JP5099935B2 - 通信端末 - Google Patents

通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP5099935B2
JP5099935B2 JP2010154083A JP2010154083A JP5099935B2 JP 5099935 B2 JP5099935 B2 JP 5099935B2 JP 2010154083 A JP2010154083 A JP 2010154083A JP 2010154083 A JP2010154083 A JP 2010154083A JP 5099935 B2 JP5099935 B2 JP 5099935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
antenna
circuit board
holder
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010154083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012019283A (ja
Inventor
満久 川上
達也 東井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010154083A priority Critical patent/JP5099935B2/ja
Publication of JP2012019283A publication Critical patent/JP2012019283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5099935B2 publication Critical patent/JP5099935B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、筐体に設けられた壁の内外を跨いでアンテナと回路とが接続される通信端末に関するものである。
従来より、操作部を有する第1筐体と、表示部を有する第2筐体とを、回動軸を有するヒンジ筺体により開閉可能かつ回動可能に接続された通信端末において、第1筐体の内部および第2筺体の内部に回路基板が収容されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−111726号公報(図5、段落0038)
ところで、前述した特許文献1に記載された通信端末は、第1筐体において、ケースと、このケースに取り付けられるカバーとの間に防水壁が形成される。そのため、防水壁により回路基板が防水される。
ところが、近年、このような従来の通信端末において、送受信の特性を向上させる目的やマルチバンド対応のため、防水壁の外側にアンテナを設ける傾向がある。
例えば、2軸の回動軸を有するヒンジ筺体を備え、ヒンジをアンテナとして用いる技術などが提案されているが、この場合、ヒンジ筺体が可動であるために、アンテナのある箇所まで含めて防水することは難しい。
そのため、このような従来の通信端末においては、ヒンジ筺体を防水せずに、防水壁の内側のみを防水しているが、防水壁の内側から防水壁の外側のアンテナに対して導通を得るためには一度筐体の外側を迂回する必要があり、導通が得難い。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたもので、防水壁の外側のアンテナと防水壁の内側の基板とを接続する場合に防水壁の内側から防水壁の外側のアンテナに対する導通を得易い通信端末を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る通信端末は、筐体と、前記筐体の内側に設けられた壁と、前記壁の内側に収容された回路基板と、前記回路基板に対して積層されることにより導通が得られるホルダと、前記筐体の内側かつ前記壁の外側に設けられたアンテナと、前記壁を貫通して前記壁の外側の前記アンテナと接続される導通部材と、前記ホルダに支持され、前記導通部材に接触する第1接点部材と、を備え、前記壁の内側に露出する前記導通部材の内側接点面が前記ホルダの積層方向に対して平行であるとともに、前記内側接点面に接触する前記第1接点部材の導通部材側接点が前記積層方向に対して直交する方向に弾性変形可能である。
また、本発明の第2の態様に係る通信端末は、前記導通部材側接点が、前記ホルダの側面から外側に突出している。
また、本発明の第3の態様に係る通信端末は、第1接点部材が、回路基板に接触する回路基板側接点を有し、回路基板側接点が、ホルダの下側に配置されている。
さらに、本発明の第4の態様に係る通信端末は、前記導通部材側接点と前記回路基板側接点との間の経路が、前記ホルダの前記回路基板側の面に沿って設けられており、前記回路基板側から見て前記ホルダを介した反対側に前記アンテナと異なる第2アンテナが配置される。
