JP4380094B2 - ヒンジコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒンジコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のヒンジコネクタとしては、図51及び図52に示すように、ヒンジ部53を介して回動自在に連結された第1のケース51及び第2のケース52の内部にそれぞれ収納される回路基板54,55間の電気的接続を行うものが従来より提供されている。
【0003】
このヒンジコネクタは、各回路基板54,55に半田付けされるコネクタ56,57が両端に設けられたフレキシブル基板58からなり、フレキシブル基板58の中間部を1回巻回した状態でヒンジ部53内に収納されている。第1のケース51及び第2のケース52の開閉時には、開閉動作に伴ってフレキシブル基板58を屈曲させる力が加わるが、フレキシブル基板58は中間部が巻回されており、寸法的に余裕があるので、フレキシブル基板58が破損することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のヒンジコネクタでは、回路基板54と回路基板55との間をコネクタ56,57及びフレキシブル基板58を介して接続しており、複数の部品を介して両回路基板54,55間を電気的に接続しているため、電気的及び機械的接続の信頼性が低下し、また部品数が多いためにコスト高を招くという問題があった。また、両回路基板54,55の間はコネクタ56,57及びフレキシブル基板58を介して電気的に接続されているので、回路基板54,55を一端接続すると、回路基板54,55を容易に分離することができず、各回路基板54,55毎に動作テストを行うことができないという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電気的および機械的接続の信頼性が高く、安価なヒンジコネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、回動自在に連結された第1及び第2のケースの内部にそれぞれ収納された第1及び第2の回路基板の間を電気的に接続するヒンジコネクタにおいて、第1の回路基板に電気的に接続された接触側の第1のコネクタと、第2の回路基板に電気的に接続された受け側の第2のコネクタとで構成され、前記第1のコネクタは、絶縁性を有する合成樹脂製の第1のボディに、弾性を有する導電材料により形成された第1のコンタクトをインサート成形して形成された第1のコネクタ片を、厚み方向に複数枚重ねて連結することにより構成され、各第1のボディには半円部分を有するガイド部が設けられ、当該ガイド部の半円部分の中心位置に第1のコンタクトの一端が厚み方向において撓み自在な状態で配置されるとともに、第1のコンタクトの他端は第1の回路基板に電気的に接続され、且つ、前記第2のコネクタは、絶縁性を有する合成樹脂製の第2のボディに、弾性を有する導電材料により形成された第2のコンタクトをインサート成形して形成された第2のコネクタ片を、厚み方向に複数枚重ねて連結することにより構成され、各第2のボディには半円部分を有するガイド部が設けられ、当該ガイド部の半円部分の中心位置に第2のコンタクトの一端が配置されるとともに、第2のコンタクトの他端は第2の回路基板に電気的に接続され、第1のコネクタ片のガイド部と第2のコネクタ片のガイド部とは、各々の半円部分の中心位置が第1及び第2のケースの回動軸方向に並ぶように、交互に配置され、第1のコンタクトの一端を第2のコンタクトの一端に弾接させた状態で第1及び第2のコネクタを第1及び第2のケース内にそれぞれ配置したことを特徴とし、第1のコネクタの第1の円弧部の中心位置と、第2のコネクタの第2の円弧部の中心位置とを第1及び第2のケースの回動軸方向に並べて配置しているので、第1のケースが第2のケースに対して相対的に回動した場合でも、第1のコンタクトの一端が第2のコンタクトの一端と弾接した状態を維持し、第1及び第2の回路基板の間を第1及び第2のコネクタを介して電気的に接続することができる。しかも、第1及び第2の回路基板の間は、第1及び第2のコンタクトのみを介して電気的に接続されているので、第1及び第2の回路基板の間に介在する部品の数を少なくでき、電気的且つ機械的接続の信頼性が向上し、また部品数を削減することによりコストダウンが図れる。さらに、第1及び第2のコンタクトは互いに弾接しているだけなので、第1及び第2の回路基板に第1及び第2のコネクタをそれぞれ取り付けた状態でも、第1及び第2のコネクタを容易に分離することができ、第1の回路基板と第2の回路基板とを別々に分離した状態で回路の動作チェックなどを行うことができる。
【0007】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第1及び第2のケースを回動自在に連結するヒンジ部を第1及び第2のコネクタで構成したことを特徴とし、第1及び第2のコネクタでヒンジ部を兼用することによって部品数を少なくでき、コストダウンを図ることができる。
【0008】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、第1及び第2のコンタクトの他端を、それぞれ、第1及び第2の回路基板に設けた導電部に弾接させたことを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0009】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、第1及び第2のボディをそれぞれ第1及び第2の回路基板に固定する固定金具を設けたことを特徴とし、請求項1乃至3の発明の作用に加え、固定金具により第1及び第2のボディの第1及び第2の回路基板に対する結合力を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1乃至図16を参照して説明する。
【0014】
本実施形態のヒンジコネクタAは、図1及び図12に示すように、ヒンジ部53を介して回動自在に連結された第1及び第2のケース51,52を有する電気機器に用いられ、第1のケース51内に収納された第1の回路基板(以下、回路基板と略す)54に電気的且つ機械的に接続される接続側(オス側)の第1のコネクタ1と、第2のケース52内に収納された第2の回路基板(以下、回路基板と略す)55に電気的且つ機械的に接続されるとともに、第1のコネクタ1に着脱自在に接続される受け側(メス側)の第2のコネクタ2とで構成される。
【0015】
第1のコネクタ1は、図2(a)〜(c)に示すように複数枚の薄板状の第1のコネクタ片10を厚み方向に重ねて連結することにより構成され、回路基板54におけるヒンジ部53との対向部位に沿って実装されている(図1参照)。各コネクタ片10は絶縁性を有する合成樹脂により形成された薄板状の保持板12(第1のボディ)に、弾性を有する導電材料により形成された第1のコンタクト(以下、コンタクトと略す)11をインサート成形して形成される。
【0016】
