JP5101258B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール機などの遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機にあっては、例えば特許文献1に示すように外周に遊技球を受け入れる球受凹部を周設し自在に回転する球払出制御体としてのスプロケットと、電動アクチュエータであるソレノイドの励・消磁により該スプロケットの回転を制御するストッパー部材とを備えた球払出装置を設け、該ストッパー部材によりスプロケットを制御しつつ遊技球を所定個数ずつ払い出すようにしている。また、球払出装置の下流側の球通路には、流下する遊技球を遊技機前面の球受皿に導く第一排出路としての球排出路、または、球抜きするための第二排出路としての球抜き路のいずれかに選択して切り替える切替弁が設けられている。そして、遊技球がスプロケットの上流側に並んで充填されている状態で、球抜きするには、前記ソレノイドを励磁させてストッパー部材とスプロケットとの係合を解き、該スプロケットを各球受凹部に受け入れられる遊技球の自重により回転させる。更に、前記ソレノイドとは別途用意されたソレノイドにより切替弁を作動させ、球排出路から球抜き路へと切り替えるようにしている。よって、球抜きするにソレノイドを1個余分に配設しなければならず、コスト高となっている。
前記特許文献1のコスト高であるという欠点を解消すべく、次のような特許文献2に示される遊技機がある。該特許文献2の遊技機は、特許文献1のように別途ソレノイドを使用することなく、遊技時から球抜き時へ手動で切替弁を切り替えると共に、第1・第2直線部材及びリンク部材を介してスプロケットの回転の規制を解除するようにしている。
特開2000−218005号公報(第3−8頁、図5) 特開2005−152169号公報(第4−7頁、図5、図7、図10)
しかしながら、前記特許文献2の遊技機にあっては、球抜きを始めてからその球抜きすべき遊技球が、まだ球通路特にスプロケットと切替弁との間に残っているときに、球抜きを中止させようとして手動で強引に切替弁を元の位置に戻そうとすると、切替弁と球通路との間に球抜き中の遊技球が挟み込まれ、これが原因で切替弁が破損するという課題が有った。また、球抜き中に切り替え操作を行なうと、前記球抜きしている遊技球が誤って遊技機前面の球受皿に流れてしまうため、遊技球の計数管理に支障を来たすことになる。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、球抜き時に不用意な操作をして切替弁を破損させるといった事故を防止すると共に、遊技球の計数管理にも支障を来たさないようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明の遊技機は、上下方向に設置され遊技球が導かれる球通路と、前記球通路の下流側に形成され該球通路から分岐して設けられる二股状の第一排出路及び第二排出路と、前記球通路内に介入して作動し該球通路内の遊技球を順に排出する球払出制御体と、電動アクチュエータの駆動により往復動し、前記球払出制御体に係合して該球払出制御体の作動を停止させるストッパー部材と、前記球通路の分岐部に設けられ前記球通路の遊技球を第一排出路または第二排出路に切り替えて流下させる切替弁と、を備えた遊技機であって、前記切替弁を上端部で軸支し、前記ストッパー部材の下方に上下動することにより該ストッパー部材を往復動させる切替操作部材を配設し、下端部で軸支されると共に連係手段により前記切替操作部材に係合し該切替操作部材と連動する中間係止部材を前記切替弁に隣接して配設し、前記中間係止部材に一側を開放し前記切替弁から突出される係合ピンが係脱自在に係合し得る切欠凹部を設け、前記切替操作部材が前記ストッパー部材を押動して該ストッパー部材と前記球払出制御体との係合が解かれる前に前記中間係止部材が回動し前記係合ピンが前記切欠凹部から外れて前記切替弁が自由に回動し得るようにし、かつ、前記球払出制御体と前記切替弁との間の前記球通路に遊技球が流下している間は、その遊技球で押され回動した前記切替弁の係合ピンにより前記中間係止部材をロックし前記切替操作部材の下降動作が阻止されるように設定されたことを特徴とする。また、前記係合ピンと該係合ピンが係合する切欠凹部とを逆にしても良い。すなわち、中間係止部材に係合ピンを設け、切替弁に切欠凹部を設ける。
