JP6124310B2 - 眼鏡レンズ加工装置 - Google Patents
眼鏡レンズ加工装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6124310B2 JP6124310B2 JP2015027053A JP2015027053A JP6124310B2 JP 6124310 B2 JP6124310 B2 JP 6124310B2 JP 2015027053 A JP2015027053 A JP 2015027053A JP 2015027053 A JP2015027053 A JP 2015027053A JP 6124310 B2 JP6124310 B2 JP 6124310B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- control
- drive motor
- processing
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 195
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 21
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 104
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 69
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 50
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 45
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 36
- 238000004441 surface measurement Methods 0.000 description 28
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 24
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 12
- 230000001877 deodorizing effect Effects 0.000 description 11
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 10
- 230000008859 change Effects 0.000 description 8
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 8
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 8
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 7
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 6
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 4
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- NCGICGYLBXGBGN-UHFFFAOYSA-N 3-morpholin-4-yl-1-oxa-3-azonia-2-azanidacyclopent-3-en-5-imine;hydrochloride Chemical compound Cl.[N-]1OC(=N)C=[N+]1N1CCOCC1 NCGICGYLBXGBGN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000004332 deodorization Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 239000008399 tap water Substances 0.000 description 1
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 1
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
図1を参照すると、本発明に係るレンズ加工に関わる装置類が示してある。
図1において、1は入力された眼鏡フレーム形状データに基づいて生地眼鏡レンズMLを加工するレンズ加工装置である。2は周知のタブレット端末であり、レンズ加工装置1と有線または無線での通信接続により、予めインストールされた専用アプリケーションに基づく操作でレンズ加工装置1に対する加工指示の送信、また、レンズ加工装置1から機械状態、測定結果などの情報を受信し、測定結果に基づく加工シミュレーション結果を図表示する。また、クラウドコンピュータ上の外部サーバー4との通信でフレーム形状データなどを受信する。3はレンズ加工装置1に冷却水の供給と排水回収を行う給水装置である。図1aでは、図1と同じ構成を示しているが、ビニール袋183を省き、ビニール袋183の裏側のホース状態を図示している。
