JPH11300002A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH11300002A
JPH11300002A JP11094098A JP11094098A JPH11300002A JP H11300002 A JPH11300002 A JP H11300002A JP 11094098 A JP11094098 A JP 11094098A JP 11094098 A JP11094098 A JP 11094098A JP H11300002 A JPH11300002 A JP H11300002A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球払出し部および球切換え排出部を、ビスや
工具を不要とした片手操作により手早く簡単に組付け得
ると共に組外し得るようにする。 【解決手段】 球払出し部30と球切換え排出部47と
は、互いのケース体26,41の整合対向面に形成した
突部67と凹孔部69とからなる係合手段61により、
左右および前後の向きに位置決めされて上下の向きに係
脱可能に連結される。また、機構セット盤Cに形成した
収容設置部29の収容室25に臨む所要位置に鉤状部8
2を配設する一方、少なくとも一方のケース体26,4
1外側に前記鉤状部82に対して上下の向きに係脱し得
る鉤状部83を形成する。これにより、球払出し部30
と球切換え排出部47とは、収容設置部29に対して上
下の整合連通化状態で位置決めセットされる一方、ビス
等を不要とした片手操作による組付け,組外しが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
に係り、更に詳しくは、機裏側に貯留したパチンコ球
を、ゲームの入賞成立に対する賞球として遊技者(球皿)
側へ排出し得る一方、球抜き操作により戻し球(返し球)
として機外へ排出し得るパチンコ遊技機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種の遊技機では、遊技操作に基づいて開始され
る1球毎の球送り発射制御作動により、球皿から発射位
置に送込まれた遊技球を遊技盤内に打出して所要のパチ
ンコゲームを行ない得る。そして、このゲーム中の入賞
条件(セーフ球の発生や入球による図柄組合わせの得点
成立等)に対して、機裏側の球貯留排出経路部内に貯留
された球が、賞球払出装置の払出し作動毎に所定数の賞
球として払出されて、所定の賞球経路から上球皿および
下球皿へ給出される。一方、遊技機の取扱いにより球貯
留排出経路部内の相当量の貯留球を抜取る必要がある場
合には、一般に前枠の正面側部に形成された操作孔から
操作杆を挿入して機裏側の球流路の切換え装置を作動さ
せることにより、賞球経路と球抜き路との分岐連絡部に
設けられた切換え弁を球抜き状態(球戻し位置)に保持し
たもとで、貯留球を球抜き路から機外の裏側へ放出し得
るようになっている。なお操作杆は、針金状材に摘み部
を付けた程度のものでホール管理者側で管理されるが、
入手容易な直線材でも十分代用できる。
【0003】このようなパチンコ遊技機にあって、賞球
の払出しとは別に、球抜き操作によりすべての貯留球を
払出し可能にする形態として、一般に前記賞球払出装置
では、入賞条件毎に対する電動具(ソレノイドやモータ)
の駆動制御により、球経路に臨む球送り体を回転制御さ
せながら賞球を払出してカウント検出する電動タイプが
使用され、また前記球流路の切換え装置では、前述の操
作杆で作動されるスイッチの検出入力に基づく電磁ソレ
ノイドの駆動制御により、前記切換え弁を球抜き(戻し)
位置に切換え保持して抜出す電気タイプが使用されてい
る。そして双方の装置の実施形態として、遊技盤点検用
の窓口を設けた裏側の機構セット盤の側縁部において、
賞球払出装置が球貯留排出経路部の下流部に合わせて設
置され、また切換え装置が賞球払出装置の下流に連通す
る賞球経路と球抜き路との分岐連絡部に設置されて、球
抜き操作におけるスイッチの検出入力に基づいて、切換
え弁の切換え保持および賞球払出装置の解放条件のもと
で、抜出された全ての貯留球を放出し得るようになって
いる。
【0004】なお前記切換え装置については、操作杆の
他に、外枠から開放された前枠の裏側において、指先操
作によりスイッチを操作検出できるようになっている。
また双方の装置では、電子制御装置での球抜き制御処理
として、前記スイッチの検出入力を1回だけ有効化し、
球抜き作動後には正常な復旧処理として電源再投入また
は電子制御装置に係るリセット入力操作を行なう。そし
てこの処理を行なわない限り、同スイッチの以後の検出
入力を無効として球抜き不能に設定されている。このも
とで、前記電動具および電磁ソレノイドが、球抜き用の
スイッチの検出入力に対する電子制御装置でのタイマー
設定条件に基づいて、所定時間経過後に自動復帰するよ
うに設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記球払出
し部を収容セットした賞球払出装置と球切換え排出部を
収容セットした切換え装置とは、前記設置部において上
下に隣接して設置されるにも拘らず、夫々が単独した個
別の装置としてケース体単位で取扱われ、該設置部に対
する組付けにおいてもネジやビス等を利用して別々に取
着固定するようになっていた。すなわち、賞球払出装置
の取着固定に複数個のネジやビスを使用し、また切換え
装置の取着固定にも複数個のネジやビスを使用するか
ら、ドライバー等の所要工具による締付け作業に手間や
時間が掛かり、組立作業の合理化や簡素化の障害となっ
ていた。また、前記賞球払出装置や切換え装置の修理,
点検あるいは交換等に際して該装置を設置部から取外す
必要がある場合には、所要工具による複数個のネジ等の
弛み外し作業に手間や時間が掛かってしまい、メンテナ
ンス性が低い欠点を内在していた。更に、当該パチンコ
遊技機の廃棄処理に際しては、前記各装置の取外し難さ
を起因として部品毎の分解作業が煩雑で時間が掛かるた
め、廃棄処理のコストが嵩むと共にリサイクルの迅速化
および合理化を図るうえで大きな障害となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく新規に提案されたもので、機裏側の機構セット盤
の球貯留排出部の下方に、ケース単位で構成されて取扱
い得る球払出し部および球切換え排出部を、ビスや工具
を不要とした片手操作により手早く簡単に組付け得ると
共に組外し得るようにしたパチンコ遊技機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため本発明は、機裏側の機構セット盤
に装備された球貯留排出部と、同セット盤下方に形成さ
れた賞球排出路および球抜き排出路との間に、当該のケ
ース体に球の払出しと球流路の切換えとに係る構成部品
を組込んで構成された上方の球払出し部と下方の球切換
え排出部とが着脱可能に収容セットされて、ゲーム入賞
に対する賞球の払出しと球抜き操作に対する球抜きとを
なし得るパチンコ遊技機において、前記機構セット盤の
球貯留排出部の下方に、前記球払出し部と球切換え排出
部とを上下に合わせた状態で収容し得る収容設置部を形
成して、この収容設置部に臨む所要位置に係合部を配設