この際、切替操作部材を上昇させ、切替弁が自由に回動する状態での中間係止部材を検出するための検出スイッチを備えることが好ましい。
本発明に係る遊技機は、切替操作部材がストッパー部材を押動して該ストッパー部材と球払出制御体との係合が解かれる前に、中間係止部材が回動し係合ピンが切欠凹部から外れて切替弁が自由に回動し得るようにし、かつ、球払出制御体と切替弁との間の球通路に遊技球が流下している間は、その遊技球で押され回動した切替弁の係合ピンにより中間係止部材をロックし切替操作部材の下降動作が阻止されるように設定した構成からなる。これにより、球抜きの途中で切替操作部材を下降させようとしても、遊技球で押された切替弁の係合ピンにより中間係止部材がロックされるので、球通路に流下する遊技球がなくなるまでは、切替弁を回動させて第一・第二排出路を変更することはできない。よって、球抜き中に不用意に切替弁を回動させ該切替弁と球通路との間に遊技球が挟み込まれて切替弁が破損するといった事故を防止できるという効果がある。また、切替弁は流下する遊技球により押されて遊技球を第二排出路のみに誘導し、第一排出路に排出させるようなことがないので、常に、好適な遊技球の計数管理ができるという効果がある。
また、前記係合ピンと該係合ピンが係合する切欠凹部とを逆にし、中間係止部材に係合ピンを設け切替弁に切欠凹部を設けた場合も、前記と同様な効果が得られる。
更に、球抜き中に切替操作部材を少し下降させることによりストッパー部材が球払出制御体に係合して該球払出制御体の回転を停止させることができるので、球払出制御体と切替弁との間の球通路に流下する遊技球が残っていない状態では、切替弁がその自重で回動して係合ピンによる中間係止部材のロックが解かれる。よって、これに伴い切替操作部材を下端位置まで下降させ、係合ピンを切欠凹部に係合して切替弁をロックするようにすれば、切替弁を破損させることなく通路を第二排出路から第一排出路に切り替えることができる。
前記切替操作部材を上昇させ、切替弁が自由に回動する状態での中間係止部材を検出するための検出スイッチを備えるようにすれば、球抜き作業終了後に切替操作部材が上がったままになって、切替弁が自由に回動できる状態になっていることを検知して報知することができる。これにより、パチンコホールの係員に切替操作部材を下降して切替弁をロックしておくという操作のし忘れを防止することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球機、パチスロ機、パロット(登録商標)機等の遊技機に適用されるが、この内、本発明はパチンコ遊技機に適用される場合について説明する。なお、前記パロット機とは、パチンコ球を遊技媒体としてパチスロ機の遊技が可能な遊技機である。
図1は本発明に係るパチンコ遊技機の背面図であり、該パチンコ遊技機Pは縦長長方形状の機枠1を有し、該機枠1の前側に本体枠2が装着され、該本体枠2の裏側に遊技盤3の裏面を覆うようにして合成樹脂製の機構板4が開閉自在に装着される。該機構板4の上部には球タンク5が配設され、その下方に該球タンク5から排出される遊技球を誘導する球誘導レール6が配設される。そして、該球誘導レール6の流下端に、球払出装置7が接続される。また、球払出装置7の下流側には、該球払出装置7から払い出された遊技球をパチンコ遊技機P前面の球受皿(図示せず。)に賞球または貸し球として払い出すための第一排出路としての球払出通路8と、営業終了後に球抜きする際に、それら遊技球をパチンコ遊技機Pの外部に排出するための第二排出路としての抜き球排出通路9とが設けられている。