また、本発明の第5の態様に係る通信端末は、前記導通部材に接続されるアンテナが第1アンテナであるとともに、前記第2アンテナが前記壁の内側に設けられており、前記第1アンテナの導通経路と、前記第2アンテナの導通経路とが前記積層方向に沿う平面視において略直交する箇所が設けられている。
さらに、本発明の第6の態様に係る通信端末は、前記第1アンテナと、前記導通部材の前記壁の外側に露出した面との間を接続する第2接点部材であって、前記第1アンテナおよび前記導通部材のそれぞれに対して垂直な方向に弾性変形可能な前記第2接点部材を更に備える。
また、本発明の第7の態様に係る通信端末は、前記第1アンテナはヒンジであり、前記第2接点部材は、前記ヒンジの端面に接する。
本発明の第1の態様に係る通信端末によれば、壁の内側に配置される回路基板から防水壁の外側に設けられて第2接点部材に接触しているアンテナへの導通経路を形成するに際し、ホルダが回路基板に対して積層されることにより、防水壁に貫通されて防水壁の内外に露出されていてホルダの積層方向に対して平行な導通部材の内側接点面に、ホルダに支持されている第1接点部材の導通部材側接点がホルダの積層方向に対して直交する方向に弾性変形しつつ接触され、第1接点部材が導通部材に接触される。そのため、本発明の第1の態様に係る通信端末によれば、防水壁の内側から防水壁の外側のアンテナに至る経路を短くしつつ、導通を得ることができる。
また、本発明の第2の態様に係る通信端末によれば、前記導通部材側接点が、前記ホルダの側面から外側に突出しているために、ホルダが回路基板に対して所定位置に積層される際に、第1接点部材の導通部材側接点と導通部材の内側接点面との接触状態を作業者が目視で確認できる。そのため、本発明の第1の態様に係る通信端末によれば、第1接点部材と導通部材との電気的な接続を、第1接点部材25と導通部材の位置関係を確認しながら確実に行うことができる。
また、本発明の第3の態様に係る通信端末によれば、ホルダが回路基板に対して所定位置に積層される際に、ホルダの下側に配置された第1接点部材の回路基板側接点が回路基板に接触されるために、ホルダの回路基板に対する積層によって第1接点部材と回路基板とを確実に接続できる。そして、本発明の第2の態様に係る通信端末によれば、回路基板にはホルダと回路基板との接続部分以外にアンテナの接続のために占有されるスペースが必要なくなるので、回路基板上に大きな電子部品が実装できる。
さらに、本発明の第4の態様に係る通信端末によれば、導通部材側接点と回路基板側接点との間の経路が前記ホルダの回路基板側の面に沿って設けられており、その反対側に第2アンテナを追加している。これにより、経路と第2アンテナとの間が少なくともホルダの厚み分開くので、第2アンテナと経路との間の干渉を防ぎつつアンテナを増やすことができる。
さらに、本発明の第5の態様に係る通信端末によれば、第1アンテナの導通経路と第2アンテナの導通経路とが積層方向に沿う平面視において略直交する箇所が設けられているために、第1アンテナおよび第2アンテナの特性が劣化し難く、第1アンテナおよび第2アンテナの特性を長期的に保障できる。
また、本発明の第6の態様に係る通信端末によれば、壁の外側おける、第1アンテナと導電部材との間の接続を弾性変形可能な接点部材によって行っている。これにより、接点部材の取り付けを各接続部分の弾性を利用して行うことができるので、組み立て時に詳細な位置決めが不要となり、工程を簡素化することができる。
さらに、本発明の第7の態様に係る通信端末によれば、第1アンテナはヒンジであり、接点部材は、ヒンジの端面に接する。これにより、第1アンテナのアンテナ長を確保することができ、アンテナ特性を向上させることができる。また、接点部材と第1アンテナとの間の接続をヒンジの端面の平らな部分で行うことができるので、弾性を利用して接続を行う場合でも、ヒンジの側面などの屈曲した場所に接続する場合と比べて、安定して第1アンテナと接点部材とを接続することができる。
本発明に係る実施形態の通信端末の開状態の斜め前方から視た外観斜視図 本発明に係る実施形態の通信端末の開状態の斜め後方から視た外観斜視図 本発明に係る実施形態の通信端末の回動状態の斜め前方から視た外観斜視図 本発明に係る実施形態の通信端末の第1筐体の分解斜視図 導通部材を示す第2接点部材の取り付け前の斜め上方から視た外観斜視図 導通部材を示す第2接点部材の取り付け後の斜め上方から視た外観斜視図 第1アンテナを示す第1筐体のカバーの外観斜視図 第2アンテナを示す第1筐体のケースの平面図 第2アンテナを示す第1筐体のカバーの斜め上方から視た外観斜視図 第2アンテナを示す第1筐体のカバーの上方から視た外観斜視図 第1接点部材を示す第1筐体のカバーの斜め上方から視た外観斜視図 第1接点部材を示す斜め上方から視た外観斜視図 第2接点部材を示す斜め上方から視た外観斜視図 第1筐体の組立手順を示す分解斜視図 第1アンテナと第2アンテナとの特性を示す第1筐体のカバーの平面図
以下、本発明に係る実施形態の通信端末について、図面を用いて説明する。