する一方、前記球払出し部と球切換え排出部とは、互い
のケース体の整合対向面に左右および前後の向きに位置
決めされて上下の向きに係脱し得る係合手段を形成する
と共に、少なくとも一方のケース体外側に前記収容設置
部側の係合部に対して上下の向きに係脱し得る係合部を
形成し、ビス等を不要にした組付け,組外し操作におい
て、前記収容設置部に対して、前記球切換え排出部に次
いで球払出し部を順に収容して両者が上下の整合連通化
状態で位置決めセットし得る一方、球払出し部に次いで
球切換え排出部を順に取外し得るように構成したことを
特徴とする。
【0008】
【作用】球払出し部のケース体の下部に係合手段として
の突部または凹孔部が形成され、また球切換え排出部の
ケース体の上部に係合手段としての凹孔部または突部が
形成され、これら凹孔部と突部との上下方向への差込み
係合下に、両ケース体は互いに左右および前後方向に位
置決めされた状態に係着される。前記球払出し部のケー
ス体と球切換え排出部のケース体が係着される前提にお
いて、少なくとも一方のケース体の外側に鉤状部を形成
すると共に、収容設置部に臨む所定位置に該鉤状部が上
方から係合可能な鉤状部を形成することにより、これら
鉤状部同志の係合下に両ケースが収容設置部に取着され
る。例えば、球払出し部のケース体の外側に鉤状部を形
成し、収容設置部に該鉤状部が係合する鉤状部を形成し
た場合では、球切換え排出部を収容設置部に適宜位置決
めした状態において、前記鉤状部同志を係合させること
で球払出し部が収容設置部に取着され、これと同時に前
記凹孔部と突部とが係合するので、球切換え排出部は該
球払出し部を介して収容設置部に好適に固定される。一
方、球切換え排出部のケース体の外側に鉤状部を形成
し、収容設置部に該鉤状部が係合する鉤状部を形成した
場合では、前記鉤状部同志を係合させることで球換え排
出部が収容設置部に取着され、次いで前記凹孔部と突部
とを係合させることで、球払出し部は該球切換え排出部
を介して収容設置部に好適に固定される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照し
ながら、以下詳細に説明する。なお本実施例では、遊技
球を1個ずつ遊技盤内に打出して遊技球の入賞ゲーム
(アウト球とセーフ球との区分)を展開するタイプにあっ
て、機裏側の貯留球を、入賞成立(セーフ球の発生)に対
する賞球と、球貸しシステムを利用した遊技用の貸し球
とに区分排出して球皿側へ供給し得るパチンコ機の場合
を主に例示する。
【0010】先ず、図1に略示するパチンコ機および図
2に略示する球処理部について要約説明すると、外枠A
に組付けられた前枠Bの裏側に、夫々の球処理部を有す
る機構セット盤Cが着脱可能にセットされている。この
セット盤Cでは、遊技盤点検用の窓口1の周囲におい
て、アウト球用の排出路2とセーフ球用の処理路3が区
画形成されている一方、賞球用の球貯留排出経路部(賞
球貯留排出部)4として、最上端の球タンク4aと整列
用の整流樋4bおよび減圧用の送出樋4cが順に連設さ
れて、相当数のパチンコ球を貯留して送出し得るように
なっている。また送出樋4cの下流端に、後述する賞球
払出装置Fおよび球流路の切換えユニット装置Gが着脱
可能にセットされており、該切換えユニット装置Gの出
口下方に、上下の球皿(図示しない)側に連絡される第
1,第2の賞球路(賞球排出路)5,7が形成され、第1の
賞球路5の上流部から分岐された球抜き路9が下部外側
に形成されて、前記排出路2および処理路3に連絡され
ている。なお、第1の賞球路5は供給口6を介して上球
皿の上流部に連絡され、また第2の賞球路7は供給口6
の側方から分岐されて前枠Bの下部裏側に取着された容
器8を介して下球皿に連絡されている(図1および図2
参照)。
【0011】前述した機構セット盤Cにおけるその余の
構成として、図1および図2に略示するように、前記整
流樋4bと送出樋4cとの直交連絡部位に、賞球単列化
用の球送り整列部10が装備され、また整流樋4bの所
定位置に貯留球検出用のスイッチ11が設置され、そし
て第2の賞球路7の途上に賞球充満検出機構12が組込
まれている。一方、送出樋4cの近傍に球抜き操作手段
としてのレバー13およびスイッチ14が組付けられて
おり、そして前記処理路3にセーフ球検出処理装置Dが
着脱可能にセットされている。この装置Dでは、セーフ
球を1個ずつ停留検出して賞球払出し後に解放通出する
電動形態であって、図2および図3に例示するように、
処理路3と連通する通路16を形成した本体15に、通
路16内のセーフ球を1個ずつ通過検出し得るスイッチ
17と、このスイッチ17の上,下方に位置するストッ
パー部18a,18bを形成して、1回毎の処理作動に
よりセーフ球に対する拘束と解放とによる通入出規制を
行なうレバー状の規制処理部材18と、同部材18を各
規制状態に交互に切換え操作する電磁ソレノイド19と
を組付けて、全体が本体単位で構成・取扱い得るように
なっている。なお図1中、20は電源部(AC24V)に
接続されるターミナル基板、21はゲーム内容を制御す
る第1電子制御装置、22はセーフ球検出処理並びに賞
球排出(払出しと球抜き)を制御する第2電子制御装置を
夫々示す。
【0012】このような本実施例のパチンコ機は、遊技
ホール内の設置枠台(通称「島」)の各区画枠内に前記球貸
しシステムと共に設置されて縦向きで遊技に供される。
この状態において、図示しないが、各列毎の設置枠台の
補給設備における配球ユニットから必要時に供給される
相当量のパチンコ球を、前記球貯留排出経路部4の球タ
ンク4a内に受入れて各樋4b,4cに収容しており、
パチンコゲーム中に発生したセーフ球に対して所定数の
賞球を払出し得る。一方球貸しシステムでは、前記スイ
ッチ11の球有り検出条件において、使用するカードの
有効金額内における一定額単位に対して設定数球の貸出
し制御をなすもので、カードリーダ23およびカード挿
入口等を有するカードユニットEが外枠A外側に装備さ
れて(図1参照)、前枠Bの裏側下部に設置された中継制
御部(インターフェースボードともいう)24に、カード
リーダ23と上球皿側の球貸し操作部および前記第2電
子制御装置22が夫々接続されている。そして、カード
リーダ23の球貸し判読制御処理条件に応答して後述の
賞球払出装置Fが作動されることにより、払出された貸
し球が上球皿へ供給されるようになっている。
【0013】前述したパチンコ機に実施される賞球払出
装置Fは、前記第2電子制御装置22で制御作動される
もとで、セーフ球に対する賞球と遊技用の貸し球との区
分排出並びに貯留球の抜出しの制御をなす電子制御作動
形態のもので、図1および図2に略示するように、前記
機構セット盤Cの設置部内に着脱可能にセットされてい
る。この賞球払出装置Fでは、基本的な構成として図4
〜図6に示すように、縦長方形箱状にユニット化された
合成樹脂製のケース体26内に球通路を区画形成すると
共に、この球通路に臨む部位に電動式の球払出し部30
を夫々組付けて、ケース体毎に取扱い得るようになって
いる。そして機構セット盤Cの収容設置部29、つまり
前記球貯留排出経路部4の送出樋4c下端と、前記第
1,第2の賞球路5,7および球抜き路9上端との間に形
成された収容室25内にケース体26単位で収容され、
球通路を送出樋4cおよび各路5,7,9に整合連絡した