タブレット端末2は、タッチスイッチとして利用できる液晶画面があり、カメラが内蔵されている。無線通信機能があり、またUSB接続による通信と電源が得られるものである。レンズ加工装置1の操作指示、通信により得られるデータ表示などを実施できる専用アプリケーションが搭載されている。レンズ研削装置とはUSB接続により電源供給を受け、通信を行う。但し、この接続はUSB接続に限定されるものではなく、無線通信を利用することも可能である。その場合には他の電源供給を受ける必要がある。
専用アプリケーションを示すアイコンがタブレット端末2に表示される。これをタッチ選択することで専用アプリケーションが起動し、図2に示す第1画面が表示される。第1画面には、フレーム形状を図形表示し、また、ボクシングサイズ、DBL、カーブなどを数値表示するフレーム表示エリア210がある。Rクランプ及びLクランプ212、メンテナンス213、電源214が表示されている。
[メンテナンス213] メンテナンス213は、メンテナンス画面への切替を指示するためのものである。
[電源214] 電源214は、専用アプリケーションの終了を指示するためのものである。
図3に示す第2画面には、第1画面に有ったフレーム形状と数値データを表示するフレーム表示エリア220がある。また、Rクランプ、またはLクランプで指示した右、または左のクランプした側のフレーム形状が強調表示される。
[PD、UP、SIZE] PD222、UP223、SIZE224の表示とこれに並び、それぞれに対応する数値表示がある。PD222,UP223,SIZE224は触れて左右に移動することで数値を変更できる。
[加工スタート225] 加工スタート225は、加工の開始を指示する
[詳細指示226] 詳細指示226は、詳細指示画面への表示切替を指示する
[戻る227] 戻る227は、第1画面に戻ることを指示する。
図3に示す詳細指示画面には、第1画面に有ったフレーム形状と数値データを表示するフレーム表示エリア230がある。右、または左のレンズクランプした側のみが表示され、対眼が図表示されるべき場所に第2画面で決定されたPD222,UP223,SIZE224の各表示が数値と共に表示される数値表示エリア231がある。フレーム表示エリア230、数値表示エリア231は触れても反応しない。
[表面取、裏面取、特殊面取] 表面取234、裏面取235、特殊面取236の表示とこれに並び、それぞれに対応する数値表示がある。表面取234、裏面取235、特殊面取236の表示に触れて左右に移動することで数値を変更できる。
[加工スタート238] 加工スタート238は、加工の開始を指示する
[戻る239] 戻る239は、第1画面に戻ることを指示する。
加工を解しすると図4に示す加工中画面となる。加工中画面には、詳細指示画面と同じ内容の表示がある。但し、戻る239のアイコンはなく、代わりに緊急停止240がある。また、画像確認スタート237、及び加工スタート238の表示は無い。また、ヤゲン(溝)カーブ232から特殊面取236までの表示は詳細指示画面と同じ内容を表示しているが、タッチしてもその表示内容の変更はできない。ヤゲン(溝)の断面を表示する断面表示エリア241がある。
[断面表示エリア241] 断面表示エリア241には、ヤゲン(溝)の断面が表示される。左側に最も細い部分の断面が表示され、右側に最も広い部分の断面が表示される。
画像確認スタート237で加工を開始した場合には、レンズ測定が完了した時点で詳細表示画面と同じ内容の表示があり、レンズ測定結果に基づくヤゲン(溝)の断面表示エリア241が表示され、機械動作が停止する。但し、画像確認スタート237はない。画像確認画面では、詳細表示画面と同じ作業で数値変更と共にヤゲン(溝)の断面表示エリア241の変化が確認できる。
図5に示すメンテナンス画面には、ポンプ給水260、ポンプ排水261、砥石交換262、補正値データ263、戻る264が表示されている。
[ポンプ給水260] ポンプ給水260は、ポンプ始動と停止を指示する。
[ポンプ排水261] ポンプ排水261は、ポンプ排水時のバルブ34、バルブ35の切替状態を指示する画面に切替表示させる。この切替表示画面には、ポンプ排水261、戻る264が表示されている。ポンプ排水261はポンプの作動を指示する。戻る264は、第1画面の表示に戻ることを指示する。
[補正値データ263] 補正値データ263は、補正値メモリー193に記憶されている各種補正値を表示し、修正するための画面に切り替わる。なお、補正値の表示、修正に関する記載はここではしない。
レンズ加工装置1は、図6に示すとおり眼鏡レンズMLが加工される加工室11があり、加工室11内には、眼鏡レンズMLがレンズ軸120に前後方向から挟持され、かつ回転、前後左右方向に進退動可能に軸支されている。眼鏡レンズMLに対して右側にスピンドル13が前方に行くほどレンズ軸との距離が離れる傾斜をもって配置され、スピンドル軸130には、エンドミル131、溝掘砥石132、研削砥石133が固定されている。また、加工室11内にはレンズ面の位置を測定するための測定子ユニット140がある。