本発明に係る実施形態の通信端末10は、ケース12とカバー13とから外郭が形成されてカバー13に多数のキー14から構成される操作部15を有する第1筺体11と、一方の面に表示部17を有する第2筐体16と、第1筐体11および第2筐体16を開閉可能かつ回動可能に連結するヒンジ筺体18とを備える。また、通信端末10は、第1筐体11の内側に設けられた防水壁19と、防水壁19を貫通して防水壁19の内外に露出する導通部材20と、防水壁19の内側に収容された回路基板21と、回路基板21に対して積層されることにより導通が得られるホルダ22と、ヒンジ筺体18の回動軸として機能し防水壁19の外側に設けられた第1アンテナ23と、防水壁19の内側に設けられた第2アンテナ24と、ホルダ22に支持されて導通部材20に接触する第1接点部材25と、防水壁19の外側において第1アンテナ23および導通部材20に接触する第2接点部材26と、を備える。
図1および図2に示すように、ヒンジ筺体18は、第1筐体11の先端部に配置された第1筐体側ヒンジ筺体27と、第2筺体16の基端部に配置された第2筺体側ヒンジ筺体28とを有する。
なお、第1筐体側ヒンジ筺体27と第2筺体側ヒンジ筺体28とは、それぞれ、第1筐体11または第2筐体16の、一部として構成することも、別々の筐体として構成することも可能である。また、ヒンジ筐体18を第1筐体11側もしくは第2筐体16側にのみ設けることも可能である。
そして、ヒンジ筺体18は、第1筐体11の幅方向に沿って配置された第1回動軸29と、第1回動軸29に対して直交する第2回動軸30とを有する。通信端末10は、第1回動軸29回りに第1筐体11と第2筺体16とを相対的に回動させることにより開閉できる。第1筐体11は、ケース12のヒンジ筺体18寄りにカメラ31を有する。
図3に示すように、ヒンジ筺体18は、第1筐体11に対して第2筺体16が開状態であるときに、第2回動軸30回りに第2筺体16を回動させることにより第2筺体16をねじることができる。
図4に示すように、第1筐体側ヒンジ筺体27は、ケース12側のケース側ヒンジ部32と、カバー13側のカバー側ヒンジ部33とから二分割されている。防水壁19はカバー13の開放側に無端状に形成されており、防水壁19に凹状に形成されたシール溝34内にシール部材35が収容されている。導通部材20はカバー側ヒンジ部33側の防水壁19を貫通することにより防水壁19の内側および防水壁19の外側に露出している。回路基板21には不図示の複数の電子部品が実装されている。ホルダ22は防水壁19の内側の回路基板21上に落とし込まれる外形を有する。また、ホルダ22は、基板上のカメラの位置を規制する役目も果たし、そのため、ある程度の厚みがある形状となっている。第1アンテナ23はカバー側ヒンジ部33と防水壁19との間に取り付けられている。第2アンテナ24はケース12に取り付けられる。第1接点部材25はホルダ22に取り付けられている。第2接点部材26はカバー側ヒンジ部33に取り付けられている。
次に、導通部材20の詳細について説明する。
図5および図6に示すように、導通部材20は導通性を有する金属製であって軸形状に形成されている。導通部材20は、その外周面にOリング36が嵌め付けられて防水壁19に有する導通部材挿通孔(図9参照)37に挿通されている。そのため、導通部材20は、防水壁19の内側に露出する内側接点面38を有するとともに防水壁19の外側に露出する外側接点面39を有する。導通部材20は、内側接点面38が第1接点部材25に有する導通部材側接点40に接触され、外側接点面39が第2接点部材26に有する導通部材側接点41に接触される。導通部材20は、内側接点面38および外側接点面39がホルダ22の積層方向に対して平行である。
Oリング36は導通部材20の外周面から径方向に突出するために、導通部材挿通孔37に挿入されることにより弾性変形される。そのため、Oリング36は、弾性変形された際に自らに蓄積された弾性反発力により導通部材挿通孔37の内周面に密着されることにより、導通部材挿通孔37内に導通部材20を保持しつつ導通部材挿通孔37における防水壁19の外側と内側とを防水できる。すなわち、導通部材20は、防水壁19による防水機能に関わることなく、防水壁19の内側において第1接点部材25への導通経路を形成できるとともに防水壁19の外側において第2接点部材26への導通経路を形成できる。
次に、第1アンテナ23の詳細について説明する。
図7に示すように、第1アンテナ23は、導通性を有する金属製であって軸形状に形成されて第1回動軸29として機能する。第1アンテナ23は、その外周面に回止突起42を有し、カバー側ヒンジ部33に有する筒部43に挿通されている。第1アンテナ23は、回止突起42により筒部43に回り止められて取り付けられる。第1アンテナ23は、その基端部に有する第2接点部材側接点面44が第2接点部材26に有する第1アンテナ側接点45に接触する。
次に、第2アンテナ24の詳細について説明する。
