JP4633590B2 - 携帯無線機 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体を開閉可能に連結するヒンジ部を備えた携帯無線機に関し、詳しくは、このヒンジ部を含めた筐体におけるアンテナの配置構成に関する。
携帯電話機などの携帯無線機は、電話機能や電子メール機能、インターネット等へのアクセス機能だけに留まらず、近距離無線通信機能、無線LAN機能、GPS機能、TV視聴機能、ICカード決済機能などを備えるように、ますます多機能化が進んでおり、さらなる装置の小型化、高集積化が望まれている。このような多機能化に伴い、アンテナの数は増加傾向にあるのに対し、装置の小型化を図りつつ、良好なアンテナ特性を維持するためには、アンテナの配置に際して種々の工夫が必要となる。また、最近の携帯電話機などでは、筐体を回動自在なヒンジ部で連結した構成とし、折り畳み可能にしたものが主流になっている。
この種の携帯無線機において、装置の小型化を図るために、ヒンジ部にアンテナを配設したものが提案されている。例えば特許文献1には、第1の筐体に対して第2の筐体を開閉自在に連結するヒンジ部またはそのヒンジ部近傍に、アンテナを配置した折畳式携帯無線端末が開示されている。この構成により、筐体の開閉状態に係わらず、良好なアンテナ特性を維持することが可能となっている。また、特許文献2には、第1の筐体と第2の筐体とを回動可能に連結した連結側のヒンジ部にアンテナを内蔵した携帯無線機が開示されている。この構成により、アンテナを使用者の頭部や筐体から十分に離し、感度の低下等を無くして、良好な通話を行うことが可能となっている。
特開2003−258962号公報 特開2001−284934号公報
しかしながら、上記従来例の構成では、ヒンジ部にアンテナを設けることで、アンテナの性能を維持しつつ多少の省スペース化を図ることは可能であるが、ヒンジ部にアンテナ素子を配置するためのスペースが必要となる。また、アンテナ素子を他の導電性部材と接触しないようにするために、アンテナ素子とヒンジ部外装などとの間に絶縁部材を設けたり、ヒンジ部外装を絶縁部材で形成するなどの構成をとる必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、アンテナ配置用のスペースを特に必要とせずに、筐体を開閉可能に連結するヒンジ部においてアンテナを設けることが可能であり、装置の小型化を図るとともに多機能化によるアンテナ増加などにも対応することが可能な携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線機は、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動可能に連結するヒンジ部とを有する携帯無線機であって、前記第1の筐体内に設けられた第1の回路基板と、前記第2の筐体内に設けられた第2の回路基板と、前記ヒンジ部に設けられ、ヒンジ軸を構成する導電性部材からなるヒンジ構造体と、前記ヒンジ構造体に給電を行う給電部とを備え、前記ヒンジ構造体は、互いに回動する略円筒形状または略円柱形状の第1部材と第2部材とが連結されて構成され、前記第1部材は前記第2の筐体に、前記第2の部材は前記第1の筐体にそれぞれ機械的に固定され、前記第1の回路基板又は前記第2の回路基板の一方と電気的に接続されて給電され、他方の回路基板とは電気的に未接続状態のものである。
本発明は、ヒンジ構造体自体をアンテナとして利用する構成のため、アンテナ配置用のスペースを特に必要とせずに、ヒンジ部においてアンテナを設けることが可能となる。これにより、装置の小型化を図るとともに、多機能化によるアンテナ増加などにも対応でき、アンテナの省スペース化を実現することが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記ヒンジ部は、前記第1の筐体の端部の両側部に前記第2の筐体の端部が結合され、それぞれの結合部が回動部となる構造を有し、前記ヒンジ構造体が前記回動部の一方に配置され、前記第1部材が前記第2の筐体に固定され、前記第2部材が前記第1の筐体に固定されているものとする。
上記構成により、ヒンジ部の回動部のいずれかに配置されるヒンジ構造体を利用して給電し、アンテナとして機能させることが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記第2の回路基板に無線回路が設けられ、この無線回路の給電部と前記ヒンジ構造体の第1部材とが電気的に接続されているものとする。
