JP2013109831A - 同軸低背コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した際の嵌合高さを0.9mm以下にでき、安定した接続を得られる低背同軸コネクタを提供する。
【解決手段】プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ40とが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタ10において、弾性を持たせたプラグコンタクト24を基板60のランド62に直に接触させ、レセプタクルコネクタ40を従来と違い外部導体46のみ(言い換えれば、レセプタクルコンタクトの代わりに基板60のランド62を用いたもの)にし、外部導体46にプラグコネクタ20を逃げる切欠部463を設けることにより、嵌合時のプラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ40との嵌合高さを低背化したものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯端末やタブレット端末等の通信機器や電気機器や電子機器に使用される同軸低背コネクタに関するもので、特に、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが嵌合した際に嵌合高さを0.9mm以下にでき、安定した接続を得られる構造に関するものである。
一般的に、同軸低背コネクタは、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを備え、前記プラグコネクタに同軸ケーブルを結線し、前記レセプタクルコネクタを基板に実装し、この状態で前記プラグコネクタを前記レセプタクルコネクタに嵌合させたものである。前記プラグコネクタは少なくとも中心導体であるプラグコンタクトと絶縁体と外部導体であるシェルとを有し、前記レセプタクルコネクタは少なくとも中心導体であるレセプタクルコンタクトとインシュレータと外部導体とを有している。通常、前記レセプタクルコンタクトはピン形状(特許文献1の図1参照)をし、前記プラグコンタクトは前記レセプタクルコンタクトの形状に対応してソケット形状をしている。
下記に、本出願人が既に提案したケーブルと基板とを接続する電気コネクタの文献を挙げます。本出願人が提案した文献として、特許文献1(実開平06−77183号)を挙げます。
実開平06−77183の要約によると、通信機器の狭スペース間に使用されるレセプタクルコネクタ3に関するもので、インシュレータ9は中心コンタクト6を固定し、外部導体2はインシュレータ9を固定している。外部導体2には一端側にL形プラグコネクタ1とのかん合穴7を有し、このかん合穴7のふちよりスリット4を設けるとともに、他方端側に基板への接触子10を有している。これらの中心コンタクト6、インシュレータ9、外部導体2からなるレセプタクルコネクタ3において、前記外部導体2の一端側にL形プラグコネクタ1のケーブルクランプ部12を逃げる1ヶ以上の切りかき部8をL形プラグコネクタかん合穴7に連通して設けている構造のレセプタクルコネクタが開示されている。
近年、通信機器や電気機器や電子機器等の小型化も進み、コネクタの小型化も進む中、2つのコネクタを嵌合した際の低背化の要求も強くなってきている。実際には、嵌合時における嵌合高さを0.9mm以下にしてほしいという要求が出てきている。
しかしながら、嵌合時における嵌合高さの低背化をするには、従来の構造(特許文献1)のように、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが、中心導体であるコンタクトと絶縁体(若しくはインシュレータ)と外部導体であるシェルとを備える構造ではプラグコネクタとレセプタクルコネクタの嵌合時における嵌合高さを0.9mm以下にすることができなかった。
さらに、特許文献1のように、両コネクタの外部導体同士の安定した接続に際して、スリットを設けて、弾性を持たせる構造では、弾性長を確保しなければならず、嵌合高さの低背化をすることは難しかった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが嵌合した際に嵌合高さを0.9mm以下にでき、安定した接続を得られる同軸低背コネクタを提供するものである。
本目的は、請求項1記載のように、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタにおいて、
前記同軸ケーブルと結線する接続部とレセプタクルコネクタと接触する接触部とを有するプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列される絶縁体と該絶縁体を覆うシェルとを有するプラグコネクタと、
少なくとも基板に実装する外部導体を有するレセプタクルコネクタとを備え、
前記外部導体に両コネクタの嵌合時に前記プラグコネクタを逃げる切欠部を設け、
前記プラグコンタクトに弾性を持たせるとともに前記プラグコンタクトを前記基板のランドに直接接触させ、
嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを低背化にすることを特徴とする同軸低背コネクタにより達成できる。
請求項2記載の同軸低背コネクタは、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることを特徴とする請求項1記載の同軸低背コネクタにある。
また、請求項3記載の同軸低背コネクタは前記レセプタクルコネクタの外部導体の外周に凹部を設け、前記プラグコネクタのシェルに前記凹部に入る複数の凸部を設け、前記凹部に前記凸部を係合させることにより前記外部導体と前記シェルとを接触導通させることを特徴とする請求項1または2記載の同軸低背コネクタにある。
さらに、請求項4記載の同軸低背コネクタは、前記レセプタクルコネクタの外部導体若しくは前記プラグコネクタのシェルに嵌合する際のガイド手段を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の同軸低背コネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明の同軸低背コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。本同軸低背コネクタでは、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることができ、安定した接続を得られる。
(1)請求項1記載のように、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタにおいて、前記同軸ケーブルと結線する接続部とレセプタクルコネクタと接触する接触部とを有するプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列される絶縁体と該絶縁体を覆うシェルとを有するプラグコネクタと、少なくとも基板に実装する外部導体を有するレセプタクルコネクタとを備え、前記外部導体に両コネクタの嵌合時に前記プラグコネクタを逃げる切欠部を設け、前記プラグコンタクトに弾性を持たせるとともに前記プラグコンタクトを前記基板のランドに直接接触させ、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを低背化することを特徴とする同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることができ、安定した接続を得られる。
(2)請求項2記載のように、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることを特徴とする請求項1記載の同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることができ、安定した接続を得られる。
(3)請求項3記載のように、前記レセプタクルコネクタの外部導体の外周に凹部を設け、前記プラグコネクタのシェルに前記凹部に入る複数の凸部を設け、前記凹部に前記凸部を係合させることにより前記外部導体と前記シェルとを接触導通させることを特徴とする請求項1または2記載の同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることができ、安定した接続を得られ、さらに、簡単な構造で前記外部導体と前記シェルとを接続できる。
(4)請求項4記載のように、前記レセプタクルコネクタの外部導体若しくは前記プラグコネクタのシェルに嵌合する際のガイド手段を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の同軸低背コネクタにしているので、嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることができ、安定した接続を得られ、嵌合も容易にできる。
(A) プラグコネクタを嵌合方向より見た斜視図である。(B) 基板に実装された状態のレセプタクルコネクタを嵌合方向より見た斜視図である。 (A) プラグコネクタと基板に付いた状態のレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の斜視図である。(B) プラグコネクタと外部導体とが嵌合した状態の斜視図である。(C) (A)の状態のコネクタを、中心部分で断面した断面図である。 (A) カシメ後のプラグコンタクトを接触部方向より見た斜視図である。(B) カシメ前のプラグコンタクトを接続部方向より見た斜視図である。 (A) 絶縁体を嵌合方向より見た斜視図である。(B) 絶縁体を中心部分で断面した断面図である。 (A) カシメ後のシェルを嵌合方向より見た斜視図である。(B) カシメ後のシェルを嵌合方向の反対側より見た斜視図である。(C) カシメ後のシェルを中心部分で断面した断面図である。 (A) カシメ前の状態で、かつ、折り返される前のシェルを接続部方向より見た斜視図である。(B) カシメ前のシェルを接続部方向の反対側より見た斜視図である。 (A) 外部導体を嵌合方向より見た斜視図である。(B) 外部導体を中心部分で断面した断面図である。 (A) 基板を実装方向より見た斜視図である。(B) 同軸ケーブルの斜視図である。(C) 同軸ケーブルを中心部分で断面した断面図である。 (A) ガイド片を切欠部の反対側に設けた外部導体とプラグコネクタとが嵌合した状態の斜視図である。(B) ガイド片を切欠部側に設けた外部導体とプラグコネクタとが嵌合した状態の斜視図である。(C) ガイド片を切欠部側と切欠部の反対側に設けた外部導体とプラグコネクタとが嵌合した状態の斜視図である。