図8に示すように、第2アンテナ24は、第1アンテナ23と同様の導通性を有する金属製であってL字形状に折り曲げられた本体46を有し、この本体46の端部に回路基板側接点47を有する。第2アンテナ24は第1筐体11のケース12の内面において、防水壁19に対応して無端状に形成されたシール部材受面48の内側、すなわち、カバー13の防水壁19の内側に対応する位置にバネやリブを用いて取り付けられている。なお、第2アンテナ24は、熱溶着等の接合手段により取り付けるとしてもよい。
図9および図10に示すように、第2アンテナ24は、ケース12がカバー13に被着されることにより、本体46の端部の回路基板側接点47が回路基板21の上面に有する第2アンテナ側接点49に接触する。そのため、第2アンテナ24はケース12がカバー13に被着されるだけで回路基板21への導通経路が形成できる。
次に、第1接点部材25の詳細について説明する。
図11および図12に示すように、第1接点部材25は、導通性を有する金属製であって基部50がホルダ22に取り付けられており、基部50の下部に平面状に形成されてホルダ22の下側に配置される回路基板側接点51と、基部50から導通部材20の内側接点面38に向けてV字形状に突出した導通部材側接点40とを有する。導通部材側接点40はホルダ22の外側面から外側に突出する。第1接点部材25は、ホルダ22が防水壁19の内側の回路基板21上に落とし込まれることにより、導通部材側接点40がホルダ22の積層方向に対して直交する方向に弾性変形しながら導通部材20の内側接点面38に接触し、回路基板側接点51が回路基板21の上面に有する第1接点部材側接点52に接触する。そのため、第1接点部材25は、ホルダ22が回路基板21に積層されるだけで回路基板21および導通部材20への導通経路が形成できる。
第1接点部材25はホルダ22に取り付けられているために、ホルダ22の回路基板21に対する積層によって回路基板側接点51と回路基板21の第1接点部材側接点52とを確実に接続できる。そして、ホルダ22と回路基板21との接続部分に比較的大きなスペースが形成されるために、回路基板21上に大きな電子部品が実装できる。
次に、第2接点部材26の詳細について説明する。
図13に示すように、第2接点部材26は、導通性を有する金属製であってL字形状に折り曲げられた基部53の端部に、第1アンテナ23の第2接点部材側接点面44に接触する第1アンテナ側接点45を有し、基部53の中央部に、基部53から導通部材20の外側接点面39に向けてV字形状に突出した導通部材側接点41を有する。第2接点部材26は、カバー側ヒンジ部33に形成された第2接点部材取付部(図7参照)54に取り付けられることにより、第1アンテナ側接点45が第1アンテナ23の第2接点部材側接点面44に接触するとともに導通部材側接点41が導通部材20の外側接点面39に接触して、導通部材20と第1アンテナ23との導通経路を形成できる。
次に、通信端末10における第1筐体11の組立手順について説明する。
図14に示すように、回路基板21が防水壁19の内側に収容され、導通部材20が防水壁19の導通部材挿通孔37に挿通され、第1アンテナ23が筒部43に取り付けられる。次に、第2接点部材26がカバー側ヒンジ部33の第2接点部材取付部54に取り付けられることにより、第2接点部材26の第1アンテナ側接点45が第1アンテナ23の第2接点部材側接点面44に電気的に接続され、第2接点部材26の導通部材側接点41がホルダ22の積層方向に対して直交する方向に弾性変形しながら導通部材20の外側接点面39に電気的に接続される。
続いて、回路基板21上にホルダ22が落とし込まれる。ホルダ22が回路基板21に積層されることにより、第1接点部材25の導通部材側接点40がホルダ22の積層方向に対して直交する方向に弾性変形しながら導通部材20の内側接点面38に電気的に接続され、第1接点部材25の回路基板側接点51が回路基板21の第1接点部材側接点52に電気的に接続される。このとき、第1接点部材25の導通部材側接点40がホルダ22の外側面から外側に突出しているために、第1接点部材25の導通部材側接点40と導通部材20の内側接点面38との接触状態を作業者の目線(図12参照)Iから目視で確認できる。これにより、第1接点部材25と導通部材20との電気的な接続を、第1接点部材25と導通部材20の位置関係を確認しながら確実に接続できる。そして、ケース12がカバー13に被着されることにより、第2アンテナ24の回路基板側接点47がホルダ22の側部において回路基板21の第2アンテナ側接点49に電気的に接続される。これにより、回路基板21の第1接点部材側接点52から第1接点部材25と導通部材20と第2接点部材26とを通じて第1アンテナ23への導通経路が形成され、同時に、回路基板21の第2アンテナ側接点49から第2アンテナ24への導通経路が形成される。
次に、第1アンテナ23と第2アンテナ24との特性について説明する。
