JP2547335B2 - 賞品球払出装置 - Google Patents

賞品球払出装置

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JP2547335B2 JP62312778A JP31277887A JP2547335B2 JP 2547335 B2 JP2547335 B2 JP 2547335B2 JP 62312778 A JP62312778 A JP 62312778A JP 31277887 A JP31277887 A JP 31277887A JP 2547335 B2 JP2547335 B2 JP 2547335B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は賞品球数の誤った払出を防止するために使用
するパチンコ機の賞品払出装置に関する。
(従来の技術) パチンコ機の賞品球払出装置には複数種の賞品球払出
数を払出すものがあり、通常の入賞、大入賞など入賞の
種類に応じて賞品球払出数を適宜選択する。この賞品球
払出装置はパチンコ機の上部に配置された賞品球貯溜部
の排出側に配設してあり、通常複数上の流路を備えた賞
品球貯溜室と、ソレノイドに制御され賞品球数の払出数
を制御する停止部材と、各条の流路の賞品球を賞品球貯
溜室の下部で支持する流出規制部材とを設けている。
前記ソレノイドはパチンコ機本体のソレノイド制御装
置に励磁および解磁を制御され、その解磁(通常)時に
は賞品球数を少なく、また励磁時には賞品球数を多く払
い出すように停止部材を制御している。すなわち、流出
規制部材が賞品球貯溜室の下部を開放した時に、ソレノ
イドが解磁動作中である場合には少なく(例えは、7
個)、他方ソレノイド37が励磁動作中の場合には多く
(例えば、13個)払出される。いいかえれば、遊技中に
電力がソレノイド37に供給されないとき、本来払出され
るべき賞品球数のうち最小数の賞品球が払出される。
これにより、遊技者または遊技場の管理者などがソレ
ノイドを接地させたり、ソレノイドのリード線を切断す
るなどの悪質な不正行為をしたときに、打球されたパチ
ンコ球が入賞した場合、この入賞の種類が大入賞であっ
ても賞品球数は少なく払出される。このため、前記不正
行為が発生した場合にはその損害が最少に抑制されてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、一般遊技者の遊技中にソレノイドのリ
ード線が事故などで断線した場合およびソレノイドの制
御回路が作動不能状態になった場合、ソレノイドは励磁
のための信号が入力されているにも拘らず、常時解磁さ
れた状態と同様になる。このため、遊技者が通常遊技中
の大入賞によって13個の賞品球パチンコ球が払出される
場合においても、最少数のパチンコ球のみが払出され
る。
これにより、賞品球流出装置はその機能が停止するま
で誤った賞品球流出をするという問題があった。そこ
で、本発明は賞品球払出装置のソレノイドに故障が発生
したとき、賞品球の誤った払出を停止する賞品球払出装
置を提供するものである。
(問題点を解決する手段) 本発明は上記問題点を解決するために、パチンコ機2
の上部に賞品球用パチンコ球を貯溜する貯溜部4を設
け、、貯溜部4の排出側に前記パチンコ球を複数条に流
入貯溜する流路31、32を備えた賞品球貯溜室7を配設し
て貯溜部4の排出側と賞品球貯溜室7の流入側とを供給
路5によって連結し、各賞品球貯溜室7の流入側には前
記パチンコ球の流入を規制する流入規制部材9を配設し
賞品球貯溜室7の流出側には前記パチンコ球の流出を規
制する流出規制部材29を設けるとともに、賞品球貯溜室
7の特定の流路32を作動時に開放しかつ通常時に該流路
32を閉鎖する停止部材35を設け、停止部材35の作動時に
流入規制部材9と流出規制部材29とを賞品球貯溜室7内
の前記パチンコ球が払出可能に連動させかつ停止部材35
の作動不能時に流入規制部材9と流出規制部材29とを賞
