JP4634208B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、金属製の遊技球を用いて遊技を行う遊技機に関するものであって、特に、機体前面の球受皿に向けて所要数の遊技球を送出する払出装置を備えたものに関する。
金属製の遊技球を用いて遊技を行う遊技機としては、パチンコ機が最もよく知られている。また、パチンコ機の他にも、パチンコ機用の遊技球を遊技媒体とするスロットマシンが知られている。
こうした遊技機は、一般的に、遊技球を貯留可能な機体上部の球タンクと、球タンクの遊技球を流下させる払出球供給路と、該払出球供給路の下流端に配設されて、払出球供給路から所要数の遊技球を送出する払出装置と、該払出装置から送出される遊技球を機体前面の球受皿に流下させる払出球排出路とを備える。そして、遊技における入賞の発生等に応じて払出装置を作動させることにより、球タンクから球受皿へ所要数の遊技球を払い出すようになっている(特許文献1参照)。
また、これらの遊技機の多くは、払出装置から送出される遊技球を機体背面側に流下させる球抜通路と、払出球排出路と球抜通路の分岐部分に設けられて、遊技球を払出球排出路側に流下させる通常位置と、遊技球を球抜通路側に流下させる作動位置とに移動可能な球抜片とを備える。そして、遊技機のメンテナンスを行う際に、かかる球抜片を作動位置に移動させることにより、払出装置や球タンク内の遊技球を機体背面側から排出し得るようにしている。
さらに、上記遊技機にあって、払出球供給路に突出して該払出球供給路を遮断する作動位置と、払出球供給路から退避して該払出球供給路を開放する通常位置とに移動可能に設けられる球止片と、払出装置の異常作動の検出に応じて、球止片及び球抜片を通常位置から作動位置に自動的に移動させる異常払出阻止機構を備えた構成が提案されている(特許文献2参照)。すなわち、かかる構成では、払出装置の異常作動が検知されると、異常払出阻止機構が球止片及び球抜片を夫々作動位置に変換し、球抜片によって遊技球を球抜通路側へ流下させると共に、球止片によって球タンクから払出装置への遊技球の供給を停止することにより、払出装置から送出される無意味な遊技球が球受皿に払い出されるのを防ぐと共に、遊技球が機体背面側へ垂れ流しになるのを防止する。ここで、従来の異常払出阻止機構は、球止片と連繋して該球止片を移動させるソレノイドと、球抜片と連繋して該球抜片を移動させるソレノイドとの二つのソレノイドを備えてなり、払出装置の異常作動の検知に応じて両ソレノイドが通電されることにより、球抜片と球止片を夫々作動位置に移動させるものである。
特開2003−71063号公報 特開平6−7512号公報
ところで、上記異常払出阻止機構は、払出装置の異常発生時に機能するものであり、その使用頻度は少ない。このため、かかる機構はなるべく簡易化して、遊技機の製造コストの負担とならないようにすることが望ましい。一方で、かかる機構は、払出装置の障害発生時といった緊急時に機能するものであるから、故障率を減らし、必要な際に確実に機能するようにすることも望まれる。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、製造コストが安く、且つ故障し難い異常払出阻止機構を備えた遊技機の提供を目的とする。
本発明は、遊技球を貯留可能な機体上部の球タンクと、球タンクの遊技球を流下させる払出球供給路と、該払出球供給路の下流端に配設されて、払出球供給路から所要数の遊技球を送出する払出装置と、該払出装置から送出される遊技球を機体前面の球受皿に流下させる払出球排出路と、該払出装置から送出される遊技球を機体背面側に流下させる球抜通路と、払出球排出路と球抜通路の分岐部分に設けられて、遊技球を払出球排出路側に流下させる通常位置と、遊技球を球抜通路側に流下させる作動位置とに移動可能な球抜片と、払出球供給路に突出して該払出球供給路を遮断する作動位置と、払出球供給路から退避して該払出球供給路を開放する通常位置とに移動可能に設けられる球止片とを備えてなる遊技機であって、払出装置の異常作動が検出されると通電して、プランジャが駆動する単一の球抜兼休止用ソレノイドと、球抜兼休止用ソレノイドのプランジャに夫々連繋されて、該プランジャの駆動に従って往復移動する上部作動部材及び下部作動部材と、上部作動部材の作動を球止片に伝達し、該球止片を通常位置から作動位置へ移動させる上部伝達機構と、下部作動部材の作動を球抜片に伝達し、該球抜片を通常位置から作動位置へ移動させる下部伝達機構とを具備し、さらに球止片と、球抜片とは、いずれも他から力が加わらない限り、傾動せずに通常位置又は作動位置に留まるものであり、球止片は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う上部作動部材の作動方向と非連繋であると共に、球抜片は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う下部作動部材の作動方向と非連繋であり、これにより上部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う上部作動部材の作動を球止片に伝達せず、下部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う下部作動部材の作動を球抜片に伝達しない異常払出阻止機構を備えることを特徴とする遊技機である。
すなわち、本発明にあっては、払出装置の異常作動が検出されると、単一の球抜兼休止用ソレノイドが通電されて、そのプランジャの駆動に従って上部作動部材及び下部作動部材が作動する。そして、上部作動部材の作動が上部伝達機構によって球止片に伝えられ、下部作動部材の作動が下部伝達機構によって球抜片に伝えられることにより、球抜片と球止片の双方が通常位置から作動位置に移動する。すなわち、かかる構成によれば、球止片と球抜片とを単一のソレノイドによって移動させることができるため、球止片と球抜片とを別々のソレノイドで移動させる従来の異常払出阻止機構よりも、異常払出阻止機構を簡易化することができ、その製造コストを抑えることができる。また、従来では、球止片の移動用ソレノイドと球抜片の移動用ソレノイドのいずれかが故障すると異常払出阻止機構は十分に機能できなくなるが、本発明によれば、ソレノイドの数を従来機構よりも減らせるため、ソレノイドの故障により異常払出阻止機構に不具合が発生する頻度も減らすことができる。