また、レンズ加工装置1の上面は、平面で構成され、タブレット端末2を載置することができ、また加工レンズ、フレームなどを入れる作業用トレーの載置などもできる構造となっている。
加工室11は、図7及び図8に示す通り左右に長いほぼ長方形の上面を持つ箱型形状で中が空洞となっており、上下に2分割された構造となっている。前後の側壁の上下分割部には長穴11aが形成されている。その長穴を覆い隠せる大きさの扇型旋回壁113が旋回可能に前後の側壁にそれぞれ取り付けられている。扇型旋回壁113は長穴11aとの交差部に長穴11aとほぼ直行する方向の長穴を有している。扇型旋回壁113のさらに加工室内側には円形開口を有する円盤型側壁114が配置されている。また加工室11前側壁の左端には、円形開口11bが設けられている。加工室11前側壁は右側面に近づくに従って後壁に近づく方向に傾斜した部分があり、その傾斜面には円形開口11cがある。
図6に示す通りレンズ加工装置1内の固定ベース150上に左右二箇所ずつの突起部分があり、この突起上に前後方向にスライダーを進退動可能とするスライド軸受け151が載置されている。スライド軸受け151にはレンズ加工装置1の左右にそれぞれスライド軸124が前後方向に軸方向を向けて勘合し、スライド軸124の両端部は概略矩形枠形状のスライダー123の前部と後部で固定されている。このため、スライダー123はスライド軸124と一体的に固定ベースに対して前後方向に進退動可能な構造となっている。
さらにスライダー123には左右方向に伸びる2本のスライド軸128がそれぞれ左壁と右壁に固定されている。このスライド軸128に勘合し、スライド軸128に沿って進退動可能となるようにキャリッジ122内に図示されないスライド軸受けが内蔵されている。このため、キャリッジ122はスライダー上で左右方向に進退動可能な構造となっている。このキャリッジを駆動するキャリッジ駆動モータ121がスライダー123の左後部に固定され、この出力軸にねじ軸129が結合されている。ねじ軸に螺合する図示されていないめねじ受けがキャリッジ内に固定されている。
キャリッジの加工室を挟んで後部には、レンズ軸120が前後方向に進退動可能、かつ回転可能に軸支され、図示のない周知の駆動機構を介してレンズクランプモータ160の駆動によりキャリッジ122後部から加工室11内に伸びるレンズ軸120が進退動できる。また、レンズ軸120には図示のない周知の連動機構によりキャリッジ122前部に載置されているレンズ軸回転駆動モータ161の駆動力を得て回転駆動力が伝達される。
キャリッジ前部には、レンズ軸120が回転可能に軸支され、図示の無い周知の駆動機構を介してレンズ軸回転駆動モータ161の出力軸が連結されている。
図8に示す通りスピンドル13はその一部が加工室11内にあり、前側壁の右側傾斜部分の円形開口11cから加工室11の外側に出て固定ベース150に固定されている。スピンドル軸130の加工室11とは離れる側の端には回転駆動を受けるプーリー135が固定されている。その下部にスピンドル駆動モータ136が配置され、その出力軸にはプーリー137が固定されている。スピンドル軸130に固定されたプーリー135に図示の無いベルトを介して駆動力を伝達できる構造となっている。
レンズ測定部14は、図10a、図10bに示す通り測定ベース141が図示されていない固定ベース150に固定されている。測定ベース141には測定スライダー142が、測定ベース141に対して前後方向に進退動可能に保持されている。測定スライダー142には、前後方向に貫通した穴があり、この穴に測定子ユニット140が旋回可能に軸支されている。測定子ユニット140の測定スライダー142の後ろ側は、加工室11の円形開口11bから加工室11内に配置され、レンズ前測定子140a、レンズ後測定子140bが前側から順に固定されている。
バランス保持前レバー143、とバランス保持後レバー144が、測定ベース141の下部にそれぞれ旋回可能に軸支され、バランス保持レバー143,144の先端部は、測定スライダー142に設けられた固定ピン142a,142bに接触している。この接触と同時にバランス保持レバー143,144は測定ベース141の上部の固定ピン141a,及び図示されない141bにも接触するように構成されている。また、バランス保持前レバー143とバランス保持後レバー144のそれぞれの先端には、引張コイルバネ145が互いに内向きの力を受けるように固定されている。
測定子ユニット140の測定スライダー142の前側には、旋回プレート148が固定されている。旋回プレート148は測定子ユニット140と一体として測定スライダー142に対して旋回可能に軸支されている。この旋回は測定スライダー142に固定された2個の当て止めピン142c,142dに旋回プレート148の側面が当たることで移動が制限されている。2個のあて止めピン142c,142dで制限される旋回位置は測定子ユニット140に固定されたレンズ前測定子140aとレンズ後測定子140bがレンズ測定状態14SKとなる位置とその他の状態で退避状態14THとなる位置に相当する。
