JP2013168339A - 同軸低背コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はプラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ40とが嵌合した際の嵌合高さを0.7mm以下にでき、安定した接続を得られ、衝撃や振動に強く、安定した嵌合力が得られ、レセプタクルコネクタを基板への実装ができる低背同軸コネクタ10の提供。
【解決手段】プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタにおいて、コネクタ20、40同士の嵌合時に、プラグコンタクト24を基板60のランド62に直に接触させ、レセプタクルコネクタ40を従来と違い外部導体46と保持部材48のみ(言い換えれば、レセプタクルコンタクトの代わりに基板60のランド62を用いたもの)にし、外部導体46にプラグコネクタ20を嵌合させた後に保持部材48を回動させてプラグコネクタ20を保持・押圧することにより、嵌合時のプラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ40との嵌合高さを0.7mm以下にする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯端末やタブレット端末等の通信機器や電気機器や電子機器に使用される同軸低背コネクタに関するもので、特に、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが嵌合した際に嵌合高さを0.7mm以下にでき、安定した接続を得られ、衝撃や振動に強く、安定した嵌合力が得られ、レセプタクルコネクタを基板への実装ができる構造に関するものである。
一般的に、同軸低背コネクタは、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを備え、前記プラグコネクタに同軸ケーブルを結線し、前記レセプタクルコネクタを基板に実装し、この状態で前記プラグコネクタを前記レセプタクルコネクタに嵌合させたものである。前記プラグコネクタは少なくとも中心導体であるプラグコンタクトと絶縁体と外部導体であるシェルとを有し、前記レセプタクルコネクタは少なくとも中心導体であるレセプタクルコンタクトとインシュレータと外部導体とを有している。通常、前記レセプタクルコンタクトはピン形状(特許文献1の図1参照)をし、前記プラグコンタクトは前記レセプタクルコンタクトの形状に対応してソケット形状をしている。
下記に、本出願人が既に提案したケーブルと基板とを接続する電気コネクタの文献を挙げます。本出願人が提案した文献として、特許文献1(実開平06−77183号)と特許文献2(特願2011−251361)を挙げます。
実開平06−77183の要約によると、通信機器の狭スペース間に使用されるレセプタクルコネクタ3に関するもので、インシュレータ9は中心コンタクト6を固定し、外部導体2はインシュレータ9を固定している。外部導体2には一端側にL形プラグコネクタ1とのかん合穴7を有し、このかん合穴7のふちよりスリット4を設けるとともに、他方端側に基板への接触子10を有している。これらの中心コンタクト6、インシュレータ9、外部導体2からなるレセプタクルコネクタ3において、前記外部導体2の一端側にL形プラグコネクタ1のケーブルクランプ部12を逃げる1ヶ以上の切りかき部8をL形プラグコネクタかん合穴7に連通して設けている構造のレセプタクルコネクタが開示されている。 特願2011−251361の要約によると、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した際の嵌合高さを0.9mm以下にでき、安定した接続を得られる低背同軸コネクタを提供することを目的とし、プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ40とが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタ10において、弾性を持たせたプラグコンタクト24を基板60のランド62に直に接触させ、レセプタクルコネクタ40を従来と違い外部導体46のみ(言い換えれば、レセプタクルコンタクトの代わりに基板60のランド62を用いたもの)にし、外部導体46にプラグコネクタ20を逃げる切欠部463を設けることにより、嵌合時のプラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ40との嵌合高さを低背化した構造の低背同軸コネクタが開示されている。
近年、通信機器や電気機器や電子機器等の小型化も進み、コネクタの小型化も進む中、2つのコネクタを嵌合した際の低背化の要求も強くなってきている。実際には、嵌合時における嵌合高さを、特許文献2より更に低背化の0.7mm以下にしてほしいという要求が出てきている。
しかしながら、嵌合時における嵌合高さの低背化をするには、従来の構造(特許文献1)のように、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが、中心導体であるコンタクトと絶縁体(若しくはインシュレータ)と外部導体であるシェルとを備える構造ではプラグコネクタとレセプタクルコネクタの嵌合時における嵌合高さを0.9mm以下にすることができなかった。そこで、本出願人は特許文献2のような構造にすることで、0.9mm以下の嵌合高さを実現させたが、より低背化の0.7mm以下の要求がでてきている。