ところで、従来の異常払出阻止機構では、球止片や球抜片を移動させるソレノイドは球止片や球抜片と連繋されており、また、かかるソレノイドには、通電解除によりプランジャを元の位置に復帰させる一般的なソレノイドが用いられている。このため、球止片や球抜片を作動位置に留めておくためにソレノイドの通電状態を維持し続けなくてはならず、長時間の通電によりソレノイドが過熱状態となり、ソレノイド自身や周囲の装置を傷めてしまう懸念があった。この問題に対し、自己保持型のソレノイドを用いることが提案されるが、自己保持型ソレノイドは高価であり、異常払出阻止機構に用いるのは現実的でない。そこで、上記構成にあっては、球止片が上部作動部材と非連繋であると共に、球抜片が下部作動部材と非連繋であり、上部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う上部作動部材の作動を球止片に伝達せず、下部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う下部作動部材の作動を球抜片に伝達しない構成が提案される(請求項2)。かかる構成にあっては、球抜兼休止用ソレノイドが通電されると、球止片や球抜片は作動位置に移動されるが、かかる状態から球抜兼休止用ソレノイドの通電が解除されて、上部作動部材及び下部作動部材が通電前の位置に復帰したとしても、球止片や球抜片には上部作動部材及び下部作動部材の復帰作動が伝達されない。このため、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除により、そのプランジャを元の位置に復帰させたとしても、球止片や球抜片を作動位置に留まらせることができ、球止片や球抜片を作動位置に保持するために、球抜兼休止用ソレノイドを通電させる必要がない。なお、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除後に、球止片及び球抜片を作動位置に留める構成は特に限定されない。例えば、球止片や球抜片が自重により作動位置に留まるような構成でもよいし、係止手段や節度手段等によって球止片や球抜片が作動位置から傾動しないよう保持する構成であってもよい。
本発明においては、単一の球抜兼休止用ソレノイドによって球止片や球抜片を略同期して移動させるようにしている。しかしながら、例えば、メンテナンスの際などには、球抜片のみを作動位置に移動させて、球タンクの遊技球を機体背面側に排出することも必要となる。このため、球止片や球抜片を個別に位置変換させる移動手段も望まれる。また、上述のように、球抜兼休止用ソレノイドが通電解除されても、球止片や球抜片が作動位置に留まる構成とした場合には、払出装置の不具合の解消後に、球止片や球抜片を通常位置に復帰させる復帰手段も必要となる。かかる移動手段や復帰手段は、球抜兼休止用ソレノイドとは別に駆動手段を設けることにより実現できる。しかし、電気的駆動手段を別途配設することは、異常払出阻止機構を簡易化するという趣旨に合わない。また、球止片や球抜片を通常位置に復帰させる場合やメンテナンスの場合には、球止片や球抜片を性急に移動させる必要がないため、電気的駆動源を用いて移動させるのは非効率である。したがって、かかる移動手段や復帰手段は、球止片や球抜片を手動で移動可能とすることにより実現することが望ましい。具体的には、球止片や球抜片の一部を機体背面側に露出させ、作業者の手によって直接位置変換可能とする構成や、専用器具を介して機体前面側から球止片や球抜片を位置変換可能とする構成が挙げられる。
球止片と上部伝達機構の好適な構成として、球止片は、遊技球を係止する係止爪部を備え、払出球供給路の側傍に傾動可能に軸支されて、作動位置で係止爪部を払出球供給路に突出させ、通常位置で係止爪部を払出球供給路から退避させるものであり、上部伝達機構は、上部作動部材の移動範囲内に配置される受圧部と、球止片と連結する連結部とを具備し、上部作動部材と球止片の間に傾動可能に軸支されて、球止片を通常位置に位置決める第一の傾動位置と、球止片を作動位置に位置決める第二の傾動位置に位置変換する球止連繋片を備え、球抜兼休止用ソレノイドの通電によって、上部作動部材に球止連繋片の受圧部を押圧させて、球止連繋片を第二の傾動位置に変換させるものである構成が提案される(請求項3)。かかる構成によれば、球止片と連繋する球止連繋片を上部作動部材によって押圧するだけの簡易な機構によって上部伝達機構を実現できる。また、かかる構成にあって、上部作動部材と球止連繋片とを非連繋として、上部作動部材が、第一の傾動位置から第二の傾動位置へ傾動させる方向へのみ受圧部を押圧する構成にすれば、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う上部作動部材の作動を球止片に伝達させない機構を実現できる。
上述のように、本発明では、異常払出阻止機構による位置変換とは別に、球止片と球抜片を手動で個別に位置変換可能とすることが望まれる。ここで、上記構成にあっては、上部作動部材が球止連繋片の位置変換を規制していると、球止片を手動で位置変換する際に、球抜兼休止用ソレノイドの付勢力に抗して球止片を移動させなくてはならず、また、球止片を変換した位置に留めるために、球止片を手で押さえ続けなくてはならない。そこで、上記構成にあっては、上部作動部材は、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時に、球止連繋片の位置変換を規制しない位置に保持される構成が提案される(請求項4)。かかる構成によれば、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時には、上部作動部材が球止連繋片の位置変換を規制しないため、球止片を通常位置と作動位置に自由に変換することができ、また、球止片を手で保持することなく、変換後の位置に留まらせることができる。
一方、球抜片と下部伝達機構の好適な構成として、球抜片は、払出球排出路と球抜通路の分岐部分に回動可能に保持される支軸部と、該支軸部に固定されて、払出球排出路と球抜通路のいずれかに遊技球を選択的に案内する誘導部とで構成されるものであり、下部伝達機構は、球抜片の支軸部に固定されて下部作動部材の移動範囲内に配置され、球抜片を通常位置に位置決める第一の傾倒位置と、球抜片を作動位置に位置決める第二の傾倒位置に位置変換するレバー片を備え、球抜兼休止用ソレノイドの通電によって、下部作動部材にレバー片を押圧させて、レバー片を第二の傾倒位置に変換させるものである構成が提案される(請求項5)。かかる構成によれば、球抜片と一体的に連動するレバー片を下部作動部材によって押圧するだけの単純な機構によって、下部伝達機構を実現できる。また、本構成にあっては、下部作動部材とレバー片とを非連繋として、下部作動部材が、第一の傾倒位置から第二の傾倒位置へ移動させる方向へのみレバー片を押圧する構成にすれば、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う下部作動部材の作動を球抜片に伝達させない機構を実現できる。さらに、かかる構成においても、球抜片を手動で自由に変換して変換後の位置に留めておけるよう、下部作動部材は、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時に、レバー片の位置変換を規制しない位置に保持される構成が提案される(請求項6)。