次に、球払出装置7について詳しく説明する。図2(イ)は前面板を外し前側から見た球払出装置の斜視図、同(ロ)は後面板を外し後側から見た球払出装置の斜視図、図3は球払出装置の前から見た分解斜視図、図4は同一部の拡大斜視図、図5は同一部の拡大斜視図である。球払出装置7の装置本体10は合成樹脂材から縦長直方体形状に形成され、上部前面が窪んだ主体枠10aとその前面を覆う前面板10bと、該前面板10bと主体枠10aの上部前面との間に前後に重なるようにして嵌まり込む前部半裁体10c及び後部半裁体10dと、主体枠10aの下部後面を覆う後面板10eとから大略構成される。これら主体枠10a、前・後面板10b,10e及び前・後部半裁体10c,10dが組み合わさって装置本体10の中に前後2条の球通路11a,11bが形成される。装置本体10の外周面一側に、球誘導レール6から供給される遊技球が流入する球入口12a,12bが開設される。2条の球通路11a,11bは、互いに蛇行状に屈曲して上下方向に設けられている。これは、次に説明する球払出制御体としてのスプロケット13に多くの遊技球の球圧が加わらないようにしてその回転を円滑にさせるためである。
両球通路11a,11bの途中には、その一側に隣接するようにしてスプロケット13が配置される。該スプロケット13は外周の一側が両球通路11a,11b内に介入し、該球通路11a,11b内を流下する遊技球を一個ずつ切ってその下方へ排出するためのものであり、支軸14により軸支され両球通路11a,11bの中心線を含む面内で回転するようになっている。スプロケット13の両側面に、各球通路11a,11bの遊技球を一つずつ切って排出するために、それぞれ3枚の羽根15a,15bが中心軸から放射状にかつ等間隔に突設される。ただし、一側面の3枚の羽根15aと他側面の3枚の羽根15bとは、回転方向の位相がずらせてある。これにより、スプロケット13からは遊技球が必ず1個ずつ払い出され、同時に2個払い出されることはない。また、スプロケット13の前後の羽根15a,15bの間に、これら羽根15a,15bの外周よりも一回り大きい複数の係合突起16が等間隔に周設される。
前記スプロケット13の上方に、上部一側で軸着されスプロケット13の回転面を含む面内で往復動すなわち揺動するストッパー部材17が配置される。該ストッパー部材17は、スプロケット13の回転を一旦停止させるためのものであって、支軸部17aから一側へ延びる二股状部18の下面に支持片19が垂下され、該支持片19の下端に前記スプロケット13の外周に列設された係合突起16間に嵌まり込んでスプロケット13の回転を停止させる係合爪部20が設けられている。該係合爪部20は係合突起16間の間隔とほぼ同じ幅を有し、係合爪部20が隣り合う両係合突起16間に係合した状態ではスプロケット13がガタつかないようになっている。また、ストッパー部材17の上方に電動アクチュエータであるソレノイド21が縦向きに配置され、その下面から下方へプランジャー22が延びると共に該プランジャー22下端の座板22aが、前記ストッパー部材17の二股状部18の先端部に介入している。そして、ソレノイド21の励・消磁に伴うプランジャー22の上下動作により、ストッパー部材17の係合爪部20がスプロケット13に係合または離脱するようになっている。前記ストッパー部材17とソレノイド21とをそれぞれ別体に形成したが、ソレノイド21にストッパー部材17を一体に形成するようにしても良い。
前記スプロケット13に隣接させて、フォトセンサ23が配置される。このフォトセンサ23の投光部23aと受光部23bがそれぞれ係合突起16の両側に位置し、係合突起16の個数を検出することによりスプロケット13の回転数すなわち払い出し球数を検出するようにしている。スプロケット13の下方の球通路11a,11bには、該球通路11a,11bを流下する遊技球を検出するための球検出器24が配置され、通過する遊技球の個数を検出するようにしている。該球検出器24の下流側の球通路11a,11bは、二股状の第一排出路である球払出通路8と第二排出路である抜き球排出通路9とに分岐して分かれる。そして、その分岐部に、球通路11a,11bを球払出通路8または抜き球排出通路9に連通するように切り替える切替弁27が配置される。