旋回プレート148には引っ掛けピン148aが固定されている。これまでのものとは独立して作動プレート122aが、キャリッジ122に固定されている。
図8に示す通り脱臭装置部17は、レンズ加工装置1の右前側に位置し、固定ベース150に固定されている。脱臭装置部17は、周知の構造で活性炭を内蔵した活性炭箱170と排気ファン171により構成される。活性炭箱170には、図11aに示す通り切替ベース180の切替プレート181の旋回中心に近い位置に配置され、切替プレート181にある小径円形開口181aの位置に符合する円形開口180aからのパイプ172が接続されている。脱臭装置部17には図示の無い排気口がある。このため、パイプ172を通して吸入される空気が活性炭箱170を通過し、排気口を通して排出されることにより脱臭性能が得られる構造となっている。
図11aに示す通りウェット・ドライ切替部18は、固定ベース150の下に配置されている。切替ベース180は固定ベース150に固定されている。切替ベース180には加工室11の底壁の円形開口11dに対応する位置に円形開口180bがあり、加工室の円形開口11dが切替プレート181に隙間なく接触するように構成されている。切替プレート181が切替ベース180に旋回軸181c周りで旋回可能に軸支されている。切替ベース180には案内レール188a,188b,188cが固定され、切替プレート181を旋回可能に案内し、また支えている。切替ベース180には、円形開口180bと旋回軸180cとの中間位置に円形開口180bより小径の円形加工180aがある。
切替プレート181には、加工室11の底壁の円形開口11dに対応する開口が2個あり、一方は開口の径と同径の筒状部181aが下方に伸びている、他方は円形開口から下方に直径が漸減するロート形部181bが延伸し、先端に排水ホース31が接続されている。切替プレート181上には筒状部181aと切替ベース180の円形開口180bとが合致する状態で切替ベース180の円形開口180aと合致する位置に円形開口があり、筒を軸方向に半分に切断した形状の半筒部181dとその先端には円形板181eが配置されている。また、切替プレート181上にはロート形部181bと切替ベース180の円形開口180bとが合致する状態で切替ベース180の円形開口180aと合致する位置に円形開口があり、筒状部181fが固定され、排気ホース32が接続されている。
図11bに示す通り切替プレート181にはリンク棒184が旋回可能に接続され、リンク棒184の他端は切替ベース180上に旋回可能に配置されているリンク連動板185と接続されている。切替プレート181とリンク連動板185には、それぞれ別の引張コイルバネ186の一端が固定され、他端はそれぞれの旋回中心を挟んで反対側の切替ベース180上に固定されている。切替プレート181とリンク連動板185はリンク棒184により連結されたまま旋回移動する。
リンク連動板185にはリンク棒184と接続位置に切替ベース180に設けられたニゲ開口180fを貫通する形で作動ピン185aが図13に示す通り固定されている。これらリンク機構とは独立してキャリッジ122の後ろ側に作動バー122bが固定されている。この作動バー122bはキャリッジ122の移動によりリンク連動板185の作動ピン185aを押すことができ、これによりリンク接続されている切替プレート181を旋回動させ、2つの制限位置の一方から他方に切替、固定できる。
CPUを有する演算制御回路19には、記憶手段としてのROM190、RAM192、データメモリ191が接続されていると共に、補正値メモリ193が接続されている。ROM190には、制御、演算などに必要なプログラムが保存されている。データメモリ191は、レンズ加工1枚単位の記憶領域で加工中のレンズに関するデータを保存する領域である。データメモリ191には、加工中のデータ以外にその直前の加工、及び、次の加工のため二つ以上の別データを保存する領域を持っている。RAM192は、演算、制御などで都度利用されるメモリである。補正値メモリ193は、装置の設定、各原点、位置センサーなどの基準値を保存するメモリである。
給水装置3は、上部が開放された箱形状の容器30とこの上部を覆うことで内部を閉空間にできるふた33で構成されている。容器30には、図示の無いポンプが内蔵されている。ポンプは、ふた33の右前側に装着されている切替バルブ34にふたの内側から接続されている。切替バルブ34には切替バルブ35が一方に接続されている。切替バルブ34の他方の接続口には、排水設備に接続するためのホース(図示されない)が接続される。切替バルブ35から上方へは、レンズ加工装置11に接続するための給水ホース36が接続されている。切替バルブ35の他方の接続口には水道水が接続されている。