さらに、払出装置の上下に配置される球止片と球抜片を球抜兼休止用ソレノイドにより好適に移動可能とする構成として、球抜兼休止用ソレノイドは、払出装置の上方に固定されて、そのプランジャを上下に駆動するよう配置されており、上部作動部材は、球抜兼休止用ソレノイドのプランジャと係合し、プランジャの駆動に従って上下移動するものであり、下部作動部材は、払出装置の下方に配置され、且つ上部作動部材と連繋杆を介して連繋されて、プランジャの駆動に従って上下移動するものである構成が提案される(請求項7)。払出装置の異常作動に対する球止片と球抜片の重要性を比較した場合、球止片の方が重要性が高い。払出装置の異常作動の際に球抜片が正常に作動位置に移動しない場合には、球止片より下流側にある遊技球が球受皿に排出されるのみであるが、球止片が正常に作動位置に移動しない場合には、球タンクの遊技球が垂れ流し状態になってしまうからである。本構成では、球抜兼休止用ソレノイドが球止片に近い払出装置の上方に配置されると共に、そのプランジャに上部作動部材が直接係合されているため、プランジャの駆動を、重要性の高い球止片に直接的に伝達することができる。一方、下部作動部材は、上部作動部材と連繋杆とを介してプランジャと間接的に連繋されることとなるが、球抜兼休止用ソレノイドが、そのプランジャを上下方向に駆動するよう設置されるため、払出装置の下方に配置される下部作動部材にもプランジャの駆動力を確実に伝達できる。
以上に述べたように、本発明は、単一の球抜兼休止用ソレノイドと、該ソレノイドのプランジャの駆動に従って往復移動する上部作動部材及び下部作動部材と、球止片を通常位置から作動位置へ移動させる上部伝達機構と、球抜片を通常位置から作動位置へ移動させる下部伝達機構とを具備してなる異常払出阻止機構を備える遊技機であるから(請求項1)、異常払出阻止機構を、従来構成よりも簡易化することができ、その製造コストを抑えることができる。また、異常払出阻止機構を構成するソレノイドが従来よりも少ないため、ソレノイドの故障により不具合が生じる頻度が少なく、信頼性にも優れる。
ここで、球止片が上部作動部材と非連繋であると共に、球抜片が下部作動部材と非連繋であり、上部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う上部作動部材の作動を球止片に伝達せず、下部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う下部作動部材の作動を球抜片に伝達しない構成である場合には(請求項2)、球抜兼休止用ソレノイドを通電解除しても、球止片と球抜片の両方を作動位置に留めておくことができる。すなわち、かかる構成では、球抜兼休止用ソレノイドは、球止片と球抜片を作動位置に移動させる時に通電させるのみで足り、長時間の通電によって球抜兼休止用ソレノイド自身や周囲の装置が損耗する懸念がない。
また、球止片が、その係止爪部を、作動位置で払出球供給路に突出させ、通常位置で払出球供給路から退避させるものであり、上部伝達機構が、球止片を通常位置に位置決める第一の傾動位置と、球止片を作動位置に位置決める第二の傾動位置に位置変換する球止連繋片を備え、球抜兼休止用ソレノイドの通電によって、上部作動部材に球止連繋片の受圧部を押圧させて、球止連繋片を第二の傾動位置に変換させるものである場合には(請求項3)、上部伝達機構を単純な機構で実現できるため、低コストで製造できると共に、上部作動部材の駆動を確実に球止片に伝えることができる。
一方、球抜片が支軸部と誘導部とで構成されるものであり、下部伝達機構が、球抜片を通常位置に位置決める第一の傾倒位置と、球抜片を作動位置に位置決める第二の傾倒位置に位置変換するレバー片を備え、球抜兼休止用ソレノイドの通電によって、下部作動部材にレバー片を押圧させて、レバー片を第二の傾倒位置に変換させるものである場合には(請求項5)、下部伝達機構を低廉で確実性の高いものにできる。
また、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時に、上部作動部材を、球止連繋片の位置変換を規制しない位置に保持するようにした場合(請求項4)や、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時に、下部作動部材を、レバー片の位置変換を規制しない位置に保持するようにした場合(請求項6)には、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時に、球止片や球抜片を手動で自由に位置変換させることができ、また、それらを手で保持することなく、変換後の位置に留めておくことができる。
そして、球抜兼休止用ソレノイドを払出装置の上方に固定して、そのプランジャを上下に駆動するよう配置し、上部作動部材を球抜兼休止用ソレノイドのプランジャと係合させると共に、下部作動部材を、払出装置の下方に配置し、且つ上部作動部材と連繋杆を介して連繋させて、プランジャの駆動に従って上部作動部材と下部作動部材が上下移動するようにした場合には(請求項7)、払出装置の上下に配置される球止片と球抜片に、球抜兼休止用ソレノイドの駆動力を適切に伝達することができる。
本発明をパチンコ機に採用した実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図1は本実施例に係るパチンコ機の正面図を示す。ここで、パチンコ機1は、同図に示すように前後面が開口している機枠2と、該機枠2にヒンジによって回動自在に取り付けられた額縁状の前面枠3と、この前面枠3内に開閉可能に取り付けられたガラス収納枠4と、このガラス収納枠4の下方に同じく開閉可能に取り付けられた開閉パネル5と、前面枠3の後方でガラス収納枠4内に保持されたガラス板6と、該ガラス板6と一定の間隔をおいて固定された遊技盤7と、前面枠3の背面側に開閉可能に取り付けられる裏機構板13(図4参照)等によって構成される。
開閉パネル5の前面には、多数の遊技球を一時的に貯留する上部球受皿9が設けられ、また、前面枠3の背面下部には、上部球受皿9より一個ずつ供給される遊技球を弾き飛ばす打球発射装置(図示せず)が設けられ、さらに前面枠3の前面下部にはその操作ハンドル10と下部球受皿11とが設けられている。
図2に示すように遊技盤7の前面には、打球発射装置により発射された打球を遊技盤7の上方部まで案内するガイドレール12等の区画部材によって区画された遊技領域8が形成されている。この遊技領域8のほぼ中央には液晶表示器を使用した特別図柄表示装置15が配置されており、該表示装置15の上方には3個のLEDを使用した普通図柄表示装置16が配設されている。各々の表示装置15,16の左右にはそれぞれ特別図柄記憶表示LED17、普通図柄記憶表示LED18が2個ずつ設けられている。