前記切替弁27は上端部で軸27aにより軸支され、自由な状態ではその自重により垂下する。そして、球通路11a,11bを流下する遊技球が切替弁27に当接して押すことにより抜き球排出通路9が開放され、それら遊技球を抜き球排出通路9へ導く。また、切替弁27は、後記する中間係止部材29により抜き球排出通路9を塞ぐ位置に回動不能に固定され、球通路11a,11bを流下する遊技球を球払出通路8に導くようにしている。25は球通路11a,11bの一側に設けられた空切り防止用の球検出器であり、スプロケット13より上方の球通路11a,11b内に遊技球が25個並ぶ位置に設置される。これにより、常に払い出される貸し球に不足分がないように検知している。不足している場合は、スプロケット13による払い出しがなされない。26はスプロケット13の一側に開設された開口26aを塞ぎかつ球通路を形成する通路壁であり、該通路壁26はスプロケット13周囲での球噛みを防止するためポリアセタール等の接触する遊技球が滑り易い樹脂で成形される。
装置本体10の後側に、球通路11a,11bに沿って上下動する切替操作部材28と該切替操作部材28と連動して回動する中間係止部材29とが配設される。これら切替操作部材28と中間係止部材29は、球抜きするために使用するためのものである。更に、詳しく説明すると、切替操作部材28は、上半体部28aの横幅が狭く、下半体部28bの横幅が広く形成されている。上半体部28aの上端は、その上昇動作に伴って前記ストッパー部材17の先端部を下から押し上げ、ストッパー部材17と係合突起16との係合を解くことができるようになっている。下半体部28bの内面には、切替操作部材28の上下動方向と平行な縦溝30aと、該縦溝30a上端と連通しかつ該上端から斜め上方に傾斜する傾斜溝30bと、からなる誘導溝30が凹設されている。
また、下半体部28bの上縁部に、上端部を残して周囲を切欠くことにより弾性を付与した弾性係止片31が設けられ、該弾性係止片31の先端部の外側面に突起32が突設されている。33は切替操作部材28の後面に一体に設けられ、パチンコ遊技機Pの裏側から指で摘んで切替操作部材28を操作するための操作摘みである。そして、後面板10eを被せた状態では、操作摘み33が後面板10eに開設された縦孔34から外側へ突出し、弾性係止片31の突起32は縦長溝35aまたは該縦長溝35aの上端から上方へ僅かに離れた位置に設けられる凹欠部35bに嵌合する。突起32が縦長溝35a内にあるとき、切替操作部材28は自在に上下動作でき、凹欠部35bにあるときは、切替操作部材28が上端に位置しそのまま停止できるようになっている。
中間係止部材29は、パチンコ遊技機Pの裏面から見て略Sの字状に形成されると共に、下部の一側で支軸45により軸着され切替操作部材28が上下動する面と平行な面内で回動する。そして、該中間係止部材29の上部先端には、前記切替操作部材28の内面に設けた縦長溝30に嵌入する可動ピン36が設けられる。また、中間係止部材29の上端にその上縁から空洞部を介して僅かに離れる浮き上がり部37が形成され、該浮き上がり部37の外側の両端部にそれぞれ凹窪み38が設けられる。この浮き上がり部37は、中間係止部材29が回動するとき主枠体10aの一側面に突設されたボス39の外周面に周接し、いずれかの凹窪み38にボス39が嵌合した状態で、中間係止部材29がその位置で停止し得るようになっている。