上記構成により、第2の筐体内の第2の回路基板に無線回路が設けられる場合に、第2の筐体に近い第1部材と接続して給電することが可能となる。このため、同軸ケーブル等の給電線を設けるなど、損失が生じる給電方法を用いることなく、ヒンジ構造体に給電してアンテナとして動作させることができる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記第1の回路基板に無線回路が設けられ、この無線回路の給電部と前記ヒンジ構造体の第2部材とが電気的に接続されているものとする。
上記構成により、第1の筐体内の第1の回路基板に無線回路が設けられる場合に、第1の筐体に近い第2部材と接続して給電することが可能となる。このため、同軸ケーブル等の給電線を設けるなど、損失が生じる給電方法を用いることなく、ヒンジ構造体に給電してアンテナとして動作させることができる。このように、本発明では、無線回路が第1の筐体と第2の筐体のいずれに配置された場合であっても、第1部材または第2部材の近い方の部材と接続して給電することが可能である。
また、本発明は、上記いずれかの携帯無線機であって、前記ヒンジ部において、一方の回動部に前記第1の筐体と前記第2の筐体とを電気的に接続する接続線が挿通され、前記接続線とは遠い他方の回動部に前記ヒンジ構造体が配設されるものとする。
上記構成により、ヒンジ部を挿通される接続線から遠い側の回動部にヒンジ構造体を配置し、このヒンジ構造体を利用してアンテナとして機能させることで、接続線のアンテナ部への近接の影響を除去することが可能となる。
また、本発明は、上記いずれかの携帯無線機であって、前記ヒンジ構造体は、携帯電話以外の他の機能の無線部のアンテナとして用いられるものとする。
上記構成により、例えば、GPS受信部、近距離無線通信部などの無線部のアンテナとしてヒンジ構造体を用いることで、装置の多機能化によってアンテナが増加した場合でも、アンテナ配置スペースを削減でき、装置の小型化、省スペース化を図ることが可能となる。
また、本発明は、上記の携帯無線機であって、前記ヒンジ部において、前記第1の筐体及び前記第2の筐体に近接して携帯電話用のアンテナが配設されるものとする。
上記構成により、例えば、GPS受信や近距離無線通信などの機能と携帯電話機能とを設けた場合に、ヒンジ構造体をGPS受信部等のアンテナとして用いて省スペース化を図るとともに、携帯電話用のアンテナを第1の筐体及び第2の筐体に近接して配置することで、第1の筐体及び第2の筐体をアンテナの一部として機能させることが可能となる。
本発明によれば、アンテナ配置用のスペースを特に必要とせずに、筐体を開閉可能に連結するヒンジ部においてアンテナを設けることが可能であり、装置の小型化を図るとともに多機能化によるアンテナ増加などにも対応することが可能な携帯無線機を提供できる。
本実施形態では、携帯無線機の一例として、折畳式の筐体を有する携帯電話機の構成例を示す。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す図であり、図1は筐体を開いた状態で正面側から見た平面図、図2は側面図である。
携帯無線機10は、図1において上側の第1の筐体11と図1において下側の第2の筐体12とを備え、これらの第1の筐体11と第2の筐体12とがヒンジ部13により回動自在に連結されている。このヒンジ部13の回動により、第1の筐体11及び第2の筐体12が開閉可能に構成されている。
第1の筐体11には、回路基板14、図示しないレシーバ等が設けられ、回路基板14上に液晶表示部15が配設されている。第2の筐体12には、回路基板16、図示しない操作キーによる操作部、マイクロホン等が設けられる。回路基板16上には、携帯電話用の無線回路部17、GPS受信用の無線回路であるGPS回路部18とともに、図示しないプロセッサ、メモリ等による処理回路部が配設されている。
ヒンジ部13は、第1の筐体11の端部11aの略円筒形状部の両側部に、第2の筐体12の端部12aの略円筒形状部が回動可能に結合され、それぞれの結合部が回動部となる構造を持ち、内部にヒンジ軸を構成するヒンジ構造体であるヒンジコア20が配設されている。ヒンジコア20は、金属等の導電性部材により略円筒形状または略円柱形状に形成され、互いに回動する第2の筐体12側の第1部材21と第1の筐体11側の第2部材22とが機械的に連結接続された構造を有する。このヒンジコア20は、所定の回動位置でクリック感が得られるように保持力を発生する機構と、自力で回動する回転力を発生する機構とを有し、一端部に押圧するとヒンジコア20を自力で回動させて2つの筐体を開くための筐体開ボタン23が設けられている。