特別図柄表示装置15の下方には、普通電動役物20が配設され、その入口を、入賞口を兼ねる第一種始動口21としている。また、該普通電動役物20の下方には、大入賞装置22が配設され、大入賞口23を上下方向に開閉作動する開閉蓋24により開閉制御するようにしている。その他、遊技盤7の適宜位置に入賞領域としての複数の普通入賞口27,28が設けられている。
また、遊技盤7に配設された左右のゲート25,25には普通図柄の変動を開始させるための信号を発生させる普通図柄作動スイッチが設けられている。また、遊技領域8の略中央最下端部には、入賞領域に入賞しなかった遊技球を遊技盤7の後方へ回収するアウト口29が遊技盤7裏面に貫通するように設けられている。
かかる構成にあって、第一種始動口21に遊技球が入ると、特別図柄表示装置15に表示される複数の図柄が変動する。そして、その停止図柄が所定の組み合わせであると、大当りとなって大入賞口23が開放され、一連の大入賞口23の開閉作動により、多数の入賞球が発生する。一方、図3に示すように遊技盤7の背面には、入賞球検出スイッチSが設けられている。この入賞球検出スイッチSは、上述した遊技盤7に配設した各種入賞口23,27,28より入賞した遊技球を検出し、その検出に関わる信号を後述する払出制御装置40に送信する。また、図4に示す機体背面の右側には、機外装置である貸出検出装置30が設けられている。この貸出検出装置30は、遊技者が投入した有価記憶媒体に有価記憶があることを条件に遊技者による所定の操作を検出し、その検出に関わる信号を、後述の払出制御装置40に送信する。なお、本実施例の説明において、パチンコ機1の左右は、パチンコ機1を背面側から見た場合の左右を、すなわち図4中の左方・右方を指すものである。
また、図4に示すように、機体背面側には、一側縁を前面枠3に枢結された裏機構板13が開閉可能に取り付けられている。この裏機構板13の背面には、払出制御装置40等の遊技制御手段が装着される。払出制御装置40は、前記入賞球検出スイッチSによる入賞球の検出や貸出検出装置30に対する所定操作の検出に基づき、後述の払出装置50に制御信号を出力するものである。また、後述するように、払出制御装置40は払出装置50の異常作動を検知する検知手段を構成するものでもある。
また、裏機構板13の上部には、遊技島(図示省略)から供給される遊技球を貯留するための球タンク14が設けられる。この球タンク14は、球タンク14の遊技球を流下させる払出球供給路45と、該払出球供給路45と連続する払出球排出路46とによって、機体前面の球受皿9,11と連通している。また、払出球供給路45と払出球排出路46は機体背面の右側部で接続しており、その接続部位に対して払出ユニット41が配設される。払出ユニット41は、図5等に示すように、払出球供給路45の下流部と、払出球排出路46の上流部と、前記払出制御装置40が出力した駆動信号に基づき遊技球を送出する払出装置50及びこの払出装置50から送出された遊技球を検出する払出センサ44等を、組付板42に一体的に設けた構成となっている。すなわち、球タンク14から払出球供給路45を流下する遊技球は、かかる払出ユニット41内で払出装置50により係止されて滞留し、払出装置50が作動すると、所要数の遊技球が払出球供給路45から払出球排出路46へ送出されて、球受皿9,11に払い出される。
払出球供給路45は、図5等で示すように、その下流部が払出ユニット41内で緩やかに湾曲しており、その下流端部において払出球排出路46と接続する。また、払出ユニット41には、払出球供給路45と払出球排出路46の接続部位に外周を臨ませるようにしてスプロケット60が遊転可能に軸支される。該スプロケット60は、その外周に遊技球を一個ずつ受け入れる複数の媒体受部61が周方向に等間隔で形成されており、さらに各媒体受部61間には、後述する可動係合片70の鉤状部71が係脱可能に係合する係止突起62が夫々外方突成されている。本実施例の払出装置50は、このスプロケット60と、該スプロケット60に係脱可能に係合する可動係合片70と、可動係合片70を位置変換させる駆動制御装置51とからなる。
可動係合片70は、前記スプロケット60の側傍に、支軸72によって揺動可能に軸支されており、スプロケット60の係止突起62に係合して回転不能状態とする制動位置I(図5(イ)参照)と、係合解除されてスプロケット60を回転可能状態とする解放位置II(図5(ロ)参照)とに変換可能となっている。この可動係合片70は、該支軸72の上部にスプロケット60の係止突起62に係合される鉤状部71を備えるとともに、支軸72の下部に重錘部73を備えた形状となっている。そして、前記係止突起62に対する鉤状部71の係合が解除されると重錘部73の重量によって解放位置IIに自動復帰するようになっている。
駆動制御装置51は、解放駆動装置52と制動駆動装置55の二個の駆動装置によって構成される。ここで、解放駆動装置52は解放用ソレノイド53を、制動駆動装置55は制動用ソレノイド56を夫々駆動源としている。
前記解放駆動装置52にあって、解放用ソレノイド53が具備するプランジャからなる解放作動杆54は、解放駆動装置52の駆動によって前方に進出し、可動係合片70の下部を押圧して該可動係合片70を解放位置IIに移動させた後、駆動解除によって自動的に後退して待避位置に戻るようになっている。一方、前記制動駆動装置55にあって、制動用ソレノイド56が具備するプランジャからなる制動作動杆57は、制動駆動装置55の駆動によって前方に進出し、可動係合片70の上部を押圧して該可動係合片70を制動位置Iに移動させた後、駆動解除によって自動的に後退して待避位置に戻るようになっている。
払出装置50の作動を図5,6に従って説明する。
図5(イ)に示すように、可動係合片70の鉤状部71がスプロケット60の係止突起62に係合された状態では、解放駆動装置52と制動駆動装置55は非駆動状態で待機している。即ち、この状態で、解放用ソレノイド53,制動用ソレノイド56はその作動杆54,57が夫々後退した待避位置にある。そして、払出球供給路45内の遊技球は、スプロケット60が回転不能状態となっていることにより、該スプロケット60によって流下不能に保持されている。
次に、遊技者が遊技を開始し、遊技盤面に設けられた入賞口に遊技球が入賞すると、これを遊技盤背面に設けられた入賞球検出スイッチSが検出し、払出制御装置40に信号出力する。または、遊技者が、貸出検出装置30に対して貸し出し操作をすると、貸出検出装置30がその操作信号を検出し、払出制御装置40に信号出力する。そしてかかる信号入力に基づき、払出制御装置40は、その払い出すべき遊技球数(払出数)を演算記憶して、解放用ソレノイド53を通電する。