図15に示すように、防水壁19の外側に配置された第1アンテナ23は、防水壁19に平行な直線の第1導通経路A1を有するとともに、第2接点部材26と防水壁19の厚さ方向に貫通された導通部材20とを経由する直線の第2導通経路A2を有する。これに対して、防水壁19の内側に配置される第2アンテナ24は、防水壁19に平行な直線の第1導通経路B1を有するとともに、回路基板21の第2アンテナ側接点49に向かう直線の第2導通経路B2を有する。そして、ホルダ22の積層方向に沿う平面視において、第1アンテナ23の第2導通経路A2と第2アンテナ24の第1導通経路B1とが交点Cにおいて直交して配置される。そのため、第1アンテナ23および第2アンテナ24によるマルチバンド対応アンテナの特性が劣化し難く、第1アンテナ23および第2アンテナ24の特性を長期的に保障できる。
以上、説明した本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、防水壁19の内側の回路基板21から防水壁19の外側において第2接点部材26の第1アンテナ側接点45に接触している第1アンテナ23への導通経路を形成するに際し、ホルダ22が回路基板21に対して積層されることにより、第1接点部材25の回路基板側接点51が回路基板21の第1接点部材側接点52に電気的に接続される。同時に、第1接点部材25の導通部材側接点40が防水壁19の内側に露出していてホルダ22の積層方向に対して平行な導通部材20の内側接点面38にホルダ22の積層方向に対して直交する方向に弾性変形しつつ電気的に接続される。
従って、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、防水壁19の内側の回路基板21から防水壁19の外側の第1アンテナ23に対する導通経路を短くしつつ導通を得ることができる。なお、導通部材側接点40は弾性部材で構成されているので、これを導通部材20に対して押し付けるために、弾性部材の土台となる部分が必要となる。ここで、ホルダは、カメラ等の位置規制に使うものであり、ある程度の厚みを有する部品であるため、導通部材側接点40を導通部材20に対して押し付ける土台として十分な機能を有する。
また、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、第1接点部材25の導通部材側接点40がホルダ22の外側面から外側に突出して取り付けられているために、ホルダ22が回路基板21に対して所定位置に積層される際に、第1接点部材25の導通部材側接点40と導通部材20の内側接点面38との接触状態を作業者が目視で確認できる。そのため、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、第1接点部材25と導通部材20との電気的な接続を、第1接点部材25と導通部材20の位置関係を確認しながら確実に接続できる。
また、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、ホルダ22が回路基板21に対して所定位置に積層される際に、ホルダ22の下側に配置された第1接点部材25の回路基板側接点51が回路基板21の第1接点部材側接点52に電気的に接続されるために、ホルダ22の回路基板21に対する積層によって第1接点部材25と回路基板21とが確実に接続できる。そして、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、回路基板21にはホルダ22と回路基板21との接続部分以外にアンテナの接続のために占有されるスペースが必要なくなるので、回路基板21上に大きな電子部品が実装できる。
加えて、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、図11等に示すとおり、第1アンテナ23の導通経路A2の少なくとも一部は、ホルダ22の回路基板21側の面に沿って設けられている。また、そのホルダ22を挟んで反対側に位置するケース12に第2アンテナ24が設けられている。これにより、第1アンテナの導通経路と第2アンテナとの間に少なくともホルダ22の厚みの分だけ距離を設けることができるので、これらが互いに干渉することを防止することができる。
なお、本発明に係る実施形態では、第2アンテナはケース12に設けられていたが、例えばホルダ22のケース12側など、他の場所であっても良い。ただし、前述した実施形態では、ケース12が、厚み方向において、最も導通経路Aから離れた場所になるため、実施形態の構造ではケース12に第2アンテナを設けるのが望ましい。
加えて、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、第1アンテナ23の第2導通経路A2が第2アンテナ24の第1導通経路B1に交点Cにおいて直交して配置される。そのため、本発明に係る実施形態の通信端末10によれば、第1アンテナ23および第2アンテナ24によるマルチバンド対応アンテナの特性が劣化し難く、第1アンテナ23および第2アンテナ24の特性を長期的に保障できる。
また、本発明に係る実施の形態の通信端末10によれば、接点部材26は、導通部材20と第1アンテナ23とのそれぞれに対して垂直な方向に弾性を有するバネ状の部材として構成されている。これによって、接点部材26の取り付けを各接続部分の弾性を利用して行うことができるので、組み立て時に詳細な位置決めが不要となり、工程を簡素化することができる。
