JP4499756B2 - 間仕切り用金具 - Google Patents

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Description

本発明は、間仕切り用金具に関する。
従来、クリーンルームにおいては、例えば、特開平6−193929号公報、特開平8−68221号公報などに開示されるように、天井に吊りボルトを取り付け、この吊りボルトでフィルタ枠部材を支持し、このフィルタ枠部材でファンフィルタユニットなどのクリーンユニットを担持して、クリーンユニットを所定の位置に敷設し、クリーンユニットの下方の室内を区画して形成したクリーンルーム内に清浄空気を送り出し、クリーンルーム内を所定の清浄度に保持することが知られている。
また、例えば、特開平6−193161号公報に開示されるように、室内の生産装置の変更やレイアウトの変更などに対し、間仕切りの変更を行うことが知られている。
特開平6−193929号公報 特開平8−68221号公報 特開平6−193161号公報
特開平6−193161号公報に開示されるように、室内の生産装置の変更やレイアウトの変更などに対し、間仕切りの変更を行うことは、比較的容易に行うことが可能である。
しかし、ファンフィルタユニットと天井との間の空間は、比較的狭く、作業をしづらいところであるため、上述の変更時に対応して、天井側空間内に間仕切りを設けることは容易にできなかった。
また、従来の間仕切りの設置では、間仕切り部材をビス止めし、さらにシリコーンシーラによってシールする必要があるため、手間暇を要するという問題があった。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、作業が容易で確実に間仕切り部材を設置することが可能な間仕切り用金具を提供することにある。
請求項1に係る発明は、板状の基部と、この基部から起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を設けた第一保持部と、この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を設けた第二保持部とを有し、前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部とにより、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を形成し、前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付けることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の間仕切り用金具において、前記第一保持部と前記第二保持部とは、前記凹溝に挿入された前記間仕切り部材の側面が第一保持部と平行になると前記間仕切り部材の側面に各突条を押し付けるバネ力を働かせるように撓むことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の間仕切り用金具を用い、前記板状の基部を天井部に取り付ける天井側枠部材と、前記天井側枠部材の凹溝に装着される間仕切り部材とで構成され、前記間仕切り部材の上端部を前記天井側枠部材に挿入する際には、天井側枠部材に形成する差込口に対し間仕切り部材を垂直から傾けた角度で挿入し、前記間仕切り部材を垂直に立設する際には、前記間仕切り部材表面が第一保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付けることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の間仕切り用金具において、長尺な板材から成り、天井部に取り付けられる基部と、この基部から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第一保持部と、この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に一体的に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第二保持部とを有し、前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部により、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を長手方向に形成し、前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付けることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1記載の間仕切り用金具において、長尺な板材から成り、床部に取り付けられる基部と、この基部から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第一保持部と、この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に一体的に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第二保持部とを有し、前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部により、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を長手方向に形成し、前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付けることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1記載の間仕切り用金具において、床部に取り付けられるフィルタ枠部材の端部に設けた