コンタクト11は、図4(a)に示すように金属フープ材60を打ち抜くことによって、中央片11aと、中央片11aの両端部からそれぞれ反対方向に突出する側片11b,11cとで略Z字状に形成されており、樹脂モールドして保持板12をインサート成形した後、連結片61でカットすることにより1つ1つに分離される。コンタクト11の一方の側片11bは回路基板54に対して略平行に延びるように配置され、側片11bの先端部には、回路基板54に設けた端子部(図示せず)に電気的に接続される半田付け片11dが連続一体に形成され、側片11bの中間部には回路基板54側に突出する突片11eが突設されている。また、他方の側片11cの先端部には略円形の弾接部11fが連続一体に形成されている。なお、弾接部11fの中心部は、図4(b)(c)に示すように厚み方向における一面側から打ち出すことによって他面側に突出している。
【0017】
一方、保持板12は、図3に示すように、コンタクト11における中央片11a及び側片11bの部位を覆う基部12aと、コンタクト11における側片11cの部位を覆うガイド部12bとで構成される。基部12aは略T字状に形成され、一方の面には隣接する保持板12側に突出する一対の嵌合突起12c,12cが突設され、他方の面には隣接する保持板12の嵌合突起12c,12cがそれぞれ嵌合する一対の嵌合孔12d,12dが形成されている。また、ガイド部12bは長方形の一辺に半円形の円弧部(第1の円弧部)が連結されたような形状に形成されている。ガイド部12bの半円部分の中心位置には略円形の貫通孔12eが貫設されており、この貫通孔12e内にコンタクト11の弾接部11fが配置される。また、ガイド部12bには貫通孔12eに連通する長方形状の連通孔12fが貫設され、この連通孔12f内にコンタクト11の側片11cが配置されており、側片11cにおけるガイド部12bからの突出部位を支点として弾接部11fがガイド部12bの厚み方向に撓み自在となっている。
【0018】
第1のコネクタ片10は上記のような構造を有し、複数枚の第1のコネクタ片10を厚み方向に重ねて連結することにより第1のコネクタ1が構成される(図2(a)〜(c)参照)。そして、回路基板54に形成されたスルーホール(図示せず)に各コネクタ片10の突片11eを挿入して半田付けするとともに、回路基板54に形成された端子部(図示せず)に半田付け片11dを半田付けすることにより、回路基板54に第1のコネクタ1が実装される。尚、基部12aの厚み寸法はガイド部12bの厚み寸法の略2倍の寸法に形成されており、コンタクト11の弾接部11fが露出するガイド部12bの面は基部12aの表面よりも一段低くなっている。また、ガイド部12bの反対側の面は基部12aの表面と略面一になっている。而して、複数枚の保持板12を連結した際に、隣接するガイド部12bの間には隙間が形成されることになる。
【0019】
一方、第2のコネクタ2は、図5に示すように複数枚の薄板状の第2のコネクタ片20を厚み方向に重ねて連結することにより構成され、回路基板55におけるヒンジ部53との対向部位に沿って実装されている(図1及び図8〜図11参照)。各コネクタ片20は絶縁性を有する合成樹脂により形成された薄板状の保持板22(第2のボディ)に、導電材料により形成された第2のコンタクト(以下、コンタクトと略す)21をインサート成形して形成される。
【0020】
コンタクト21は、図7(a)(b)に示すように金属フープ材62を打ち抜くことにより、回路基板55に対して略平行に延びる固定片21aと、固定片21aの一端部から固定片21aと略直交する方向に延設された延出片21bと、延出片21bの先端部から連続一体に延設された略L字状の導電パターン部21cとを連続一体に形成して構成される。固定片21aの他端部からは、回路基板55に設けた端子部(図示せず)に半田付けされる半田付け片21dが連続一体に延設され、固定片21aの中間部位には、回路基板55に設けたスルーホール(図示せず)に半田付けされる突片21eが突設されている。また、導電パターン部21cの先端部には略円形の被弾接部21fが形成されている。コンタクト21は、金属フープ材62に打ち抜き加工を施した後、樹脂モールドして保持板22をインサート成形し、連結片63でカットすることにより1つ1つに分離される。
【0021】
一方、保持板22は、コンタクト21における固定片21a及び延出片21bの部位を覆う基部22aと、コンタクト21における導電パターン部21cの部分を表面に露出させた状態で保持するガイド部22bとで構成される。基部22aには、厚み方向において対向する一方の面に一対の嵌合突起22c,22cが突設され、他方の面に隣接する保持板22の嵌合突起22c,22cとそれぞれ嵌合する嵌合凹所22d,22dが形成されている。また、ガイド部22bは長方形の一辺に半円形の円弧部(第2の円弧部)が連結されたような平面形状に形成され、ガイド部22bの半円部分の中心位置にコンタクト21の被弾接部21fが配置されている。
【0022】
第2のコネクタ片20は上記のような構造を有し、複数枚の第2のコネクタ片20を厚み方向に重ねて連結することにより第2のコネクタ2が構成される(図5(a)(b)参照)。そして、回路基板55に形成されたスルーホール(図示せず)に各コネクタ片20の突片21eを挿入して半田付けするとともに、回路基板55に形成された配線パターン(図示せず)に半田付け片21dを半田付けすることにより、回路基板55に第2のコネクタ2が実装される(図1及び図8〜図11参照)。尚、基部22aの厚み寸法はガイド部22bの厚み寸法の略2倍の寸法に形成されており、コンタクト21の被弾接部21fが露出するガイド部22bの面は基部22aの表面よりも一段低くなっている。また、ガイド部22bの反対側の面は基部22aの表面と略面一になっている。而して、複数枚の保持板22を連結した際に、隣接するガイド部22bの間には隙間が形成されることになる。
【0023】
ここで、コネクタ1が実装された回路基板54を第1のケース51に取り付けると共に、コネクタ2が実装された回路基板55を第2のケース52に取り付け、第1のケース51と第2のケース52とをヒンジ部53を介して連結すると、第1のケース51と第2のケース52とがヒンジ部53を介して回動自在に連結される。この時、第1及び第2のコネクタ1,2の保持板12,22の半円部分の中心位置はヒンジ部53の回動中心に配置され、第1のコネクタ1のコンタクト11に設けた弾接部11fと、第2のコネクタ2のコンタクト21に設けた被弾接部21fとがヒンジ部53の回動中心に配置される。したがって、第2のケース52に対して第1のケース51が相対的に回動すると、第1のケース51の相対的な回動に伴って、第1のコネクタ1の保持板12が半円部分の中心位置を中心として回動するが、第1のコネクタ1の弾接部11fと第2のコネクタ2の被弾接部21fとはヒンジ部53の回動中心に配置されているので、両ケース51,52の回動範囲内でコンタクト11の弾接部11fとコンタクト21の被弾接部21fとの電気的接続が維持され、両回路基板54,55間が電気的に接続される。
【0024】