ヒンジコア20は、第1部材21と第2部材22とが電気的に接続されて導通しているとともに、第1部材21が第2の筐体12に機械的に固定され、第2部材22が第1の筐体11に機械的に固定されている。つまり、ヒンジコア20の第1部材21と第2の筐体12とが一体的に構成され、ヒンジコア20の第2部材22と第1の筐体11とが一体的に構成されて、第2の筐体12の端部12aに対して第1の筐体11の端部11aがヒンジ部13において回動する構造となっている。
また、ヒンジコア20の第1部材21は、第2の筐体12の回路基板16と電気的に接続され、ヒンジコア20の第2部材22は、第1の筐体11の回路基板14などとは電気的に未接続状態であり、第2部材22が第1の筐体11の構成要素と電気的、電磁的に絶縁されている。
そして、ヒンジコア20の第1部材21は給電部25を介して回路基板16の一方の面に設けられたGPS回路部18に接続され、GPS回路部18からヒンジコア20に給電される。これにより、ヒンジコア20がGPS回路部18のアンテナとして機能する。この場合、ヒンジコア20はモノポールアンテナとして動作する。GPS回路部18は、ヒンジコア20のアンテナにより受波して取得したGPSからのGPS信号を受信し、自装置の位置情報を検出する。この検出した位置情報を用いて、液晶表示部15に地図とともに装置表示を行ったりすることができる。
また、第2の筐体12のヒンジ部13側の一端には、携帯電話用のモノポールアンテナ26が配設されている。このモノポールアンテナ26は給電部27を介して回路基板16の他方の面に設けられた携帯電話用の無線回路部17に接続され、無線回路部17からモノポールアンテナ26に給電される。無線回路部17では、送信信号の変調及び増幅、受信信号の復調などが行われ、音声通話やデータ通信に関する通信信号が送受信される。モノポールアンテナ26では、送信信号を送信電波として放出したり、受信電波を受信信号として受波する。この無線通信により、音声通話、電子メールの送受信、その他コンテンツデータの受信や送信などを行うことが可能となる。
図3は本実施形態に係る携帯無線機のヒンジ部周辺の具体的な構成例を示す分解斜視図である。
ヒンジ部13を構成する第2の筐体12の端部には、両端に略円筒形状のヒンジ外装部31、32が形成され、これらのヒンジ外装部31、32の間にヒンジホルダー33が取り付けられる。このヒンジホルダー33を介して略円筒形状のヒンジコア20が配置される。また、ヒンジコア20は、ヒンジホルダー33に係合するアンテナ端子34と当接し、このアンテナ端子34によって図示しないGPS回路部18と電気的に接続される。この場合、アンテナ端子34の接触導通によってヒンジコア20に給電する構成であるため、接点は摺動せずに固定であり、接点部分の耐久性が高くなっている。
このヒンジコア20は、ヒンジ外装部31の貫通孔35を挿通されて第1部材21が嵌合し、第2の筐体12に対して第1部材21が回動しないように機械的に固定される。さらに、ヒンジコア20は、第1の筐体11の端部に形成された略円筒形状のヒンジ外装部36の貫通孔37を挿通され、第2部材22がヒンジガイド38により第1の筐体11に対して機械的に固定される。本実施形態では、ヒンジ軸を構成するヒンジ構造体である上記のヒンジコア20をアンテナとして利用する。
本実施形態の構成では、ヒンジ部13の中心となる構造体であるヒンジコア20を流用し、ヒンジコア20に給電してアンテナとして機能させることで、専用のアンテナ素子を不要とし、アンテナの配置スペースを削減できる。また、ヒンジコア20自体をアンテナとするため、絶縁構造などを簡略にでき、ヒンジ部13における部材の配置構成の自由度も向上できる。すなわち、元々構造部品として筐体の開閉動作に用いるヒンジコア20をアンテナとして利用することによって、装置の小型化、軽量化、薄型化を図ることが可能となる。例えば、携帯電話機において、従来はGPS用のアンテナとして15mm四角程度、厚さ4mm程度の平面アンテナを設けていたが、本実施形態ではこの配置スペースを削減することができる。したがって、携帯無線機の多機能化に伴い、アンテナの数が増加した場合でも、アンテナ配置用のスペースを削減でき、装置のさらなる小型化を実現できる。
さらに、ヒンジコア20が第1の筐体11の回路基板14などの構成要素とは電気的に未接続状態であるので、筐体を開閉したときにヒンジコア20によるアンテナが第1の筐体11の影響を受けることが無く、筐体が開状態、閉状態のいずれであってもアンテナとして機能し、良好なアンテナ特性を維持することができる。