状態で後述する係合部82,83を利用して固定セット
されるようになっている。前記ケース体26は、前記収
容室25内の設置面に密着される1枚のベース板26A
に矩形のカバー26Bが組付けられており、このケース
体26内の一側部(図4における右側)に、1列の球通路
28を垂下状に形成した樋27が組込まれて、ベース板
26Aとカバー26Bとにビス固定されている。
【0014】そして、前述のケース体26内に組込まれ
た前記球払出し部30は、球貯留排出経路部4からの球
を1個ずつ通入出検出するもので、図4および図5に例
示するように、ベース板26Aの支持部31に軸支持さ
れた回転スプロケット状の球送り体32と、球送り体3
2の回転・停止規制をなす規制片36の切換え作動源で
ある電磁ソレノイド34と、第1,第2検出具38,39
とを備えている。そして球送り体32は、外周に形成し
た受け部33(図示6個)を球通路28内に臨ませて、1
個ずつの球を受けて回転により放出し得る。また電磁ソ
レノイド34は、図示のフラッパー形式例において、ベ
ース板26Aに固定された金属製の支枠25にコイルを
巻回した磁力発生部(ボビンともいう)34Aを装着し、
通電時に発生された励磁力を磁着部34aに集中的に作
用し得、これに対して規制片36は、支枠35の一端に
傾動可能に支持されてバネ37で付勢され、磁着部34
aとバネ37を利用して球送り体32の受け部33を係
合停止,離隔解放するようになっている。一方、第1,第
2検出具38,39は、互いに1球分の検出間隔で配置
されて球通路28に臨み、通入球と通出球とを個々に検
出するよう構成される。
【0015】このような球払出し部30では、電源投入
時の作動状態において、電磁ソレノイド34の消磁(O
FF)により磁着部34aから解放された垂下状態の規
制片36が、球送り体32を拘束した通常状態に付勢保
持されている(図4参照)。従ってこの球送り体32が、
前記球貯留排出経路部4内に投入されて送出路4cから
球通路28に入っている球の最先行(最下端)を、受け部
33に受入れた状態で停止されていることにおいて、第
1検出具38がこの球を直接有検出する。一方、電磁ソ
レノイド34の励磁(ON)により磁着部34aに吸着さ
れた規制片36が傾動変化して球送り体32を解放する
と、同球送り体32が受けた1球の重みで回転して同球
を放出することにおいて、第2検出具39が放出球を直
接有検出し、電磁ソレノイド34が消磁復帰されるよう
になっている。なお第1,第2検出具38,39は、とも
に光学センサータイプが使用される例において、前記第
2の制御回路装置22側に接続される制御基板(図示せ
ず)に配置された発光ダイオードと、回路基板(図示せ
ず)に配置された受光ダイオードとが組とされている。
なお、球払出し部30内での球詰り(判定)に対して、払
出し用の電磁ソレノイド34の作動により振動を発生さ
せて球詰りを解消する制御として、例えば特願平1−2
49973号公報に開示の技術を採用可能である。また
第2検出具39の払出し球検出不良(故障)の判定処理の
制御に関しては、例えば特願平1−249975号公報
に開示の技術を採用し得る。更には、賞球(貯留球)の数
量(検出間隔時間)に応じて球払出し速度を高速用モード
と、低速用モードとに変更する制御に関しては、例えば
特願平2−6789号公報や特願平5−285821号
公報に開示の技術を採用することができる。
【0016】また前記球流路の切換えユニット装置G
は、前記第2電子制御装置22で制御作動されるもと
で、賞球および貸し球と貯留球とを切換え排出するもの
で、図1および図2に略示するように、前記機構セット
盤Cの収容設置部29内において前記賞球払出装置Fの
下方に着脱可能にセットされる。この切換えユニット装
置Gでは、基本的な構成として図4,図5,図13および
図14に示すように、小型の方形箱体状にユニット化さ
れた合成樹脂製のケース体41内に球通路を区画形成す
ると共に、この球通路に臨む部位に電動式の球切換え排
出部47を組付けて、ケース体毎に取扱い得るようにな
っている。そして、機構セット盤Cの前記収容設置部2
9の収容室25内において、前記賞球払出装置Fと第1
の賞球路5および球抜き路9との間にケース体単位で収
容され、球通路を前記球通路28と該第1の賞球路5お
よび球抜き路9に整合連結した状態で、後述する係合部
82,83を利用して固定セットされるようになってい
る。なお前記ケース体41は、前記収容室25内の設置
面に密着されるベース体41Aにコ字形のカバー41B
が組付けられ、このケース体41内の一側部(図4にお
ける右側)に球通路が画成されている。
【0017】そして本実施例の切換えユニット装置Gで
は、前記ケース体41の右部に形成された区画壁42と
前記カバー41Bにより、前記賞球払出装置Fの球通路
28に整合連通される球入路40が形成され、この球入
路40の下部から垂下状に延在して前記第1の賞球路5
に連通される球払出し路43が形成されると共に、前記
球入路40の下部から後方へ分岐されて傾斜状に延在し
て前記球抜き路9に連通される球戻し路44が形成され
ており、前記ベース体41Aの略中央で上下に延在する
支切り板46と前記カバー41Bの右側壁部とにより各
路40,43,44が覆蓋されている。なお、ベース体4
1Aの各部には組付け用のボスや台座等が配設されてお
り、また球払出し路43と球戻し路44とは、図5に例
示するように互いに略逆Vの字状に連通されて、その分
岐連絡口部の一端に後述する切換え弁49用の逃し凹部
45が形成されている。
【0018】また、前記ケース体41内に組込まれた前
記球切換え排出部47は、図4,図5,図13および図1
4に示すように、前記ベース体41Aの仕切り板46の
左側に設置される電磁ソレノイド48と、仕切り板46
の右側で回動可能に支持されるレバー状の切換え弁49
とで構成されている。前記電磁ソレノイド48は、小型
で方形の外郭体52を有するロータリー式で、該外郭体
52内に組込まれた励磁力発生部53に挿通した回動軸
54を回動可能に支持して、その一端部を支点軸部54
aとして外郭体52外に延出した状態に構成されてい
る。そして、この小型のロータリー式の電磁ソレノイド
48は、前記ベース体41Aに一体成形された支片50
により画成された設置部51に前記外郭体52を収容
し、支点軸部54aを前記球払出し路43と球戻し路4
4との分岐部位に延出させた状態にセットされる。すな
わち、電磁ソレノイド48が横向きにセットされ、球払
出し路43および球戻し路44が該ソレノイド48の側
方に位置するので、殊にケース体41の前後サイズが小
さくなって切換えユニット装置Gが軽量かつ小型に構成
されている。なお前記支切り板46には、電磁ソレノイ
ド48の回動軸54の挿通を許容する溝46aが形成さ
れている。これに対して切換え弁49は、図5に示すよ
うに、前記電磁ソレノイド48の支点軸部54aに直結
固定されて前記球払出し路43と球戻し路44との連絡
部分内に位置し、前記回動軸54の回動変位下に切換え
保持されるようになっている。また前記支点軸部54a
には、各端部を切換え弁49と支切り板46とに係止さ
せて、該切換え弁49に付勢力を付与するねじりばね5
5が配設されている。
【0019】このように構成した球流路の切換えユニッ
