JP2570522Y2 - 計量米びつ - Google Patents

計量米びつ

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JP2570522Y2
JP2570522Y2 JP2382993U JP2382993U JP2570522Y2 JP 2570522 Y2 JP2570522 Y2 JP 2570522Y2 JP 2382993 U JP2382993 U JP 2382993U JP 2382993 U JP2382993 U JP 2382993U JP 2570522 Y2 JP2570522 Y2 JP 2570522Y2
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昌英 阪本
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、横筒状の計量ドラム
で米の計量を行う電動式の計量米びつに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の計量装置の基本形態は、実公昭
62−23420号公報に公知である。そこでは、横筒
状の計量ドラムをドラム枠で水平軸まわりに回転自在に
支持し、この計量ドラムを上下揺動する操作レバーで往
復回動操作する。操作レバーはばねで待機位置へ向かっ
て揺動付勢されており、その一端をばねに抗して押し下
げ操作すると、計量ドラムが回動して計量済みのドラム
内の米を放出する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】米びつ用の計量装置で
は、ホッパー内の米を自重で計量器内へ落下流動させる
形態を採る。そのため、計量装置は米びつの下方に位置
しており、かがみ込んだ状態で計量装置を操作せざるを
得ない。計量装置を電動化すると、より楽な姿勢で計量
を行える。しかし、回動する計量ドラムを電動化するに
ついては、その構造、コスト、信頼性などに関して問題
がある。
【0004】計量ドラムを回転操作するについては、モ
ータで計量ドラムを待機位置と放出位置との間で往復回
動させる形態が考えられる。この形態では、正逆転モー
タを駆動源にするのが簡単であるが、正転起動、正転停
止および制動、逆転起動、逆転停止および制動の順に制
御を行う必要があり、制御回路や駆動機構が複雑化し、
位置決めのためのセンサーやスイッチ類を余分に要し、
計量装置の全体コストが高く付く。正転と逆転を繰り返
すので、動力伝動部材がねじり疲労を生じやすく、十分
な耐久性を得るにはより高度の加工精度や機械的強度が
不可欠であり、この点でもコストが高く付く。
【0005】この考案の目的は、計量ドラムを往復回動
操作するについて、その駆動機構の構造および制御装置
を簡素化でき、全体コストが少なくて済む電動式の計量
装置を備えた計量米びつを得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案の計量装置は、
ホッパー11の底部開口12に装着されるドラム枠13
と、ドラム枠13に軸14を介して回転自在に支持した
横筒状の計量ドラム15と、計量ドラム15を待機位置
と放出位置との間で往復回動操作するドラム駆動機構と
を備えている。計量ドラム15の筒周壁に米の入口21
と出口22とを開口する。ドラム駆動機構は、計量ドラ
ム15をその入口21が底部開口12の下方に位置する
待機位置へ向かって回動付勢するばね26と、モータ2
3で一方向へ回転駆動されるカム24と、計量ドラム1
5と同行回転自在に設けられて、カム24で前記ばね2
6の付勢力に抗して軸14まわりに前記放出位置まで回
動操作される従動体25とを含んでいる。計量ドラム1
5ないしは従動体25とドラム枠13との間に、待機位
置において計量ドラム15をばね26の付勢力に抗して
受け止めるストッパー32が設けられている。
【0007】
【作用】待機状態にある計量ドラム15は、ストッパー
32で位置決めされて、その状態をばね26の付勢力で
保持している。この状態からモータ23を起動すると、
カム24が回転駆動され、カム24に接当する従動体2
5を介して計量ドラム15が回動する。カム24は引続
き同方向へ回転し、一回転した段階でモータ23への通
電が停止される。従動体25はカム24のカムプロフィ
ールに従って回動操作され、米を完全に放出し終えた後
にばね26の付勢力で復帰回動する。このように一方向
へ回転するカム24と、これに接当する従動体25およ
びばね26で回転動作を往復回動動作に変換する形態に
よれば、駆動源を逆転させる必要がなく、駆動方向を変
更する際の制動も省略できる。カム24のカムプロフィ
ールを適宜設定することで、従動体25の回動速度や往
復動作の開始タイミングなどを自由に設定できる。
【0008】
【考案の効果】この考案では、カム24をモータ23で
一方向へ回転駆動し、カム24と従動体25およびばね
26によって回転動作を往復回動動作に変換するので、
正逆転モータを用いて計量ドラム15を往復回動させる
場合に比べて、ドラム駆動機構を簡素化できる。モータ
23はカム24が1回転したことを基準にして制御すれ
ばよく、従動体25の往復動作の開始タイミングや回動
速度などは、カム24の形状によって適宜設定できるの
で、モータ23の制御装置を簡素化でき、全体として電
動式の計量装置の製造コストを低減できる。耐久性に関
しては、カム24と従動体25との間の摩耗を考慮する
だけでよく、従動体25に無理な伝動力が作用すること
もないので、長期使用時の信頼性を向上できる。
【0009】
【実施例】図面は本考案を米びつ付きレンジ台に適用し
た実施例を示す。図2において、1はレンジ台の前面が
開口するキャビネット本体である。このキャビネット本
体1は、上面に電子レンジ用の天板2を有し、内部を縦
横に区画して炊飯器用の受台3、引き出し4、それに扉
5で開閉される収納室6、更に計量米びつ7などが設け
てある。計量米びつ7はキャビネット本体1と一体化さ
れており、その前面に投入口を開閉する蓋8や、引き出
し状に出し入れされる米受ボウル9などを有する。
【0010】図3において、米を貯蔵するホッパー11
と米受ボウル9との間に計量装置を配置する。この計量
装置は、ホッパー11の底部開口12に装着されるドラ
ム枠13と、ドラム枠13で軸14を介して垂直回転自
在に支持した計量ドラム15と、計量ドラム15を待機
位置と放出位置との間で往復回動操作するドラム駆動機
構とからなる。
【0011】ドラム枠13は、底部開口12に連通する
断面半円状の保持壁16と、保持壁16の左右端から前
面パネルへ向かって延びる一対の取付腕17とを有す
る。保持壁16はホッパー11にビス18で固定し、取
付腕17の突端をブラケット19を介してケース壁に固
定する。前述の軸14は一対の取付腕17で支持する
(図4参照)。計量ドラム18は一対の側端壁と円周壁
とで横筒状に形成してあり、円周壁の2個所に入口21
と出口22を開口する。図3に示す待機位置において、
計量ドラム15の入口21はホッパー11の底部開口1
2と対向しており、この状態から矢印方向へ回転するこ
とによって、まず入口21が閉じられ、次に出口22が
開放されて、その内部に収容していた米を下方に放出で
きる。
【0012】図4に示すように、ドラム駆動機構は計量
ドラム15の一端とこの端壁と対向する取付腕17との
間に設ける。ドラム駆動機構は、取付腕17の外側面に
装着した減速機付きの直流型のモータ23と、モータ2
3の出力軸23aに固定したカム24と、計量ドラム1
5と一体化した従動体25と、従動体25と取付腕17
との間に設けたばね26とからなる。27はカム24の
回転位置を検出するリミットスイッチである。
【0013】カム24は円盤状の基部24aを有し、そ
の外端面にく字状のカムブロック24b(図1参照)を
突設する。基部24aの周縁の一部は、カムブロック2
4bの屈曲部外縁に沿って直線状に切除されており、こ
の切除部24cと基部24aの円弧周面との位置差をリ
ミットスイッチ27で検出することによって、カム24
が1回転したことを検知できる。従動体25は円盤状に
形成し、その一側に筒状の接続部29を、他側にボス3
0と扇形の受動ブロック31をそれぞれ一体に設けてな
る。接続部29は非円形断面に形成されており、これを
計量ドラム15の接続ボス15aに外嵌係合することに
より、従動体25と計量ドラム15は同行回転できる。
受動ブロック31はカムブロック24bの回転軌跡の内
側に位置している。従動体25の全体は捻りコイル形の
ばね26で、常に待機位置の側へ向かって反時計移転方
向へ回動付勢してある。このばね26の付勢力に抗して
従動体25を待機位置で保持固定するために、従動体2
5の円盤部周縁にストッパー32を設け、これをドラム
枠13の保持壁16の下端縁に接当させている(図1参
照)。
【0014】モータ23を作動させるために、図2に示
すように蓋8の上部に操作盤33を設け、そこに3個の
数量スイッチ34と表示具35とを設けてある。各数量
スイッチ34のいずれかひとつをオン操作することで、
計量ドラム15の計量動作を1〜3回のいずれかに設定
できる。操作盤33の内部にはモータ23用の整流回路
や制御回路が組み込んであり、先に述べたリミットスイ
ッチ27の検出信号は操作盤33内の制御回路へ出力さ
れる。
【0015】次にドラム駆動機構の動作を説明する。待
機状態においてカム24および従動体25は、それぞれ
図1に示す位置関係にある。詳しくは、カム24の切除
部24cはほぼ垂直になっており、従動体25の受動ブ
ロック31の上面は水平になっている。この受動ブロッ
ク31の下面にカムブロック24bの下方端が臨んでい
る。上記の状態からモータ23を起動すると、その回転
力は減速されてカム24へ伝動され、カム24は矢印a
の方向へ回転する。カムブロック24bの下方端が受動
ブロック31に接当した後は、従動体25の全体がばね
26の付勢力に抗して時計回転方向へ回動操作され、こ
れに伴って計量ドラム15も同方向へ回動する。このと
き、リミットスイッチ27は基部24aの円弧周面に乗
り上がって状態が切り換わっている。
【0016】図5(a)に示すように、カムブロック2
4bの外縁部が受動ブロック31に接当した段階で、従
動体25は上方回動を終了し、計量ドラム15を放出姿
勢に切り換える。この状態を維持して計量ドラム15内
の米を完全に放出するために、カムブロック24bの外
縁を基部24aの円弧周面に沿わせ、その周方向の角度
範囲分だけ従動体25を上方回動終了位置に停留できる
ようにしている。図5(b)に示すようにカム24がさ
らに回動して、カムブロック24bの屈曲部が受動ブロ
ック31に接当し始めると、従動体25はばね26の付
勢力によって復帰回動し始め、これに伴って計量ドラム
15は反時計回転方向へ回動する。そしてカム24が一
回転すると、基部24aの円弧周面に接当していたリミ
ットスイッチ27が、切除部24cと接当して状態が再
び切り換わるので、この信号を受けてモータ23への通
電を停止する。計量ドラム15はストッパー23で規定
された位置へ復帰する。なお、連続して計量ドラム15
を作動させる場合には、上記の動作を繰り返えすことに
なる。
【0017】モータ23の停止位置は慣性力によって僅
にばらつく。しかし、モータ23を起動した後カムブロ
ック24bが受動ブロック31に接当するまでの間に余
裕を設けているので、計量ドラム15の回動量や速度が
ばらつくことはない。計量ドラム15を連続して作動さ
せる場合にでも、モータ23への通電を一旦停止するの
で、ホッパー11内の米の貯蔵量とは無関係に、米を計
量ドラム15内へ確実に落下流動させて計量値のばらつ
きを防止できる。
【0018】上記の実施例ではカム24を板カムで形成
したが、溝カムなどの他のカム形態を採用できる。従動
体25は計量ドラム15と一体に成形することができ
る。ばね26は引っ張りばねや渦巻きばねに変更でき
る。リミットスイッチ27はリードスイッチや光電スイ
ッチなどの位置センサーに変更でき、計量ドラム15を
検出対象にして、その回転位置を検出する形態をとるこ
とができる。軸14は計量ドラム15あるいはドラム枠
13と一体に成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラム駆動機構を示す図4のA−A線断面図で
ある。
【図2】米びつ付きレンジ台の斜視図である。
【図3】図4におけるB−B線断面図である。
【図4】計量装置の横断平面図である。
【図5】ドラム駆動機構の動作を示す動作説明図であ
る。
【符号の説明】
11 ホッパー 12 底部開口 13 ドラム枠 14 軸 15 計量ドラム 21 入口 22 出口 23 モータ 24 カム 25 従動体 26 ばね 32 ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー11の底部開口12に装着され
    るドラム枠13と、ドラム枠13に軸14を介して回転
    自在に支持した横筒状の計量ドラム15と、計量ドラム
    15を待機位置と放出位置との間で往復回動操作するド
    ラム駆動機構とを備えており、 計量ドラム15の筒周壁に米の入口21と出口22とが
    開口されており、 ドラム駆動機構は、計量ドラム15をその入口21が底
    部開口12の下方に位置する待機位置へ向かって回動付
    勢するばね26と、モータ23で一方向へ回転駆動され
    るカム24と、計量ドラム15と同行回転自在に設けら
    れて、カム24で前記ばね26の付勢力に抗して軸14
    まわりに前記放出位置まで回動操作される従動体25と
    を含み、 計量ドラム15ないしは従動体25とドラム枠13との
    間に、待機位置において計量ドラム15をばね26の付
    勢力に抗して受け止めるストッパー32が設けてある電
    動計量装置を備えた計量米びつ。
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