JP5099935B2 - 通信端末 - Google Patents
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ところが、近年、このような従来の通信端末において、送受信の特性を向上させる目的やマルチバンド対応のため、防水壁の外側にアンテナを設ける傾向がある。
そのため、このような従来の通信端末においては、ヒンジ筺体を防水せずに、防水壁の内側のみを防水しているが、防水壁の内側から防水壁の外側のアンテナに対して導通を得るためには一度筐体の外側を迂回する必要があり、導通が得難い。
本発明に係る実施形態の通信端末10は、ケース12とカバー13とから外郭が形成されてカバー13に多数のキー14から構成される操作部15を有する第1筺体11と、一方の面に表示部17を有する第2筐体16と、第1筐体11および第2筐体16を開閉可能かつ回動可能に連結するヒンジ筺体18とを備える。また、通信端末10は、第1筐体11の内側に設けられた防水壁19と、防水壁19を貫通して防水壁19の内外に露出する導通部材20と、防水壁19の内側に収容された回路基板21と、回路基板21に対して積層されることにより導通が得られるホルダ22と、ヒンジ筺体18の回動軸として機能し防水壁19の外側に設けられた第1アンテナ23と、防水壁19の内側に設けられた第2アンテナ24と、ホルダ22に支持されて導通部材20に接触する第1接点部材25と、防水壁19の外側において第1アンテナ23および導通部材20に接触する第2接点部材26と、を備える。
なお、第1筐体側ヒンジ筺体27と第2筺体側ヒンジ筺体28とは、それぞれ、第1筐体11または第2筐体16の、一部として構成することも、別々の筐体として構成することも可能である。また、ヒンジ筐体18を第1筐体11側もしくは第2筐体16側にのみ設けることも可能である。
図3に示すように、ヒンジ筺体18は、第1筐体11に対して第2筺体16が開状態であるときに、第2回動軸30回りに第2筺体16を回動させることにより第2筺体16をねじることができる。
図5および図6に示すように、導通部材20は導通性を有する金属製であって軸形状に形成されている。導通部材20は、その外周面にOリング36が嵌め付けられて防水壁19に有する導通部材挿通孔(図9参照)37に挿通されている。そのため、導通部材20は、防水壁19の内側に露出する内側接点面38を有するとともに防水壁19の外側に露出する外側接点面39を有する。導通部材20は、内側接点面38が第1接点部材25に有する導通部材側接点40に接触され、外側接点面39が第2接点部材26に有する導通部材側接点41に接触される。導通部材20は、内側接点面38および外側接点面39がホルダ22の積層方向に対して平行である。
図7に示すように、第1アンテナ23は、導通性を有する金属製であって軸形状に形成されて第1回動軸29として機能する。第1アンテナ23は、その外周面に回止突起42を有し、カバー側ヒンジ部33に有する筒部43に挿通されている。第1アンテナ23は、回止突起42により筒部43に回り止められて取り付けられる。第1アンテナ23は、その基端部に有する第2接点部材側接点面44が第2接点部材26に有する第1アンテナ側接点45に接触する。
図8に示すように、第2アンテナ24は、第1アンテナ23と同様の導通性を有する金属製であってL字形状に折り曲げられた本体46を有し、この本体46の端部に回路基板側接点47を有する。第2アンテナ24は第1筐体11のケース12の内面において、防水壁19に対応して無端状に形成されたシール部材受面48の内側、すなわち、カバー13の防水壁19の内側に対応する位置にバネやリブを用いて取り付けられている。なお、第2アンテナ24は、熱溶着等の接合手段により取り付けるとしてもよい。
図11および図12に示すように、第1接点部材25は、導通性を有する金属製であって基部50がホルダ22に取り付けられており、基部50の下部に平面状に形成されてホルダ22の下側に配置される回路基板側接点51と、基部50から導通部材20の内側接点面38に向けてV字形状に突出した導通部材側接点40とを有する。導通部材側接点40はホルダ22の外側面から外側に突出する。第1接点部材25は、ホルダ22が防水壁19の内側の回路基板21上に落とし込まれることにより、導通部材側接点40がホルダ22の積層方向に対して直交する方向に弾性変形しながら導通部材20の内側接点面38に接触し、回路基板側接点51が回路基板21の上面に有する第1接点部材側接点52に接触する。そのため、第1接点部材25は、ホルダ22が回路基板21に積層されるだけで回路基板21および導通部材20への導通経路が形成できる。
図13に示すように、第2接点部材26は、導通性を有する金属製であってL字形状に折り曲げられた基部53の端部に、第1アンテナ23の第2接点部材側接点面44に接触する第1アンテナ側接点45を有し、基部53の中央部に、基部53から導通部材20の外側接点面39に向けてV字形状に突出した導通部材側接点41を有する。第2接点部材26は、カバー側ヒンジ部33に形成された第2接点部材取付部(図7参照)54に取り付けられることにより、第1アンテナ側接点45が第1アンテナ23の第2接点部材側接点面44に接触するとともに導通部材側接点41が導通部材20の外側接点面39に接触して、導通部材20と第1アンテナ23との導通経路を形成できる。