品球貯溜室7内のパチンコ球から払出不能に連動される
連続手段10を設けたことを特徴とするものである。
(作用) 本発明はこのように構成したので、通常時に連続手段
10は流入規制部材9、流出規制部材29および停止部材35
を連動させて両流路32、32から所定数の賞品球を払出
す。他方、故障などにより停止部材35が作動不能な場
合、連動手段10は流入規制部材9および流出規制部材29
を連動させて賞品球貯溜室7内のパチンコ球を払出不能
にする。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明の賞品球払出装置1を備えたパチンコ
機2の裏側を示しており、パチンコ機2の本体の裏側
と、本体にヒンジによって開閉可能な裏蓋3とを示して
いる。パチンコ機2本体の上部にはパチンコ球を収納す
る貯溜部4が備えてあり、貯溜部4からは平行に2条の
供給路5が形成してある。56はパチンコ機2の遊技盤を
機構枠61に保持するロック部材、そして機構枠61と中枠
60とは68に示す回動レバーを矢印方向に回動させること
によって両者60、61がロックされ、同時にストパ69が上
がることによって供給路5と誘導路6とが連通する。57
はパチンコ機の各部を電気制御する回路を収容した回路
部、58はパチンコ球の打球装置の一部であるモータ、59
は賞品球の受樋である。また、63は前枠62と図示省略し
た外枠とを保持する鍵部材、66はアウト孔である。アウ
ト孔66は遊技中に打球されたパチンコ球がアウト球にな
ったときにこのパチンコ球を払出す。
第2図に示す賞品球払出装置1は、パチンコ機2によ
る遊技において打球されたパチンコ球の入賞に応じた賞
品球の払い出しを行うもので、賞品球を貯溜する賞品球
貯溜室7、賞品球貯溜室7への賞品球流入を規制する流
入規制部材9、9、賞品球貯溜室7からの賞品球流出を
規制する流出規制部材29、賞品球の払出数を制御する停
止部材35、これ等の各部7、9、29を連動させる連動手
段10を主構成とする。
この供給路5は裏蓋3を閉じたときに供給路5の延長
部分をなす2条の誘導路6に連通するようになってい
る。第2図に示すように蛇行状の誘導路6から下の部分
には、パチンコ球を一時貯溜しうるように2条の流路3
1、32を備えた賞品球貯溜室7が配設連結してある(第
4図および第5図参照)。また、誘導路6の流出側、す
なわち賞品球貯溜室7には切欠部8が形成され、この切
欠部8には各条毎にパチンコ球の通過を規制する同形状
のスプロケット状の流入規制部材9、9が同軸状に設け
てある。これら2枚の流入規制部材9、9は枠体12にピ
ン67によりパチンコ球の通過方向に沿うように回転自在
に軸支されている。
流出規制部材29は流入規制部材9、9の下部に配置さ
れ、軸33によって上部を枠体12に回動可能に支持されて
いる。流出規制部材29は賞品球貯溜室7内のパチンコ球
の自重によって回動する。賞品球貯溜室7内のパチンコ
球を一時貯溜しうるようになっている。流出規制部材29
は第2図に矢印Aによって示す箇所を裏側から見た状態
である第3図に示すように、その先端部に2箇所の段差
部30a、30bが形成されいる。第6図は賞品球貯溜室7の
縦断面を示しており、流路31内のパチンコ球は段差部30
aに、流路32内のパチンコ球は段差部30bによって、それ
ぞれ流路31、32下方に延びている賞品球放出通路33に落
下しないように支持される。また、段差部30bは段差部3
0aよりパチンコ球3個分だけ下に配置されている。(第
4図参照)。
流出規制部材29の一方の流路32には停止窓34を開口し
ており、停止部材35(後述)は爪部36を停止窓34の内部
に対して進退動自在に軸支されている。爪部36の進退動
はスプリング39が装着されたソレノイド37に制御され、
このソレノイド37は枠体12に取付けられている。さら
に、プランジャ38の下端部には、ピン40によって略L字
形状の枢動杆41が摺動自在に軸支され、第4図に破断面
で示すように、上方へ延びている。また、流出規制部材