これにより、図5(ロ)に示すように、解放用ソレノイド53が駆動して解放作動杆54が前方に進出し、可動係合片70の下部を押圧して該可動係合片70を時計回りに回動させる。これに伴いスプロケット60の係止突起62に係合されていた可動係合片70の鉤状部71が外れてスプロケット60が回転可能状態となり、払出球供給路45に滞留していた遊技球は媒体受部61に順次保持される状態で払出球排出路46に流下することとなる。ここで、解放用ソレノイド53に電気が供給されるのは、約250msであり、この期間経過後直ちに電気の供給が断たれるので、図6(ハ)に示すように、解放作動杆54は待避位置に後退する。また、可動係合片70は重錘部73の重量によって解放位置IIを維持する。
上記のようにスプロケット60が回転可能状態となり、払出球排出路46に遊技球が流入すると、スプロケット60に対向させて払出球排出路46に配設された払出センサ44によって遊技球が1個ずつ検出され、その検出信号に基づき、払出制御装置40に蓄積記憶した払出数が順次減算され、その結果、記憶された払出数が「0」になると直ちに制動用ソレノイド56が通電される。
これにより、図6(ニ)に示すように、制動用ソレノイド56が駆動して制動作動杆57が前方に進出し、可動係合片70の上部を押圧して該可動係合片70を反時計回りに回動させる。これに伴い可動係合片70の上部に設けられている鉤状部71がスプロケット60の係止突起62に係合されて該スプロケット60が回転不能状態となり、遊技球の払出が終了する。ここで、制動用ソレノイド56に電気が供給されるのは、約500msであり、この期間経過後直ちに電気の供給が断たれ、非通電状態となった制動用ソレノイド56は、その制動作動杆57が待避位置に後退する。また、可動係合片70は、鉤状部71と係止突起62との係合作用を介して制動位置Iを維持する。
本実施例にあっては、払出装置50の異常作動は払出制御装置40によって検知される。上述したように、払出制御装置40は、払い出すべき遊技球数(払出数)や払出装置50の作動状態を記憶すると共に、払出センサ44からの信号に基づいて送出された遊技球を検出可能となっている。そこで、本実施例の払出制御装置40は、払出数が「0」であるにも拘わらず、払出センサ44から遊技球検出信号を受信した場合には、払出装置50が異常作動を行っていると判定し、後述の球抜兼休止用ソレノイド80を通電する。なお、払出装置50の異常作動を検出するためのかかる検出手段は既知のものであり、制御回路等についての詳細な説明は省略する。
払出球排出路46は上部球受皿9及び下部球受皿11に通じており、払出装置50から送出される遊技球は通常は払出球排出路46に沿って流下して球受皿9,11に払い出されることとなる。ここで、図4,7に示すように、払出球排出路46の中途位置からは球抜通路32が分岐している。この球抜通路32は、払出球排出路46の、払出ユニット41の直下位置から分岐して機体背面側で開口しており、分岐部分から球抜通路32に流入した遊技球は機体背面側で排出されるようになっている。
図7に示すように、払出球排出路46と球抜通路32の分岐部分には、球抜片33が傾動可能に軸支される。この球抜片33は、図9に示すように、払出球排出路46と球抜通路32の分岐部分に回動可能に保持される支軸部34と、該支軸部34に固定されて、払出球排出路46と球抜通路32のいずれかに遊技球を選択的に案内する誘導部35とで構成されるものであり、誘導部35が球抜通路32の入口を閉鎖して、遊技球を払出球排出路46側に流下させるよう案内する通常位置α(図7(イ)参照)と、誘導部35が払出球排出路46を閉鎖して、遊技球を分岐部分から球抜通路32に流入させるよう案内する作動位置β(図7(ロ)参照)とに変動可能となっている。球抜片33は、常態では、通常位置αに位置し、払出装置50から送出される遊技球は球受皿9,11に払い出されることとなるが、払出装置50の異常作動時やメンテナンスの際には、球抜片33を作動位置βに位置させることによって、球タンク14や払出ユニット41内の遊技球を機体背面側に排出可能となる。
また、支軸部34の後端には、後方に突出する杆状把手部37を有するレバー片36が一体的に設けられる。このレバー片36は、図8に示すように、払出球排出路46と球抜通路32の分岐部分の背面側に突出して機体背面側に露出しており、図12等に示すように、球抜片33を通常位置αに位置決める第一傾倒位置yと、球抜片33を作動位置βに位置決める第二傾倒位置zに位置変換する。かかる構成によれば、作業者等が、レバー片36の把手部37を手で摘んで、レバー片36を第一傾倒位置yと第二傾倒位置zとに移動させることにより、球抜片33を通常位置αと作動位置βに変換することができる。また、レバー片36は、後述する下部作動部材83によって、把手部37を押圧されることによっても傾動する。なお、球抜片33の支軸部34は、ゴム製の軸受(図示せず)を介して傾動可能に軸支されており、支軸部34と軸受の摩擦力によって、他から外力が加わらない限り、傾動せずにその位置に留まるようになっている。
払出球供給路45の主要部は、裏機構板13に一体的に設けられる樹脂製樋部材によって形成されており、図4に示すように、球タンク14から遊技球を機体右側に流下させる緩勾配状の上流側部位と、その後に、機体右縁に沿って払出装置50まで遊技球を略垂直に流下させる下流側部位とで構成される。そして、図7,8に示すように、払出球供給路45の下流側部位の左側傍に、球止片64が傾動可能に設けられる。球止片64は、上端の尖った部分を、遊技球を係止する係止爪部66とする鉤状樹脂片であり、中央に形成された軸孔65を介して裏機構板13に傾動可能に軸支される。また、払出球供給路45の、球止片64の係止爪部66と対向する位置には、遊技球が流出しない程度の球止用開口47が形成される。これにより、球止片64は、球止用開口47を介して係止爪部66を払出球供給路45に突出させて払出球供給路45を遮断する作動位置δと、係止爪部66を払出球供給路45から退避させて払出球供給路45を開放する通常位置γとに変換可能となっている。球止片64は、常態では、通常位置γに位置し、球タンク14から払出装置50へ遊技球を流下可能となるが、異常発生時やメンテナンスの際には、球止片64を作動位置δに位置させることによって、球タンク14から払出装置50への遊技球の供給を停止させることができる。なお、この球止片64は、係止爪部66以外の部分を機体背面側に露出させており、球止片64を手で直接押圧することによって、通常位置γと作動位置δとに変換することができる。また、球止片64は、球抜片33同様に、ゴム製の軸受を介して傾動可能に軸支されており、軸孔65と軸受の摩擦力によって、他から力が加わらない限り、傾動せずにその位置に留まるようになっている。