ふた33には、レンズ加工装置11との間で接続される2本のホースが接続される。一方は、ふた33の左後方部に接続される排水ホース31であり、他方はふた33の右側で前後中間位置に接続される排気ホース32である。排水ホース31は、レンズ加工装置11からの排水が給水装置3に戻るためのホースである。排気ホース32は、給水装置3内の空気をレンズ加工装置1内に載置されている脱臭装置部17に送り込むためのものである。また、ふた33の上部前側には、レンズ加工装置1のウェット・ドライ切替部18の筒状部材182によりぶら下げられているビニール袋183を載置できる構造となっている。ビニール袋183はドライ加工による切落とし片MLd、及び切りカスをレンズ加工装置1の動作中に保管する場所となる。ビニール袋183は、切落し片MLd、及び切りカスで満たされた状態でそのまま廃棄出来るメリットがある。
次に、上述した演算制御回路の機能を作用と共に説明する。
(0 電源入力) レンズ加工装置1の電源スイッチを入れると演算制御回路19が起動し、USB接続されているタブレット端末2の専用アプリケーションの起動を確認し、レンズ加工装置1内の各駆動原点及び移動限界点、測定子ユニット140の退避位置センサー148c、ウェット・ドライ切替部18のドライ位置センサー181dの状態を確認し、異常の有無をタブレット端末2に送信する。いずれかの原点、位置センサーからの状態情報に異常がある場合には、タブレット端末2には、それぞれの異常状態に合わせた異常を知らせる表示が画面表示され、通常の作業には入れない。
タブレット端末2は、レンズ加工装置1からの受信確認を受けた後、図4に示す加工中画面に切り替える。
(5.1 測定開始状態まで移動) 演算制御回路19はスライダー駆動モータ125を動作させスライダー123を所定のレンズ表面測定開始の位置に、またレンズ回転駆動モータ161を動作させレンズ軸120をレンズ表面測定開始の位置に、またキャリッジ駆動モータ121を動作させキャリッジ122をレンズ測定開始位置の制御データに基づき移動させ停止する。
(5.10 レンズ測定開始位置に戻る) 演算制御回路19は、3箇所または4箇所ある切り込み方向の全てについて工程5.6から工程5.9を実施することで全ての切り込み方向でのレンズ測定半径単位毎のレンズ表面測定データと、切り込み方向のレンズ半径を定めた後、レンズ回転駆動モータ161を動作させ、レンズ軸120を測定開始位置に、スライダー駆動モータ125を動作させスライダー123を測定開始位置に移動させた後、キャリッジ駆動モータ121を動作させ、キャリッジをレンズ表面測定開始位置まで移動する。
(6.1 裏面測定開始位置に移動) 演算制御回路19はスライダー駆動モータ125を動作させ、スライダー123をレンズ裏面測定開始位置の位置に、またレンズ回転駆動モータ161を動作させレンズ軸120をレンズ裏面測定開始の位置に、またキャリッジ駆動モータ121を動作させキャリッジ122をレンズ測定開始位置の制御データに基づき移動させ停止する。
(6.9 レンズ測定開始位置に戻る) 演算制御回路19は、3箇所または4箇所ある切り込み方向の全てについて工程6.6から工程6.8を実施することで全ての切り込み方向でのレンズ測定半径単位毎のレンズ裏面測定データを定めた後、レンズ回転駆動モータ161を動作させ、レンズ軸120を測定開始位置に、スライダー駆動モータ125を動作させスライダー123を測定開始位置に移動させた後、キャリッジ駆動モータ121を動作させ、キャリッジをレンズ表面測定開始位置まで移動する。
(12.1 最初の切り込み)
演算制御回路19は、キャリッジ駆動モータ121とスライダー駆動モータ125を駆動させ、最初の切り込み回転位置のレンズ外径位置からフレーム形状の動径位置までの間を半径単位間隔の制御位置データ、制御速度に従ってキャリッジとスライダーを移動させることで切り込み方向の加工をする。
次に演算制御回路19は、フレーム形状の動径位置からレンズ外径位置まで制御データに従いながら、限界高速度で移動し、更にキャリッジを左方向(エンドミルから離れる方向)に次の回転切り込み位置のレンズ外径に余裕値を加えた位置までキャリッジ駆動モータ121とスライダー駆動モータ125を駆動し、キャリッジ122とスライダー123を移動する。演算制御回路19はレンズ回転駆動モータ161を駆動し、次の回転切り込み位置まで限界高速度で回転する。
次に演算制御回路19は、フレーム形状の動径位置からレンズ外径位置まで制御データに従いながら、限界高速度で移動し、更にキャリッジ122を左方向(エンドミルから離れる方向)に次の回転切り込み位置のレンズ外径に余裕値を加えた位置までキャリッジ駆動モータ121とスライダー駆動モータ125を駆動し、キャリッジ122とスライダー123を移動する。演算制御回路19はレンズ回転駆動モータ161を駆動し、次の回転切り込み位置まで限界高速度で回転する。
ェット位置センサー181wの状態を確認することでウェット位置であることを確認し、キャリッジ駆動モータ121を駆動し、眼鏡レンズMLが取代分だけ平砥石133bから離れる(制御位置よりは左方)位置に移動させながら、レンズ回転駆動モータ161、スライダー駆動モータ125を駆動し、平制御のための最初の制御データの位置まで移動する。演算制御回路19はレンズ回転駆動モータ161、キャリッジ駆動モータ121、スライダー駆動モータ125の各モータの制御データ、制御速度にて初期回転位置の制御を実施することで加工を開始する。2点目以降の制御データ、制御速度に基づき、同様に駆動制御することで全周に平加工をする。