ト装置Gでは、電源投入時の作動前状態において、電磁
ソレノイド48の消磁(OFF)により回動軸54がフリ
ー状態にある場合には、前記ねじりばね55による付勢
力のもとに、前記切換え弁49が回動軸54を支点とし
て起立払出し位置に保持され、球入路40と球払出し路
43とを連通させて前記賞球払出装置Fから払出された
球を該球払出し路43側へ案内する(図15(a)参照)。
一方、電磁ソレノイド48の励磁(ON)により回動軸5
4が所定方向へ回動変位した場合には、前記切換え弁4
9が該回動軸54を支点として傾斜戻し位置に保持さ
れ、球入路40と球戻し路44とを連通させて前記賞球
払出装置Fから払出された球を球戻し路44側へ案内す
るようになっている(図15(b)参照)。なお、切換えユ
ニット装置Gの球切換え排出部47に関連する操作手段
については、図1に略示した前記機構セット盤Cにレバ
ー13およびスイッチ14が配置使用される例におい
て、レバー13の操作によりスイッチ14が検出(ON)
することに応答して、前記切換え用の電磁ソレノイド4
8と払出し用の電磁ソレノイド34とが夫々設定時間に
亘り励磁されるようになっている。ちなみにレバー13
は、前枠Bに形成された操作孔に挿入された針金状の操
作具(共に図示しない)の押込みによる操作と、外枠Aか
ら開放した前枠Bの裏側で指先による操作との何れも可
能にされている。
【0020】前述のように構成された賞球払出装置Fと
球流路の切換えユニット装置Gとは、前記機構セット盤
Cに形成した収容設置部29の収容室25に対して、ビ
スやネジおよび工具等を一切使用せずに、片手操作によ
る手早く簡単な組付けおよび組外しをなし得るようにな
っている。例えば図4,図6および図9は、賞球払出装
置Fおよび切換えユニット装置Gの第1実施形態例に係
る着脱形態を図示している。この第1実施形態例では、
先ず切換えユニット装置Gにおいては、前記ケース体4
1におけるカバー41Bの左右両端部41aの上下部位
に、係合部83として左右外方へ延出した係止片(鉤状
部)65,65が一体的に形成されており、また前記収容
室25の下部に臨む両側には、該係止片65,65が上
方からスライドしながら係止し得る係合部82としての
スライド溝(鉤状部)66,66が形成されている。従っ
て、ケース体41単位でユニット化された球流路の切換
えユニット装置Gは、前記各係止片65,65を各スラ
イド溝66,66の上方に整合させて位置決めした状態
で下方へスライドさせれば、各係止片65がスライド溝
66内に嵌入して収容室25に固定セットされる。この
とき、球払出し路43の出口部が第1賞球路5の入口部
に整合すると共に、球戻し路44の出口部が球抜き路9
の入口部に整合する(図5参照)。
【0021】また前記賞球払出装置Fにおいては、図
4,図6および図9に示すように、前記ケース体26に
おけるベース板26Aの下端部に、係合手段61として
下方へ延出した係止片(突部)67,67が一体的に形成
されており、カバー26Bの上面中央には、上方に延出
した係合片部68が一体的に形成されている。これら係
止片67,67は、前記切換えユニット装置Gのベース
体41Aの上面に凹設した係合手段61としての係止凹
部(凹孔部)69,69に整合するようになっており、賞
球払出装置Fを上方からセットした際に各係止片67が
各係止凹部69に嵌入して、収容室25に固定セットさ
れた該切換えユニット装置Gにより下部が固定保持され
るようになっている。すなわち賞球払出装置Fと切換え
ユニット装置Gとは、前記係止片67と係止凹部69と
による上下の差込み形態により、互いのケース体26,
41における上,下対向面で接触すると共に左右および
前後の向きに位置決めされる。また前記係合片部68に
は、収容室25の上方に回動可能に配設された施錠部材
70に係合するようになっている。
【0022】前記施錠部材70は、図4〜図9に示すよ
うに、前記収容室25の上方にビス着されるカバー部材
71の外面から水平に延出した支点ボス72に回動可能
に配設され、該支点ボス72が嵌挿する係合孔74を形
成した摘み部73と、該摘み部73の下端部から側方に
延在する扇状の係合盤75とを一体的に形成して構成さ
れている。そして施錠部材70は、前記支点ボス72に
対して左回転させると、前記係合盤75が収容室25の
上端部から退避したロック解除位置に変位し(図9参
照)、また該ボス72に対して右回転させると、該係合
盤75が該収容室25の上端部に位置したロック係止位
置に変位するようになっている(図4参照)。すなわち、
施錠部材70をロック解除位置に保持させた状態におい
て、前記球流路の切換えユニット装置Gを固定セットし
た収容室25の上部に前記賞球払出装置Fを位置決め
し、この状態で該施錠部材70をロック係止位置に回動
変位させれば、係合盤75が前記係合片部68に係合す
るようになり、前記係止片67と係止凹部69との係止
作用および該係合盤75と係合片部68との係合作用下
に、該賞球払出装置Fは収容室25に固定セットされ
る。
【0023】前記係合片部68には、図6に示すよう
に、前記施錠部材70における係合盤75のカム縁75
aが摺接する曲面状の係合面68aが形成されると共
に、該係合盤75の裏面端部に突設した突片76が整合
突入する係合溝77が凹設されている。従って、施錠部
材70がロック係止位置に回動変位した際には、前記突
片76が係合溝77に突入するようになり、該部材70
がロック係止位置に係止保持されてロック解除位置側へ
の容易な回動変位が防止される。また、収容室25にセ
ットされた前記賞球払出装置Fおよび切換えユニット装
置Gは、前記施錠部材70がロック係止位置に保持され
ている状態においては、前記カム縁75aと係合面68
aとが好適に当接することにより、上下方向への移動が
好適に規制されている。なお実施例の施錠部材70は、
前記摘み部73を把持して回動変位させることの他に、
該摘み部73に形成した六角孔78に対応の工具(六角
レンチ等)を係止させて回動変位させることも可能とな
っている。
【0024】また、前記球貯留排出経路部4における送
出樋4cの出口部には、前記施錠部材70の回動変位に
連動して作動される球流通規制装置85が配設され、該
送出樋4cからのパチンコ球の通出規制を行ない得るよ
うになっている。この球通流規制装置85は、図7およ
び図9〜図12に示すように、送出樋4cの出口部側方
に配設された支点ピン86に揺動自在に枢支されて前記
施錠部材70に係着しながら姿勢制御される可動規制部
材87で構成されている。前記可動規制部材87は、そ
の一端側が前記支点ピン86に枢支されると共に、揺動
端側には前方へ延出した連繋ピン88が一体的に形成さ
れている。この連繋ピン88は、図10に示すように、
前記施錠部材70の係合盤75に形成された係合口80
と前記カム縁75aに係合するようになっており、該施
錠部材70がロック係止位置とロック解除位置との間を
回動変位する際に、連繋ピン88と係合口80およびカ
ム縁75aの係合作用下に、可動規制部材87の姿勢が
制御されるようになっている。
【0025】例えば、前記施錠部材70がロック解除位
置に保持されている状態においては、図11に示すよう
に、前記連繋ピン88が前記カム縁75aに係合するよ
うになり、可動規制部材87は揺動端側が前記送出樋4