また、特許文献1のように、両コネクタの外部導体同士の安定した接続に際して、スリットを設けて、弾性を持たせる構造では、弾性長を確保しなければならず、嵌合高さの低背化をすることは難しかった。
さらに、コネクタの小型化が進むと、抜去力が小さくなり、衝撃や振動が加わると、嵌合が外れてしまう可能性が高くなる。
さらにまた、レセプタクルコネクタには基板への自動実装できる構造の要求も出てきている。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが嵌合した際に嵌合高さを0.7mm以下にでき、安定した接続を得られ、衝撃や振動に強く、安定した嵌合力が得られ、レセプタクルコネクタを基板への自動実装ができる同軸低背コネクタを提供するものである。
本目的は、請求項1記載のように、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタにおいて、
前記同軸ケーブルと結線する接続部とレセプタクルコネクタと接触する接触部とを有するプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列される絶縁体と該絶縁体を覆うシェルとを有するプラグコネクタと、
少なくとも基板に実装する外部導体を有するレセプタクルコネクタとを備え、
前記レセプタクルコネクタの外部導体にさらに保持部材を装着させ、
前記外部導体には、両コネクタの嵌合時に前記プラグコネクタを逃げる切欠部を設け、
前記外部導体及び前記保持部材には、前記保持部材が回動できる回動手段及び係合できる係合手段を設け、
前記プラグコンタクトの接触部として接点を形成するとともに前記接点を前記基板のランドに直接接触させ、
嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを低背化することを特徴とする同軸低背コネクタにより達成できる。
請求項2記載の同軸低背コネクタは、前記プラグコネクタのシェル及び前記レセプタクルコネクタの外部導体には、それぞれが係合・導通する係止手段を設けることを特徴とする請求項1記載の同軸低背コネクタにある。
また、請求項3記載の同軸低背コネクタは、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることを特徴とする請求項1または2記載の同軸低背コネクタにある。
さらに、請求項4記載の同軸低背コネクタは、前記プラグコネクタのシェルには、前記保持部材を逃げる逃げ部を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の同軸低背コネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明の同軸低背コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。本同軸低背コネクタでは、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることができ、安定した接続を得られるとともに衝撃や振動に強く、安定した嵌合力が得られ、レセプタクルコネクタを基板への自動実装ができる。
(1)請求項1記載のように、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタにおいて、前記同軸ケーブルと結線する接続部とレセプタクルコネクタと接触する接触部とを有するプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列される絶縁体と該絶縁体を覆うシェルとを有するプラグコネクタと、少なくとも基板に実装する外部導体を有するレセプタクルコネクタとを備え、前記レセプタクルコネクタの外部導体にさらに保持部材を装着させ、前記外部導体には、両コネクタの嵌合時に前記プラグコネクタを逃げる切欠部を設け、前記外部導体及び前記保持部材には、前記保持部材が回動できる回動手段及び係合できる係合手段を設け、前記プラグコンタクトの接触部として接点を形成するとともに前記接点を前記基板のランドに直接接触させ、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを低背化することを特徴とする同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることができ、安定した接続を得られる。
(2)請求項2記載のように、前記プラグコネクタのシェル及び前記レセプタクルコネクタの外部導体には、それぞれが係合・導通する係止手段を設けることを特徴とする請求項1記載の同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることができ、安定した接続を得られる。
(3)請求項3記載のように、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることを特徴とする請求項1または2記載の同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることができ、安定した接続を得られ、さらに、簡単な構造で前記外部導体と前記シェルとを接続できる。
(4)請求項4記載のように、前記プラグコネクタのシェルには、前記保持部材を逃げる逃げ部を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることができ、安定した接続を得られ、嵌合も容易にできる。