なお、上記実施形態ではヒンジコア20をGPS用のアンテナとして用いる例を示したが、これに限るものではなく、近距離無線通信用のアンテナなど、各種機能を実現するための無線部のアンテナとして用いることが可能である。ここで、GPS信号の周波数は約1575MHzであり、ヒンジコア20の長さは25mm程度(λ/8程度)であるので、無線周波数のマッチングをとって充分なアンテナ性能を確保できる。また、ヒンジコア20の長さを調整したり、回路基板等に整合回路を設けることで、所望の無線周波数にマッチングさせることも可能である。
図4及び図5は本発明の第2の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す図であり、図4は筐体を開いた状態で正面側から見た平面図、図5は側面図である。前述した第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の携帯無線機40は、第1の筐体11内にGPS回路部18を設けた場合の構成例を示したものである。第1の筐体11及び第2の筐体12は、ヒンジ部13によって開閉可能に連結されている。回路基板14、液晶表示部15、回路基板16、無線回路部17、ヒンジコア20の配置構成は図1及び図2に示した第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態では、ヒンジコア20の第2部材22は、第1の筐体11の回路基板14と電気的に接続され、ヒンジコア20の第1部材21は、第2の筐体12の回路基板16などとは電気的に未接続状態であり、第1部材21が第2の筐体12の構成要素と電気的、電磁的に絶縁されている。そして、ヒンジコア20の第2部材22は給電部25を介して第1の筐体11に設けられたGPS回路部18に接続され、GPS回路部18からヒンジコア20に給電される。これにより、ヒンジコア20がGPS回路部18のアンテナとして機能する。
第2の実施形態では、GPS回路部18を第1の筐体11に設けているので、この第1の筐体11に近い位置にあり、第1の筐体11と連動して回動するヒンジコア20の第2部材22に対して、GPS回路部18を電気的に接続して給電する構成としている。すなわち、部品実装の都合などにより、GPS回路部18を第1の筐体11側に配設する必要がある場合には、第1の筐体11に設けたGPS回路部18からヒンジコア20の第2部材22に給電する。
このように、第1の実施形態及び第2の実施形態の構成によれば、ヒンジコア20によるアンテナと接続される回路が第1の筐体11と第2の筐体12のいずれに配置されても、第1部材21または第2部材22の近い方の部材と接続して給電することができる。このため、同軸ケーブル等の給電線を設けるなど、損失が生じる給電方法を用いることなく、ヒンジコア20に給電してアンテナとして動作させることができる。
図6は本発明の第3の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す平面図である。第3の実施形態は、前述した第1の実施形態の変形例である。第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態の携帯無線機50は、ヒンジ部51内に挿通されている接続線53に対するヒンジコア20の配置構成例を示したものである。ヒンジ部51は、第1の実施形態と同様に一方に自立回動型のヒンジコア20を備え、他方に回動自在な第2のヒンジ構造体であるヒンジ部材52を備えて構成される。回路基板14、液晶表示部15、回路基板16、無線回路部17、GPS回路部18の配置構成は図1及び図2に示した第1の実施形態と同様である。
ヒンジ部材52が設けられた側のヒンジ部51内には、フレキシブル基板の回路パターンなどによる接続線53が挿通されており、回動可能なヒンジ部51を経由して第1の筐体11と第2の筐体12とを電気的に接続している。接続線53の一端はコネクタ54を介して第1の筐体11の回路基板14と接続され、他端はコネクタ55を介して第2の筐体12の回路基板16と接続される。
第3の実施形態では、ヒンジ部51の2つの回動部において、接続線53が配設されている位置とは反対側の回動部、すなわち接続線53より遠い側の回動部に、アンテナとして機能させるヒンジコア20を設け、第2の筐体12のGPS回路部18から給電する構成としている。換言すると、ヒンジコア20と接続線53とをできるだけ遠い位置に配置し、ヒンジコア20をアンテナとして利用する。
この第3の実施形態によれば、ヒンジ部51において、第1の筐体11と第2の筐体12とを電気的に接続して信号等を伝達する接続線53から遠い側の回動部に配置されたヒンジコア20を使用し、このヒンジコア20に給電してアンテナとして機能させることで、第1の実施形態の効果に加えて、接続線53のアンテナ部への近接の影響を除去することができる。また、GPS回路部18の給電部25に設ける整合回路についても、接続線53の近接の影響による利得の低下を防止できる。