(16.1 前面平制御データ、制御速度演算) 演算制御回路19は、データメモリー191に保存されたフレーム形状データ、溝位置データに基づき、前面平砥石133eのヤゲン接続位置を前面平制御での平砥石133e上の基準位置と定める。
(17.1 前面平制御) 演算制御回路19は、キャリッジ駆動モータ121を駆動し、眼鏡レンズMLが取代分だけ前面平砥石133bから離れる(制御位置よりは左方)位置に移動させながら、レンズ回転駆動モータ161、スライダー駆動モータ125を駆動し、前面平制御のための最初の制御データの位置まで移動する。演算制御回路19はレンズ回転駆動モータ161、キャリッジ駆動モータ121、スライダー駆動モータ125の各モータの制御データ、制御速度にて初期回転位置の制御を実施することで加工を開始する。2点目以降の制御データ、制御速度に基づき、同様に駆動制御することで全周に前面平加工をする。
(18.1 溝表面制御データ、制御速度演算) 演算制御回路19は、データメモリー191に保存されたフレーム形状データ、溝位置データに基づき、溝掘砥石132の溝表面位置を溝表面制御での溝掘砥石132上の基準位置と定める。ここで溝表面位置とは、溝掘砥石132の外径先端でレンズ表面側頂点から眼鏡フレームへの枠入れで用いられるナイロン糸の半径である0.3mm砥石回転中心に寄った位置である。
τ=sin−1[−r・cosθ−sinξ+√{r 2 ・(1−sin 2 θ)+2・r・sinξ+sin 2 ξ}]
と表すことができる。
τ=sin−1[−r・cosθ−sinξ+√{r 2 ・(1−sin 2 θ)+2・r・sinξ+sin 2 ξ}]
と表すことができる。
2・・・タブレット端末
3・・・給水装置
4・・・外部サーバー(クラウドコンピュータ)
11・・・加工室
12・・・レンズ駆動部
13・・・スピンドル
14・・・レンズ測定部
18・・・ウェット・ドライ切替部
19・・・演算制御回路部
120・・・レンズ軸
122・・・キャリッジ
123・・・スライダー
131・・・エンドミル
132・・・溝掘砥石
133・・・研削砥石
140・・・測定子ユニット
150・・・固定ベース
31・・・排水ホース
32・・・排気ホース
36・・・給水ホース
ML・・・眼鏡レンズ
MLd・・・眼鏡レンズ切り離し片
Claims (2)
- 眼鏡レンズを回転制御可能に保持する眼鏡レンズ保持部と、眼鏡レンズを加工する回転加工ツールをレンズ回転軸に対して平行または傾斜した軸周りに回転可能に保持する加工ツール部と、レンズ保持部と加工ツール部との相対位置関係をレンズ回転軸に平行な方向に制御可能にする制御駆動部とレンズ回転軸と加工ツール回転軸との軸間距離を変化させる方向に制御可能にする制御駆動部とを有する眼鏡レンズ加工装置で、フレーム形状データとフレーム形状に関連付けられた眼鏡レンズ厚さデータと加工種に応じた加工取代とを用い、眼鏡レンズ素材と加工ツールとで決定される加工条件での適正単位時間当たり加工除去量に常時なるようにレンズ回転軸の回転制御とレンズ回転軸に平行な方向の駆動制御と軸間距離方向の駆動制御とを関連付けて行うことを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
- 請求項1に記載の装置であって、レンズ回転軸の回転制御とレンズ回転軸に平行な方向の駆動制御と軸間距離方向の駆動制御とを関連付け適正な単位時間当たりの加工除去量とすることによりいずれかの制御速度が機械的な高速度限界を超えるときに機械的な高速度限界に達する駆動制御の制御速度を高速度限界速度に合わせ、他の制御速度を関連付けて変更することを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015027053A JP6124310B2 (ja) | 2015-02-15 | 2015-02-15 | 眼鏡レンズ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015027053A JP6124310B2 (ja) | 2015-02-15 | 2015-02-15 | 眼鏡レンズ加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016147363A JP2016147363A (ja) | 2016-08-18 |
JP6124310B2 true JP6124310B2 (ja) | 2017-05-10 |
Family
ID=56688197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015027053A Active JP6124310B2 (ja) | 2015-02-15 | 2015-02-15 | 眼鏡レンズ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6124310B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0744440Y2 (ja) * | 1990-06-04 | 1995-10-11 | ホーヤ株式会社 | 玉摺機のレンズ切削装置 |