凹溝内に嵌入する板状の脚部を一体的に有する長尺な板材から成る基部と、この基部から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第一保持部と、この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に一体的に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第二保持部とを有し、前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部により、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を長手方向に形成し、前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付けることを特徴とする。
本発明によれば、間仕切り部材を簡単に取り付けることができる。
また、本発明によれば、シール材を用いなくとも所定のシール性を確保することが可能である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1ないし図5は、本発明の一実施形態に係る間仕切り部材を用いたフィルタ天井内間仕切り構造1を示す。
図1は、本実施形態に係るフィルタ天井内間仕切り構造1をクリーンルーム2の形成する室内3の天井側に適用した例を示す。
本実施形態においても、従来のクリーンルームと同様に、天井4に吊りボルト5を取り付け、この吊りボルト5でフィルタ枠部材6を支持し、このフィルタ枠部材6でファンフィルタユニットなどのフィルタ装置7を担持して、フィルタ装置7を所定の位置に敷設し、フィルタ装置7の下方の室内を区画して形成したクリーンルーム2内に清浄空気を送り出し、クリーンルーム2内を所定の清浄度に保持するようになっている。
本実施形態においては、フィルタ装置7とフィルタ装置7との間に間仕切り構造10が形成されている。
この間仕切り構造10は、金属製の天井側枠部材20と、金属製の床側枠部材30と、天井側枠部材20と床側枠部材30との間に装着された複数のパネルなどの間仕切り部材40と、隣接する間仕切り部材40の側端部を連結する連結枠部材50とで構成されている。
金属製の天井側枠部材20は、例えば、アルミニウムの引抜材または押出材から成り、天井4に接着剤(ビスなどの小型アンカーでも良い)22により取り付けられる長尺な板材から成る基部21と、この基部21から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に基部21と平行に断面三角形状の突条24を一体的に設けた板状の第一保持部23と、この第一保持部23と所定の間隔を隔てて基部21から平行に一体的に起立し、第一保持部23の高さH1より高い高さH2を有し、その先端部の内壁面に第一保持部23の突条24と平行でかつ突条24よりも開口端側に断面三角形状の突条26を一体的に設けた板状の第二保持部25を有する。
金属製の天井側枠部材20は、基部21と第一保持部23と第二保持部25により凹溝27を長手方向に形成している。
第一保持部23の高さH1と第二保持部25の高さH2との段差ΔHは、図3に示すように、下方から差し込まれる間仕切り部材40の差込口を形成する第一保持部23の突条24と第二保持部25の突条26とが為す寸法Sが、間仕切り部材40の厚みTより大きくなるように設定されている。
第一保持部23の突条24は、第二保持部25の突条26より基部21側に位置しており、所定の段差が設けてある。
金属製の床側枠部材30は、例えば、アルミニウムの引抜材または押出材から成り、フィルタ枠部材6の端部に設けた凹溝61内に嵌入する板状の脚部39を一体的に有する板状の基部31と、この基部31から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に基部31と平行に断面三角形状の突条33を一体的に設けた第一保持部32と、この第一保持部32と所定の間隔を隔てて基部31から平行に一体的に起立し、第一保持部32の高さH3より高い高さH4を有し、その先端部の内壁面に第一保持部32の突条33と平行と平行でかつ突条33よりも開口端側に断面三角形状の突条35を一体的に設けた第二保持部34を有する。
金属製の床側枠部材30は、基部31と第一保持部32と第二保持部34により凹溝36を長手方向に形成している。
第一保持部32の突条33は、第二保持部34の突条35よりΔhの差をもって基部31側に位置している。突条35と第二保持部34の先端との間にシール代62が設けてある。
基部31は、脚部39をフィルタ枠部材6の端部に設けた凹溝61内に嵌入した後、シール材37を充填してシールされている。
連結枠部材50は、図4および図5に示すように、例えば、アルミニウムの引抜材または押出材から成り、床側枠部材30との高さと同等またはやや低めの高さを有し、仕切り部材40の側部43,44をそれぞれ挿入する凹部51,51と、各凹部51,51の対向する内壁面の先端側および後端側にそれぞれ形成された平行する断面三角形状の突条52,52、53,53を有する。先端側の断面三角形状の突条52,52は、差し込まれる間仕切り部材40の両面から当接して支持し、後端側の断面三角形状の突条53,53は、差し込まれる間仕切り部材40の両面から当接して支持して間仕切り部材40のふらつきを防止する機能を発揮する。そのため、後端側の断面三角形状の突条53,53の間隔は、間仕切り部材40の板厚より0.5mm程度狭くしてある。なお、後端側の断面三角形状の突条53,53は、凹部51,51の境界部を形成する仕切54とは離れていないと、間仕切り部材40の支持時に間仕切り部材40に対して十分なバネ力を付与することができなくなるおそれがある。
次に、斯くして構成された本実施形態に係るフィルタ天井内間仕切り構造1の作用を説明する。