前記中間係止部材29の下部における基端の上側に、切替操作部材28とは反対側が開放される切欠凹部40が形成される。該切欠凹部40に、前記切替弁27の一側から後方へ突出する係合ピン41が介入できるようになっている。すなわち、切替操作部材28が少し上昇した状態では、中間係止部材29が切替操作部材28とは反対側へ少し回動し、切替弁27の係合ピン41が中間係止部材29の切欠凹部40内に位置するも係合することは無い。すなわち、切替弁27はその自重に任せた自由な状態で垂下し、係合ピン41が切欠凹部40から自由に出入りできるようになっている。また、この状態で係合ピン41が切欠凹部40から脱っすると、中間係止部材29の下側辺部29aに接近してその上方に位置して係合することとなり、該中間係止部材29の切替操作部材28側への回動動作をロックする。同時に、切替操作部材28もロックされることになる。中間係止部材29の下方に検出スイッチとしてのリミットスイッチ42が配置され、球抜きするため切替操作部材28の上昇動作に伴って中間係止部材29が回動したとき、該中間係止部材29の回動動作を検知するようにしている。
中間係止部材29の下方でありかつ球払出通路8に近接させて、一側面が球払出通路8に臨み下端で軸支した検知レバー43が配置される。また、その背後に該検知レバー43の傾動動作を検知するリミットスイッチ44が配置される。これは、パチンコ遊技機P前面の球受皿(図示せず。)が遊技球で一杯になり、しかも、球払出通路8内にも遊技球が溜まると球詰まりになる危険性が生ずることから、その危険性を回避するために設けられている。すなわち、球払出通路8内に遊技球が一杯になってくると、該遊技球により検知レバー43を外側へ押す。これに伴い、傾動する検知レバー43をその背後に位置するリミットスイッチ44がオンして知らせる。同時に、遊技球の払い出しを一旦停止させる。その一手段としては、例えば打球の発射を停止させるという手段が採られる。
本発明に係るパチンコ遊技機Pは前記構成からなり、次に作用について説明する。パチンコホールの営業中にあっては、図7(イ)に示すように切替操作部材28を下端位置に下げておく。この状態では、ストッパー部材17から切替操作部材28の上半体部28aが離れ、該ストッパー部材17はソレノイド21の励消磁により揺動する。ソレノイド21が消磁しているときは、ストッパー部材17が係合突起16間に嵌まり込んで、スプロケット13の回転を停止させている。また、中間係止部材29が切替操作部材28側へ回動して引き寄せられ、切替弁27の係合ピン41が中間係止部材29の切欠凹部40に係合して抜けないようになっている。また、切替弁27の先端部27bが球払出通路8と抜き球排出通路9との仕切壁46の側面に当接している。この状態では、切替弁27が抜き球排出通路9を塞ぐようにして固定され、同時に球払出通路8を開放している。そして、球タンク5から排出される遊技球は、2条の球通路11a,11bを流下し、その最先の遊技球がスプロケット13の羽根15a,15bの上面に載って停止している。
そこで、貸し球の払い出し指令または賞球の払い出し指令が出されると、ソレノイド21が励磁してそのプランジャー22が引き上げられ、ストッパー部材17を揺動させ、係合突起16と係合爪部20との係合を解く。これにより、遊技球の球圧によってスプロケット13が回転し、遊技球を1個ずつ排出させる。排出された遊技球は、球検出器24により検出される。所定量の遊技球が排出されるとソレノイド21が消磁してそのプランジャー22が下方へ突出し、ストッパー部材17が下方へ揺動して係合爪部20と係合突起16とを係合させる。これにより、スプロケット13が停止し、遊技球の払い出しが止められる。払い出された遊技球は、流下して分岐部から切替弁27に案内されて球払出通路8に流入し、パチンコ遊技機P前面の球受皿に貯留されることになる。