図7は本発明の第4の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す平面図である。第4の実施形態は、前述した第2の実施形態の変形例であり、第3の実施形態と同様の要素を含むものである。第1〜第3の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略する。
第4の実施形態の携帯無線機60は、第3の実施形態と同様、ヒンジ部51内に挿通されている接続線53に対するヒンジコア20の配置構成例を示したものであり、第2の実施形態と同様に第1の筐体11内にGPS回路部18を設けた場合の構成例に相当する。ヒンジ部51は、一方に自立回動型のヒンジコア20を備え、他方に回動自在な第2のヒンジ構造体であるヒンジ部材52を備えて構成される。回路基板14、液晶表示部15、回路基板16、無線回路部17、GPS回路部18の配置構成は図4及び図5に示した第2の実施形態と同様である。また、ヒンジ部51の構成は図6に示した第3の実施形態と同様である。
第4の実施形態では、第3の実施形態と同様、ヒンジ部51の2つの回動部において、接続線53が配設されている位置とは反対側の回動部、すなわち接続線53より遠い側の回動部に、アンテナとして機能させるヒンジコア20を設けている。そして、第1の筐体11のGPS回路部18から給電する構成としている。
この第4の実施形態によれば、第3の実施形態と同様、ヒンジ部51において、接続線53から遠い側の回動部に配置されたヒンジコア20を使用し、このヒンジコア20に給電してアンテナとして機能させることで、第1の実施形態の効果に加えて、接続線53のアンテナ部への近接の影響を除去することができる。また、GPS回路部18の給電部25に設ける整合回路についても、接続線52の近接の影響による利得の低下を防止できる。
図8は本発明の第5の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す平面図である。第5の実施形態は、前述した第2の実施形態の変形例である。第1及び第2の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付して説明を省略する。
第5の実施形態の携帯無線機70は、ヒンジ部13に携帯電話用のモノポールアンテナ71を配設した構成例である。ヒンジ部13の長手方向に沿って、棒状金属部材等によるモノポールアンテナ71が配設されている。このモノポールアンテナ71は、給電部27を介して第2の筐体12の回路基板16に設けられた携帯電話用の無線回路部17に接続され、無線回路部17からモノポールアンテナ71に給電される。
また、第2の実施形態と同様、ヒンジ部13に配設されるヒンジコア20の第2部材22が給電部25を介して第1の筐体11に設けられたGPS回路部18に接続され、GPS回路部18からヒンジコア20に給電される。
上述した各実施形態では、アンテナとして機能するヒンジコア20が給電部及び回路部と反対側の第1の筐体11あるいは第2の筐体12の一方と電気的に未接続状態であり、ヒンジコア20のアンテナが筐体の開閉状態の影響を受けないようになっている。これに加えて、第5の実施形態では、携帯電話用のモノポールアンテナ71がヒンジ部13に配設され、第1の筐体11と第2の筐体12との間で両筐体に近接して配置されている。この構成により、携帯電話用のアンテナとしては、モノポールアンテナ71とともに、第1の筐体11及び第2の筐体12がアンテナとして利用され、アンテナの一部として機能する。
このように第5の実施形態によれば、ヒンジ部13のヒンジコア20をGPS用などのアンテナとして利用して装置の小型化を実現するとともに、ヒンジコア20のアンテナにおいて筐体の開閉状態の影響を抑止することができ、さらに、モノポールアンテナ71を第1の筐体11及び第2の筐体12の間に配置することで、筐体を携帯電話用のアンテナとして利用でき、アンテナ性能を向上できる。
以上のように、本実施形態によれば、ヒンジ軸を構成するヒンジ構造体それ自体をアンテナとして利用し、ヒンジ部にアンテナを配置することによって、アンテナの配置スペースを削減でき、装置の小型化、軽量化、薄型化を図ることが可能となる。このヒンジ構造体によるアンテナを、GPS用のアンテナなど、各種付加機能のアンテナとして設けることで、装置の多機能化に伴ってアンテナの数が増加した場合でも、アンテナ配置用のスペースを削減でき、装置のさらなる小型化を実現できる。また、アンテナとして利用するヒンジ構造体は、一方の筐体の構成要素とは電気的に未接続状態としてあるので、筐体を開閉したときにアンテナが筐体の影響を受けることが無く、開閉状態いずれであっても良好なアンテナ特性を維持することができる。