先ず、天井側枠部材20と床側枠部材30を天井4およびフィルタ枠部材6に取り付ける。
この際、天井側枠部材20は、基部21の裏面側を接着剤22を介して天井4に固着する。
また、床側枠部材30は、基部31の脚部39をフィルタ枠部材6の端部に設けた凹溝61内に嵌入した後、シール材38を充填してシールする。
以上で、天井側枠部材20と床側枠部材30から成る間仕切り用金具の装着が完了する。
次に、図3に示すように、手順を示すステップ1〜ステップ4に従って装着された間仕切り用金具に間仕切り部材40を取り付ける。
ステップ1では、間仕切り部材40を上端部41から天井側枠部材20の凹溝27に向かって挿入する。この際、間仕切り部材40の挿入は、間仕切り部材40の側面45に第一保持部23の突条24に当接させながら行う。
ステップ2では、間仕切り部材40の上端部41が第二保持部25の内壁面に当接した時点で、間仕切り部材40を凹溝27の底面28に向かって押し上げながら間仕切り部材40の下端部42を床側枠部材30方向へ回動する。
ステップ3では、間仕切り部材40の上端部41を凹溝27の底面28に当接させるとともに凹溝27に垂下した状態にする。この時点では、間仕切り部材40は、側面45が第一保持部23の突条24に当接するとともに他方の側面46に第二保持部25の突条26が当接している。
ステップ4では、間仕切り部材40を床側枠部材30側へ落とし込み、間仕切り部材40の下端部42を床側枠部材30の凹溝36の底面37に当接させる。この時点では、間仕切り部材40は、側面45が第一保持部32の突条33に当接するとともに他方の側面46に第二保持部34の突条35が当接している。
斯くして、一つの間仕切り部材40の間仕切り用金具に対する取付が完了する。
次に、必要とする枚数の間仕切り部材40を同様にして取り付ける。
この際、各間仕切り部材40間には、連結枠部材50が取り付けられる。
連結枠部材50は、一方の凹部51内に装着された間仕切り部材40の側部43を圧入し、他方の凹部51に次に装着された間仕切り部材40の側部44を圧入することにより、各間仕切り部材40の間に取り付けられる。
以上により、本実施形態に係るフィルタ天井内間仕切り構造1が出来上がる。
斯くして構成された本実施形態に係るフィルタ天井内間仕切り構造1によれば、間仕切り部材40を取り付ける間仕切り用金具は、天井側枠部材20と床側枠部材30から成り、天井側枠部材20が天井4に接着剤22により固着され、床側枠部材30が下部に設けた脚部39をフィルタ枠部材6の凹溝61内にシール材38によるシールで保持することによって装着されるので、間仕切り構造を構成する間仕切り用金具の設置が容易である。
また、天井側枠部材20の第一保持部23と第二保持部25とは、それぞれの高さH1とH2とがH1<H2としてあるので、間仕切り部材40の挿入は、間仕切り部材40を斜めにして上端部41を凹溝27内に挿入するだけで容易にできる。
しかも、天井側枠部材20の第一保持部23と第二保持部25とにそれぞれに設置された突条24,26は、手前側になる第一保持部23の突条24が第二保持部25の突条26の位置より低くしてあるので、凹溝27内に挿入された間仕切り部材40の側面45,46が突条24に当接し、間仕切り部材40の挿入を助け、かつ回動をし易くすることができる。
また、天井側枠部材20と床側枠部材30とにより保持された間仕切り部材40は、間仕切り部材40の上下端部41,42の側面45,46が、天井側枠部材20の第一保持部23,第二保持部25および床側枠部材30の第一保持部32,第二保持部34にそれぞれ設けた突条24,26,33,35によって挟み付けられる。この際、天井側枠部材20の第一保持部23,第二保持部25および床側枠部材30の第一保持部32,第二保持部34は、挿入された間仕切り部材40の上下端部41,42の側面45,46に対してそれぞれ設けた突条24,26,33,35を押しつけるバネ力が働き、間仕切り部材40を銜え込んで保持することとなる。従って、一般的に行われているビス止めによるパネル固定が不要となり、さらに、シリコーンシーラでのシールも不要となる。
また、隣接する間仕切り部材40間には、連結枠部材50が装着されているので、連結部間の漏れも同様に防止することが可能である。
なお、上記実施形態では、シリコーンシーラでのシールを不要とした場合について説明したが、完全な固定とシール性を要求する場合には、図6に示すように、突条24,26,33,35の外側に設けたシール代62にシリコーンシーラ70でのシールを行っても良い。
また、上記実施形態では、大型クリーンルームに適用した場合について説明したが、小型クリーンルームや局所クリーンルームの場合のように間仕切り部材40が1枚ですむような時には、連結枠部材50は当然に省略される。
また、本発明では、クリーンルームに限らず、簡易な間仕切りを行う場合にも当然に適用することが可能である。
また、本実施形態では、金属製の天井側枠部材20と金属製の床側枠部材30とで間仕切り金具を構成しているが、何れか一方によって間仕切り金具を構成してもよい。
本発明の一実施形態に係るフィルタ天井内間仕切り構造を示す正面図である。 図1における間仕切り構造を示す正面図である。 図1における間仕切り構造を構築する手順を示す側面図である。 図1における間仕切り構造を示す側面図である。 図4における間仕切り構造を示す断面図である。 本発明の別の例を示す正面図である。
符号の説明
1 フィルタ天井内間仕切り構造
2 クリーンルーム
3 室内
4 天井
5 吊りボルト
6 フィルタ枠部材
7 フィルタ装置
10 間仕切り構造
20 天井側枠部材
21 基部
22 接着剤
23 第一保持部
24 突条
25 第二保持部
26 突条
27 凹溝
30 床側枠部材
31 基部
32 第一保持部
33 突条
34 第二保持部
35 突条
36 凹溝
37 シール材
39 脚部
40 間仕切り部材
41 上端部
42 下端部
43,44 側面