ところで本実施形態のヒンジコネクタAでは、第1のコネクタ1を回路基板54に実装するとともに、第2のコネクタ2を回路基板55に実装しており、第1のコネクタ1を構成する複数枚の第1のコネクタ片10の間にできる隙間に、第2のコネクタ2を構成する複数枚の第2のコネクタ片20をそれぞれ嵌め込むことによって、第1のコネクタ1の弾接部11fと第2のコネクタ2の被弾接部21fとが電気的に接続される。而して、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを一旦接続した後でも、第1のコネクタ1を構成する複数枚の第1のコネクタ片10の間から、第2のコネクタ2を構成する複数枚の第2のコネクタ片20を引き抜くことによって、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを容易に分離することができる。したがって、両回路基板54,55を別々に分離した状態で、各回路基板54,55の動作試験を単体で行うことができる。また、両回路基板54,55の間は、回路基板54に実装された第1のコネクタ1のコンタクト11と、回路基板55に実装された第2のコネクタ2のコンタクト21とを介して電気的に接続されており、従来のヒンジコネクタに比べ、両回路基板54,55の間に介在する部品の数が少ないので、電気的接続や機械的接続の信頼性が向上し、さらに部品数を少なくすることによりコストダウンを図ることができる。
【0025】
尚、本実施形態では第1のコネクタ片10を回路基板54側から見て、ガイド部20bの右側の面に弾接部11fを突出させるとともに、第2のコネクタ片20を回路基板55側から見て、ガイド部30bの左側の面に被弾接部21fを配置しているが、弾接部11fおよび被弾接部21fの配置を上記の位置に限定する趣旨のものではなく、図13乃至図16に示すように、第1のコネクタ片10を回路基板54側から見てガイド部20bの左側の面に弾接部11fを突出させるとともに、第2のコネクタ片20を回路基板55側から見てガイド部30bの右側の面に被弾接部21fを配置しても良いことは言うまでもない。
【0026】
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図17乃至図25を参照して説明する。
【0027】
本実施形態のヒンジコネクタAは、図25(a)〜(c)に示すように、ヒンジ部53を介して回動自在に連結された第1及び第2のケース51,52を有する電気機器に用いられ、第1のケース51内に収納された回路基板54に電気的且つ機械的に接続される接続側(オス側)の第1のコネクタ1と、第2のケース52内に収納された回路基板55に電気的且つ機械的に接続されるとともに、第1のコネクタ1に着脱自在に接続される受け側(メス側)の第2のコネクタ2とで構成される。
【0028】
第1のコネクタ1は、図21乃至図24に示すように複数枚の薄板状の第1のコネクタ片10を厚み方向に重ねて連結することにより構成され、ヒンジ部53と対向する回路基板54の側縁に沿って実装されている。各コネクタ片10は絶縁性を有する合成樹脂により形成された薄板状の保持板12に、弾性を有する導電材料により形成されたコンタクト11をインサート成形して形成される。
【0029】
保持板12は、図17及び図18に示すように、細長の平板状に形成された基部12aと、基部12aの長手方向の一端部に周面の一部が連結された円板状のガイド部12bとで構成される。この保持板12にコンタクト11がインサート成形されており、基部12aの長手方向の他端部からはコンタクト11の半田付け片11dが突出し、基部12aにおける回路基板54との対向面からはコンタクト11の突片11eが突出する。ガイド部12bの一方の面には、基部12aとの連結部位からガイド部12bの中心部にかけてコンタクト11の延出片11gが露出しており、延出片11gの先端部に略円形の弾接部11fが形成されている。ここで、基部12aの厚み寸法はガイド部12bの厚み寸法の略2倍の寸法に形成されており、コンタクト11の延出片11gが露出するガイド部12bの面は基部12aの表面よりも一段低くなっている。また、ガイド部12bの反対側の面は基部12aの表面と略面一になっている。
【0030】
またガイド部12bの中心部位には、コンタクト11の弾接部11fを取り囲むようにして略円形の貫通孔12eが貫設され、ガイド部12bの中心部位からコンタクト11の延出片11gの中間部位にかけて、延出片11gを取り囲むように貫通孔12eに連続する長方形状の連通孔12fが貫設されている。而して、コンタクト11の弾接部11fは、延出片11gにおけるガイド部12bからの突出部位を支点としてガイド部12bの厚み方向において撓み自在となっている。なお、弾接部11fの中心は厚み方向における一面側から打ち出すことによって他面側に突出しており、図17(b)(c)に示すようにガイド部12bの表面から突出している。
【0031】
第1のコネクタ片10は上記のような構造を有し、回路基板54に形成されたスルーホール(図示せず)に各コネクタ片10の突片11eを挿入して半田付けするとともに、回路基板54に形成された端子部(図示せず)に各コネクタ片10の半田付け片11dを半田付けすることによって、複数枚の第1のコネクタ片10を厚み方向に重ねた状態で回路基板54に実装される。なお、第1のコネクタ片10のガイド部12bの厚み寸法は、基部12aの厚み寸法よりも小さい寸法に形成されているので、複数枚の第1のコネクタ片10を厚み方向に重ねて配置すると、隣接するガイド部12bの間には隙間が形成されることになる。
【0032】
一方、第2のコネクタ2は、図21乃至図24に示すように複数枚の薄板状の第2のコネクタ片20を厚み方向に重ねて連結することにより構成され、ヒンジ部53と対向する回路基板54の側縁に沿って実装される。各コネクタ片20は絶縁性を有する合成樹脂により形成された薄板状の保持板22に、導電材料により形成されたコンタクト21をインサート成形して形成される。
【0033】
保持板22は、図19及び図20に示すように、細長の平板状に形成された基部22aと、基部22aの長手方向の一端部に周面の一部が連結された円板状のガイド部22bとで構成される。この保持板22にコンタクト21がインサート成形されており、基部22aの長手方向の他端部からはコンタクト21の半田付け片21dが突出し、基部22aにおける回路基板55との対向面からはコンタクト21の突片21eが突出する。またガイド部22bの一方の面には、基部22aとの連結部位からガイド部22bの中心部にかけてコンタクト11の延出片21gが露出しており、延出片21gの先端部に略円形の被弾接部21fが形成されている。なお、基部22aの厚み寸法はガイド部22bの厚み寸法の略2倍の寸法に形成されており、コンタクト21の延出片21gが露出するガイド部22bの面は基部22aの表面よりも一段低くなり、ガイド部22bの反対側の面は基部12aの表面と略面一になっている。
【0034】
ここで、第1のコネクタ1を構成する第1のコネクタ片10の基部12aと、第2のコネクタ2を構成する第2のコネクタ片20の基部22aとは厚み寸法が略同じ寸法に形成され、第1のコネクタ片10のガイド部12bと第2のコネクタ片20のガイド部22bとは厚み寸法が略同じ寸法に形成されているので、複数対のコネクタ片10,20が基部12a,22aの厚み寸法と略同じ間隔で配列される。
【0035】
而して、コネクタ1が実装された回路基板54を第1のケース51に取り付けると共に、コネクタ2が実装された回路基板55を第2のケース52に取り付け、第1のケース51と第2のケース52とをヒンジ部53を介して連結すると、第1のケース51と第2のケース52とがヒンジ部53を介して回動自在に連結される。この時、第1及び第2のコネクタ1,2の円板状のガイド部12b,22b(第1及び第2の円弧部)の中心位置がヒンジ部53の回動中心に配置され、第1のコネクタ1のコンタクト11に設けた弾接部11fと、第2のコネクタ2のコンタクト21に設けた被弾接部21fとがヒンジ部53の回動中心に配置される。したがって、第2のケース52に対して第1のケース51が相対的に回動すると、第1のケース51の相対的な回動に伴って、回路基板54に実装された第1のコネクタ1の保持板12が円板部(ガイド部12b)の中心位置を中心として回動するが、第1のコネクタ1の弾接部11fと第2のコネクタ2の被弾接部21fとはヒンジ部53の回動中心に配置されているので、両ケース51,52の回動範囲内でコンタクト11の弾接部11fとコンタクト21の被弾接部21fとの電気的接続が維持され、両回路基板54,55間が電気的に接続される。
【0036】
ところで本実施形態のヒンジコネクタAでは、第1のコネクタ1を回路基板54に実装するとともに、第2のコネクタ2を回路基板55に実装しており、第1のコネクタ1を構成する複数枚の第1のコネクタ片10の間にできる隙間に、第2のコネクタ2を構成する複数枚の第2のコネクタ片20をそれぞれ嵌め込むことによって、第1のコネクタ1の弾接部11fと第2のコネクタ2の被弾接部21fとが電気的に接続される。而して、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを一旦接続した後でも、第1のコネクタ1を構成する複数枚の第1のコネクタ片10の間から、第2のコネクタ2を構成する複数枚の第2のコネクタ片20を引き抜くことによって、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを容易に分離することができる。したがって、両回路基板54,55を別々に分離した状態で、各回路基板54,55の動作試験を単体で行うことができる。また、両回路基板54,55の間は、回路基板54に実装された第1のコネクタ1のコンタクト11と、回路基板55に実装された第2のコネクタ2のコンタクト21とを介して電気的に接続されており、従来のヒンジコネクタに比べ、両回路基板54,55の間に介在する部品の数が少ないので、電気的接続や機械的接続の信頼性が向上し、さらに部品数を少なくすることによりコストダウンを図ることができる。
【0037】
(実施形態3)
実施形態2のヒンジコネクタAでは、第1及び第2のコネクタ片10,20のコンタクト11,21に突片11e,21eをそれぞれ設け、これら突片11e,21eを回路基板54,55のスルーホールに半田付けすることによって、第1及び第2のコネクタ片10,20の回路基板54,55に対する結合力を高めているが、本実施形態では各コンタクト11,21に突片11e,22eを設ける代わりに、図34(a)(b)に示すような固定金具32を用いて、第1及び第2のコネクタ片10,20の回路基板54,55に対する結合力を高めている。尚、ヒンジコネクタAの基本的な構成は実施形態2と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0038】
固定金具32は帯状の板金を折曲加工し、表面に半田めっきを施すことにより形成され、短冊状の圧入片32aと、圧入片32aの一端部から連続一体に延設された断面L字状の脚片32bとで構成される。
【0039】
本実施形態では、図26及び図27に示すように、第1のコネクタ片10の基部12aに、回路基板54に対して平行に延びる孔部13aと、孔部13aの一端部から孔部13aと略直交する方向に延びる孔部13bとが連続した貫通孔13を貫設しており、図30及び図31に示すように、厚み方向に並べて配置した複数枚の第1のコネクタ片10の孔部13b内に帯状の連結金具31を挿入し、両側の第1のコネクタ片10から突出する連結金具31の両端部を略直角に折り曲げることによって、複数枚の第1のコネクタ片10を一つに束ねている。そして、固定金具32の脚片32bの先端面を回路基板54と対向させた状態で、固定金具32の圧入片32aを両側に位置する第1のコネクタ片10の孔部13a内に圧入することにより、固定金具32が両側の第1のコネクタ片10(すなわちコネクタ1)に取り付けられ、各コンタクト11の半田付け片11dと固定金具32の脚片32bとを回路基板54に半田付けすることによって、コネクタ1が回路基板54に実装される。このように、複数枚の第1のコネクタ片10を連結金具31により連結し、さらに各コンタクト11の半田付け片11dに加えて、固定金具32の脚片32bを回路基板54のパターンに半田付けすることによって、第1のコネクタ1をより強固に回路基板54に取り付けることができる。
【0040】
また第2のコネクタ片20についても第1のコネクタ片10と同様、図28及び図29に示すように、第2のコネクタ片20の基部22aに、回路基板55に対して平行に延びる孔部23aと、孔部23aの一端部から孔部23aと略直交する方向に延びる孔部23bとが連続した貫通孔23を貫設し、図32及び図33に示すように、厚み方向に並べて配置した複数枚の第2のコネクタ片20の孔部23b内に帯状の連結金具31を挿入して、両側の第2のコネクタ片20から突出する連結金具31の両端部を略直角に折り曲げることによって、複数枚の第2のコネクタ片20を一つに束ねている。そして、固定金具32の脚片32bの先端面を回路基板55と対向させた状態で、固定金具32の圧入片32aを両側に位置する第2のコネクタ片20の孔部13a内に圧入することにより、固定金具32を両側の第2のコネクタ片20(すなわちコネクタ2)に取り付け、各コンタクト21の半田付け片21dと固定金具32の脚片32bとを回路基板55に半田付けすることによって、コネクタ2が回路基板55に実装される。このように、複数枚の第2のコネクタ片20を連結金具31により連結し、さらに各コンタクト21の半田付け片21dに加えて、固定金具32の脚片32bを回路基板54のパターンに半田付けすることによって、第2のコネクタ片20をより強固に回路基板54に取り付けることができる。
【0041】
尚、本実施形態では実施形態2で説明したヒンジコネクタAに固定金具32を適用したが、実施形態1で説明したヒンジコネクタAに固定金具32を適用しても良く、上述と同様の効果が得られる。
【0042】
(実施形態4)
本実施形態のヒンジコネクタは、図41(a)(b)に示すように、回動自在に連結された第1及び第2のケース51,52を有する電気機器に用いられ、回路基板54に電気的に接続される接触側(オス側)の第1のコネクタ1と、回路基板55に電気的に接続される受け側(メス側)の第2のコネクタ2とで構成される。ここで、第1及び第2のケース51,52は第1及び第2のコネクタ1,2を介して回動自在に軸支される。すなわち、第1及び第2のコネクタ1,2によりヒンジ部53が構成される。
【0043】
第1のコネクタ1は、図39(a)〜(c)に示すように複数枚の薄板状の第1のコネクタ片10を厚み方向に重ねて連結することにより構成され、回路基板54におけるヒンジ部53との対向部位に沿って配置されている。各コネクタ片10は、絶縁性を有する合成樹脂により形成された薄板状の保持板12に、弾性を有する導電材料により形成されたコンタクト11をインサート成形して形成される。
【0044】
保持板12は、図35及び図36に示すように、細長の平板状に形成された基部12aと、基部12aの長手方向の一端部に周面の一部が連結された円板状のガイド部12bとで構成され、この保持板12にコンタクト11がインサート成形されている。基部12aには回路基板54との対向面を凹設することによって切溝12gが形成されており、この切溝12g内にコンタクト11の一端部が突出している。切溝12g内に突出するコンタクト11の端部は弾性を有し回路基板54側に付勢されており、回路基板54に設けたパターンと弾接する弾接片11hとなる。また、ガイド部12bの中心部には略円形の貫通孔12eが貫設されており、この貫通孔12e内にコンタクト11の弾接部11fが配置される。また、ガイド部12bの中心部から外周部に向かって貫通孔12eと連通する連通孔12fが貫設されており、この連通孔12f内にコンタクト11の延出片11gが配置される。而して、コンタクト11の弾接部11fは、延出片11gにおけるガイド部12bからの突出部位を支点としてガイド部12bの厚み方向において撓み自在となっている。なお、弾接部11fの中心は厚み方向における一面側から打ち出すことによって他面側に突出しており、図35(b)(c)に示すようにガイド部12bの表面から突出している。
【0045】
第1のコネクタ片10は上記のような構造を有しており、回路基板54の側縁に沿って配列した複数枚の第1のコネクタ片10の基部12aを、ケース51内に配置した押さえ部材33と回路基板54との間で挟持することによって、複数枚の第1のコネクタ片10(すなわちコネクタ1)が回路基板54に取り付けられる。この時各コンタクト11の弾接片11hが回路基板54の端子部(図示せず)と弾接し、回路基板54と各コネクタ片10とが電気的に接続される。ここで、基部12aの厚み寸法はガイド部12bの厚み寸法の略2倍の寸法に形成されており、コンタクト11の延出片11gが露出するガイド部12bの面は基部12aの表面よりも一段低くなっている。また、ガイド部12bの反対側の面は基部12aの表面と略面一になっている。
【0046】
一方、第2のコネクタ1は、図39(a)〜(c)に示すように複数枚の薄板状の第2のコネクタ片20を厚み方向に重ねて連結することにより構成され、回路基板55におけるヒンジ部53との対向部位に沿って配置されている。各コネクタ片20は、絶縁性を有する合成樹脂により形成された薄板状の保持板22に、弾性を有する導電材料により形成されたコンタクト21をインサート成形して形成される。
【0047】
保持板22は、図37及び図38に示すように、細長の平板状に形成された基部22aと、基部22aの長手方向の一端部に周面の一部が連結された円板状のガイド部22bとで構成され、この保持板22にコンタクト21がインサート成形されている。基部22aには回路基板55との対向面を凹設することによって切溝22gが形成されており、この切溝22g内にコンタクト21の一端部が突出している。切溝22g内に突出するコンタクト21の端部は回路基板55側に付勢されており、回路基板55に設けたパターンと弾接する弾接片21hとなる。また、ガイド部22bの一方の面の中央部には、コンタクト21の被弾接部21fが中央部に露出しており、ガイド部22bの中央部から外周部にかけてコンタクト21の延出片21gが露出している。なお、基部22aの厚み寸法はガイド部22bの厚み寸法の略2倍の寸法に形成されており、コンタクト21の延出片21gが露出するガイド部22bの面は基部22aの表面よりも一段低くなり、ガイド部22bの反対側の面は基部12aの表面と略面一になっている。
【0048】
第2のコネクタ片20は上記のような構造を有しており、回路基板55の側縁に沿って配列した複数枚の第2のコネクタ片20の基部22aを、ケース52内に配置した押さえ部材34と回路基板55との間で挟持することによって、複数枚の第2のコネクタ片20(すなわちコネクタ2)が回路基板55に取り付けられる。この時各コンタクト21の弾接片21hが回路基板55の端子部(図示せず)と弾接し、回路基板55と各コネクタ片20とが電気的に接続される。
【0049】
而して、回路基板54を収納した第1のケース51に第1のコネクタ1を取り付けると共に、回路基板55を収納した第2のケース52に第2のコネクタ2を取り付けた状態で、隣接する第1のコネクタ片10の間の隙間に第2のコネクタ片20をそれぞれ挿入すると、第1のコネクタ1のコンタクト11に設けた弾接部11fが第2のコネクタ2のコンタクト21に設けた被弾接部21fと弾接して、第1及び第2のコンタクト11,21を介して回路基板54,55間が電気的に接続される。またこの時、複数の第1のコネクタ片10の弾接部11fが複数の第2のコネクタ片20の被弾接部21fと弾接する力によって、両ケース51,52間が互いに結合され、両ケース51,52が第1及び第2のコネクタ1,2を介して回動自在に連結される。ここで、第2のケース52に対して第1のケース51が相対的に回動すると、第1のケース51の相対的な回動に伴って、第1のコネクタ1の保持板12が第2のコネクタ2の保持板22に対してガイド部12b,22bの中心位置を中心として相対的に回動するが、第1のコネクタ1の弾接部11fと第2のコネクタ2の被弾接部21fとはガイド部12b,22bの中心位置に配置されているので、両ケース51,52の回動範囲内でコンタクト11の弾接部11fとコンタクト21の被弾接部21fとの電気的接続が維持され、両回路基板54,55間が電気的に接続される。
【0050】
ところで本実施形態のヒンジコネクタAでは、第1のコネクタ1を構成する複数枚の第1のコネクタ片10の間にできる隙間に、第2のコネクタ2を構成する複数枚の第2のコネクタ片20をそれぞれ嵌め込むことによって、第1のコネクタ1の弾接部11fと第2のコネクタ2の被弾接部21fとが電気的に接続されるとともに、第1及び第2のケース51,52が回動自在に連結される。而して、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを一旦接続した後でも、第1のコネクタ1を構成する複数枚の第1のコネクタ片10の間から、第2のコネクタ2を構成する複数枚の第2のコネクタ片20を引き抜くことによって、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを容易に分離することができる。したがって、両回路基板54,55を別々に分離した状態で、各回路基板54,55の動作試験を単体で行うことができる。また、両回路基板54,55の間は、回路基板54に実装された第1のコネクタ1のコンタクト11と、回路基板55に実装された第2のコネクタ2のコンタクト21とを介して電気的に接続されており、従来のヒンジコネクタに比べ、両回路基板54,55の間に介在する部品の数が少ないので、電気的接続や機械的接続の信頼性が向上し、さらに部品数を少なくすることによりコストダウンを図ることができる。また、第1及び第2のコネクタ1,2でヒンジ部53を兼用しているので、部品数を削減でき、コストダウンを図ることができる。