(A) プラグコネクタを嵌合方向より見た斜視図である。(B) 基板に実装された状態のレセプタクルコネクタを嵌合方向より見た斜視図である。 (A) プラグコネクタと基板に付いた状態のレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の斜視図である。(B) プラグコネクタと外部導体とが嵌合し、保持部材が開いた状態の斜視図である。(C) (A)の状態のコネクタを、中心部分で断面した断面図である。 (A) カシメ後のプラグコンタクトを接触部方向より見た斜視図である。(B) カシメ前のプラグコンタクトを接続部方向より見た斜視図である。 (A) 絶縁体を嵌合方向より見た斜視図である。(B) 絶縁体を中心部分で断面した断面図である。 (A) カシメ後のシェルを嵌合方向より見た斜視図である。(B) カシメ後のシェルを嵌合方向の反対側より見た斜視図である。(C) カシメ後のシェルを中心部分で断面した断面図である。 (A) カシメ前の状態で、かつ、折り返される前のシェルを接続部方向より見た斜視図である。(B) カシメ前のシェルを接続部方向の反対側より見た斜視図である。 (A) 外部導体を嵌合方向より見た斜視図である。(B) 外部導体を中心部分で断面した断面図である。 (A) 保持部材を嵌合方向より見た斜視図である。(B) 保持部材を実装方向より見た斜視図である。 (A) 基板を実装方向より見た斜視図である。(B) 同軸ケーブルの斜視図である。(C) 同軸ケーブルを中心部分で断面した断面図である。
本発明の特徴は、同軸ケーブル80が結線されたプラグコネクタ20と基板に実装されたレセプタクルコネクタ40とが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタ10において、前記同軸ケーブル80と結線する接続部242とレセプタクルコネクタ40と接触する接触部241とを有するプラグコンタクト24と該プラグコンタクト24が保持・配列される絶縁体22と該絶縁体22を覆うシェル26とを有するプラグコネクタ20と、少なくとも基板に実装する外部導体を有するレセプタクルコネクタとを備え、前記レセプタクルコネクタ40の外部導体46にさらに保持部材48を装着させ、前記外部導体46には、両コネクタの嵌合時に前記プラグコネクタ20を逃げる切欠部463を設け、前記外部導体46及び前記保持部材48には、前記保持部材48が回動できる回動手段465、483及び係合できる係合手段466、484を設け、前記プラグコンタクト24の接触部241として接点243を形成するとともに前記接点243を前記基板60のランド62に直接接触させ、嵌合時の前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40との嵌合高さを低背化することを特徴とする同軸低背コネクタ10である。
つまり、コネクタ20、40同士の嵌合時に、前記プラグコンタクト24を前記基板60のランド62に直に接触させ、前記レセプタクルコネクタ40を従来と違い前記外部導体46と前記保持部材48のみ(言い換えれば、レセプタクルコンタクトの代わりに前記基板60のランド62を用いたもの)にし、前記外部導体46に前記プラグコネクタ20を嵌合させた後に前記保持部材48を回動させて前記プラグコネクタ20を保持・押圧することにより、嵌合時の前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40との嵌合高さを0.7mm以下にしたものである。
図1(A)はプラグコネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は基板に実装された状態のレセプタクルコネクタを嵌合方向より見た斜視図である。図2(A)はプラグコネクタと基板に付いた状態のレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の斜視図であり、(B)はプラグコネクタと外部導体とが嵌合し、保持部材が開いた状態の斜視図であり、(C)は(A)の状態のコネクタを、中心部分で断面した断面図である。図3(A)はカシメ後のプラグコンタクトを接触部方向より見た斜視図であり、(B)はカシメ前のプラグコンタクトを接続部方向より見た斜視図である。図4(A)は絶縁体を嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は絶縁体を中心部分で断面した断面図である。図5(A)はカシメ後のシェルを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はカシメ後のシェルを嵌合方向の反対側より見た斜視図であり、(C)はカシメ後のシェルを中心部分で断面した断面図である。図6(A)はカシメ前の状態で、かつ、折り返される前のシェルを接続部方向より見た斜視図であり、(B)はカシメ前のシェルを接続部方向の反対側より見た斜視図である。図7(A)は外部導体を嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は外部導体を中心部分で断面した断面図である。図8(A)は保持部材を嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は保持部材を実装方向より見た斜視図である。図9(A)は基板を実装方向より見た斜視図であり、(B)は同軸ケーブルの斜視図であり、(C)は同軸ケーブルを中心部分で断面した断面図である。
本実施例の同軸低背コネクタ10は前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40とを備え、前記プラグコネクタ20はプラグコンタクト24と絶縁体22とシェル26とを有し、前記レセプタクルコネクタ40は少なくとも外部導体46と保持部材48とを有している。
本発明の同軸低背コネクタ10について説明する前に、前記プラグコネクタ20と結線される同軸ケーブル80について説明する。前記同軸ケーブル80は、中心に1つの内導体82と該内導体82を覆う絶縁体である絶縁物84と該絶縁物84を覆う外導体である編組86と該編組86を覆う絶縁体である外皮88とから構成されている。
また、本発明の同軸低背コネクタ10について説明する前に、前記レセプタクルコネクタ40が実装される基板60について説明する。前記基板60には、ハード基板やFPC(フレキシブルプリント基板)が含まれる。ここでは、ハード基板60を例として説明する。前記基板60には、前記プラグコンタクト24が接触するランド62と前記外部導体46が接続する接続部66と前記ランド62及び前記接続部66から回路へ繋がるパターンとを備えている。
図に基づいて、本発明の同軸低背コネクタ10について説明する。まず、前記プラグコネクタ20の構成部品について説明する。前記プラグコンタクト24について説明する。このプラグコンタクト24は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記プラグコンタクト24の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記プラグコンタクト24は、少なくともレセプタクルコネクタと接触する接触部241とケーブル80に接続する接続部242とを有している。前記プラグコンタクト24は、本実施例では一体成型により前記絶縁体22に保持されている。前記プラグコンタクト24の前記絶縁体22への保持方法としては、保持できれば如何なる方法でもよく、圧入や溶着や引っ掛け等であってもよい。保持方法は、保持力や弾性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記プラグコンタクト24の接触部241は、前記基板60のランド62に接触する部分であり、前記ランド62に接触し易いように半球状の接点243が形成されている。
前記接続部242は前記同軸ケーブル80の内導体82と接続する部分であり、本実施例では略U字形状をした部分に前記内導体82を挿入し、カシメることによって接続させている。本実施例では圧着により前記同軸ケーブル80の結線を行ったが、前記接続部242に前記同軸ケーブル80を結線できればいかなる方法でもよく、半田付けや圧接等を挙げることができる。前記接続部242の形状・大きさは、結線方法や保持強度や接続安定性や加工性等によって適宜設計する。
次に、図4に基づいて、絶縁体22について説明する。この絶縁体22は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記絶縁体22には、前記プラグコンタクト24が一体成形により取り付けられている。
前記絶縁体22は、略直方体をしており、前記プラグコンタクト24の接点243に対応する位置には前記接点243が変位可能にするための逃げ部222が設けられている。本実施例では、前記逃げ部222は略直方体の貫通孔としている。前記逃げ部222の形状・大きさは前記プラグコンタクト24の接点243の形状・大きさに沿い、変位できればよく、変位量や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
次に、図5及び図6に基づいて、シェル26について説明する。このシェル26は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記シェル26の材質としては、バネ性や成型性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記シェル26は、外部導体として、前記同軸ケーブル80や前記レセプタクルコネクタ40の外部導体46と電気的、機械的に接続するためのものである。前記シェル26は、主に、本体261と接続部262と蓋264と抑え部266と係止手段263を有している。前記シェル26は、プレス加工により所定の形状に素材より抜き加工を行い(図示せず)、その後さらにプレス加工の曲げ加工により図6(A)のような形状にし、前記同軸ケーブル80が接続された状態の前記プラグコンタクト24を一体成形した前記絶縁体22を図6(A)のシェル26のセットし、さらに曲げ加工(折り曲げ加工)を行い、前記同軸ケーブル80を前記シェル26の接続部262にカシメて図5(A)の形状にする。
前記シェル26には、前記同軸ケーブル80の接続側の反対側先端に、前記レセプタクルコネクタ40の外部導体46と係合する係止手段263が設けられている。前記係止手段263は、前記外部導体46の係止手段467である連結部462と係合する部分である。前記係止手段263は連結部462と回動可能に係合している。前記係止手段263の形状・大きさは、前記外部導体46の係止手段467と回動可能に係合できればよく、保持力や導通性や接続安定性や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。本実施例では略J字形状にし、前記連結部462に回動可能に引っ掛けている。前記シェル26の係止手段263と前記外部導体46の係止手段467との接触で、外部導体同士の導通を図っている。
前記本体261、前記蓋264及び抑え部266の内側には、前記絶縁体22が入り、保持する部分である。前記本体261、抑え部266と前記蓋264によって、前記絶縁体22が入る形状を形成している。前記本体261、前記抑え部266及び前記蓋264は、前記絶縁体22が入ればよく、前記絶縁体22の形状に沿い、保持力やコネクタの小型化や嵌合時の低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記シェル26には、前記保持部材48が回動した後に前記保持部材48の連結部482に対応する位置に、前記連結部482を逃げるための逃げ部265が設けられている。前記逃げ部265は前記連結部482を逃げることができればよく、嵌合時の低背化や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では、前記抑え部266より一段(前記連結部482の厚さ分)低くしている。
前記接続部262は、前記同軸ケーブル80の編組86(外導体)と接続する部分である。本実施例では、前記接続部262は略円筒形をしており、前記編組86部分を圧着することで、接続させている。前記接続部262の形状・大きさは、前記編組86と接続できればよく、接続安定性や接続強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、レセプタクルコネクタ40について説明する。通常、レセプタクルコネクタとしては、コンタクトと該コンタクトを保持する絶縁物と該絶縁物を覆う外部導体を有している。しかし、本発明では嵌合時の低背化を図るためにコンタクトと絶縁物を用いずに、コンタクトの代わりに基板60のランド62を用いて、前記プラグコンタクト24の接触部241を前記基板60のランド62に直に接触させ、さらに、抑えとして保持部材48を装着している。つまり、前記レセプタクルコネクタ40は外部導体46及び保持部材48と基板60の構成にした。
次に、外部導体46について説明する。この外部導体46は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記外部導体46の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記外部導体46は、大別すると本体部461と連結部462とを有している。
前記外部導体46には、前記プラグコネクタ20が入る第1嵌合口16が設けられている。前記第1嵌合口16は、前記プラグコネクタ20が入り、安定した接続が得られればよく、その形状・大きさは前記プラグコネクタ20の形状・大きさに沿い、接続安定性やコネクタの小型化(低背化)や強度等を考慮して適宜設計する。
前記本体部461と前記連結部482とで前記第1嵌合口16を形成し、前記本体部461には、前記プラグコネクタ20と嵌合する際に、前記同軸ケーブル80の突出方向の前記プラグコネクタ20を逃げるための切欠部463(前記第1嵌合口16と同様)が設けられている。前記切欠部463は、両コネクタ20、40が嵌合した際の嵌合高さを低背化するために、前記プラグコネクタ20を逃げる部分である。前記切欠部463の形状・大きさは、前記プラグコネクタ20を逃げられればよく、コネクタの小型化や嵌合時の低背化や嵌合強度や加工性や接続安定性等を考慮して適宜設計する。
本実施例では、前記連結部462が前記プラグコネクタ20の係止手段263と係合する係止手段467である。前記連結部462は、2つの前記本体部461を連結でき、かつ、前記プラグコネクタ20の係止部263が回動できるように係合できればよく、回動性や強度や保持力や加工性当を考慮して適宜設計する。
前記連結部462は、前記シェル26の係止手段263と係合する係止手段467でもある。前記連結部462の形状・大きさは、前記シェル26の係止手段263と係合した際に前記シェル26の係止手段263と回動可能に係合できればよく、保持力や導通性や接続安定性や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。また、前記連結部462は、前記シェル26の係止手段263と接触することで、外部導体同士の導通も図っている。
前記本体部461の一方端側(連結部462側)には、前記保持部材48が回動できるような回動手段465が設けられ、他方端側には前記保持部材48と係合する係合手段466が設けられている。前記回動手段465は、前記保持部材48が前記外部導体46に係合・保持され、前記プラグコネクタ20が嵌合した後に回動できればよく、回動性や保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では孔にしているが、溝や凹形状であってもよい。
前記係合手段466は、前記プラグコネクタ20が嵌合した後に、前記外部導体46と前記保持部材48が係合し、前記プラグコネクタ20を押圧・保持できればよく、押圧・保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では孔にしているが、溝や凹形状であってもよい。
前記本体部461には、外側方向に突出した接続部464が設けられ、前記基板60の接続部66(ランド62と同様)に半田付け等により接続する部分である。前記接続部464は前記基板60の接続部66に接続できればよく、その形状・大きさは前記接続部66に沿い、接続強度や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では略板状片にしている。
最後に、保持部材48について説明する。この保持部材48は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記保持部材48の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記保持部材48は、大別すると本体481と連結部482とを有している。