cへ延出した傾動規制状態に姿勢保持される。これによ
り送出樋4cに沿って流下するパチンコ球は、傾動規制
状態に保持されている可動規制部材87の規制弁89に
当接して、該送出樋4cからの流出が規制される。すな
わち、前記施錠部材70をロック解除位置に保持して前
記賞球払出装置Fを収容室25から取外す際には、送出
樋4cからのパチンコ球の流出が好適に規制されるよう
になっている。一方、前記施錠部材70をロック係止位
置に変位させた際には、図10に示すように、前記連繋
ピン88が前記係合口80に係合するようになり、可動
規制部材87は揺動端側が前記送出樋4cから退避した
規制解除状態に姿勢保持される。これにより送出樋4c
に沿って流下するパチンコ球は、前記可動規制部材87
に規制されることなく該送出樋4cの出口部から流出す
る。すなわち、収容室25にセットした前記賞球払出装
置Fをロック係止位置に変位させた前記施錠部材70で
係止保持した際には、送出樋4cを流下するパチンコ球
が該賞球払出装置Fの球通路28内へ流入するようにな
る。
【0026】なお前記カバー部材71には、図6および
図7に示すように、施錠部材70がロック係止位置とロ
ック解除位置との間を回動するに際して、前記突片76
が移動する軌跡に対応した位置に、円弧状の突部79が
形成されている。これにより、施錠部材70が回動変位
する際には、前記突片76が前記突部79の上面に接触
するようになり、該施錠部材70の容易な回動変位を制
御するようになっている。また、施錠部材70がロック
解除位置に変位した際には、図12に示すように、前記
突片76と突部79との当接が解除されると共に、該突
部79の端部に該突片76が位置するようになり、両者
76,79の係着により施錠部材70がロック解除位置
に保持され、これにより前記可動規制部材87が傾動規
制状態に保持される。
【0027】そして本実施例のパチンコ機のその他の構
成として、図2に示すように、前記収容室25を開放可
能に覆蓋する開閉蓋62が、機構セット盤Cに枢着され
ている。すなわち前記開閉蓋62は、その下端部に機構
セット盤Cに枢支される枢支軸63,63を一体的に形
成すると共に、上端部には係着片62aが一体的に形成
されている。また前記収容室25の上方には、前記係着
片62aに係脱可能なロック部材64が回動可能に配設
されている。従って、閉成した前記開閉蓋62により収
容室25内が略完全に覆蓋されるので、該収容室25に
固定セットした賞球払出装置Fおよび切換えユニット装
置Gは、当該パチンコ機が遊技に供されている際に塵埃
やたばこの煙等から隔離保護され、確実かつ安定した作
動を長期間に亘って維持することが可能となる。
【0028】ここで、本実施例のパチンコ機の各部に配
設された電気部品類および前記賞球払出装置Fの電気部
品類に係る入出力制御系統について付記すると、図16
に略示するように、前記第1の電子制御装置21に遊技
盤(図示しない)に配置されたスイッチ等が接続されて、
ゲームおよび賞球排出に係る制御処理がなされる。一
方、前記第2の電子制御装置22に、前記カードユニッ
トEのカードリーダ23、インターフェースボード2
4、球貸し操作用のスイッチ59および貸し球用のスイ
ッチ11と、前記セーフ球検出処理装置Dのスイッチ1
7および電磁ソレノイド19と、前記球払出し部30の
電磁ソレノイド34および第1,第2検出具38,39
と、前記球切換え排出部47の電磁ソレノイド48およ
び球抜き用のスイッチ14が夫々接続されて、貸し球と
賞球との区分払出し、セーフ球検出処理、そして球抜き
に係る夫々の制御処理がなされる。なお第2の電子制御
装置22では、球抜き用のスイッチ14の1回の検出信
号を有効入力して、球抜き指令により切換え用の電磁ソ
レノイド48、次いで払出し用の電磁ソレノイド34を
各々の時間(例えば50秒と45秒)に亘り励磁し、そし
てリセットスイッチ60の入力条件で次の球抜き用検出
信号を有効入力可能に設定されている。
【0029】
【実施例の作用】前述した本実施例のパチンコ機では、
該パチンコ機の組立製造時に、球流路の切換えユニット
装置Gおよび賞球払出装置Fとを、機構セット盤Cに形
成した収容設置部29の収容室25に片手操作で固定セ
ットすることができ、極めて簡単かつ容易な組付けが可
能となっている。すなわち、先ず切換えユニット装置G
は、各係止片65,65が各スライド溝66,66の上方
に整合するよう位置決めし、この状態で下方へスライド
操作するだけで各係止片65がスライド溝66内に嵌入
し、これにより収容室25に固定セットされる。また賞
球払出装置Fは、前記切換えユニット装置Gを収容室2
5に固定セットした状態において、係止片67を該切換
えユニット装置Gの係止凹部69に嵌入させると共に、
施錠部材70をロック係止位置に回動変位させるだけで
収容室25に固定セットされる。これにより、賞球払出
装置Fと切換えユニット装置Gとは、係止片67と係止
凹部69との係合により左右および前後方向に位置決め
されて、上下方向に連設した状態で収容室25に固定セ
ットされる。すなわち、係合部83としての係止片65
と係合部82としてのスライド溝66との係合により、
前記切換えユニット装置Gが収容室25に取着されると
共に、係合手段61としての係止片67と係止凹部69
との係合と、係合片部68と施錠部材70との係合とに
より、前記賞球払出装置Fが収容室25に取着され、ビ
スやネジおよび工具等を一切使用せずに片手操作により
手早く簡単に組付け得る。なお、施錠部材70がロック
係止位置に変位していることにより、前記可動規制部材
87が規制解除状態に姿勢保持されるので、送出樋4c
に沿って流下するパチンコ球は、前記賞球払出装置Fの
球通路28内に流入して球払出し部30における球送り
体32に至る。
【0030】前述のように構成された本実施例のパチン
コ機では、遊技ホール内の設置枠台にカードユニットE
と共に設置されて遊技に供し得る。そして、カードユニ
ットEに対するカードの挿入並びに機前側での球貸し操
作により、機構セット盤Cの賞球払出装置Fから払出さ
れた貸し球を上球皿側へ給出して収容し得る。このもと
で遊技操作(打球発射操作)を行なうことにより、機内の
発射位置に1球ずつ送込まれた遊技球を遊技盤内に打出
して所要のゲームを展開し得る。そうして、ゲーム中に
発生したアウト球を機構セット盤Cの排出路2から機外
へ排出し、またセーフ球を処理路3からセーフ球検出処
理装置Dに導入して1球ずつ停留検出処理した後に機外
へ排出する一方、このセーフ球の検出処理に対して賞球
払出装置Fから設定数の賞球を払出して上球皿または下
球皿へ給出するようになっている。そして、球抜き必要
時の操作により球貯留排出経路部4内の貯留球を、賞球
払出装置Fの解放状態で抜出して球抜き路9から機外へ
排出することができる。
【0031】そこで、このようなパチンコ機に実施され
た賞球払出装置Fおよび球流路の切換えユニット装置G
における球排出作動状態について、各図を参照しながら
説明する。先ず貸し球の払出しについては、貸し球用の
スイッチ11の球有り検出入力条件にあって、カードが
挿入されて球貸し用のスイッチ59が操作されたことに
基づいて球払出し部30が作動される。すなわち、同ス
イッチ59の操作入力に対するカードリーダ23,イン