本発明の特徴は、同軸ケーブル80が結線されたプラグコネクタ20と基板60に実装されたレセプタクルコネクタ40とが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタ10において、前記同軸ケーブル80と結線する接続部242とレセプタクルコネクタ40と接触する接触部241とを有するプラグコンタクト24と該プラグコンタクト24が保持・配列される絶縁体22と該絶縁体22を覆うシェル26とを有するプラグコネクタ20と、少なくとも基板60に実装する外部導体46を有するレセプタクルコネクタ40とを備え、前記外部導体46に両コネクタ20、40の嵌合時に前記プラグコネクタ20を逃げる切欠部463を設け、前記プラグコンタクト24に弾性を持たせるとともに前記プラグコンタクト24を前記基板60のランド62に直接接触させ、嵌合時の前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40との嵌合高さを0.9mm以下にすることを特徴とする同軸低背コネクタ10である。
つまり、コネクタ20、40同士の嵌合時に、弾性を持たせた前記プラグコンタクト24を前記基板60のランド62に直に接触させ、前記レセプタクルコネクタ40を従来と違い前記外部導体46のみ(言い換えれば、レセプタクルコンタクトの代わりに前記基板60のランド62を用いたもの)にし、前記外部導体46に前記プラグコネクタ20を逃げる切欠部463を設けることにより、嵌合時の前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40との嵌合高さを0.9mm以下にしたものである。
図1(A)はプラグコネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は基板に実装された状態のレセプタクルコネクタを嵌合方向より見た斜視図である。図2(A)はプラグコネクタと基板に付いた状態のレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の斜視図であり、(B)はプラグコネクタと外部導体とが嵌合した状態の斜視図であり、(C)は(A)の状態のコネクタを、中心部分で断面した断面図である。図3(A)はカシメ後のプラグコンタクトを接触部方向より見た斜視図であり、(B)はカシメ前のプラグコンタクトを接続部方向より見た斜視図である。図4(A)は絶縁体を嵌合方向より見た斜視図であり、
(B)は絶縁体を中心部分で断面した断面図である。図5(A)はカシメ後のシェルを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はカシメ後のシェルを嵌合方向の反対側より見た斜視図であり、(C)はカシメ後のシェルを中心部分で断面した断面図である。図6(A)はカシメ前の状態で、かつ、折り返される前のシェルを接続部方向より見た斜視図であり、
(B)はカシメ前のシェルを接続部方向の反対側より見た斜視図である。図7(A)は外部導体を嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は外部導体を中心部分で断面した断面図である。図8(A)は基板を実装方向より見た斜視図であり、(B)は同軸ケーブルの斜視図であり、(C)は同軸ケーブルを中心部分で断面した断面図である。図9(A)はガイド片を切欠部の反対側に設けた外部導体とプラグコネクタとが嵌合した状態の斜視図であり、(B)はガイド片を切欠部側に設けた外部導体とプラグコネクタとが嵌合した状態の斜視図であり、(C)はガイド片を切欠部側と切欠部の反対側に設けた外部導体とプラグコネクタとが嵌合した状態の斜視図である。
本実施例の同軸低背コネクタ10は前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40とを備え、前記プラグコネクタ20はプラグコンタクト24と絶縁体22とシェル26とを有し、前記レセプタクルコネクタ40は少なくとも外部導体46とを有している。
本発明の同軸低背コネクタ10について説明する前に、前記プラグコネクタ20と結線される同軸ケーブル80について説明する。前記同軸ケーブル80は、中心に1つの内導体82と該内導体82を覆う絶縁体である絶縁物84と該絶縁物84を覆う外導体である編組86と該編組86を覆う絶縁体である外皮88とから構成されている。
また、本発明の同軸低背コネクタ10について説明する前に、前記レセプタクルコネクタ40が実装される基板60について説明する。前記基板60には、ハード基板やFPC(フレキシブルプリント基板)が含まれる。ここでは、ハード基板60を例として説明する。前記基板60には、前記プラグコンタクト24が接触するランド62と前記外部導体46が接続する接続部66と前記ランド62及び前記接続部66から回路へ繋がるパターンとを備えている。
図に基づいて、本発明の同軸低背コネクタ10について説明する。まず、前記プラグコネクタ20の構成部品について説明する。前記プラグコンタクト24について説明する。このプラグコンタクト24は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記プラグコンタクト24の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記プラグコンタクト24は、少なくともレセプタクルコネクタと接触する接触部241とケーブル80に接続する接続部242とを有している。前記プラグコンタクト24は、本実施例では一体成型により前記絶縁体22に保持されている。前記プラグコンタクト24の前記絶縁体22への保持方法としては、保持できれば如何なる方法でもよく、圧入や溶着や引っ掛け等であってもよい。保持方法は、保持力や弾性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記プラグコンタクト24の接触部241は、前記基板60のランド62に接触する部分であり、接触圧を考慮し、弾性を持たせるように略板状片にし、弾性長を確保するようにしている。接触する部分は接触し易いように、湾曲形状にし、その中央はさらに突出させている。
前記接続部242は前記同軸ケーブル80の内導体82と接続する部分であり、本実施例では略U字形状をした部分に前記内導体82を挿入し、カシメることによって接続させている。本実施例では圧着により前記同軸ケーブル80の結線を行ったが、前記接続部242に前記同軸ケーブル80を結線できればいかなる方法でもよく、半田付けや圧接等を挙げることができる。前記接続部242の形状・大きさは、結線方法や保持強度や接続安定性や加工性等によって適宜設計する。
次に、図4に基づいて、絶縁体22について説明する。この絶縁体22は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記絶縁体22には、前記プラグコンタクト24が一体成形により取り付けられている。
前記絶縁体22は、大きく本体221とガイド部223とを有している。前記本体221は、レセプタクルコネクタ40との嵌合のために略円柱形状をしている。前記本体221の中央には、前記プラグコンタクト24が変位可能な逃げ部222が設けられている。本実施例では、前記逃げ部222は略楕円形状の貫通孔としている。また、前記本体221の嵌合側には、前記レセプタクルコネクタ40(前記外部導体46)に挿入し易いように、低背化に影響がない程度に突出させ、C面取りやR形状等の誘い部を設けることが望ましい。誘い部の形状・大きさは低背化や誘い性や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記本体221の幅方向両側から前記同軸ケーブル80の接続方向に突出したガイド部223が設けられている。前記ガイド部223は、前記プラグコンタクト24の接続部242と前記シェル26の本体261とが間違っても触れないようにするためと、前記シェル26の本体261へ挿入する際に挿入し易いようにするためのものである。
前記ガイド部223には、外側方向へ突出した凸224が設けられている。前記凸224は前記シェル26との位置決めを行うもので、前記凸224が前記シェル26の凹269に入ることで位置決めを行っている。前記凸224の形状・大きさ及び位置は、この役割や小型化や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、図5及び図6に基づいて、シェル26について説明する。このシェル26は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記シェル26の材質としては、バネ性や成型性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記シェル26は、外部導体として、前記同軸ケーブル80や前記レセプタクルコネクタ40の外部導体46と電気的、機械的に接続するためのものである。前記シェル26は、本体261と接続部262と蓋264と抑え部266を有している。前記シェル26は、プレス加工により所定の形状に素材より抜き加工を行い(図示せず)、その後さらにプレス加工の曲げ加工により図6(A)のような形状にし、前記同軸ケーブル80が接続された状態の前記プラグコンタクト24を一体成形した前記絶縁体22を図6(A)のシェル26のセットし、さらに曲げ加工(折り曲げ加工)を行い図6(B)のような形状にし、前記同軸ケーブル80を前記シェル26の接続部262にカシメて図5(A)の形状にする。
前記抑え部266は、前記絶縁体22の本体221が入り、保持する部分である。前記抑え部266と前記蓋264によって、前記絶縁体22の本体221が入る形状を形成している。前記抑え部266は、前記絶縁体22の本体221が入ればよく、前記本体221の形状に沿い、保持力やコネクタの小型化や嵌合時の低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記抑え部266の内周には、前記レセプタクルコネクタ40の外部導体46の凹部464に入る凸部263が設けられている。前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40との嵌合時に、前記外部導体46の凹部464に前記シェル26の凸部263が入り、前記凹部464と前記凸部263が接触することで、両コネクタ20、40の外部導体同士が導通し、さらに、嵌合強度を上げるようにしている。前記凸部263の形状・大きさは、前記凹部464に入ればよく、接続安定性や嵌合強度や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記抑え部266には、前記同軸ケーブル80の突出方向に延設した略L字形状の突出片268が設けられている。前記突出片268の内側に、前記絶縁体22のガイド部が入ることにより、位置決めとガイドの役割を持たせている。