また、本発明に係る実施の形態の通信端末10によれば、接点部材26は、第1アンテナ23であるヒンジの端面に接する。これにより、第1アンテナ23のアンテナ長を確保することができ、アンテナ特性を向上させることができる。また、接点部材26と第1アンテナ23との間の接続をヒンジの端面の平らな部分で行うことができるので、弾性を利用して接続を行う場合でも、ヒンジの側面などの屈曲した場所に接続する場合と比べて、安定して第1アンテナ23と接点部材26とを接続することができる。
なお、本発明の通信端末は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜変形や改良等が可能である。
前述した実施形態では、防水壁を有する通信端末を例として説明したが、これに限られるものではない。導通部材20が設けられている壁は、防水壁ではなく他の目的で設けられた壁であってもよい。
前述した実施形態では、2軸ヒンジの折畳み型の通信端末を例示したが、これに限らず、ストレート型の通信端末に適用することもできる。
本発明に係る通信端末は、ヒンジ筺体を構成する回動軸をアンテナとして用いる場合に防水壁の内側から防水壁の外側のアンテナに対する導通を得易いので、近年、特に重要視されているマルチバンド対応の通信端末の防水性能を向上させることができ、その産業上の利用可能性は非常に広く、かつ大きい。
10 通信端末
11 第1筐体(筺体)
19 防水壁(壁)
20 導通部材
21 回路基板
22 ホルダ
23 第1アンテナ(アンテナ)
24 第2アンテナ(アンテナ)
25 第1接点部材
26 第2接点部材
38 内側接点面
40 導通部材側接点
51 回路基板側接点

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内側に設けられた壁と、
    前記壁の内側に収容された回路基板と、
    前記回路基板に対して積層されることにより導通が得られるホルダと、
    前記筐体の内側かつ前記壁の外側に設けられたアンテナと、
    前記壁を貫通して前記壁の外側の前記アンテナと接続される導通部材と、
    前記ホルダに支持され、前記導通部材に接触する第1接点部材と、
    を備え、
    前記壁の内側に露出する前記導通部材の内側接点面が前記ホルダの積層方向に対して平行であるとともに、前記内側接点面に接触する前記第1接点部材の導通部材側接点が前記積層方向に対して直交する方向に弾性変形可能であり、
    前記第1接点部材は、導通性を有する金属製であって、その基部が前記ホルダに取り付けられており、かつ、前記基部の下部に平面状に形成されて、前記ホルダの下側に配置される回路基板側接点と、前記基部から前記導通部材の内側接点面に向けてV字形状に突出した導通部材側接点であって、前記ホルダの外側面から外側に突出している導通部材側接点と、を有し、
    かつ、前記第1接点部材は、前記ホルダが前記壁の内側の前記回路基板上に落とし込まれることにより、前記導通部材側接点が前記ホルダの積層方向に対して直交する方向に弾性変形しながら前記導通部材の前記内側接点面に接触すると共に、前記回路基板側接点が、前記回路基板の上面に設けられている第1接点部材側接点に接触し、これによって、前記第1接点部材は、前記ホルダが前記回路基板に積層されるだけで、前記回路基板および前記導通部材への導通経路を実現することが可能である通信端末。
  2. 請求項1記載の通信端末において、
    前記導通部材側接点が、前記ホルダの側面から外側に突出している通信端末。
  3. 請求項1に記載の通信端末において、
    前記第1接点部材が、前記回路基板に接触する回路基板側接点を有し、
    前記回路基板側接点が、前記ホルダの下側に配置されている通信端末。
  4. 請求項3記載の通信端末において、
    前記導通部材側接点と前記回路基板側接点との間の経路が、前記ホルダの前記回路基板側の面に沿って設けられており、
    前記回路基板側から見て前記ホルダを介した反対側に前記アンテナと異なる第2アンテナが配置される通信端末。
  5. 請求項4に記載の通信端末において、
    前記導通部材に接続されるアンテナが第1アンテナであるとともに、前記第2アンテナが前記壁の内側に設けられており、
    前記第1アンテナの導通経路と、前記第2アンテナの導通経路とが前記積層方向に沿う平面視において略直交する箇所が設けられている通信端末。
  6. 請求項1記載の通信端末であって、
    前記第1アンテナと、前記導通部材の前記壁の外側に露出した面との間を接続する第2接点部材であって、前記第1アンテナおよび前記導通部材のそれぞれに対して垂直な方向に弾性変形可能な前記第2接点部材を更に備える通信端末。
  7. 請求項6記載の通信端末であって、
    前記第1アンテナはヒンジであり、前記第2接点部材は、前記ヒンジの端面に接する通信端末。