前記外部導体48には、略H形状をしており、前記連結部482で2つの本体481を繋いでいる。前記連結部482は平坦な略板状片をしており、前記レセプタクルコネクタ40を基板60へ実装する際に吸引できるようにしている。前記連結部482の形状・大きさは、自動機で吸引出来ればよく、吸引性や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記本体部481も略板状片をしており、一方端側には前記外部導体46と回動できるような回動手段483が設けられ、他方端側には前記外部導体46と係合する係合手段484が設けられている。前記回動手段483は、前記保持部材48が前記外部導体46に係合・保持され、前記プラグコネクタ20が嵌合した後に回動できればよく、回動性や保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では引っ掛け形状(突条片)にしているが、引っ掛け形状であれば凸形状や突起であってもよい。前記外部導体46と前記保持部材48の回動手段465、483は、本実施例に挙げたものを逆にしたものであってもよい。
前記係合手段484は、前記プラグコネクタ20が嵌合した後に、前記外部導体46と前記保持部材48が係合し、前記プラグコネクタ20を押圧・保持できればよく、押圧・保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では半球状の凸形状にしているが、引っ掛け形状の突条片や凸形状や突起であってもよい。前記外部導体46と前記保持部材48の係合手段466、484は、本実施例に挙げたものを逆にしたものであってもよい。
前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40の嵌合の仕方について説明する。前記レセプタクルコネクタ40の保持部材48が開いた状態で、前記プラグコネクタ20を斜めに挿入し、前記プラグコネクタ20の係止手段263を前記外部導体46の連結部462(係止手段467)に係合させた後に前記連結部462を軸に前記プラグコネクタ20を回動させ、前記プラグコネクタ20を基板60と略並行にする。その後、前記保持部材48を回動させ、前記保持部材48の係合手段484を前記外部導体46の係合手段466に係合させることで、前記保持部材48により前記プラグコネクタ20を基板60側に押圧・保持する。
本発明は、携帯端末やタブレット端末等の通信機器や電気機器や電子機器に使用される同軸低背コネクタに活用され、特に、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが嵌合した際に嵌合高さを0.7mm以下にでき、安定した接続を得られ、衝撃や振動に強く、安定した嵌合力が得られ、レセプタクルコネクタを基板への実装ができる構造に関するものである。
10 同軸低背コネクタ
16 第1嵌合口
20 プラグコネクタ
22 絶縁体
222 逃げ部
24 プラグコンタクト
241 接触部
242 接続部
243 接点
26 シェル
261 本体
262 接続部
263 係止手段
264 蓋
265 逃げ部
266 抑え部
40 レセプタクルコネクタ
46 外部導体
461 本体部
462 連結部
463 切欠部
464 接続部
465 回動手段
466 係合手段
467 係止手段
48 保持部材
481 本体
482 連結部
483 回動手段
484 係合手段
60 基板
62 ランド
64 窪み
66 接続部
80 同軸ケーブル
82 内導体
84 絶縁物
86 編組
88 外皮

Claims (4)

  1. 同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタにおいて、
    前記同軸ケーブルと結線する接続部とレセプタクルコネクタと接触する接触部とを有するプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列される絶縁体と該絶縁体を覆うシェルとを有するプラグコネクタと、
    少なくとも基板に実装する外部導体を有するレセプタクルコネクタとを備え、
    前記レセプタクルコネクタの外部導体にさらに保持部材を装着させ、
    前記外部導体には、両コネクタの嵌合時に前記プラグコネクタを逃げる切欠部を設け、
    前記外部導体及び前記保持部材には、前記保持部材が回動できる回動手段及び係合できる係合手段を設け、
    前記プラグコンタクトの接触部として接点を形成するとともに前記接点を前記基板のランドに直接接触させ、
    嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを低背化することを特徴とする同軸低背コネクタ。
  2. 前記プラグコネクタのシェル及び前記レセプタクルコネクタの外部導体には、それぞれが係合・導通する係止手段を設けることを特徴とする請求項1記載の同軸低背コネクタ。
  3. 嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.7mm以下にすることを特徴とする請求項1または2記載の同軸低背コネクタ。
  4. 前記プラグコネクタのシェルには、前記保持部材を逃げる逃げ部を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の同軸低背コネクタ。
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