前記突出片268の形状・大きさは、このような役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記突出片268には、前記絶縁体22の凸224が入り、前記絶縁体22を位置決めする凹269が設けられている。前記凹269の形状・大きさ及び位置は、位置決めの役割や小型化や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記シェル26には、前記抑え部266の一方を覆う蓋264が設けられ、他方は開口している。前記蓋264は前記プラグコンタクト24の接触部241をゴミや粉塵等から保護(守る)する部分である。本実施例では、前記蓋264は板状片であり、その形状・大きさは上記役割やコネクタの小型化や嵌合時の低背化や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記蓋264の幅方向両端には、抜去する際に治具(図示せず)が引っかかるL字片265が設けられている。両コネクタ20、40を嵌合した際の嵌合高さが0.9mm以下と低く、かつ、コネクタが小型化しているため、手では抜去し難いため、抜去治具(図示せず)を用いている。前記L字片265は抜去治具と係合でき、抜去できればよく、その形状・大きさは係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記本体261は、結線された状態の前記プラグコンタクト24の接続部242と前記同軸ケーブル80の内導体82とを覆い、結線部分をゴミや粉塵等から保護(守る)する部分である。本実施例では、前記本体261は略四角柱をしており、その形状・大きさは上記役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。なお、前記本体261は、前記絶縁体22のガイド部223が入った状態の前記突出片268が挿入される部分でもあり、挿入時のガイドと補強の役割も持たせている。
前記接続部262は、前記同軸ケーブル80の編組86(外導体)と接続する部分である。本実施例では、前記接続部262は略円筒形をしており、前記編組86部分を圧着することで、接続させている。前記接続部262の形状・大きさは、前記編組86と接続できればよく、接続安定性や接続強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、レセプタクルコネクタ40について説明する。通常、レセプタクルコネクタとしては、コンタクトと該コンタクトを保持する絶縁物と該絶縁物を覆う外部導体を有しているが、本発明では嵌合時の低背化を図るためにコンタクトと絶縁物を用いずに、コンタクトの代わりに基板60のランド62を用いて、前記プラグコンタクト24の接触部241を前記基板60のランド62に直に接触させている。つまり、前記レセプタクルコネクタ40は外部導体46と基板60の構成にした。
最後に、外部導体46について説明する。この外部導体46は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記外部導体46の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記外部導体46は、大別すると本体部461とフランジ462とを有している。
前記外部導体46には、前記プラグコネクタ20が入る第2嵌合口16が設けられている。前記第2嵌合口16は、前記プラグコネクタ20が入り、安定した接続が得られればよく、その形状・大きさは前記プラグコネクタ20の形状・大きさに沿い、接続安定性やコネクタの小型化(低背化)や強度等を考慮して適宜設計する。
前記本体部461で前記第2嵌合口16を形成している。前記本体部461には、前記プラグコネクタ20と嵌合する際に前記、前記同軸ケーブル80の突出方向の前記プラグコネクタ20を逃げるための切欠部463が設けられている。前記切欠部463は、両コネクタ20、40が嵌合した際の嵌合高さを低背化するために、前記プラグコネクタ20を逃げる部分である。前記切欠部463の形状・大きさは、前記プラグコネクタ20を逃げられればよく、コネクタの小型化や嵌合時の低背化や嵌合強度や加工性や接続安定性等を考慮して適宜設計する。
前記本体部461の外周には、前記シェル26の凸部263が入る凹部464が設けられている。前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40との嵌合時に、前記外部導体46の凹部464に前記シェル26の凸部263が入り、前記凹部464と前記凸部263が接触することで、両コネクタ20、40の外部導体同士が導通し、さらに、嵌合強度を上げるようにしている。前記凹部464の形状・大きさは、前記凸部263が入ればよく、接続安定性や嵌合強度や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記フランジ462は、前記基板60の接続部66(ランド62と同様)に半田付け等により接続する部分である。前記フランジ462は前記接続部66に接続できればよく、その形状・大きさは前記接続部66に沿い、接続強度や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では略コ字形状にしている。
以下で、前記プラグコネクタ20と前記レセプタクルコネクタ40を嵌合する際のガイド手段について説明する。2つのコネクタ20、40が小型化している中、嵌合がし難くなってきている。そのため、嵌合の際に、嵌合し易くするガイド機能を持たせることが望ましい。そこで、前記外部導体46若しくは前記シェル26のどちらかに前記ガイド手段を設ける。図9に基づいて、ガイド手段について説明する。