ターフェースボード24および第2の電子制御装置22
間での制御処理および球貸し指令に基づいて、賞球払出
装置Fの球払出し部30が作動されて電磁ソレノイド3
4の制御作動(励磁と消磁)および規制片36の切換え、
第1,第2検出具38,39の球有り検出入力並びに球送
り体32のピッチ回動により、所定数の球(例えば球貸
し金額100円に対して貸し球25個)が1球ずつ払出
され、切換えユニット装置Gにおける球払出し路43か
ら第1賞球路5へ排出され、供給口6から上球皿へ給出
される。この貸し球の具体的な排出状態を図5および図
15(a)で観ると、全ての貸し球は、球送り体32の受
け部33から解放された以降、第2検出具39でカウン
ト検出されて球入路40へ通入し、起立払出し位置に保
持されている切換え弁49に沿って球払出し路43側へ
通出された後に、第1賞球路5へ排出される。
【0032】またセーフ球に対する賞球の払出しについ
ては、図2および図3に示す前記セーフ球検出処理装置
Dでのセーフ球検出毎に賞球払出装置Fの球払出し部3
0が作動される。すなわち、前記処理路3から通路16
に通入して規制処理部材18のストッパー18bにより
検出位置で停留されたセーフ球をスイッチ17が検出し
た条件にあって、同検出入力に対する第1,第2の電子
制御装置21,22間でのセーフ球信号と賞球信号との
処理および払出し指令に基づいて、球払出し部30が前
述と同様な態様で作動されて(図5および図15(a)参
照)、電磁ソレノイド34の制御作動および規制片36
の切換えに従う球送り体32のピッチ回動により、所定
数の球(例えば5〜15個の賞球)が1球ずつ払出され
て、球入路40,球払出し路43から第1賞球路5に通
出され、供給口6から上球皿または第2賞球路7から下
球皿へ給出される。そして、払出された所定数最後の賞
球が第2検出具39でカウント検出された時点に基づい
て、当該回の払出し作動が終了されて電磁ソレノイド3
4の消磁、規制片36の復帰に従い球送り体32が停止
保持される。なお、払出し終了後セーフ球検出処理装置
Dでは、第2の電子制御装置22からのセーフ球解放指
令に基づいて、電磁ソレノイド19が1回作動(励磁と
消磁)されることにより、規制処理部材18の切換えに
従い検出位置のセーフ球が解放されて機外へ排出され、
次のセーフ球が検出位置に入って停止される(図3参
照)。
【0033】一方貯留球の球抜きについては、球抜き操
作に基づいて、球流路の切換えユニット装置Gの球切換
え排出部47と、賞球払出装置Fの球払出し部30が順
次作動される。すなわち、前記球抜き用のスイッチ14
が操作されたことにより、この検出入力に対する第2の
電子制御装置22での制御処理および球抜き指令に基づ
いて球切換え排出部47が切換え作動されて、電磁ソレ
ノイド48の励磁による回動軸54の回動と共に切換え
弁49が傾斜戻し位置に切換え保持される(図5および
図15(b)参照)。これに次いで(例えば1.5秒後)球払
出し部30が開放作動されて、電磁ソレノイド34の励
磁により規制片36が磁着変位されて球送り体32を解
放する。この結果、同球送り体32が球通路28内の球
を受けながら連続フリー回転するもとで、1球ずつ放出
された球貯留排出経路部4内の貯留球が、切換え弁49
で変向案内されながら球戻し路44に通出して球抜き路
9から機外へ抜出される。そうして、設定時間経過後の
球抜き指令終了時に、球払出し部30が元状復帰されて
ソレノイド34の消磁により、規制片36が変位復帰し
て球送り体32を停止保持する。これに次いで(例えば
3.5秒後)球切換え排出部47が元状復帰されてソレノ
イド48の消磁により回転軸54がフリーとなり、ねじ
りばね55の付勢力下に切換え弁49が元の起立払出し
位置(図15(a)の位置)に保持される。
【0034】なお前述の球抜き作動では、球貯留排出経
路部4内で多少の球流れ遅れが発生したとしても、双方
のソレノイド34,48の励磁時間設定により全球を的
確に抜出すことができる。そして球抜き後においては、
補給設備の運転により新たな相当量の球が球タンク4a
内に投入されることにより、球払出し部30の球通路2
8内の所定位置(球送り体32の受止め位置)から球貯留
排出経路部4内の全体に亘り通入(収容)されて、前述し
た貸し球,賞球の払出しが可能とされる。ちなみに、前
記賞球払出装置Fおよび球流路の切換えユニット装置G
に係る第2の電子制御装置22での別設定例として、球
貸し操作信号は賞球払出し指令の終了後に入力可能とさ
れ、また球抜き操作信号の入力以後は入力不可(無効)と
される。賞球払出し信号は、球貸し指令の終了以後に入
力可能とされ、また球抜き操作信号の入力以後は入力不
可(無効)とされる。また球抜き操作信号は、貸し球,賞
球の払出し指令の終了以後に1回だけ有効入力可能とさ
れる。
【0035】また本実施例のパチンコ機では、前述のよ
うに遊技ホール内の設置枠台に設置されて遊技に供され
ている際の適時に行なわれるメンテナンス作業時に、前
記賞球払出装置Fや球流路の切換えユニット装置Gを、
収容室25から片手操作で簡単かつ容易に取外すことが
可能である。すなわち、前記施錠部材70をロック解除
位置へ回動操作して係合盤75と係合片部68との係合
を解除した状態において賞球払出装置Fを手前上方に引
出せば、係止片67と係止凹部69との係合が解除して
該賞球払出装置Fを簡単に取外すことができる。また、
前記賞球払出装置Fを収容室25から取外した状態にお
いて、前記切換えユニット装置Gを上方へ引上げれば、
各係止片65と各スライド溝66との係合が解除して該
切換えユニット装置Gも簡単に取外すことが可能であ
る。このように、第1実施形態例に係る両装置F,Gの
着脱形態では、工具によるネジやビス等の弛み外し作業
を全く要しないから、片手作業により手早く簡単に組外
し得る。なお、前記施錠部材70がロック解除位置に保
持されている状態においては、前記球流通規制装置85
における可動規制部材87が傾斜規制状態に姿勢保持さ
れるので、例えば球貯留排出経路部4内にパチンコ球が
残留していたとしても、該パチンコ球が送出樋4cから
流出することはない。
【0036】図17は、賞球払出装置Fおよび切換えユ
ニット装置Gの第2実施形態例に係る着脱形態を例示し
たものである。すなわち切換えユニット装置Gにおいて
は、前記ケース体41におけるカバー41Bの下端部4
1bに、下方へ延出した係合片部100が一体的に形成
されており、また収容室25の下端部には、該係合片部
100が上方から嵌入し得る係合孔101が形成されて
いる。従って、ケース体41単位でユニット化された切
換えユニット装置Gは、前記係合片部100を係合孔1
01に対して上方から嵌入させることにより、該ケース
体41の下部側が固定された状態で収容室25に設置さ
れる。なお、収容室25に切換えユニット装置Gのみが
設置された状態では、ケース体41の上部側は該収容室
25に係着されていないから、該装置Gは仮セット状態
となっている。
【0037】また前記賞球払出装置Fにおいては、前記
ケース体26の左右両端部26aに、係合部83として
左右外方に延出した係止片(鉤状部)102,102が一
体的に形成され、収容室25の上部に臨んだ両側には、
該係止片102,102が上方からスライドしながら係
止し得る係合部82としてのスライド溝(鉤状部)10
3,103が形成されている。また前記第1実施形態例
と同様に、前記ケース体26におけるベース板26Aの
下端部に、前記切換えユニット装置Gのベース体41A
の上面に凹設した係止凹部(凹孔部)69,69に整合す
る係止片(突部)67,67が一体的に形成され、係合手
段61としての該係止片67と係止凹部69とによる上
下の差込み形態により、賞球払出装置Fと切換えユニッ
ト装置Gとは左右および前後の向きに位置決めされる。
更に前記ケース体26の上面中央には、上方に延出した
係合片部68が一体的に形成され、収容室25の上方に
回動可能に配設された施錠部材70に係合するようにな
っている。
【0038】前述した第2実施形態例に係る着脱形態を
採用したパチンコ機では、球流路の切換えユニット装置
Gおよび賞球払出装置Fを、機構セット盤Cに形成した
収容設置部29の収容室25に対し、片手操作による極
めて簡単かつ容易な組付けが可能となっている。すなわ
ち、収容室25に対する両装置F,Gの組付けに際して
は、先ず係合片部100を係合孔101に嵌入させるこ
とで、切換えユニット装置Gを収容室25に仮セットす
る。次いで、各係止片65,65を各スライド溝103,
103に上方から係合させた後に、施錠部材70をロッ
ク係止位置に回動変位させることで、賞球払出装置Fを
収容室25に固定セットする。この際に係止片67が係
止凹部69に嵌入するので、賞球払出装置Fと切換えユ
ニット装置Gは上下方向に連設した状態で収容室25に
固定セットされ、ビスやネジおよび工具等を一切使用せ
ずに片手操作により手早く簡単に組付け得る。
【0039】また、前述した第2実施形態例に係る着脱
形態を採用したパチンコ機では、球流路の切換えユニッ
ト装置Gおよび賞球払出装置Fとを、機構セット盤Cに
形成した収容室25から極めて簡単かつ容易な組外しが
可能である。すなわち両装置F,Gの組外しに際して
は、前記施錠部材70をロック解除位置へ回動操作して
係合盤75と係合片部68との係合を解除した状態にお
いて賞球払出装置Fを上方へ引上げれば、各係止片10
2と各スライド溝103との係合が解除すると共に係止
片67と係止凹部69との係合も解除し、該該賞球払出
装置Fを簡単に取外すことができる。また、前記賞球払
出装置Fを収容室25から取外した後に、前記切換えユ
ニット装置Gを上方手前へ引出せば、係合片部100と
係合孔101との係合が解除して、該切換えユニット装
置Gも簡単に取外すことが可能である。このように、第
2実施形態例に係る両装置F,Gの着脱形態において
も、工具によるネジやビス等の弛み外し作業を全く要し
ないから、片手操作により手早く簡単に組外し得る。
【0040】更に本実施例のパチンコ機では、前述した
ように、賞球払出装置Fおよび切換えユニット装置Gの
組外しが極めて簡単かつ容易に行ない得るので、例えば
当該パチンコ機を廃棄処理するに際し、部品毎の分解作
業の迅速化および合理化を図り得る。
【0041】なお、前記第1実施形態例および第2実施
形態例では、賞球払出装置Fのケース体26と切換えユ
ニット装置Gのケース体41とを上下に係脱し得る係合
手段61として、該ケース体26の下面に下方へ突出し
た係止片67を形成すると共にケース体41の上面に上
方に開口した係止凹部69を形成した形態を例示した
が、ケース体41の上面に上方に突出した係止片を形成
すると共にケース体26の下面に下方に開口した係止凹
部69を形成した形態としても、両ケース体26,41
を左右および前後の向きに位置決めされて上下の向きに
係脱し得る。
【0042】
【変更例】図18は、本発明のパチンコ遊技機における
切換えユニット装置の変更例を示す分解斜視図であり、
また図19は、該球切換え排出部における切換え弁の動
作態様を示す縦断側面図である。この変更例に係る切換
えユニット装置G1では、前記実施例で示した切換えユ
ニット装置Gに対し、ケース体41おけるカバー41B
の前面に形成した設置部93に、出没式のスイッチボタ
ン91を該ケース体26内に指向させた保全スイッチ9
0が装備され、また前記切換え弁49の側方には、該ス
イッチボタン91を押圧する押圧片92が一体的に形成
されている。この保全スイッチ90は、スイッチボタン
91の非押圧状態ではOFF状態に保持され、切換え弁
49が傾斜戻し位置へ回動変位して押圧片92がスイッ
チボタン91を押圧している間だけON状態とされる
「a接点」タイプのもので、第2の電子制御装置22に接
続されている(図16参照)。そして、前記球抜き用のス
イッチ14が操作された条件において前記保全スイッチ
90がOFF状態となると、切換え弁49の非検出条件
が第2の電子制御装置22に入力され、球払出し部30
が払出し解放不能状態に制御されて払出し用の電磁ソレ
ノイド34が停止制御される。すなわち、切換え弁49
が傾斜戻し位置に位置していることを検出する保全スイ
ッチ90を装備することにより、例えばパチンコ機の前
側から挿入させた針金等の不正物を利用した貯留球の不
正抜取りを好適に阻止し得る。なお、カバー41Bの側
面に円弧状の細長通孔94を形成してあり、切換え弁4
9の側面に形成した操作孔95に該通孔94を介して差
込んだ操作杆を係止させて、該切換え弁49を手動で回
動操作可能となっている。
【0043】このように構成した切換えユニット装置G
1では、前枠Bから挿入した操作杆により前記球抜き用
のスイッチ14を操作すると、球切換え排出部47にお
ける切換え用の電磁ソレノイド48が励磁して、回転軸
54の回動変位により切換え弁49が傾斜戻し位置に切
換え保持される。このとき、切換え弁49の押圧片92
が保全スイッチ90のスイッチボタン91を押圧するこ
とにより、該保全スイッチ90がON状態となり、切換
え弁49の検出条件が第2の電子制御装置22に入力さ
れると共に、払出し用の電磁ソレノイド34が作動制御
されて貯留球が払出される。
【0044】そして、貯留球の球抜出し状態において、
前記不正物を供給口6および第1賞球路5を介して球払
出し路43側へ侵入させると、該不正物の先端が切換え
弁49に当接して該切換え弁49が起立払出し位置側へ
回動し、押圧片92によるスイッチボタン91の押圧が
解除される。すなわち、前記保全スイッチ90がOFF
状態となって切換え弁49の非検出条件が第2の電子制
御装置22に入力されるから、前記払出し用の電磁ソレ
ノイド34が消磁されて貯留球の払出しが中止される。
従って、不正物により前記切換え弁49を強制的に起立
払出し位置まで回動変位させ得たとしても、前記払出し
用の電磁ソレノイド34が消磁されるから、以後の貯留
球の払出しが規制されて球払出し路43の上流部にあっ
た1,2個の球しか抜き取ることができない。
【0045】また図20は、球切換え排出部47におけ
る球払出し路43と球戻し路44を、逆Y字状に形成し
た変更例を例示したもので、電磁ソレノイド48の回動
軸54に配設した切換え弁49が、左右に傾動変位可能
に配設されている。そして、貸し球の払出しおよび賞球
の払出しに際しては、切換え弁49を右方へ傾動させた
球払出し位置に保持させ、パチンコ球を球払出し路43
側へ通出案内する。また、貯留球の球抜きに際しては、
前記電磁ソレノイド48の励磁による回動軸54の回動
下に、切換え弁49を左方へ傾動させた球戻し位置に保
持させ、貯留球を球戻し路44側へ通出案内する。