次に、例えば営業終了後にパチンコ遊技機P内の遊技球を球抜きする場合、図7(ロ)に示すように切替操作部材28を少し上昇させる。すなわち、中間係止部材29の可動ピン36を誘導溝30内の縦溝30aの上端部に位置させる。この状態では、切替操作部材28の上半体部28aはストッパー部材17から離れている。また、中間係止部材29が切替操作部材28とは反対側へ少し回動し、切替弁27の係合ピン41と中間係止部材29の切欠凹部40との係合が解かれ、係合ピン41が切欠凹部40から脱することができるようになる。ただ、切替弁27はその自重で停止しており、自由に回動できることになる。このように、球抜きすべくパチンコ遊技機Pの背面側から操作摘み33を摘んで切替操作部材28を少し上昇させると、切替操作部材28がストッパー部材17を作動させる前に切替弁27が自由になる。すなわち、抜き球排出通路9に遊技球を誘導できる準備ができてから、スプロケット13が開放されて遊技球が球抜きされるので、それら球抜きされた遊技球は確実に抜き球排出通路9に導かれ、誤って、球払出通路側へ排出されることはない。
そして、パチンコ遊技機P内の遊技球を球抜きするため、切替操作部材28を図8(イ)に示すように上端位置へ上昇させる。この際、図6鎖線に示すように弾性係止片31の突起32が、後面板10eの凹欠部35bに嵌合して切替操作部材28をその上昇位置で停止させ、該切替操作部材28によりストッパー部材17を押し上げる。これにより、スプロケット13の係合突起16とストッパー部材17の係合爪部20との係合が解かれ、スプロケット13が自由に回転するようになる。よって、遊技球の球圧によりスプロケット13が回転し、遊技球が一気に排出される。
また、切替操作部材28が上端位置に上昇したことにより、中間係止部材29が切替操作部材28から離れる方向へ更に回動する。しかも、切替弁27に前記遊技球が接触して該切替弁27を一側すなわち抜き球排出通路9を開放する側へ押すので、切替弁27の係合ピン41が切欠凹部40から抜け出る。このとき、係合ピン41が中間係止部材29の下側辺部29aに接近しその上方に位置して係合することとなり、該中間係止部材29の切替操作部材28側への回動動作をロックする。同時に、切替操作部材28もロックされるので、この状態では手で操作摘み33を摘んで作動させることができない。そして、前記球通路11a,11bを流下する遊技球は、図8(ロ)に示すように分岐部で切替弁27の凹弧面に当接しつつ該切替弁27を押し退けて、抜き球排出通路9に流入する。そして、抜き球排出通路9に流入した遊技球は、パチンコ遊技機Pの外に排出されることになる。
球抜きが完了すると、遊技球により一側へ押されていた切替弁27がその自重で回動して係合ピン41が中間係止部材29の切欠凹部40内に位置し、中間係止部材29が回動可能になる。そこで、切替操作部材28を下端位置まで下降させる。これにより、係合ピン41が切欠凹部40に係合し、切替弁27が球払出通路8を開放しかつ抜き球排出通路9を塞いだ状態で回動不能に固定される。よって、スプロケット13により払い出された遊技球は、すべて球払出通路8を通ってパチンコ遊技機Pの前面の球受皿に排出される。
このように本発明に係るパチンコ遊技機Pは、切替操作部材28の上昇動作に伴って、中間係止部材29が回動すると共に切替弁27の係合ピン41が中間係止部材29の切欠凹部40との係合から外れ、切替弁27が自由に回動し得るようになってから、ストッパー部材17とスプロケット13との係合が解かれる。また、切替操作部材28の下降動作に伴って、ストッパー部材17とスプロケット13とが係合しかつスプロケット13から切替弁27間の球通路11a,11bに流下する遊技球がなくなってから、中間係止部材29が回動し係合ピン41が切欠凹部40に係合するようになっている。換言すると、切替操作部材28がストッパー部材17を押動して該ストッパー部材17とスプロケット13との係合が解かれる前に、中間係止部材29が回動し係合ピン41が切欠凹部40から外れて切替弁27が自由に回動し得るようにし、かつ、スプロケット13と切替弁27との間の球通路11a,11bに遊技球が流下している間は、その遊技球で押され回動した切替弁27の係合ピン41により中間係止部材29をロックし切替操作部材28の下降動作が阻止されるようになる。