また、図7〜9に示すように、球止片64の下部には溝状の連結部67が形成されており、該連結部67に対してく字状に屈曲した球止連繋片74が連結する。この球止連繋片74は、屈曲部分に形成される軸孔75を介して裏機構板13に傾動可能に軸支されており、軸孔75の右上部の連結部76を球止片64の連結部67に係合することにより球止片64と連繋し、連結部76を右方に傾倒して球止片64を通常位置γに位置決める第一傾動位置wと、連結部76を上方に傾倒して球止片64を作動位置δに位置決める第二傾動位置xとに位置変換するようになっている。また、球止連繋片74の左下部は、後述する上部作動部材82に押圧される受圧部77を構成する。
以下に、本発明の要部に係る異常払出阻止機構について説明する。
本実施例に係る異常払出阻止機構は、払出装置50の異常作動が検出されると通電される単一の球抜兼休止用ソレノイド80と、該球抜兼休止用ソレノイド80のプランジャ81に夫々連繋される上部作動部材82及び下部作動部材83と、上部作動部材82の作動を球止片64に伝達し、球止片64を通常位置γから作動位置δへ移動させる上部伝達機構58と、下部作動部材83の作動を球抜片33に伝達し、球抜片33を通常位置αから作動位置βへ移動させる下部伝達機構59とを備えてなる。
図4,7,8に示すように、球抜兼休止用ソレノイド80は、裏機構板13の、払出装置50上方位置に固定される。この球抜兼休止用ソレノイド80は、そのプランジャ81を上下駆動するように配置され、非通電時には該プランジャ81を本体上方に突出させ(図11(イ)参照)、通電時にはプランジャ81を本体内に埋没させる(図11(ロ)参照)。また、球抜兼休止用ソレノイド80は、前記払出制御装置40と電気的に接続されており、常態では非通電となっており、払出装置50が異常作動した場合に、払出制御装置40によって通電される。
球抜兼休止用ソレノイド80のプランジャ81の上端には、図8に示すように、板状の上部作動部材82が係合されており、プランジャ81の進退駆動に伴い該上部作動部材82が上方位置と下方位置とに往復移動する。また、上部作動部材82の右端には、球止連繋片74を押圧するための押圧部85が突成される。
一方、図9に示すように、払出ユニット41の下方には下部作動部材83が配設される。この下部作動部材83は、上下に長尺な連繋杆84を介して上部作動部材82と連繋される。連繋杆84は、払出ユニット41の組付板42の背面側に上下移動可能に保持されるものであり、その上端を上部作動部材82の背面側に、下端を下部作動部材83の上面に連結することにより、下部作動部材83と球抜兼休止用ソレノイド80のプランジャ81とを連繋し、プランジャ81の進退駆動に従って下部作動部材83を上下に移動させる。
上部伝達機構58は、主に上記球止連繋片74により実現される。上述のように、球止連繋片74は球止片64と連繋し、連動するものであり、球止片64を通常位置γに位置決める第一傾動位置wと、球止片64を作動位置δに位置決める第二傾動位置xとに位置変換可能となっている。ここで、図7〜9に示すように、球止連繋片74の左下部の受圧部77は、上部作動部材82の押圧部85の下方に、且つ、該押圧部85の移動範囲内に配置される。そして、球止連繋片74は、第一傾動位置wでは受圧部77を上方傾動させて、上方位置にある押圧部85と当接させ、第二傾動位置xでは受圧部77を下方傾動させて、下方位置にある押圧部85と当接させ得るようになっている。
従って、球止片64が通常位置γに、上部作動部材82が上方位置にある状態では、図10(イ),11(イ)に示すように、球止連繋片74は第一傾動位置wにあり、その受圧部77を上部作動部材82の押圧部85に下方から当接する。そして、かかる状態で、球抜兼休止用ソレノイド80が通電されると、図10(ロ),11(ロ)に示すように、上部作動部材82が受圧部77を押し下げながら下方位置へ移動し、これにより、球止連繋片74が第二傾動位置xへ傾動変換され、これに連動して球止片64が通常位置γから作動位置δに傾動することとなる。
さらに、図10(ハ),11(ハ)に示すように、かかる状態から球抜兼休止用ソレノイド80が通電解除されると、上部作動部材82は上方位置へ復帰することとなる。ここで、押圧部85は受圧部77の上方に配置されるのみで非連繋であるから、上部作動部材82は球止連繋片74を押圧することなく上方移動する。また、上述のように、球止片64は、ゴム製軸受との摩擦力により、外力が加わらない限りその位置に留まるようになっている。従って、上部作動部材82が上方位置へ復帰しても、球止片64は作動位置δに、球止連繋片74は第二傾動位置xに留まることとなる。
このように、上部伝達機構58によれば、球抜兼休止用ソレノイド80の通電に伴う上部作動部材82の作動を球止片64に伝達し、球止片64を通常位置γから作動位置δへ移動させることができる。また、かかる上部伝達機構58は、球抜兼休止用ソレノイド80の通電解除に伴う上部作動部材82の作動を球止片64に伝達しないため、球抜兼休止用ソレノイド80を通電解除しても、球止片64を作動位置δに留めておくことができる。
また、球抜兼休止用ソレノイド80の非通電状態にあっては、上部作動部材82は上方位置に保持される。ここで、図11(イ),(ハ)に示すように、上部作動部材82が上方位置にある状態では、上部作動部材82に規制されることなく、球止連繋片74を第一傾動位置wと第二傾動位置xとに位置変換し、球止片64を通常位置γと作動位置δとに手動で自由に変換することができる。さらに言えば、球止片64を変換後の位置に留まらせるために、球止片64を押え付けることも要しない。
下部伝達機構59は、主に上記レバー片36により実現される。上述のように、レバー片36は球抜片33の支軸部34に固定されて、球抜片33を通常位置αに位置決める第一傾倒位置yと、球抜片33を作動位置βに位置決める第二傾倒位置zに位置変換可能となっている。ここで、図8,9に示すように、レバー片36の把手部37は、下部作動部材83の下方に、且つ、該下部作動部材83の移動範囲内に配置される。そして、レバー片36は、第一傾倒位置yでは把手部37を上方傾動させて、上方位置にある下部作動部材83の底面に当接させ、第二傾倒位置zでは把手部37を下方傾動させて、下方位置にある下部作動部材83の底面に当接させ得るようになっている。
従って、球抜片33が通常位置αに、下部作動部材83が上方位置にある状態では、図10(イ),12(イ)に示すように、レバー片36は第一傾倒位置yにあり、その把手部37を下部作動部材83の底面に下方から当接する。そして、かかる状態で、球抜兼休止用ソレノイド80が通電されると、図10(ロ),12(ロ)に示すように、下部作動部材83が把手部37を押し下げながら下方位置へ移動し、これにより、レバー片36が第二傾倒位置zへ傾動変換されて、球抜片33が通常位置αから作動位置βへ傾動することとなる。