29にはガイド軸(第6図参照)49が設けてあり、ガイド
軸49は枠体12に穿設された長孔50内に移動自在に挿通し
ている。そして、流出規制部材29に前記回動は、賞品球
貯溜室7内のパチンコ球に自重と、ガイド軸49および後
術の作動板11の係合とに依存する。
連動手段10は停止部材35の作動時に流入規制部材9と
流出規制部材29とを賞品球貯溜室7内の前記パチンコ球
が払出可能に連動させ、かつ停止部材35を作動不能時に
流入規制部材9と流出規制部材29とを賞品球貯溜室7内
のパチンコ球が払出不能に連動させるもので、球止部材
48、連動杆51、作動板11および上リンク棒14を主構成と
する。
球止部材48は通常時、賞品球払出の際に賞品球貯溜室
7内のパチンコ球流出時には、2枚の流入規制部材9、
9を共に流入禁止状態にし、さらに停止部材35の作動不
能時には当該停止部材35の作動不能に起因する賞品球貯
溜室7内のパチンコ球滞留に基いて、パチンコ球の払出
を禁止する(後述)。通常時における球止部材48は後術
の連動手段10に、また停止部材35の作動不能時に賞品球
貯溜室7内のパチンコ球に制御される。球止部材48の先
端形状は、第7図に示すように流入規制部材9の凸部に
係合しうる鍵形を形成し、球止部材48の基端は後述の連
動杆51に回動可能に軸支されている。
第8図は、停止部材35がソレノイド37の故障などによ
って作動不能になり、流路32内のパチンコ球の払出が停
止された状態を表わしている。この状態では流路3側の
最上部に位置するパチンコ球外郭は流入規制部材9のス
プロケット状の外周凸部に係合し、かつ該外周凸部に対
向する位置に配設された流路32側の流入規制部材29の同
凸部は、球止部材48の鍵形先端に係合する。このとき、
流路31側の流入規制部材9は回動可能状態で、流路32側
の流入規制部材29とは位相がずれている。球止部材48の
鍵形先端に係合するが、流路31内にはパチンコ球が流入
する。
また、第9図は賞品球貯溜室7内の賞品球が払出され
たときの球止部材48と各流入規制部材9、9との係合を
表わしたものである。このとき、両流路31、32の流入規
制部材9は球止部材48によって同相に配置される。
連動杆51は先端が球止部材48の軸64に軸支され、基端
には軸52が嵌合されている。連動杆51は作動板11の回動
動作によって先端を流入規制部材9の凹凸部に進退動す
るものである。作動板11は賞品球払出装置1の全体を納
める枠体12にピン13によって回動可能となるように軸支
されており、作動板11には上記のほかに、上リンク棒14
を回転可能に軸支する軸53と、流出規制部材29のガイド
軸49に係合する切欠き54と、連動手段10の前記連動時に
おける連動杆51の軸52の移動方向に伸長する長孔55とが
設けてあり、長孔55には連動杆51の一端に嵌合された軸
52が移動自在に挿通されている。また、連動杆51の他端
は停止部材48の頭部に軸支され、この軸64は連動孔65内
を移動可能に挿通されている。
上リンク棒14の、作動板11に支持されていない側の端
部は、回動部材15に軸支されている。また、回動部材15
の近くの枠体12には通常、誘導路6内に突き出るように
樋鍵16が回動可能に軸支される。他方、誘導路6内にパ
チンコ球がないときには、樋鍵16が左回動して回動部材
15の賞品球制御スイッチ22側端部に嵌挿された軸の図中
右回動を禁止して賞品球貯溜室7内のパチンコ球を払出
さないようになっている。
さらに、回動部材15の軸支個所から図面上で右上部に
ピン17が埋め込まれており、ピン17は回動ピン18を中心
に回動する三角片19に形成された長孔20に嵌まり込んで
いる。三角片19には突起21が形成されており、樋鍵16の
回動によって突起21は賞品球制御スイッチ22を開閉し、
賞品球の有無を表わす信号を発生させる。
図中、作動板11の上リンク棒14下方には下リンク棒23
が軸支され、下リンク棒23は水平棒24の回動によって上
下動する。下リンク棒23の下端部は、水平棒24の一端部
に回動可能に軸支されており、水平棒24の他端部はセー