JP2010154083A 2010-07-06 2010-07-06 通信端末 Expired - Fee Related JP5099935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010154083A JP5099935B2 (ja) 2010-07-06 2010-07-06 通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010154083A JP5099935B2 (ja) 2010-07-06 2010-07-06 通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012019283A JP2012019283A (ja) 2012-01-26
JP5099935B2 true JP5099935B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=45604217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010154083A Expired - Fee Related JP5099935B2 (ja) 2010-07-06 2010-07-06 通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5099935B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107181746A (zh) * 2017-05-18 2017-09-19 合肥海亚信息科技有限公司 一种基于硬件防水墙的内网信息保护装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112993519B (zh) * 2021-02-07 2023-09-19 惠州Tcl移动通信有限公司 一种智能终端天线及信号增强控制方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004056560A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Seiko Instruments Inc 携帯型送受信機
JP4633590B2 (ja) * 2005-09-21 2011-02-16 パナソニック株式会社 携帯無線機
JP4840321B2 (ja) * 2007-10-02 2011-12-21 パナソニック株式会社 折り畳み式携帯情報端末装置および、折り畳み式携帯電話機
JP5121649B2 (ja) * 2008-09-26 2013-01-16 株式会社東芝 無線装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107181746A (zh) * 2017-05-18 2017-09-19 合肥海亚信息科技有限公司 一种基于硬件防水墙的内网信息保护装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012019283A (ja) 2012-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9184531B2 (en) Receptacle connector
JP4613799B2 (ja) 基板接続用コネクタ組立体
JP5614549B2 (ja) 配線端子接続装置
JP2012059693A (ja) Usbコネクタ、usbハウジング、および無線モデム
TW200629671A (en) Electrical connector
JP2010526404A (ja) フレキシブル回路基板用コネクタ
WO2017006622A1 (ja) 防水コネクタ組立体
JP6278586B2 (ja) 同軸コネクタ
JP2005019305A (ja) コネクタ
JP5099935B2 (ja) 通信端末
JP2008235272A (ja) フレキシブルケーブルコネクタ
JP2013168339A (ja) 同軸低背コネクタ
JP5769589B2 (ja) フラット回路体のコネクタ接続構造
JP2003158355A (ja) フレキシブルプリント基板の接続構造および電子機器
JP2013258131A (ja) 電子部品用ソケット
JP2008140555A (ja) コネクタ装置
JP4972572B2 (ja) Fpc用コネクタ
KR200419714Y1 (ko) 동축케이블과 필름케이블간의 연성 접속구조
JP2021039830A (ja) コネクタ
JP6566877B2 (ja) Fpc用コネクタ
JP4380094B2 (ja) ヒンジコネクタ
TWM409573U (en) The connector
JP2019067685A (ja) 基板用コネクタ
JP2012174942A (ja) 電子装置
CN201000957Y (zh) 电连接器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees