JP4635812B2 - コーナー用壁パネルの接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コーナー用壁パネルの接続構造に関し、詳しくは床パンのコーナー段差面において直交する一対の壁パネルの側縁同士をジョイナーを介して接続するにあたって、ジョイナーの下端部を支持するためのジョイナー受け部材の構造に関するものである。
従来より、高さが等しいコーナー部において1対の壁パネルの側縁同士を直交状に接続する場合において、平面視略V字形のジョイナー受け部材の左右両側に設けた引掛けフックをコーナー部に跨るようにして引っ掛け、ジョイナーの下端部をジョイナー受け部材の嵌入部に嵌め込んだ状態で、両壁パネルの各側縁部をジョイナーの前面開口に嵌め込んで接続する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが従来のジョイナー受け部材では、高さが等しいコーナー部においての使用に限定され、例えば、床パンからの上下高さが異なる段差面を有するコーナー段差面の使用には適さないものであった。
そこで、本発明者は、本発明に至る過程で、図20に示すコーナー段差面6に使用可能なジョイナー受け部材50を開発した。このジョイナー受け部材50は、図18に示すように、左用と右用とが異なる構造をしている。図18(a)の左用のジョイナー受け部材50Aは、左側後部に嵌込凹部20を設け、右側前部に収納溝62を設けたものであり、図18(b)の右用のジョイナー受け部材50Bは、右側後部に嵌込凹部20を設け、左側前部に収納溝62を設けたものである。例えば、図19、図20のような下側壁パネル9Bの左隣り上側壁パネル9Aが配設される場合は、図18(a)の左用のジョイナー受け部材50Aを用い、その嵌込凹部20を上載置部3の立上片5に嵌め込んだ状態で、ジョイナー7の下端をジョイナー受け部材50Aの嵌入部19に嵌め込むと共にジョイナー7の両側の被係止部40に壁パネル9A,9Bの各係止部15を係止させて接続し、さらにジョイナー受け部材50Aの右側の収納溝62に下側壁パネル9Bの係止部15を収納できるようにする。これとは逆に下側壁パネル9Bの右隣り上側壁パネル9Aが配設される場合は、図18(b)の左用のジョイナー受け部材50Bを用いて同様な方法で壁パネル9A,9Bをジョイナー7を介して接続する。なお図19中の60はシーリング剤、図20中の61は接続ピースである。
ところが上記のジョイナー7を支持するために用いられるジョイナー受け部材50は、左用50Aと右用50Bとで異なる構造をしており、部品数が増加して、製造コストが高くつくという課題がある。しかも、ジョイナー受け部材50の左右いずれか一方に設けた嵌込凹部20だけが立上片5に片持ち支持される構造であるため、ジョイナー7を支持するためのジョイナー受け部材50の取り付けの安定性が悪いという課題もある。
特開2003−27632号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、床パンのコーナー段差面において共通する1種のジョイナー受け部材を左右勝手自在に使用できるようにして、部品数を削減して製造コストの低減を図ることができ、そのうえ、ジョイナーを支持するジョイナー受け部材の取り付けの安定性及び納まりを良くすることができるコーナー用壁パネルの接続構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、床パン1の一辺1aに沿って下載置部2を形成し、該一辺1aにコーナー段差面6を介して直交状に連続する他辺1bに沿って該下載置部2よりも一段高い上載置部3を形成し、上載置部3の外縁から立ち上げた立上片5のコーナー段差面6側の側端部に平面視略L字形のジョイナー受け部材8を取り付けると共に、柱状で前方に開口する断面略コ字状のジョイナー7の下端部をジョイナー受け部材8にて支持し、浴室のコーナー壁を構成する壁パネル9として、下載置部2上に立設する下側壁パネル9Bと、上載置部3上に立設され下側壁パネル9Bよりも上下長さの短い上側壁パネル9Aを備え、両壁パネル9A,9Bの表面板10の側縁11及び下縁12から後方Aに向けて側片13及び底片14を突出させると共に側片13の後端を内側で折り返して係止部15を形成し、両壁パネル9A,9Bの対向する各係止部15をジョイナー7の両側壁7aの前端部の内側に形成した被係止部40にそれぞれ係止させた状態で上側壁パネル9Aの上下方向全長に亘って上側壁パネル9Aと下側壁パネル9Bの両側縁11間にガスケット17を打ち込んで成るコーナー用壁パネルの接続構造において、
上記上載置部3の立上片5のコーナー段差面6側の側端部から、上載置部3のコーナー段差面6側の側端部よりも該立上片5と平行な方向に向けて下側壁パネル9Bの厚みと略同じ幅寸法で突出し且つその先端から下側壁パネル9Bの面方向に向けて該立上片5と直交方向に屈曲する平面視略L字形の立上片延長部18を突設し、上記平面視略L字形のジョイナー受け部材8の上面にジョイナー7の下端部を嵌め込む嵌入部19を形成し、ジョイナー受け部材8の左右両端の下部に上載置部3の立上片5及び立上片延長部18にそれぞれ取り付けられる一対の嵌込凹部20を形成し、ジョイナー受け部材8の左右両端の前面側にその上下方向全長に亘って壁パネル9の係止部15が挿入可能な一対の収納溝21をそれぞれ形成し、上記ジョイナー受け部材8の一対の嵌込凹部20を立上片5及び立上片延長部18にそれぞれ嵌め込んだ状態で、上側壁パネル9Aの右隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合はジョイナー受け部材8の右側の収納溝21に下側壁パネル9Bの係止部15を収納し得るようにし、一方、上側壁パネル9Aの左隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合はジョイナー受け部材8の左側の収納溝21に下側壁パネル9Bの係止部15を収納し得るように左右勝手自在としてなることを特徴としている。
このような構成とすることで、上載置部3の立上片5から平面視略L字形の立上片延長部18を突設して、該立上片5及び立上片延長部18に対してジョイナー受け部材8の左右両側の嵌込凹部20をそれぞれ嵌め込むことにより、上側壁パネル9Aの右隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合や、上側壁パネル9Aの左隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合のいずれにおいても、1つのジョイナー受け部材8で左右勝手で使用できるようになる。しかもジョイナー受け部材50の左右の嵌込凹部20が立上片5と立上片延長部18とに両持ち支持されるため、従来のような片持ち支持される場合と比較して取り付けの安定性が良くなると共に、立上片延長部18は下側壁パネル9Bの厚みと略同じ幅寸法で突出するので、立上片延長部18が下側壁パネル9Bからはみ出すことがなく、結果、ジョイナー受け部材8の納まりも良好となる。
また、上記上側壁パネル9Aの下隅部において側片13と底片14を一体に連続させると共に、係止部15の下端を底片14よりも上方に位置させて係止部15の下端と底片14との間に後方Aに開口する空所16を形成し、上記ジョイナー受け部材8の右側の収納溝21に下側壁パネル9Bの係止部15が収納される場合はジョイナー受け部材8の左側の収納溝21に上側壁パネル9Aの空所16に対応する側縁11部分が収納され、一方、ジョイナー受け部材8の左側の収納溝21に下側壁パネル9Bの係止部15が収納される場合はジョイナー受け部材8の右側の収納溝21に上側壁パネル9Aの空所16に対応する側縁11部分が収納されるようになっているのが好ましく、この場合、壁パネル9の下隅部において係止部15の下端と底片14との間に後方Aに開口する空所16を設けることで、壁パネル9の側片13と底片14とを絞り加工によって形成できるものであり、しかもこの壁パネル9を上側壁パネル9Aとした場合は、ジョイナー受け部材8の左右いずれかの収納溝21内に上側壁パネル9Aの空所16に対応する側縁11部分を収納できるので、絞り加工式の壁パネル9にも本発明のジョイナー受け部材8を左右勝手自在に使用できるようになる。
また、上記立上片延長部18の下端をコーナー段差面6に沿って下方に垂下させて下載置部2の外縁から立ち上げた立上片4のコーナー段差面6側の側端部に連続形成してなるのが好ましく、この場合、立上片延長部18が下載置部2の立上片4と一体化形成されることとなり、立上片延長部18の強度を確保でき、結果、ジョイナー受け部材8の取り付けの安定性が一層良くなる。
また、上記立上片延長部18と上載置部3の側端部との間のスペースに、上端が上載置部3の上面に位置し且つ下端が下載置部2の上面に位置するようにバックアップ材22を収納し、バックアップ材22の前面側において下側壁パネル9Bの側片13部分とこれに対向する床パンの側面部分との目地部23を形成して、上記ガスケット17と略一直線上に連続するように目地部23にコーキング材24を充填してなるのが好ましく、この場合、バックアップ材22を立上片延長部18を利用して安定良く収納できると共に、コーキング材24が充填される目地部23とガスケット17とが略一直線上に一致することで、見栄えが良好となる。
本発明に係るコーナー用壁パネルの接続構造は、上載置部の立上片のコーナー段差面側の側端部から平面視略L字形の立上片延長部を突設し、平面視略L字形のジョイナー受け部材の左右両端の下部に上載置部の立上片及び立上片延長部にそれぞれ取り付けられる一対の嵌込凹部を形成すると共に、ジョイナー受け部材の左右両端の前面側にその上下方向全長に亘って壁パネルの係止部が挿入可能な一対の収納溝をそれぞれ形成したことにより、床パンのコーナー段差面においてジョイナー受け部材を上載置部の立上片及び立上片延長部にそれぞれ嵌め込むことにより、ジョイナー受け部材を左右勝手自在に使用できるようにして、部品数を削減して製造コストを低減でき、そのうえ、ジョイナーを支持するジョイナー受け部材の取り付けの安定性及び納まりが良くなる効果が得られる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1は、本発明のジョイナー受け部材8を左勝手使用した場合の一例を示し、図2は右勝手使用した場合の一例を示している。
先ず、床パン1は、図6、図7に示すように、その一辺1aに沿って下載置部2が形成され、該一辺1aにコーナー段差面6を介して直交状に連続する他辺1bに沿って該下載置部2よりも一段高い上載置部3が形成されている。下載置部2の外縁及び上載置部3の外縁からは立上片4,5がそれぞれ立ち上げられている。なお図6中の25は洗い場カウンター、41は浴槽部である。
上記上載置部3の立上片5のコーナー段差面6側の側端部からは、図15に示すように、上載置部3のコーナー段差面6側の側端部よりも該立上片5と平行な方向に向けて下側壁パネル9Bの厚みと略同じ幅寸法で突出する横突出部18aと、横突出部18aの先端から下側壁パネル9Bの面方向に向けて該立上片5と直交方向に屈曲する縦突出部18bとからなる平面視略L字形の立上片延長部18が突設されている。立上片延長部18の上端は立上片5の上端と略同じ高さで連続し且つ屈曲している。また本例では図15に示すように、立上片延長部18の下部をコーナー段差面6に沿って下方に延ばしてその下端を下載置部2の外縁から立ち上げた立上片4のコーナー段差面6側の側端部に連続形成している。これにより、立上片延長部18が下載置部2の立上片4と一体化形成され、立上片延長部18の強度向上が図られ、ジョイナー受け部材8を安定良く支持できるようになっている。
浴室のコーナー用壁パネル9として、下載置部2上に立設する下側壁パネル9Bと、上載置部3上に立設され下側壁パネル9Bよりも上下長さの短い上側壁パネル9Aとを備えている。両壁パネル9A,9Bは上下寸法が異なる以外は同じ構造をしており、その一例を図3、図4に示す。壁パネル9の表面板10の側縁11及び下縁12から後方Aに向けて略90°屈曲した側片13及び底片14が絞り加工によって形成されており、さらに側片13の後端から内側で略ム字状に折り返すようにして係止部15が曲げ加工によって形成されている。図4中の42は上側の取付片、43は断熱材である。
また本例では、図5(b)に示すように、壁パネル9の下隅部において側片13と底片14を一体に連続させると共に、係止部15の下端を底片14よりも上方に位置させて係止部15の下端と底片14との間に後方Aに開口する空所16を形成している。空所16を設けた理由は、係止部15及び下部取付片は曲げ加工によって形成されるが、表面板10の側片13及び底片14は絞り加工によって角筒形状に形成されるものであり、空所16を設けることで壁パネル9の側片13と底片14との絞り加工を可能ならしめるためである。そして、この空所16と対向する側縁11部分がジョイナー受け部材8の左右いずれか一方の収納溝21内に収納されるようになっている。
また、壁パネル9の底片14の後端からは、上方に向かって取付片29が立設されており、取付片29にだるま孔30が穿設されている。一方、床パン1の上載置部3及び下載置部2の各立上片4,5には、図10(b)(c)に示すように、断面逆略U字形をした引掛具31が上方から嵌め込まれるようになっている。引掛具31の前面には先端程太くなる突起32が突設されており、この突起32を上記取付片29のだるま孔30に挿通して横移動させることで、壁パネル9の取付片29に対して引掛具31が取り付けられている。
なお、壁パネル9の上隅部には、図5(a)に示すように、上面片26の一部を切欠して上方に開口した開口部27が設けられており、この開口部27にジョイナー7と接続するための接続ピース28を上方から嵌め込んで塞ぐようにしている。
一方、ジョイナー7は、図1に示すように、柱状で前方に開口する断面略コ字状に形成されている。なお図1中の65はパッキン材である。このジョイナー7の下端部は、平面視略L字形をしたジョイナー受け部材8にて支持される。
ジョイナー受け部材8は、図8に示すように、その上面にジョイナー7の下端部を嵌め込んで位置決めする嵌入部19が形成されている。嵌入部19にはジョイナー7の下端両側部を位置決めするV溝部分を備えている。また、ジョイナー受け部材8の左右両端の下部には、上載置部3の立上片5及び立上片延長部18にそれぞれ取り付けられる一対の嵌込凹部20が形成されている。さらにジョイナー受け部材8の左右両端の前面側には、その上下方向全長に亘って、壁パネル9の係止部15が挿入可能な一対の収納溝21がそれぞれ形成されている。これら嵌入部19、一対の嵌込凹部20、一対の収納溝21は左右対称形状をしており、左右勝手自在に使用できるものである。
また、上側壁パネル9Aと下側壁パネル9Bの両側縁11間には目地材としてのガスケット17が打ち込まれる。図14に示す例では、ガスケット17は、外部に露出する弾性薄肉状の鍔片17aと、両面に弾性ヒレ片17bを突設したシール片17cとが平面視略T字状に一体形成されている。またガスケット17の下端側には図9に示すジョイナー受け部材8の前面に設けた段部8aに載置される凹段部が設けられており、ガスケット17をジョイナー受け部材8の段部8aにて凹段部を位置決めできるようにしている。
さらに図15に示すように、上記立上片延長部18と上載置部3の側端部との間のスペースには、スポンジ等からなるバックアップ材22が収納される。バックアップ材22の上端は上載置部3の上面に位置し、下端は下載置部2の上面に位置している。バックアップ材22の前面側には図16に示すように、下側壁パネル9Bの側片13部分とこれに対向する床パンの側面部分との目地部23が形成され、目地部23にコーキング材24を充填した際にバックアップ材22によってコーキング材24の後方Aへの漏れを防止できるようにしている。本例ではコーキング材24の見栄えを良くするため、上記ガスケット17とコーキング材24とが略一直線上に連続するように構成されている。
次に施工一例を説明する。図1に示すように、上側壁パネル9Aの右隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合、或いは図2に示すように、上側壁パネル9Aの右隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合のいずれにおいても、本発明の共通する1種類のジョイナー受け部材8を用いる。
先ず図1の施工手順を説明する。予め、図15のように、バックアップ材22を収納しておく。先ず図10(a)(b)のように、下側壁パネル9Bの取付片29を引掛具31を用いて下載置部2の立上片4に取り付ける。図10中の66はパッキン材である。またこのとき下側壁パネル9Bの下部の側片13部分をバックアップ材22(図15)の前面に突き当てる。これにより図1の状態となる。この状態で、ジョイナー受け部材8の右側の収納溝21を下側壁パネル9Bの側片13に入り込ませるようにして、ジョイナー受け部材8の一方の嵌込凹部20を上載置部3の立上片5に上方から嵌め込み、他方の嵌込凹部20を立上片延長部18に上方から嵌め込む。これにより、ジョイナー受け部材8の一対の嵌込凹部20が立上片5及び立上片延長部18に取り付けられる。その後、図11のようにジョイナー7の一方の側壁7aを下側壁パネル9Bの係止部15に係止させながら、図12のようにジョイナー7の下端部をジョイナー受け部材8の嵌入部19に上方から嵌め込んで立設すると共に、ジョイナー7の上端部と下側壁パネル9Bの上隅部の開口部27とを接続ピース28(図1)にて仮接続する。つまり、接続ピース28の片側のスカート部分を下側壁パネル9Bの開口部27に嵌め込み、接続ピース28の中央部分をジョイナー7の上端開口に挿入する。これにより、接続ピース28によってジョイナー7及び下側壁パネル9Bの倒れを防止できる。その後、上側壁パネル9Aの取付片29を下側壁パネル9Bと同様な引掛具31を用いて、上載置部3の立上片5に取り付ける。このとき、接続ピース28を一旦取り外して、図13のように、ジョイナー7の上下方向の全長に亘って、両壁パネル9A,9Bの対向する各係止部15をジョイナー7の両側壁7aの前端部の内側に形成した被係止部40にそれぞれ係止させた状態としてから接続ピース28を再度取り付ける。このとき、接続ピース28の両側のスカート部分が両壁パネル9A,9Bの各開口部27に嵌め込み、接続ピース28の中央部分をジョイナー7の上端開口に嵌め込むようにする。
この状態で、ジョイナー7よりも下側に配置されるジョイナー受け部材8の左側の収納溝21に、図14(a)(b)のように、上側壁パネル9Aの下隅部に設けた空所16と対応する側縁11部分が収納されると共にジョイナー受け部材8の右側の収納溝21には、下側壁パネル9Bの係止部15が収納された状態となる。その後、上側壁パネル9Aの上下方向全長に亘って、上側壁パネル9Aと下側壁パネル9Bの両側縁11間にガスケット17を打ち込む。これにより、両壁パネル9A,9Bの各係止部15がそれぞれ、ジョイナー7の被係止部40とガスケット17との間で挟み込まれた状態となり、両壁パネル9A,9Bをジョイナー7を介して接続する作業が完了する。その後、図16のように、バックアップ材22の前面側において下側壁パネル9Bの側片13部分とこれに対向する床パンの側面部分との目地部23にコーキング材24を充填する。このとき見栄えを良くするために、ガスケット17とコーキング材24とを略一直線上に連続させる。
一方、図2に示すように、上側壁パネル9Aの左隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合は、図17のようにジョイナー受け部材8の左側の収納溝21に下側壁パネル9Bの係止部15が収納され、右側の収納溝21に上側壁パネル9Aの空所16に対応する側縁11部分が収納される点を除いて、上記と同様にして施工できる。
しかして、上記構成によれば、上載置部3の立上片5から平面視略L字形の立上片延長部18を突設して、該立上片5及び立上片延長部18に対してジョイナー受け部材8の左右両側の嵌込凹部20をそれぞれ嵌め込むことにより、コーナー段差面6においてジョイナー受け部材8が立上片5と立上片延長部18とで両持ち支持されて取り付けの安定性が良くなる。しかも、上側壁パネル9Aの右隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合にはジョイナー受け部材8の右側の収納溝21に下側壁パネル9Bの係止部15が収納され且つ左側の収納溝21に上側壁パネル9Aの空所16に対応する側縁11部分が収納されるようになり、一方、上側壁パネル9Aの左隣りに下側壁パネル9Bが配設される場合には、ジョイナー受け部材8の左側の収納溝21に下側壁パネル9Bの係止部15が収納され且つ右側の収納溝21に上側壁パネル9Aの空所16に対応する側縁11部分が収納されるようになる。従って、1つのジョイナー受け部材8が左右勝手自在に使用できるようになり、部品数を削減して製造コストを低減できる効果が得られる。そのうえ立上片延長部18の横突出部18aは下側壁パネル9Bの厚みと略同じ幅寸法で突出しているので、立上片延長部18が下側壁パネル9Bの厚み範囲に納まって下側壁パネル9Bの後側に大きく突出することがないため、ジョイナー7を支持するためのジョイナー受け部材8の納まりが良好になる利点もある。
また本例では、壁パネル9の下隅部において係止部15の下端と底片14との間に後方Aに開口する空所16を形成したので、壁パネル9の側片13と底片14とを絞り加工によって形成できるものであり、しかもこの壁パネル9を上側壁パネル9Aとした場合は、ジョイナー受け部材8の左右いずれかの収納溝21内に上側壁パネル9Aの空所16に対応する側縁11部分を収納できるので、絞り加工式の壁パネル9にも本発明のジョイナー受け部材8を左右勝手自在に使用できるようになる。
なお、上記実施形態では、上側壁パネル9Aの下隅部に空所16を設けた場合を例示したが、必ずしも空所16は必要ではなく、例えば空所16を持たない上側壁パネル9Aの係止部15を、ジョイナー受け部材8の左右いずれかの収納溝21に収納できるようになっているので、空所16を持たない上側壁パネル9Aにも本発明のジョイナー受け部材8を左右勝手自在に使用できるものである。
また、本発明のジョイナー受け部材8は、コーナー段差面6に使用される場合に限らず、段差面のない平坦なコーナー部においても、同様に使用できるものである。
本発明の一実施形態のジョイナー受け部材を左勝手使用した場合の一例を示す斜視図である。 同上のジョイナー受け部材を右勝手使用した場合の一例を示す斜視図である。 同上の壁パネルの正面図である。 (a)は図3のF−F線断面図、(b)は図3の壁パネルの側面図、(c)は一部背面図。(d)は図3のE−E線断面図、(e)は図3の壁パネルの平面図、(f)は図3の壁パネルの下面図である。 (a)は図3のG部を背面側から見た斜視図、(b)は図3のH部を背面側から見た斜視図である。 (a)は同上の床パンの平面図、(b)は斜視図である。 同上のコーナー段差面の一部破断した側面図である。 (a)はジョイナー受け部材を正面から見た斜視図、(b)は背面から見た斜視図である。 同上のジョイナー受け部材の嵌入部にジョイナーの下端部を嵌め込み、且つ嵌込凹部を立上片に嵌め込んだ状態の側面断面図である。 (a)は同上の下載置部に下側壁パネルを立て掛ける状態を説明する斜視図、(b)、(c)は壁パネルに取り付けた引掛具を立上片に嵌め込む場合の説明図である。 同上の下側壁パネルの係止部にジョイナー受け部材の右側の収納溝を挿入する動作を説明する斜視図である。 同上のジョイナー受け部材の嵌入部にジョイナーの下端部を上方から嵌め込んで立設する場合を説明する斜視図である。 同上のジョイナーの上下方向の全長に亘って、両壁パネルの対向する各係止部をジョイナーの両側壁の前端部の内側に形成した被係止部にそれぞれ係止させた状態を示す平面断面図である。 (a)は同上の右勝手使用時のジョイナー受け部材とジョイナーと両壁パネルとの接続状態を示す平面断面図、(b)は(a)のJ−J線断面図である。 (a)(b)は同上の立上片延長部の内側にバックアップ材を収納する場合を説明する平面図及び斜視図である。 同上のバックアップ材の前面側の目地部に沿ってコーキング材を充填する場合を説明する一部破断した斜視図である。 (a)は同上の左勝手使用時のジョイナー受け部材とジョイナーと両壁パネルとの接続状態を示す平面断面図、(b)は(a)のJ´−J´線断面図である。 (a)は従来の右勝手使用のジョイナー受け部材の斜視図、(b)は左勝手使用のジョイナー受け部材の斜視図である。 従来の施工手順の一例を説明する斜視図である。 従来の施工手順の一例を説明する斜視図である。
符号の説明
1 床パン
1a 一辺
1b 他辺
2 下載置部
3 上載置部
4,5 立上片
6 コーナー段差面
7 ジョイナー
7a 両側壁
8 ジョイナー受け部材
9 壁パネル
9B 下側壁パネル
9A 上側壁パネル
10 表面板
11 側縁
12 下縁
13 側片
14 底片
15 係止部
16 空所
17 ガスケット
18 立上片延長部
19 嵌入部
20 嵌込凹部
21 収納溝
22 バックアップ材
23 目地部
24 コーキング材
A 後方

Claims (4)

  1. 床パンの一辺に沿って下載置部を形成し、該一辺にコーナー段差面を介して直交状に連続する他辺に沿って該下載置部よりも一段高い上載置部を形成し、上載置部の外縁から立ち上げた立上片のコーナー段差面側の側端部に平面視略L字形のジョイナー受け部材を取り付けると共に、柱状で前方に開口する断面略コ字状のジョイナーの下端部をジョイナー受け部材にて支持し、浴室のコーナー壁を構成する壁パネルとして、下載置部上に立設する下側壁パネルと、上載置部上に立設され下側壁パネルよりも上下長さの短い上側壁パネルを備え、両壁パネルの表面板の側縁及び下縁から後方に向けて側片及び底片を突出させると共に側片の後端を内側で折り返して係止部を形成し、両壁パネルの対向する各係止部をジョイナーの両側壁の前端部の内側に形成した被係止部にそれぞれ係止させた状態で上側壁パネルの上下方向全長に亘って上側壁パネルと下側壁パネルの両側縁間にガスケットを打ち込んで成るコーナー用壁パネルの接続構造において、
    上記上載置部の立上片のコーナー段差面側の側端部から、上載置部のコーナー段差面側の側端部よりも該立上片と平行な方向に向けて下側壁パネルの厚みと略同じ幅寸法で突出し且つその先端から下側壁パネルの面方向に向けて該立上片と直交方向に屈曲する平面視略L字形の立上片延長部を突設し、上記平面視略L字形のジョイナー受け部材の上面にジョイナーの下端部を嵌め込む嵌入部を形成し、ジョイナー受け部材の左右両端の下部に上載置部の立上片及び立上片延長部にそれぞれ取り付けられる一対の嵌込凹部を形成し、ジョイナー受け部材の左右両端の前面側にその上下方向全長に亘って壁パネルの係止部が挿入可能な一対の収納溝をそれぞれ形成し、上記ジョイナー受け部材の一対の嵌込凹部を立上片及び立上片延長部にそれぞれ嵌め込んだ状態で上側壁パネルの右隣りに下側壁パネルが配設される場合はジョイナー受け部材の右側の収納溝に下側壁パネルの係止部を収納し得るようにし、一方、上側壁パネルの左隣りに下側壁パネルが配設される場合はジョイナー受け部材の左側の収納溝に下側壁パネルの係止部を収納し得るように左右勝手自在としてなることを特徴とするコーナー用壁パネルの接続構造。
  2. 上記上側壁パネルの下隅部において側片と底片を一体に連続させると共に、係止部の下端を底片よりも上方に位置させて係止部の下端と底片との間に後方に開口する空所を形成し、上記ジョイナー受け部材の右側の収納溝に下側壁パネルの係止部が収納される場合はジョイナー受け部材の左側の収納溝に上側壁パネルの空所に対応する側縁部分が収納され、一方、ジョイナー受け部材の左側の収納溝に下側壁パネルの係止部が収納される場合はジョイナー受け部材の右側の収納溝に上側壁パネルの空所に対応する側縁部分が収納されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のコーナー用壁パネルの接続構造。
  3. 上記立上片延長部の下端をコーナー段差面に沿って下方に垂下させて下載置部の外縁から立ち上げた立上片のコーナー段差面側の側端部に連続形成してなることを特徴とする請求項1記載のコーナー用壁パネルの接続構造。
  4. 上記立上片延長部と上載置部の側端部との間のスペースに、上端が上載置部の上面に位置し且つ下端が下載置部の上面に位置するようにバックアップ材を収納し、バックアップ材の前面側において下側壁パネルの側片部分とこれに対向する床パンの側面部分との目地部を形成して、上記ガスケットと略一直線上に連続するように目地部にコーキング材を充填してなることを特徴とする請求項3記載のコーナー用壁パネルの接続構造。
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