そこで、球抜きの途中で、不用意に切替操作部材28を下降させて切替弁27を回動し、その球抜き中の遊技球を抜き球排出通路9から球払出通路8へ切り替えようとして、図8(ハ)に示すように切替操作部材28を少し下降させ、可動ピン36が誘導溝30における傾斜溝30bの下端に位置すると、切替操作部材28の上半体部28aがストッパー部材17から離れ、該ストッパー部材17がスプロケット13の係合突起16間に係合してスプロケット13の回転を停止させる。これにより、遊技球の払い出しが停止される。ただ、その直後では、スプロケット13と切替弁27との間の球通路11a,11bに払い出される遊技球が残っていると、これらの遊技球により切替弁27が一側に押される。しかも、係合ピン41が中間係止部材29の下側辺部29aの僅か上方にその下側辺部29aの回動動作を邪魔するように位置しているので、中間係止部材29はロックされ回動することができず、同時にこれと連係する切替操作部材28もそれ以上下降させることができない。
そして、前記スプロケット13より下流側の球通路11a,11bに残っていた遊技球が全て球払出通路9に排出されると、切替弁27が自由になってその自重により垂下し、その係合ピン41が中間係止部材29の切欠凹部40内に位置する。これにより、中間係止部材29が回動可能になりかつ切替操作部材28が下降できるようになる。このように、球抜きの途中で切替操作部材28を下降させようとしても、球通路11a,11bに流下する遊技球がなくなるまでは、切替弁27を回動させて球払出通路8と抜き球排出通路9を変更することはできない。よって、球抜き中に不用意に切替弁27を回動させ該切替弁27と球通路11a,11bとの間に遊技球が挟み込まれて切替弁27が破損するといった事故を防止できる。また、切替弁27は流下する遊技球が有る限り、これら遊技球により押され遊技球を抜き球排出通路9のみに誘導し、球払出通路8に排出させるようなことはないので、常に、好適な遊技球の計数管理ができる。
遊技球が完全に抜かれた後は、切替弁27が自由に回動できるようになるので、誘導溝30内を可動ピン36が自在に移動でき、切替操作部材28を下端位置へ引き下げることができることになる。この際、球抜き終了後に切替弁27の係合ピン41による回動動作のロックを解除された中間係止部材29を検出するリミットスイッチ42が設けられているので、球抜き作業終了後に、切替操作部材28を下端の元の位置に下げておくことを忘れたとしても、その球抜き作業が終了し中間係止部材29が上がったままになっていると、これを検知してパチンコホールの係員に知らせることができる。
図9、図10は他の実施の形態に係り、図9は切替弁部位を示す球払出装置の拡大背面図、図10は同作用図である。この実施の形態では、前記切替弁27の係合ピン41と、該係合ピン41が係合する中間係止部材29の切欠凹部40と、を逆に設けている。すなわち、中間係止部材29に係合ピン41を設け、切替弁27に切欠凹部40を設けている。他の構成は、本発明と同一なので、同一番号を附すことにより詳しい説明は割愛する。このように、係合ピン41と切欠凹部40を逆に設けても、本発明と同一の作用・効果が得られる。
本発明においては、切替操作部材28と中間係止部材29との連係手段として、切替操作部材28側に誘導溝30を設け、中間係止部材29側に可動ピン36を設けるようにしたが、これら誘導溝30と可動ピン36をそれぞれ逆の位置に設けるようにしても良い。また、球払出制御体としてスプロケット13を示したが、これに限定されるものではない。例えば、球通路に臨みソレノイドの励・消磁により球通路内に進退動して、該球通路内を流下する遊技球を所定個数ずつ払い出すようにした球払出制御体が有る。
本発明に係るパチンコ遊技機の背面図。 (イ)は前面板を外し前側から見た球払出装置の斜視図、(ロ)は後面板を外し後側から見た球払出装置の斜視図。 球払出装置の前から見た分解斜視図。 同一部の拡大斜視図。 同一部の拡大斜視図。 切替操作部材の弾性係止片部位の拡大側面断面図。 (イ)は後面板を外して裏から見た球払出装置の作用図、(ロ)は後面板を外して裏から見た球払出装置の作用図。 (イ)は後面板を外して裏から見た球払出装置の作用図、(ロ)は後面板を外して裏から見た球払出装置の作用図、(ハ)は後面板を外して裏から見た球払出装置の作用図。 他の実施の形態に係り切替弁部位を示す球払出装置の拡大背面図。 同作用図。