図14に示すように、回路基板21が防水壁19の内側に収容され、導通部材20が防水壁19の導通部材挿通孔37に挿通され、第1アンテナ23が筒部43に取り付けられる。次に、第2接点部材26がカバー側ヒンジ部33の第2接点部材取付部54に取り付けられることにより、第2接点部材26の第1アンテナ側接点45が第1アンテナ23の第2接点部材側接点面44に電気的に接続され、第2接点部材26の導通部材側接点41がホルダ22の積層方向に対して直交する方向に弾性変形しながら導通部材20の外側接点面39に電気的に接続される。
図15に示すように、防水壁19の外側に配置された第1アンテナ23は、防水壁19に平行な直線の第1導通経路A1を有するとともに、第2接点部材26と防水壁19の厚さ方向に貫通された導通部材20とを経由する直線の第2導通経路A2を有する。これに対して、防水壁19の内側に配置される第2アンテナ24は、防水壁19に平行な直線の第1導通経路B1を有するとともに、回路基板21の第2アンテナ側接点49に向かう直線の第2導通経路B2を有する。そして、ホルダ22の積層方向に沿う平面視において、第1アンテナ23の第2導通経路A2と第2アンテナ24の第1導通経路B1とが交点Cにおいて直交して配置される。そのため、第1アンテナ23および第2アンテナ24によるマルチバンド対応アンテナの特性が劣化し難く、第1アンテナ23および第2アンテナ24の特性を長期的に保障できる。
前述した実施形態では、防水壁を有する通信端末を例として説明したが、これに限られるものではない。導通部材20が設けられている壁は、防水壁ではなく他の目的で設けられた壁であってもよい。
前述した実施形態では、2軸ヒンジの折畳み型の通信端末を例示したが、これに限らず、ストレート型の通信端末に適用することもできる。
11 第1筐体(筺体)
19 防水壁(壁)
20 導通部材
21 回路基板
22 ホルダ
23 第1アンテナ(アンテナ)
24 第2アンテナ(アンテナ)
25 第1接点部材
26 第2接点部材
38 内側接点面
40 導通部材側接点
51 回路基板側接点
Claims (7)
- 筐体と、
前記筐体の内側に設けられた壁と、
前記壁の内側に収容された回路基板と、
前記回路基板に対して積層されることにより導通が得られるホルダと、
前記筐体の内側かつ前記壁の外側に設けられたアンテナと、
前記壁を貫通して前記壁の外側の前記アンテナと接続される導通部材と、
前記ホルダに支持され、前記導通部材に接触する第1接点部材と、
を備え、
前記壁の内側に露出する前記導通部材の内側接点面が前記ホルダの積層方向に対して平行であるとともに、前記内側接点面に接触する前記第1接点部材の導通部材側接点が前記積層方向に対して直交する方向に弾性変形可能であり、
前記第1接点部材は、導通性を有する金属製であって、その基部が前記ホルダに取り付けられており、かつ、前記基部の下部に平面状に形成されて、前記ホルダの下側に配置される回路基板側接点と、前記基部から前記導通部材の内側接点面に向けてV字形状に突出した導通部材側接点であって、前記ホルダの外側面から外側に突出している導通部材側接点と、を有し、
かつ、前記第1接点部材は、前記ホルダが前記壁の内側の前記回路基板上に落とし込まれることにより、前記導通部材側接点が前記ホルダの積層方向に対して直交する方向に弾性変形しながら前記導通部材の前記内側接点面に接触すると共に、前記回路基板側接点が、前記回路基板の上面に設けられている第1接点部材側接点に接触し、これによって、前記第1接点部材は、前記ホルダが前記回路基板に積層されるだけで、前記回路基板および前記導通部材への導通経路を実現することが可能である通信端末。 - 請求項1記載の通信端末において、
前記導通部材側接点が、前記ホルダの側面から外側に突出している通信端末。 - 請求項1に記載の通信端末において、
前記第1接点部材が、前記回路基板に接触する回路基板側接点を有し、
前記回路基板側接点が、前記ホルダの下側に配置されている通信端末。 - 請求項3記載の通信端末において、
前記導通部材側接点と前記回路基板側接点との間の経路が、前記ホルダの前記回路基板側の面に沿って設けられており、
前記回路基板側から見て前記ホルダを介した反対側に前記アンテナと異なる第2アンテナが配置される通信端末。 - 請求項4に記載の通信端末において、
前記導通部材に接続されるアンテナが第1アンテナであるとともに、前記第2アンテナが前記壁の内側に設けられており、
前記第1アンテナの導通経路と、前記第2アンテナの導通経路とが前記積層方向に沿う平面視において略直交する箇所が設けられている通信端末。 - 請求項1記載の通信端末であって、
前記第1アンテナと、前記導通部材の前記壁の外側に露出した面との間を接続する第2接点部材であって、前記第1アンテナおよび前記導通部材のそれぞれに対して垂直な方向に弾性変形可能な前記第2接点部材を更に備える通信端末。 - 請求項6記載の通信端末であって、
前記第1アンテナはヒンジであり、前記第2接点部材は、前記ヒンジの端面に接する通信端末。
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