【0051】
(参考例)
本発明に係るヒンジコネクタの参考例は、図42(a)(b)に示すように、ヒンジ部53を介して回動自在に接続された第1及び第2のケース51,52を有する電気機器に用いられ、第1のケース51内に収納された回路基板54に電気的且つ機械的に接続される接触側(オス側)の第1のコネクタ1と、第2のケース52内に収納された回路基板55に電気的且つ機械的に接続されるとともに、第1のコネクタ1に電気的に接続される受け側(メス側)の第2のコネクタ2とで構成される。
【0052】
第1のコネクタ1は、図43に示すように、合成樹脂成型品よりなるボディ14に、弾性を有する導電材料により形成された複数本のコンタクト15をインサート成形することにより形成される。コンタクト15は、図44(a)(b)に示すように、フープ材64を打ち抜いて、曲げ加工を施すことにより形成され、中央片15aと、中央片15aの両端部からそれぞれ反対方向に突出する側片15b,15cとで略Z字状に形成されている。一方の側片15bの先端部は斜めに傾斜し、その先端部には断面円弧状の弾接部15dが連続一体に形成されている。また、他方の側片15cの先端には半田付け片15eが連続一体に形成されている。このような形状に形成されたコンタクト15に樹脂モールドして、ボディ14をインサート成形した後、連結片65でカットすることにより第1のコネクタ1が完成する。
【0053】
第1のコネクタ1は上記のような構造を有しており、回路基板54の側縁に沿って配列した複数の端子部(図示せず)に各コンタクト15の半田付け片15eを半田付けすることによって、第1のコネクタ1が回路基板54に電気的且つ機械的に接続される。
【0054】
一方、第2のコネクタ2は、図45に示すように円柱状のドラム部24aと、ドラム部24aの両端部から連続一体に延設された脚片24b,24bとで構成されるボディ24と、ドラム部24aの周面に円周方向に沿って形成された複数の帯状の通電接触部25と、両脚片24b,24bの角部に設けられた複数の半田付け部27と、複数の通電接触部25と複数の半田付け部27との間を電気的に接続する配線パターン26とで構成される。ここで、第2のコネクタ2はMID(Molded Interconnection Device)により形成される。
【0055】
第2のコネクタ2は上記のような構造を有しており、回路基板55の側縁に沿って配列した複数の端子部(図示せず)に各脚片24b,24bの半田付け部27を半田付けすることにより、第2のコネクタ2が回路基板55に電気的且つ機械的に接続される。
【0056】
そして、図48(a)(b)に示すように回路基板55に実装された第2のコネクタ2のドラム部24aの軸中心をヒンジ部53の回動軸中心と略一致させ、回路基板54に実装された第1のコネクタ1のコンタクト15の弾接部15dを、ドラム部24aの周面に設けられた通電接触部25に弾接させた状態で、回路基板54,55を第1及び第2のケース51,52内にそれぞれ収納する。ここで、図47に示すように第2のケース52に対して第1のケース51が相対的に回動すると、第1のケース51の相対的な回動に伴って、第1のコネクタ1のコンタクト15に設けた弾接部15dが第2のコネクタ2の通電接触部25上を摺動するが、ドラム部24aの中心軸はヒンジ部53の回動軸中心と略一致しているので、両ケース51,52の回動範囲内でコンタクト15の弾接部15dと通電接触部25との電気的接続が維持され、両回路基板54,55間が電気的に接続される。
【0057】
ところで、本参考例では第1のコネクタ1のコンタクト15に設けた半田付け片15eを回路基板54に半田付けするとともに、第2のコネクタ2の半田付け部27を回路基板55に半田付けすることによって、両コネクタ1,2を回路基板54,55に固定しているが、両コネクタ1,2の回路基板54,55に対する結合力を高めるために、実施形態3で説明した固定金具32を用いても良い。すなわち、図49(a)(b)に示すように、第1のコネクタ1のボディ14の左右両側面に形成された溝14a内に固定金具32の圧入片32aを圧入し、固定金具32の脚片32bの先端面を回路基板54に半田付けすることにより、第1のコネクタ1の回路基板54に対する結合力を高めることができる。また、図50(a)〜(e)に示すように、第2のコネクタ2の各脚片24bの側面に形成された溝24c内に固定金具32の圧入片32aをそれぞれ圧入し、固定金具32の脚片32bの先端面を回路基板55に半田付けすることにより、第2のコネクタ2の回路基板55に対する結合力を高めることができる。
【0058】
ところで本参考例では、第1のコネクタ1を回路基板54に実装するとともに、第2のコネクタ2を回路基板55に実装しており、第1のコネクタ1のコンタクト15を第2のコネクタ2の通電接触部25に弾接させている。而して、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを一旦接続した後でも、第1のコネクタ1と第2のコネクタ2とを容易に分離することができ、両回路基板54,55を別々に分離した状態で、各回路基板54,55の動作試験を単体で行うことができる。また、両回路基板54,55の間は、回路基板54に実装された第1のコネクタ1のコンタクト15と、回路基板55に実装された第2のコネクタ2の通電接触部25とを介して電気的に接続されており、従来のヒンジコネクタに比べ、両回路基板54,55の間に介在する部品の数が少ないので、電気的接続や機械的接続の信頼性が向上し、さらに部品数を少なくすることによりコストダウンを図ることができる。