符号の説明
5 球タンク
8 第一排出路(球払出通路)
9 第二排出路(抜き球排出通路)
11a,11b 球通路
13 球払出制御体(スプロケット)
17 ストッパー部材
21 電動アクチュエータ(ソレノイド)
27 切替弁
28 切替操作部材
29 中間係止部材
30 誘導溝
36 可動ピン
40 切欠凹部
41 係合ピン
42 検出スイッチ(リミットスイッチ)
P パチンコ遊技機

Claims (3)

  1. 上下方向に設置され遊技球が導かれる球通路と、前記球通路の下流側に形成され該球通路から分岐して設けられる二股状の第一排出路及び第二排出路と、前記球通路内に介入して作動し該球通路内の遊技球を順に排出する球払出制御体と、電動アクチュエータの駆動により往復動し、前記球払出制御体に係合して該球払出制御体の作動を停止させるストッパー部材と、前記球通路の分岐部に設けられ前記球通路の遊技球を第一排出路または第二排出路に切り替えて流下させる切替弁と、を備えた遊技機であって、
    前記切替弁を上端部で軸支し、前記ストッパー部材の下方に上下動することにより該ストッパー部材を往復動させる切替操作部材を配設し、下端部で軸支されると共に連係手段により前記切替操作部材に係合し該切替操作部材と連動する中間係止部材を前記切替弁に隣接して配設し、前記中間係止部材に一側を開放し前記切替弁から突出される係合ピンが係脱自在に係合し得る切欠凹部を設け、
    前記切替操作部材が前記ストッパー部材を押動して該ストッパー部材と前記球払出制御体との係合が解かれる前に前記中間係止部材が回動し前記係合ピンが前記切欠凹部から外れて前記切替弁が自由に回動し得るようにし、かつ、前記球払出制御体と前記切替弁との間の前記球通路に遊技球が流下している間は、その遊技球で押され回動した前記切替弁の係合ピンにより前記中間係止部材をロックし前記切替操作部材の下降動作が阻止されるように設定されたことを特徴とする遊技機。
  2. 上下方向に設置され遊技球が導かれる球通路と、前記球通路の下流側に形成され該球通路から分岐して設けられる二股状の第一排出路及び第二排出路と、前記球通路内に介入して作動し該球通路内の遊技球を順に排出する球払出制御体と、電動アクチュエータの駆動により往復動し、前記球払出制御体に係合して該球払出制御体の作動を停止させるストッパー部材と、前記球通路の分岐部に設けられ前記球通路の遊技球を第一排出路または第二排出路に切り替えて流下させる切替弁と、を備えた遊技機であって、
    前記切替弁を上端部で軸支し、前記ストッパー部材の下方に上下動することにより該ストッパー部材を往復動させる切替操作部材を配設し、下端部で軸支されると共に連係手段により前記切替操作部材に係合し該切替操作部材と連動する中間係止部材を前記切替弁に隣接して配設し、前記中間係止部材の一側に該中間係止部材の回動動作により前記切替弁に設けられた切欠凹部に係脱自在に係合し得る係合ピンを設け、
    前記切替操作部材が前記ストッパー部材を押動して該ストッパー部材と前記球払出制御体との係合が解かれる前に前記中間係止部材が回動し前記係合ピンが前記切欠凹部から外れて前記切替弁が自由に回動し得るようにし、かつ、前記球払出制御体と前記切替弁との間の前記球通路に遊技球が流下している間は、その遊技球で押され回動した前記切替弁の係合ピンにより前記中間係止部材をロックし前記切替操作部材の下降動作が阻止されるように設定されたことを特徴とする遊技機。
  3. 前記切替操作部材を上昇させ、前記切替弁が自由に回動する状態での前記中間係止部材を検出するための検出スイッチを備えた請求項1又は2記載の遊技機。
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