フ球寄せ部25から下方に形成された落下通路26に臨んで
いる。セーフ球寄せ部25におけるパチンコ球の払出口に
は、パチンコ球が落下することによって回動するレバー
27が軸支され、その回動によって水平棒24を所定の位置
に固定またはその固定を解除する鍵機構28が落下通路26
に沿った所定の各位置に軸支されている。
水平棒24は一端部に落下したパチンコ球の重量によっ
て下リンク棒23を押し上げ、作動板11を図中右回動さ
せ、作動板11は切欠き54とガイド軸49との係合を解除し
て、ガイド軸49の長孔50内の移動を可能にするととも
に、作動板11は連動杆51の停止部材48側端部を流入規制
部材9の凹部に係止させる。ところで、ガイド軸49は流
出規制部材29の段差部30a、30bにパチンコ球の自重が加
えられていないとき(すなわち、賞品球貯溜室7内にパ
チンコ球がないとき)、作動板11の切欠き54に係合し、
水平棒24は矢印B方向に回動することが禁止される。
ソレノイド37は図示を省略したソレノイド制御装置の
制御信号入力によって作動励磁するもので、通常時には
停止部材35の爪部36を停止窓34の内部に進入させ、作動
時には停止窓34の内部から爪部36を退行させる。41は駆
動杆で、上部には係止孔42が形成され、係止孔42の上壁
部および下壁部は傾斜面43(第5図参照)になってい
る。そして、枠体12の駆動杆41上部に位置する箇所に
は、ブラケット44が立設され、ブラケット44には上記の
停止部材35がピン45によって回動可能に軸支されてい
る。ソレノイド37に挿入されているプランジャ38の下端
部にはスプリング39が装着され、スプリング39の弾発力
はプランジャ38を下降させる方向に付勢している。
停止部材35の下端部には鍵状部47が形成され、係止孔
42に嵌り込むようになっている。プランジャ38はソレノ
イド37の励磁によってスプリング39の弾発力に抗してソ
レノイド37に引き込まれ駆動杆41を上昇させる。そし
て、停止部材35の鍵状部47は係止孔42に嵌り込み、爪部
36は停止窓34から後退するようになっている。
一方、ソレノイド37が解磁しスプリング39の復帰力も
作用してプランジャ38が下降すると、駆動杆41は下降し
て停止部材35の鍵状部47は係止孔42の傾斜面43を摺動し
ながら傾斜面を上昇するので、爪部36は停止窓34に嵌り
込んで鍵状部47は駆動杆41の傾斜面に当接し、この状態
が維持される。
ところで、ブラケット44は停止部材35を爪部36の先端
が流出規制部材29の状態に拘らず常時パチンコ球の外面
に追従接触するように回動可能に軸支し、この爪部36は
停止窓34から中により突出するように形成されている。
これにより、第4図に示した流出規制部材29の賞品球落
下規制状態から、第5図に示した落下規制解除状態に移
行すると同時に、爪部36がつぎに払出される流路32内の
最下部から2番目に位置する賞品球の外面に追従接触す
る。このため、停止部材35がつぎに払出される流路32内
の賞品球を確実に保持して、つぎに払出される賞品球が
当該賞品球払出時に無駄球として一緒に払出されないよ
うにしている。
なお、この賞品球の外面に追従接触するための付勢力
はスプリング39の弾発力によるものであるが、スプリン
グ39の負担を軽減するために鍵状部47と係止孔42の内壁
とは面で摺動しないように形成されている。また鍵状部
47の外壁46は傾斜面を形成し、係止孔42の下壁部はテー
パ状に形成され、外壁46に点または線で摺動するように
してある。
係止孔42の下壁部は、13個の賞品球が払出される場合
において、ソレノイド37の励磁によって、係止孔42の下
壁部は鍵状部47を押し上げ、爪部36を停止窓34から、第
4図に示した矢印の方向に退避させる。同ようにソレノ
イド37の解磁によって、傾斜面43は鍵状部47を押し下
げ、爪部36を停止窓34に、第5図で示した矢印の方向に
進入させる。これにより、スプリング39とソレノイド37
の励磁、解磁との負担が軽減されている。なお、第4図