【0046】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るパチ
ンコ遊技機によれば、賞球払出し部のケース体と球切換
え排出部のケース体との互いの整合対向面に突部と凹孔
部とからなる係合手段を形成したことにより、該賞球払
出し部と球切換え排出部とを前後および左右の向きに位
置決めした状態で係着し得る。そして両ケース体を係着
する前提において、少なくとも一方にケース体の外側に
形成した係合部を、収容設置部の所定位置に形成した係
合部に上方から係合し得るよう構成したから、両係合部
の係合作用下に当該ケース体が収容設置部に係着される
と共に、前記係合手段の係着により他方のケース体も該
収容設置部に係着されるに至る。すなわち本発明のパチ
ンコ機では、収容設置部に対する賞球払出し部と球切換
え排出部の組付けに際してネジやビスおよび工具等を一
切使用せずに、係合手段の係着および係合部同志の係着
を利用した片手操作による組付けが可能となり、簡単か
つ迅速な着脱作業をなし得る利点がある。またネジやビ
スを使用していないから、前記賞球払出し部や球切換え
排出部を片手操作で簡単かつ容易に収容設置部から組外
すことができ、遊技ホール内の設置枠台に設置されて遊
技に供されているパチンコ機のメンテナンス作業の効率
化を図り得る利点もある。更に当該遊技機の廃棄処理に
際しても、前記賞球払出し部と球切換え排出部を収容設
置部から簡単に組外し得るから、各部品毎の分解作業の
迅速化および合理化を図って廃棄処理に係るコスト低減
を実現し得る等の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードユニットを併設したパチンコ機の背面図
である。
【図2】パチンコ機裏側の機構セット盤に配設した球処
理部の背面図である。
【図3】セーフ球検出処理装置を作動変化状態で示す正
面図である。
【図4】賞球払出装置および球流路の切換えユニット装
置をケースの一部破断状態で示す正面図である。
【図5】賞球排出装置および球流路の切換えユニット装
置を一部断面状態で示す縦断正面図である。
【図6】機構セット盤の収容設置部,賞球払出装置,切換
えユニット装置,施錠部材および球流通規制装置を示す
分解斜視図である。
【図7】施錠部材および球流通規制装置の分解斜視図で
ある。
【図8】施錠部材および球流通規制装置の組付け状態を
示す横断平面図である。
【図9】収容設置部に対する賞球払出装置と球流路の切
換えユニット装置の第1実施形態例に係る着脱形態を示
す正面図である。
【図10】ロック係止位置に回動変位した施錠部材に連
動して球流通規制装置が規制解除状態に姿勢変位した状
態を一部破断して示す作動説明図である。
【図11】ロック解除位置に回動変位した施錠部材に連
動して球流通規制装置が流通規制状態に姿勢変位した状
態を一部破断して示す作動説明図である。
【図12】図11における施錠部材の係合盤と可動規制
部材の連繋ピンとの係合状態を拡大して示す説明図であ
る。
【図13】球流路の切換えユニット装置の分解斜視図で
ある。
【図14】収容設置部に取付けられた球流路の切換えユ
ニット装置の横断平面図である。
【図15】切換え弁の起立払出し位置と傾斜戻し位置と
で示す球流路の切換えユニット装置の縦断側面図であ
る。
【図16】制御系統のブロック図である。
【図17】収容設置部に対する賞球払出装置と球流路の
切換えユニット装置の第2実施形態例に係る着脱形態を
示す正面図である。
【図18】切換え弁の球戻し位置への変位を検出可能な
スイッチを装備した球流路の切換えユニット装置を示す
分解斜視図である。
【図19】図18に示す球流路の切換えユニット装置
を、切換え弁の起立払出し位置と傾斜戻し位置とで示す
縦断側面図である。
【図20】球払出し路および球戻し路の形態変更例を示
す側面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機裏側の機構セット盤(C)に装備された
    球貯留排出部(4)と、同セット盤(C)下方に形成された賞
    球排出路(5,7)および球抜き排出路(9)との間に、当該の
    ケース体(26,41)に球の払出しと球流路の切換えとに係
    る構成部品を組込んで構成された上方の球払出し部(30)
    と下方の球切換え排出部(47)とが着脱可能に収容セット
    されて、ゲーム入賞に対する賞球の払出しと球抜き操作
    に対する球抜きとをなし得るパチンコ遊技機において、 前記機構セット盤(C)の球貯留排出部(4)の下方に、前記
    球払出し部(30)と球切換え排出部(47)とを上下に合わせ
    た状態で収容し得る収容設置部(29)を形成して、この収
    容設置部(29)に臨む所要位置に係合部(82)を配設する一
    方、前記球払出し部(30)と球切換え排出部(47)とは、互
    いのケース体(26,41)の整合対向面に左右および前後の
    向きに位置決めされて上下の向きに係脱し得る係合手段
    (61)を形成すると共に、少なくとも一方のケース体(26,
    41)外側に前記収容設置部(29)側の係合部(82)に対して
    上下の向きに係脱し得る係合部(83)を形成し、ビス等を
    不要にした組付け,組外し操作において、前記収容設置
    部(29)に対して、前記球切換え排出部(47)に次いで球払
    出し部(30)を順に収容して両者(30,47)が上下の整合連
    通化状態で位置決めセットし得る一方、球払出し部(30)
    に次いで球切換え排出部(47)を順に取外し得るように構
    成したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記機構セット盤(C)における収容設置
    部(29)は、前記球払出し部(30)と球切換え排出部(47)と
    を上下に合わせたサイズよりも適宜大きい縦長の収容室
    (25)をもつ形状,サイズに成形され、球払出し部(30)お
    よび球切換え排出部(47)の両ケース体(26,41)に係る係
    合手段(61)は、凹孔部(69)と突部(67)とによる上下の差
    込み形態とされ、収容設置部(29)と一方のケース体(26,
    41)との各係合部(82,83)は、鉤状部(65,66/102,103)に
    よる上下の差込み形態とした請求項1記載のパチンコ遊
    技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001347011A (ja) * 2000-06-06 2001-12-18 Adachi Light Co Ltd パチンコ機
JP2018042919A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社平和 パチンコ機

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JP2001347011A (ja) * 2000-06-06 2001-12-18 Adachi Light Co Ltd パチンコ機
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