、
    前記フォトインターラプタによる前記スリットの検出位置と、2つのパドルの各押圧面が停止時に略同一平面上となる位置とが一致するように、前記遮光板のスリットの形成位置及びフォトインターラプタの取り付け位置が設定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載のホモジナイザー。
  10. 前記スリットが、180度異なる2カ所に形成されていることを特徴とする請求項記載のホモジナイザー。
  11. 前記駆動部が、モータと減速機構とを備えて構成され、前記回転軸が減速機構の出力軸であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1に記載のホモジナイザー。
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