さらに、図10(ハ),12(ハ)に示すように、かかる状態から球抜兼休止用ソレノイド80が通電解除されると、下部作動部材83は上方位置へ復帰することとなる。ここで、下部作動部材83は把手部37の上方に配置されるのみで非連繋であるから、下部作動部材83は把手部37を押圧することなく上方移動する。また、上述のように、
球抜片33は、ゴム製軸受の摩擦力により、他から力が加わらない限り、その位置に留まるようになっている。従って、下部作動部材83が上方位置へ復帰しても、球抜片33は作動位置βに、レバー片36は第二傾倒位置zに留まることとなる。
このように、上部伝達機構58同様に、下部伝達機構59によれば、球抜兼休止用ソレノイド80の通電に伴う下部作動部材83の作動を球抜片33に伝達し、球抜片33を通常位置αから作動位置βへ移動させることができる。また、かかる下部伝達機構59は、球抜兼休止用ソレノイド80の通電解除に伴う下部作動部材83の作動を球抜片33に伝達しないため、球抜兼休止用ソレノイド80を通電解除しても、球抜片33を作動位置βに留めておくことができる。
また、球抜兼休止用ソレノイド80の非通電状態にあっては、下部作動部材83は上方位置に保持される。ここで、図12(イ),(ハ)に示すように、下部作動部材83が上方位置にある状態では、下部作動部材83に規制されることなく、レバー片36を第一傾倒位置yと第二傾倒位置zとに位置変換し、球抜片33を通常位置αと作動位置βとに手動で自由に変換することができ、また、レバー片36を手で保持することなく、球抜片33を変換後の位置に留めておくことができる。
以下に、異常払出阻止機構の作動について説明する。
払出装置50が正常作動を行っている場合には、図7(イ)に示すように、球抜兼休止用ソレノイド80は通電されず、球抜片33及び球止片64は、夫々通常位置α,γに留まっている。ここで、払出装置50の制動用ソレノイド56が故障した場合には、解放用ソレノイド53が通電されて遊技球の送出が一旦開始されると、スプロケット60を再規制することができず、払出装置50は遊技球を無制限に送出し続けることとなる。そして、かかる状態が生じると、上述のように、払出制御装置40が、払出センサ44からの検出信号によって、払出装置50の異常作動を検知して、即座に球抜兼休止用ソレノイド80を通電する。これによって、上部作動部材82及び下部作動部材83が下方へ作動し、さらに上部伝達機構58と下部伝達機構59によって、球抜片33及び球止片64が通常位置α,γから作動位置β,δへ移動する。そして、図7(ロ)に示すように、払出装置50から送出される遊技球が球抜片33によって球抜通路32に案内されて機体背面側に排出されると共に、払出球供給路45が球止片64によって遮断されて球タンク14から払出装置50への遊技球の供給が停止することとなる。
球抜兼休止用ソレノイド80は、所定時間(1秒)通電された後で通電解除される。これにより、上部作動部材82及び下部作動部材83は上方位置に復帰するが、上述のように、球抜片33と球止片64はそれぞれ作動位置β,δに留まるため、遊技球の不適切な送出は引き続き防止される。そして、払出装置50の不具合が解消された場合には、球抜片33及び球止片64を通常位置α,γに復帰させることにより、遊技を正常に再開することができる。上述のように球抜片33及び球止片64は機体背面側から手動で位置変換可能となっており、かかる復帰作業は手作業によって行い得る。
このように、本実施例のパチンコ機1にあっては、払出装置50の異常作動が検知された場合に、単一の球抜兼休止用ソレノイド80の通電によって、球抜片33を作動位置βへ移動させて、遊技と無関係な遊技球が払出装置50から送出されて遊技者側に払い出されるのを防止できると共に、球止片64を作動位置δへ移動させて、故障した払出装置50に球タンク14から止め処なく遊技球が供給されて、機体背面側へ遊技球が垂れ流し状態になるのを防止できる。このため、異常払出阻止機構を従来よりも簡易化することができ、異常払出阻止機構の製造コストを削減できると共に、電気的駆動源が少なくなる分だけ故障の発生頻度を減らすこともできる。
また、本実施例では、上部作動部材82と球止片64、及び下部作動部材83と球抜片33が非連繋となっており、球止片64と球抜片33を通常位置α,γから作動位置β,δに移動させた後で、球抜兼休止用ソレノイド80を通電解除しても、上部作動部材82及び下部作動部材83の復帰作動は球止片64と球抜片33には伝わらず、球止片64と球抜片33は作動位置β,δに留まるようになっている。従って、本実施例の異常払出阻止機構では、球止片64と球抜片33を作動位置β,δに保持するために球抜兼休止用ソレノイド80を通電し続ける必要がなく、長期間の通電による発熱によって球抜兼休止用ソレノイド等が損傷することがない。
さらには、実施例のパチンコ機1では、球止片64及び球抜片33は手動で移動可能となっており、球抜兼休止用ソレノイド80の非通電時には、上部作動部材82及び下部作動部材83は、球止連繋片74やレバー片36の位置変換を規制しない位置に保持されている。これにより、メンテナンスの際等には、作動部材82,83に規制されることなく、球止片64と球抜片33を手作業によって位置変換して、各位置に留まらせることができる。
尚、本発明の遊技機は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、実施例に係る払出装置50は一例に過ぎず、既存のパチンコ機に使用される払出装置全般を使用することができる。また、払出装置50の異常作動を検知する検知手段も適宜変更することができる。また、既存のパチンコ機には、入賞用遊技球の払出を行う払出装置と、貸出用遊技球の払出を行う払出装置の二つを備えるものが知られているが、係る構成に対しても本発明は適用可能である。
さらに、実施例のパチンコ機1は、球止片64や球抜片33を機体背面側から手動で移動し得るようになっているが、機体前面側から手動で移動可能としてもよい。具体的には、前面枠3に貫通孔を設けて、該貫通孔に金属棒等を挿通し、該金属棒で球止片64や球抜片33を押圧することにより、球止片64や球抜片33を位置変換させる構成が挙げられる。また、実施例は本発明をパチンコ機に適用したものであるが、本発明は、パチンコ機同様の遊技球を使用するスロットマシンにも適用できる。