中に示したCはクリアランス(遊び)で、鍵状部47が上
下動する際に係止孔42の内壁部と噛み合あわないように
している。
本実施例は停止部材35の応答性を良好にするために、
停止部材35の形状、取付け位置等を調整することによっ
て、パチンコ球の外面に追従接触させて応答性を良好に
している。
つぎに、賞品球の払出数が7個および13個の2種類で
ある場合を例にして、上記構成の賞品球払出装置1の動
作を以下に説明する。
パチンコ機2は電源を切った状態でソレノイド37を解
磁しているので、爪部36は流路32内に嵌り込み、流入規
制部材9は回転可能状態になり、流出規制部材29は各流
路31、32の下部を閉じている。そして、貯溜部4のパチ
ンコ球は供給路5から誘導路6を経て賞品球貯溜室7に
流入する。このとき、樋鍵16は誘導路6にパチンコ球が
供給されていないので回動部材15の回動を禁止すること
によって作動板の右回動を阻止する。
やがて、パチンコ球が賞品球貯溜室7から誘導路6に
漸次満たされてゆくと、パチンコ球は樋鍵16を右回動さ
せて作動板11の回動を可能にするが、作動板11は上リン
ク棒14および下リンク棒23の自重によって左回動する。
これにより、切欠き54はガイド軸49に当接して流出規制
部材29の左回動を禁止する。また、流出規制部材29は段
差部30aによって流路31内に5個のパチンコ球を、ま
た、停止部材35の爪部36によって流路32内に6個のパチ
ンコ球を貯溜する。
この状態でパチンコ機2に電源を投入すると、ソレノ
イド37は図示を省略したタイマ回路によって定められた
所定時間だけ励磁され、爪部36が停止窓34から後退す
る。このため、賞品球用のパチンコ球は両流路31、32内
に満たされる。このとき、両流路31、32内のパチンコ球
は流出規制部材29によって賞品球放出通路33への落下払
出が禁止されている。そして、上記所定時間が経過した
後、ソレノイド37は解磁され爪部36が停止窓34に入り込
んで流路32内の最下部から2番目に位置しているパチン
コ球のほぼ中心部に当接する。このとき、両流路31、32
の流入規制部材9、9は同相になる。
つぎに、打球されたパチンコ球が、図示を省略した遊
技盤の入賞口に入ると、このパチンコ球はセーフ球寄せ
部25に落下して水平棒24の端部に当り、水平棒24はこの
パチンコ球の自重によって、第2図に示す矢印Bの方向
に回動する。そのため、下リンク棒23は作動板11を右回
動させるので、連動杆51は球止部材48と流入規制部材9
とを係合させて、流入規制部材9より上流側のパチンコ
球が賞品球貯溜室7に落下流入することを禁止するとと
もに流出規制部材29を回動させる。
これにより、7個のパチンコ球を払出させる場合に
は、ソレノイド37を解磁させて流路32の最下部および最
下部から2番目に位置する2個のパチンコ球と、流路32
の5個のパチンコ球とが、賞品球放出通路70に落下す
る。この時、三角片19は回動部材15によって左回動させ
られるので、突起21は賞品球制御スイッチ22への押圧を
解除することになる。したがって、賞品球制御スイッチ
22はパチンコ球が水平棒24の端部を下降回動させないと
きに、三角片19の突起21に押圧されていることになる
(第5図参照)。
他方、13個のパチンコ球を払出させる場合には、ソレ
ノイド37を励磁させて爪部36を停止窓34から後退させて
おく。そして、水平棒24の端部が入賞球によって下降回
動すると流出規制部材29を回動させることになり、流路
32内の8個のパチンコ球と、流路31内の5個のパチンコ
球とが賞品球放出通路33に落下する。このように13個の
パチンコ球が払出されると、前記同様に再度パチンコ球
が賞品球貯溜室7に満たされたのち、ソレノイド37は解
磁されて爪部36が停止窓34に挿入される。
そして、7個また13個のパチンコ球が払出されたとき
には、第9図に示すように両流路31、32の流入規制部材
9、9は球止部材48により両流路31、32のパチンコ球流
入を禁止する。
ところで、ソレノイド37が故障するなどの理由によっ