【0059】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、回動自在に連結された第1及び第2のケースの内部にそれぞれ収納された第1及び第2の回路基板の間を電気的に接続するヒンジコネクタにおいて、第1の回路基板に電気的に接続された接触側の第1のコネクタと、第2の回路基板に電気的に接続された受け側の第2のコネクタとで構成され、前記第1のコネクタは、絶縁性を有する合成樹脂製の第1のボディに、弾性を有する導電材料により形成された第1のコンタクトをインサート成形して形成された第1のコネクタ片を、厚み方向に複数枚重ねて連結することにより構成され、各第1のボディには半円部分を有するガイド部が設けられ、当該ガイド部の半円部分の中心位置に第1のコンタクトの一端が厚み方向において撓み自在な状態で配置されるとともに、第1のコンタクトの他端は第1の回路基板に電気的に接続され、且つ、前記第2のコネクタは、絶縁性を有する合成樹脂製の第2のボディに、弾性を有する導電材料により形成された第2のコンタクトをインサート成形して形成された第2のコネクタ片を、厚み方向に複数枚重ねて連結することにより構成され、各第2のボディには半円部分を有するガイド部が設けられ、当該ガイド部の半円部分の中心位置に第2のコンタクトの一端が配置されるとともに、第2のコンタクトの他端は第2の回路基板に電気的に接続され、第1のコネクタ片のガイド部と第2のコネクタ片のガイド部とは、各々の半円部分の中心位置が第1及び第2のケースの回動軸方向に並ぶように、交互に配置され、第1のコンタクトの一端を第2のコンタクトの一端に弾接させた状態で第1及び第2のコネクタを第1及び第2のケース内にそれぞれ配置したことを特徴とし、第1のコネクタの第1の円弧部の中心位置と、第2のコネクタの第2の円弧部の中心位置とを第1及び第2のケースの回動軸方向に並べて配置しているので、第1のケースが第2のケースに対して相対的に回動した場合でも、第1のコンタクトの一端が第2のコンタクトの一端と弾接した状態を維持し、第1及び第2の回路基板の間を第1及び第2のコネクタを介して電気的に接続できるという効果がある。しかも、第1及び第2の回路基板の間は、第1及び第2のコンタクトのみを介して電気的に接続されているので、第1及び第2の回路基板の間に介在する部品の数を少なくでき、電気的且つ機械的接続の信頼性が向上し、また部品数を削減することによりコストダウンが図れるという効果がある。さらに、第1及び第2のコンタクトは互いに弾接しているだけなので、第1及び第2の回路基板に第1及び第2のコネクタをそれぞれ取り付けた状態でも、第1及び第2のコネクタを容易に分離することができ、第1の回路基板と第2の回路基板とを別々に分離した状態で回路の動作チェックなどを行えるという効果がある。
【0060】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1及び第2のケースを回動自在に連結するヒンジ部を第1及び第2のコネクタで構成したことを特徴とし、第1及び第2のコネクタでヒンジ部を兼用することによって部品数を少なくでき、コストダウンが図れるという効果がある。
【0061】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、第1及び第2のコンタクトの他端を、それぞれ、第1及び第2の回路基板に設けた導電部に弾接させたことを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0062】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、第1及び第2のボディをそれぞれ第1及び第2の回路基板に固定する固定金具を設けたことを特徴とし、請求項1乃至3の発明の作用に加え、固定金具により第1及び第2のボディの第1及び第2の回路基板に対する結合力を高めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のヒンジコネクタの使用状態を示し、(a)は前方から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。
【図2】同上における第1のコネクタを示し、(a)は上面図、(b)は断面図、(c)は側面図である。
【図3】同上における第1のコネクタ片を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は背面図、(d)はA−A断面図である。
【図4】同上における第1のコネクタ片のコンタクトを示し、(a)はフープ材の正面図、(b)はフープ材の側面図、(c)は要部拡大断面図である。
【図5】同上における第2のコネクタを示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図6】同上における第2のコネクタ片を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、()は背面図である。
【図7】同上における第2のコネクタ片のコンタクトを示し、(a)はフープ材の正面図、(b)はフープ材の側面図である。
【図8】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、(a)は側面図、(b)は上面図、(c)は右側から見た図である。
【図9】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、2枚の回路基板を開いた状態の斜視図である。
【図10】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、2枚の回路基板を直角に折り曲げた状態の斜視図である。
【図11】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、2枚の回路基板を折り畳んだ状態の斜視図である。
【図12】同上を用いる電気機器を示し、(a)は2つのケースを開いた状態の外観斜視図、(b)は2つのケースを90度折り曲げた状態の外観斜視図、(c)は2つのケースを折り畳んだ状態の外観斜視図である。
【図13】同上の別のヒンジコネクタにおける第1のコネクタ片を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
【図14】同上における第1のコネクタ片の斜視図である。
【図15】同上における第2のコネクタ片を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
【図16】同上における第1のコネクタ片の斜視図である。
【図17】実施形態2のヒンジコネクタにおける第1のコンタクト片を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図である。
【図18】同上における第1のコンタクト片を示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。
【図19】同上における第2のコンタクト片を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図である。
【図20】同上における第2のコンタクト片を示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。
【図21】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、(a)は側面図、(b)は上面図、(c)は右側から見た図である。
【図22】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、2枚の回路基板を開いた状態の斜視図である。
【図23】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、2枚の回路基板を直角に折り曲げた状態の斜視図である。