50 連結枠部材
51 凹部
52 突条
61 凹溝

Claims (6)

  1. 板状の基部と、
    この基部から起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を設けた第一保持部と、
    この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を設けた第二保持部と
    を有し、
    前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部とにより、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を形成し、
    前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、
    前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付ける
    ことを特徴とする間仕切り用金具。
  2. 請求項1記載の間仕切り用金具において、
    前記第一保持部と前記第二保持部とは、前記凹溝に挿入された前記間仕切り部材の側面が第一保持部と平行になると前記間仕切り部材の側面に各突条を押し付けるバネ力を働かせるように撓む
    ことを特徴とする間仕切り用金具。
  3. 請求項1記載の間仕切り用金具を用い、前記板状の基部を天井部に取り付ける天井側枠部材と、
    前記天井側枠部材の凹溝に装着される間仕切り部材とで構成され、
    前記間仕切り部材の上端部を前記天井側枠部材に挿入する際には、天井側枠部材に形成する差込口に対し間仕切り部材を垂直から傾けた角度で挿入し、
    前記間仕切り部材を垂直に立設する際には、前記間仕切り部材表面が第一保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付ける
    ことを特徴とする間仕切り構造。
  4. 請求項1記載の間仕切り用金具において、
    長尺な板材から成り、天井部に取り付けられる基部と、
    この基部から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第一保持部と、
    この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に一体的に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第二保持部と
    を有し、
    前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部により、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を長手方向に形成し、
    前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、
    前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付ける
    ことを特徴とする間仕切り用金具。
  5. 請求項1記載の間仕切り用金具において、
    長尺な板材から成り、床部に取り付けられる基部と、
    この基部から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第一保持部と、
    この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に一体的に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第二保持部と
    を有し、
    前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部により、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を長手方向に形成し、
    前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、
    前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付ける
    ことを特徴とする間仕切り用金具。
  6. 請求項1記載の間仕切り用金具において、
    床部に取り付けられるフィルタ枠部材の端部に設けた凹溝内に嵌入する板状の脚部を一体的に有する長尺な板材から成る基部と、
    この基部から一体的に起立するとともに先端部側の内壁面に前記基部と平行に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第一保持部と、
    この第一保持部と所定の間隔を隔てて前記基部から平行に一体的に起立し、前記第一保持部の高さより高くその先端部の内壁面に前記第一保持部の前記突条と平行でかつ該突条よりも開口端側に突条を一体的に設けた長尺な板材から成る第二保持部と
    を有し、
    前記基部と前記第一保持部と前記第二保持部により、間仕切り部材の端部を装着するための凹溝を長手方向に形成し、
    前記第一保持部の高さと前記第二保持部の高さとの段差は、前記間仕切り部材の差込口を形成する前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とが為す寸法が、前記間仕切り部材の厚みより大きくなるように設定され、
    前記間仕切り部材側面が第一保持部および第二保持部と平行になると前記第一保持部の突条と前記第二保持部の突条とで前記間仕切り部材を挟み付ける
    ことを特徴とする間仕切り用金具。
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