て停止部材35が作動不能になった場合、ソレノイド37は
解磁された状態と同様になる。このため、爪部36はスプ
リング39によって停止窓34内に挿入されるので、この状
態のまま入賞したときには、最初は7個の賞品球が払出
されるが、その後は停止部材35の爪部36が停止窓34に挿
入された状態のままになる。
したがって、流路32の爪部36上部には第8図の2点鎖
線に示すように、パチンコ球が貯溜して流路32の最上部
に位置するパチンコ球外郭は流入規制部材9の凸部に当
接する。当該当接によって流路32側の流入規制部材9は
回転が禁止される。このとき、流路31側の流入規制部材
9は回転が可能な状態にあるが、当該当接によって作動
板11が回動不能になる。これにより、流出規制部材29は
切欠き54とガイド軸49との当接によって右回動不能にな
り、賞品球の払出が禁止される。このため、誤った数の
賞品球の払出は防止される。また、その入賞球はセーフ
球寄せ部25に貯溜されるので、停止部材35が作動不能に
なった直後の入賞球数データは保存される。
本実施例は機械機構によって構成された賞品球排出装
置1を説明したが、それに限定されるものではなく、流
入出規制部材9、流出規制部材29をモータに連動させ、
停止部材35に近接センサを設け、電気的な信号を処理す
ることによりにより、停止部材35の作動不能を検出する
とともに誤った数の賞品球の払出を防止しても良い。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したものなので、賞品球払
出数を設定する停止部材が作動不能になったときには賞
品球の払出を禁止する。このため、誤った数の賞品球を
払い出すことがなくなる。さらに、停止部材が作動不能
になった直後に賞品球は払い出されなくなるので、停止
部材または停止部材を制御するための部材が故障したこ
とを即座に検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すパチンコ機の裏側を
表わす正面図、 第2図は、第1図の要部を示す拡大図、 第3図は、第2図の要部を示した縦断面図、 第4図は、第1図に示した賞品球貯溜室にパチンコ球が
貯溜された状態を表わす縦断面図、 第5図は、第4図に示した流入規制部材の作動状態を表
わす縦断面図、 第6図は、第2図の要部の構成を示した斜視図、 第7図は、第6図に示した停止部材の先端部を表わした
拡大図、 第8図は、第7図の停止部材の作動状態を示した側面
図、 第9図は、第8図の別例を表わした側面図である。 1:賞品球払出装置、2:パチンコ機 4:貯溜部、5:供給路 7:賞品球貯溜室、9:流入規制部材 10:連動手段、29:流出規制部材 31、32:流路、35:停止部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ機の上部に賞品球用パチンコ球を
    貯溜する貯溜部を設け、該貯溜部の排出側に前記パチン
    コ球を複数条に流入貯溜する流路を備えた賞品球貯溜室
    を配設して前記貯溜部の排出側と前記賞品球貯溜室の流
    入側とを供給路によって連結し、前記各賞品球貯溜室の
    流入側には前記パチンコ球の流入を規制する流入規制部
    材を配設し前記賞品球貯溜室の流出側には前記パチンコ
    球の流出を規制する流出規制部材を設けるとともに、前
    記賞品球貯溜室の特定の前記流路を作動時に開放しかつ
    通常時に該流路を閉鎖する停止部材を設け、該停止部材
    の作動時に前記流入規制部材と前記流出規制部材とを前
    記賞品球貯溜室内の前記パチンコ球が払出可能に連動さ
    せかつ前記停止部材の作動不能時に前記流入規制部材と
    前記流出規制部材とを前記賞品球貯溜室内のパチンコ球
    が払出不能に連動させる連動手段を設けたことを特徴と
    する賞品払出装置。
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