【図24】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、2枚の回路基板を折り畳んだ状態の斜視図である。
【図25】同上を用いる電気機器を示し、(a)は2つのケースを開いた状態の外観斜視図、(b)は2つのケースを90度折り曲げた状態の外観斜視図、(c)は2つのケースを折り畳んだ状態の外観斜視図である。
【図26】実施形態3のヒンジコネクタにおける第1のコンタクト片を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。
【図27】同上における第1のコンタクト片の斜視図である。
【図28】同上における第2のコンタクト片を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。
【図29】同上における第2のコンタクト片の斜視図である。
【図30】同上における第1のコネクタを示し、(a)は側面図、(b)は上面図、(c)は背面図である。
【図31】同上における第1のコネクタの斜視図である。
【図32】同上を示し、(a)は側面図、(b)は右側から見た図、(c)は上面図である。
【図33】同上の斜視図である。
【図34】同上に用いる補強金具を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図35】実施形態4のヒンジコネクタにおける第1のコンタクト片を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図36】同上における第1のコンタクト片を示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。
【図37】同上における第2のコンタクト片を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図38】同上における第2のコンタクト片を示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。
【図39】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。
【図40】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示す斜視図である。
【図41】同上の使用状態を示し、(a)は側方から見た断面図、(b)は前方から見た断面図である。
【図42】参考例のヒンジコネクタの使用状態を示し、(a)は前方から見た断面図、(b)は側方から見た断面図である。
【図43】同上における第1のコネクタを示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図44】同上における第1のコネクタのコンタクトを示し、(a)はフープ材の正面図、(b)はフープ材の側面図である。
【図45】同上における第2のコネクタを示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は側面図、(e)は右側面図である。
【図46】同上を用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示し、(a)は2枚の回路基板を開いた状態の外観斜視図、(b)は2枚の回路基板を90度折り曲げた状態の外観斜視図、(c)は2枚の回路基板を折り畳んだ状態の外観斜視図である。
【図47】同上を用いる電気機器を示し、(a)は2つのケースを開いた状態の外観斜視図、(b)は2つのケースを90度折り曲げた状態の外観斜視図、(c)は2つのケースを折り畳んだ状態の外観斜視図である。
【図48】同上の使用状態を示し、(a)は一部破断せる斜視図、(b)は一部破断せる側面図である。
【図49】同上における第1のコネクタに補強金具を取り付けた状態を示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図50】同上における第2のコネクタに補強金具を取り付けた状態を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は側面図、(e)は右側面図である。
【図51】従来のヒンジコネクタを用いて2枚の回路基板の間を接続した状態を示す斜視図である。
【図52】同上を用いる電気機器を示し、(a)は2つのケースを開いた状態の外観斜視図、(b)は2つのケースを折り畳んだ状態の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 第1のコネクタ
2 第2のコネクタ
10 第1のコネクタ片
20 第2のコネクタ片
11,21 コンタクト
12,22 保持板
51,52 ケース
Claims (4)
- 回動自在に連結された第1及び第2のケースの内部にそれぞれ収納された第1及び第2の回路基板の間を電気的に接続するヒンジコネクタにおいて、第1の回路基板に電気的に接続された接触側の第1のコネクタと、第2の回路基板に電気的に接続された受け側の第2のコネクタとで構成され、前記第1のコネクタは、絶縁性を有する合成樹脂製の第1のボディに、弾性を有する導電材料により形成された第1のコンタクトをインサート成形して形成された第1のコネクタ片を、厚み方向に複数枚重ねて連結することにより構成され、各第1のボディには半円部分を有するガイド部が設けられ、当該ガイド部の半円部分の中心位置に第1のコンタクトの一端が厚み方向において撓み自在な状態で配置されるとともに、第1のコンタクトの他端は第1の回路基板に電気的に接続され、且つ、前記第2のコネクタは、絶縁性を有する合成樹脂製の第2のボディに、弾性を有する導電材料により形成された第2のコンタクトをインサート成形して形成された第2のコネクタ片を、厚み方向に複数枚重ねて連結することにより構成され、各第2のボディには半円部分を有するガイド部が設けられ、当該ガイド部の半円部分の中心位置に第2のコンタクトの一端が配置されるとともに、第2のコンタクトの他端は第2の回路基板に電気的に接続され、第1のコネクタ片のガイド部と第2のコネクタ片のガイド部とは、各々の半円部分の中心位置が第1及び第2のケースの回動軸方向に並ぶように、交互に配置され、第1のコンタクトの一端を第2のコンタクトの一端に弾接させた状態で第1及び第2のコネクタを第1及び第2のケース内にそれぞれ配置したことを特徴とするヒンジコネクタ。
- 第1及び第2のケースを回動自在に連結するヒンジ部を第1及び第2のコネクタで構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジコネクタ。
- 第1及び第2のコンタクトの他端を、それぞれ、第1及び第2の回路基板に設けた導電部に弾接させたことを特徴とする請求項1記載のヒンジコネクタ。
- 第1及び第2のボディをそれぞれ第1及び第2の回路基板に固定する固定金具を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のヒンジコネクタ。
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