実施例のパチンコ機1の正面図である。 遊技盤7の正面図である。 遊技盤7の背面図である。 パチンコ機1の背面図である。 払出装置50を示す縦断背面図(イ),(ロ)であり、(イ)は待機状態の払出装置50を示し、(ロ)は払出開始時の払出装置50を示す。 払出装置50を示す縦断背面図(ハ),(ニ)であり、(ハ)は払出中の払出装置50を示し、(ニ)は払出終了時の払出装置50を示す。 払出球供給路45や払出球排出路46等を縦断して示す背面図であり、(イ)は払出装置50の正常作動時を示し、(ロ)は払出装置50の異常作動時を示す。 払出装置50近傍を拡大して示す背面斜視図である。 上部作動部材82及び下部作動部材83から球止片64や球抜片33を分離して示す背面斜視図である。 球抜兼休止用ソレノイド80の通電に伴う球止片64及び球抜片33の傾動態様を示す説明図(イ)〜(ハ)である。 球抜兼休止用ソレノイド80の通電に伴う球止片64の傾動態様を示す説明図(イ)〜(ハ)である。 球抜兼休止用ソレノイド80の通電に伴う球抜片33の傾動態様を示す説明図(イ)〜(ハ)である。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
9 上部球受皿
11 下部球受皿
14 球タンク
32 球抜通路
33 球抜片
36 レバー片
40 払出制御装置
45 払出球供給路
46 払出球排出路
50 払出装置
58 上部伝達機構
59 下部伝達機構
64 球止片
66 係止爪部
74 球止連繋片
75 軸孔
76 連結部
77 受圧部
80 球抜兼休止用ソレノイド
81 プランジャ
82 上部作動部材
83 下部作動部材
84 連繋杆
α,γ 通常位置
β、δ 作動位置
w 第一傾動位置
x 第二傾動位置
y 第一傾倒位置
z 第二傾倒位置

Claims (7)

  1. 遊技球を貯留可能な機体上部の球タンクと、
    球タンクの遊技球を流下させる払出球供給路と、
    該払出球供給路の下流端に配設されて、払出球供給路から所要数の遊技球を送出する払出装置と、
    該払出装置から送出される遊技球を機体前面の球受皿に流下させる払出球排出路と、
    該払出装置から送出される遊技球を機体背面側に流下させる球抜通路と、
    払出球排出路と球抜通路の分岐部分に設けられて、遊技球を払出球排出路側に流下させる通常位置と、遊技球を球抜通路側に流下させる作動位置とに移動可能な球抜片と、
    払出球供給路に突出して該払出球供給路を遮断する作動位置と、払出球供給路から退避して該払出球供給路を開放する通常位置とに移動可能に設けられる球止片と
    を備えてなる遊技機であって、
    払出装置の異常作動が検出されると通電して、プランジャが駆動する単一の球抜兼休止用ソレノイドと、
    球抜兼休止用ソレノイドのプランジャに夫々連繋されて、該プランジャの駆動に従って移動する上部作動部材及び下部作動部材と、
    上部作動部材の作動を球止片に伝達し、該球止片を通常位置から作動位置へ移動させる上部伝達機構と、
    下部作動部材の作動を球抜片に伝達し、該球抜片を通常位置から作動位置へ移動させる下部伝達機構と
    を具備し、
    さらに球止片と、球抜片とは、いずれも他から力が加わらない限り、傾動せずに通常位置又は作動位置に留まるものであり、
    球止片は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う上部作動部材の作動方向と非連繋であると共に、球抜片は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う下部作動部材の作動方向と非連繋であり、これにより上部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う上部作動部材の作動を球止片に伝達せず、下部伝達機構は、球抜兼休止用ソレノイドの通電解除に伴う下部作動部材の作動を球抜片に伝達しない
    異常払出阻止機構を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 球止片及び/又は球抜片は、軸孔と軸受の摩擦力により、他から力が加わらない限り、傾動せずに通常位置又は作動位置に留まるものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 球止片は、遊技球を係止する係止爪部を備え、払出球供給路の側傍に傾動可能に軸支されて、作動位置で係止爪部を払出球供給路に突出させ、通常位置で係止爪部を払出球供給路から退避させるものであり、
    上部伝達機構は、
    上部作動部材の移動範囲内に配置される受圧部と、球止片と連結する連結部とを具備し、上部作動部材と球止片の間に傾動可能に軸支されて、球止片を通常位置に位置決める第一の傾動位置と、球止片を作動位置に位置決める第二の傾動位置に位置変換する球止連繋片を備え、
    球抜兼休止用ソレノイドの通電によって、上部作動部材に球止連繋片の受圧部を押圧させて、球止連繋片を第二の傾動位置に変換させるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 上部作動部材は、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時に、球止連繋片の位置変換を規制しない位置に保持されることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 球抜片は、払出球排出路と球抜通路の分岐部分に回動可能に保持される支軸部と、該支軸部に固定されて、払出球排出路と球抜通路のいずれかに遊技球を選択的に案内する誘導部とで構成されるものであり、
    下部伝達機構は、
    球抜片の支軸部に固定されて下部作動部材の移動範囲内に配置され、球抜片を通常位置に位置決める第一の傾倒位置と、球抜片を作動位置に位置決める第二の傾倒位置に位置変換するレバー片を備え、
    球抜兼休止用ソレノイドの通電によって、下部作動部材にレバー片を押圧させて、レバー片を第二の傾倒位置に変換させるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 下部作動部材は、球抜兼休止用ソレノイドの非通電時に、レバー片の位置変換を規制しない位置に保持されることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 球抜兼休止用ソレノイドは、払出装置の上方に固定されて、そのプランジャを上下に駆動するよう配置されており、
    上部作動部材は、球抜兼休止用ソレノイドのプランジャと係合し、プランジャの駆動に従って上下移動するものであり、
    下部作動部材は、払出装置の下方に配置され、且つ上部作動部材と連繋杆を介して連繋されて、プランジャの駆動に従って上下移動するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機。
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