JPH09277148A (ja) * | 1996-04-17 | 1997-10-28 | Topcon Corp | レンズ周縁研削方法及びその装置 |
JP3740326B2 (ja) * | 1999-08-06 | 2006-02-01 | Hoya株式会社 | 眼鏡レンズ加工方法及び眼鏡レンズ並びに眼鏡レンズ加工装置 |
JP2002355741A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-10 | Topcon Corp | レンズ研削加工方法及びレンズ研削加工装置 |
-
2015
- 2015-02-15 JP JP2015027053A patent/JP6124310B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016147363A (ja) | 2016-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1884333A1 (en) | Eyeglass lens processing method | |
EP1815941B1 (en) | Eyeglass lens processing apparatus | |
US20140150618A1 (en) | Cutter cartridge and cutting apparatus | |
US10029382B2 (en) | Cutting apparatus | |
JP4429535B2 (ja) | レンズ形状測定装置 | |
JP3862014B2 (ja) | ドリル研削装置 | |
JP2001315045A (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 | |
JP4733672B2 (ja) | 眼鏡レンズ研削加工装置 | |
US6688944B2 (en) | Spectacle lens chamfering data preparing method, spectacle lens chamfering method, spectacle lens chamfering data preparing apparatus, and spectacle lens chamfering apparatus | |
US9475242B2 (en) | Eyeglass lens processing apparatus | |
JP6124310B2 (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 | |
EP2436481A2 (en) | Eyeglass lens processing apparatus | |
JP6244520B2 (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 | |
JP6244519B2 (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 | |
JP6268345B2 (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 | |
CN106002535B (zh) | 眼镜镜片加工装置 | |
JP2004009201A (ja) | リムレスレンズ用穴開け加工装置およびこれを用いたレンズ研削加工装置 | |
EP1034884B1 (en) | Device for the display of engravement shape of eyeglass lens and method and apparatus for machining lens peripheral edge using the display device | |
JP2021024055A (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 | |
JP2016149106A (ja) | タブレット端末と加工装置 | |
JP6503837B2 (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 | |
JP6103788B1 (ja) | 眼鏡レンズ加工データ作成方法 | |
JP6124322B1 (ja) | 眼鏡レンズ加工データ作成方法 | |
JP4368693B2 (ja) | レンズ研削加工方法及びその装置 | |
JP2014050891A (ja) | 眼鏡レンズ加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170321 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170329 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6124310 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |