JP2015021695A - 断熱パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】枠材の断面積を削減し、板厚や発泡圧が大きく枠材変形の虞のあるパネルであっても変形を抑制できる断熱パネルを提供すること。【解決手段】一対の表面板2と、これら表面板2の辺部間に介在される枠材3と、両表面板2及び枠材3にて形成される空間内に注入充填される発泡断熱材4と、からなる断熱パネル1において、枠材3における他の断熱パネルとの連結面に、該枠材3の長手方向に沿う凹部31を形成し、該凹部31の底辺の肉厚を一定に形成すると共に、断熱パネル1の内方に向かって凸状の屈曲部34を形成する。【選択図】 図1

Description

この発明は、例えばプレハブ式の冷蔵庫や冷凍庫、クリーンルームあるいは建築物の天井、壁あるいは間仕切等に使用される断熱パネルに関するものである。
一般に、この種の断熱パネルは、一対の表面板と、これら表面板の辺部間に介在される枠材と、上記両表面板及び枠材にて形成される空間内に注入充填される発泡断熱材と、からなり、結合強度や気密性の観点より、枠材の外側面に形成される凹部あるいは凸部を設け、これら凹部と凸部を互いに嵌合させている。
また、板厚や発泡圧が大きく枠材変形の虞のある断熱パネルにおいては、枠材の外周面に、該枠材の長手方向に沿う連結用の凹部を形成し、該凹部の底面に、該凹部の中央部に対して対称となる複数の板状の凸条を突設して、枠材が断面方向に変形するのを抑制する構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−174737号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、特許文献1に記載の構造においては、枠材の長手方向に沿う連結用の凹部の底面に、該凹部の中央部に対して対称となる複数の板状の凸条を突設する一方、連結する他方の断熱パネルの枠材の突部の先端部に上記複数の凸条がそれぞれ嵌合可能な複数の凹条が設けられている。したがって、枠材の断面積が増大し、コストが嵩む等の懸念があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、枠材の断面積を削減し、板厚や発泡圧が大きく枠材変形の虞のあるパネルであっても変形を抑制できる断熱パネルを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、この発明の断熱パネルは、一対の表面板と、これら表面板の辺部間に介在される枠材と、上記両表面板及び枠材にて形成される空間内に注入充填される発泡断熱材と、からなる断熱パネルであって、上記枠材における他の断熱パネルとの連結面に、該枠材の長手方向に沿う連結用の凹部が形成され、該連結用の凹部の底辺は肉厚が一定に形成されると共に、断熱パネルの内方に向かって凸状の屈曲部が形成される、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、枠材の連結用の凹部の肉厚を厚くすることなく、発泡断熱材の発泡圧に対する枠材の変形(膨れ)を抑制することができる。
請求項1に記載の断熱パネルにおいて、上記連結用の凹部の中央部に、断熱パネルの外方に向かって突出する凸条が形成され、該凸条と上記連結用の凹部の端部との間に上記屈曲部が形成されるのが好ましい(請求項2)。
このように構成することにより、発泡断熱材の充填時に凸条の先端面が発泡治具と当接するので、発泡圧により最も撓みが生じる連結用の凹部の中央部の変形(膨れ)を抑制することができると共に、凸条と連結用の凹部の端部との間に形成される屈曲部によって、更に枠材の連結用の凹部の肉厚を厚くすることなく、発泡断熱材の発泡圧に対する枠材の変形(膨れ)を抑制することができる。また、凸条を設けることによって断熱パネルの連結部に気密性をもたせることができる。
また、この発明の断熱パネルにおいて、上記枠材は、該枠材の幅方向の両端に上記表面板の端部折曲片を嵌挿する一対の嵌挿溝部が設けられ、両嵌挿溝部間に上記連結用の凹部が設けられる構造(請求項3)か、あるいは、一端部に上記表面板の端部折曲片を嵌挿する嵌挿溝部が設けられた一対の辺部と、該辺部の他端部同士を連結する連結辺部とを有する断面コ字状に形成され、上記辺部の一方に上記連結用の凹部が設けられている構造(請求項4)のいずれであってもよい。
このように構成することにより、枠材が変形しない断熱パネル同士を直線状あるいは直交状に連結することができる。
なお、枠材を断面コ字状に形成した場合には、上記連結辺部の中央部に、断熱パネルの内方に向かって漸次隆起する隆起部を設けるのがよい(請求項5)。
このように、表面板の端部折曲片を嵌挿する嵌挿溝部を設けた一対の辺部の他端部同士を連結する連結辺部の中央部に、断熱パネルの内方に向かって漸次隆起する隆起部を設けることにより、断面コ字状の枠材を有する断熱パネルにおいて、発泡断熱材の発泡圧に対する枠材の変形(膨れ)を抑制することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような顕著な効果が得られる。
(1)枠材の連結用の凹部の肉厚を厚くすることなく、発泡断熱材の発泡圧に対する枠材の変形(膨れ)を抑制することができるので、枠材の断面積を極限まで削減することができ、断熱パネルの軽量化が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
(2)発泡断熱材の充填時に凸条の先端面が発泡治具と当接することで、発泡圧により最も撓みが生じる連結用の凹部の中央部の変形(膨れ)を抑制することができると共に、凸条と連結用の凹部の端部との間に形成される屈曲部によって、更に枠材の連結用の凹部の肉厚を厚くすることなく、発泡断熱材の発泡圧に対する枠材の変形(膨れ)を抑制することができる。したがって、上記(1)に加えて更に枠材の強度の向上が図れ、厚みのある断熱パネルの軽量化が図れると共に、コストの低廉化が図れ、また、断熱パネルの連結部の気密性の向上が図れる。
この発明に係る断熱パネルの第1実施形態の要部を示す断面斜視図である。 第1実施形態における枠材を示す断面図である。 この発明に係る断熱パネルを作製する際の発泡断熱材の充填時の状態を示す断面図である。 この発明に係る断熱パネルに連結される断熱パネルの要部を示す断面斜視図である。 第1実施形態の断熱パネルの連結状態を示す断面図である。 この発明に係る断熱パネルの第2実施形態の要部を示す断面斜視図である。 第2実施形態における枠材を示す断面図(a)、(a)のI部拡大断面図(b)、(a)のII部拡大断面図(c)及び(a)のIII部拡大断面図(d)である。 第2実施形態の断熱パネルの連結状態を示す断面図である。 この発明に係る断熱パネルを壁パネルに用いた場合の壁パネル同士の連結部を示す一部断面図(a)及び(a)のIV−IV線に沿う断面図(b)である。 この発明に係る断熱パネルを床パネルに用いた場合の床パネル同士の連結部を示す一部断面図(a)及び(a)のV−V線に沿う断面図(b)である。 この発明に係る断熱パネルの別の実施形態の要部を示す断面図である。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
この発明に係る断熱パネル1は、図1ないし図4に示すように、一対の表面板2と、これら表面板2の辺部間に介在される枠材3,3Aと、両表面板2及び枠材3,3Aにて形成される空間内に充填される例えば発泡ポリウレタン等の発泡性の断熱材4とで主に構成されている。
上記表面板2は、例えばアルミニウム合金によって一定規格の大きさの薄板状に形成されており、各辺には対向する表面板2に向かって垂直に折曲される端部折曲片21が形成されている(図1,図2参照)。
上記枠材3は、図1及び図2に示すように、連結される一方の断熱パネル1の一対の表面板2の端部折曲片21を嵌挿する一対の嵌挿溝部33が設けられ、両嵌挿溝部33間に該枠材3の長手方向に沿って断面が略逆台形状に形成される連結用の凹部31(以下に凹部31という)が形成されている。また、凹部31の底辺に断熱パネル1の内方に向かって凸状の屈曲部34が形成されている。
この場合、凹部31の底辺は一定の肉厚に形成されており、底辺の中央部に、断熱パネル1の外方に向かって突出する凸条35が形成され、該凸条35と凹部31の端部との間に、断熱パネル1の内方に向かって凸状例えば略「く」字状の屈曲部34が形成されている。なお、屈曲部34の先端を円弧状にしてもよい。また、略「く」字状の屈曲部34に代えて、図2に二点鎖線で示すように断面円弧状の屈曲部34Aとしてもよい。なお、凸条35の先端面は嵌挿溝部33を有する後述する垂直片36の先端面と面一に形成されている。このように形成することにより、図2Aに示すように、発泡断熱材4の充填時に凸条35の先端面を発泡治具80に当接して固定した状態で、発泡断熱材4を発泡充填することができる。
したがって、発泡断熱材4の発泡圧により最も撓みが生じる凹部31の中央部の変形(膨れ)を抑制することができる。また、凸条35と凹部31の端部との間に、断熱パネル1の内方に向かって凸状例えば略「く」字状の屈曲部34を形成することによって、枠材3の凹部31の肉厚を厚くすることなく、発泡断熱材4の発泡圧に対する枠材3の変形を抑制することができる。
なお、図2に示すように、嵌挿溝部33は両表面板2に対して垂直な垂直片36に設けられ、垂直片36の先端部には先端部から表面板2に対して平行に屈曲されて表面板2の内面に当接する水平片37が形成されている。なお、嵌挿溝部33を設けた垂直片36の水平片37側は傾斜されて、嵌挿溝部33の開口部が拡開されている。これにより、工場にてパネル作製時に表面板2を嵌挿溝部33に挿入し易くすることができる。
一方、枠材3Aは、図3及び図4に示すように、連結される他方の断熱パネル1の一対の表面板2の端部折曲片21を嵌挿する枠材3と同様の一対の嵌挿溝部33が設けられ、両嵌挿溝部33間に、上記凹部31と嵌合可能な断面が略台形状の連結用の凸部32(以下に凸部32という)が形成されている。この場合、凸部32の頂辺の平坦部は、上記凹部31の底辺と同様に一定の肉厚に形成されている。また、凸部32の中央部には凸条35が嵌合可能な凹条38が設けられ、凹条38と両嵌挿溝部33との間には、断熱パネル1同士を跨いで固定する後述するコ字状の支え金具60が収納可能な一対の半円弧状の凹溝部40a,40bが設けられている。
これら枠材3,3Aは、例えば塩化ビニル等の合成樹脂製の押出形材や射出成形材にて形成されている。
上記のように構成される断熱パネル1の枠材3の凹部31及び凸条35と、枠材3Aの凸部32及び凹条38とを嵌合して、両断熱パネル1を直線状に連結する。この連結状態においては、枠材3に設けられた凹部31と枠材3Aに設けられた凸部32が嵌合されると共に、凹部31に設けられた凸条35が凸部32に設けられた凹条38が嵌合されることで、気密性及び断熱性の向上が図れる。
<第2実施形態>
第2実施形態の断熱パネル1Aは、例えば床パネルあるいは天井パネルに用いられ、壁パネルに用いられる断熱パネル1を直交状に連結可能なコーナー枠材3Bを一対の表面板2の辺部間に介在した場合である。以下に、床パネルに用いられる断熱パネル1Aについて説明する。
第2実施形態におけるコーナー枠材3Bは、図5及び図6に示すように、一端部に表面板2の端部折曲片21を嵌挿する嵌挿溝部33a,33bがそれぞれ設けられた上下に対峙する一対の辺部51,52(以下に上辺部51,下辺部52という)と、上辺部51,下辺部52の他端部同士を連結する連結辺部53とを有する断面コ字状に形成され、上辺部51,下辺部52の一方すなわち上辺部51には第1実施形態と同様の断面が略逆台形状に形成される凹部31が設けられている。この場合、上辺部51に設けられる嵌挿溝部33aは断面略U字状の垂直片36aに設けられ、下辺部52に設けられる嵌挿溝部33bは断面略逆U字状の垂直片36bに設けられている。
凹部31の底辺は一定の肉厚に形成されており、底辺の中央部に、断熱パネル1Aの外方(図6において上方)に向かって突出する凸条35が形成され、該凸条35と凹部31の端部との間に、断熱パネル1Aの内方(図6において下方)に向かって凸状例えば略「く」字状の屈曲部34が形成されている。また、凸条35の先端面は嵌挿溝部33aを設けた垂直片36aの先端面(図6において上端面)及び上辺部51の先端面(図6において上端面)と面一に形成されている。このように形成することにより、上述したように、発泡断熱材4の充填時に凸条35の先端面を発泡治具80に当接して固定した状態で、発泡断熱材4を発泡充填することができるので、発泡断熱材4の発泡圧により最も撓みが生じる凹部31の中央部の変形(膨れ)を抑制することができる。
また、上辺部51における屈曲部34より外側の位置には、断熱パネル1A同士を跨いで固定する後述するコ字状の支え金具60が収納可能な半円弧状の凹溝部40cが設けられている。また、上辺部51の上面における凹溝部40cより屈曲部34側の近傍位置には、V字状溝54aが長手方向に設けられている(図6(b)参照)。また、下辺部52の下面における上記V字状溝54aと対向する位置にもV字状溝54bが長手方向に設けられている(図6(c)参照)。
連結辺部53の外面は、互いに平行な上端垂直面53aと、下端垂直面53bと、上端垂直面53aの下部に位置する上部凹状面53cと、下部凹状面53cの下部に位置する上部帯状面53dと、下端垂直面53bの上部に位置する下部凹状面53eと、下部凹状面53eの上部に位置する下部帯状面53fと、上部帯状面53dと下部帯状面53f間に位置する中間凹状面53gとが形成されており、上端垂直面53aと下端垂直面53bと上部帯状面53d及び下部帯状面53fは同一面上に形成されている。一方、連結辺部53の内面の中央部には、断熱パネル1Aの内方に向かって漸次隆起する隆起部55が設けられている。連結辺部53の中間凹状面53gにおける外面中央部には、V字状溝54cが長手方向に設けられている(図6(d)参照)。このV字状溝54cは手作業でボルトやねじを打ち込む際の目印となる。
なお、上辺部51及び下辺部52の他端と連結辺部53との隣接角部には傾斜状の補強リブ56が連結されている。
上記のように形成されるコーナー枠材3Bは、例えば塩化ビニル等の合成樹脂製の押出形材や射出成形材にて形成されている。
上記説明では、この発明に係る断熱パネル1Aを床パネルに用いた場合について説明したが、断熱パネル1Aを天井パネルに用いる場合は、上記上辺部51と下辺部52が逆に形成されている。すなわち、下辺部52には断面が略逆台形状に形成される凹部31が設けられており、底辺の中央部に、断熱パネル1Aの外方(下方)に向かって突出する凸条35が形成され、該凸条35と凹部31の端部との間に、断熱パネル1Aの内方に向かって凸状例えば略「く」字状の屈曲部34が形成されている。また、凸条35の先端面は嵌挿溝部33を設けた垂直片36aの先端面(下端面)及び下辺部52の先端面(下端面)と面一に形成されている。
なお、断熱パネル1Aを天井パネルに用いた場合は、下辺部52における屈曲部34より外側の位置に設けられた半円弧状の凹溝部40cに後述するコ字状の支え金具60を収容させない以外は、床パネルに用いた場合と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第2実施形態の断熱パネル1Aにおいて、コーナー枠材3Bに設けられた凹部31の底辺の中央部に、断熱パネル1Aの外方に向かって突出する凸条35を形成し、凸条35と凹部31の端部との間に、断熱パネル1の内方に向かって凸状例えば略「く」字状の屈曲部34を形成することによって、コーナー枠材3Bの凹部31の肉厚を厚くすることなく、発泡断熱材4の発泡圧に対するコーナー枠材3Bの上辺部51又は下辺部52の変形(膨れ)を抑制することができる。また、コーナー枠材3Bの連結辺部53の内面の中央部に、断熱パネル1Aの内方に向かって漸次隆起する隆起部55を設けることによって、発泡断熱材4の発泡圧に対するコーナー枠材3Bの連結辺部53の変形(膨れ)を抑制することができる。
上記のように構成される断熱パネル1Aにて形成される天井パネル,床パネルと、上記断熱パネル1にて形成される壁パネルとを連結するには、断熱パネル1Aに設けられたコーナー枠材3Bの凹部31及び凸条35と、枠材3Aの凸部32及び凹条38とを嵌合して、断熱パネル1(壁パネル)と断熱パネル1A(天井パネル,床パネル)を直交状に連結する。この状態で、固定ボルト70によって天井パネルを形成する断熱パネル1Aのコーナー枠材3Bと、壁パネルを形成する断熱パネル1を固定する。この際、ワッシャ72を貫通する固定ボルト70の先端ねじ部71をコーナー枠材3Bの上辺部51及び下辺部52に設けられたV字状溝54a,54bを介して断熱パネル1Aを貫通し、壁パネルを形成する断熱パネル1の枠材3Aに設けられた一方の凹溝部40bにねじ結合する。これにより、凹溝部40bが固定ボルト70のねじ受け部となり、ねじ部71の掛かり代すなわち接触面積が増えるので、強固な固定となる。
また、この連結状態においては、コーナー枠材3Bに設けられた凹部31と枠材3Aに設けられた凸部32が嵌合されると共に、凹部31に設けられた凸条35が凸部32に設けられた凹条38が嵌合されることで、気密性及び断熱性の向上が図れる。
次に、断熱パネル1を壁パネルに用いた場合の断熱パネル1同士の連結構造と、断熱パネル1Aを床パネルに用いた場合の断熱パネル1A同士の連結構造について説明する。
まず、断熱パネル1を壁パネルに用いた場合の断熱パネル1同士を連結するには、図8に示すように、連結する両断熱パネル1の上端側又は上端側及び下端側の枠材3Aの凸部32に設けられた凹溝部40a,40bの一方40aに支え金具60を打ち込んで両断熱パネル1(壁パネル)同士を連結する。この場合、支え金具60は、両断熱パネル1の枠材3Aに設けられた凹溝部40a内に収容される断面円形状の棒状基部61の両端に棒状基部61に対して90度より外方に若干傾斜して屈曲する一対の脚部62を有する略コ字状に形成されており、脚部62に尖端部63が設けられている。なお、支え金具60は断熱パネル1(壁パネル)の庫体内方側の凹溝部40aに取り付けられ、庫体外方側の凹溝部40bは上述したように固定ボルト70のねじ部71のねじ受け部として機能する。
また、断熱パネル1を床パネルに用いた場合の断熱パネル1同士を連結するには、図9に示すように、断熱パネル1A(床パネル)の上辺部51の凹部31に設けられた凹溝部40cに支え金具60を打ち込んで両断熱パネル1A(床パネル)を連結する。
上記実施形態では、凹部31の中央部に凸条35を設け、凸条35と凹部31の端部との間に屈曲部34,34Aを形成した場合について説明したが、断熱パネルの厚さが上記実施形態のものより小さい場合、つまり枠材の幅が広くない場合には、図10に示すように、凸条を設けずに凹部31の中央部に断熱パネル1Bの内方に向かって凸状の屈曲部34を形成した枠材3Cを有する断熱パネル1Bとしてもよい。なお、図10において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
1,1A,1B 断熱パネル
2 表面板
3,3A,3B,3C 枠材
4 発泡断熱材
21 端部折曲片
31 連結用の凹部
34,34A 屈曲部
35 凸条
51 上辺部
52 下辺部
53 連結辺部
55 隆起部

Claims (5)

  1. 一対の表面板と、これら表面板の辺部間に介在される枠材と、上記両表面板及び枠材にて形成される空間内に注入充填される発泡断熱材と、からなる断熱パネルであって、
    上記枠材における他の断熱パネルとの連結面に、該枠材の長手方向に沿う連結用の凹部が形成され、該連結用の凹部の底辺は肉厚が一定に形成されると共に、断熱パネルの内方に向かって凸状の屈曲部が形成される、ことを特徴とする断熱パネル。
  2. 請求項1に記載の断熱パネルにおいて、
    上記連結用の凹部の中央部に、断熱パネルの外方に向かって突出する凸条が形成され、該凸条と上記連結用の凹部の端部との間に上記屈曲部が形成される、ことを特徴とする断熱パネル。
  3. 請求項1又は2に記載の断熱パネルにおいて、
    上記枠材は、該枠材の幅方向の両端に上記表面板の端部折曲片を嵌挿する一対の嵌挿溝部が設けられ、両嵌挿溝部間に上記連結用の凹部が設けられている、ことを特徴とする断熱パネル。
  4. 請求項1又は2に記載の断熱パネルにおいて、
    上記枠材は、一端部に上記表面板の端部折曲片を嵌挿する嵌挿溝部が設けられた一対の辺部と、該辺部の他端部同士を連結する連結辺部とを有する断面コ字状に形成され、上記辺部の一方に上記連結用の凹部が設けられている、ことを特徴とする断熱パネル。
  5. 請求項4に記載の断熱パネルにおいて、
    上記連結辺部の中央部に、断熱パネルの内方に向かって漸次隆起する隆起部が設けられている、ことを特徴とする断熱パネル。
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