本発明は、アンテナ配置用のスペースを特に必要とせずに、筐体を開閉可能に連結するヒンジ部においてアンテナを設けることが可能であり、装置の小型化を図るとともに多機能化によるアンテナ増加などにも対応することが可能となる効果を有し、筐体を開閉可能に連結するヒンジ部を備えた携帯無線機等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す図であり、筐体を開いた状態で正面側から見た平面図 本発明の第1の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す図であり、図1の側面図 本実施形態に係る携帯無線機のヒンジ部周辺の具体的な構成例を示す分解斜視図 本発明の第2の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す図であり、筐体を開いた状態で正面側から見た平面図 本発明の第2の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す図であり、図4の側面図 本発明の第3の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す平面図 本発明の第4の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す平面図 本発明の第5の実施形態に係る携帯無線機の主要部の構成を模式的に示す平面図
符号の説明
10、40、50、60、70 携帯無線機
11 第1の筐体
12 第2の筐体
13、51 ヒンジ部
14、16 回路基板
17 無線回路部
18 GPS回路部
20 ヒンジコア
21 第1部材
22 第2部材
23 筐体開ボタン
25、27 給電部
26、71 モノポールアンテナ
52 ヒンジ部材
53 接続線
54、55 コネクタ

Claims (7)

  1. 第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動可能に連結するヒンジ部とを有する携帯無線機であって、
    前記第1の筐体内に設けられた第1の回路基板と、
    前記第2の筐体内に設けられた第2の回路基板と、
    前記ヒンジ部に設けられ、ヒンジ軸を構成する導電性部材からなるヒンジ構造体と、
    前記ヒンジ構造体に給電を行う給電部とを備え、
    前記ヒンジ構造体は、互いに回動する略円筒形状または略円柱形状の第1部材と第2部材とが連結されて構成され、前記第1部材は前記第2の筐体に、前記第2の部材は前記第1の筐体にそれぞれ機械的に固定され、前記第1の回路基板又は前記第2の回路基板の一方と電気的に接続されて給電され、他方の回路基板とは電気的に未接続状態である携帯無線機。
  2. 請求項1に記載の携帯無線機であって、
    前記ヒンジ部は、前記第1の筐体の端部の両側部に前記第2の筐体の端部が結合され、それぞれの結合部が回動部となる構造を有し、
    前記ヒンジ構造体が前記回動部の一方に配置され、前記第1部材が前記第2の筐体に固定され、前記第2部材が前記第1の筐体に固定されている携帯無線機。
  3. 請求項2に記載の携帯無線機であって、
    前記第2の回路基板に無線回路が設けられ、この無線回路の給電部と前記ヒンジ構造体の第1部材とが電気的に接続されている携帯無線機。
  4. 請求項2に記載の携帯無線機であって、
    前記第1の回路基板に無線回路が設けられ、この無線回路の給電部と前記ヒンジ構造体の第2部材とが電気的に接続されている携帯無線機。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の携帯無線機であって、
    前記ヒンジ部において、一方の回動部に前記第1の筐体と前記第2の筐体とを電気的に接続する接続線が挿通され、前記接続線とは遠い他方の回動部に前記ヒンジ構造体が配設される携帯無線機。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯無線機であって、
    前記ヒンジ構造体は、携帯電話以外の他の機能の無線部のアンテナとして用いられる携帯無線機。
  7. 請求項6に記載の携帯無線機であって、
    前記ヒンジ部において、前記第1の筐体及び前記第2の筐体に近接して携帯電話用のアンテナが配設される携帯無線機。
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