図9に基づいて、ガイド手段について説明する。
ガイド手段としては、前記プラグコネクタ20を前記レセプタクルコネクタ40に嵌合し易くできれば、如何なるものでもよい。例えば、上記で述べたように、前記絶縁体22の本体221の嵌合側に、誘い部を設けたものであってもよい。
まず、ガイド手段としては、図9(A)のように、前記外部導体46の切欠部463の反対側の幅方向両側に、前記プラグコネクタ20の挿入方向に突出したガイド片465を設け、かつ、前記ガイド片465に対応する位置に前記プラグコネクタ20のシェル26のL字片265をさらに延設したガイド片267を設けたものが考えられる。前記ガイド片465が前記L字片265のガイド片267と係合することで、前記プラグコネクタ20がガイドされるように挿入される。
次に、ガイド手段としては、図9(B)のように、前記外部導体46の切欠部463側の幅方向両側に、前記プラグコネクタ20の挿入方向に突出したガイド片465を設けたものが考えられる。前記ガイド片465が前記シェル26の本体261とL字片265との隙間に入ることで、前記プラグコネクタ20がガイドされるように挿入される。
次に、ガイド手段としては、図9(C)のように、前記外部導体46の切欠部463の反対側及び切欠部463側の幅方向両側(つまり、計4箇所)に、前記プラグコネクタ20の挿入方向に突出したガイド片465を設け、かつ、前記切欠部463の反対側の前記ガイド片465に対応する位置に前記プラグコネクタ20のシェル26のL字片265をさらに延設したガイド片267を設けたものが考えられる。先端側の前記ガイド片465が前記L字片265のガイド片267と係合し、さらに、前記切欠部463側の前記ガイド片465が前記シェル26の本体261とL字片265との隙間に入ることで、前記プラグコネクタ20がガイドされるように挿入される。
また、ガイド手段としては、図示はしないが、前記プラグコネクタ20のシェル26の先端側の幅方向両側に、挿入方向に突出したガイド片を設け、前記基板60に前記ガイド片の入る孔を設けたものでもよい。
挿入時には、先端方向から挿入されることが多いことを考えると、図9(A)のように前記外部導体46の切欠部463の反対側にのみ設けることが望ましい。
本発明は、携帯端末やタブレット端末等の通信機器や電気機器や電子機器に使用される同軸低背コネクタに活用され、特に、同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが嵌合した際に嵌合高さを0.9mm以下にでき、安定した接続を得られる構造に関するものである。
10 同軸低背コネクタ
12 第1嵌合口
14 嵌合部
16 第2嵌合口
20 プラグコネクタ
22 絶縁体
221 本体
222 逃げ部
223 ガイド部
224 凸
24 プラグコンタクト
241 接触部
242 接続部
26 シェル
261 本体
262 接続部
263 凸部
264 蓋
265 L字片
266 抑え部
267 ガイド片
268 突出片
269 凹
40 レセプタクルコネクタ
46 外部導体
461 本体部
462 フランジ
463 切欠部
464 凹部
465 ガイド片
60 基板
62 ランド
64 窪み
66 接続部
80 同軸ケーブル
82 内導体
84 絶縁物
86 編組
88 外皮

Claims (4)

  1. 同軸ケーブルが結線されたプラグコネクタと基板に実装されたレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する同軸低背コネクタにおいて、
    前記同軸ケーブルと結線する接続部とレセプタクルコネクタと接触する接触部とを有するプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列される絶縁体と該絶縁体を覆うシェルとを有するプラグコネクタと、
    少なくとも基板に実装する外部導体を有するレセプタクルコネクタとを備え、
    前記外部導体に両コネクタの嵌合時に前記プラグコネクタを逃げる切欠部を設け、
    前記プラグコンタクトに弾性を持たせるとともに前記プラグコンタクトを前記基板のランドに直接接触させ、
    嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを低背化することを特徴とする同軸低背コネクタ。
  2. 嵌合時の前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとの嵌合高さを0.9mm以下にすることを特徴とする請求項1記載の同軸低背コネクタ。
  3. 前記レセプタクルコネクタの外部導体の外周に凹部を設け、
    前記プラグコネクタのシェルに前記凹部に入る複数の凸部を設け、
    前記凹部に前記凸部を係合させることにより前記外部導体と前記シェルとを接触導通させることを特徴とする請求項1または2記載の同軸低背コネクタ。
  4. 前記レセプタクルコネクタの外部導体若しくは前記プラグコネクタのシェルに嵌合する際のガイド手段を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の同軸低背コネクタ。
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